グループディスカッションの発表ってどうやればいい?まとめるコツや発表のコツを徹底解説!

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はじめに

その名前のとおり、グループで議論を行うのがグループディスカッションです。

採用活動でも積極的に採用されており、就職活動を行う学生の中には、対策に悩んでいる人も多いでしょう。

学生が複数のグループに分かれて、定められた時間内に1つのテーマについて議論をし、その結果を発表する形式が一般的です。

今回は、グループディスカッションの中でも発表者にフォーカスを当てて説明します。

どのようなタイプの人が発表者に向いているのか、どういった注意点が必要なのかなど、ぜひ参考にしてみてください。

グループディスカッションの発表者とは

まずは、グループディスカッションにおける発表者の役割からくわしく説明しましょう。

グループディスカッションを行うグループ内のまとめ役であり、最終的にグループで出した結論を述べる役割です。

発表の方法は模造紙に書いたり、PowerPointを作成したりするなど、企業によって所定の形式があります。

まとめたことをただそのまま述べる、という考えでは発表者を務めるのは難しいでしょう。

発表前の準備段階から積極的にディスカッションに参加し、議論について深く知っておかないと発表をするのは難しいのです。

的はずれな発表としてしまうと、自分だけでなく、グループ全体の価値を下げることにつながりかねません。

グループディスカッションの発表者に向いている人

もちろん、発表者を務めることで採用担当の印象に残る可能性は高まります。

対策を考え、発表者を務めたいと思っている方も多いことでしょう。

それでは、どのようなタイプの人がグループディスカッションの発表者に向いているのでしょうか。

今回は大きく分けて2つのタイプの人におすすめします。

以下の項目に当てはまらなかった人も、意識してトレーニングすることで得意分野にしてみてはいかがでしょうか。

ぜひチェックしてください。

人前で話すことが得意な人

最初にあげられるのが、人前で話すことが得意な人です。

グループディスカッションで選ばれる発表者は、通常1人です。

ほかのグループのメンバーや採用担当者など、複数人の前で発表をしなければいけません。

緊張で話す内容が飛んでしまったり、頻繁に言葉に詰まってしまったりすると、スムーズな発表はできません。

緊張のあまり、何を話しているのかわからないという状況は避けたいところです。

普段から人前で話す機会があり、そういった状況に慣れている人であれば安心して臨める可能性は高いでしょう。

授業でレポートの内容を発表するなどの取り組みをしているところもあるので、ぜひ練習として積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

大学によっては、グループディスカッションの練習を行っているところもあります。

気になる方は一度問い合わせてみてください。

対応力が高い人

さまざまな場面においての対応力が高い人も、グループディスカッションの発表者に向いているといえます。

発表はただグループの結論を述べるだけでなく、採用担当者から質問が飛んでくる場合もあります。

そのため、議論について深く知っておかなければ難しいですし、質問されてすぐに的確な回答をする対応力が必要です。

また、採用担当者からの質問に対し結論だけを答えるのではなく、なぜ自分たちのグループがそのように考えたのかなどの道筋を説明できるとより良いでしょう。

そういった対応力の高い人であれば、安心して任せられる発表者になれるかもしれません。

対応力は、グループディスカッション以外でもさまざまな場で活用できる力です。

普段の生活の中で、ぜひ意識してみてください。

グループディスカッションの発表に向けてうまくまとめるには?

いざグループディスカッションの発表者に選ばれたあとのことについても説明しましょう。

グループ内で結論を出すために、発表者がまとめ役となって議論を進める必要があります。

そのなかで大切なのは、とにかく論理的であることです。

発表するにあたっては、結論とそれに至った道筋をわかりやすく説明します。

その道筋が論理的でなければ、グループの結論に説得力がなくなってしまいます。

議論に熱が入ると、ついつい意識の外にいってしまいがちなので注意が必要です。

まとめ役として、話し合っていることは本当に論理的なのか、何度も注意をうながしましょう。

議論の流れを理解する

それでは、話し合いで具体的に注意すべきことを説明しましょう。

前述したとおり、議論の流れを理解することがもっとも大切です。

そもそも、グループ内でどのように議論をし、どうしてその結果が導き出されたのかを理解していなければ、発表はできません。

採用担当者からは往々にして質問をされることもあるため、何を聞かれても答えられるよう、議論の一つひとつを完璧に理解しておく必要があります。

仮に理解していないと判断された場合、採用担当者から「当事者意識が薄い」と思われる可能性もあります。

特に、比較的小人数で事業を回しているベンチャー企業においては、当事者意識の高さは重要視される部分です。

同じモチベーションで仕事に取り組める人材を探しているので、当事者意識が低いと思われると、落とされる可能性も高くなります。

ピラミッド構造に当てはめる

議論を進める中で意識して活用してほしいのが、ピラミッド構造です。

ピラミッド構造とは、言いたいことや考え方をわかりやすくピラミッド型に整理して、論理を構造化することです。

示した結論に対して根拠を付け加えていくので、発表する際の根拠が明確になります。

ピラミッド構造は、1つの結論に対する根拠を当てはめ、さらにその根拠に対する根拠も付け加えるという手法になります。

そのため、論理的な文章の構築が可能になるのです。

ベンチャー企業のように新規事業へ積極的に参入する企業では、成功のカギとして根拠のある論理的思考をもった学生が歓迎されています。

常に根拠を考えて思考できる人は「なぜその事業が成功すると思ったのか」などを論理的に企画を立てられるでしょう。

就職後も即戦力として活躍できるのではないでしょうか。

結論と根拠をベースとしてまとめる

これまでに、議論をするうえで理論的であること、根拠をより多くもつことの大切さをお伝えしてきました。

それでは、続いて結論が出たあとに大切なことを説明します。

大切なのは、まとめる際に結論と根拠をベースにすることです。

発表において、必ず伝えなければいけない項目が、結論とその根拠の2つです。

その2点を押さえたうえで、議論の流れを説明するとスムーズな発表となるでしょう。

議論の流れとは、「このような別の意見もあった」などの、結論に至るまでにどのような道筋を経てきたのかについてです。

なぜその意見を採用しなかったのかなどの理由を述べることも大切です。

そうして結論とその根拠をベースに、議論の流れを付け加えていくことによって、自分たちのグループがどのような議論を行ったのか論理的に発表できます。

グループディスカッションでうまく発表するコツ

議論の流れ、発表に向けてのまとめ方を説明したところで、いよいよ具体的にどのように発表すれば良いのか説明しましょう。

うまく発表をするには、いくつかのコツがあります。

具体的に使ったほうが良い言葉や、発表する際に心にとめておくべきことなど、さまざまな項目があります。

グループディスカッションの発表者となるためにも、ぜひすべてチェックして、日頃から注意事項を心がけてみてください。

そうすれば、本番の発表でより自然にコツをつかめるかもしれません。

結論から述べる

まず意識すべきなのは、結論から述べることです。

採用担当者は発表の最初に結論を聞くことで、「では、その根拠はなんだろう」と考えます。

実際の発表と採用担当者の考えるスピードが同じになることで、意見がより伝わりやすくなります。

発表において避けたいのは、採用担当者が「結局何が言いたいのか」と発表の内容がわからなくなってしまうことです。

結論を後回しにすると、いつ結論が述べられるのかわからず、フラストレーションが溜まるという事態になりかねません。

また、ベンチャー企業では仕事においてスピード感を求められるので、端的に結論を聞きたいと思っている社員が多いです。

発表においてだけでなく、普段の仕事でも結論から述べることで、相手の時間を奪わずに、スムーズなやり取りが可能になるでしょう。

一人称は私たちに統一

発表する際に使用する一人称は、「私たち」に統一しましょう。

ついつい「私」と言ってしまいそうになるかもしれません。

しかし、発表を行うのはあなたでも、議論をし、結論を導き出したのはあくまでグループの全員です。

「私たち」と統一して発表することにより、採用担当者にはあなたが「チームをきちんと意識できている」という印象を与えられます。

つまり、協調性のある人間だと認識される可能性が高いのです。

仕事はあくまでチームプレーで行われます。

だからこそ、協調性があり、チームを意識できる学生が求められているのです。

ささいな言葉1つで、その印象はガラッと変わります。

一緒に議論を行ったグループの連帯感を伝えるためにも、一人称は「私たち」に統一しましょう。

前向きな言葉を使う

発表する際常に気を配っておいたほうが良いのは、前向きな言葉を選ぶことです。

同じ内容を述べていても、選んだ言葉がポジティブなものなのかネガティブなものなのかによって、採用担当者が受け取る印象に違いが出ます。

ネガティブな言葉が目立つと、議論を行ったグループ全体の印象がネガティブになりかねません。

普段どのような言葉を選んでいるのかは、一緒に働くことをイメージする際に大きな指針となります。

特にベンチャー企業は、会社の規模の関係上、人間関係が親密になりがちです。

そのなかで、ネガティブな発言が目立つ人と一緒に働きたいと思うでしょうか。

採用担当者は学生の能力を見ているとともに、一緒に働きたいかどうかも重要視しています。

普段から前向きな言葉を意識して使い「気持ちよく一緒に働ける」と思ってもらえるようにしましょう。

具体的に話す

これまで説明したとおり、論理的に話すことはとても大切です。

そのうえで意識しなければいけないのは、具体的に話すことです。

たとえば、データなどを参照できる場合は可能な限り数値化すると良いでしょう。

議論の結論に至るまでに、どのようなものを参考にして、どういった話し合いを行ったのか具体的に説明することで、発表を聞いている採用担当者との認識のズレをなくせます。

何よりも意識しなければいけないのは、採用担当者にどう伝わるかです。

「何を言っているのかわからない」という状況を避けるためにも、議論の内容やそこに至るまでの経緯を具体的に説明してください。

また、その内容に説得力をもたせるためには具体的な数値があるとなお良いでしょう。

最後に再度結論を言う

発表をする際気になるのが「どのように話をまとめれば良いのか」ということではないでしょうか。

良い議論を経て、説得力のある発表ができたとしても、まとめ方が雑では最終的な印象が良くない可能性もあります。

発表の最後には、最初に述べた結論を再度伝えることが大切です。

グループディスカッションの発表は、簡潔に述べられるだけではなく、さまざまな説明をしなければいけないため、発表の時間が長くなりがちです。

そのなかで、ときには「結局結論はなんだったんだ」と思われてしまうこともあります。

それを防ぐためにも、発表の最後に議論で出た結論を再度述べてください。

ベンチャー企業などでは、わかりやすく端的に説明する力をより求められているので、聞いている人に伝わりやすい、丁寧な発表を心がけましょう。

グループディスカッションのリーダーって高評価を得られるの?

グループディスカッションの発表を行う利点として、採用担当者の印象に残りやすいという点をあげられます。

しかし、高評価を得られるのかというと、必ずしもそうではありません。

発表者は1人で目立つタイミングもありますが、採用担当者はもちろんそれ以外の場面も注意深く見ています。

議論の過程で、どれだけグループに貢献しているのかなどは特に重要なポイントです。

積極的に議論へ参加し、グループに貢献する姿勢を意識しましょう。

また、発表時にも、発表者だけでなくグループのほかの人にも注意が配られているのを忘れないでください。

どれだけ内容を理解しているのか、しっかりと見られています。

企業が注目しているのは、議論での発言が、企業の求める姿勢をマッチしているのかどうかです。

特に規模が小さいベンチャー企業では重要視されているので、あらかじめ企業についてよく調べておきましょう。

おわりに

今回は、グループディスカッションの発表に焦点を当て、どのような人に向いているのかなどを説明しました。

発表する際の注意点などをよく理解できたのではないでしょうか。

大切なのは、入社後について想像して、求められている人材であるとアピールすることです。

一緒に働きたいと思われるのはどんな人なのか、どのような思考の人材を企業が求めているのか、事前にしっかりとリサーチしてグループディスカッションに臨みましょう。

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