はじめに
長期インターンの選考を、受けようと思っている人も多いでしょう。
どのような面接があるか気にして、不安になっている人もいるかもしれません。
長期インターンの選考で、社長面接があるという話を耳にしたことがあるでしょう。
社長面接と聞くと、とても緊張してしまいます。
どのような準備が必要か、どうすれば良いか悩んでいる人も多いかもしれません。
今回は、長期インターンの選考で社長面接が存在することについて詳しく紹介していきます。
社長面接は長期インターンにも存在する
結論から言いますと、長期インターンの選考に社長面接は存在します。
長期インターンでは1回の選考で完結することが多いですが、それを社長自身が面接することがあるのです。
1回の選考で完結するのは楽かもしれませんが、社長面接となるとプレッシャーが大きく感じます。
特に社員数が少ないベンチャー企業などは、社長の展望に添ったインターン生を採用したい企業が多いでしょう。
そのために、社長自身が面接をする場合があり、社長から直々にいろいろなことを聞かれます。
社長ではない普通の面接官が行う面接とどのような違いがあるのか知っておきたいところです。
社長が面接を担当すると聞くと、漠然と「何を聞かれるんだろう」と不安になってしまうでしょう。
ここから先は、社長面接を受けるのに必要なことを書いていきます。
長期インターンの社長面接での事前準備
長期インターンの選考の社長面接を初めて受けるという人も多いでしょう。
「何を準備したら良いか、わからない」「どのような心構えが必要なのだろう」と悩む人も多いかと思います。
しかしながら、事前準備をしっかりしておけば緊張の大きい社長面接でも、少し落ち着いて受けることができるでしょう。
社長面接の多いベンチャー企業に興味を持ち、ベンチャー企業への就職を目指している人も最近は増えています。
ここからは、社長面接を受けるにあたって、どのような準備が必要か紹介していきます。
自己理解を深める
長期インターンの社長面接では、学生の人柄の質問をされることもあります。
そのため、自己分析や他己分析をして自己理解を深めておくと良いでしょう。
自己理解を深めておくことで、面接で何を話したら良いか悩む時にも役立ちます。
何が長所で、何が短所かというのをあらかじめ自分でわかっているほうが話しやすいからです。
逆に、自己理解が足りないと面接で何を話すかや履歴書でどうアピールしたら良いかとても悩むでしょう。
社長面接の場合、社長が面接官ということもあり、どのような人柄かという部分は普通の面接よりも大きく重視されます。
社長などの企業の代表を務める人は、他人の人柄をよく見る人が多いからでしょう。
自分のことを客観的に見られているかというのはすごく重要なポイントとしてチェックされます。
企業研究をする
企業研究をよくしておくこともとても大切な準備の一つです。
その企業の社風や事業内容、理念等について知っておくと、社長面接で大変有利に働くでしょう。
社長面接の場合、採用基準が自分の展望とマッチしているかを確かめる場合が多いためかもしれません。
企業が掲げる理念や展望を調べ、どんな学生を必要としているかを知ることが必要でしょう。
その企業をよく知ることで、本当にその企業と自分が合っているかも確認できるのでなるべく早く確認すべきです。
社長面接が選考である場合、企業研究は普段より念入りにしておきましょう。
社長面接を通過できるヒントが多く隠されていますし、また多くの企業が自社の理念とインターン生が合っているか気にしています。
面接マナーを身につける
面接マナーを身につけているかどうかも重要なポイントでしょう。
これは社長面接だけに限りませんが、マナーが身についている学生の方が採用する価値があると考えられています。
マニュアル通りに、すべてを確実にこなさなければいけないわけではありませんが、練習してきたことがわかると好印象です。
受付から入室、面接からの退室までの一連のマナーをしっかりと身につけておく必要があります。
社長になるような人はむしろ、そのようなマナーをあまり知らないのではと考えて手を抜く人もいるかもしれません。
しかしながら、面接マナーに沿った振る舞いを心がければ間違いなく誰の目から見ても好印象です。
少しでも良い印象が与えられるよう練習しておきましょう。
長期インターンの社長面接でよく聞かれる7つの質問
長期インターンの社長面接で、よく聞かれる傾向が高い7つの質問があります。
この7つを押さえておけば、どのような質問がきても答えられるようになるでしょう。
そのまま、社長面接で出る場合もありますし、似たような質問が出ることも多く、覚えておくと大変便利です。
以下で述べる7つの質問と、それぞれの質問の意図をよく確認しておいてください。
また、その質問に対する対策もご紹介しましょう。
社長面接を受ける前に、よく復習しておけば採用に近づけるかもしれません。
長所は何ですか？
インターン生がちゃんと自分を客観視できているかを知るための質問です。
結論からエピソード、その長所が企業にどう活かせるかを述べるようにしてください。
企業の業務に活かせる部分を長所に設定すると良いでしょう。
たとえば、営業や接客など、話すことが必要な業務を志望するとします。
「アルバイトで接客業をしていたため、コミュニケーション能力に自信がある。上司や客からも高評価だった」という内容です。
以上のような流れで話し「貴社にも、コミュニケーション能力の部分で貢献できる」という話をすれば良いでしょう。
長所は、とても強いアピールポイントとなりますので、自分が頑張ってきたことなどを盛り込んで積極的にアピールしてください。
短所は何ですか？
こちらの短所も、自分を客観視できているかを知るためによく聞かれる質問です。
長所と同様に、まず結論からエピソードを話します。
その後、その短所にどのように向き合っているかを述べてください。
最後は、何をして克服しようとしているのかを具体的に述べると良いでしょう。
たとえば、「真面目すぎや細かすぎると言われてしまう」が短所だとします。
「几帳面で細かい性格なので、棚の整理をこまめにしすぎて驚かれた」というエピソードなどを話しましょう。
その後で「その場の雰囲気や時間に合わせて、整理整頓するようにしている」 というように対策を述べます。
几帳面な性格なのだろうと思われますので、商品管理等が必要な業務のある企業では喜ばれる短所です。
学生時代にどんな取り組みをしていましたか？
学生の人柄を知るために、よく聞かれる質問です。
結論からエピソード、企業への貢献という流れを意識して話してください。
主体性があるエピソードは、とても評価されやすいでしょう。
サークルやボランティア活動で、中心となって活動していたなどがあればそれは良いアピールポイントです。
また、中心人物でなくてもサポートに回ったことやコツコツ長い間参加していたという取り組みがあればそれも評価につながります。
学生時代に取り組んできたことから、自分の中で一番頑張ってきたことを話してください。
自分がどのような立ち位置で頑張ってきたか、具体的に述べることができると良いでしょう。
チームワークを重要視されない業務なら、一人で頑張ってきたことを話すのも良いです。
志望動機は何ですか？
社長面接以外の面接でも多く聞かれる質問です。
学生の人柄や考え方が、自社が求める人材とマッチしているかどうかを確かめるために聞かれます。
志望動機も、結論からエピソード、貢献できることの順を心がけて話してみましょう。
また、志望動機を考えるうえで、 企業研究や業界研究を欠かさずに行う必要があります。
どのような人材を欲しがっているか、業界の求めているスキルや人柄を知ることができるからです。
そこから、自分の持つ具体的なエピソードに流れ着く話でも良いでしょう。
広告業界などで言うと、「貴社の〇〇の広告に目を惹かれ、自分もこのような広告を作り世に広めたい」などです。
その企業や業界に合った、志望動機を自分の中から発掘してみましょう。
長期インターンでどのような仕事がしたいですか？
学生がどれほど仕事内容を理解しているかを見るためです。
「どのような仕事がしたいか」を話すためにも、あらかじめ企業研究をして業務内容を知っておく必要があります。
企業研究や業界研究は、とても大切な準備なので念入りに行うことを強くおすすめします。
インターンを通じて、どんなキャリアを形成していきたいのかを深掘りしていくと良いでしょう。
長期インターンは半年ほどの長さで、行うものですが、その中で具体的に何をしていくか考えると良いです。
あまり、自分のしたいことばかり話すのも問題ですが、企業が求める人材の特徴の中で自分に当てはまるものを探してみてください。
どのような仕事をしていくのか想像してイメージトレーニングしておくと、実際にインターンに行った時にも役立ちます。
長期インターンで何を学びたいですか？
「長期インターンで何を学びたいか」は、学生の入社意欲を見るために聞かれます。
現在個人で取り組んでいること（資格取得など）を説明して、熱意を伝えるのも良いでしょう。
どのように企業に貢献したいかも大切ですが、モチベーションを高くやっていくためにも学ぶ姿勢は大切です。
長期インターンで、何を学んでいきたいかは、業務内容から見出すことができます。
営業や商談などが多い職場なら「コミュニケーション能力の向上、外国語を学びたい」でも良いでしょう。
学びたい事柄の設定は、シンプルで本当に学びたいと思うことで構いません。
そこから、自分が学んで成長することによって将来的に企業にどう貢献できるかを話せればもっと良いでしょう。
弊社をどう知りましたか？
この質問は、企業におけるデータ収集のためです。
よっぽどのことがない限り、評価に関わりませんので素直に答えましょう。
しかし「友達から聞いて」「学校から紹介を受けて」などの場合は「自分も強く興味を惹かれた」ということを話すと良いでしょう。
あまりに、受け身な回答だと主体性がなく、人に流されやすいタイプだと思われ企業によっては低評価です。
データ収集のために、最後にさらっと聞かれるケースが多いですが、あえて少し突っ込んで聞かれることもあります。
何を聞かれても、冷静に落ち着いて答えられるように準備しておきましょう。
面接のいろいろな場面で、面接官や社長は人柄をチェックしています。
嘘をつく必要はありませんが、この質問が来たからといって気を抜くことはおすすめしません。
長期インターンの社長面接で通過率を上げるコツ
ここまで、社長面接を受けるにあたって何を準備したほうが良いかわかっていただけたでしょう。
きちんと準備ができたら、緊張の社長面接でも少し肩の荷が下りるかもしれません。
できれば、社長面接で合格し採用の通知をもらいたいところでしょう。
社長面接で通過できれば、長期インターンに参加できますし、とても自信になります。
実は、社長面接の通過率を上げるコツが存在するのです。
このコツを押さえておけば、無事に社長面接を通過することも夢ではないでしょう。
逆質問は必ずする
長期インターンでは、学生も社員と同じような責任が伴うため、参加への意欲を伝える必要があります。
そのためには、あらかじめ逆質問を考えておくと良いでしょう。
相手が社長である場合は、社長にしか深く理解できないような質問（企業理念や事業方針など）もすると良いです。
こちらがすでにわかっているような基本的なことを聞くよりも、「もっと知りたい」と思えることを聞きましょう。
「なぜ、このような理念に至ったか」や「事業方針を固めるうえで何を大切にしたか」などを聞いても良いかもしれません。
逆質問は、社長にするとなると余計に難しく感じるかもしれませんが、社長だからこそ聞けることもあります。
何も聞かないで終わってしまうというのも、むしろ問題なので必ず1つか2つ用意しておきましょう。
入社までに何か勉強しておくべきことはありますか？
この質問をすることで、貢献への意欲を示すことができます。
今よりももっと成長した自分で入社に臨みますということを、アピールできますので聞いておくと良いでしょう。
本当に合格した後にも勉強したことが役立ちますので、早めに準備するためにも聞いておいたほうが良いです。
入社までに勉強しておくことを聞くことで、その業界にどのようなスキルが必要か確認する機会にもなり得ます。
仮に、その企業に落ちてしまったとしても、同業界のほかの企業を受ける際に役立つ情報が得られるかもしれません。
業界研究や企業研究の材料にもなりますので、社長からこのような話を積極的に聞き出すようにしましょう。
企業に貢献したいという意志が強く伝わり、自分のモチベーションを高める言葉でもありますので、ぜひ面接で言ってみてください。
貴社の〇〇プロジェクトに携わることは可能ですか？
そのプロジェクトのリーダーや社長にしか聞くことができない質問です。
インターン生だとしても「〇〇のプロジェクトに参加したい」と熱意を伝えることで、積極性を示すことができます。
実際に、興味のあるプロジェクトもあるかと思いますので、もしあれば聞いてみましょう。
企業研究をしていく中で、そのプロジェクトについて知る機会があると思いますのでよく調べておいてください。
もしも、プロジェクトに携わることが不可能でもやる気や関心の深さをアピールすることができます。
企業によって、個性的な面白いプロジェクトをしていることも多々ありますので、積極的に調べて参加への意欲を表しましょう。
少し勇気のいる質問かもしれませんが、社長からも良い評価がもらえる可能性が高い質問です。
今後の事業展開はどうお考えでしょうか？
社長にしか聞くことができない質問であり、エンジニアなどの成長が著しい業界では重要な質問になります。
どう事業を展開していくかを聞くことで、その業界に興味を持っていることを示すことができるでしょう。
事業の展開にも興味を持っている人は、将来的なことも考えられるしっかりした人柄も感じられます。
企業に貢献したい意思もアピールできますので、積極的に聞きましょう。
その企業の事業について詳しく調べておけば、「○○の事業について興味があるのですが」などという前置きもできます。
そうすれば、今後の事業展開についてより深い質問ができるでしょう。
事業展開などと聞くと難しく感じる人もいるかもしれませんが、その企業が何をしようとしているか知ることは必要です。
面接後の対応にも気を配る
面接が終わった後に、貴重な時間を割いていただいたことに対する感謝を伝えると良いとされています。
社長という立場ともなれば、なおさら感謝のメールを送るべきです。
ビジネス文書のマニュアルなどを本やネットで読み、参考にして書くことをおすすめします。
そして、面接後はなるべく早く感謝のメールを送るようにすると良いでしょう。
印象を良くするためにも有効ですし、社長に直々に面接を行っていただいたことに対して感謝を伝えるのはとても良いことです。
「お忙しい中、お時間を作って頂きありがとうございました」というメッセージは、必ず盛り込みましょう。
感謝状の書き方なども就活関連のサイトによく載っていますので、それを読むと良いかもしれません。
まとめ
今回は、社長面接が長期インターンの選考にあるかという話をご紹介しました。
結論としては、長期インターンの選考に社長面接は存在することも多くあるということでしょう。
ベンチャー企業を狙っている人は、社長面接の可能性は高いと踏んだほうが良いかもしれません。
実際に社長面接を控えていて、不安でいっぱいだという人もいるかと思います。
また、社長面接は緊張するから正直なところ余計に嫌だという人もいるかもしれません。
良ければ、この記事を参考に準備して社長面接に備えてみてください。
