【例文あり】どうしてもガクチカが書けない!ガクチカが書けない原因や効果的な考え方を徹底解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ガクチカとは何か
・ガクチカはどう見つけるのか
・Sガクチカの構成・書き方・注意点

この記事をおすすめしたい人

・ガクチカを書き始める人
・ガクチカが無くて困っている人
・ガクチカの書き方を知りたい人
・好印象を得るガクチカを作成したい人

 

就職活動を行っていくうえで避けては通れない「ガクチカ」。

ほとんどの企業が面接やエントリーシートでガクチカを求めてきます。

多くの企業がガクチカを求めるということは、それほど「ガクチカ」が採用を決めるうえで重要な項目であるということです。

希望する企業の内定を勝ち取るためには、企業へ「この学生を採用したい」と思わせるようなガクチカを作成する必要があります。

ガクチカへ取り掛かっている学生、またこれから取り掛かろうとしている学生の中には、「ガクチカが思いつかない」「ガクチカが書けない」と悩んでいる学生もいるでしょう。

ここではガクチカが書けない人へ、人事の評価基準やガクチカ作成のフレームワークについて紹介します。

ガクチカで行き詰まっている学生はぜひ参考にしてみてください。

目次目次を全て表示する

【ガクチカが書けない】ガクチカとは

では、そもそもガクチカとは何かについて説明します。

ガクチカとは、「学生時代に頑張ったこと」の略称です。

ガクチカを作成する材料として多く用いられるものが、学業やゼミ、サークル活動やアルバイトなどです。

そのほかにも、留学経験やインターンシップをガクチカのテーマにする学生もいますし、自分の趣味をテーマにする学生もいたりと、ガクチカのテーマは多岐にわたります。

ガクチカと混同してしまわれがちなのが「自己PR」です。

自己PRは自分の良い点をアピールすることです。

そのため、自分の強みに焦点を当てることが求められるため、自分のスキルや長所を企業へ伝えることが必要となってきます。

ガクチカは、エピソードを通して自分の考え方や行動原理を伝えることで、自己PRは自分の強みを伝え企業で活躍する存在であると伝えることです。

ガクチカと自己PRの違いを理解してそれぞれの目的に合ったアピールをしましょう。

【ガクチカが書けない】ガクチカと自己PRの違い

就職活動における頻出質問のうちに、自己PRがあります。

自己PRとガクチカは、確かに何が違うのかわかりにくい部分があります。

ガクチカは力を入れた経験を述べ、その際に得た能力を述べ、自己PRは自分の長所・強みを経験を付随させて述べます。

例えば、サークル活動においてリーダーとしてコミュニケーション能力を発揮した経験を述べるのは自己PR、ガクチカではサークル活動において困難だったことに対してどう向き合い、何を学んだのかを述べます。

【ガクチカが書けない】企業が見ているガクチカの評価基準とは

ガクチカが何なのかわかりましたが、では企業はガクチカをどのような基準で評価しているのでしょうか。

企業は①「学生のモチベーションの源泉が書いてあるか」②「学生時代に学んだことや気付いたことのポイントが伝わるか」を主な評価基準としている場合が多いです。

企業の評価基準を意識せず、自己満足でガクチカを作成してしまうと「結局この学生は何が言いたいのだろう」「この学生の人間性や内面が理解できない」と思われてしまいかねません。

せっかく良いエピソードを持っていても、評価基準を理解しないまま書いてしまうと印象の薄いガクチカになってしまいます。

逆に平凡なエピソードでも、評価基準に沿ったエピソードを書くことができれば、企業受けの良いガクチカを作成することが可能です。

以下では上記2つの評価基準について詳しく説明します。

学生のモチベーションの源泉が書いてあるか

企業はガクチカを聞き出すことで、その学生のモチベーションの源泉を把握しようとします。

モチベーションの源泉とは、「モチベーションを感じるきっかけは何か」ということです。

企業はそれを把握することで、この学生が当社の環境でモチベーションを持って仕事へ取り組み、力を発揮できる存在であるかどうか判断します。

モチベーションにはさまざまありますが、希望する企業の職種や企業理念と合っていないと良い印象を与えることはできません。

たとえば、システム開発系の職種へ就職を希望していた場合、面接で「接客業のアルバイトで、お客様からの感謝の言葉が、忙しいアルバイトを続けるうえでモチベーションの源泉となった」と伝えたとします。

この場合だと、システム開発の仕事はお客様や営業先と関わる機会は少ないため、この会社には適していない、と判断されてしまう可能性があります。

自分のモチベーションの源泉を深掘りし、それが希望する企業とマッチしているかを検討することが大切です。

学生時代に学んだことや気付いたことのポイントが伝わるか

ガクチカにより、学生時代に学んだことや気付いたことのポイントが伝わるか、という点も重要な評価基準の一つです。

企業がなぜその点を評価するのかというと、学生の気付きや学びから、その学生の価値観や考え方を知り、今後企業で成長し、活躍する存在かどうかを見極めるためです。

そのため、実績を華々しくアピールすることや、エピソードをたくさん伝えることなどに重点を置いてしまい、ガクチカから得た気付きや学びをないがしろにしないよう注意しましょう。

自分のガクチカに学びや気付きを盛り込む際は、組織として学んだことを書くようにすることが大切です。

会社というものは組織で動きます。

そのため、「コミュニケーション」や「協調性」などのような組織としての学びや気付きを盛り込み、組織で活躍できる存在であることを伝えるようにしましょう。

どのくらい努力したのか書いてあるか

企業がガクチカのなかから評価するポイントとして、課題や目標に対する努力の程度も重要な評価基準になります。

学生時代に打ち込んだことや、そのなかで得た役割に対してどのくらい努力したのか、努力の程度が具体的に伝わるように書くことが大切です。

学生時代にどのような目標・課題に対してどのくらい努力したか、成功や目標達成までの過程を知るエピソードは、目標に向かって問題解決をできる人材であるかどうかを見極める重要な判断材料となります。

問題解決に向けて努力をしてきた人材は、入社後に困難なことがあっても努力できる人材であると判断できるのです。

また、物事に取り組む意欲、コミュニケーション能力などを確認することで、自社が求める人物像にマッチするか、入社後に自社で活躍してくれる人材かの判断につながるため、学生にとって良いアピール項目です。

ベンチャーは成長のポテンシャルを示すことが大事

会社に入ってからは、さまざまな目標や困難に取り組まなければなりません。

さまざまな目標や困難にであったとき、その人が意欲的に取り組めるか、課題に対してどのように向き合い・解決するか、その課題解決によってどれだけ成長できるかが重要です。

努力してきた人材、努力ができる人材は、成長のポテンシャルが高いといえます。

成長意欲も大切ですが、学生時代に取り組んだことに対してどれだけ努力し、成長してきたかという証拠を示すことが大切です。

実際に「頑張ったこと」「得た課題や目標」「どう取り組んだか」「成果」を示すことにより、努力をしてきた実績をアピールできます。

さらに、努力できる人材であること、成長のポテンシャルもアピールすることが可能です。

【ガクチカが書けない】ガクチカが書けない理由

ガクチカが書けない理由はさまざまなことが挙げられますが、具体的には次のような理由が主に挙げられます。

ガクチカが書けない理由

・エピソードを重視しすぎている

・自分のアピールポイントがわかっていない

・ガクチカの書き方がわかっていない

ガクチカの書き方に悩んでいる人は、上記のことについて身に覚えがある人は多いのではないでしょうか。

エピソードが思い浮かばない、どんなアピールをすれば良いかわからない、ガクチカを書くときの流れがわからない…と悩んだときは、まずガクチカが書けない理由を掘り下げたうえで適切な対策を考えましょう。

では、ガクチカが思うように書けない理由についてそれぞれ詳しく解説していきます。

エピソードを重視しすぎている

ガクチカがなかなかうまく書けないときは、必要以上にエピソードの内容を重視しすぎている可能性があります。

「エピソードとして面白くない」「良い成果につながったエピソードでない」などのことを気にしてしまい、ガクチカが書けなくなってしまう人は多いです。

基本的にガクチカでは具体的なエピソードが必要になりますが、ガクチカで重視されるのは工夫したポイントや努力の過程です。

そこからあなたの人となりや価値観をチェックし、採用担当者は自社に対するマッチ度や適性、活躍の可能性を測っていきます。

したがってガクチカでは、必ずしも成果につながったエピソードや個性的な内容のエピソードである必要はありません。

エピソードを重視しすぎず、自分自身の価値観や努力の過程をアピールできるかどうかをまず重視していきましょう。

うまくアピールにつながっているのであれば、結果として良い成果につながらなかった場合でも問題はありません。

自分のアピールポイントがわかっていない

ガクチカがうまく書けない理由には、自分のアピールポイントがわかっていないことも関係しているといえます。

アピールポイントがわからなければ、そもそもアピールのしようがないため、ガクチカとしてインパクトに欠ける内容になってしまいます。

ただエピソードの内容を紹介する文章になってしまうこともあるでしょう。

たとえばガクチカとして勉強を取り上げるときは、ただ単純に勉強を頑張ったことだけをアピールしても意味はありません。

勉強がガクチカなら、例として繰り返し問題を解く継続力、勉強がはかどるようにする自己管理能力などがアピール要素として挙げられます。

まずは自己理解を深め、アピールポイントをしっかりと自覚することが重要です。

なお、自己理解を深めるには以下の方法がおすすめです。

自己理解を深める方法

・自己分析

・他己分析

それぞれの概要ややり方などは、以下の項目でそれぞれ解説していきます。

自己分析

ガクチカが書けないときは、自分自身への理解が不足している可能性があり、そのせいでアピールポイントがわかっていないことが考えられるでしょう。

そのためまずは自己分析で、自分のことを明確に把握することが必要不可欠になります。

自己分析とは、就活において自分自身について理解を深め、方向性を決めるときなどに役立てていく重要なプロセスです。

自己分析のやり方には主にマインドマップやモチベーショングラフ、自分史があり、いずれも自分自身を知るためには大きく役立ちます。

すでに自己分析を行っている人は、深度を高めて再び分析を実践してみましょう。

ガクチカを作成するにあたって自己分析を行い、自分自身の長所や強み、自信のあることなどを理解すれば、ガクチカの中でアピールできることも見えてくるはずです。

他己分析

ガクチカが書けないときは、自分のことを自分でもうまく理解できていない可能性があるため、対策として他己分析をするのもおすすめです。

他己分析とは、自分について理解を深めるにあたって自分で分析を行うのではなく、他人に分析してもらうことを指します。

自分のことは自分が一番理解している…と考えてしまうものですが、意外と自分のことは、知らず知らずのうちに都合よくとらえてしまうことも少なくありません。

特にアピールポイントになる部分は、謙遜の心理が働き、なかなか自覚できないことも多いのです。

他己分析では、あらかじめ質問したいことを整理しておき、「私ってどんな性格?」「私を一言でいうと?」「私の長所は何だと思う?」などといった質問を投げかけることで行います。

なお、相手は友人や家族などが望ましいでしょう。

他己分析を実践すれば、自分では意外に思える長所や強みが見えてくるため、アピールポイントを知るうえでは大きく役立ちます。

ガクチカの書き方がわかっていない

ガクチカの書き方がわかっていないことも、ガクチカが書けない大きな原因の一つです。

ガクチカを作成するときは、基本的に正しい構成・流れで文章を組み立てていくことが重要になります。

ダラダラと書くと内容にまとまりがなくなってしまうため、結果として何が言いたいのかわからなくなります。

当然ながら、何に力を入れてきたのかも、採用担当者には伝わらないでしょう。

ガクチカをわかりやすく書くための構成・フレームワークについての詳細は後述しますが、逆に書き方を理解していれば、仮に素晴らしいエピソードでなくても魅力的に伝わる可能性はあります。

ガクチカが書けないときは正しい書き方について理解を深め、文章としての完成度・わかりやすさを高めましょう。

なお、そもそも書き方がわからない理由については、採用担当者に刺さりやすい内容がわかっていないことも挙げられるでしょう。

採用担当者に刺さる内容にガクチカを仕上げるためには、企業研究で、企業のニーズをより詳しく理解することが大切です。

企業研究の行う

企業研究も、自己分析などとあわせて就活の準備では積極的に実践しておきたいことの一つです。

企業研究は、その企業について事業内容や理念、方針、求める人物像などに主に焦点を当てたうえで、理解を深めることを指します。

就活準備の際は、企業研究を行うことで、企業のニーズをつかむことができます。

企業のニーズとはすなわち、企業が自社の従業員として求める人物像を指しています。

求める人物像をつかむための企業研究は、主に企業の公式ホームページやSNSなどを確認したうえでリサーチを重ねると良いでしょう。

応募先企業がどのような点を重視して組織を作り上げているのかがわかるはずです。

その結果企業のニーズがわかれば、採用担当者にとって好印象になるガクチカが作成できるでしょう。

周りの人に聞いてみる

最後は、友人や家族など周囲の人に、自分が何に力を入れていたのかを聞いてみましょう。

自分では気が付くことができないことも、他人の目線で客観的にみると、努力していたことが見えてくることが多くあります。

自分自身が頑張ったうちに入らないと思っていてもそのことがガクチカとして十分にかけることがあります。

【ガクチカが書けない】ガクチカの見つけ方

書くべき内容がわかっても、学生時代に力を入れたことが思い当たらないという方も多いでしょう。

学生時代に何かに取り組んだこと、努力したことは誰にとっても必ずあるものです。

ここでは、ガクチカの見つけ方を紹介します。

過去を振り返ってみる

まずは、学生時代に何を頑張ったかではなく、何を経験したのか振り返ってみましょう。

どんなに些細なことでもいいので、まずは文字にして書き出すことが重要です。

書き出す内容としては「経験したこと」「経験のなかで感じた課題や目標」「課題や目標に対してどう取り組んだか」が挙げられます。

例えば、バイトやサークル、ゼミといった内容は、ほとんどの学生にとって経験のあることです。

また、日常的に習慣にしていることや他の人があまりやっていないことで、自分にとっては得意なことなども掘り下げると良いガクチカ題材となる可能性があります。

重要なことは「物事に対してどのように取り組んだか」「そこからどのような経験と学びを得たか」です。

そのため、華やかなエピソードである必要はありません。

ただし、多くの人がテーマにする内容であると予想できる場合、できる限り具体的にしっかりと作り込むことを意識しましょう。

周りの人に聞いてみる

自分では良いエピソードが見つからない場合、学生時代の友人や家族、自分と関わりの深い人物に聞いてみましょう。

自分が忘れていた内容であっても、自分の行動が実は周囲の人の助けになっていたこともあります。

また、自分では努力と感じていなかったことでも、周りからみると難しいことであった取り組み内容に気づくかもしれません。

自分の視点からでは気づかないことを知るきっかけになる可能性もあります。

難しく考えずに「あの頃にはまっていたこと」「よく行った場所」「好きだったこと」を思い返しながら、学生時代を振り返ってみる時間を持ってみてください。

多くのエピソードを思い出し、自分自身のガクチカに気づくきっかけになります。

【ガクチカが書けない】ガクチカの構成を確認しよう

ガクチカを伝える際のコツや注意点の前に、基本的な構成を見直しときましょう。

どんなテーマのガクチカであっても、以下で紹介する構成はガクチカ全般で使うべき構成要素となります。

面接は論理的に話すことが求められるため、伝わりやすい順序で回答を構成し、伝えることが重要です。

結論

まずは、結論から述べましょう。

どんな質問に対しても、「結論ファースト」は必須となります。

ガクチカを述べる際は、どのような物事に力を入れたのかを頭に持ってきましょう。

きっかけ・動機

次になぜそのことに取り組むことになったのか、取り組もうと思ったのか、そのきっかけや動機を伝えます。

「ただ何となく」と伝えるのではなく、明確な目標や理想をもとに取り組み始めたと伝えるようにしましょう。

そうすることで、なにかに取り組み始めるときにどのような考えを持つのかという部分を伝えることができ、相手も就活生の人柄をつかむことができます。

ぶつかった障壁・課題

次に取り組む中で、何が大変だったのか、ぶつかった障壁や課題を述べます。

困難に対してどのように取り組むのかという部分もガクチカを通して見ているため、どのような課題が出てきたのか、何に苦労したのかを伝えましょう。

障壁・課題に対しての取り組み

そしてその次に障壁や課題をどのように乗り越えていったのかを述べます。

困難に対して具体的にどのような考えを持ち、どのように行動をしていったのかを伝えることで、その取り組みを今後活かせるかどうかの再現性にもつながります。

また障壁・課題に対する取り組みを述べる際、今一度その取り組みが適しているのかどうかを確認しましょう。

当時の心境やそのように取り組んだ理由も、聞かれた際に答えられるように準備しておくことをお勧めします。

結論・学び・今後への活かし方

取り組みの結果を最後に述べましょう。

障壁・課題を乗り越えられたのか、またそれだけでなくそこから何を学んだのかまで述べられると好印象につながります。

入社後への活かし方を述べて締めくくるとまとまりがよく、再現性へのアピールにもつながります。

【ガクチカが書けない】ガクチカを見つけるポイント

書き出した経験、または周囲の人に聞き取ったエピソードから、今回の就職活動先にアピールできる経験を探しましょう。

企業によって、採用担当者が見極めたいポイントは異なります。

そのため、ガクチカの内容は応募企業によって、企業側がどんな人物像を求めているかをリサーチし、そのポイントに合わせて内容を作成します。

失敗エピソードでも良い

「直面した課題に対してこのように努力した結果、失敗してしまった」というエピソードもガクチカになります。

その失敗から、どのような学びを得たかを伝えることが重要です。

今後、困難や課題に直面した場合に、過去の経験を活かした対応力をアピールすることが可能です。

また、目標を達成できなかったエピソードであっても、その結果から目標設定や戦略について考察したこと、得た学びを伝えることにより、目標や課題解決に対する考え方を伝えられます。

入社後は失敗やうまくいかないことに多く直面しますが、自分に不足しているものは何かを考えて実行する力のある人材は、企業の求める人材であるといえます。

前向きに問題解決に取り組める素質を感じてもらうことが重要です。

使わない方が良いエピソード

小さなエピソードもガクチカにできるというように言えますが、誰でもできるような、そんなエピソードを使ってしまうことは避けた方が良いです。

結果や成果が良いものではなくて、自分が努力をしたことであればエピソードとして使えるという意味で、何でもかんでもガクチカとして述べていいかとなると、厳しい部分があります。

他の就活生と差別化をするためにも、誰でもすぐにできる事ではなく、ある程度自分が継続したことや力を入れた物事をテーマとして選びましょう。

 

【ガクチカが書けない】例文

ガクチカが書けないときは、書けない原因を理解したうえで書くコツ・効果的な構成を整理し、最終的に例文を参考にすると良いでしょう。

例文をそのまま使うのはNGですが、参考材料として文章の流れ、わかりやすい表現を学べば、魅力的なガクチカが作成できるはずです。

そのためここからは、「ガクチカが書けない」と悩んでいる人に向けて、ガクチカの例文をいくつかピックアップしていきます。

例文として取り上げるガクチカのテーマは次のとおりです。

ガクチカのテーマ

・アルバイト

・サークル

・部活動(運動部)

・ゼミ活動

・勉強

・留学

いずれも多くの大学生に関わりのあるテーマのため、ガクチカの例文としては参考にしやすいでしょう。

自分自身に近いガクチカの例文をチェックしたうえで、オリジナルのガクチカを作成してみてください。

アルバイトの経験をテーマにしたガクチカ

私が学生時代に力を入れてきたことは、アルバイトでの新人教育です。
私は高校1年生の頃から同じスーパーでアルバイトを続けてきたため、大学生になってからは、新人教育を任されることが多くありました。
大学生になり、大人として成長したい気持ちもあったため、上司から教育係のリーダーを打診されたときは積極的に引き受けることにしました。
しかし新人教育はマニュアルどおりに行かないことが多く、マニュアルに沿って指導しても、新人アルバイトはレジ打ちや棚の案内に戸惑うばかりでした。
そのため私は思い切って上司にマニュアルの変更を提案し、さまざまなトラブルのケースをマニュアルに記載していただくようにお願いしました。
その結果、新人教育は以前より捗り、レジ打ちを新人が一人でできるようになるまでの時間は半分に短縮されました。
私はこの経験により、必要だと感じたことは遠慮せずに意思表示することの大切さを知りました。
御社に入社した際も、主体性を持って動き、可能な場面では積極的に発言することで貢献していきたいと考えています。

サークルの経験をテーマにしたガクチカ

私は学生時代に、ボランティアサークルでメンバー同士協力し合うことに力を注いできました。
ボランティアサークルでは地域のゴミ拾いを定期的に行っているのですが、始めた当初は、一人ひとりができる場所で適当にゴミを拾うのみでした。
しかし特に河原は汚れがひどかったため、無計画にゴミを拾うのみでは、効率的に河原をきれいにすることはできませんでした。
私はそのとき、それぞれが個人プレーになっていることが問題だと考え、ゴミ拾いをするチーム・まとめたゴミを片付けるチームに分かれて作業効率を上げることを提案しました。
さらにゴミ拾いチームは、お互いに声を掛け合い、ゴミ拾いが終わってきれいになったエリアを報告し合うようにしました。
この提案により、ゴミ拾いの効率は格段にアップし、それまでは1日がかりの作業だったゴミ拾いも、半日ほどで終わるようになりました。
私はこの経験から、チームで効率良く協力することの大切さを学びました。
御社に入社した際も、チームでの連携を大事にし、業務効率を高めたうえで一つひとつの仕事をスムーズにこなしていきたいと考えています。

部活動(運動部)の経験をテーマにしたガクチカ

私は学生生活の中で、バスケットボール部の活動を一度も休まないことに力を入れてきました。
私はレギュラーに選ばれている部員と比べると、あまりバスケットボールはそこまで上手ではなく、まずは休まず練習に参加することが上達につながると考えたためです。
しかし大学生になってからはアルバイトもしており、さらにいえば課題の多い授業もたくさんあったため、休まず部活に参加するということは想像以上に大変でした。
そこで私はとにかく自己管理能力を鍛えることが大事だと思い、細かく1日のスケジュールを立てることで、自分自身の管理を始めました。
その結果、授業・課題・部活・アルバイトはどれも計画的にこなすことができ、部活を休むことはありませんでした。
自己管理能力は、大変な目標をクリアするために非常に大事なスキルであると、今回の経験を通じて私は実感しました。
御社に入社後も、自己管理能力を発揮し、複数のタスクを抱えている状態でも効率良くタスクをこなしていきたいと思っております。

ゼミ活動の経験をテーマにしたガクチカ

私は大学生活の中でゼミ活動に力を注いでおり、特にプレゼンスキルを高めることに集中してきました。
もともと私はプレゼンに苦手意識があり、社会人になる前に苦手を克服しておきたいと考えたためです。
ゼミ活動では、教授の方針により、プレゼンを頻繁に行う機会があったのですが、最初はわかりやすく伝える説明スキルが不足しており、恥ずかしい思いをしたことも多々ありました。
私はプレゼンスキルを高めるためには何がいけないのか原因を把握する必要があると考え、教授やゼミのメンバーに私のプレゼンについて客観的な評価を求めました。
その結果、早口で自信なさそうに説明してしまうこと、事例を用いた説明が足りないことが主な原因になっていることがわかりました。
そこで私はプレゼンのやり方を改良し、話し方については反復練習を行ったうえで改善を図りました。
結果、教授からは「前とは別人に思えるほどプレゼンがうまくなった」と高評価をいただきました。
この経験により私は冷静に問題と向き合い、原因を整理したうえで解決に導くことの大事さに気づきました。
御社に入社後も、問題解決能力を高めながら、社内で抱える問題の解決に貢献していきたいです。

勉強の経験をテーマにしたガクチカ

私は大学生活の中で、英語の勉強に力を入れてきました。
将来は語学力を活かして働きたいという思いから、時間がある大学生のうちに、語学力を高めておきたいと考えたためです。
しかし私はこれまで、大学受験やテストに追い込まれるような勉強方法を取ってきたため、追い込まれていない状況でモチベーションを保つことは想定以上に難しく感じました。
そこで私は何らかのかたちでモチベーションを管理することが必要だと考え、TOEIC600点以上を目標に掲げたうえで、勉強の進捗を報告するブログを立ち上げました。
ブログには読者がついてくれたため、人目があることで私の英語の勉強には緊張感が加わり、モチベーションを長期的に保つことができました。
その結果、毎日欠かさず勉強を続けることも実現し、TOEICのスコアも600点を超えました。
私はこの経験を通じて、自分自身でモチベーションを管理して動くことの大切さを知りました。
御社に入社した際も、仕事をするモチベーションを高く保つにはどうすれば良いのか自分と向き合ってしっかりと考察し、常に高いモチベーションで会社に貢献したいと考えています。

留学の経験をテーマにしたガクチカ

私が学生生活で力を入れたことは、フランスへの留学中に、フランス語力を日常会話レベルまで引き上げることです。
フランス語は1年生の頃から学んできているのですが、大学の国際交流イベントでフランス人と会話した際に、ほとんど喋れなかったことに自分自身でショックを受けたためです。
そのため私は半年間のフランス留学を決意し、フランス語の会話レベルを一気に引き上げようと目標を持ちました。
しかし留学は大変なこと続きで、はじめのうちは話せないせいで授業にもまったくついていけず、これまで何を学んできたのだろう…と落ち込むことが多かったです。
そこで私は、「ここまで話せなかったら、逆にもう何も恐れることはない」と自分に言い聞かせ、とにかく物怖じせずに度胸を持って会話を続けることを実践しました。
結果、徐々に私は周りのクラスメイトの会話が理解できるようになり、意思疎通もある程度可能になりました。
最終的には度胸もつき、とにかく話す大切さを実感したため、留学を終える頃にはたくさん話した影響で、難しい会話を抜きにすればある程度の日常会話は可能になったのです。
この経験により、私は失敗を恐れずに度胸を持って行動することの大切さを学びました。
社会人になっても失敗するかもしれない場面はたくさん出てくるはずなので、入社後も、失敗を恐れずにチャレンジする精神は大切にしていきたいです。

【ガクチカが書けない】番外編 意外なガクチカのテーマ

アルバイト、サークル、部活動、ゼミ、学業、留学経験などはガクチカとして使いやすく、多くの就活生がエピソードとして起用するものになります。

ここでは、意外なガクチカのテーマになりうるものを紹介していきます。

他の就活生との差別化にもつながり、伝え方の構成を練って、アピールすれば、印象に残ることができます。

イベントの幹事

小規模であっても、なにかイベントを主催者として企画から開催まで携わった経験はガクチカとして使えます。

例えば、同窓会の幹事やサークル活動での合宿など、複数の人数に対して呼びかけをし、中心となってイベントを作り上げた経験はガクチカになり、アピールできる要素が多く含まれています。

コミュニケーション能力や統制力、企画力などの強みをアピールしつつ、エピソードを話しましょう。

資格

資格を取得したことも、ガクチカのエピソードとして活用することができます。

資格を取得するまでの過程に注目し、自分の弱点や課題に対してどうクリアしていったのかを述べることで、課題解決能力をアピールすることができます。

またなぜその資格にチャレンジしたのかという部分も企業側は知りたがるため、取り組み始めたきっかけや理由を明確にしておくことが重要です。

趣味

多くの人が持っている趣味をガクチカとして使うこともできます。

趣味を使うメリットとして、人柄が出しやすい、個性を出しやすく差別化が図れるといったことが挙げられます。

しかし趣味といっても一般的に聞こえが悪いものや、就活という場で適していない内容は避けましょう。

読書や筋トレ、サイクリングや映画鑑賞、ダイエットなど様々な内容がガクチカとして使えるため、自分に使えるガクチカエピソードに困った人は趣味に注目してみることもおすすめです。

【ガクチカが書けない】輝かしい実績は必要ない!

ガクチカを書けないと思っている原因の一つとして、「ガクチカには輝かしい実績が必要だ」と勘違いをしてしまっていることが挙げられます。

上述したように、企業はガクチカからその人の考え方やモチベーションの源泉を把握し、企業で活躍していける存在かどうかを判断しようとしているので、ガクチカでの実績の華々しさは重要視されません。

全国大会出場やビジネスコンテスト優勝などの成績はインパクトとしては確かにありますが、企業としてはガクチカの「実績」よりも「過程」を重視しているのです。

そのため、自分がどのような人間でどのようなことにモチベーションを感じるのかをしっかり深掘りし、伝えることができれば、目立った経験をしたことがない学生でも内定を勝ち取ることが可能です。

まとめ

ここではガクチカが書けない人へ、人事の評価基準や作成時のフレームワークについて説明しました。

ガクチカの評価基準で押さえておきたいポイントは「モチベーションの源泉」と「経験からの学びや気付き」です。

これらが伝わるように自分の経験を今一度深掘りしてみましょう。

ガクチカ作成時のフレームワークとしてPREP法を用いて書くと簡潔かつ論理的に相手へ伝えることができます。

そして、企業はガクチカの実績よりも過程を重視しているため、平凡な経験でもここで説明したポイントを押さえて書けば、効果的なガクチカを作成することが可能です。

自分の内面が十分に伝わるようなガクチカを完成させて、希望する企業の内定をつかみ取りましょう。

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