長期インターンの経験を軸に自己分析を進めよう!おすすめのやり方3選

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はじめに

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自己分析は、就職活動の第一歩として重要な過程です。

一方で、自分の適性や能力を自分で客観的に分析するのは難しく、悩んでしまう就活生が多い過程でもあります。

しかし、もし長期インターンに参加したことがあれば、その経験を自己分析に活かすことができます。

意外に感じる方も多いかもしれませんが、自己分析を進めるにあたって、長期インターンの経験は重要な指針の1つです。

今回は、長期インターンの経験を軸に自己分析を深める方法についてご紹介します。

長期インターンの経験は自己分析に活かせるのか

長期インターンの経験が自己分析とどのような関係があるのか、疑問に思われた方が多いのではないでしょうか。

実は、インターン経験を振り返ることは、自分の適性や能力を客観的に分析するために大変役立つのです。

その理由として、長期インターンでの実務経験によって自分に適した業界や業種がわかること、インターンで培った能力が自分の強みになることの2点があげられます。

それでは、なぜこの2点が自己分析につながるのでしょうか。

それぞれの理由について、くわしく解説します。

理由1:実務経験により、自分に適した業界・業種がわかるから

自己分析において、自分に適した業界や業種を知ることは重要です。

しかし学生が自分の適職を知ろうと思っても、実務経験がなければ想像に頼るしかありません。

一方、長期インターンでは実際に部署へ配属され、一般の社員と同じように働くため、実務経験を積むことができます。

この実務経験を通じて、自分に適した業界や業種を知れるのです。

インターン中に実績をあげたり、働くのが楽しいと感じたりできれば、その業界・業種に適性があると言えるでしょう。

しかし、努力しても実績に結びつかなかったり働くのがつらいと感じたりするのであれば、たとえ興味を引かれる業界や業種であっても、適性がないと言えます。

つまり長期インターンは、実務経験を通じて業界・業種への適性の有無を知れる貴重な機会なのです。

理由2:インターンで培った能力が、自分の強みになり得るから

自分の強みを把握することも、自己分析の重要なポイントです。

誰にでも長所はありますが、自分で自分の長所を見つけるのは案外難しいうえ、その長所が仕事で活かせる強みに直結するとは限りません。

しかし、長期インターンは自分の長所をさらに伸ばし、仕事へ活かせる能力・強みとして培う好機です。

「もともと粘り強い性格だが、営業のテレアポでいっそう強くなった」「マーケティング業務を通して分析力を培った」など、仕事に活かせる強みを得られます。

さらに、就活の面接やエントリーシートで自分の強みをアピールする際は、強みを裏付ける根拠としてインターン経験を利用できます。

つまり長期インターンで能力や強みを培うだけではなく、それをアピールするためのエピソードも同時に手に入れられるのです。

おすすめの自己分析の方法3選

自己分析の方法は数多くあり、インターネット上ではさまざまな自己分析のツールやアプリも公開されています。

しかし、何を目的として自己分析を行うかによって適した方法は異なるため、採用する方法によって自己分析の深度や精度も左右される可能性があります。

就活の第一歩として自己分析を行う場合におすすめなのは「自分史」「マインドマップ」「ライフラインチャート」の3種類です。

どのようにして自己分析を行う方法なのか、くわしく解説します。

おすすめ①:自分史

1つ目の分析方法は、自分史を作ることです。

自分史を作る際は、これまでの自分の人生を振り返り「何をしてきたか」「そのとき何を感じたか」を書き出していく必要があります。

その過程で、自分でも意識していなかった思考・行動パターンや、価値観が浮き彫りになるのです。

自分史作成の3ステップ

①時代ごとに区切った枠を作る
②枠の中にそのときの自分について書き出す
③問いかけを書き足す

以上のステップで進めましょう。

①では、まず小学校・中学校・高校・大学と時代ごとに区切った枠を作ります。

②で、枠の中に時代ごとの出来事や打ち込んでいたものを書き出していきましょう。

③では、②で書き出した出来事などに対して、「なぜそれをしたのか」「結果的に何を得たのか」という問いかけを書き足します。

たとえば、すべての時代を通して打ち込んでいるものがあれば「粘り強い」「継続力がある」と言えるでしょう。

友達と何かをするエピソードや接客業でのアルバイトに熱中した経験からは「人と関わることが好き」という価値観を見出せます。

おすすめ②:マインドマップ

2つ目の分析方法は、マインドマップを作成することです。

マインドマップとは、思考をクモの巣のように広げて地図状にしたもので、思考を可視化するために用いられます。

マインドマップを作成する際は、まず大きめの紙を用意し、その中心にテーマとなるキーワードを書き込みましょう。

インターネット上にはマインドマップのテンプレートを公開しているサイトもあるため、それを活用するのもおすすめです。

自己分析のためにマインドマップを作成する場合、中心に書き込むキーワードは「自分」です。

続いて、キーワードから連想した言葉を周りに書き込み、その言葉から連想した言葉をさらに書き込む、というように言葉を放射状に広げていきます。

たとえば、サッカーが好きな人であれば「サッカー」→「部活・サークル」「フォワード」→「部長」「中・高・大学生まで続けている」「積極的」というように、どんどん連想して言葉をつなげていきましょう。

思考を可視化することで、自分では気づいていなかった長所や価値観を発見できます。

おすすめ③:ライフラインチャート(モチベーショングラフ)

ライフラインチャート(モチベーショングラフ)とは、過去の出来事や気持ちにモチベーションという尺度から点数をつけ、曲線グラフにあらわしたものです。

自分がどんな物事にモチベーションを左右されるのかが可視化され、自分の価値観を把握できます。

ライフラインチャート作成のステップ

①過去の出来事を書き出す
②各出来事に点数をつける
③点数をグラフにあらわす

以上の3ステップで進めましょう。

①では、過去の成功・失敗体験や転機を書き出し、時系列順に並べます。

②では、それぞれの出来事に対して、そのときの自分のモチベーションをプラスもマイナスも100点以内の点数であらわします。

「志望校に合格した」という出来事にプラス60点、「親友とけんかをした」という出来事にマイナス90点、というように、直感的に点数をつけていきましょう。

③では、②の点数を線で結び、曲線グラフを作成します。

このグラフを読み取ることで「勉強や部活での出来事よりも友人関係によって波形が上下する」→「社会的成功より人とのつながりを重視するという価値観をもっている」というように自己分析ができます。

自己分析を深掘りする方法とコツ

自己分析の方法はここで紹介した3つ以外にも多々あるため、自分に合った方法を選びましょう。

いずれの方法を選んでも、基本的なコツは共通しています。

それは、自分の行動に対して「なぜ?」を繰り返し、自分の価値観や行動原理を理解することです。

たとえ自分史やマインドマップを作ったとしても、行動を書き出すだけで深掘りしなければ、意味が薄れてしまいます。

これらの方法はあくまでもツールであり、自分の価値観や行動原理を理解するためには問いを重ねることが重要です。

長期インターンの経験を深掘りする場合

長期インターン先に広告代理店を選び、Webマーケティング業務に携わったケースを例にとって、長期インターンの経験を深掘りしてみましょう。

この場合は「なぜその業界を選んだのか」という問いから出発します。

「なぜ広告業界を選んだのか?」という問いに対し「成長産業だと考えたから」というように、簡潔に回答しましょう。

続けて「なぜWebマーケティング業(業種)を選んだのか?」→「市場のニーズを分析できるようになりたかったから」と問答を重ねます。

さらに「なぜニーズを分析する力を身につけたかったのか?」→「人の役に立つものを生み出したいから」と続けていきます。

ここまで深掘りすると「人の役に立ちたい」という価値観が浮かび上がってきました。

広告代理店やWebマーケティングという条件だけを見ると、人の役に立ちたいという価値観からはかけ離れているように感じるでしょう。

しかし、問いを重ねてステップを踏むことで、一見しただけではわからない価値観や行動原理まで掘り下げることができるのです。

まとめ

長期インターンの経験を軸に、自己分析を深める方法について解説しました。

長期インターンの経験は、自分に適した業界・業種を知るための指針となります。

また、長期インターンによって培った能力が自らの強みとなる可能性もあります。

自己分析を行う際は「なぜ?」という問いを重ねて、自分の価値観や行動原理を明確に浮かび上がらせるよう深掘りしていきましょう。

こちらでご紹介した自己分析方法も参考に、自己分析を深めてください。

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