はじめに
「IT企業に就職したい!」と思ったと、渋谷にオフィスが集中していることに気づいた人はいませんか。
実は渋谷はITの聖地として、数多くのITベンチャー企業が集結しているエリアなのです。
今回は、給与や労働環境の面からランキングを発表していきます。
有名な大手企業を目指してみるのも良いでしょう。
あわせて近年注目されている企業についても紹介します。
まずは、渋谷がITの聖地である所以や、そこで働くメリットから見ていきましょう。
▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼
【ベンチャー企業:渋谷編】渋谷はITの聖地
東京都23区の中でも人気の渋谷は、長い間流行の発信地として若者に人気があります。
その渋谷は、実はITの聖地としての側面ももっていることをご存知でしょうか。
2000年代初頭にITベンチャー企業が集まったことで「ビットバレー」と呼ばれました。
まさに、アメリカの「シリコンバレー」のようなイメージです。
一時代を築いたあとは、拠点をほかへ移す企業も出てきたので、ずっと勢いがあったわけではありません。
しかし、現在でもミクシィやGoogleの日本法人など、有名な企業が数多く点在しています。
そして、近年そこへ新たに拠点を移してくるITベンチャー企業が増えてきました。
ITの聖地・渋谷が、また復活の兆しを見せているのです。
なぜIT企業が渋谷に集まるのか
東京は渋谷のほかにも、オフィスが多数集うことで有名な丸の内など、人気のエリアがたくさんあります。
それなのになぜ、IT企業は渋谷にばかり集まるのでしょうか。
渋谷は、世界で2番目に利用客の多い駅で、交通のアクセスが良いことも大きな利点でしょう。
それだけビジネスチャンスも多く転がっています。
東京都内だけではなく、神奈川・埼玉・群馬・栃木方面への高速移動が可能です。
また、渋谷は圧倒的な知名度を誇っており、誘致にお金を投じなくとも、企業が集まりやすい環境と言えるでしょう。
実際に国内外から多くのIT企業が集まり、企業間での意見交換も盛んです。
再開発による国際化や、渋谷区からの支援を受けて、今後いっそうの発展が見込まれています。
【ベンチャー企業:渋谷編】渋谷のITベンチャーで働くメリット
企業の経営者が、渋谷をビジネスの拠点として選ぶ理由が見えてきました。
一時はおとろえたITの聖地としての勢いが、また復活しているのも納得です。
それでは、働く側の立場からはどうでしょうか。
東京都心はどのエリアでも、数えきれないくらいのオフィスやショップが集結しています。
たくさんの就労場所がある中で、何もIT企業は渋谷だけにあるわけではありません。
実は、働く側からも渋谷は人気があります。
渋谷のITベンチャー企業で働くメリットを探っていきましょう。
交通アクセスが良い
仕事をするうえで、毎日の通勤はストレスを感じやすい部分です。
交通アクセスの良さは何にも変えがたいメリットと言えるでしょう。
前述の通り、渋谷は世界で2番目に使われる駅で、駅構内や周辺の環境も整備されています。
近隣の他県からのアクセスも便利で、乗り換えなどで無駄な時間と労力を使うことが少ないです。
公共交通機関だけではなく、車での高速利用も可能です。
整った交通環境は、仕事のストレスを増幅させることが少なく、人気を集める要因となっています。
人脈が広がりやすい
渋谷には実に多くのITベンチャー企業が集まっています。
同業者間での交流が生まれやすく、人脈を広げやすいのは大きな魅力です。
広い人脈を構築しておくことで、キャリアアップのチャンスが大幅に膨らむ可能性もあります。
入社したての新人や、これから積極的に上をねらっていきたい3・4年目の社員にこそ有効です。
同業他社の社員から学びとる機会が増え、状況によっては大手企業への引き抜きもあります。
将来を考えたときに、ビジネスの盛んな土地で働くことは、とても有利なのです。
アイデアが浮かびやすい
最先端の知識が必要なIT企業で働くには、いつでも流行に敏感でなければいけません。
渋谷は東京都内でも特に若者が多く集まるエリアで、流行を察知しやすい環境です。
そこから商機を見つけたり、新たなアイデアを思いついたりといったことが起きます。
また、同業他社が多く存在しているため、互いに良い刺激を受けやすいのです。
新しいコラボレーションが生まれるかもしれません。
渋谷には、仕事のヒントがたくさん詰まっていると言えるでしょう。
【ベンチャー企業:渋谷編】ITベンチャーランキング:給与編
渋谷は、働く側にとっても魅力的なエリアであることがわかりました。
仕事を選ぶうえでは、ほかに給与面がどうなのかは気になるところです。
渋谷に集まるITベンチャー企業は、何も有名な企業だけではありません。
あまり一般には知られていない企業だってあります。
しかし、都心でそれなりに多くの賃料を払う必要があることから、どこも業績は良いと考えられます。
就職を目指すなら、給与は知っておいたほうが良いです。
ここからはITベンチャー企業の給与ランキングを見ていきましょう。
1位:株式会社ディー・エヌ・エー
給与ランキング、映えある第1位は「株式会社ディー・エヌ・エー」です。
設立は1999年3月で、渋谷スクランブルスクエアにオフィスを構えています。
オークションサイトの「モバオク」やゲームサイトである「モバゲー」などを運営する企業です。
2012年からはプロ野球の球団「横浜DeNAベイスターズ」の運営もしており、抜群の知名度を誇ります。
球団経営には非常に多くの資金を要することから、その規模の大きさがわかることでしょう。
年齢にかかわらず、さまざまなポジションに就くことができ、大きく成長できる企業です。
社員同士が切磋琢磨してスキルアップし、経営を盛り上げている様子が見てとれます。
それが収入にも反映されており、平均年収は約790万円です。
2位:株式会社サイバーエージェント
第2位は「株式会社サイバーエージェント」です。
設立は1998年3月、1位のディー・エヌ・エーと同じく渋谷スクランブルスクエアにオフィスを構えています。
芸能人が多数利用していることで有名な、無料ブログポータルサービス「アメーバブログ」の運営企業です。
そのほかにも、広告やゲーム事業など幅広く手がけています。
「グランブルーファンタジー」が人気を博している、Cygamesを制作子会社として抱えていることも有名です。
新規事業の立ち上げを頻繁に行っており、テレビ朝日との合同出資で「AbemaTV」を展開しています。
近年参入することを表明した、アニメーション制作事業と連動していくようです。
約730万円という平均年収の高さが、好調ぶりをうかがわせます。
3位:株式会社スカラ
第3位は「株式会社スカラ」です。
設立は1991年12月で、渋谷ヒカリエにオフィスを構えています。
1・2位に比べると、企業名としてはそれほど一般には知られていないかもしれません。
なぜなら、一般ユーザーよりも企業で利用されるようなサービスを提供している企業なのです。
サイト内の検索エンジンなど、提供しているITサービスには多くの企業で活用されているものがあります。
ほかにも、FAQシステムやECサイト、コンタクトセンターなどを運営している企業の持株会社です。
SaaSやASPといった、ITの中でも特に注目されているサービスを展開しています。
たくさんの関連会社を抱えており、平均年収は約725万円と高い水準です。
4位:株式会社カカクコム
第4位は「株式会社カカクコム」です。
設立は1997年12月、渋谷区恵比寿にオフィスを構えています。
飲食店利用者の口コミが見られるサイト「食べログ」、電気製品の価格を比較できるサイト「価格.com」が有名です。
また、求人情報を一括で検索できる「求人ボックス」も運営しています。
そのほかに運営しているのは、ライフスタイル情報発信サイト、映画ポータルサイトなどのWebサイトです。
「バス比較なび」や「格安移動」のような交通系サイトにも力を入れています。
一般ユーザーが頻繁に利用する、とても身近なサービスを展開している企業です。
平均年収は約680万円と高く、ユーザーにとって馴染みの深い事業に関わることができます。
5位:株式会社ミクシィ
第5位は「株式会社ミクシィ」です。
設立は2000年10月で、渋谷区渋谷のスクランブルスクエアにオフィスを構えています。
もともとは「mixi」というソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を運営する企業でした。
しかし、時代の流れからか今ではゲームやメディアなど、デジタルエンターテインメント事業が売り上げの多くを占めています。
なかでもスマートフォンゲーム「モンスターストライク」が有名です。
2013年からサービスを提供しており、課金収入や広告収入が大きいと想像できます。
また、サッカーやバスケットボールのチームを傘下におさめており、スポーツ事業についても積極的です。
約660万円という高い平均年収を誇ります。
【ベンチャー企業:渋谷編】ITベンチャーランキング:残業時間編
給与が高いことは、志望する1つのきっかけになるでしょう。
ただ、IT企業は残業が多いといったイメージもあるかもしれません。
給与が高いのは良いことですが、実際に働くうえでは、残業時間が多くないかという点が心配でもあります。
残業が多いと、仕事から帰って寝るだけの生活になってしまいがちです。
特に近年は、働き方改革が叫ばれていて、仕事以外の余暇時間を重視する人が少なくありません。
そこで、次は月間の平均残業が少ない順にランキングを紹介します。
1位:フォートラベル株式会社
第1位は「フォートラベル株式会社」です。
設立は2003年10月、渋谷区恵比寿にオフィスを構えています。
親会社は、前述の給与が高いランキングに登場した株式会社カカクコムです。
2005年に子会社化され、2021年9月には吸収合併されました。
旅行情報に特化したウェブサイトの運営や、海外用Wi-Fiルーターのレンタルサービスを展開しています。
旅行の口コミサイトとしては、日本最大級の利用者数を誇ります。
その平均残業時間はなんと1ヶ月あたりで約7時間と少なく、1日に換算すると20分程度と驚きの少なさです。
自分の時間を大切にしたい人には、とてもありがたい労働環境でしょう。
大手企業を親会社に持っている安定感もあり、旅行好きにはたまらない企業と言えます。
2位:オープンワーク株式会社
第2位は「オープンワーク株式会社」です。
設立は2007年6月で、渋谷スクランブルスクエアにオフィスを構えています。
「自由に生きよう」を企業理念に掲げ、それを見事に体現している企業です。
転職・就職の情報プラットフォーム「OpenWork」を運営しています。
社員の口コミを見られるほか、求人の登録をすることで企業からのスカウトを受けることも可能です。
ジョブマーケットにおいて、一人ひとりが活躍できる環境作りを目指しています。
親会社である株式会社リンクアンドモチベーションは、経営コンサルティング会社です。
平均残業時間は約8時間となっており、社員に優しい労働環境にあると言えるでしょう。
人の求職活動に携わりたいのであれば、おすすめの企業です。
3位:ピクスタ株式会社
第3位は「ピクスタ株式会社」です。
設立は2005年8月、渋谷区渋谷にオフィスを構えています。
画像のすみにPIXTAと書かれているのを見たことはありませんか。
それらデジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」の運営している企業です。
個人のブログだけではなく企業のWebサイトなど、さまざまなところで利用されています。
PIXTAの素材は、インターネットに触れれば、目にしない日はないくらいです。
ほかにも「fotowa」という個人向けの出張撮影マッチングサービスを展開しています。
自分でフォトグラファーを選び、家族写真などの撮影をしてもらえる点が人気です。
約10時間という平均残業時間の少なさが、労働環境の良さを物語っています。
3位:株式会社ゲームエイト
「株式会社ゲームエイト」も同率の第3位です。
設立は2014年8月と比較的新しく、渋谷区東にオフィスを構えています。
ゲーム好きで知らない人はいない、日本最大級のゲーム情報総合サイト「Game8」の運営企業です。
ゲームの最新情報、攻略情報からお役立ち記事まで、広く深く取り扱っています。
国内だけではなく海外向けのサイトも運営しており、世界規模のゲームメディア企業です。
ほかにも「HoneyStudio」というインフルエンサープロダクションも手がけています。
ゲームパブリッシャー以外にも大手SNSを活用したPRなどで、さまざまな企業に人気です。
こちらも平均残業時間は約10時間と、夜遅いゲーム関連企業のイメージをくつがえしています。
5位:スマートニュース
第5位は「スマートニュース株式会社」です。
設立は2016年6月とあまり年数が経っておらず、オフィスは渋谷区神宮前にあります。
スマートフォン用のニュースアプリ「スマートニュース」を提供している企業です。
全国紙などのニュースメディアと連携し、インターネット上で話題のニュースを配信しています。
アプリで手軽に読めることが、万人に受けている要因でしょう。
日本国内だけでなく、世界中、特にアメリカで人気があるアプリです。
VTuber「にじさんじ」のチャンネルもあり、二次元エンターテインメント体験を提供しています。
ニュースメディアというと残業の多そうなイメージですが、平均残業時間は10時間をわずかに超える程度です。
【ベンチャー企業:渋谷編】注目されているITベンチャー5選
残業が多そうなイメージのIT企業でも、労働環境の良い企業があるとわかりました。
ランキングに入っているのは、すでに充分な知名度のある大手企業ばかりです。
渋谷に集まるITベンチャー企業は、大手ばかりではありません。
今はまだ有名でなくても、注目されている企業はほかにもたくさんあります。
ここからは、近年もっとも成長が注目されているベンチャーを見ていきましょう。
新しいことに積極的に挑戦していきたい人は、要チェックです。
Peatix株式会社
まず「Peatix株式会社」を紹介します。
設立は2011年10月と、まだ10年ほどしか経っていない企業です。
渋谷区神南にオフィスを構えています。
イベント管理、チケット販売や集客が行えるモバイルアプリ「Peatix」の運営企業です。
本社はアメリカにあり、シンガポール・マレーシアと実にグローバルな事業展開を行っています。
Peatixでは、オンライン・オフライン問わず各地のさまざまなイベントを探すことが可能です。
その数なんと常時10,000以上と充実しています。
イベントを開催する側にも安心のサポートサービスを提供しており、時代にマッチしている点でも期待できる企業です。
小規模のイベント開催にも優しい、多数の無料サービスがあります。
カバー株式会社
次に紹介するのは「カバー株式会社」です。
設立は2016年6月と新しいものの、50以上のVTuberが所属するホロライブプロダクションの運営企業として注目されています。
バーチャルライブの配信システムなど、新たなカルチャーをけん引する企業です。
VRやARといった先端技術を社内で研究し、これまでにない新しいエンターテインメントの提供を行っています。
アジアや北米でも人気が拡大中で、今後ますます成長が期待される企業です。
Sansan株式会社
「Sansan株式会社」も見落としてはいけない企業です。
設立は2007年6月で、渋谷区神宮前にオフィスを構えています。
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げ、法人向けクラウド名刺サービスを運営する企業です。
企業データベースと接点データベースを組み合わせ、営業チャンスを拡大させる、DXサービスを提供しています。
社会課題を解決するCSV活動にも積極的です。
ほかにも個人向け名刺アプリ「Eight」、クラウド請求書受領サービス「BillOne」などでビジネスを支援しています。
そのビジョンを「ビジネスインフラになる」としており、今注目を集める企業の1つです。
グループ会社は日本国内や海外にもあります。
ディライテッド株式会社
次は「ディライテッド株式会社」を紹介しましょう。
こちらの設立は2016年1月、渋谷区の道玄坂というエリアにオフィスを構えています。
日程調節ツール「調整アポ」や、クラウド受付システム「RECEPTIONIST」を運営している企業です。
2020年には社名を「株式会社RECEPTIONIST」に変更しました。
代表取締役の橋本真理子氏は「自身が受付嬢を11年間してきた経験から、課題を解決するために起業した」と言います。
人と人とのコミュニケーションを重視しながら、非効率な悪しき習慣をなくすというものです。
そのほかにも、コンサルティング事業やウェブメディア事業などを展開しています。
ビジネスコミュニケーションをアップデートするサービスで、注目されている企業です。
株式会社セブンデックス
「株式会社セブンデックス」は2018年10月設立と、今回紹介する中ではもっとも新しい企業です。
オフィスは渋谷区恵比寿にあり、デザインコンサルティングファームとしてサービスの展開をしています。
UXUIデザイン、ブランディングやグロースハックを通じて、クライアントの事業成長のサポートを行う企業です。
マーケティングや採用課題の解決、DX支援など多面的なサービスがあります。
実績には有名な企業・サービスが名を連ねており、その注目度合いがわかるでしょう。
【ベンチャー企業:渋谷編】福利厚生が充実したITベンチャー5選
福利厚生が充実しているかどうかは、就職活動において重要なポイントになります。
企業規模が大きくなるほど福利厚生も充実している傾向にあるものの、ベンチャー企業だって負けてはいません。
特に、目を見張る成長を見せている企業は、納得の福利厚生をそろえています。
また、ベンチャー企業ならではのユニークな内容のものが散見されるのも興味深い点です。
渋谷のITベンチャー企業の中で、福利厚生が充実している企業を5社紹介します。
株式会社サイバーエージェント
最初に紹介するのは「株式会社サイバーエージェント」です。
給与の高さで第2位にランクインした超有名大手企業でもあります。
福利厚生の充実度もかなりのものです。
入社3年以上の社員は、リフレッシュ休暇として毎年5日間の年次有給休暇を取得できます。
また、女性の活躍を促進するための8つの独自制度がとても好評です。
たとえば、体調不良時に休める制度「エフ休」、子どもの発熱時に在宅勤務が可能な「キッズ在宅」などがあります。
株式会社Cygames
続いて「株式会社Cygames」を紹介しましょう。
設立は2011年5月、渋谷区南にオフィスを構える、株式会社サイバーエージェントのグループ企業です。
「ウマ娘」などのモバイル向けゲームアプリの運営を行っており、一般ユーザーからもとても人気があります。
会社主催での飲み会の費用を支給する制度は、ありそうでなかなかない福利厚生です。
また、子ども手当として10歳未満の被扶養者1人につき最大3名まで月額2万円が支給されます。
ほかにも家賃補助や引っ越し費用の補助など、金銭面での補助制度が充実している印象です。
ゲームパブリッシャーとして、プロジェクトに携わるためのスキルアップのサポート制度もあります。
運動不足になりがちな社員は、筋トレや朝ヨガのレッスンを受けることも可能です。
クルーズ株式会社
「クルーズ株式会社」も福利厚生が充実しているITベンチャー企業です。
設立は2001年5月で、渋谷区恵比寿にオフィスを構えています。
ファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」を運営する企業です。
流行に敏感なファッションを扱うだけあって、ほかにはない少しおしゃれな福利厚生があります。
たとえば、1年に1度自分だけの記念日を設定して、その日に休暇を取ることができる制度です。
また、勤続7年目の社員に対して5日間の休暇と、旅行代金15万円をプレゼントする制度もあります。
ママサポートとして、子どもが4歳になるまで毎年30万円を支給する制度もあり、オリジナリティと実用面で最高の福利厚生です。
Sansan株式会社
注目のベンチャー企業として紹介した「Sansan株式会社」の福利厚生も充実しています。
平日と休日の勤務を入れ替えられる「どにーちょ」は、静かな環境で仕事をしたい社員のためにある制度です。
生産性の向上を目的として取り入れられています。
金銭面では「GeekSeek」という福利厚生の制度があり、これは業務向上のために必要なツールや書籍の費用が控除されるものです。
ほかにも1日単位の自宅勤務選択制度「イエーイ」など、ユニークな名前のものが多数あります。
GMOインターネット株式会社
IT企業としてはかなりの知名度を誇る「GMOインターネット株式会社」も紹介しておきましょう。
設立は1991年5月で、第1本社を渋谷区桜丘町、第2本社を渋谷区道玄坂に構えています。
インターネットインフラ事業やインターネット広告・メディア事業を展開する大手企業です。
自ら「世界一の福利厚生」とうたうだけあって、その拡充には本気の姿勢が見られます。
食後に昼寝の時間を設ける制度は、作業効率アップのために企業自体が推奨しているものです。
昼寝の際にプロのマッサージを格安で受けられる制度もあります。
また、24時間365日オープンのカフェでは、ドリンク・ビュッフェ・軽食がすべて無料です。
世界中の最高の人材に働いてもらうため、手厚い待遇を用意しています。
まとめ
今回は、ITベンチャー企業をいろいろな角度から紹介しました。
ITの聖地・渋谷でベンチャー企業への入社を目指すなら参考になるはずです。
給与や福利厚生などの待遇だけではなく、働きやすさといった現代らしいポイントも重視して解説しました。
給与が高くて残業が少ない、そして福利厚生が充実しているという企業はめったにありません。
しかし、そのレアな求人にマッチするよう、今から自分を磨いていけば可能性は少しでもアップします。