はじめに
大学2年生以上になると、インターンに参加する人が多くなりますね。
インターンにもいろいろありますが、中には長期で参加できるものもあります。
長期インターンに参加する場合、生活は忙しくなるのでしょうか。
もし忙しくなる場合、大学の授業との両立はできるのでしょうか。
この記事では、大学の授業と両立して長期インターンに参加できるようにするための工夫を紹介していきます。
長期インターンへの参加を希望している大学生はぜひ参考にしてみてください。
長期インターンは忙しい?
アルバイトをしている大学生は多いですね。
アルバイトの場合、たくさん働くこともできますし、拘束時間を短時間にすることができたり、少ない勤務日数で続けることができたりと自由度が高いため、大学の授業との両立は容易です。
では、長期インターンの場合はどうでしょう。
アルバイトのように、拘束時間や勤務日数を授業に合わせて調節することはできるのでしょうか。
正解を言うと、ある程度調節できますがアルバイトほど自由にはできません。
以下で詳しくご説明します。
最低勤務日数など細かく決められていることが多い
インターンの場合は、最低勤務日数や時間が細かく定められている場合が多いです。
たとえば、週3日以上、4時間以上などです。
アルバイトの場合は、時期によって増やしたり減らしたりなどの融通も利きますが、インターンではそこまで自由度は高くありません。
長期ともなると、授業やそのほかの生活の変化も考慮しなくてはいけません。
インターン先にもよるので、興味があるのであれば、インターン生を募集しているサイトや企業を直接見てみることをおすすめします。
ある程度、勤務日数や時間の融通が利く企業もあります。
実際に募集している情報を見ると、条件に合うインターン先が見つかるかもしれません。
長期インターンに参加してからの生活を具体的にイメージしやすくなります。
普通のアルバイトよりもタスクが多い
長期インターンは、アルバイトよりも与えられる仕事の量が多く、内容の幅が広いです。
そのため、一人ひとりのタスクが多いことが特徴です。
特に、ベンチャー企業の場合はその傾向がより一層高まります。
はじめのうちは覚えなければいけないことが多く、責任がのしかかってくる作業もあります。
そのため、重荷に感じてしまう人もいるかもしれません。
ですが、社会人に近い働き方ができるため、やりがいがありますし、大学を卒業して社会人として仕事をスタートする際に、長期インターンでの経験が役に立つことは間違いありません。
タスクが多いため、同じ時間でもアルバイトより忙しく感じられます。
それをストレスに感じるか、良い経験だと思って前向きに取り組めるかどうかは捉え方次第です。
シフトの融通が利きにくい場合もある
普通のアルバイトは急な休みやシフト変更をしても、代わりの人が出勤したり、社員がカバーしたりするので、大きな問題にはなりません。
実際、アルバイト同士での急なシフト交換や欠勤はよくある話です。
ですが、長期インターンでは急なシフト変更などの融通が利きにくい場合があります。
前述した通り、1人で請け負う仕事の量が多く幅も広いです。
責任ある仕事を任されることもあり、担当している人しかできない作業もあります。
急な休みやシフト変更は、企業の人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
大学の授業が少ない時期や休みを当てにして長期インターンに参加してしまうと、思いがけずに忙しくなった時に対応できになくなるかもしれないので注意が必要です。
長期インターンと授業の両立は可能?
アルバイトよりも忙しく、休みの融通が利きにくい長期インターンですが、授業との両立はできるのでしょうか。
せっかく長期インターンに参加しても、大学の授業が疎かになり単位を落とすようではいけません。
大学の授業に追われて、インターン先での仕事が疎かになっても企業に迷惑がかかります。
そのあたりのバランスの取り方をしっかりと見極めなくてはいけません。
両立するために、どのようなことを気を付ければ良いのか、工夫できることは何かを紹介します。
自己管理をしっかりと行えば可能
授業や課題と長期インターンのシフトやタスクを、自分でしっかりと管理できれば問題ありません。
大学の授業にも色々ありますね。
課題がほとんどない授業もあれば、頻繁にレポートの提出が求められる授業もあります。
出席やレポートよりも、期末のテストが単為取得を大きく左右する授業もあります。
それらを踏まえて、授業を受ける時間はもちろん、週末も含めて課題に割く時間はどれくらい必要なのか見当をつけましょう。
テスト勉強や調査とレポート作成は、思いがけず時間がかかることがあるので少し余裕を持って見積もりましょう。
そのうえで、長期インターンのシフトやタスクをこなす体力と時間があるのなら、授業と長期インターンの両立は可能です。
あえて課題の少ない授業を多く選択する方法もありますね。
授業の時間割を工夫する
時間帯を参考に授業を選択すると、両立しやすいです。
たとえば、大学の授業は午前中だけにすれば、午後は長期インターンの予定を入れることができますし、午前と午後の両方に必修科目があるなら、その曜日は他の授業もたくさん入れて、ほかの曜日を空けるという方法もあります。
授業がない曜日を作れれば、その日は長期インターンに1日費やすこともできます。
参加したいインターンの仕事量や拘束時間などの情報を必ず確認しましょう。
双方の日程を確認して調整をします。
午前中からインターン先に行かなければいけないようであれば、丸一日授業を入れない日を作らなければいけませんし、特定の時間だけで良いのであれば授業の選択の仕方もまた変えられます。
テスト期間などインターン先に相談をする
テスト期間など、あらかじめ大学での予定が忙しくなる時やどうしても仕方のない理由がある時などは、インターン先に相談することで理解してくれることもあります。
テスト勉強やレポートの作成は、最初に想定していたよりも時間がかかることも多いです。
無理をせずに余裕を持って取り組めるよう、前もって相談することをおすすめします。
インターンではきちんとコミュニケーションを取ることも大切な経験の一つです。
単位を落としてしまっては両立したことになりません。
急な休みや予定変更などはインターン先に迷惑がかかってしまうことがありますが、前もって予定を伝えることができるのであれば調整も可能です。
あらかじめ負担が大きくなるとわかっている時期があれば、インターン先に相談しましょう。
長期インターンと授業の両立をするための注意点
授業の時間割を工夫して、インターン先にも相談などをすることで、長期インターンと授業の両立は可能です。
自己管理をしっかりと行うことができれば、両立はそれほど難しいことではありません。
ですが、注意点もあります。
軽率に授業と並行してインターン参加を決めてしまうと、単位を落としたりインターン先に迷惑がかかったりしかねません。
しっかりと両立して双方をこなしていきたいのであれば、以下のことに十分注意してください。
授業とのメリハリをつける
長期インターンでは、実際に企業で働く社員と同様の仕事内容を行います。
そのため、授業としっかりと切り替えてメリハリをつける必要があります。
授業と同じように、指示されるのを待っている場合やただ言われたことをやればいいというわけではありません。
挨拶はもちろん、返事はハキハキしっかりと声を出し、わからないことがあれば自分から聞きに行くなど、自発的に動かなくてはいけません。
学生気分ではいられないのです。
また、授業の準備や課題が間に合っていなくても、しっかりと仕事をこなさなくてはいけません。
社員と同様の仕事を行う以上、そこではプロとして振る舞うわけですから、プライベートな事情は切り離して仕事に取り組むメリハリが大切です。
インターン先に迷惑がかからないようにする
しっかりとスケジュール管理などを行い、インターン先に迷惑がかからないように気を付ける必要があります。
インターンでは、社員がこなせば早くできる仕事を、あえて手間と時間をかけて教えてくれて、やらせてもらっているということを忘れてはいけません。
迷惑をかけるということは、親切を仇で返すということです。
また、自分が迷惑をかけてしまったせいで、後輩の受け入れに制限がかかってしまうなんてこともあり得ます。
シフトに穴を空けてしまうことやタスクがこなせないということのないように、インターン先でコミュニケーションを取りながら、スケジュール管理をしっかりと行いましょう。
どうしても予定を変更したい場合は、できるだけ早めに責任者に伝えるようにしましょう。
まとめ
長期インターンと大学の授業の両立は可能です。
ただし、長期インターンはアルバイトとは違って任せられる仕事量が多く、シフトの融通も利きにくい傾向があります。
両立するためには、インターン先に合わせて授業の時間割を工夫することや自己管理をしっかりと行うなど工夫が必要です。
テスト期間で忙しくなることが予想される場合や参加が難しくなりそうな時期があるのなら、早めに相談し、インターン先に迷惑がかからないように気を付けましょう。