- グループディスカッションの発表者に向いている人とは
- グループディスカッションの発表の準備
- グループディスカションでうまく発表するコツ
- グループディスカッションを控えている就活生
- グループディスカッションで発表者になったことがない人
- 発表に挑戦してみたい人
はじめに
その名前のとおり、グループで議論を行うのがグループディスカッションです。
採用活動でも積極的に採用されており、就職活動を行う学生の中には、対策に悩んでいる人も多いでしょう。
学生が複数のグループに分かれて、定められた時間内に1つのテーマについて議論をし、その結果を発表する形式が一般的です。
今回は、グループディスカッションの中でも発表者にフォーカスを当てて説明します。
どのようなタイプの人が発表者に向いているのか、どういった注意点が必要なのかなど、ぜひ参考にしてみてください。
【グループディスカッションの発表の仕方】発表者は高評価を得られるの?
グループディスカッションで発表者に立候補することは、高評価を得るための大きなチャンスです。
発表は、チームで出た結論を論理的に構成し、分かりやすく伝える能力をアピールできる絶好の機会だからです。
採用担当者の印象に残りやすく、リーダーシップや主体性も示すことができます。
ただし、議論の内容を正確に理解し、チームの意見として発表することが大前提です。
逆に失敗したら低評価か
発表でうまく話せなかったり、緊張で言葉に詰まったりしても、それだけで直ちに低評価にはなりません。
採用担当者は、完璧さよりも、困難な状況にどう対応するか、そして議論全体への貢献度を見ています。
失敗を恐れて何もしないより、積極的にチャレンジする姿勢の方が好印象です。
もし発表で失敗しても、その後の質疑応答で真摯に答えたり、他のメンバーの議論をサポートしたりすることで、十分に挽回し、協調性や粘り強さを評価してもらえます。
【グループディスカッションの発表の仕方】グループディスカッションの発表者とは
まずは、グループディスカッションにおける発表者の役割からくわしく説明しましょう。
グループディスカッションを行うグループ内のまとめ役であり、最終的にグループで出した結論を述べる役割です。
発表の方法は模造紙に書いたり、PowerPointを作成したりするなど、企業によって所定の形式があります。
まとめたことをただそのまま述べる、という考えでは発表者を務めるのは難しいでしょう。
発表前の準備段階から積極的にディスカッションに参加し、議論について深く知っておかないと発表をするのは難しいのです。
的はずれな発表としてしまうと、自分だけでなく、グループ全体の価値を下げることにつながりかねません。
【グループディスカッションの発表の仕方】グループディスカッションの発表者に向いている人
もちろん、発表者を務めることで採用担当の印象に残る可能性は高まります。
対策を考え、発表者を務めたいと思っている方も多いことでしょう。
それでは、どのようなタイプの人がグループディスカッションの発表者に向いているのでしょうか。
今回は大きく分けて2つのタイプの人におすすめします。
以下の項目に当てはまらなかった人も、意識してトレーニングすることで得意分野にしてみてはいかがでしょうか。
ぜひチェックしてください。
人前で話すことが得意な人
最初にあげられるのが、人前で話すことが得意な人です。
グループディスカッションで選ばれる発表者は、通常1人です。
ほかのグループのメンバーや採用担当者など、複数人の前で発表をしなければいけません。
緊張で話す内容が飛んでしまったり、頻繁に言葉に詰まってしまったりすると、スムーズな発表はできません。
緊張のあまり、何を話しているのかわからないという状況は避けたいところです。
普段から人前で話す機会があり、そういった状況に慣れている人であれば安心して臨める可能性は高いでしょう。
授業でレポートの内容を発表するなどの取り組みをしているところもあるので、ぜひ練習として積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
大学によっては、グループディスカッションの練習を行っているところもあります。
気になる方は一度問い合わせてみてください。
対応力が高い人
さまざまな場面においての対応力が高い人も、グループディスカッションの発表者に向いているといえます。
発表はただグループの結論を述べるだけでなく、採用担当者から質問が飛んでくる場合もあります。
そのため、議論について深く知っておかなければ難しいですし、質問されてすぐに的確な回答をする対応力が必要です。
また、採用担当者からの質問に対し結論だけを答えるのではなく、なぜ自分たちのグループがそのように考えたのかなどの道筋を説明できるとより良いでしょう。
そういった対応力の高い人であれば、安心して任せられる発表者になれるかもしれません。
対応力は、グループディスカッション以外でもさまざまな場で活用できる力です。
普段の生活の中で、ぜひ意識してみてください。
積極性のある人
積極性のある人も、グループディスカッションの発表者に向いています。
発表者は大勢の前で話すという責任を負うため、自信を持ってその役割を引き受ける積極性が求められます。
意見交換や議論が活発に行われる中で、発表の意義をまとめ、チームの考えを代表して発言する重要な役割です。
この際、臆することなく積極的に自分の意見を発表することが求められます。
積極性を持つ人は他のメンバーの意見にも耳を傾けつつ、自分自身の考えをしっかり持っているため、チームの代表としても信頼されやすい傾向にあります。
また、自信を持って話すことができる人は、聴衆に対しても自信を持って話せるため、グループ全体の評価が高まりやすい傾向があるとも言えるでしょう。
プレゼンテーション力のある人
発表は、つまりプレゼンテーションです。
プレゼンテーション力がある人は、当然ながら発表者に向いていると言えるでしょう。
単に話すことが得意なだけでなく、伝えたい内容をわかりやすく明確に他の人に伝える能力が高い人は、まさしく発表者に向いています。
話の構成力も優れており、複雑な内容でも論理的に整理し、ポイントを押さえた形で伝えることで相手に理解されやすくなります。
また、聴衆の反応に柔軟に対応し、必要に応じて説明を補足するなど、臨機応変な対応ができるため、プレゼンテーション力の高い人は発表の質をさらに高めることができるでしょう。
【グループディスカッションの発表の仕方】発表の流れは?
グループディスカッションの発表には、聞き手に分かりやすく伝えるための基本的な「型」が存在します。
この型に沿って話すことで、制限時間内にチームの結論を論理的かつ説得力を持って伝えられます。
事前に発表の流れを頭に入れておくだけで、本番でも自信を持って、落ち着いて話せるようになります。
1. 結論を述べる
発表の冒頭では、まず「私たちのグループの結論は〇〇です」と、チームで導き出した結論を明確に伝えましょう。
最初に話のゴールを示すことで、聞き手である採用担当者は、これから何についての話が展開されるのかを把握でき、その後の説明をスムーズに理解できます。
話の要点が分からないまま説明が始まると、聞き手はストレスを感じ、内容が頭に入ってきません。
限られた時間の中で最も重要な点を確実に伝えるためにも、「結論ファースト」はプレゼンテーションの鉄則です。
自信を持って、簡潔に述べることが、聞き手を引きつける最初のステップになります。
2. 前提条件を話す
結論を述べた直後に、「この結論に至るにあたり、私たちは〇〇という前提で議論を進めました」と、チーム内で共有した前提条件を説明します。
グループディスカッションのお題は、あえて情報が制限されていることが多く、自分たちでターゲットや目的などの定義を設定する必要があります。
例えば「今回の企画のターゲットは20代の女性とします」「最も重視する目的は、新規顧客の獲得です」といった前提を共有することで、結論に至る思考のスタート地点が明確になり、話の論理性が格段に高まります。
3. 結論に至った経緯を話す
前提条件を共有したら、次になぜその結論に至ったのか、具体的な理由や経緯を説明します。
ここは、チームの思考プロセスそのものをアピールできる最も重要なパートです。
「A案とB案が出ましたが、実現可能性という観点からA案を採用しました」のように、複数の選択肢から一つを選んだ根拠を具体的に示しましょう。
どのような意見が出て、それをどのように評価し、結論へと収束させていったのかを分かりやすく伝えることが重要です。
4. 途中経過を述べる
結論の根拠を説明する中で、あえて最終的に採用されなかった意見や、議論の途中経過に触れることも有効です。
「実は、議論の途中では〇〇という意見も有力でした。
しかし、△△というリスクが懸念されたため、今回は採用を見送りました」のように説明することで、多角的な視点で物事を検討したことをアピールできます。
一つの結論に固執するのではなく、様々な可能性を考慮した上で最適解を導き出したという、思考の深さを示すことにつながります。
他のメンバーの意見も尊重し、議論を深めたという協調性のアピールにもなります。
5. 結論を再び述べる
理由や経緯の説明が終わったら、発表の締めくくりとして、もう一度グループの結論を述べましょう。
「以上の理由から、私たちのグループは〇〇という結論を提案します」と、冒頭で述べた結論を繰り返すことで、発表全体の内容が引き締まります。
人は最後に聞いた情報が最も記憶に残りやすいため、採用担当者にもチームの結論を強く印象付けることができます。
様々な情報が提示された後だからこそ、最後に念押しで伝えることで、最も伝えたいメッセージを確実に届けることができるのです。
6. 時間によって補足する
発表は、指定された時間内に収めるのが大原則です。
その上で、もし時間が余った場合は、効果的な補足を加えて評価を高めましょう。
「補足ですが、この結論には〇〇という懸念点も考えられます。
その対策として△△が有効です」のように、リスクと対策を述べると、思考の深さを示せます。
逆に時間が足りない場合は、焦って早口になるのではなく、「詳細は割愛しますが、私たちの結論は〇〇です」と、最も重要な要点だけでも確実に伝えることが賢明です。
時間管理能力も評価対象であることを意識し、臨機応変に対応しましょう。
【グループディスカッションの発表の仕方】グループディスカッションの発表に向けてうまくまとめるには?
いざグループディスカッションの発表者に選ばれたあとのことについても説明しましょう。
グループ内で結論を出すために、発表者がまとめ役となって議論を進める必要があります。
そのなかで大切なのは、とにかく論理的であることです。
発表するにあたっては、結論とそれに至った道筋をわかりやすく説明します。
その道筋が論理的でなければ、グループの結論に説得力がなくなってしまいます。
議論に熱が入ると、ついつい意識の外にいってしまいがちなので注意が必要です。
まとめ役として、話し合っていることは本当に論理的なのか、何度も注意をうながしましょう。
議論の流れを理解する
それでは、話し合いで具体的に注意すべきことを説明しましょう。
前述したとおり、議論の流れを理解することがもっとも大切です。
そもそも、グループ内でどのように議論をし、どうしてその結果が導き出されたのかを理解していなければ、発表はできません。
採用担当者からは往々にして質問をされることもあるため、何を聞かれても答えられるよう、議論の一つひとつを完璧に理解しておく必要があります。
仮に理解していないと判断された場合、採用担当者から「当事者意識が薄い」と思われる可能性もあります。
特に、比較的小人数で事業を回しているベンチャー企業においては、当事者意識の高さは重要視される部分です。
同じモチベーションで仕事に取り組める人材を探しているので、当事者意識が低いと思われると、落とされる可能性も高くなります。
ピラミッド構造に当てはめる
議論を進める中で意識して活用してほしいのが、ピラミッド構造です。
ピラミッド構造とは、言いたいことや考え方をわかりやすくピラミッド型に整理して、論理を構造化することです。
示した結論に対して根拠を付け加えていくので、発表する際の根拠が明確になります。
ピラミッド構造は、1つの結論に対する根拠を当てはめ、さらにその根拠に対する根拠も付け加えるという手法になります。
そのため、論理的な文章の構築が可能になるのです。
ベンチャー企業のように新規事業へ積極的に参入する企業では、成功のカギとして根拠のある論理的思考をもった学生が歓迎されています。
常に根拠を考えて思考できる人は「なぜその事業が成功すると思ったのか」などを論理的に企画を立てられるでしょう。
就職後も即戦力として活躍できるのではないでしょうか。
結論と根拠をベースとしてまとめる
これまでに、議論をするうえで理論的であること、根拠をより多くもつことの大切さをお伝えしてきました。
それでは、続いて結論が出たあとに大切なことを説明します。
大切なのは、まとめる際に結論と根拠をベースにすることです。
発表において、必ず伝えなければいけない項目が、結論とその根拠の2つです。
その2点を押さえたうえで、議論の流れを説明するとスムーズな発表となるでしょう。
議論の流れとは、「このような別の意見もあった」などの、結論に至るまでにどのような道筋を経てきたのかについてです。
なぜその意見を採用しなかったのかなどの理由を述べることも大切です。
そうして結論とその根拠をベースに、議論の流れを付け加えていくことによって、自分たちのグループがどのような議論を行ったのか論理的に発表できます。
【グループディスカッションの発表の仕方】グループディスカションでうまく発表するコツ
議論の流れ、発表に向けてのまとめ方を説明したところで、いよいよ具体的にどのように発表すれば良いのか説明しましょう。
うまく発表をするには、いくつかのコツがあります。
具体的に使ったほうが良い言葉や、発表する際に心にとめておくべきことなど、さまざまな項目があります。
グループディスカッションの発表者となるためにも、ぜひすべてチェックして、日頃から注意事項を心がけてみてください。
そうすれば、本番の発表でより自然にコツをつかめるかもしれません。
結論から述べる
まず意識すべきなのは、結論から述べることです。
採用担当者は発表の最初に結論を聞くことで、「では、その根拠はなんだろう」と考えます。
実際の発表と採用担当者の考えるスピードが同じになることで、意見がより伝わりやすくなります。
発表において避けたいのは、採用担当者が「結局何が言いたいのか」と発表の内容がわからなくなってしまうことです。
結論を後回しにすると、いつ結論が述べられるのかわからず、フラストレーションが溜まるという事態になりかねません。
また、ベンチャー企業では仕事においてスピード感を求められるので、端的に結論を聞きたいと思っている社員が多いです。
発表においてだけでなく、普段の仕事でも結論から述べることで、相手の時間を奪わずに、スムーズなやり取りが可能になるでしょう。
一人称は私たちに統一
発表する際に使用する一人称は、「私たち」に統一しましょう。
ついつい「私」と言ってしまいそうになるかもしれません。
しかし、発表を行うのはあなたでも、議論をし、結論を導き出したのはあくまでグループの全員です。
「私たち」と統一して発表することにより、採用担当者にはあなたが「チームをきちんと意識できている」という印象を与えられます。
つまり、協調性のある人間だと認識される可能性が高いのです。
仕事はあくまでチームプレーで行われます。
だからこそ、協調性があり、チームを意識できる学生が求められているのです。
ささいな言葉1つで、その印象はガラッと変わります。
一緒に議論を行ったグループの連帯感を伝えるためにも、一人称は「私たち」に統一しましょう。
前向きな言葉を使う
発表する際常に気を配っておいたほうが良いのは、前向きな言葉を選ぶことです。
同じ内容を述べていても、選んだ言葉がポジティブなものなのかネガティブなものなのかによって、採用担当者が受け取る印象に違いが出ます。
ネガティブな言葉が目立つと、議論を行ったグループ全体の印象がネガティブになりかねません。
普段どのような言葉を選んでいるのかは、一緒に働くことをイメージする際に大きな指針となります。
特にベンチャー企業は、会社の規模の関係上、人間関係が親密になりがちです。
そのなかで、ネガティブな発言が目立つ人と一緒に働きたいと思うでしょうか。
採用担当者は学生の能力を見ているとともに、一緒に働きたいかどうかも重要視しています。
普段から前向きな言葉を意識して使い「気持ちよく一緒に働ける」と思ってもらえるようにしましょう。
具体的に話す
これまで説明したとおり、論理的に話すことはとても大切です。
そのうえで意識しなければいけないのは、具体的に話すことです。
たとえば、データなどを参照できる場合は可能な限り数値化すると良いでしょう。
議論の結論に至るまでに、どのようなものを参考にして、どういった話し合いを行ったのか具体的に説明することで、発表を聞いている採用担当者との認識のズレをなくせます。
何よりも意識しなければいけないのは、採用担当者にどう伝わるかです。
「何を言っているのかわからない」という状況を避けるためにも、議論の内容やそこに至るまでの経緯を具体的に説明してください。
また、その内容に説得力をもたせるためには具体的な数値があるとなお良いでしょう。
最後に再度結論を言う
発表をする際気になるのが「どのように話をまとめれば良いのか」ということではないでしょうか。
良い議論を経て、説得力のある発表ができたとしても、まとめ方が雑では最終的な印象が良くない可能性もあります。
発表の最後には、最初に述べた結論を再度伝えることが大切です。
グループディスカッションの発表は、簡潔に述べられるだけではなく、さまざまな説明をしなければいけないため、発表の時間が長くなりがちです。
そのなかで、ときには「結局結論はなんだったんだ」と思われてしまうこともあります。
それを防ぐためにも、発表の最後に議論で出た結論を再度述べてください。
ベンチャー企業などでは、わかりやすく端的に説明する力をより求められているので、聞いている人に伝わりやすい、丁寧な発表を心がけましょう。
【グループディスカッションの発表の仕方】テーマ別発表例文
ここでは頻出テーマである「課題解決型」と「定義型」の2パターンについて、そのまま使える発表例文を紹介します。
これらの例文を参考に、自分ならどう話すかをシミュレーションしておくと、本番でも落ち着いて議論と発表に臨むことができます。
課題解決型の発表
「書店の売上を2倍にする施策を考えよ」といった課題解決型の発表では、「課題の定義」「原因分析」「具体的な解決策」の3点を論理的に繋げて説明することが重要です。
例文
私たちのグループは、書店の売上を2倍にする施策として、『体験型イベントとSNSの連携』を提案します。
現状分析として、書籍の購入手段がECサイトへ移行している点を課題と捉えました。
その最大の原因は、実店舗ならではの付加価値を提供できていない点にあると考えます。
そこで、作家のトークイベントや読書会といった体験型イベントを店舗で頻繁に開催し、その様子をSNSで発信することで、店舗への来客動機を生み出します。
以上の理由から、単なる本の販売場所から『人が集まる場所』へと価値転換を図るこの施策が、売上向上に最も有効だと結論付けました。
定義型の発表
「あなたにとって良いリーダーとは何か」のような定義型の発表では、どのような要素を挙げ、なぜその定義に至ったのかという思考のプロセスを示すことが鍵となります。
例文
私たちのグループは、良いリーダーの条件を『メンバーの主体性を引き出し、目標達成に導く力』と定義しました。
議論の中で、リーダーに求められる要素として『決断力』『傾聴力』『責任感』などが挙がりました。
しかし、これらの能力は全て、チーム全体のパフォーマンスを最大化するために存在すると考えます。
そのためには、リーダーが一方的に指示するのではなく、個々のメンバーが自ら考えて行動するよう促す『主体性を引き出す』働きかけが不可欠です。
したがって、多様な能力の根幹にあり、チームを成功に導く最も重要な資質として、私たちは『メンバーの主体性を引き出し、目標達成に導く力』を良いリーダーの定義とします。
【グループディスカッションの発表の仕方】発表者の決め方は?
リーダー役は議論の中心に立つため、うまく立ち回れば高評価を得やすいポジションです。
しかし、「リーダーをやれば評価される」と考えるのは間違いです。
採用担当者が見ているのは、役職ではなくリーダーシップそのものです。
メンバーの意見を引き出し、議論が停滞したら方向性を示し、チームを結論へと導く貢献が求められます。
自分の意見を押し通すだけの独善的なリーダーはむしろ低評価になります。
周りを活かしてこそ、真のリーダーシップとして評価されるのです。
【グループディスカッションの発表の仕方】就活エージェントを利用しよう
ここまでグループディスカッションのポイントや注意点などについて詳しく紹介してきましたが、グループディスカッションは1人で対策してもうまくいかないことが多いです。
そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。
ESの添削や面接練習などのイメージが強い就活エージェントですが、グループディスカッションのサポートも行ってくれます。
プロの目線から的確に発言や態度を評価してくれるため、非常に有益なサービスの1つと言えるでしょう。
ジョブコミットは完全無料で利用でき、もちろん一般的なESの添削や面接練習のサポート、おすすめ企業の紹介も行っているため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
おわりに
今回は、グループディスカッションの発表に焦点を当て、どのような人に向いているのかなどを説明しました。
発表する際の注意点などをよく理解できたのではないでしょうか。
大切なのは、入社後について想像して、求められている人材であるとアピールすることです。
一緒に働きたいと思われるのはどんな人なのか、どのような思考の人材を企業が求めているのか、事前にしっかりとリサーチしてグループディスカッションに臨みましょう。