はじめに
長期インターンでは、長い期間にわたって実際のビジネス現場で就業体験ができます。
また、ほとんどの長期インターンでは学生に対して給料が支払われています。
アルバイトに取り組む学生なら、バイトの代わりに、長期インターンで稼ぎながら経験を身につけたいと考えるのは自然なことです。
そこでこの記事では、長期インターンシップを探せるおすすめのサイト8つをご紹介いたします。
長期インターンへの参加を考えている、おすすめサイトの情報を知りたいという方はぜひ参考にしてください。
長期インターンとは
長期インターンとは、通常1ヶ月以上の期間にわたって企業で実務経験を積むプログラムを指します。
このタイプのインターンは、短期インターンと異なり、単なる職業体験ではなく、実際の業務に深く関わり、企業に利益をもたらすプロジェクトにも参加することが特徴です。
また、長期インターンを通じて、自分のやりたいことや将来のキャリアを具体的に描くことができる点も重要です。
特に、学生時代にさまざまな職種や業界を経験することで、適性を確認し、自分に合ったキャリアパスを見つけるきっかけとなります。
長期インターンは、学業との両立が求められるため、忙しい日々を過ごすことになるかもしれません。
しかし、その分、現場でのリアルな経験を積み上げることで、他の就活生とは異なる強みを得られるでしょう。
長期インターンに参加するメリット
まずは、なぜ長期インターンが大学生の間で注目されているかについて見ていきましょう。
長期インターンに参加することで得られるメリットは以下の3つです。
・ビジネス経験やビジネススキルが身につく
・ESや面接でアピールできる
・そのまま就職できるケースもある
いずれのメリットも、これから就職活動を控えているという学生にとって、かなり魅力的なものです。
自分に合う長期インターン先を見つけるには、自分が長期インターンを通じて何を得たいか考える必要があります。
メリットの詳細を見ていきましょう。
ビジネス経験やビジネススキルが身につく
まず、学生は職場での実務経験を通じて、社会人として必要なスキルを磨くことができます。
これには、コミュニケーション能力、時間管理、問題解決能力、リーダーシップなどの「ビジネススキル」が含まれます。
さらに、自身の努力が成果として数字に表れることも多く、就職活動時の自己アピール材料(いわゆる「ガクチカ」)として非常に有効です。
長期インターンでは、学生でも業務の一端を担います。
任せられる業務も会社によってさまざまですが、具体的には以下のような仕事を担当するでしょう。
・簡単な事務作業
・テレアポ
・事前調査
実際に客先へ出向いたり、社内で重要なデータを扱ったりすることがなくとも、業務の一端を担うだけで大きな学びがあるでしょう。
実際の現場に身を置かなければわからない職場の雰囲気も感じ取れるでしょう。
ESや面接でアピールできる
長期インターンは、ES(エントリーシート)や面接の中で、自分自身をアピールする材料の1つになります。
なぜなら、学生時代に力を入れた経験であるガクチカに使えるエピソードだからです。
実際の業務に近い現場で働く長期インターンは、ときとして失敗やミスをしてしまうことがあります。
しかし、それだけ責任のある仕事を任せられたということは、大きな学びを得た証拠でもあるのです。
こうした経験は、面接で大いにアピールしましょう。
就活をするに差し当たって「ガクチカと呼べるような経験がないな」と感じている人におすすめです。
そのまま就職できるケースも
長期インターンに参加すると、インターン先の会社にそのまま就職できるというケースも考えられます。
長期インターンでは、学生が自分に合う企業との出会いを求めているように、企業も優秀な学生との出会いを求めています。
双方、納得がいくようであれば、長期インターンからそのまま就職までことが運ぶケースもあるのです。
企業側も採用試験を実施する必要がなくなり、学生も内定がもらえるなどメリットが多いです。
特に外資系の企業やベンチャー企業では、長期インターンからそのまま採用という流れが主流になっています。
志望先企業が該当するかどうか、事前にリサーチしておきましょう。
長期インターンおすすめサイト8選
それでは、長期インターンの求人が探せるおすすめサイトを8つご紹介いたします。
・JEEKインターン
・ゼロワンインターン
・キャリアバイト
・Infra
・キャリアバイト
・ユアターン
・インターンシップガイド
・U-inTern(ユーインターン)
インターンサイトを活用すれば、何百社もの企業の中から、勤務地や業界など自分が思う条件に合った企業を探せます。
それぞれおすすめサイトの特徴を3つあげ、どのような学生におすすめかを解説していきましょう。
おすすめ①:Wantedly
Wantedlyは、日本最大級のインターンシップ募集情報を掲載する求人サイトです。
Wantedlyの特徴は、以下の3つになります。
・日本最大級の企業掲載数
・気軽に企業の話を聞きに行ける
・地方のインターン先も多数掲載
情報数がとにかく多いので、たくさんある候補の中からインターンシップ先を決めたいという人に向いています。
サイトには「話を聞きに行きたい」というボタンが設置されており、企業訪問が実施されている会社を簡単にピックアップすることも可能です。
「OB・OG訪問をしたいけれど、社会人の知り合いがいない」という人にも重宝するでしょう。
また、求人掲載数が多いことから、地方の企業が実施するインターン情報も入手できます。
大学では地元を離れたが、就職ではまた戻りたいと考えるUターン志望の学生にもおすすめです。
おすすめ②:JEEKインターン
JEEKインターンは、インターンシップ求人数日本ナンバーワンをうたう求人サイトです。
インターンシップに特化しているため、学生向けのサービスが充実しています。
JEEKインターンの特徴は、以下の3つです。
・インターンシップ求人数が日本ナンバーワン
・キャリアアドバイザーによる個別サポート付き
・インターン支援金(Amazonギフト券3,000円分)がもらえる
「インターンシップ先を見つけたいけど、誰かからアドバイスももらいたい」と考える人は、キャリアアドバイザーの個別サポートを利用しましょう。
さらにインターン支援金として、Amazonギフト券がもらえるのも魅力の1つです。
志望業界や職種が決まっているという学生におすすめです。
おすすめ③:ゼロワンインターン
ゼロワンインターンは、長期インターン修了の証として企業に出せる推薦状がもらえる求人サイトです。
ゼロワンインターンの特徴は、以下の3つになります。
・就活で有利になる推薦状付き
・検索条件が豊富
・レアな非公開求人も多数掲載
勤務地や職種など、ある程度の判断基準が定まっているという方は、ゼロワンインターンでの検索がより容易になります。
また、非公開求人が多数掲載されているので、レア度の高い求人と出会える可能性も高いと言えるでしょう。
自己分析や企業・業界に対する事前調査を済ませており、自分がどういった企業や業界を志望するか定めていると、サイトが使いやすくなります。
長期インターンシップを経験したのち、そのままエスカレーターで就職したいと考える学生におすすめです。
おすすめ④:Infra
Infraは、特殊な業界のインターンシップ情報を多数掲載する求人サイトです。
Infraの特徴は、以下の3つになります。
・細かい勤務条件から検索できる
・ゲームや起業支援など、特殊な業界の求人情報が豊富
・奨学金をもらえる
Infraでも、細かい勤務条件からインターンシップ求人を検索できます。
奨学金がもらえる制度もあるので、エンジニアの道に進みたいという学生の背中を後押ししてくれます。
農業やゲーム業界というように、一見どこから目指せば良いかわからないような業界の求人を調べることも可能です。
起業支援や士業(弁護士や公認会計士、行政書士など)系の仕事に就きたいと考えている学生にもおすすめできるサイトです。
おすすめ⑤:キャリアバイト
キャリアバイトは、エン・ジャパングループが運営するインターンシップ情報求人サイトです。
エン・ジャパンやエン転職のように、新卒採用と転職活動に強い企業が運営しているサイトというのが大きな特徴と言えます。
キャリアバイトの特徴は、以下の3つです。
・スキル診断が便利
・スカウト機能あり
・週1から勤務できる求人情報も多数掲載
スキル診断を活用すれば、自分がどういった業界で活躍できるか目星がつくでしょう。
また、スカウト機能や週1回の勤務は、自分から積極的なアクションを起こせない学生でも、気軽にインターンシップへ参加できるきっかけを作ってくれます。
今で続けてきたアルバイトも継続したい、ゼミやサークルで忙しいという学生におすすめです。
おすすめ⑥:ユアターン
ユアターンは、長期インターンの求人掲載数が豊富な求人サイトです。
運営企業が六本木に本社を構えており、東京エリアを中心とした求人情報がたくさん掲載されています。
ユアターンの特徴は、以下の3つです。
・適職診断を活用した個別面談付き
・手厚いプロのサポート
・営業・マーケティングの求人が豊富
適職診断は、どんな業界で働こうか、どのような職種に就こうかイメージのできていない人におすすめです。
ESや履歴書を書く際の方向性が定まるので、こうした診断は積極的に活用しましょう。
また、営業やマーケティング系の求人が多いのもポイントです。
手厚いプロのサポートを受けながら、自分に合う社風の企業を探すのに便利なサイトと言えます。
おすすめ⑦:インターンシップガイド
インターンシップガイドは、毎年多くの大学生が利用しているインターンシップ情報求人サイトです。
名前を聞けば、なんの会社かわかるほどの大手企業の求人情報も、多数掲載されています。
インターンシップガイドの特徴は、以下の3つです。
・年間50万人以上の学生が利用している
・大学一年生から参加できる求人情報多数
・学生の体験談も閲覧できる
大学1年生や2年生からのインターンシップ参加も推奨しているので、アルバイトを始めようと考えているなら、ぜひ一度サイトを覗いてみてください。
実際、インターンシップに参加した学生の体験談も閲覧可能です。
周りに頼りになる先輩がいない、インターンシップの情報に乏しいという学生でも、具体的にインターンで働くイメージができるでしょう。
おすすめ⑧:U-inTern(ユーインターン)
U-
東大・早稲田・慶應・MARCH・
U-inTernの特徴は、以下の3つです。
・ハイキャリア志向の学生向け求人
・多様な職種と柔軟な条件
・有給の求人のみ掲載
U-inTernは、ハイキャリアを目指す学生向けの長期インターン求人サイトです。
東大や早稲田などのトップクラスの学生をターゲットにしており、エンジニア、マーケティング、営業などの多様な職種が揃っています。
リモート勤務や時給条件など、柔軟な条件でインターンを探せる点が特徴です。
さらに、掲載されている求人はすべて有給で事前審査を通過しており、安心して応募できる環境が整っています。
自分に合ったインターン先を選ぶには?
長期インターンに参加するなら、ミスマッチを防ぐよう心がけてください。
社風や企業の働き方と、自分の理想とする職業体験がマッチングしないと、長期インターンを続けられません。
大事なのは、就活で志望先企業を見つけるように、自分の条件に合わせてインターン先を選びましょう。
ここでは、インターン先を選ぶ際の3つの軸をご紹介いたします。
・目的から選ぶ
・好きなことから選ぶ
さまざまな選択肢を考慮しながら、自分に合った長期インターン先を見つけてください。
勤務場所で選ぶ
長期インターン先は、勤務場所で選ぶのも1つの判断基準になります。
最近では、感染症が流行した影響を受けて、リモート勤務を推奨する企業も増えつつあります。
しかし、週に数回の出社であっても、勤務場所や勤務形態は自分の好みに合う職場を選ぶに越したことはありません。
実際に会社員となって働いていると、毎日無理なく通える職場というものがどれだけ重要か身に染みるでしょう。
仕事帰りにどこかへ寄れる場所が多い勤務地を選ぶか、自宅から近い職場を選ぶかなど、自分にとってメリットの多い勤務場所を選びましょう。
目的から選ぶ
長期インターン先を選ぶなら、長期インターンに参加する目的についても今一度、整理してみても良いでしょう。
インターンに参加する目的は人によってバラバラです。
たとえば以下の3点があげられます。
・スキルを身につけたい
・業界知識を深めたい
・就活仲間が欲しい
どの目的も、就活を有利に進めるには欠かせない動機でしょう。
長期インターンは、募集内容や業務内容を見て、自分の目的に合う企業を選びましょう。
そうすれば、ミスマッチを防ぎ、長期インターンを通じて得たい経験や果たしたい目的が果たせるでしょう。
好きなことから選ぶ
長期インターン先を選ぶ際は、自分の好きなことから選ぶという判断軸もあります。
長期インターンに参加したいと考えていても、自分の適性や、希望する業界・職種が定まらないという学生は大勢います。
そんなときは、自分の好きなことからインターン先を探してみましょう。
堅苦しく考えずとも、ゲームやファッションのように、自分の生活における興味のある業界でもかまいません。
実際に働いてみることで、自分が好きなことを仕事にできる人なのか、そうではないのかがはっきりします。
長期インターンを選ぶ際の注意点
長期インターンはキャリア形成の重要なステップであるため、選ぶ際には注意深く判断することが求められます。
以下では、参加する際に特に留意すべき3つのポイントを紹介します。
参加する目的を明確にしておく
長期インターンに参加する前に、明確な目的を持つことが成功への第一歩です。
具体的な目標がないと、インターン中の経験が漠然としたものになりがちです。
目的意識があることで、どのような業務を選び、どの企業に応募するべきかがはっきりと見えてきます。
例えば、エンジニアとしてのスキルを磨きたい場合は、開発サポートのインターンを選ぶと良いでしょう。
一方で、営業経験を積みたい場合は、営業系のポジションを持つ企業を探すことが重要です。
目標が具体的であるほど、自分に合った企業や役割を見つけやすくなり、インターン中の学びも深まります。
怪しいインターンを避ける
長期インターンは貴重な経験の場ですが、全てのインターンが同じ価値を提供するわけではありません。
劣悪な労働条件や無給のインターンシップに注意することが大切です。
特に、業務内容が不明瞭であったり、給与や勤務条件が曖昧なインターンは慎重に検討する必要があります。
企業選びの段階で、不明点や疑問点があれば、事前に面接などでしっかりと確認することが重要です。
また、口コミサイトや過去のインターン生の体験談を参考にすることで、その企業の実態を知る手助けになります。
信頼できる情報を元に、リスクの少ないインターン先を選ぶよう心がけましょう。
レベルアップできるインターンを選ぶ
長期インターンを有意義にするためには、成長のチャンスが豊富なインターン先を選ぶことが重要です。
単なるルーチンワークに終始するインターンよりも、成果に応じてステップアップできる仕組みが整った企業を選ぶことで、やりがいや成長を感じることができます。
例えば、初めはサポート業務からスタートし、成果を出すごとに責任ある役割が与えられるようなインターン先は理想的です。
明確なキャリアパスが用意されている企業では、自分の努力が直接評価され、次のステップに進むモチベーションが高まります。
こうした環境は、単なる業務体験を超えて、キャリア形成に役立つ重要な経験を提供してくれます。
選ぶ際には、企業が成長の機会をどのように提供しているか、具体的なキャリアパスが明示されているかを確認しましょう。
これにより、インターンを通じて得られるスキルや経験が、自身の目指すキャリアと一致しているかを見極めることができます。
まとめ
長期インターンシップ情報を掲載している、おすすめの求人サイトについて解説しました。
すべてインターンシップ情報を扱うサイトですが、細かく内容を見ていくと、それぞれに特徴のあることがわかります。
就活はもちろん、長期インターンシップもすべて「参加することで何を達成したいか」目的を掲げることが重要です。
ただ漠然と参加するだけでは、時間の無駄になってしまいます。
志望業界や職種など、まだ何も決まっていない人こそ、長期インターンへの参加をきっかけに考えを深めてみてください。