- 留学経験はガクチカに使えるか
- ガクチカが聞かれる理由
- 留学でアピールできる力
- 留学のガクチカを作る際の注意点
- 留学経験のある就活生
- これからガクチカを作る人
- ガクチカについての知識を深めたい人
- 例文を見て雰囲気を掴みたい人
【留学経験のガクチカ】はじめに
海外に留学した経験を、ガクチカとして就活に活かしたいという学生は多いでしょう。
そもそも、留学はガクチカとして成立するのでしょうか。
この記事では、留学の経験をガクチカとして用いる際にアピールできることや書き方、伝え方のポイントなどを解説しています。
すでに留学を終えて就活を控えている人も、就活はまだまだながらこれから留学に行こうと考えている人も、ぜひ読んで参考にしてみてください。
【留学経験のガクチカ】ガクチカとは
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、就職活動においてエントリーシートや面接で頻繁に問われる項目です。
この質問を通じて企業は、応募者の価値観や人間性、そして課題解決能力を理解しようとします。
成果そのものよりも、目標達成に向けたプロセスや努力、そこから得た学びを重視するのが特徴です。
留学経験をガクチカに活用する場合、単なる語学力向上の話に留まらず、異文化適応力、コミュニケーション能力、課題解決力といった実践的なスキルをどのように磨いたのかを具体的に語ることが求められます。
この問いは、自分の成長を伝える絶好の機会であり、企業への強力なアピールポイントとなります。
【留学経験のガクチカ】留学の経験をガクチカにしていいの?
結論として、留学の経験をガクチカにすることは全く問題ありません。
むしろ、留学経験は他の学生と差別化を図るための強力なエピソードとなり得ます。
留学先での経験は日本国内では得られない貴重な学びやチャレンジに満ちているため、わかりやすく伝えることで企業に対して自分の独自性や柔軟性をアピールできます。
留学経験をガクチカとして用いる際には、どのような困難を乗り越えたのか、どのようなことを学んだのか、具体的なエピソードを通じて話すようにしましょう。
また、異文化の中での生活や学習を通じて語学力やコミュニケーション能力が向上したことなどについて話すことをおすすめします。
短期留学
短期留学は、限られた時間での行動や適応力をアピールできる貴重な機会です。
企業が注目するのは、短期間でどのような目標を持ち、それを達成するためにどのような努力をしたかという点です。
短期間の経験がその後の行動や考え方にどのような影響を与えたかを具体的に伝えることで、より説得力が増します
短さを弱点ではなく、濃密な経験として捉えることがポイントです。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーでは、現地での生活や仕事を通じて得た行動力や適応力が強みとして活かせます。
異文化の中で自ら積極的に行動し、新たな価値観を吸収した経験は、企業にとって非常に魅力的な資質です。
また、 ワーキングホリデーは異文化理解を深めるだけでなく、自分の視野を広げる機会でもあります。
その過程で得た多角的な視点を、どのように企業で活かせるのかを伝えることが重要です。
語学力が伸びなかった場合
語学力が思うように伸びなかった場合でも、留学の価値を最大化する方法はあります。
語学力の向上が主目的でなかったとしても、異文化での生活を通じて得た経験は、さまざまなスキルや成長の証明になります。
また、語学力に限らず、自分なりに努力した姿勢や、その経験がその後の行動にどう影響を与えたのかを語ることで、企業が重視する「挑戦する姿勢」や「成長への意欲」をアピールできます。
【留学経験のガクチカ】留学の経験はガクチカにおすすめ!
結論として、留学の経験は十分にガクチカとしてアピールしやすいものです。
その理由について詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
困難な経験をイメージさせる
留学経験について話すと、多くの企業の採用担当者は「この人は困難な経験をしてきたんだな」とイメージしてくれます。
つまり、留学経験は就職活動において、困難を乗り越える力を持っていることを強くアピールできる要素なのです。
留学には異国の地での生活や学習、言語の壁、文化の違いといった多くのチャレンジがあります。
このような困難に直面し、それを乗り越える過程で得た経験は非常に価値が高いものです。
例えば、現地の言語を学びながら授業に参加し、新しい人間関係を築くことは多くの人にとって非常に大変なことです。
このような状況を乗り越えた話をすることで、自分の適応力や問題解決能力を示せます。
挑戦していることをアピールできる
挑戦していることをアピールできるのも、留学の経験をガクチカでアピールするにあたって非常に重要なポイントです。
留学に行くこと自体が大きな挑戦であり、未知の環境に飛び込む勇気と決断力が求められます。
留学について話すことで、自分が新しいことに挑戦する意欲があり、困難に対して積極的に立ち向かう姿勢を示せます。
例えば、留学を決意した背景や動機について詳しく説明することで、企業に対して自分の強い意志と目的意識を印象づけられるでしょう。
また、留学中に達成した具体的な目標や成果について述べることで、自分の挑戦がどのように実現されたかを明確に示すことも可能です。
異なる視点を取り込んでくれるため
留学経験は企業に対して自分が他の就活生と異なる視点やアイデアを持っていることをアピールする重要な要素です。
海外と日本では言語や文化、ビジネスの慣習など多くの点で違いがあります。
これらの違いを実際に経験したことは、企業にとって非常に価値のあることです。
「珍しい経験を企業に還元し、活躍してくれるのではないか」と多くの企業の採用担当者が期待します。
企業はあなたを「独自の発想やアイデアを提供できる人物である」と感じるでしょう。
また、留学中に参加したプロジェクトやインターンシップでの経験を通じて、どのようにして異なる文化の人々と協力し、成果をあげたのかを説明することで、企業に対し実践的なスキルをアピールすることも可能です。
一貫性をもたせられる
留学経験をアピールすることで就活において一貫性をもたせられます。
一貫性をもたせられるというのは、留学経験が就活の軸に直結するため就活と絡めたアピールをすることができるということです。
外資系の企業に就職するために留学をした人は志望企業に志望度の高さをアピールできますし、海外を拠点に仕事をしたいという人も留学経験をガクチカにすることで得られるメリットは大きいです。
留学経験という一貫性をもった行動は入社後も企業に良い影響をもたせることができることをアピールすることができます。
根拠強いガクチカになる
留学経験をアピールすることで、根拠強く説得力のあるガクチカにすることができます。
留学経験を活かしてコミュニケーション力や行動力をアピールする人は多くいます。
留学経験があると、留学経験がない他の就活生と差をつけてコミュニケーション力や行動力をアピールすることができます。
就活において他の就活生との差別化は大きな意味を持ちます。
留学経験を活かすことで企業に刺さるガクチカを作ることができます。
目的をイメージしてもらいやすい
留学経験を就職活動のガクチカとして活用するメリットは、面接官に対して自分の経験を鮮明にイメージさせることにあります。
留学を決意する際には、通常、明確な目的やきっかけが存在します。
この明確な目的を伝えることで、学生がどのような考え方を持ち、どのような行動を取るのかが面接官に理解されやすくなります。
また、留学中に直面した困難やその克服過程を共有することで、学生の人柄や対応能力がより具体的に伝わります。
企業側は学生の真のポテンシャルを見極める手がかりとすることができます。
このように、留学経験を就活で活かすことは、自己の強みや特性を効果的にアピールする手段として有効です。
グローバルな企業で求められる
留学経験を就職活動(就活)で活用することには大きなメリットがあります。
特にグローバルに活動する企業では、留学から得られる様々なスキルが高く評価されます。
留学中に身につけた異文化コミュニケーション能力は、多様な文化背景を持つクライアントや同僚と効果的に協働する上で不可欠です。
また、異文化を理解し、それに柔軟に対応する能力は、新しい市場への進出や国際的なプロジェクトを成功させるための鍵となります。
さらに、留学は自立心や問題解決能力を養う絶好の機会であり、これらの資質はどのような業界においても重宝されます。
異文化コミュニケーション能力とは以下のような特徴があります。
- 自分の文化や思考に影響を与えている要因を理解し、客観的に見ることができる
- 相手の文化や思考に影響を与えている要因を理解し、尊重することができる
- 文化的な違いによって生じる課題や衝突を適切に対処することができる
- 文化的な違いによって生じる学びや成長の機会を活かすことができる
【留学経験のガクチカ】企業がガクチカを聞く理由
就活においては、企業側の立場になって考えることでより求められているものに近い回答を用意できます。
もちろん、企業によってそれぞれ独自の理由も存在するかもしれませんが、多くの企業は以下のような意図を持ってガクチカを聞いてきます。
ぜひ、以下のポイントを念頭に置いて、企業側を納得させられるガクチカを作成しましょう。
応募者の人柄を知るため
企業がガクチカを質問する理由の1つは、応募者の人柄を知るためです。
ガクチカでは応募者がどのような価値観を持ち、どのような考え方で行動してきたかが明らかになります。
企業はこの情報をもとに、応募者が自社の雰囲気や社風に合っているかどうかを判断します。
さらに、ガクチカを通じて応募者の性格や働き方のスタイルを把握し、職場での適応性やチームとの相性を見極めることができます。
これにより、企業は入社後の活躍を期待できる人材を選ぶことができるのです。
企業とのマッチ度を測るため
ガクチカを通じて、企業は応募者と自社のマッチ度も測ります。
応募者が企業の価値観やビジョンにどれだけ共感し、企業文化に適応できるかを見極めるためです。
特に、応募者の強みやスキルが企業が求める人材像と一致しているかが重要なポイントとして確認しており、企業は応募者が自社に合っているかを評価し、長期的に貢献できるかを判断します。
また、ガクチカの内容から、応募者がどのような環境で力を発揮するのかも見えてくるため、どの部署に配属し、どの役割を任せるかも確認されている場合が多いです。
企業に合っていない人物を採用してしまった場合、早期離職に繋がってしまい、両者にとって最悪の結果になってしまうため、このような状況を避けようという意図もあるでしょう。
モチベーションの源泉を知るため
企業がガクチカを質問する理由の1つとして、就活生のモチベーションの源泉を知りたいと考えていることも挙げられます。
企業は応募者がどのような状況で、何に対して努力して、それをどのように乗り越えてきたのかを知ることで、価値観や動機付けの根本を理解しようとしています。
学生時代に最も力を入れた活動は、何に情熱を持ち、どのような目標や目的を持って行動しているのかを示す重要な指標です。
例えば、困難な状況に直面した際に、どのような方法でそれを克服したのか、あるいは目標達成のためにどのような工夫をしたのかを通じて、その応募者の持つ価値観や行動原則を把握しようとしているのです。
この情報は企業が、その学生が働く環境でどのようにモチベーション維持して、成果を上げるかを予測するために重要視されます。
この「根源的な動機」を理解することで、企業はその応募者が自社での業務にどれだけ熱意を持って取り組むかを見極めようとしているのです。
分かりやすく伝える力を判断するため
ガクチカは自分の経験や強みを分かりやすく伝える力を示す場でもあります。
企業は応募者が自身のエピソードをどれだけわかりやすく伝えることができるかを評価します。
分かりやすく伝える力はビジネスの現場では必要不可欠であり、特に同僚や上司、顧客に対して明確かつ簡潔に情報を伝える能力がある人材は「できる人」と見なされ、採用の確率が高まります。
企業はガクチカを通じて、応募者が複雑な内容をいかに簡潔に説明できるかを判断します。
特に、将来的にリーダーや指導係を任せる可能性がある人材の採用を行う際は、わかりやすく伝える力に注目されていることが多いです。
問題解決能力を判断するため
企業がガクチカを質問する理由の1つに「応募者の問題解決能力を判断するため」も含まれます。
ガクチカでは、応募者がどのような課題に直面し、それに対してどのように対応したかが明らかになるため、企業は応募者が課題をどのように分析し、解決策を導き出したかを重視します。
また、問題解決において必要な柔軟性や創造力も仕事に活用できる可能性が高いため、大いに評価されます。
企業はガクチカを通じて応募者の論理的思考力や実行力を把握し、入社後にどのように貢献できるかを見極めるのです。
したがって、どのような題材のガクチカを話す際も「問題解決能力をアピールできる部分はないだろうか?」と考えてみてください。
【留学経験のガクチカ】留学のガクチカでアピールできること
選考において就活生がガクチカを語るのは、それを通して自分について何かをアピールしたいという目的があるからです。
そして、ガクチカの内容によってアピールできる魅力は異なります。
では、留学という題目でアピールできることとは一体なんでしょうか。
「そのガクチカで何がアピールできるのか」を知ることは、より効率的にあなたの魅力をアピールするための手助けになります。
留学をガクチカに用いてアピールできる魅力について詳細を知り、自身のPRに活用しましょう。
行動力
留学に力を入れた人がアピールできる魅力の1つは、その行動力です。
留学先となる海外は、基本的に未知の領域でしょう。
日常的に使用する言語はもちろん、食事や習慣、普及している店舗なども日本国内とは異なるものです。
土地勘を身につけるまでは、地図を見ないと、どこになんの施設があるのかすらわかりません。
そのような見知らぬ環境に自ら飛び込んで、数週間生活するという行動力が評価されやすいのです。
ベンチャー企業であれば、高い行動力を持ち、好奇心をもとに恐れることなく積極的に新しい仕事を見つけ、その仕事をこなしていく能力のある人材は特に重宝されます。
いつ留学を決めてどれだけの期間で準備したかや、留学先でどんなことにチャレンジしたかなどのエピソードを交えて、行動力をアピールしてみましょう。
コミュニケーション力
留学経験を活かしてコミュニケーション力を企業に刺さるガクチカにすることができます。
留学は、自分の知り合いが全くいない状態からホストファミリーや周りの人とのコミュニケーションを取らなくてはなりません。
そのため、海外留学を通してコミュニケーション力が高まったことをアピールすることができます。
現地の人と積極的にコミュニケーションをとっていた事例などをあげるとより説得力が増すので企業からの評価も高くなります。
適応力
留学先でより多くの人と関わることに重点を置いたのであれば、その対人的な適応力がアピールできます。
自分と国籍やルーツの異なる人であるということは、文化的な背景やそのほかのバックグラウンドが異なる人であるという可能性も高いでしょう。
そのような人々とたくさん関わることで得られた経験は、帰国後、そして入社後などにあらためて知らない人と接する際に応用できるものです。
相手のことを理解し尊重しようとする姿勢と、そこから生まれる対応力は、ビジネスの場で役立つ基本の能力でもあります。
志望先がベンチャー企業の場合、1人当たりが受け持つ仕事は多岐にわたるため、関わる人の数も多いです。
そのような業務傾向の中で活用できるのが対応力・適応力という能力であり、あなたの魅力であると言えます。
目標設定力
留学に関わって発揮されるもう1つの能力に、目標設定力があります。
「日常会話に支障がない程度の語学力をつけたい」「文化や思想の異なる人とできる限りたくさん交流したい」「該当の国についてより深く知りたい」など、留学に行く目標はさまざまです。
留学に行くことを決めた際に、何について学ぶことを目的としたのか、どのような基準をもって「達成」としたのかなどを伝えることで、目標設定能力をアピールできます。
また留学をする場合、たとえ短期であっても授業の調整や資金の確保、まとまった時間を作っておく必要性など、実現までには課題が多いです。
実際に留学を実行するまでに踏み切れる人は、自身の現状を把握したうえで適切な目標を設定し、それを達成する能力のある人ということになります。
上昇志向
留学経験を通じて上昇志向をアピールすることもできます。
多くの学生は新たなスキルを習得したり、異文化に触れたりすることで自分を成長させたいという強い意欲を持って留学に臨みます。
留学は慣れ親しんだ環境から一歩踏み出し、新たな挑戦に立ち向かう決断を象徴する行為です。
この上昇志向は、就職活動において非常に強くアピールできるものの1つです。
企業は現状に満足せず、常に自己改善を目指す人材を求めています。
留学という選択は自分の能力を高め、未知の分野に挑戦する意欲を示しており、これがまさに企業にとって魅力的に映ります。
課題解決能力
留学経験を通じてアピールできるもう1つの重要なスキルは課題解決能力です。
留学先では言語の壁、文化の違い、生活環境の変化など多くの困難に直面します。
このような課題を乗り越える過程で自然と課題解決能力が養われるのです。
例えば、現地の言葉がわからない状況でのコミュニケーションや、異なる学習スタイルに適応するための努力なども「課題解決能力」の1つです。
このような経験を具体的にわかりやすく説明することで、自分がどのように問題に対処し、解決に導いたのかを明確に示せます。
企業にとって課題解決能力は非常に重要なスキルであり、この能力を持つ人材は業務上の様々な問題に柔軟に対応できると評価されます。
環境適応力
留学経験をアピールする際に重要な力の1つが環境適応力です。
住み慣れた環境を離れ、異なる文化や価値観の中で生活するためには「適応する」だけでなく、自分自身を積極的に変化させなければなりません。
受け身の姿勢ではなく、自分から行動し、現地の環境や文化に慣れていこうとする姿勢が求められるのです。
そこで、留学中、言語や生活習慣が異なる環境でどのように適応したのかを具体的に示しましょう。
「現地の人々との交流を深めるために地域のイベントに積極的に参加した」「初めての食文化を楽しむために料理教室に参加した」など、経験を語ると、環境への適応力が伝わります。
また、定番ですが、現地の人々とのコミュニケーションの中で、誤解や価値観の違いを解消する努力を重ねた経験があれば、適応力の証明になるでしょう。
自分から働きかけ、環境に慣れるだけでなく、他者に貢献しながら適応していく姿勢はどの企業でも評価されるものです。
自己管理力
自己管理力も、留学経験を通じて鍛えられる代表的な能力の1つです。
海外では親や教師に依存せず、自分自身で生活を組み立て、学業や日常生活を管理する必要があるからです。
自己管理力をアピールする際は、その経験がどのようにビジネスシーンで役立つのかを明確にしましょう。
プロジェクトの進捗管理やチームでのタスク配分を効率的に進める能力として応用できることを示すと、企業側にも説得力を持って伝わります。
また、自己管理力を発揮した結果、どのような成果を上げたのかを具体的に述べることで、「自分で言っているだけ」の話ではなく「実績を伴ったアピール」となります。
【留学経験のガクチカ】留学経験のガクチカのポイント
留学の経験をガクチカとして用いた際、アピールできる魅力はさまざまであることがわかりました。
そこで、その魅力を的確に企業へ伝えるためにはどうしたら良いのでしょうか。
これらのポイントを押さえて、自分の魅力をしっかりアピールしましょう。
留学経験をどのように活かすか伝える
ガクチカに留学の経験を用いる場合、たとえばどこの国へ行ったか・どれくらいの期間滞在したか・目的はなんだったか・どんな経験をしたかなどは一通り話すでしょう。
しかし、それだけで話を終わらせてはいけません。
なぜならば、企業側の目的は就活生との雑談を楽しむことではないからです。
就活生は、その経験を活用して企業にどのような貢献ができるかをアピールし、入社への熱意に結びつけて話さなくてはなりません。
そのためには、「その企業がどのような貢献をしてほしいと考えているか」を把握しておく必要があります。
企業が求める人材像を事前に調べておき、それにふさわしい活躍ができるということを、留学の経験にもとづいてアピールしましょう。
留学の目的を述べる
何の目的もなくただ留学へ行っただけでは逆に企業に悪い印象を与えてしまうことになりかねません。
留学経験をガクチカにする場合には必ず留学の目的を述べるようにしましょう。
自分がどのような目的をもって留学をして、その結果どのような成果が得られそれを企業に入社後にどのように活かしていくのかを具体的に述べることで企業から評価を得ることができます。
留学の経験を深く掘り下げて考えてみることでより良いガクチカにすることができます。
独自性で差別化をする
留学の経験がある就活生は、現状すでに少なくありません。
したがって、この経験をガクチカに用いる場合は、ほかの留学経験者と似たような内容にならないよう、差別化をはかることが必要です。
似たような内容が並んでいる中でも目を引く独自性があれば、採用担当者の目に留まる可能性が高くなります。
ほかとの差別化をはかり、独自性を強調するカギ、それは「自分自身の意見や考えを含める」ことです。
留学の期間中に自分が見たことや経験したこと、それに対して感じたことなどを整理したうえで盛り込むと効果があります。
留学をする前や、留学している最中であれば、そういった自分の考えを育むための経験を増やすために、インターンシップやボランティア活動などさまざまなことに挑戦してみましょう。
語学資格を用いる
海外へ留学するにあたって、語学力の成長を度外視する人はあまりいないでしょう。
短期間であっても成長があったという証明として、留学の前後でTOEICなど語学に関わる資格試験を受けておくのがおすすめです。
結果を数値や資格の等級で残せるため、誰が見てもその成果が伝わりやすいという利点があります。
留学の前後で結果がどう変化したかを見せるために、2回受けて、成長具合をよりわかりやすくすることもできるでしょう。
英語圏へ留学したあとにTOEICを受けるのであれば、なるべく800点以上の点数を獲得できると、就活のうえで心強いものとなります。
ただし、資格自体は自分がどれだけ成長したのかを定量的に表現するツールであり、その取得自体が留学の目的になってしまうと本末転倒であるため注意が必要です。
留学経験の過程を強く伝える
留学経験をガクチカにすることでメリットは大きいという話をしましたが、留学経験だけをアピールするだけでは不十分だと言えます。
留学経験をしただけでは企業からの評価を得るのはとても困難です。
企業が求めているのは、留学経験で何を学んだのか、困難があった時にどのようなアプローチをとったのかということです。
留学経験にプラスして、自分が取り組みその結果得られたものをアピールすることで企業へのアピールとして十分なものになります。
具体的なエピソードを用いる
留学経験をガクチカとして活用する際に重要なのは、「具体的なエピソードを用いる」を選び、それを中心にストーリーを構築することです。
企業は成果そのものよりも、その成果を達成するまでのプロセスや努力に注目します。
抽象的な表現や表面的な内容では説得力が薄れてしまうため、具体的な出来事や行動を示すことが必須です。
また、エピソードに数字や結果を加えることで、さらに具体性が高まり、説得力を持たせることができます。
エピソードを選ぶ際には、自分が直面した課題や挑戦、それを乗り越えた工夫と努力、そこから得た学びを含めることが重要です。
具体性があることで、面接官や採用担当者があなたの姿をより鮮明にイメージでき、評価が高まる可能性が大きくなります。
就活エージェントに相談する
就活エージェントに相談するのも、非常におすすめの選択肢の1つです。
「エージェントに丸投げ」は良くありませんが、何が問題なのか、何を話せば良い印象を与えられるのか、1人で何時間も頭を悩ませるよりも、プロと一緒に対策した方が効率良く進められます。
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【留学経験のガクチカ】留学期間別ガクチカのポイント
留学経験をガクチカとして活用する際、期間に応じて伝えるべき内容やアプローチが異なります。
数週間から1年以上のどの期間でも、ポイントは「留学を通じて自分がどう成長し、得た経験をどのように活かしているか」を具体的に語ることです。
それぞれの期間に応じたアピールポイントを深掘りして解説します。
数週間~3カ月
短期留学では、限られた時間で達成した成果やその過程に焦点を当てることが重要です。
この期間では、時間が短いからこそ濃密な経験を積んだことを伝える必要があります。
たとえば、異文化での生活を通じて得た新しい価値観や、短期間での集中的な学びによって目標を達成したエピソードを語ると良いでしょう。
また、帰国後に留学の経験を基にした行動や変化も含めることで、経験を継続的な成長に結び付けられることを強調できます。
3カ月~半年
3カ月以上の中期留学は、継続的な取り組みや一定の成果を示せる期間です。
この期間では、目標に対してどのように努力し、困難を乗り越えたのかを具体的に語ることが求められます。
語学力を向上させるために日々の生活でどのように工夫したか、また現地の文化や慣習に適応する中で直面した課題をどのように解決したかなど、プロセスに重点を置いてエピソードを構成します。
この期間で重要なのは、努力の結果だけでなく、その過程で得た気づきや学びを示すことです。
1年以上
1年以上の長期留学では、深い学びと大きな成長を語ることが可能です。
この期間では、語学力や学業面での成果に加えて、異文化の中での生活を通じて身につけた適応力や課題解決力を強調することがポイントです。
長期留学では、目標達成までに時間をかけて取り組んだプロセスを詳しく語ることができます。
長期間にわたる経験が自己形成にどのような影響を与えたのか、そしてその経験が将来の目標にどのように結びつくのかを具体的に語ることで、留学経験が単なる過去の出来事ではなく、今の自分を形作る重要な要素であることをアピールできます。
【留学経験のガクチカ】ガクチカの基本構成
ガクチカとして留学の経験を用いる際、やったほうが良いことや逆に避けるべきことはわかりました。
それでは、よりガクチカを効果的に伝えるためにはどうしたら良いのでしょうか。
留学の経験をガクチカに用いる際、より効果的に伝える方法、それは基本構成を忠実に守ることです。
基本構成とは、結論・理由・目標・困難・行動・結果と学びという6つの流れになります。
これを守ることで、話の内容がわかりやすくまとまるため、理解しやすくなるのです。
それぞれの構成について、詳細を見ていきましょう。
結論(一番伝えたいこと)
ガクチカの構成では、まず始めに結論から述べます。
留学に行ったことでどんな経験から何を得たのか、成果を簡潔に、かつ端的にまとめましょう。
結論から始めることで、なんの話をしようとしているのかがわかるため、そのあとに話す内容が頭に入りやすくなります。
理由や補足から長々と述べ始めてしまうと、「結局この人は何が言いたいんだろう」といったように、話の焦点がボケてしまうため、望ましくありません。
また、書類選考後面接を受ける際も、自分の中でもこれから話すことについてあらためて整理ができるため、あとの話を切り出しやすくなるでしょう。
ただし、この結論部分が長すぎると脱線しやすくなり、何を言いたいのかもあいまいになってしまうため注意が必要です。
できる限り短くまとめ、長くなりすぎないように気をつけましょう。
理由(留学に行った理由)
結論部分で留学に行ったこととその成果を簡潔に書いたら、次は留学に行った理由を述べましょう。
なぜ留学に行こうと思ったのか、理由や立てた目標を述べることで、あなたの考え方や計画性についてアピールできます。
ここでは留学に行こうと思ったきっかけ、何を学ぼうと思ったのか、目標とその達成条件は何かなど、筋道を立てて話すことが大切です。
留学は、期間が短く長期ほど手間や負担が大きくないことから「行き当たりばったりで留学を決めた」という印象をもたれることも多々あります。
しかし、留学に行った理由を納得してもらえれば、事前にしっかり考えを固めたうえでの行動だったことが伝わり、評価が上がる可能性も高いです。
自分がどのように考えたうえで留学を決めたか、しっかり書けるようにしておきましょう。
目標(留学の際の目標)
留学経験を就職活動のガクチカとして活用する際は、具体的な目標とその達成に注力したことを強調しましょう。
例えば、「留学中に英語で日常会話ができるレベルに達することを目指したこと」「積極的に現地の言語環境に身を置いたこと」等です。
このように明確な目標を述べることで、留学経験がいかに意味があるもので、自己成長につながったかを伝えることができます。
困難(留学の際に困難だったこと)
留学経験を就職活動の「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」として話す際は、単に経験したことを述べるだけでなく、そこで直面した困難やそれを乗り越えた過程も重要です。
例えば、「英語が苦手で、最初は会話ができないなどの言語の壁に直面しました。
また、文化や価値観の違いにより、孤立感を感じることもありました。
しかし、これらの困難を乗り越えることで、コミュニケーション能力や異文化理解の重要性を学び、自己成長を遂げました」といった具体的な経験と学びを話すことが有効です。
行動(自分から動いたこと)
困難を伝えたあとは、乗り越えるために自分が起こした行動について述べます。
これは、自分が留学で何をしたか、どんなことがあったのかというエピソードの部分です。
たとえば、留学中に遭遇したトラブルと、それをどのように乗り越えたかなどがそれに該当します。
エピソードは、できる限り具体的に描写し、可能ならば数値を用いて説明しましょう。
数値によって定量化されていれば、誰でも比較的簡単に状況を把握できるようになります。
また、その行動に至るまでに自分がどう考えたか、起こったことによってどう感じたかなど、内面についても話すことで差別化をはかるのが効果的です。
この次に来る「結果と学び」に説得力をもたせるために、順を追って自分の行動を話しましょう。
結果と学び(留学から得た学びと活かし方)
留学を用いたガクチカの最後は、その経験から得た結果と学びで締めます。
「結果はこのようになりました」という表面的なことだけでなく、そこから自分が学んだことは何か、それを今後どのように活用できそうかという部分に踏み込みましょう。
企業が知りたいのは、「この就活生が自社に入社した場合、何をしてくれるのか」という点に尽きます。
留学から得た経験から、何をもってその企業に貢献できると考えたのかを伝えることが大切です。
この際、最初にあげた結論と矛盾しないように気をつけましょう。
一貫性のない主張は、選考全体の評価を落とします。
結論から締めまでの軸をしっかり固めることで、ガクチカの説得力を確固たるものにしましょう。
【留学経験のガクチカ】留学のガクチカ例文32選
留学のエピソードを元にしたガクチカの例文を記載しました。
例文を元に自分に合ったガクチカを作成してみましょう。
スキルをアピールするガクチカ例文8選
留学経験をガクチカとしてアピールする際、単に「留学した」という事実を伝えるだけでは不十分です。
面接官が見たいのは、留学を通してどのようなスキルを習得し、それを企業でどう活かすかという点です。
語学力はもちろんですが、それだけに頼らず、コミュニケーション能力や問題解決能力、異文化理解力などもアピールしましょう。
行動力
海外では、日本国内に留まるよりもずっとさまざまな人と関わる機会に恵まれます。そこで、留学して多くの人と交流することで、今の自分とは異なるバックグラウンドをもっている人たちと関わる力を身につけたい、視野を広げたいと思って参加しました。留学先では、クラス内でディスカッションを行う機会がたくさんあります。しかし、参加者のルーツや文化的な背景、考え方がバラバラな分、共通認識をそろえることの難易度は高いものでした。私はそれを放っておくことは相手を理解することにはつながらないと考え、自分からわからないところは聞くということを徹底し、また自分も相手の求めに応じて、説明をしっかりすることで認識をすり合わせるために努力しました。結果的に共通認識をそろえ、相手を理解することの大切さとその難しさ、それを乗り越える際には、積極的に行動を起こすことが大切だと学んだのです。
この経験は、業務上初対面の人と話すことが多い貴社で活かせると考えています。
コミュニケーション能力
アメリカでの留学中、様々な文化的背景を持つ人々との交流は、私に異なる考え方を理解し、共通の認識を築く技術を教えてくれました。クラスでのディスカッションでは、多様な意見に直面しましたが、積極的に質問をし、自分の考えを明確に伝えることで、相互理解を深めることができました。この経験は、初対面の人とも効果的にコミュニケーションを取るための基礎を築き、異なる視点を尊重することの重要性を学びました。
このスキルは、様々なバックグラウンドを持つ人々との業務上のコミュニケーションにおいて、大きな強みとなると感じます。
適応力
私が学生時代に力を入れたことは異文化に適応することです。
大学2年時、語学力と国際感覚を養いたいという思いから、1年間の交換留学に参加しました。
最初は言葉が通じないことで授業も日常生活も困難ばかりでしたが、自分から積極的に行動を起こすことを心がけました。
また、現地の学生と交流するためにボランティア活動に参加し、共同でプロジェクトを進めることで関係を築くこともできました。
留学開始から数カ月後には周囲の人々から信頼を得られるようになり、授業でも積極的に意見を述べられるようになりました。
この経験を通じて、未知の環境に対して柔軟に対応し、自分から環境を変えていく重要性を学びました。
貴社に就職後はこの適応力を活かし、移り変わりが激しいIT業界でも常に最新の情報にキャッチアップし、長きにわたって貢献する所存です。
目標設定力
私が学生時代に力を入れたことは留学における目標を明確に設定し、達成することです。
留学の目標は「ビジネスレベルの英語力を身につけ、大学でオールSの成績を獲得すること」でした。
そこでまずは授業の内容を全て英語で理解できるよう、教授に許可を取り、授業を録音してリスニングと、単語の復習を行いました。
その結果、半年後にはグループワークでメンバーを統率できるほど英語力が向上し、また、何度も授業を聞くことで理解が深まり、成績もオールSで帰国しました。
先日のインターンではイギリスの取引先とのオンライン会議において翻訳を担当するなど、ビジネスで英語を活用できています。
入社後はこの経験を通じて身につけた英語力はもちろん、目標を設定し、達成する能力を応用して、一つひとつスキルを伸ばし、貴社にとって欠かせない存在になりたいと考えています。
課題解決能力
アメリカでの留学で、多国籍の学生と共に市場調査のプロジェクトに取り組む機会がありました最初は、言語の壁や文化的な差異により、チームワークに課題が生じていました。この課題に対し、私は自らコミュニケーションの架け橋となることを選びました。異文化の視点を尊重し、互いの意見を十分に理解するためのディスカッションの場を設け、効率的な意思決定を促進しました。その結果、チームは互いの文化を理解し、目標達成に向けて協力することができました。プロジェクトは成功し、私たちは高い評価を受けました。
この経験から、異なる文化背景を持つ人々と協力し、共通の目標に向かって進むための課題解決能力を身につけました。貴社の国際的なビジネス環境において、この能力は大きな強みとなると確信しています。
環境適応力
カナダでの2ヶ月間の留学で、初めての海外生活という未知の環境に挑戦しました。最初は食文化の違いや気候の変化に戸惑いましたが、積極的に地元のイベントに参加し、現地の友人を作ることで徐々に環境に慣れるよう努めました。特に印象深いのは、地域のボランティア活動に参加したことです。言葉の壁を乗り越え、現地の人々とのコミュニケーションを通じて、異文化理解を深めました。
この経験から、未知の環境に迅速に適応し、異なる文化背景を持つ人々と円滑にコミュニケーションを取る能力を養うことができました。この力は、多様な背景を持つ人々と協力する必要があるビジネスシーンでも非常に役立つと考えています。
自己管理力
私が短期間のフランス留学を経験した際、時間管理や自立する重要性を痛感しました。初めての海外生活では、日々のスケジュール管理が欠かせませんでした。授業、アルバイト、そして観光と、効率よく時間を使う必要がありました。特に、文化や言語の異なる環境では、計画的に動くことが不可欠でした。例えば、アルバイトのスケジュールを事前に調整し、授業準備や休息の時間もきちんと確保。また、緊急時の対応能力も養われ、異文化交流でのコミュニケーションも円滑に進めることができました。
このような経験は、今後の仕事での計画立案や多様な背景を持つ人々との協働にも役立つと自負しています。
上昇志向
イギリス留学を通じて実践的な英語の力を身につけるだけでなく、現地のスポーツへの熱意についても理解を深めたいと考えたからです。そして、実際に1年間イギリスの大学に通いながら様々なスポーツの現場にも足を運びました。
当初は英語で交流することは非常に困難でしたが、実践経験を積むことで英語でコミュニケーションがとれるようになり、留学が終わる頃にはビジネスレベルの英会話ができるようになりました。
また、イギリスにおいてサッカーがどのような役割を果たしているのか、そしてビジネスの手法についても理解できました。
この経験を通じて身につけた、海外におけるスポーツマーケティングの知識を貴社に還元できると考えています。貴社に入社した暁には、留学を通じて身につけた英語力を活かし、外国の企業と積極的にやり取りするだけでなく、海外で肌で感じたスポーツマーケティングの手法なども還元していきたいと考えています。
留学期間・種類ごとのガクチカ例文6選
留学の期間によって、アピールする内容やポイントは異なります。
長期の留学は深い学びや現地での経験の積み重ねを伝えることができますが、短期留学でも十分に効果的なガクチカを作成することが可能です。
期間ごとに留学経験の強みをどうアピールするかを考えることが重要です。
ワーキングホリデー
初めての海外勤務で、英語力や文化の違いに直面する中、現地スタッフやお客様と円滑にコミュニケーションを取ることが大きな課題でした。特に、職場では業務効率を上げるためのチームワークが求められ、一人ひとりの役割を理解し、協力する必要がありました。この状況を改善するため、まずは業務に関する英単語を毎日メモし、実践で使う努力をしました。また、積極的に同僚とのコミュニケーションを図り、業務の流れやお客様の好みについての情報を共有しました。その結果、現地のスタッフとも良好な関係を築くことができ、最終的には責任あるポジションで新しいスタッフのトレーニングを任されるまでになりました。
この経験を通じて、言語や文化の壁を乗り越え、チームで目標を達成する力を身につけることができました。今後は、この適応力と協調性を活かして、多様なバックグラウンドを持つ人々と共に成果を上げられる環境で働きたいと考えています。
短期留学①
英語での発表を行う授業があり、現地の学生とチームを組んで「地域の環境問題」をテーマにプレゼンを作成しました。当初、英語力や文化の違いから積極的に意見を出すことに躊躇していましたが、この課題を通じて新しい挑戦に取り組む覚悟を決めました。私はプロジェクトを成功させるため、事前にテーマに関する資料を徹底的に調査し、チームメンバーと話し合いの準備をすることで貢献しました。また、相手の意見を尊重しながら、自分の考えを簡潔に伝える練習を繰り返しました。その結果、プレゼンの内容がまとまり、クラス全体から高い評価を得ることができました。
この短期留学を通じて、限られた時間の中で成果を出すための行動力と、異文化環境でのコミュニケーション力を養うことができました。この経験は、迅速に課題を解決しながら成果を出す仕事の現場でも活かせると考えています。
短期留学②
テーマは「カナダと日本の文化比較」で、私は日本の伝統文化を紹介する役割を担いました。限られた時間の中で準備を進める中、現地の学生たちとのコミュニケーションに苦労する場面もありましたが、毎日ディスカッションを重ねることで、文化の違いを理解し合い、最終的には一体感のあるプレゼンを仕上げることができました。この経験を通じて、短期間であっても効果的にチームをまとめるためのコミュニケーションスキルと柔軟性を学びました。このスキルは、急速な対応が求められる御社の業務でも役立つと考えています。
短期留学③
主にマーケティングチームの一員として、デジタル広告の企画と実施を担当しました。初めての業務で戸惑いもありましたが、現地の同僚とのコミュニケーションを積極的に行い、フィードバックを得ながら改善を繰り返しました。特に異なる文化的背景やビジネス慣習の違いに直面する中で、柔軟に適応し、円滑にチームに貢献することができました。結果として、私が提案したSNS広告キャンペーンが成功し、インターンシップ終了後もその手法が引き継がれることになりました。
この経験を通じて、異文化環境下でのマーケティングと、迅速な課題解決能力を身につけ、御社のグローバル展開にも貢献できると考えています。
中期留学
目的は、異文化の中でコミュニケーション能力やリーダーシップを発揮し、グローバルな視点を持ったビジネス提案を作成することでした。チーム内では文化や意見の違いから意見が対立する場面も多くありましたが、私は積極的に異なる視点を調整し、全員が納得できる形で議論を進めました。結果的に、私たちのチームは優秀賞を受賞し、現地企業からも高い評価を得ました。
この経験を通じて、異文化においてもチーム全体の力を最大限に引き出す重要性を学びました。このスキルは、御社でのプロジェクトマネジメントにも活かせると考えています。
長期留学
テーマは「気候変動とサステナビリティ」で、私はフィールドワークを通じて現地の環境保護団体と連携し、データ収集と分析を行いました。プロジェクトでは、言語や研究手法の違いから戸惑うこともありましたが、教授や現地の専門家に相談しながら問題を解決していきました。最終的に、私たちの研究は大学内で高い評価を受け、国際学会でも発表する機会を得ました。
この経験から、問題解決能力やリーダーシップ、プロジェクトを長期的に推進する力を身につけました。これらのスキルを活かし、貴社でも環境関連プロジェクトに貢献できると考えています。
エピソード別のガクチカ例文7選
エピソード別のガクチカ例文についてご紹介します。
語学力の伸び悩み
初めは語学力が不足しており、自分の意見を英語で的確に伝えることができず、ディスカッションに参加する自信を失いかけていました。しかし、この状況を改善するために具体的な目標を設定し、行動を起こしました。私はまず、授業での話題や単語を毎日メモし、自宅で復習する習慣をつけました。また、現地の学生に積極的に声をかけ、カジュアルな会話を通じてコミュニケーションの機会を増やしました。さらに、話すスピードを落とし、短くても明確な表現を使うことで、相手に自分の意見を理解してもらえるよう工夫しました。
結果として、流暢な英語を話せるようにはなりませんでしたが、相手に伝えるためのコミュニケーション力や、自分の意見を補足的に説明する力を磨くことができました。この経験を通じて、課題に直面しても粘り強く取り組む姿勢と、限られたスキルを最大限に活用する方法を学びました。この成長を、仕事の場でも活かしていきたいと考えています。
言語の壁
最初は英語の壁に苦労し、自分の意見をうまく伝えることができませんでした。しかし、授業内容の予習を徹底し、関連資料を調べて自分の考えを事前に整理することで、少しずつ発言できるようになりました。また、授業後に教授やクラスメートに質問し、理解を深めるよう努めました。その結果、最終的には授業内での発言量が増え、プレゼンテーションではクラス全体から高評価を得ることができました。
この経験を通じて、準備と行動が困難を克服する鍵であると学びました。今後は、この努力を仕事でも活かし、新しい課題にも積極的に挑戦していきます。
異文化チーム
多国籍メンバーとの価値観の違いにより、議論が停滞することが多くありましたが、私はそれぞれの意見を引き出し、整理して見える化することで合意点を見つける役割を担いました。また、進行をスムーズにするために、プロジェクト管理ツールを導入し、進捗状況を全員で共有しました。これにより、全員が納得する形でプレゼンテーションを完成させ、高評価を得ることができました。
この経験を通じて、多様な意見をまとめる調整力とコミュニケーション力を身につけました。今後は、多文化環境でのプロジェクトにも柔軟に対応し、リーダーシップを発揮したいと考えています。
プレゼン課題
限られた時間の中でテーマを調査し、チームで発表を完成させることが求められました。私は役割分担を提案し、自ら調査と資料作成を担当しました。また、スケジュールを管理し、進捗を確認することで全員が計画通りに作業を進められるようサポートしました。その結果、時間内に質の高いプレゼンを完成させ、クラス全体から高い評価を受けました。
この経験を通じて、短期間で効率的に目標を達成する力を培いました。今後は、こうしたスキルを仕事の場でも活かし、限られた時間で成果を出す人材を目指したいと考えています。
異文化交流イベント
準備段階で一部の参加者がスケジュール変更を希望し、計画が大幅に遅れるトラブルが発生しました。私は冷静に状況を把握し、現地スタッフと協力してスケジュールを再調整しました。また、変更内容を迅速に他の参加者に共有し、全員がスムーズに対応できる体制を整えました。その結果、イベントは予定通り開催され、多くの参加者から好評を得ることができました。
この経験で培った柔軟な対応力を活かし、今後も課題に迅速に対処しながら成果を上げていきたいと考えています。
教育支援ボランティア
現地の子どもたちに英語を教える活動では、教材や設備が不足しており、興味を引き出す工夫が必要でした。私は、歌やゲームを取り入れた授業を行うことで、子どもたちが楽しく学べる環境を作りました。その結果、子どもたちの学習意欲が向上し、授業の進行がスムーズになりました。
この経験を通じて、創意工夫の大切さを学びました。今後は、この柔軟性を活かし、社会的課題の解決に貢献できる仕事に取り組みたいと考えています。
ワーキングホリデー
多国籍チームで働く中で、業務の進め方に違いがあり、効率が悪い状況でした。私はミーティングを提案し、業務フローを見直すことで、全員が効率よく働ける環境を作ることを目指しました。また、意見の食い違いをまとめる役割を果たし、チーム全体の雰囲気を改善しました。その結果、業務効率が向上し、顧客満足度も高まりました。
この経験を通じて、課題解決能力とリーダーシップを身につけました。今後は、こうしたスキルを活かして、組織全体の効率を向上させる仕事に挑戦したいと考えています。
留学国別のガクチカ例文11選
続いて国別の留学経験のガクチカ例文をご紹介します。
11カ国ご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
【アメリカ】留学経験のガクチカ
現地では、意見を主張する文化が根付いており、授業中の発言量が評価にも直結しました。当初は語学力の壁や議論への不慣れから発言を躊躇することが多かったのですが、周到な準備をすることで自信をつけ、徐々に議論に参加するようにしました。授業ごとにテーマを徹底的にリサーチし、効果的なプレゼンテーション資料を用意した結果、最終的にはクラスでのディスカッションリーダーに選ばれるまで成長することができました。
この経験を通じて、論理的思考力と発言力を磨きました。
【イギリス】留学経験のガクチカ
テーマは「英国社会における移民政策の影響」で、私は現地の学生と共同でインタビュー調査や資料収集を行いました。当初は、ディベート中心の授業形式に慣れず、自分の意見を明確に伝えることに苦労しました。しかし、リサーチ結果を基に議論に貢献することで信頼を得るようになり、最終的にはゼミ発表でリーダーを任されました。
この経験を通じて、根拠に基づく意見形成とプレゼンテーション能力を培いました。
【オーストラリア】留学経験のガクチカ
海洋プラスチック問題の解決を目的としたキャンペーンで、私はチームの広報担当として地域住民への啓発を行いました。初めて参加したミーティングでは、現地の専門用語や独特な文化に戸惑いを覚えましたが、積極的に質問をし、フィードバックをもらいながら改善を重ねました。結果的に私の提案したポスターやSNS戦略が採用され、イベントには多くの参加者を集めることができました。
この経験を通じて、柔軟な適応力と企画力を高めることができました。
【中国】留学経験のガクチカ
日中の貿易事業を展開する企業で、市場調査と日本語翻訳のサポートを担当しました。中国特有の迅速な意思決定プロセスに戸惑いを覚えましたが、担当者と密にコミュニケーションをとり、業務内容を深く理解することで効率的に作業を進めるよう努めました。その結果、私の調査結果がプロジェクトの戦略に採用され、大きな成果を挙げることができました。
この経験を通じて、異文化のビジネス環境における適応力と、プロジェクト推進力を身につけました。
【ドイツ】留学経験のガクチカ
テーマは「地域に根ざしたサステナブルな事業モデルの提案」で、私は現地の学生と共にアイデアの立案とプレゼンテーションを行いました。ドイツの厳密なデータ主義とロジカルな議論に最初は苦労しましたが、データ分析を重視した準備を行い、根拠に基づいた提案を意識しました。結果的に、私たちの案は「実現可能性が高い」と評価され、クラス全体で最優秀プロジェクトに選ばれました。
この経験を通じて、論理的思考力とデータ活用能力を強化しました。
【フランス】留学経験のガクチカ
このプロジェクトでは、地元の地域活性化をテーマにしたマーケティング戦略を提案するという課題に取り組みました。日本からの留学生として、異なる文化や考え方を持つチームメンバーと共同で進めることに大きな挑戦を感じていました。当初は、言語の壁だけでなく、意見の出し方や議論の進め方において文化の違いを強く感じ、話し合いがスムーズに進まないことも多くありました。しかし、その状況を改善するために、私はまず自分の役割を「つなぎ役」として定め、メンバー間の意見を積極的に引き出すよう心がけました。また、言葉での説明が難しい場面では、ビジュアル資料を使った説明や、簡潔なフランス語と英語を併用することで、誤解を減らす努力を重ねました。その結果、私たちの提案は地域の課題に深く寄り添った内容となり、最終的に教授や地域の関係者から高い評価を受けることができました。この経験を通じて、異文化の中での適応力と、多様なメンバーをまとめる調整力を身につけました。
今後は、このスキルを活かし、異なるバックグラウンドを持つ人々と協力しながら、貴社で成果を上げたいと考えています。
【韓国】留学経験のガクチカ
日本と韓国の学生が協力して開催するイベントで、私は日本側の代表として進行役を務めました。特に文化的な違いから意見の食い違いが生じる場面もありましたが、両国の視点を尊重しながら共通の目標を設定し、スムーズに議論が進むよう調整を行いました。その結果、イベントには予想を上回る参加者が集まり、成功裏に終わることができました。
この経験を通じて、異文化間での調整力とリーダーシップを身につけました。
【カナダ】留学経験のガクチカ
チームで地域の観光地のプロモーション計画を立案するプロジェクトに参加し、私はデータ収集と戦略提案を担当しました。当初、語学や価値観の違いで意見が噛み合わないことも多くありましたが、チームメンバーと積極的に話し合いを重ねることで相互理解を深めました。最終的には、私の提案が採用され、観光キャンペーンが成功を収めました。
この経験を通じて、多国籍チームでの協働力と問題解決能力を養いました。
【イタリア】留学経験のガクチカ
このプロジェクトでは、イタリアの伝統文化をテーマにした展示を企画する課題に取り組みました。私は日本の伝統文化との共通点を見つけて展示に取り入れる提案を行い、文化的な背景を調査して現地の学生にプレゼンテーションを行いました。初めは文化の違いを説明する難しさを感じましたが、ビジュアル資料や具体例を活用して説明したことで理解を得られるようになりました。最終的に、プロジェクトは高い評価を受け、展示会は成功を収めました。
この経験を通じて、クリエイティブな発想力とプレゼンテーション能力を磨きました。
【シンガポール】留学経験のガクチカ
このプログラムでは、現地の学生と共に新しいデジタルサービスを企画する課題に挑みました。私は市場調査とビジネスプランの作成を担当し、シンガポールの多文化社会での需要に対応した提案を考案しました。異なる文化背景を持つメンバーと協力する中で、課題や意見の違いを調整する力が求められましたが、定期的なミーティングで進捗を共有し、アイデアを形にすることができました。結果として、私たちのプランは高評価を受け、プレゼンテーションでも成功を収めました。
この経験を通じて、グローバルな視点とビジネススキルを強化しました。
【フィリピン(セブ)】留学経験のガクチカ
私は現地の子どもたちへの英語教育支援プロジェクトに参加し、学習サポートやアクティビティの企画運営を行いました。活動当初は、子どもたちとの距離を縮めることに苦労しましたが、歌やゲームを活用して楽しみながら学べる環境を作ることに努めました。また、現地スタッフや他国からのボランティアメンバーと連携し、文化や言語の違いを乗り越えるためのコミュニケーションを工夫しました。その結果、子どもたちから積極的な反応を引き出すことができ、教育プログラムがスムーズに進行しました。
この経験を通じて、異文化環境での柔軟な対応力と、チームで目標を達成する協調性を身につけました。ボランティアを通じて学んだ課題解決能力とリーダーシップは、今後の社会貢献活動や仕事にも活かしていきたいと考えています。
【留学経験のガクチカ】留学のガクチカを伝える際のNGポイント
ガクチカとして留学の経験を用いる際に、「このようにすると良い」というポイントはたくさんありました。
一方で、留学の経験を伝える場合にやってはいけないことも存在します。
大切なのは、自分自身の経験や考えを正直に、明らかにすることです。
しっかり考えがあって留学に踏み切ったということが伝えられれば、その分評価が高くなります。
時系列を追って自分が経験したこと、ひいては学んできたこと、できるようになったことを自分の言葉でまとめられるようにしましょう。
留学に行ったという事実を評価してもらおうとする
ガクチカとして留学を用いる際、単純に留学したという事実のみを押し出し、評価してもらおうとするのは得策ではありません。
留学は、個人にとっては貴重な経験足り得るものです。
しかしながら、近年はグローバル化の影響が色濃く、特に長期ほど負担の重くない留学の経験者そのものは増加傾向にあります。
つまり、企業にとって留学経験のある就活生の希少性は注視するほど高くはありません。
そのため、留学自体は驚かれるようなことでなく、それだけで高評価を得られるような事象ではなくなっている、ということでもあります。
ガクチカとして用いる際に大切なのは、留学で何を経験し学んだのかという中身です。
「留学に行った」という事実のみをアピールするのではなく、そこで自分が得たものや今後に活用したいと強く望んでいるものをアピールしましょう。
留学前後のことを伝えない
留学中の経験を話すことに注力するあまり、留学前後の話をおろそかにするのも避けたほうが良いです。
「留学で何を経験したのかを語る」というのは、最中のことだけ語れば良いということではありません。
留学中のエピソードがどんなに興味深いものであったとしても、前後の文脈がなければ内容の薄い話題にしかならないでしょう。
行く前に設定した目標や、帰国後にその経験から活かせる学びがなければ、計画性がなくノリで留学に行っただけだと思われてしまいます。
腰を据えてじっくり学びに行く長期の留学と比べて、気軽に行ける短期留学であればなおさらです。
留学について話す場合は、なぜ留学に行こうと思ったのかや帰国後どうなったのかも含め、時系列を整理して自分の学びや変化について語りましょう。
嘘をつく
1ヶ月間など、短い期間で留学する留学において、自由に使える時間はそれほど多くなく、できることは限られています。
時間がないからと言って、やっていないことをさもやったかのように話すのはやめてください。
選考において、嘘をつくということはあなた自身の信用を著しく損なう行為です。
企業は信用できない人間を雇用しようとは考えません。
「実際に留学を経験していなければわからないはず」と思うかもしれませんが、人事とは採用のプロです。
深掘りされたときにぼろが出てしまい、虚偽の発言だとばれてしまえば、即アウトになります。
ガクチカ全体の信用を落とすのみならず、この選考であなたが発言したすべての内容が疑いの対象になってしまうのです。
専門知識が必要とされる内容
留学経験に限ったことではありませんが、ガクチカを話す際、専門用語を連発したり、前提知識が必要な話をしたりすると、内容が100%伝わりません。
特に、留学先の文化や学業の分野で専門用語を多用すると、基本的には相手に伝わりません。
専門的な話題は、面接官がその分野に精通していない限り理解が難しいため、話が一方的になりがちです。
また、もし専門用語を相手が知っていたとしても「一般的には知られていない話を、説明も無しにするなんて、この人は客観的に物事を考えられていないな」と思われてしまいます。
そのため、専門用語を使用する際は必ずその用語の意味や背景を簡潔に解説し、誰でも理解できるように工夫することが必要です。
また、ガクチカを伝える際には、専門知識にとどまらず、その経験がどのように自己成長や問題解決に繋がったかを強調することが大切です。
高校以前のエピソードである
ガクチカで留学経験を語る際、高校以前のエピソードに焦点を当てるのは避けたほうが良いです。
大学生としての活動が評価される場面であるにもかかわらず。
過去のエピソードに固執すると、面接官に「この人は大学では何をしていたのか?」と疑問を持たれる可能性があります。
したがって、基本的にガクチカは大学での経験や活動に基づいた内容を選び、それが自分の成長やキャリアにどのように結びついているかを具体的に伝えることが重要です。
また、もし主軸として話せるエピソードが高校時代のものしか無い場合は、高校時代の留学経験がどのように大学時代、そして現在に繋がっているかを意識して説明しましょう。
これにより、面接官に対して大学での取り組みが価値あるものであったことをアピールできます。
【留学経験のガクチカ】深掘り質問対策をしよう
ガクチカが完成したら、控えを取って深掘り質問対策をしましょう。
書類選考を通過したら、次にやってくるのは面接です。
ガクチカは、面接でも聞かれるうえに、採用担当者によって深掘りされる可能性が大いにある項目の1つでもあります。
そこで回答にまごついてしまうと、しっかり準備をしていないと思われてしまう、また場合によっては「内容が真実ではないかもしれない」と疑われて評価が下がりかねないのです。
そのため、面接で何を聞かれても大丈夫なように、事前に準備しておく必要があります。
質問1:コロナ禍の留学で不便だったことはありますか?
今の就活生はコロナ禍を経験しています。
学生によってはコロナの影響で留学に行く時期がずれた、期間が変わった、オンラインに移行した、などの変化に順応してきた人もいるため、コロナ禍の影響を受けたかどうかを質問されることが多いです。
コロナ禍の影響を受けた学生はその影響を受けた際の困難、困難を乗り越えた方法と伝えられるようにしましょう。
特に影響を受けていない場合は、コロナ禍のエピソードを作る必要はないため、他の内容の質をあげるように対策しましょう。
質問2:日本でも語学は学べるがそれでも留学へ行った理由はなんですか?
留学へ行く理由として、語学力を上げたいという人はとても多いです。
しかし、語学を学ぶだけが理由の場合、語学は日本でも学ぶことができてしまうため、留学に行かなくてもよかったのでは?と思われてしまいます。
留学に行って何を得たかったのか、留学に行かなければいけない理由はどこにあったのか、この内容を作成し、対策しておきましょう。
おわりに
ここまで、留学の経験をガクチカとして用いる場合にアピールできることや書き方、気をつけるべきポイントなどについて解説してきました。
基本を押さえて誠実に、正直に自分の経験や学びを述べることで、あなたの考え方を説明し、入社後にどんな活躍をしてくれるかということを企業に伝えてくれます。
留学の経験をもって自分のどんな魅力をアピールしたいのかを明確にし、ほかの就活生との差別化をはかることで内定を目指しましょう。
最後に、他のガクチカ例文や作り方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。