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【合同説明会に行こう!】はじめに
就活を始めたはいいけれど、具体的にどんな企業に就職したいのかわからない就活生も多いでしょう。
そういった場合、1日でさまざまな企業を見て回れる合同説明会がおすすめです。
合同説明会とは、1つの会場に複数の企業が集まって会社説明会をおこなうイベントです。
会場内に企業ごとの個別ブースが設けられており、参加者は自分で順番を決めて見て回れます。
各企業がブース内で会社の説明をおこなうほか、自由に閲覧できる資料が置いてある場合もあり、気軽に訪問することが可能です。
この記事では、特にベンチャー企業を志す人向けに合同説明会の魅力を紹介していきます。
【合同説明会に行こう!】ベンチャー企業に向いている人とは?
現在、ベンチャー企業を中心的に集めた合同説明会も盛んにおこなわれています。
しかし、合同説明会に参加しても、ベンチャー企業への適性がなければ徒労に終わる可能性もあるでしょう。
そうなってしまうと、就職活動中の貴重な1日が無駄になりかねません。
それではベンチャー企業への適性とは、一体どういうものでしょうか。
ベンチャー企業に向いている人の特徴は、主に3つあります。
ここからは、そんな3つの特徴についてご紹介します。
まずは自分がベンチャー企業に適した特徴をもっているか確認してみましょう。
高い成長志向をもっている
まずベンチャー企業の特性として、少人数で始動したばかりの企業が比較的多いという点をあげられます。
そのため、プロジェクトの進行も基本は少人数です。
したがって、人あたりの仕事に対する影響が大きくなります。
自分の能力を遺憾なく発揮し、結果を残したいという人はベンチャー企業向きであるといえるでしょう。
また、先進的なプロジェクトを多く扱うため、入社してから比較的早くにさまざまな分野のスキルを身につけられます。
人が少ない分、社長や重役のそばで働く機会も多いため、経営者側の視点を身につけられるというメリットもあります。
将来的に起業して、自分の会社を持ちたいと考えている人にとって、特に魅力的な部分です。
以上のことから、全体として高い成長志向をもっている人はベンチャー企業向きであるといえます。
自分の意見をどんどん言いたい
ベンチャー企業では、社員一人ひとりが自分の意見やアイデアをもつことが求められます。
そして、そういった意見はただもっているだけでは意味がありません。
ときには相手が自分より上の立場の人であっても、どんどん発言していく必要があります。
プロジェクトに対する瞬発力の高いベンチャー企業であれば、そうした自分の発言が取り上げられて、仕事が進む可能性も大いにあるでしょう。
立場にとらわれずに、自分の意見をつぎからつぎへと発信・共有して仕事を進めたい人はベンチャー企業向きであるといえます。
また、そうして意見をどんどん口に出す必要性から、社内の人としっかりコミュニケーションを取れる人材が求められます。
意見の要点をまとめて伝える能力など、人に伝えるための努力が必要になりますので普段から練習しておきましょう。
新しいことをしたい
ベンチャー企業とは、そもそも既存の事業にとらわれない、新しいサービスやビジネスの形を展開する革新的な企業のことです。
1つの企業内であっても日々新しいことに挑戦し続けているため、どんどん新しい業務に携われます。
毎日同じ仕事をこなす企業とは異なるため、仕事に変化や刺激が欲しい人はベンチャー企業向きだといえるでしょう。
また、一度身につけた技術や知識も業界内で頻繁に更新されていきます。
そのため、積極的に新しいものに手を出せる好奇心や柔軟性、順応力をもっているかどうかがベンチャー企業への適性の有無を分けるともいえるでしょう。
使い古されたやり方に固執することなく、常に新しいことへ挑む姿勢を楽しめる人であれば、ベンチャー企業への適性があると考えられます。
【合同説明会に行こう!】どのように合同説明会に応募する?
合同説明会には、事前予約が必要なものと不要なものの2種類が存在します。
事前予約が必要な場合、就活支援サービスや自治体などの主催者を通して応募します。
応募の際は、Webや紙面上に必要事項を記入して申し込むことが多いです。
合同説明会への申し込みが完了したら、当日参加する企業の一覧や会場内のマップを入手して、行きたい企業をピックアップするとよいでしょう。
会場内で説明を聞くために、個別の予約が必要な人気企業もあります。
可能な限り、事前に合同説明会の概要を把握するのが望ましいです。
そして、希望する企業ブースをどんな順番で回るのか、ある程度計画を立てておけば当日はスムーズに回れます。
知りたい情報をもとに、参加の目的を明確にしておくことでより有意義な時間になるでしょう。
就活支援サービスを利用する
就職活動の第一歩として、マイナビやリクルートなど就職活動を支援する企業運営の就活サイトに登録する就活生は多いでしょう。
そういったサイトでは、全国各地でエリアごとに開催されている合同説明会の情報を得られます。
説明会ごとにスケジュールを確認したり、参加を申し込んだりすることも可能です。
上記のような企業の就活支援サービス以外にも、自治体やハローワークなど公共のサービスが主催を務める合同説明会も存在します。
企業のカテゴリーによっては、ベンチャー的な側面をもちつつ、地域に根ざした会社を探すこともできる媒体です。
最近はオンライン上で開催される合同説明会も増えています。
自分の希望や就活スケジュールに合った説明会を選びましょう。
SNSなどを利用して見つける
リモートによる集会の需要を受け、合同説明会をネット上でおこなうことに特化したSNSサービスも整備されつつあります。
そういったSNSでは、主催者や運営の提示した条件・題目にそって、参加企業が自社の魅力を紹介するコンテンツの投稿をします。
それを見た就活生側も、「いいね」などで反応を示すことで企業と相互にコミュニケーションを取れるのです。
時間や人数の制限がなく、予約も不要なため、就活生はより自由かつ手軽に各企業の情報を見て回れます。
また、こういった新しい技術やサービスを駆使して採用をおこなうような企業は、かなりフットワークの軽い会社だと考えられるでしょう。
自らも新技術に明るい、ベンチャー的な志向性の高い会社を見つけられる可能性も高まります。
【合同説明会に行こう!】合同説明会で得られることは?
先程も述べましたが、合同説明会にはさまざまな企業が集まります。
したがって、数々の企業からどんな情報を得たいのかを明確にしておかなければ、うまく情報収集できないこともあるでしょう。
そこで、合同説明会に参加するときは具体的な目標を決めておくのがベターです。
たとえば、「興味のある業界に従事する企業の数や中身を知りたい」「特定の業種だけ見て回りたい」「色んな業界の概要を知りたい」といったものがあるでしょう。
このように目的を定めておくと、参加するブース選びや、採用担当者への質問内容を考えるのも容易になるかもしれません。
また、自分以外の就活生の行動や質問が参考になる場合もあります。
メモや筆記用具はしっかり持参していきましょう。
興味のなかった企業を知ることができる
一口にベンチャー企業と言っても、合同説明会にブースを出している企業の種類はさまざまです。
最初に計画して回った企業以外にも、余った時間に立ち寄ったブースで思わぬ発見があるかもしれません。
名前すら知らなかったような企業でも、採用担当者の話を聞いて、仕事内容や会社自体の魅力がわかることもあります。
特に、ベンチャー企業であれば始動したばかりで知名度の低い会社も多く、普段であれば就活の候補から外れてしまいがちです。
そういった企業についても、合同説明会のブースで改めて知ることができるのです。
実際に、合同説明会ではじめて存在を知った企業に入社するという例も存在します。
合同説明会で多くの企業を見て回ることは、就職活動における選択肢の幅を広げることにつながるというわけです。
企業とのつながりを作ることができる
合同説明会では、各企業のブースにいる採用担当者と直接会話することも可能です。
何人かでまとまって企業の説明を聞けるほか、自分の就活における悩みや疑問を相談することもできます。
なかには、まだ選考に進んでいないからこそ、聞き出せるような情報もあります。
採用担当者の方も、積極的に関わりをもとうとしてくる就活生に対する覚えはよくなるでしょう。
つまり、合同説明会は一種の人脈作りができる場になるといえます。
また、企業によってはその場でエントリーシートをもらって記入し、提出する場合もあります。
説明を受けて、応募から選考に進むまでの流れがスムーズになることも多いというわけです。
企業のブースに立ち寄ったら、ぜひ積極的に採用担当者へ声をかけてみましょう。
【合同説明会に行こう!】まとめ
ここまで、ベンチャー企業を志す人が合同説明会に参加することの意義やメリットについてご紹介してきました。
合同説明会で有用な情報を得るため、事前に確認しておきたいことがいくつかあります。
まずは、自分自身のベンチャー企業に対する適性の有無を確認します。
つぎに、その合同説明会に参加する目的をしっかり定めましょう。
そして、合同説明会当日のスケジュールを把握して、回る企業の計画を立てます。
最終的に自分とマッチした企業へ就職するためにも、事前準備をしっかりして積極的に合同説明会へ参加してみてください。