目次［目次を全て表示する］
【ベンチャー企業とは？】どんなイメージを抱いているか？
はじめに、ベンチャー企業と聞いてどのようなイメージを抱きますか？
楽しそう、面白そう、自由そう、働きやすそう、すぐに出世できそうなど自由度が高く楽しそうに働いていると言ったポジティブなイメージが先行していたり、
あるいはその逆で、大変そう、よくわからない、福利厚生など整っているのか？、結局どんな企業なのか？など、実際にどんなことをする企業なのかとその不透明さによりネガティブなイメージがあるのもまた事実です。
今回はベンチャー企業のイメージとその実態について解説していこうと思います。
【ベンチャー企業とは？】どんな企業なのか
そもそもベンチャー企業とは、一体どんな企業のことを指すのでしょうか。
ベンチャー企業には明確な定義はありません。ベンチャー企業は新しい技術や事業、ビジネスモデルを形成し、成長していく企業のことを指します。
その為、従業員数や会社の規模などは企業によって様々で、新規事業の発展を軸として掲げ、成長志向である企業全般をベンチャー企業と呼びます。
どういった職種があるのか
ベンチャー企業と言ってもその中でも様々な職種があります。
多いのはエンジニア職です。ベンチャー企業のほとんどはIT事業がメインな場合が多く、また、今後はエンジニアは需要の高い職種と言えます。
他にも一般的な企業でもある営業職や、新規事業には必要不可欠である企画職、マーケティング職などもあり、ベンチャー企業と言ってもやはり多種多様な様々な職種があると言えます。
大変そうなイメージだが実際はどうなのか
ベンチャー企業の多くはあまり規模が大きくないので個人の負担が増える傾向にあります。
またベンチャー企業では実力主義な部分があり、成果やパフォーマンスの高さが求められます。また、事業としての仕組みが完全に出来上がっていない場合もあるので、しっかりとした研修制度などが整っていないケースも多くあります。
常にタスクに追われながら結果も求められるので、激務である可能性が高いです。
残業や休日は？
先述したとおり個人に求められる仕事の裁量が多い為、企業によっては残業や休日出勤などは当たり前な場合もあります。
最近フレックスタイム制、コアタイムなど様々な就業方法を取り入れている企業が増えてきていますが、仕事が終わらなければ時間外で働かなければいけない為、一概に自由度が高いとは言えません。
年収やキャリアアップなどはどうなのか
ベンチャー企業の平均年収は、およそ370万円ほどと言われています。月収にすればおよそ27万ほどで、かなり高い水準であると言えます。
ですが、実際に福利厚生面や残業代などの各種手当が充実している大企業と比べると、実際には大企業の方が支給額は多い場合もあります。
また、ベンチャー企業は役員や社長との距離が近いことや、事業が拡大するスピードが早いため、必然的に重要な仕事やポジションを任されることが早い可能性があると言えます。
【ベンチャー企業とは？】ベンチャー企業の特徴
ベンチャー企業の特徴として、やはり即戦力となる人材を求めている傾向があります。
常に成長志向なので、どんどん事業を拡大することから結果を出せる人を欲しています。
しかし、将来的に大きく化ける可能性はあっても現状では財政的に厳しい企業も多いです。全体的にまだまだ発展途上である企業がほとんどであると言えます。
ベンチャー企業に勤めるメリット
新卒でベンチャー企業に就職するメリットとしては、若いうちから様々なスキルが身についたり、幅広い経験が積める事です。
事業が拡大していく中で個人に割り振られる仕事の数や種類が多いことから、早いうちから成長できると言えます。
また、仕事の結果を実際に評価される機会が多かったり、大企業と違って役員や社長との距離が近いので、経営面を間近で学べたり、キャリアアップが早かったりと早い段階で多くのことを経験できます。
ベンチャー企業に勤めるデメリット
ベンチャー企業にはやはり安定性に関して保証はできず、最悪の場合は経営が傾いて倒産してしまうと言ったケースもあります。
また、福利厚生面や各種手当が整っていないケースもあるのでその点に不満を募らせてしまう可能性もあります。
良い意味でも悪い意味でも発展途上なので事業の拡大が進みすぎて個人の負担が大きくなり、体を壊してしまうこともあり得ます。
【ベンチャー企業とは？】どんな人に向いているのか？
それでは、実際にベンチャー企業はどんな人に向いているのでしょうか。
上記の通りベンチャー企業はメリットもデメリットも兼ね備えています。
ベンチャー企業の社風や方向性と自身の性格や人間性が合わないと入社後に苦痛に感じてしまう可能性があります。
成長意欲があり好奇心旺盛である
企業自体が成長志向であり新しいことを求めているので、ベンチャー企業で働く人にも、自身の成長意欲が高い人や好奇心旺盛で何事にも楽しんで積極的にチャレンジする姿勢が求められます。
新しいことでも不安にならず面白く感じながら挑戦できるような人が理想と言えます。
逆に安定を求めていたり、リスクを背負うことに不安を感じてしまう人にはあまり向いていないと言えるでしょう。
負けず嫌いで忍耐力がある
やはりベンチャー企業は実力主義である部分があり、成果を求められます。
成果が出ないと周りと比べられてしまったり、置いていかれてしまったりする場合もあります。
負けず嫌いな性格であれば失敗なども成長の糧に繋がり、モチベーションを落とさずにどんどん実力をつけられます。
将来自分で起業をしたいと考えている
実際に自分でも将来的に起業をしたい、独立したいと考えている場合、ベンチャー企業は多くのことを学べる環境であると言えます。
大手企業と違って経営者や社長と近いことから、必要な知識や人脈を得られ、企業の成長過程などを間近で見れることは将来的に起業や独立したい人にとっては働きながら将来へのキャリアアップにつながります。
【ベンチャー企業とは？】有名なベンチャー企業を紹介
小中規模のベンチャー企業が多いというイメージが強いと思いますが、中には規模が大きく一度は絶対に耳にしたことがある有名ベンチャー企業も数多く存在します。
本当にベンチャー企業なの？と耳を疑ってしまうような企業もあるでしょう。その中から３社を取り上げます。
楽天
1997年に設立された楽天グループは、積極的に様々な事業拡大を行い、楽天市場、楽天銀行、楽天モバイルなど、ジャンル問わず多くのサービスを提供する今では知らない人はいないのではと言うほどの有名企業となりました。
また、楽天はオリジナルの福利厚生も充実している企業としても有名です。
LINE
Zホールディングス（旧ヤフー株式会社）の完全子会社であった企業が、今では現代人のほとんどが使用しているであろうコミュニケーションアプリ「LINE」を中心にインターネット関連事業を展開しています。
どんどん事業展開し、音楽サービスや決済サービスなどでも今では目にしない方が少ないと言えます。
サイバーエージェント
元々はインターネット関連の企画営業を主目的として設立されましたが、アメーバブログやAbemaTVなどインターネット事業やメディア事業、ゲーム事業などを中心にインターネット社会である現代社会においては右肩上がりの有名企業です。
【ベンチャー企業とは？】まとめ
ベンチャー企業と聞いて、その実態を知らなければ様々なイメージが先行してしまうと思います。
実際にベンチャー企業は良くも悪くも発展途上ですが、自身が十分に成長できる企業です。
自分の性格や適性に合わせてベンチャー企業でチャレンジするのも一つの手です。
向いている人、向いていない人いると思いますが、この記事が今後の就職活動の参考になれば幸いです。
