はじめに
この記事では、将来独立しやすいおすすめの仕事について紹介します。
現在就活を行っていても、将来的には独立を考えている人もいるでしょう。
そこで、就活生におすすめの独立しやすい仕事を4つ紹介します。
また、企業選びにおいても、独立することを念頭に置いておくと良いでしょう。
企業によっては、独立しやすいところと、しにくいところがあるからです。
そこで、独立する時に考えるべきこと、おすすめの職業などを紹介するので、将来的に独立を考えている人は参考にしてください。
【将来独立しやすい仕事】就活生におすすめの独立しやすい仕事4選
それでは、独立する時に就活生におすすめの仕事を4つ紹介します。
独立しやすい仕事は、エンジニア、Webライター、コンサルタント、マーケターの4つです。
これらの仕事の特徴は、どれも会社を必要とせずに個人のスキルで稼げることでしょう。
現在の社会からの需要があって将来性も見込める仕事のため、おすすめです。
しかし、実力主義の仕事も多いので、早いうちからスキルを身につけておくことが求められます。
独立を考えている人は、将来的にこのような仕事をすることを検討しておきましょう。
エンジニア
エンジニアは会社員から独立しやすい職業として、よく挙げられる仕事の一つでしょう。
これは、エンジニアは完全な独立主義であると同時に需要があり、誰にでも稼げるチャンスがあるからです。
フリーランスのエンジニアは、企業から依頼を受けて決まった仕様でシステムを開発することになります。
一口にエンジニアといっても、開発する環境や言語、サービスなどによってさまざまな種類があります。
プログラミングやシステム開発が未経験の場合、少しハードルが高く感じられるかもしれません。
場合によってはプログラミングスクールや独学などで多少の勉強が求められるでしょう。
しかし反面、すでに企業でエンジニアとして働いている人なら独立できる可能性は高いと言えます。
Webライター
独立する時の仕事として、Webライターの仕事を選ぶ人も多く見られます。
これはWeb系の仕事の需要は多いうえに、未経験からでも始めやすいからです。
Webライターは、Webページを作成したい企業や個人から依頼を受けて作成を代行します。
ライターは文章を書くだけでなく、記事の内容や構成を考えることもあります。
そのためWebマーケティングに関しての知識やWordPressに関しての知識も求められるでしょう。
しかしその分、経験や実績を積み重ねていけば単価は上がる可能性もあります。
また、Webライターは働く時間も自由で、パソコンだけで仕事ができることもポイントです。
副業としてもおすすめなので、できそうという人は少しでも始めてみましょう。
コンサルタント
専門的な知識を持っている人は、コンサルタントとしての独立もおすすめです。
コンサルタントは、自分が持つ知識を用いて企業や個人の事業にアドバイスする仕事になります。
あなたにとっては当たり前だと思っていても、ほかの人にとっては貴重な情報や知識かもしれません。
仕事で得られた経験だけでなく、趣味に関する知識もコンサルタントの題材になり得るでしょう。
また、完全な実力主義なので、実力さえあれば個人でも多くの仕事を得られる可能性があります。
会社員では関われないような大きな事業に関われるかもしれません。
しかし、ある程度の単価を稼ぐためには、専門的な知識が欠かせないでしょう。
そのため、専門分野については最新動向を含め、誰よりも精通している必要があると言えます。
マーケター
独立したフリーランスには、マーケターという肩書きで仕事を受ける人も見られます。
マーケターといってもさまざまですが、一般的には商品やサービスを販売する方法を調査・分析し、提案する人のことです。
コンサルタントに近い仕事ではありますが、特に市場や顧客の調査・分析を行うことが特徴でしょう。
近年はTwitterやInstagram、TikTokなどのSNS代行をするWebマーケター需要も増加しています。
企業や個人のSNSを本人に変わって運用し、フォロワー数を増やして収益につなげるのが主な仕事です。
マーケティングに関するスキルは何かを売る際には必須のスキルであり、そのプロであるマーケターの需要は高いと言えるでしょう。
【将来独立しやすい仕事】独立する際に考えること
ここまで独立しやすい仕事について紹介してきましたが、そもそも独立するには何をすべきなのでしょうか。
そこで次に、独立する際に考えておくことを3つピックアップして紹介します。
これらは、独立するまでの準備や独立する際の仕事選びに重要なことです。
もちろん、人それぞれの事情によって適した選択肢は違ってきますし、ほかにも考えることがあるかもしれません。
しかし、あくまでも一つの目安として、考慮に入れるようにはしておきましょう。
初期費用
まず独立するための初期費用は、絶対に考えておかなければなりません。
これは事業に必要なものや設備を購入する費用や、当面の生活費などが含まれます。
初期費用を計算する時には、想定よりも少し高く見積もっておくようにしましょう。
これは事業を始める際に、想定外にコストがかかってしまうことがよくあるからです。
また、事業が軌道に乗るまでは、思ったように収益が上がらない可能性も考慮しなくてはいけません。
やはり、飲食店や小売店などを作りたいと考えると、場所代や内装代で高くなってしまいがちです。
自分で用意した資金だけでは足りず調達する必要もあり、独立には時間がかかるでしょう。
一方、この記事で紹介している仕事は初期費用が少なく、早く独立できるのでおすすめです。
安定性
仕事を選ぶうえでは、独立した後も安定して食べていけるのかも重要な指標です。
昨今は以前よりも独立しやすくなったとはいえ、やはりフリーランスは会社員よりもある程度のリスクを抱えるからです。
会社員は毎月決まった収入が入ってくるうえに、簡単には解雇されない制度が用意されています。
一方で、フリーランスは心身の問題などで一定期間働けなくなれば、すぐに収入はストップしてしまいます。
また、市場や経済の変化に大きく影響されるような仕事も、やはり安定して暮らすことは難しいでしょう。
あなたに家族がいる場合、もしも事業がうまくいかなければ家族の生活まで危険にさらしてしまいます。
独立する時には、安定性も考えて仕事を選ぶと良いでしょう。
将来性
安定性だけでなく、将来性もしっかり考えて独立したほうが良いでしょう。
将来この仕事はどうなっていくか、将来も需要があるかなどを考えておく必要があります。
将来性のない業界や仕事の場合、稼ぐことが非常に難しくなるからです。
せっかくスキルを身につけたとしても、需要がなければ使い物になりません。
また、事業を展開しても、先細りの業界では苦労することのほうが多いでしょう。
特に今後、AIやロボットに代替される可能性のある単純作業は危険です。
人間にしかできないコミュニケーション力や創造性が求められる仕事を選びましょう。
この記事で紹介している仕事は、どれも将来的に発展する見込みがあります。
自分の得意だけでなく、将来的な需要も考えて仕事を選びましょう。
【将来独立しやすい仕事】独立するためのスキルを身につけられる職種
ここまでは、独立する時の仕事の選び方について紹介してきました。
しかし、いきなり独立することはリスクに感じる学生の人もいるかもしれません。
必要なスキルを身につけてから独立したいと考えている人もいるでしょう。
そこで、就活生におすすめの、独立するためのスキルを身につけられる職種を紹介します。
おすすめの職種は、営業、マーケティング、エンジニアの3つです。
これらの職種は、上で紹介した4つの仕事に必要なスキルが身につけられます。
業務を通じて必要な能力を高められるので、効率的です。
もちろんほかの仕事を選んでも独立はできますが、時間がかかるかもしれません。
特に決まっていないという人は、以下にて紹介する職種から考えてみましょう。
営業
独立しやすい職業として、まず挙げられるのは営業職です。
営業としてキャリアをスタートして、マーケターやコンサルタントに転職・独立する人は多くいます。
これは、営業がどの企業、仕事でも基礎となる必須の知識で、営業力が売上に直結しているからです。
スタートアップ企業や若いベンチャー企業では、営業に関するプロの意見が必要とされ、営業のコンサルタントに頼むケースも多く見られます。
営業力を身につけ、コンサルタントとして独立するのはおすすめでしょう。
マーケティング
営業と同様に汎用性の高いスキルが身につけられるので、マーケティングもおすすめの職業です。
企業でマーケティングの力を身につけることで、マーケターとして独立が狙えるでしょう。
また、マーケティングの知識は特定の仕事だけでなく営業などでも活かせます。
顧客心理を調査分析して把握し、売り方など提案できるスキルはどんな仕事でも役立つからです。
そのため、マーケティングだけでなく、コンサルタントとして独立しても役立つでしょう。
ただし、マーケティングと一言に言っても、企業と個人によって違う部分があるので注意は必要です。
現在は特にWebマーケティングの需要が大きく、Webに関する知識は必須でしょう。
また、市場の変化による手法の変化も絶え間ないため、情報のアップデートも欠かせません。
エンジニア
企業で働く意味が一番ある職種として、エンジニアもおすすめの職業です。
エンジニアはこの記事で紹介しているように独立しやすい仕事なものの、経験がものを言う職業だからです。
特に大規模なシステム開発に関わる場合は、開発の全体を経験したことがあるかどうかが重要になります。
たとえ未経験でも、企業に就職すればプログラミング能力を高めつつ、チームとしての開発経験が積めるでしょう。
そのため、エンジニアとして独立したい人は、一度企業でエンジニアとして経験すると良いでしょう。
また、エンジニアはシステムエンジニアやインフラエンジニアなどのように多くの種類があります。
そのため、企業でさまざまな知識に触れながら能力を高めてゆくことがおすすめです。
【将来独立しやすい仕事】独立しやすい企業の選び方
ここまで独立するためにおすすめの職業を紹介して来ましたが、企業はどのように選ぶと良いのでしょうか。
会社によっては、独立支援制度などがある企業もあり、独立を応援してくれることもあります。
しかし、若いうちからバンバン働いてスキルを身につけたい人が多く、激務となることも多いので注意が必要です。
このように、職種に加え、企業の特性や社風、取り組んでいる事業内容もしっかり把握しましょう。
退職制度に独立優遇制度があるか、転職率などを参考にすると独立に対しての企業の姿勢がわかりやすくなります。
【将来独立しやすい仕事】独立にはベンチャー企業がおすすめ
将来独立するためには、大手企業よりもベンチャー企業に入社することをおすすめします。
ベンチャー企業は若いうちから現場に出て、顧客とのやりとりなどを通じて多くの経験が積めるからです。
多少タフさが求められることもありますが、大企業に比べて多くの業務が経験できるでしょう。
また、人数の少ないベンチャー企業は、一人ひとりに与えられる裁量権も大きくなります。
そのため、早い段階から予算の使い方や資金の流れを学べるため、独立後の視点が磨けるでしょう。
さらに、社長や事業部長などとの距離も近く、フランクな雰囲気で接してくれる人も多い傾向にあります。
そのため、社長がどんな経緯で独立したか、幹部がどうやって事業を立ち上げてきたのかを聞く機会もあるでしょう。
【将来独立しやすい仕事】大学生のうちにしておいた方がいいこと
ここまで、将来独立しやすい仕事や、スキルを身につけやすい職種などを紹介してきました。
最後に、独立するために学生のうちからしておいたほうが良いことを紹介しておきます。
将来的に独立を目指しているのなら、学生のうちからスキルを身につけることやお金を稼ぐ経験をしておきましょう。
特にお金を稼ぐことは学生時代に経験できないことも多く、意識的に取り組まなくてはいけません。
学生のうちからこれらに取り組んだ経験は、就職後も、独立してからも活きてくるでしょう。
スキルを身につける
まずは、独立する時に役立つようなスキルを身につけることや資格を取得しておくと良いでしょう。
スキルを身につけ、それを証明するための資格を持っていれば、即戦力として働けるからです。
会社によっては資格を持っていることで裁量が与えられることや大きな仕事を任せてもらえることもあります。
そのため、多くの人が就職後に取得するスキルや資格を事前に持っておけば、独立しやすくなるでしょう。
特にIT系の資格はこれからも需要が見込まれ、市場が拡大していく分野なのでおすすめです。
しかし、資格を取ることが目的になってしまい、中身が伴わなくなってはいけません。
あくまでも独立が大きな目標であることを忘れず、スキルを身につけることに集中しましょう。
お金を自分で稼ぐ経験をする
比較的時間のある学生のうちに特に取り組んでほしいのは、お金を自分で稼ぐ経験をすることです。
しかし、バイトやインターンのように、単に自分の時間を切り売りするような仕事ではいけません。
自分が他人になんらかの価値を提供し、それにふさわしい対価を受け取る仕事が望ましいでしょう。
仕事の対価というのは、誰かしらが役立つ、価値があると感じられるものに対して発生するものだからです。
しかし、これは普通の学生生活などではなかなかできない経験のため、やってみないと身につきません。
身近な人とのやりとりでもまったくかまわないので、自分がどうすればお金を生み出せるのか、考えて挑戦してみましょう。
自分のスキルを活かしてお金の作り方を思考してみることは、独立するための第一歩として役立ちます。
まとめ
この記事では、将来的に独立を考えながら就活をしている人向けに、独立におすすめの仕事を紹介しました。
独立する時には安定性や将来性、初期費用の有無などを考えて仕事を選ぶことが重要です。
また、独立するためのスキルを企業で身につけるというのも有効な手段の一つでしょう。
そこで、独立に必要なスキルを身につけるためにおすすめの職種、企業の選び方も紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、学生のうちからでもできることに取り組んでみてください。