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・自己PRと志望動機の違い ・自己PRと志望動機で書くべき内容 ・志望動機でやりたいことに触れる際の注意点
・自己PRと志望動機の違いを知りたい人 ・自己PRと志望動機で書くべき内容を知りたい人 ・志望動機でやりたいことに触れる際の注意点を知りたい人
履歴書やESで、自己PRや志望動機を書かなければならないときはとても悩むでしょう。
そもそも、自己PRと志望動機の違いがわからない人もいるかもしれません。
考えていたら、どうしても内容がかぶってしまい、うまくまとまらない方もいるでしょう。
自己PRも、志望動機も、いざ書こうとすると実際は難しいものです。
何を書いたら良いかわからず、まったく手がつかないのも無理はありません。
今回は、自己PRのポイントや、それぞれで書くべき内容を例文付きで解説していきます。
目次[目次を全て表示する]
自己PRと志望動機の違いとは
自己PRと志望動機で、書くべき内容の違いがわからない方もいるかもしれません。
自己PRの中で、志望動機に関することを書いてしまい、志望動機のほうに書くことがなくなってしまう場合もあり得ます。
それぞれ、書くべき内容は違いますしアピールすべきポイントも別の部分にあるということを意識しましょう。
ポイントを意識して書けば、それぞれの項目で適切なアピールができるため、人事からも高評価です。
ここからは、自己PRと志望動機それぞれの特徴をご紹介いたします。
自己PRとは
自己PRでは、これまでの取り組みやエピソードなどの具体的な実績を根拠に、自身の強みや長所をアピールします。
学生時代に取り組んできたサークル活動やボランティア、アルバイトの経験でも良いでしょう。
サークルやアルバイトで、先輩に褒められた部分があるのなら、それを根拠に強みや長所をアピールするのもおすすめです。
また、受ける企業の業務に適した長所や強みをアピールすると、より効果的でしょう。
接客や営業職ならば、コミュニケーション力といったように、その職種で武器になるところをアピールしましょう。
自己PRでは、自分の特技や長所をもとに、その企業でどのような戦力になれるかを話すことが大切です。
自分の志望している企業の求める人材に必要な特徴が自分の中にないか探して考えてみましょう。
志望動機とは
志望動機は、主にその企業へ入りたいと思った理由を述べます。
あまり難しく考えず、シンプルにどうして入社したいと思ったかを書いて問題ありません。
ただ「家から近いから」「給料が良いから」といった、利己的すぎる理由は避けましょう。
自己PRで話したような「自分の長所や特技を活かしたいと思えたから」ということを、こちらでよりくわしく話すのも良いかもしれません。
同じ話を何度もすることに抵抗があるならば、企業が行っている事業や社風の魅力を動機にするのも良いでしょう。
また、その企業でやりたい仕事をメインに話すのもおすすめです。
具体的な事業をあげて、その事業に参加しどのようなポジションで活躍したいかを話せば、熱意も伝わります。
自己PRと志望動機をアピールする際のポイントとは
さて、ここからは自己PRと志望動機をアピールする際のポイントについてご紹介していきましょう。
面接やESで自己PRと志望動機を伝える際には、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
このポイントを押さえておくことで、面接やESでの評価をぐっと上げられるのです。
ただ自分で考えたことや経験を話すだけでは、どんなに良い内容でも、魅力を最大限に伝えられないかもしれません。
自己PRと志望動機を最大限に魅力的にアピールして、面接官から高い評価を勝ち取りましょう。
自己PRで自身をアピールする際のポイント
自己PRでは自社が求めている人物像か、自社で活躍できそうな人材か (活躍するために必要な素質があるか)を見られています。
そのため、志望企業が求めている人物像、業務で必要になる能力・強みを把握する必要があるでしょう。
まずは、これまでの取り組みで発揮してきた強みや具体的なエピソードを洗い出します。
それらを洗い出したら、求められる人物像とアピールする強みが合致するものを選び出しましょう。
それらを使って、自己PRを書き上げていくことが重要です。
自分の何をアピールするのか決まったら、まずは結論から書いてみましょう。
「コミュニケーション能力の高いところが強みです」や「私は、最後までやり遂げる意志の強さがあります」など、簡潔で大丈夫です。
そして、その結論を裏付けする根拠について書いていきます。
サークル活動やアルバイトなどでの、課題を乗り越えた話や、誰にどのような場面で褒めてもらえたかを書くと良いでしょう。
結論から伝え、その根拠を明らかにするというシンプルな文脈にすることで説得力が大きくなります。
志望動機で自身をアピールする際のポイント
採用には多くのコストがかかっており、ベンチャー企業の場合、特に入ってすぐ辞められてしまうと企業としてはかなりの痛手です。
志望動機では、単なる理由だけでなく、企業理解の深さをアピールし、自分がその企業でやりたいことを含めましょう。
自身の目指す方向性や考えが企業と合致しているかは、企業の知りたいところです。
企業の方向性と合致していない人を採用するのは、双方にとって良くありません。
志望度の高さ・入ってすぐ辞めずに活躍してもらえそうかを見られているので、しっかりアピールしましょう。
特にベンチャー企業の場合は、内定を出しても大手に流れてしまうことを恐れています。
したがって、ベンチャー企業は特に志望度の高さを重視しているでしょう。
その企業に入りたい理由が明確にある人のほうが、辞めてしまうリスクも低く、採用したいと思われるはずです。
説得力を持たせるために、そう考えた原体験を用いて具体的に説明すると良いかもしれません。
自己PRと志望動機で書くべき内容
ここまでこの記事を読んだなら、自己PRと志望動機の違いはわかったと思います。
それでは、実際に自己PRと志望動機を書いていくとしたら、何を書くか考えてみましょう。
自己PRで書く内容と志望動機で書く内容は、やはりそれぞれポイントが違ってきます。
どちらにしても、いざ書いてみようとすると、なかなか思いつかないものかもしれません。
ここからは、自己PRと志望動機それぞれで書くべき内容をご紹介していきましょう。
何から書いたら良いのか、書き出しからつまずいている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自己PRで書くべき内容
ここでは、自己PRで書くべき内容を紹介していきます。
自分の強みや長所をアピールしたいと思いますが、どのように書いていけば良いか悩むでしょう。
順を追って、何から書けば良いかご説明していきますので、参考にしてください。
①自身のアピールしたい強み
まず、冒頭の部分で自身がアピールしたい強みを述べることで相手の印象に残し、興味を惹きつけましょう。
「コミュニケーション能力に長けている」「専門資格を持っている、実務経験がある」など、アピールしたいことを簡潔に述べます。
結論から先に述べることは、どのような場面でもよくいわれるように、ここでも先に冒頭で強みを述べてしまいましょう。
そうすることで、面接官が自分の話に興味をもってもらいやすくなり、そのあとの話も聞いてもらえるようになります。
②発揮したエピソード
自分の強みや能力が発揮されたエピソードを具体的に述べることで、先に述べた自分の強みに説得力をもたせられます。
学生時代のサークル活動やアルバイトなどで、自分の強みにより結果を出せたことがあるなら積極的に話しましょう。
先輩や仲間に褒められたことはもちろんですが、自分の中で努力してきたことでもかまいません。
まず強みが見つからないという人も、この強みが発揮されたエピソードを思い出すことで見つかることもあるでしょう。
③その企業の業務でどう活かすか
その企業のどのような業務で、自分の強みを活かせるかに触れることも大切です。
企業があなたを採用すべき理由、または企業や業務への理解の深さをアピールできる機会にもなります。
具体的な場面を想像し、例にあげることで、面接官に企業で活躍しているところを想像させましょう。
自分の強みと企業が求める人材の特徴が一致しているほど、高い評価が得られます。
なので、自分の強みがどのような場面で活かせるかよく考えて、アピールしてみてください。
志望動機で書くべき内容
次に、志望動機で書くべき内容をご紹介します。
どうしてその企業に入りたいと思ったか、その業種を選んだのかは、企業にとってもっとも知りたいことと言っても過言ではありません。
志望動機で書くべき内容のポイントを押さえて、しっかりと志望動機を明確に伝えましょう。
①将来のビジョンや実現したいこと
自分が将来、成し遂げたい夢や目標、実現したいことを最初に述べましょう。
志望動機も、自己PRと同様にまず結論から述べます。
将来のビジョンや実現したいことを書くことで、何がしたいかを明確に伝えられます。
先に何がしたいのかを話さずに、自分の好きなことや長所をだらだらと先に述べてしまうと、面接官が話に飽きてしまうでしょう。
面接官が興味を抱いてくれそうな明確でわかりやすいビジョン、実現したい夢を伝えてください。
②なぜその業界か
なぜ、その業界を選んだかというのも良いテーマです。
ただし、字数制限がある場合は、なぜこの業界かは省いても良いでしょう。
字数制限がなく、まだ述べる余裕があるなら、自分の原体験と絡めてその業界だからこそ実現できる理由を書いてみてください。
その業界で、その目標を実現したい理由について、明らかにしましょう。
業界について書くときは、その業界だからこそという点が大切になってきます。
業務内容ではなく、業界となると範囲は広まってしまいますが、その分、書けることは多いはずです。
字数を増やせず、悩んでいるという方は業界という方向に視点を変えて書き進めてみましょう。
その業界全体に広く貢献したいという大きな熱意は、面接官や人事の心を動かすかもしれません。
③なぜその企業か
同じ業界の中でも、なぜその企業を選んだかという点も、企業側が知りたいところでしょう。
どの企業を選んでも同じなのではと思われてしまう志望動機は、好ましくありません。
難しい場合は、企業の特徴とあなたの就活の軸や原体験、具体的なエピソードと絡めながら書いてみてください。
これは、就活生がよく悩むポイントでもあり、ほかの企業と明確に差別化できる点がないケースも多いものです。
就活生が悪いわけではないのですが、積極的にほかの企業にはない魅力を探してみましょう。
それも難しい場合は、より具体性をもった企業の魅力を中心に作っていくと良いかもしれません。
インターンへの参加やOB訪問ができているなら、そこで得た情報は材料の宝庫といえます。
インターンやOB訪問した際に知った、その企業の社風や社員の方の雰囲気などを使うのがコツです。
このように、インターンやOB訪問で感じたその企業の魅力は、この機会にしっかりと伝えておきましょう。
志望動機でやりたいことに触れる際の注意点
志望動機で、自分がやりたいことについて触れるときは注意しておきたいポイントがあります。
まず、やりたいことに求められる能力や強みが、あなたの自己PRの内容と一致しているかが大切です。
一貫性に注意し、前述した項目と矛盾点がないか気をつけて書くことが必要でしょう。
ここがぶれていると、面接官に違和感をもたれてしまいます。
面接官に違和感をもたれず、志望動機を述べるには、自分が書いた自己PRを見直しておくことが大切です。
そうすることによって、自己PRと志望動機の一貫性が出てあなた自身の魅力も、的確に伝わりやすくなります。
自己PRと志望動機の内容がかぶってしまうことよりも、一貫性がないことのほうが問題かもしれません。
自己PRと志望動機の例文
ここまでで、自己PRと志望動機で何を書けば良いかがわかってきたと思います。
何を書けば良いか、どのようなことに注意すれば良いかが理解できれば、安心して書き進められるでしょう。
しかし「何を書けば良いかはわかったけれど、どのように述べていけば良いか悩む」という人もいるかもしれません。
ここからは、自己PRと志望動機の例文を紹介していきましょう。
例文を参考にすれば、どのようにして自分のことを述べると良いかがわかりやすいと思います。
自己PRで相手の立場に立って考える力をアピールする際の例文
学生時代から塾講師のアルバイトをしており、その力を発揮し10名の生徒を志望校に合格させました。
生徒の実力の賜物であることはもちろんですが「少しでも手助けになったなら」とやりがいを感じ、私も生徒たちに感謝しています。
最初は、生徒の成績を伸ばすということを目標に、業務に取り組む中でただ勉強を教えるだけという現状でした。
参考書に沿って、指示書に書いてある通りに教えて、生徒に問題を解かせるという形式です。
まず生徒と仲良くなることを目標にしていましたが、それだけではやはり生徒の心もつかめませんでした。
しかしながらそのあと、生徒が問題を深く理解せずに進んでいることが課題であると気づけたのです。
生徒の立場に立って考えるように心掛けたところ、気づくことが多くありました。
意識して心掛けることによって、生徒がどのように問題と向き合っているか、苦手意識の原因がわかったのです。
結果として、担当した生徒の苦手な科目の成績を向上させるという目標を達成できました。
この強みを貴社の人事や新人の研修や育成の業務などで活かし、貢献していきたいです。
志望動機の例文
この想いは、学生時代のいくつかの体験からきています。
その中でも人材業界であれば、熱意のある人材を育成するという目標を達成できると考えました。
特に貴社は、求職者一人ひとりと向き合うことを指針に掲げており、共感できます。
そのような貴社でこそ、自身の想いをもっとも実現できると感じました。
いつも疲れた顔をしていた父が転職を機に、イキイキと働くようになったのを見た経験もきっかけとなりました。
それぞれに適した仕事を紹介することで、誰もがイキイキと働ける社会を実現したいと思っています。
人材業界では転職の支援や、企業の人事制度のコンサルティングなどを通して、それが実現できると考えます。
貴社の社員の方からお話をうかがう中で、貴社には求職者の方と丁寧に面談を行う姿勢や、社風があるとうかがいました。
そのような姿勢のある貴社でこそ、自身の想いをもっとも実現できると感じ、貴社を志望しています。
おわりに
今回は、自己PRと志望動機の違いと、それぞれの書き方についてご紹介しました。
「自己PRでアピールできることがないと悩んでいる」「志望動機がうまくまとまらない」という就活生は多いでしょう。
今回の記事で紹介したポイントや、例文をぜひ参考にしてください。
自己PRと志望動機は、面接官や人事がもっとも注目していると言っても過言ではありません。
したがって、面接やESなどでは自分の魅力を最大限にアピールして、採用を勝ち取りましょう。