サイバーエージェントってどんな会社?会社概要から就活のポイントを解説

サイバーエージェントってどんな会社?会社概要から就活のポイントを解説

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はじめに

成長業界であるIT系の企業の中でも、近年日本で特に業績を伸ばしている企業の1つがサイバーエージェントでしょう。

ABEMAといったサービスなども提供しているので、身近な存在と感じている方も多いはずです。

勢いのある企業だけに、学生の就職先としても非常に人気があります。

サイバーエージェントの会社概要や就活のポイントを紹介しますので、IT業界に興味のある方はぜひ参考にしてください。

人気企業なので内定を得るのは難しく、早めに準備を進めていくことが大切です。

サイバーエージェントの概要

最初に、サイバーエージェントの概要について紹介します。

資本金などのくわしい数字まですべてを把握する必要はありませんが、事業内容や社風など基本的な事項は理解しておきましょう。

就職活動のにおいて必ず実施される面接では、企業について理解しているかを質問される機会も多いです。

企業のどこに魅力を感じたか・どんな仕事をしたいかといった質問に対して、明確に答えられなければ、面接をパスすることはできません。

これはサイバーエージェントに限らず、どの企業を志望する場合でも同じです。

会社概要

株式会社サイバーエージェントは1998年3月に設立された企業で、2000年にはマザーズ・2014年には東証一部上場を果たしています。

現在は日経平均株価を構成する銘柄にもなっており、日本を代表するIT企業と言えるでしょう。

創業者は現在も代表取締役社長である藤田晋さんです。

最初はバナー広告からインターネット広告事業に携わっており、そこからさまざまな事業を展開するようになりました。

特に2004年開始のブログサービス・Ameba(当時はアメーバピグ)や、2016年開局のインターネットテレビ「ABEMA」(当時はAbemaTV)といったサービスで有名です。

現在は「株式会社AbemaTV」「Cygames」といった多くの子会社によって、各種サービスが運営されています。

事業内容

サイバーエージェントの主な事業内容も見ていきましょう。

現在は以下の見出しで紹介する事業内容をメインにしていますが、サイバーエージェントのようなITベンチャーは新しいことに対する挑戦心の強さが特徴です。

今後、まったく違うジャンルの事業にチャレンジしても不思議ではありません。

これからサイバーエージェントに入社して活躍しようという方も、仕事ぶりが評価されれば、自分のアイデアを形にするチャンスがやってくる可能性もあります。

メディア事業

現在サイバーエージェントの中核となっているのはメディア事業です。

2016年から始まったインターネットテレビ「ABEMA」は5,000万ダウンロードを突破しており、今ではほとんどの人が一度は目にしたことがあるほどになりました。

無料で24時間さまざまなジャンルの配信を楽しめ、ドラマや恋愛リアリティーショーといったオリジナルコンテンツも充実しています。

格闘技・競輪オートレース・将棋・大相撲などの中継にも積極的に取り組んできました。

ブログサービス「Ameba」も国内最大規模を誇り、同社の中核事業となっています。

近年は幅広い分野のメディア事業展開が特徴的で、マッチングアプリ「タップル」・競輪「ウィンチケット」・音楽配信「AWA」などのサービスを提供中です。

インターネット広告事業

インターネット広告事業も、設立以来から行われてきたサイバーエージェントの基幹事業と言えます。

1998年当時はまだスマートフォンもなく、インターネットで動画をスムーズに再生させることもできない時代でした。

バナーが中心だった頃からインターネット広告を手掛けていたサイバーエージェントは、その後もネット広告の進化に対応して事業を成長させています。

大幅な成長率を見せたインターネット広告事業での成功が、他事業へ進出する足掛かりとなったと言えるでしょう。

現在は広告事業でAIを活用し、パフォーマンスをさらに高める取り組みも見せています。

あらゆるメディアに精通したサイバーエージェントだけに、今後新たなネット媒体が登場したときも、業界をリードしていく可能性が高いでしょう。

ソーシャルゲーム事業

サイバーエージェントの子会社、Cygamesではソーシャルゲームも開発してきました。

DeNAの「Mobage」向けアプリから長くアプリの開発をしており、ゲーム好きの方にはおなじみのタイトルも多いです。

「アイドルマスターシンデレラガールズ」「グランブルーファンタジー」といったタイトルが代表作にあげられます。

さらに、2021年には「ウマ娘 プリティーダービー」が大ヒットしました。

同年特に話題を呼んだゲームの1つと言えるでしょう。

ソーシャルゲームはヒットするかどうかリリースするまで読みにくいですが、ヒットするとかなりの収益を得られます。

毎年さまざまなゲームがリリースされてはサービスが終了しており、競争の激しい分野ですが、サイバーエージェントはその中でかなり安定してヒット作を作り続けてきました。

投資育成事業

サイバーエージェントには株式会社サイバーエージェントベンチャーズという子会社もあり、インターネット関連のベンチャー企業への投資育成事業も手掛けています。

ベンチャー企業への投資は、必ずしも成功するとは限りません。

しかし、投資先の事業が成功すれば大きな収益となるだけでなく、そのサービス・技術がサイバーエージェントの事業に役立つ可能性もあります。

新たな事業に挑戦し続けてきたことで爆発成長を遂げてきた企業だけに、今後もIT関連への投資・育成を続けていく可能性が高いです。

これまでサイバーエージェントは、かなり多くの子会社・関連会社を育ててきました。

プロレス団体の運営などにもチャレンジしており、IT関連以外の事業にも注目です。

社風

サイバーエージェントは、特に「ベンチャーらしい」気質の企業と言えます。

社員の平均年齢は30代前半で、若手が多く勢いのある企業です。

年功序列で昇進していくことはなく、実力主義で社員を評価してきました。

そのため、働く社員もその社風にマッチする人材がそろっていると言えます。

若手でも評価されれば、管理職やプロジェクトリーダーに抜てきされることを理解しているため、一生懸命仕事に打ち込もう・結果にこだわろうという熱意のある方が多いです。

過去には若手を子会社の社長にした例もあるため、若いうちから経営者になれる可能性もあります。

安定した給料さえもらえれば良い・ほどほどに頑張れば良いという意識の方が自然と淘汰されやすい環境と言えるでしょう。

サイバーエージェントの採用コース

続いて、サイバーエージェントの採用コースについて紹介します。

IT業界の企業なので、営業など一般的な仕事に携わる方以外にも、専門スキルを備えたエキスパートも需要が高いです。

新卒採用においては、「ビジネスコース」「エンジニアコース」「クリエイターコース」という3つの枠が用意されています。

もちろん通年でキャリア採用も募集しており、能力の高い方であれば、中途でサイバーエージェントに採用される可能性もあるでしょう。

以下の見出しで3つの新卒採用枠に関して簡単に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ビジネスコース

文系学生の多くは、広告戦略立案・マーケティング・人事・経理など企業の統括管理を行う役職(総合職)に就くことになります。

そうした方を募集するのが「ビジネスコース」で、2024年度に関する案内をホームページで確認したところ採用枠は「約100名」と記載がありました。

人気企業だけあって、倍率はかなり高いです。

もちろん、ベンチャー企業は入社できればそれだけで一生安泰というわけではありません。

入社後も努力を続け、能力を示さなければならず、常に成長を目指して努力できる方でなければ、同社で働き続けることはできないでしょう。

その反面、実力主義の競争が激しい環境で頑張りたい方・自分が一番成長しやすい環境で働きたい方には魅力的な職場と言えます。

エンジニアコース

エンジニアコースは、メディア事業・ゲーム事業などの研究開発に携わるエンジニアを募集するコースです。

工学系の学部を卒業する方などは、こちらを志望することが多いでしょう。

ビジネスコースにも言えることですが、社員が挑戦できる・成長できるための取り組みを数多く強調しています。

エンジニアとしてスキルアップしたい方にとっては、非常にやりがいのある職場と言えるでしょう。

求める人物像については、サイバーエージェントのホームページで「事業視点・ユーザー視点・組織視点を持てる方」と記載がありました。

マーケティング・広報といった立場の社員だけでなく、エンジニアにもユーザー視点で新しいサービスを作ってほしいと考えていることがわかります。

クリエイターコース

最後に紹介するクリエイターコースは、グラフィック・映像などのスキルがある方を採用するためのコースです。

こちらは入社前からある程度スキルを持っていなければならないので、一般的な四大卒学生の多くはビジネスコース・エンジニアコースから選ぶことになるでしょう。

クリエイターコースでは「就業型イラストレーターインターンシップ」といったユニークな取り組みをしており、企業についてしっかり理解してもらったうえで採用を進めています。

現在はツールが進歩しており、スキルがなくても誰でも簡単に、ある程度きれいな映像などを作れるようになってきました。

しかしサイバーエージェントのようなトップ企業では、プロのクリエイターとして妥協のない作品が求められます。

サイバーエージェントの就活

続いて、サイバーエージェントの就職活動について簡単にまとめました。

日本のIT業界を引っ張るトップ企業だけあって、サイバーエージェントはかなりの人気企業です。

一方対人サービスなどで多くの社員が必要な企業ではなく、企業規模の割に採用人数が多くありません。

倍率がとても高く、応募者を絞り込むためにエントリーから採用までの選考がかなり長いです。

エントリー後は動画選考があり、そのあと「1day選考会(トライアウト・集団面接)」「1dayジョブ」という選考が設けられています。

1dayジョブを通過するまででも、かなりの学生が落とされ、ここからもさらに複数回の面接を通過しなければなりません。

もちろん最後には役員面接をパスして、ようやく内定です。

選考が動画選考用の動画提出時期により「夏選考」「冬選考」に分かれているのも、サイバーエージェントの就職活動における特徴です。

夏選考はさらに1~4タームに分かれており、最初のタームでは2年生の時期から就職活動がスタートするので、早めに準備をしておきましょう。

内定者の特徴

何百倍になるサイバーエージェントの就職試験を勝ち抜き、内定をもらえた方にはどのような特徴があるでしょうか。

ここからの見出しでは、サイバーエージェント内定者の特徴について紹介します。

もちろん、かなり高いスキル・将来性を備えていることが前提条件です。

それに加え、サイバーエージェントの社風・求める人物像にマッチしていることが求められます。

今後サイバーエージェントはもちろん、同じIT系ベンチャーを中心に志望予定の方はぜひ参考にしてください。

素直

倍率の高さからかなり高いスキルが求められるとはいえ、サイバーエージェントは「就活生の技能・スキルを重視して採用を行っていない」と案内しています。

ホームページなどで就活生に向けられたメッセージを見ていくと「一緒に働きたい人材である」と思えるかどうかを重視して採用していることがわかるでしょう。

また、将来成長する可能性が高い人材も積極的に採用しています。

就活生の将来性を100%予見することはできませんが、将来性をはかる指針の1つが「素直であるかどうか」です。

素直な方は、学生時代は平凡な成績・経歴であっても、良い先輩の指導を受け入れることで、大きく成長できます。

サイバーエージェントは優れた社員が在籍しており、人材育成のノウハウもそろっているため、指導を素直に受け入れられる方を高く評価する傾向が強いです。

また、サイバーエージェントがIT業界の企業であることも、素直さが有利に働く理由となります。

IT業界は常に技術や常識が変化しており、変化に適応しやすい素直さは大きな長所です。

野心がある

サイバーエージェントの大きな特徴に、若手をよく抜てきしてきたことがあげられます。

そういう実力主義の会社は「将来自分で事業を興したい」「こんなことを成し遂げたい」という野心のある方を高く評価することが多いです。

若手のときから、起業家精神をもってビジネスに臨むことが求められます。

就職活動では「御社に入りたい」という熱意が合否を左右するポイントです。

しばしば面接で「どうしてその企業でなければいけないのか」「どうして同業他社ではなく、弊社を選んだのか」といった質問をされます。

サイバーエージェントを志望する場合、志望度の高さに加えて将来のキャリアビジョン・入社後に成し遂げたい夢なども評価対象になり得ると考えてください。

サイバーエージェントの就活のポイント

最後に、サイバーエージェントを志望する場合の就職活動におけるポイントを紹介します。

第一印象が良くなるよう気をつける・質問に結論ファーストで簡潔に答えるなど、基本的な点は他社を受ける場合と同じです。

それに加え、サイバーエージェントの社風に合っていることをアピールすることも求められます。

サイバーエージェントの就職活動は、国内企業の中でもかなり早くから選考が始まる点も特徴です。

四大卒の場合最低でも学部2年生のうちから、早めに準備を進めておく必要があります。

熱意を示す

サイバーエージェントの就活のポイントは「一緒に働きたいと思われること」です。

同社の採用案内でも、求める人物像にはっきりとその旨が案内されています。

一緒に働きたいと思われるためのポイントは、入社の熱意が強いか・一生懸命働きたいという意思が伝わるかどうかです。

仕事への熱意を前面に出し「どんなことでも吸収して自分の成長につなげる意欲がある」とアピールしましょう。

学生時代の「全力エピソード」があれば、そのことを示すのも効果的です。

苦しいことがあっても、最後まで自分の目標に全力で取り組んだ経験を述べれば「仕事にも全力で取り組んでくれるのでは」と考えてもらえるでしょう。

ビジネスに全力で取り組める適性があるかを問われるので、単なる趣味ではなく、部活などの経験をアピールするのがおすすめです。

インターンに参加する

サイバーエージェントでは、インターンシップの経験も内定に大きな影響を与えます。

参加するためには、まず選考フロー前半の1dayジョブなどを突破しなければなりません。

そのあとで、入社後のミスマッチを減らすためインターンで就活生の適性がチェックされます。

採用案内では「インターンの結果で内定を決めることはない」としていますが、インターンからどれだけの学びを得たかは、そのあとに行われる面接での受け答えに大きく影響するでしょう。

全力でインターンに臨み、インターンだけでも成長できたこと・入社したらサイバーエージェントでやりたいと思ったことなどをしっかり発表できるようにしてください。

ちなみにビジネスコースではインターンが必須、そのほかのコースでもインターン経由で入社する方は多いです。

身だしなみを整える

サイバーエージェントは、新入社員向けの研修として、身だしなみのマナー講座を開催しています。

どの企業も身だしなみのなっていない方を採用することはありませんが、特にサイバーエージェントは身だしなみにきびしい企業だと思ってください。

代表取締役社長の藤田晋氏自身、たびたびメディアに登場しており、顔が知られています。

藤田氏がメディアに出演している様子を見て、スーツの仕立てなどが非常に洗練されていると感じた方も多いのではないでしょうか。

サイバーエージェント社は就活の服装が自由な企業です。

しかし多くの学生はスーツで参加しており、奇をてらった服装をする必要はありません。

就職活動の雰囲気に合った、自分らしいスーツを選んでおくのがおすすめです。

面接などで企業を訪れる際は、事前に駅のトイレなどで身だしなみの最終チェックしましょう。

服の汚れやしわ、髪型の乱れなどは、サイバーエージェントを受ける際にかなり致命的です。

就活を早めに始める

サイバーエージェントは選考フローが非常に多く、何度も面接などを経てようやく内定をもらえます。

ビジネスコースは、夏選考・冬選考と2回の選考チャンスが用意されているのも特徴です。

冬選考は夏選考で落ちた方も再チャレンジ可能で、夏選考で落ちてしまった場合は、もう一度内定を勝ち取るための準備を進めましょう。

夏選考は1~4タームに分かれており、早いタームだと3年生になる前から選考フローがスタートします。

早期から選考に参加することは、他の学生より早く就職活動の心構えができる・自律性や行動力の高さをアピールできるといったメリットも多いです。

早めに就職活動の準備を進め、できるだけ早いタームから選考へ参加できるようにしておくことをおすすめします。

まとめ

サイバーエージェントは非常に高い倍率の就職試験を突破しなければなりませんが、多くの方に魅力的なチャレンジ環境を提供しています。

入社後に成長できる職場を志望する方は、ぜひ採用情報をチェックしてみましょう。

また、サイバーエージェントの選考は、その過程の中でインターンや1dayジョブといった貴重な経験をできる機会があるのも特徴です。

仮に内定を得られなくてもトライアウトやインターンまで進めば、その後の就職活動でも参加経験が活きてくるでしょう。

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