自己PRに資格取得は使える?書く際のポイントや例文を紹介!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・自己PRで資格取得は使えるか
・自己PRの構成
・資格の自己PRの例文

この記事をおすすめしたい人

・学生時代に資格取得に取り組んだ人
・資格取得の自己PRの例文を知りたい人
・自己PRのおすすめの構文を知りたい人

自己PRは、多くの学生が苦戦するポイントであり、自分だけの個性や、強みといわれてもあまりピンとこないかもしれません。

まずは、自己分析を進め、自分の個性を発見しましょう。

また、学生時代の経験も大きな武器となるのです。

特に資格取得の経験は自己PRに活用できます。

うまくアピールできれば印象に残りやすくなり、内容を工夫することで、差別化もはかりやすくなるのです。

今回は、書く際のポイントをくわしく紹介します。

悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

資格を自己PRとして書くときのポイント

自己PRを考える際には、自分の個性をアピールすることは大切ですが、実践するのは難しいと感じる人もいるでしょう。

その際は、自分の経験にもとづいた長所を述べるのがおすすめです。

あわせて資格を取得していることについてアピールできると良いでしょう。

一見すると資格取得は、誰もが挑戦していることと思うかもしれませんが、自分ならではのエピソードがあると面接官の興味を引けます。

さらに話題を掘り下げれば、自分の強力な武器となります。

その際は文章に厚みをもたせるように意識してください。

資格取得を通じて、自分に何が身についたのかしっかりと述べましょう。

最終的に自分の個性へと話題をつなげていくことが求められます。

そうすることで、事前に自己分析ができている印象を与えられます。

また、企業に貢献できる力があることをアピールしましょう。

業界によって重視する能力はさまざまです。

まずは、企業がどのような人材を欲しているか分析することが大切です。

書く際のポイントをくわしく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

資格取得の理由について言及する

まずは、なぜ取得しようと思ったのかについて説明しましょう。

くわしく言及することで、自分の性格や考え方を企業に伝えられます。

単純に資格を取得したことについて述べるのでは意味がなく、いつどんな資格を取得したかは、履歴書の欄を見ればわかります。

ピックアップすべきは、資格を取得しようと決断するまでの経緯です。

自分の人柄がわかるようなエピソードを盛り込みましょう。

理由が明確であるほど、そのあとの文章に厚みが出てきます。

全体を通して説得力のある文章を目指してください。

資格取得の過程に注目する

明確に理由を書いたあとは、資格取得の過程にも焦点を当ててみてください。

資格取得の過程はもっともその人の個性が出やすい場面であり、実際に勉強方法や計画は人によってかなり違うでしょう。

先ほど述べたように、資格自体をアピールしてもあまり効果がありません。

もちろん、取得困難な資格であれば、印象に残りやすくなるでしょう。

しかし、学生の場合専門性の高い資格を取得することは困難です。

したがって、どのような工夫を凝らしたのかを中心に述べたほうが無難です。

資格取得を活かした経験を盛り込む

資格を取得したことで、それを活かせた経験があれば積極的にアピールしましょう。

特にインターンなどに参加しておくと、説得力と独自性が生まれます。

スキルがあることとあわせて、自分の強みをしっかりアピールしてください。

特に技術職の資格を取っている場合、インターン先でも優遇されるでしょう。

それだけ仕事の幅が広がるということでもあり、面接官としても職場のポジションをイメージしやすくなります。

具体的なエピソードがあれば、それを中心に文章を構成してみてください。

その際は、資格取得の過程とインターン先などの経験をすり合わせることが大切です。

なるべくどのような形で結果を残せたのかを書くと良いです。

そして、そこから自分が得たものを明確に書きましょう。

一貫性を意識する

世の中には、資格コレクターという人が存在します。

主に、手当たり次第に資格を取得する人たちのことです。

もちろん資格がたくさんあることに越したことはありませんし、実際に役立つ機会も多いでしょう。

しかし、自己PRで資格取得をアピールする場合は、一貫性をもつことが大切です。

先ほども述べたように、どの資格取得したかは履歴書を見ればわかることです。

上辺だけを述べて浅い印象にならないように注意しなければなりません。

その点からすると、1つの話題について深く述べたほうが印象に残るため、話の深みや一貫性、まとまりを重視して自己PRをしましょう。

まずは、目的があって資格を取ったと示せることが大切です。

そのなかで、自分の人柄をアピールするように意識してください。

自己PRの構成

これまでは、自己PRを書く際のポイントを紹介してきました。

実際に大切なのは、資格を取得するまでの過程であり、ただ資格の名称をアピールするだけにならないように意識しましょう。

また、自己PRでは、自分の個性をしっかりとアピールすることが大切です。

そのためには、伝え方を工夫する必要があります。

まずは、文章全体の構成をしっかり考えていきましょう。

いくら魅力的な人間性を身につけていても、それが伝わらなくては意味がありません。

対策として、事前に企業が欲しい人材を深く理解する必要があります。

自分の個性が、企業の求める人材像にあっているかをチェックし、同時に熱意がアピールできる自己PRを目指しましょう。

具体的に自己PRをする際の構成を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

結論

まずは、結論から簡潔に話すことを意識してください。

日本語の場合、冒頭ではそこに至る経緯を説明する文章がほとんどです。

もちろん日常生活では、特に支障はありませんが、自己PRを構成するうえでは表現が伝わりにくい可能性もあります。

なるべく文章が間延びしないように意識しましょう。

同時に忍耐力や協調性といったありきたりな言葉も避けてください。

誰でも使えそうな言葉は、インパクトに欠けます。

実際に面接官は1日に何人も面接しているため、最初に興味を引けなければ、そのあとの挽回も難しいでしょう。

インパクトのある導入から、くわしく理由を述べるからこそ、興味を引くことが可能なのです。

明確かつ自分の個性が表現できるような構成を目指してください。

概要

先ほどは、結論を冒頭で述べることが大切だと紹介しましたが、そのあとの具体的なエピソードや経験もとても大切です。

資格を取得するまでにかかった期間や勉強内容を加えると、説得力が増すでしょう。

その際は、自分の考えをアピールすることが大切です。

なるべく事業などに関連した話題を提示するのがおすすめです。

事前に業界研究などの準備を進めておきましょう。

特に理想の人材に近い資格やエピソードがあれば、印象に残ります。

日頃からアンテナを立て、情報を集めることが大切です。

課題・行動

ただ勉強するだけではく、自ら課題を設定する意識があるとアピールすることが大切です。

それに向かってどのような行動をしたかも合わせて書き、先ほどの概要と話題を連動させて、具体性を意識することが大切です。

その場を経験していない面接官にも、状況をイメージしやすいように工夫しましょう。

ゆとりがある場合は、より細かく説明も行うのもおすすめです。

また、行動に関しても独自性をもたせて、他人との差別化をねらってください。

もちろん変に奇抜なことをアピールする必要はありません。

たとえば、勉強方法1つを紹介するにしても、その人の人柄があらわれます。

面接官が判断したいのは、そうした個人のアイデンティティです。

自己開示をしっかり行うことで、より印象に残りやすくなるでしょう。

結果

資格を取得の結果は明確に述べましょう。

数字を活用すると、より文章に信憑性が増して、説得力が生まれます。

その際に、どこからどこまで伸びたのかを記すのもおすすめです。

当初の状況と比較しながら説明すると良いでしょう。

しかし、表面的な成長だけアピールしてもあまり意味がなく、この経験を通じ、自分がどのように成長できたかも述べられると好印象です。

結果だけがすべてとは限らず、そこに至るまでの過程や努力は決して無駄にならないのです。

それをしっかりと心得たうえでの、結果をきちんと記しましょう。

同じ数字でも重みが違うはずです。

具体的なエピソードとあわせることで、文章全体に深みが出てきます。

さらにそのなかで自分の個性が伝われば、必ず印象に残るでしょう。

入社後に活かせそうなこと

身につけたスキルや強みを企業でどう活かせるのかをアピールしましょう。

実際企業によって求めている人材はさまざまであり、貢献できる力があることをアピールできれば、印象に残りやすくなります。

自分の個性と企業の特性をよく照らし合わせて自己PRを作ってください。

そのためには、自己分析や業界研究を進める必要があり、日頃からの情報収集を意識することが大切です。

業界に関連するニュースや雑誌などは欠かさずチェックしておきましょう。

たとえば、志望する企業のHPには経営理念が掲載されていることも多々あります。

経営理念への理解を深めることで、より業界に対する意識を高めることが可能です。

また、面接の際にも質問されて困ることはないでしょう。

まずは、事前の段階でしっかりと準備することが大切です。

資格を自己PRとする例文

これまでは、自己PRを書く際のポイントや構成などを紹介しました。

実際に、資格をもっていることは大きな武器となりますが、その分ありきたりな印象にしまうような事態は避けたいものです。

自分の個性と照らし合わせていきましょう。

また、文章の構成に関して苦戦する人もいて、自分の言葉で書くのは、かなり労力が必要です。

慣れないうちは、ひたすら練習を繰り返すほかありません。

構成を意識し、少しずつ印象の残る文章を目指しましょう。

実際に資格を用いた自己PRの例を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC

私は学生時代からTOEICの勉強を続けています。

大学に入学した当初、語学力に大きな不安はありませんでした。

高校生のときに短期留学経験があり、自分の語学力を過信していたのです。

実際に大学2年次にはじめてTOEICを受けた結果の点数は500点しか取れず、ショックだったと同時に焦りを感じたのも今でもよく覚えています。

それからは、1週間の計画を週のはじめに立てて実行しました。

計画通りに行かなかった週もありますが、その際は、なぜそうなったのか要因を考え、次の計画に活かせるように意識しました。

その甲斐あって、次に受けた際には800点を取ることができ、とても嬉しかったです。

この経験を通し、私は自分の実力を見極めて計画する力を身につけられました。

今後の業務にも、語学力と計画性を活かしていきたいと考えています。

MOS

学生時代は、情報科学を専攻しており、現在でもPCを使う機会が多くあります。

学生時代はMOSを取得することが、大きな目標の1つでした。

なぜなら、MOSを取得することで、インターネットに対する理解をより深めたいと思ったからです。

また、社会人になっても必要なスキルだと考えており、資格勉強に力を入れていましたが、そう簡単に取得できる資格ではなかったのです。

最初の2回は不合格で、難易度の高さを痛感しました。

それからは頭に入れるだけではなく、実際に講義で実践するように心掛けました。

また、毎日1時間勉強することを3ヶ月継続することにも成功したのです。

この経験を活かし、入社後もこの継続力とスキルを発揮していきたいです。

おわりに

今回は、資格を用いた自己PRについてくわしく紹介しました。

まずは、文章の構成など基本的な部分を意識してみてください。

慣れないうちは苦戦することもあるかもしれませんが、練習を重ねることで、個性を活かした文章が書けるようになります。

具体的なエピソードがあれば、積極的にアピールしてください。

また、実際に資格を取得することで有利になる業種も存在します。

しかし、大切なのは資格を通して自分が何を得たかということです。

資格取得した経験を活かして、面接官の印象に残れるよう心掛けましょう。

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