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・自己PRを箇条書きにするのはありか
・箇条書きにするメリット
・箇条書きにする際の注意点
・自己PRを箇条書きにしようとしている人
・箇条書きにするメリットを知りたい人
・箇条書きにする際の注意点を知りたい人
ESで自己PRを書くときは、箇条書きでも良いのでしょうか。
大学のレポートなどは箇条書きを使うことも多く、箇条書きに慣れている方はそのほうが書きやすいという方もいらっしゃるはずです。
しかし、就活サイトなどを見ると、ほとんどの例文が文章だけで構成されているため、本当に箇条書きで良いのかと不安になるのも無理はありません。
今回は、自己PRを箇条書きにすることの可否や、簡潔に伝えるためのポイントや注意点について解説します。
目次[目次を全て表示する]
【自己PRの箇条書き】自己PRを箇条書きにするのはあり?
自己PRを箇条書きにすることに、問題はないというのが結論です。
そもそもの大前提として、自己PRは「就活生の強みや魅力を企業の人事担当者に分かりやすく簡潔に伝える」ことを目的としています。
それを達成するためであれば、自己PRのフォーマットはむしろ箇条書きが好ましい場合も多いのです。
箇条書きのほうが良い自己PRになりそうであれば、迷わずそちらを選びましょう。
そうしたほうが、相手の記憶に重要な部分だけが残りやすく、見た目もすっきりし、読み手に良い印象を与えられます。
箇条書きのメリットを理解したうえで、自己PRに取り入れるのはライバルとの差別化にも役立ちます。
自己PRの書き方に迷ったときも、ぜひ取り入れてみてください。
すべて文章で構成するのは難しくても、箇条書きなら書きやすい場合もあります。
以下で、箇条書きのメリットをさらに詳しく見ていきましょう。
【自己PRの箇条書き】箇条書きにするメリットとは
大多数の就活生は自己PRを文章で書いており、自分だけ箇条書きにするのが不安だという方もいらっしゃるはずです。
「箇条書きにしたことが原因で落とされたらどうしよう」と不安になったり「文章で書くのがマナーであり失礼がないのでは」と感じたりすることもあるでしょう。
そういった方のために、箇条書きにするメリットをご紹介します。
ESの自己PRは箇条書きであっても問題はなく、かえってメリットのほうが大きいと言っても過言ではありません。
文章にメリハリがつく
印象に残る自己PRになる
伝わりやすくなる
自己PRを箇条書きにするメリットは、ESを読む人事担当者に内容が伝わりやすくなるということです。
伝えたい点をコンパクトにまとめられるため、読み手にとっても読む作業がずっとやりやすくなります。
人事担当者は、大量に届く応募者の書類に目を通すだけでも、大変な苦労をしていることでしょう。
中には最後まで読まないと、何を伝えたかったのか分からないようなESもあるはずです。
しかし、箇条書きでまとめることによって内容がダイレクトに伝わりやすくなり、人事担当者にも好感をもたれやすくなります。
また、読み手に内容を誤解されることも防げることも、箇条書きのメリットです。
文章にしてしまうと余計な情報が増えてしまい、かえって内容が伝わりにくくなることもあります。
箇条書きにして情報を整理することで、人事担当者の視覚にも訴えやすくなり、より理解してもらいやすくなるのではないでしょうか。
ですから、ご自分の自己PRをうまくまとめられない場合も、箇条書きを取り入れてみることをおすすめします。
文章にメリハリがつく
箇条書きには、文章にメリハリがつくというメリットもあります。
限られた文字数を有効に活用して自分をアピールできれば、優秀な人材であると思ってもらえる可能性も上がるでしょう。
箇条書きを含んでメリハリがついた文章は、淡々とした表現よりも読み手に良い印象を与えます。
メリハリのついた文章は、読み手の目を重要な部分に引き付け退屈させません。
また、文章のみと比較すると読む負担が少なく、項目が独立しているため、書かれた順番どおりに理解していけるのです。
箇条書きであれば自然と単文になり、複文のように1文の中に含まれた情報量が増えすぎてしまうこともないでしょう。
読み手が理解しやすい文章を書くのは、就職してから仕事を円滑に進めていくうえでも重要なスキルです。
箇条書きを入れることは、ご自分の文章能力をアピールすることにもつながります。
人事担当者の目を最後まで引き付けるメリハリのある自己PRを作成し、志望企業への内定に大きく近づけるようにしましょう。
印象に残る自己PRになる
一般的に自己PRは、どちらかというと普通の文章で書く人の方が多いものです。
そのため、箇条書きにしている人の方が、どうしても珍しくなります。
だからこそ、他のライバルよりも採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。
おまけに箇条書きの方が視覚的にスッキリして読みやすくなるため、採用担当者に良い印象を与えられる可能性が高くなります。
ただダラダラと文章を書くのも良いですが、個性を出すことも大切なので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
【自己PRの箇条書き】自己PRを作成するステップ
人生で初めて自己PRをエントリーシートに書く人は、具体的な作り方がわからないかもしれません。
そこで、ここでは初めて自己PRを作る人にもわかるように、作成のステップを4つ紹介します。
過去経験から強みを見出す
エピソードの工夫点を見出す
入社後の展望を考える
過去経験を振り返る
まず自己PRで何を書けば良いのか思いつかない場合は、過去の経験をできるだけ詳しく振り返ってみましょう。
例えば、学生時代に何か熱中したことはありませんか?
勉強を頑張ったことでも良いですし、部活動やアルバイトでもOKです。
または、自分の趣味でもかまいません。
何か1つでも頑張ったことがあるなら、その内容を自己PRでアピールするようにしてみましょう。
ちなみに、頑張った結果うまくいかなかったことでも大丈夫です。
過去経験から強みを見出す
過去の経験を振り返ったあとは、その中から自分の強みになりそうなことを探していきましょう。
そこが自己PRにおける、もっとも強くアピールできる部分になりますので、とても大切な工程です。
例えば、アルバイトでバイトリーダーをしていたのであれば、リーダーシップのあるところやコミュニケーション能力を、強みとしてアピールすることができます。
このように、自分の経験からいくらでも強みを見つけることができるので、じっくり考えてみてください。
エピソードの工夫点を見出す
自己PRに使えそうなエピソードが見つかったら、あとはそのエピソードの中で、自分がどのように工夫してきたのかを洗い出していきましょう。
そして工夫したところが複数出てきた場合は、その部分を箇条書きにしてみてください。
これによって、本人がどこに対して工夫してきたのかが、明確にわかりやすくなります。
単純に文章として書き続けるよりも伝わりやすいので、どんな採用担当者にも高く評価されるでしょう。
入社後の展望を考える
自己PRにおいて大事なのは、自分の強みとその根拠となるエピソードを伝えるだけではありません。
最終的に、相手に「この人を採用したい」と思わせることが目的です。
そのため、自己PRの最後には必ず入社後の展望を伝える必要があります。
例えば、コミュニケーション能力をアピールした場合は、そのコミュニケーション能力を活かして何ができるのか?何をしたいのか?を、最後にまとめるようにしましょう。
これだけで、内定をもらえる確率は一気に上がります。
【自己PRの箇条書き】箇条書きにする際の注意点とは
箇条書きにはたしかにメリットがありますが、ESの通過を約束するものではありません。
とりあえず箇条書きといった気持ちでは、就活には通用しません。
極端なことを言えば、すべて箇条書きで説明がまったくないような自己PRは逆効果ですし、その人がどういう人なのかイメージがわかなければ、箇条書きの効果も発揮されないのです。
ここでは、より選考通過に近づくために気を付けるべきポイントを解説します。
自己PRに箇条書きを使う際は、以下の注意点を忘れないようにしましょう。
エピソードは3つ以内に絞る
箇条書きの項目が多すぎると、かえって一つひとつのアピールポイントがぼやけてしまいます。
ですから、箇条書きするエピソードは3つ以内に絞るようにしましょう。
それぞれのエピソードを活かすためには、3つ以内に抑えておかないと、お互いが打ち消し合ってしまうからです。
強みが多ければ多いほど良いという単純な考えは、就職活動で通用しません。
また、いくつかある強みからランダムに選んでそれを書き連ねたとしても、かえって本当の強みはどういった点なのか、採用担当者に伝わりにくくなってしまうでしょう。
また、読み手から論旨に一貫性がないと思われてしまうと、ESの評価を下げられかねません。
ご自分が選んだエピソードは、箇条書きの効果が十分に発揮されるよう、なるべく具体的に書くことに注意してください。
具体的なエピソードが十分な効力を発揮するためには、数を絞って内容を濃くしなければならないのです。
箇条書きにした少数精鋭のエピソードを武器に、まずは書類選考を突破しましょう。
内容に矛盾がないようにする
箇条書きにした内容に矛盾がないようにすることも、ESを作成する際の重要な注意点です。
ESの記載内容は、常に一貫性がなければなりません。
一貫性がなく内容があちこちに飛んでいるようなESは、人事担当者から高く評価されないばかりか、大きく評価を下げることもあるでしょう。
社会人として作成する文書にも、当然内容の一貫性が求められます。
その基本さえできていないと思われしまえば、内定は遠のくばかりです。
とくに箇条書きは要点が絞られているからこそ、矛盾があるとそれが目立ちやすいので注意する必要があります。
ご自分が選んだ箇条書きのエピソードは、何度も見返してそれぞれに矛盾はないかどうか確かめてから書くようにしましょう。
文章であればそれほど目立たなかった矛盾も、箇条書きだと目立ちやすいことを忘れないでください。
例えば、粘り強いことをアピールしながら同時にチャレンジ精神を自己PRとして挙げても、両者の間には一貫性を感じられず、逆に矛盾を指摘される可能性もあります。
無理に入れない
自己PRの内容に箇条書きを取り入れるのが良いとはいえ、何でもかんでも無理やり箇条書きにしてしまうのは避けてください。
なぜなら、かえって見にくくなってしまうおそれがあるからです。
箇条書きは、あくまでも読み手に対して、強調したいポイントを伝えたり、ストレスなく読み進めてもらうために活用するものだと認識しておきましょう。
そのため、箇条書きにした方が良い場所なのかどうかを、判断することが大切です。
長文にしない
箇条書きをする際には、1つの項目に対して長文になりすぎないことも重要です。
そもそも箇条書きにする理由は読みやすくするためですので、全部長文にしてしまうと箇条書きにする意味がなくなってしまいます。
だからこそ、箇条書きにすると決めた場所については、短く簡潔にまとめることを意識してください。
もちろん文章にする必要はなく、一言だけでシンプルに表すのもありです。
そうすれば、誰が見てもわかりやすい丁寧な箇条書きになります。
【自己PRの箇条書き】箇条書きで自己PRを書く例文を紹介!
ここまでは、箇条書きで書く自己PRについて説明してきました。
自己PRは箇条書きでも良く、読み手に伝わりやすくなり、文章にメリハリがつくなどのメリットがあります。
しかし、エピソードは3つ以内に絞り、内容に矛盾がないようにしなければなりません。
ただ、実際にはどのように書けば良いのかまだイメージがわかず、ピンと来ていない人もいることでしょう。
そこで、ここからは箇条書きを用いた自己PRの例文を紹介します。
参考にしながら、まずは書いてみましょう。
複数の事例を並列して用いる場合の例文
私は小学生の頃からずっと野球を続けており、そこで培った以下の3つの強みは、必ず貴社の営業職として活かせると考えています。
私は10年以上毎日のように行われるきつい練習に耐えてきました。
この経験から、どのような困難にも耐えぬける自信があります。
私は日々の基礎練習が試合結果に表れると考えているので、どのような練習も手を抜いたことはありません。
どういったことにも誠心誠意取り組めます。
大学ではキャプテンとして野球部を率いていました。
ですから、どのようにすれば人が自分についてくるのか熟知しています。
将来的には、貴社の営業部で部署全体を統括するポジションに上り詰めたいです。
私が青春時代をかけて手に入れた「根性」「誠実さ」「統率力」に関しては、誰にも負けません。
就職後は、さらに困難な状況に直面することもあるでしょう。
そのようなときでも絶対にあきらめず、少しでも高い営業成績を出し、貴社に貢献することをお約束いたします。
段落毎に区切って説明する際の例文
私の強みは、縁の下の力持ちであることだ。
この強みを活かし、大学時代は下記の3つのことを成し遂げた。
発言をするのが苦手なメンバーにも積極的に声をかけ、全員が意見を言いやすい雰囲気作りを意識した。
怪我から復帰したばかりでプレッシャーを感じている部員に声掛けをして相談に乗り、レギュラーとなれるようサポートした。
新人に仕事を教えるだけでなく、長所を見つけて一人ひとりに合った仕事を割り振った。
上記の経験は、生活者を動かす広告をモットーとしている貴社でも活かしていけると考えている。
工夫点を箇条書きにする例文
私の強みは、粘り強く何でもやり切れる力があることです。
大学時代はずっとバスケ部のキャプテンとして所属していたのですが、最初はどんなに頑張ってもほとんど負けていました。
しかし、私はどうしても結果を出せるようになりたかったので、やみくもに頑張ることをやめて作戦を練るようにしました。
そこで私は、以下の3つのポイントを押さえることを意識しました。
1、練習メニューの見直し
2、他の大学との合同練習
3、試合のたびに必ず皆で振り返る
最初からスムーズにうまくいくことはありませんでしたが、この3つを継続していくことによって、少しずつ結果が出てくるようになったので本当に良かったです。
しかも最後のリーグ戦では準優勝もできたので、きちんと作戦を考えることの大切さを学びました。
貴社に入社した際にも、ただ仕事をやるのではなく、常に作戦を練りながら試行錯誤を繰り返し、貢献していきたいと思っています。
【自己PRの箇条書き】書いた自己PRを添削してもらおう!
以上でご紹介した例を参考にして作成したESは、まだ完成途中です。
自分では自信のある出来だったとしても、まだまだ手直しの余地があり、さらに良いものとなる可能性を秘めています。
しかし、客観的な視点がないと、ご自分の自己PRの良いところも改善点も見つからず、ブラッシュアップのチャンスを失ってしまうでしょう。
そして、そのままで企業から内定をもらえるほど、就活は甘くありません。
そういったときは、ジョブコミットを利用するのがおすすめです。
客観的なプロのアドバイザーの目線で自己PRを添削してもらい、内定の確率を上げましょう。
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ESの添削だけでなく、面接の対策も何度も実施可能なので、まずは登録してみましょう。
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まとめ
自己PRで箇条書きを使うと、伝えたいことが伝わりやすくなり、文章にメリハリも生まれます。
そのため、自己PRで箇条書きを使うことは、まったく問題ありません。
強みをダイレクトに伝える方法としては、とても効果的です。
ただし、エピソードは3つ以内に絞り、内容に矛盾点がないように注意しなければなりません。
挙げる項目が多すぎるとそれぞれの印象が弱まってしまい、箇条書きだととくに矛盾点に気付かれやすいからです。
客観的な視点からの添削をご希望の方は、ジョブコミットを利用しましょう。