【例文あり】面接時にサークルのことを聞かれたら?おすすめの構成や注意点を解説!

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はじめに

就職活動で面接を受ける際、学生時代のサークル活動について採用担当者から質問を受ける場合があります。

それは書類選考で書いた内容の深掘りであったり、面接で新たに設けられた質問であったりと状況はさまざまです。

中にはすでに質問を受けたものの、どう答えたら良いのかわからず悩んだという人もいるでしょう。

この記事では、面接でサークルについて聞かれる理由や答えるメリット、適切な構成や例文について紹介しています。

これから面接を受ける人やサークルについての受け応え方について知りたい人はぜひ最後まで読んでみてください。

【サークルのことを面接で聞かれたら】企業がサークルについて聞く理由

そもそも、企業の採用担当者はなぜわざわざ面接でサークル活動について質問するのでしょうか。

ガクチカであればすでに書類選考でも答えているほか、そもそも過去に何をしたのかが就職にどう関係するのか、納得がいかない人もいるかもしれません。

企業が過去の経験、とりわけサークル活動について質問し深掘りするのは、就活生の人となり、モチベーションの保ち方、得意分野について知りたいと考えているからです。

専門的な研究と異なり誰でも理解しやすく、その人自身を形成する経験として申し分ないエピソードとして、サークル活動の経験を聞いています。

人となりを知るため

企業の採用担当者は、サークルでの活動経験を通して、就活生の人となりに関する情報を集めようとしています。

たとえば、学生時代に所属していたコミュニティがどのようなものなのか、活動内容やレベル、方向性を知ることで自社とのマッチ性をチェックしているのです。

サークル活動は基本的に自分で選んで参加するため、活動の内容にもその人自身の考え方や価値観が反映されます。

それが自社の社風や方向性とマッチしているか、現場に溶け込めるものかどうかを確認されているのです。

アルバイトのように実際に社会の中で仕事をした経験でなくとも、集団生活であるサークル活動から「その就活生が集団で仕事をする際にどう振る舞うか」を見ることができます。

モチベの保ち方を知るため

サークル活動は、自分で興味のある分野を選んで参加する活動であり、その人物が何に興味があるのか、どういうことなら頑張れるのかというモチベーションを探るのに役立ちます。

常に体を動かしていたいのか、誰かと協力しながら目標を目指したいのか、一人で黙々と作業したいのか、人によってどのような活動が好みかは異なるでしょう。

そして、壁にぶつかったときは何をもとにそれを乗り越えるのかをチェックできます。

面接で過去の経験を聞けば、モチベーション維持のためにその就活生が何を選択するかもはっきりするのです。

モチベーションを維持する方法がその企業内でも用意できるものや自分で工面できるものであれば評価が高まります。

一方で、その企業内ではどうしても得られないものである場合はマッチ度が低いと見なされる可能性もあるため注意が必要です。

得意分野を知るため

企業の採用担当者は、面接でサークルについて聞く際にその就活生の得意分野について知ろうとしています。

自分で活動を選ぶサークル活動は、その人の得意分野が反映されやすい活動です。

また、長く所属して活動を続けるほど参加した当初よりも得意になったこともあるでしょう。

そこで、これまでのエピソードと共にその就活生が何を得意とし、どのような状況でなら頑張れるのかという強みを知ろうとしているのです。

これらの情報から、就活生が自社に入社した後も十分に活躍できるような人材であるかを知りたいと考えています。

もし就活生が持っている強みがその企業が欲しいと感じられるようなものでない場合、せっかくのアピールがあまり採用担当者に響かないこともありえるのです。

【サークルのことを面接で聞かれたら】企業がサークルについて聞きたいこと

続いて、企業がサークルについて聞きたいことを3つ紹介します。

面接では以下のような質問がされることが多いため、それぞれどのような意図を持って質問されているのかについて把握しておきましょう。

なぜそのサークルに入ったのか

サークルに加入した理由を尋ねるのは、あなたが行動を起こす際の動機や考え方を知りたいからです。

仕事においては何らかの理由や目標に基づいて行動を起こすことが求められます。

つまり、サークル選びの背景を聞くことで、あなたがどのように意思決定を行うのか、また、あなたが大切にしている価値観や目標を理解しようとしています。

例えば、興味のある分野の知識やスキルを磨くためにサークルに入った場合、その目的意識が強ければ、自己成長への意欲や主体性をアピールする材料になります。

面接官はあなたがどのように環境や人間関係を選び、そこにどのような目的で関わるのかを知ることで、チームワーク力やコミュニケーション能力があるかについてのヒントを得ようとしています。

どのような活動を行ったのか

企業がサークル活動の具体的な内容について尋ねるのは、どのような役割を果たしてきたのかを知りたいからです。

活動の内容を聞くことで、あなたの行動力や責任感、リーダーシップ、そして問題解決能力などを評価する材料となります。

具体的にどのような成果を上げたのかを確認することで、あなたの働き方やスキルについて確認しようとしているのです。

例えば、サークル内でリーダーとして企画運営などを担当した場合、その経験からリーダーシップを発揮する能力や企画力があると判断できるでしょう。

一方、メンバーとしてサポート役を果たしていた場合はどのようにチームを支え、どのように貢献したかを具体的に説明することで自分の強みを示すことが可能です。

できるだけ具体的なエピソードや成果を交えて説明しましょう。

どのような学びを得たのか

そして、最も重要視されているポイントとして、サークル活動を通じてどのような学びを得たかという点が挙げられます。

単に活動内容を伝えるだけでは不十分で、そこから何を学び、どのように成長につなげたかを具体的に説明することが求められます。

サークル活動は自己成長のための貴重な機会の1つであり、企業は特にリーダーシップやチームワーク、問題解決能力など、社会人として必要なスキルを習得しているかを注視しているのです。

活動を通じて得た学びをしっかりと説明することで、その経験が今後の仕事にどのように活かせるかが面接官に伝わるでしょう。

例えば、メンバーとのコミュニケーションの大切さを学んだ場合、その経験が職場での円滑なコミュニケーションにどう役立つかを示すことを推奨します。

【サークルのことを面接で聞かれたら】サークルのことを話すメリット

面接でどうしてサークル活動のことを聞くのか、企業が質問する理由はわかりました。

では、就活生側はサークル活動のエピソードについて答えるとどのようなメリットが得られるのでしょうか。

面接で回答する内容は、すべて就活生から面接官に対する自分の良さのアピールです。

サークル活動のエピソードも、面接官に対して自分の良さをアピールできる内容になります。

また、サークル活動はそこまで専門性の高いものではなく、成果や活動内容について程度を伝えやすい点もメリットです。

組織での役割や行動をアピールできる

面接でサークル活動について話せば、自分が組織の中に置かれたときにどのような役割を果たすかアピールできます。

企業というものは、たくさんの人が集まって運営されている組織のひとつです。

そのため、新しくその組織に所属するかもしれない人が、組織の中でどのような動きをするのかを見ています。

サークル活動は基本的に複数人で運営されている活動であり、一人では活動できません。

したがって、サークル活動の運営のために自分がどのような立場に置かれていたか、どのように行動していたか、メンバーとどうコミュニケーションを取っていたかについて話すことで、自分が組織の中でどう動ける人材なのかをアピールできます。

組織でも活躍できることをサークル活動のエピソードを通じて伝えましょう。

面接官と共通認識を取りやすい

サークル活動を面接で話すと、学生時代の経験について面接官と共通認識が取りやすく、効率的にアピールできます。

多くの学生が大学時代にサークルに入っていたように、面接官もサークル参加していたケースが多く、どのような活動が行われているのかをイメージがしやすいです。

そのため、認識の齟齬が生まれにくく説明する内容も手短で済みます。

これが学部での勉強や研究内容などになるとどのような学部・学科に所属するかによって内容が変化し、専門性が高まって万人に理解してもらうのが難しく、認識の齟齬が生まれやすいです。

専門用語は噛み砕いて説明する必要があるため、肝心のエピソードに着手するまでに時間がかかるでしょう。

したがって、サークル活動のように誰とでも認識を合わせやすい経験が役立つのです。

【サークルのことを面接で聞かれたら】答えるときの注意点

企業の採用担当者からサークル活動の経験について聞かれた際、回答するには気を付けなければならないポイントも存在します。

基本的に、サークル活動を通して自分について知ってもらうことを意識して話さなければなりません。

また、良いエピソードが思い浮かばないからと言って嘘を言うと、バレたときに著しく評価が下がります。

そのため、サークル活動のエピソードを話す際は正直に、かつ自分についてしっかり知ってもらうための内容を語るようにしましょう。

サークルの規模や名誉についてだけ話すのはNG

企業からサークル活動について聞かれた際は、サークル活動を通して「自分自身のこと」を話す必要があります。

つまり、サークルそのものの説明にならないよう気を付けなければなりません。

企業が聞きたいのは、サークルに関する説明ではないためです。

たとえば「200人規模のサークルのリーダーを務めました」などサークルの規模に関する説明のみでは面接官は「だから何?」と思ってしまいます。

サークルのリーダーとしてのエピソードを話すのであれば、リーダーとして自分が何をしたのか、主体的に取り組んだ行動の過程を伝えましょう。

「サークルのリーダーとして、大会で結果を出すためにメンバーに○○を働きかけました」など具体的に説明するとわかりやすいです。

嘘はNG

サークル活動について面接で話す際は、嘘をついてはいけません。

また、ちょっとしたエピソードをあまりにも過大評価し、針小棒大に話すと聞き手から嘘ではないかと疑われることもあります。

話した内容からさらに深掘りされるとボロが出てしまうので、ありのままの自分を伝えるようにしましょう。

嘘をついていると見なされた場合、その回答だけでなく選考書類の内容や面接で話した内容のすべての信頼性が落ちてしまい、内定が遠ざかります。

仮に嘘をついてそのまま通ったとしても、本当ならば相性が良くないはずの企業に入社する可能性が高まり自分にとってもプラスにはなりません。

相手の企業のため、そして自分自身のためにも、面接では正直に回答することが大切です。

【サークルのことを面接で聞かれたら】サークルの所属していない場合

サークルについて面接で聞かれた際、すらすら答えられる人ばかりではありません。

とくに、サークルに所属していなかった人はどう答えたら良いかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

とは言え、サークルに所属していなかったのに「所属していました」と嘘をつくわけにはいきません。

また、サークルに所属していなかった理由は濁さず伝える必要があります。

これらを伝えて納得してもらえれば評価が下がるのは防げるほか「自分の考えがある人物」と判断してもらえるでしょう。

所属していないと正直に話す

サークル活動について聞かれるのは、多くの学生が所属しており面接官自身も学生時代には所属していたことが多く話の内容がわかりやすいためです。

そのため、サークルに所属していたかどうか自体は直接採用には関係しません。

したがって、サークルに所属していなかった場合は「サークルには参加していませんでした」と本当のことを伝えましょう。

仮に所属していないサークルに参加したと嘘をつき、話した内容が嘘だとバレると信頼関係に影響するので注意が必要です。

活動内容について深掘りされ、説明が曖昧で具体性がなかったり、矛盾することを言ってしまったりすると嘘がバレやすくなります。

そして、実際に経験していない場合どの部分が曖昧になっているか、どの部分が矛盾しているかを判断するのは難しいです。

サークルに所属していなかった場合は、素直にそう伝えましょう。

所属していない理由を話す

サークルに所属していなかった場合、なぜ所属していなかったのかを話しましょう。

「サークル活動の代わりにアルバイトに専念していた」「学業に専念するためにサークル活動は避けていた」など、サークルに入らなかった前向きな理由を述べます。

単純にめんどくさかったから、サークルで学べることはないと思ったからなど、後ろ向きな理由の場合はあまり良い印象を得られません。

とくに、サークル活動に対する偏見のようなものが露呈すると学生時代にサークル活動を行っていた面接官は良い顔をしないでしょう。

自分にとってサークル活動よりも優先したい活動があったことを述べるのは構いませんが、それを優先したかった理由そのものはよりポジティブなものである必要があります。

【サークルのことを面接で聞かれたら】サークルのエピソードでアピールできる強み

続いて、サークルのエピソードを通じてアピールできる強みについて紹介します。

以下の5つの強みはどの企業においても求められている可能性が高い「ポータブルスキル」と呼ばれるものです。

どの能力をアピールしても良い印象を与えられる可能性が高いため、自分に当てはまる能力が何か考えてみてください。

主体性

主体性は社会においても非常に重要な強みとされ、企業が求める人材の条件の1つです。

サークル活動での主体的な行動をアピールすることにより、自分が他者の指示を待つのではなく、自発的に行動し、周囲を巻き込みながら成果を上げられる人物であることを示すことができます。

例えば、イベントの企画を自ら提案し、その実行に向けてチームをリードした経験などは主体性を強くアピールできるエピソードです。

また、単に行動するだけでなく、目的達成のためにどのようなプロセスで周囲と連携し、課題を解決したのかを具体的に伝えることが大切です。

自分から積極的に働きかけ、結果を出す力はリーダーシップやプロジェクト推進力とも結びつくため、企業が高く評価する要素となります。

主体性をアピールする方法については以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は全ての企業で求められていると言っても過言ではないでしょう。

現代のビジネス環境ではチームでの連携が不可欠であり、メンバー同士の円滑なコミュニケーションが結果を左右します。

サークルでは様々な学部のメンバーと連携し、目標を共有しながら活動するため、自然とコミュニケーション能力が向上します。

コミュニケーション能力をアピールする際はチーム内でどのように意見を調整し、共通の目標に向かって協力したのかを具体的に説明すると良いでしょう。

例えば「サークル活動で発生した意見の衝突やメンバー同士の対立を調整して、プロジェクトを成功に導いた」などのエピソードがあれば、それを具体的に説明することが有効です。

以下の記事ではコミュニケーション能力を自己PRでアピールする際のポイントなどについて詳しく紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

継続力

継続力は目標を達成するために粘り強く取り組む姿勢を示せる、非常に重要な能力です。

サークル活動においては長期にわたってプロジェクトやイベントに取り組むことも多いでしょう。

このようなエピソードは継続力をアピールする絶好の機会の1つです。

例えば、年間を通じてサークルの活動を続けたり、大きなイベントに向けて何ヶ月も準備を行ったりした経験などがあれば、それを具体的に述べることで、困難な状況でも諦めずに努力し続ける力を強調できます。

継続力は困難に直面しても諦めずに目標を達成するための原動力となるため、企業にとって非常に価値のあるスキルの1つです。

継続力を面接でアピールしたい方は以下の記事を熟読し、より理解を深めることを推奨します。

課題解決力

課題解決力はサークル活動における様々な問題や課題に対処する際に培われることでしょう。

企業は入社後に社員が直面する問題を自らの力で解決できる能力を求めています。

サークル活動での課題解決の経験は、まさに課題解決力をアピールする絶好の機会です。

例えば、イベントの運営やプロジェクトの進行中に起きた予期せぬトラブルに対応した経験や、チーム内での意見の相違を解決した経験などがあれば、それを具体的に説明することで課題解決力を強調することができます。

課題解決力をアピールする際には、問題の発生から解決に至るまでのプロセスを詳細に述べることが重要です。

問題が発生した際にどのように原因を分析し、どのような解決策を導き出したのか、また、その解決策がどのような成果をもたらしたかを具体的に説明することで、面接官に強い印象を与えることができます。

傾聴力

傾聴力は相手の話を注意深く聞き、その意図や感情を理解する能力です。

サークル活動では多くのメンバーと協力しながらプロジェクトを進めることが多く、その中で他者の意見や要望をしっかりと理解する力が求められます。

傾聴力をアピールする際は「自分と異なる意見のメンバーとの話し合いでは、相手の意見を尊重しつつ、自分の考えを伝えた」など、具体的に説明すると良いです。

また「他のメンバーの意見が衝突した際に、双方の意見をしっかりと聞き、折衷案を導き出した」などのエピソードも良いでしょう。

ただ自分の意見をぶつけるのではなく、相手の意見をじっくりと聞き、何を求めているのか、何を言いたいのかを理解できる人は、傾聴力が培われていると言えます。

傾聴力はどのような仕事でも活用できますが、特に営業職やプロジェクトリーダーなど、取引先や多くのメンバーの意見を聞かなければならない仕事において大きく活用できる能力です。

傾聴力をアピールしたい方はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

【サークルのことを面接で聞かれたら】おすすめの構成

サークル活動に限らず、面接でされた質問はどのように答えたら良いのでしょうか。

対面で口語を使用して説明する際も、文章と同じく大切になるのが構成です。

基本的に、どのようなサークルにいたのかという結論、サークル内での目標、ぶつかった課題、解決のための行動、結果、学び、企業への貢献の順で話すと伝わりやすくなります。

逆にこの構成を守らないと、話すことが長くなればなるほど何を伝えたいのかわからなくなっていくため注意が必要です。

構成がしっかりしていれば、自分でも何を話すべきか見失いにくくなります。

結論

面接で聞かれたことについて答える際は、まず結論から話しましょう。

ガクチカについて聞かれたなら「学生時代力を入れたことは〇〇です」、直接サークルについて聞かれたなら「所属していたサークルは○○です」と、結論から述べます。

こうすれば、これから何について話そうとしているのかがわかりやすくなるため、この後にくる説明の内容が頭に入りやすくなります。

自分でも何について話し始めたかを覚えていやすくなるため、芯がブレにくくなり楽です。

目標

続いて、エピソードの中で立てた目標を述べましょう。

ガクチカとしてサークル活動を紹介しているのであれば、どのようなことになぜ力を入れようと思ったのか、何かしらの目標があるはずです。

大会での入賞や個人的な目標の達成など、何を目標に活動をしていたのかを話せば向上心の強さもアピールできます。

また、目標の方向性によっては社風とのマッチ度もアピールできておすすめです。

企業の求める人材像や自分が実際に立てた目標の方向性をすり合わせ、適切な回答を選びましょう。

課題

次は、先に挙げた目標と、当時の状態とのギャップや活動する中で直面した課題について述べます。

何事もなくスムーズに目標を達成できるのは素晴らしいことではありますが、それではエピソードにはなりません。

基本的に企業側は課題に対する就活生の捉え方や行動のパターンを知りたがっているため、山や谷を意識して話す必要があります。

まずはサークル活動の中で乗り越えるべきだった壁、課題について話し、自分がどのようなことを壁だと感じるのかについてアピールしましょう。

課題への行動

続いて、挙げた課題を解決するために自分がどのような行動をしたのかを述べます。

何かを課題だと感じた場合、何もせず放置することはまずないでしょう。

とくに就活のエピソードとして用いるからには、何かしらのアクションを起こしていなければアピールになりません。

課題についてどのように行動したかは、その人の考え方や価値観が現れるポイントです。

志望先の企業に何をアピールしたいのか考えつつ、課題に対してどう行動したのかを説明しましょう。

結果

次は、課題の改善に向けて行動した結果、実際に得られた成果がどのようなものであったかを述べます。

課題に対して何かしらの行動をしたとしても、変化が生まれなければあまり意味がありません。

変化がなかったこと、改善にならなかったことに対し明確な反省と次どうするかを考えられていれば良いですが、そうでなければ基本的には変化したこと、成功した行動の結果について話すのが無難です。

この部分は、就活生の行動が志望先の企業にどのような影響を与えるかを想起させるのにも役立ちます。

学び

続いて、一連の経験を通じて得た学びを述べます。

「努力を続けることの大切さ」「仲間と協力する際はしっかりコミュニケーションを取るべき」など、ぶつかった課題や解決方法など、エピソードによって学べることは千差万別です。

企業は、経験から何を学び取ったかによってもその就活生の価値観や考え方を判断しています。

そのため、学んだことが企業の社風などと合わない場合はマッチ度が低いと見なされる可能性があり注意が必要です。

貢献

最後に、このエピソードの中で得た学びをもとに今後社会人としてどのように貢献したいかを述べます。

つまり、どのように企業の役に立てるかを話すことが大切です。

「この経験を活かして、御社でも○○という形で役立てたいと考えております」といったように、経験した内容の中から役立てられることを述べましょう。

どのように役立てられそうかというポイントが企業の求める人材像とマッチしていれば、より高い評価が得られます。

逆に、ここがズレていると企業研究の深度を疑われるため注意しましょう。

【サークルのことを面接で聞かれたら】例文紹介

続いて、面接でサークル活動について聞かれた場合の解答例をご紹介します。

ここで挙げる例文はあくまでも一例であるため、実際には自分の言葉で、自分の経験について話さなければなりません。

話すつもりの内容が破綻していないか、相手に伝わりやすいものであるかどうかは、周りの人に面接対策に協力してもらって確かめると良いでしょう。

なお、面接の場合は志望先の企業のことは「御社」と呼称します。

サークルの傾向別に、どのように面接で答えたら良いのかをチェックしていきましょう。

スポーツ系サークルの例

例文

私は、学生時代ハンドボールサークルに所属していました。

サークルでは地方大会での優勝を目指していましたが、練習におけるメンバーの集まりが悪いという課題を抱えていました。

そこで、私はまず何が原因で集まりが悪いのか知るために、LINEを通してアンケートを実施することにしたのです。

その結果、当時の活動曜日ではメンバーの都合が合わず、参加したくてもできない人がいることがわかりました。

これを受け、サークルのリーダーやキャプテンと相談の上活動曜日をずらし、参加しやすい曜日に練習の機会を設けることでメンバーが練習しやすい環境を整えました。

結果的にチームでの競技が上達し、その年の大会では見事上位に入賞できたのです。

この経験から、トラブルの原因を探るためにはしっかりメンバーの意見を聞き取ることが大切だと学びました。

御社への入社後も、チーム全体の意見を聞いてトラブルを解決できるように努めたいと考えております。

語学系サークルの例

例文

私は学生時代、フランス語サークルに所属していました。

フランス語を選んだのは、将来的にファッションの本場であるフランスに留学したいと考えていたためです。

しかし、はじめのうちはフランス語特有の発音に慣れず、サークル内での会話も恥ずかしくて積極的になれずにいました。

このままでは活動にならないと考え、メンバーとお互いの発音がどのように改善できるかチェックしあい、自宅でも重点的に苦手な部分を練習することにしたのです。

結果的にフランス語に対する苦手意識はなくなり、無事にフランスに留学してファッションのことを学べました。

この経験から、苦手なことにも逃げずに取り組むことが大切だと学びました。

御社への入社後も、この経験を活かして業務における苦手をなくしていきたいと考えております。

ボランティアサークルの例

例文

私は学生時代、ボランティアサークルのリーダーを勤めていました。

私がリーダーをしていたときは年間で最低50kgのゴミ拾いをすることを目標としていました。

しかし、ノルマを達成することを重視するあまり、落ちているゴミを拾うだけでなく自分で作ったゴミを勝手に拾ったゴミに混ぜるメンバーが出てしまったのです。

そこで、私はメンバーに対してゴミ拾いの目標はあくまでも地域の美化のためにやっていること、数値を出すこと自体が目的だと思ってはいけないことなどを丁寧に説明しました。

結果的にメンバーが活動で不正をすることはなくなり、どうしてその活動が行われているのかを重視して活動してくれるようになったのです。

この経験から、目標を設定する際はどうしてその目標なのかをしっかりメンバーと共有することが大切だと学びました。

御社への入社後も、業務の目標とその設定理由を共有し、メンバーと同じ方向を向いて頑張りたいと考えております。

文化祭実行委員会の例

例文

私は学生時代、文化祭実行委員会の委員として活動していました。

実行委員会に入ったのは、すべてのサークルが余すことなくその魅力を発揮するステージを自分の手で整えたかったからです。

文化祭では文化部はもちろん、体育系のサークルも出し物を出すことになっていましたが、本来の活動が忙しいために締切間際になっても何を行うのか申請していないサークルが多くありました。

そこで、私は申請を出していないサークル1つひとつの活動場所に足を運び、その場で必要な書類を集めて回ることにしたのです。

結果的にすべてのサークルに申請書類を出してもらえ、文化祭は無事に開催できました。

この経験から、私は目的を達成したければ自分から動くことが大切だと学びました。

御社への入社後も、業務を達成するために自分の足で動き、積極的に働きたいと考えております。

【サークルのことを面接で聞かれたら】面接対策が難しい場合は

どうしても面接対策が難しいと感じた場合は、就活のプロである就活エージェントに相談しましょう。

「ジョブコミット」であれば、面接で聞かれたことに対してどう答えたら良いのか具体的なアドバイスがもらえます。

自己分析から二人三脚で取り組んでもらえるため、一般論だけでなく自分自身の状況に即した対策を考えてもらえるのが魅力です。

また、面接対策を何度も行ってもらえるほか、自分に合った企業選びや書類選考のサポートも受けられます。

就活の始まりから内定の獲得までを無料でサポートしてもらえるため、利用して損はないでしょう。

サークル活動についても、外部の一般人、とくに面接官目線でどのような評価が得られるか客観的に教えてもらえます。

ジョブコミットへの登録は、こちらからどうぞ。

おわりに

サークル活動は、自分が学生時代にどう考えて行動したか、人となりを伝えるのに効果がある内容です。

しかし、良い面をアピールしようと焦るあまり面接官に対して嘘をついてしまうと逆効果にしかなりません。

サークルに所属していなかった場合も同様です。

自分がどのように考えて行動に移したのか、正直に、自分の言葉で伝えるようにしましょう。

聞かれた内容に答えるための構成がしっかりしており、相手を納得させられれば大きなアドバンテージとなります。

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