6月まで内定なしは手遅れ?まだ逆転できる!内定がない理由とやるべきことを徹底解説

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最新の26卒の内定状況(2025年6月時点)

株式会社キャリタスが2026年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に実施した調査(2025年6月1日時点)によると、内定率は83.7%と高水準を維持しています。

株式会社キャリタスが2026年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に実施した調査(2025年6月1日時点)によると、内定率は83.7%

これは前年同期実績(85.2%)をやや下回るものの、依然として高い水準です。

この調査では、就職活動を終了した学生が全体の62%を占める一方で、38%の学生が就職活動を継続していることが明らかになりました。

就職活動を継続している学生の内訳としては、「内定あり」の学生と「内定なし」の学生が両方含まれています。

内定を保持しているものの就職活動を継続している学生の主な理由は、「本命企業がまだ選考中」が最も多く、次いで「自分に合っているかわからない」といった理由が挙げられています。

また、就職活動を継続している学生の進捗度合いについては、「順調」と感じる学生が49.8%、一方で「苦戦」と感じる学生が50.2%と、両者が拮抗している状況が伺えます。

6月に内定がないともう手遅れ?

今回の調査で6月1日時点で8割以上の学生が内定を得ていますが、6月に内定がなくても決して手遅れではありません。

企業によっては選考スケジュールが異なるため、諦める必要はありません。

実際、調査では38%の学生が就職活動を継続しており、中には内定を持った上でより良い企業を目指す学生もいます。

焦らず、選考中の企業に集中し、視野を広げ、就職支援サービスや自己分析を再確認するなど、粘り強く活動を続けることで、十分な逆転のチャンスがあります。

内定が出る時期は平均でいつくらい?

今回の調査結果を見ると、6月1日時点で既に8割以上の学生が内定を得ていることがわかります。

このことから、多くの企業が6月頃までに内定を出し終える傾向にあると言えます。

しかし、これはあくまで平均的な傾向であり、業界や企業によっては選考のスケジュールが異なるため、一概に「この時期までに内定が出なければ手遅れ」と断言することはできません。

まだ内定がなくても逆転できる!

6月1日時点で内定がない学生でも、焦る必要はありません。

前述の調査でも38%の学生が就職活動を継続しており、中には内定を保持しながらも、さらに納得のいく企業からの内定を目指している学生もいます。

まだ内定がない学生でも、諦めずに就職活動を継続することで逆転のチャンスは十分にあります。

6月に内定がない時の集中ポイント
  • 選考中の企業への集中
  • 視野を広げる
  • 就職支援サービスの活用
  • 自己分析の再確認

就職活動は長期戦となることもあります。

周囲の状況に惑わされず、自身のペースで粘り強く取り組むことが成功への鍵となるでしょう。

6月まで内定なしの就活生は企業選びの軸が明確でない可能性が高い

6月まで内定がない就活生は、企業選びの軸を明確にしましょう。

自分の価値観や人間性を面接官にうまく伝えられないからです。

就活は人生を大きく左右するイベントの1つです。

適当に選んでしまうと後悔する原因になります。

そこで、本章では6月までに内定がない人を対象に、企業選びの軸を決めないリスクについて解説します。

また、企業の選び方についても紹介するので、内定がまだない人は参考にしてください。

企業選びの軸(就活の軸)が定まらないと受からない

企業選びの軸が定まっていないと内定を獲得するのは困難です。

内定獲得が困難になる理由は以下の3つです。

内定獲得が困難になる理由
  • 自分の魅力を伝えきれないから
  • 企業との価値観が合わないから
  • 面接官に軸がないことを見抜かれるから

面接官は、自社の文化や価値観にマッチした人材を探しています。

そのため、企業選びの軸がないとお互いの価値観を擦り合わせができません。

その結果、面接官は積極的にあなたを「採用しよう」とはならず、不採用になってしまいます。

そこで、挑戦できる環境を希望する就活生は、チャレンジを歓迎する企業にエントリーしましょう。

両者の価値観が合っているため、面接官の印象が良くなります。

内定がまだない人は、企業選びの軸がどこにあるのか、あらためて確認してください。

企業選びの軸が定まらないまま内定獲得をするとどうなるのか

企業選びの軸が定まっていない人が内定を獲得すると、ミスマッチを起こす原因になります。

自分の興味や適性を無視した就活になり、強みが活かせないからです。

企業選びの軸がない人は「なんとなく大手だから」「有名だから」「友人が受けるから」といった理由で企業を選んでしまいがちです。

しかし、周囲の価値観とあなたの価値観は異なる可能性があります。

その結果、入社後に大きく後悔するでしょう。

働いていくなかで、仕事のやりがいを感じられれば問題ありません。

しかし、自分のやりたい仕事ができず、モチベーションが下がる可能性があります。

ほかにも、企業文化や人間関係に問題が発生するかもしれません。

そのため、内定がない人は、企業選びの軸が重要であることを認識してください。

6月まで内定がない場合の企業選びの軸の決め方

6月まで内定がない場合、以下の順番で企業選びの軸を決めましょう。

6月まで内定がない場合の企業選びの軸の決め方
  1. 自己分析
  2. 企業研究
  3. 行動しながら調整

企業選びの軸を決めるには、自分のことに加えて、企業について深く知る必要があります。

まずは、自己分析し、あなたの「できること」「やりたいこと」を明確にしましょう。

次に、企業を調査し、自分の価値観に合っているか確認してください。

自分の考えに近い企業を選ぶことで、仕事のモチベーションアップにつながります。

ただし、企業選びの軸はすぐに完成するものではありません。

就活しながら、少しずつ調整しましょう。

実際の企業を見ることで、効率よく軸が決められます。

1〜3のどれかが欠けてしまうとバランスが悪くなるため、注意してください。

6月に内定なしの就活生がやるべきこと10選

6月時点で内定がないからといって、落ち込む必要はありません。

むしろ、この時期だからこそできる対策が数多く存在します。

ここからは、内定獲得に向けて具体的に何をすべきか、10の行動を解説します。

6月に内定なしの就活生がやるべきこと10選
  • エントリー企業数を増やす
  • 自己分析のやり直し
  • これまでに落ちた選考の振り返り
  • 就活マナーの見直し
  • 就活イベントへの参加
  • OB・OG訪問
  • 逆求人サイト・アプリの利用
  • 大学キャリアセンターの利用
  • 就活エージェントの利用
  • リフレッシュ

これらの対策を実践することで、あなたの就職活動は大きく前進するはずです。

諦めずに、一つひとつ着実に実行していきましょう。

エントリー企業数を増やす

内定獲得に向けて、まずはエントリー企業数を増やすことを検討しましょう。

これまで特定の業界や企業に絞りすぎていた場合、視野を広げることで新たな出会いがあるかもしれません。

6月以降も採用を継続している企業は多く、特に中小企業やベンチャー企業、あるいはこれまで検討していなかった業界にも目を向けてみましょう。

興味がなかった業界でも、企業研究を進めるうちに魅力的な点が見つかる可能性もあります。

また、大手企業でも追加募集を行うケースや、秋採用を実施するところもあります。

求人サイトだけでなく、逆求人サイトや就職エージェントなど、様々なチャネルを活用して、まだ見ぬ優良企業を探すことをお勧めします。

ただし、数だけを追い求めるのではなく、企業の事業内容や社風が自分の価値観と合致するかどうかをしっかり見極めることが重要です。

自己分析のやり直し

これまでの就職活動で内定が出ていない場合、自己分析をやり直すことが非常に有効です。

本当に自分の強みや弱みを理解し、それを企業にアピールできていたでしょうか。

過去の経験を深く掘り下げ、「なぜそうしたのか」「その結果どうなったのか」を具体的に言語化することで、自分でも気づかなかった新たな発見があるかもしれません。

また、企業選びの軸が曖昧になっていないか、改めて整理してみることも重要です。

自分の価値観や将来の目標を明確にすることで、本当に自分に合った企業を見つける精度が向上します。

友人やキャリアセンターの職員、就職エージェントなど、第三者からの客観的な意見を取り入れることも、自己分析を深める上で非常に役立ちます。

これまでに落ちた選考の振り返り

内定が出ていないということは、これまでの選考に何かしらの改善点があるはずです。

これまでに落ちた選考を徹底的に振り返り、原因を分析することが次の選考に繋がります。

書類選考で落ちた場合は、ESの内容が企業が求める人材像と合致していなかったり、魅力的に伝わっていなかったりする可能性があります。

面接で落ちた場合は、質問に対する回答が的確でなかったり、コミュニケーションが不足していたり、あるいは熱意が伝わらなかったりしたのかもしれません。

可能であれば、選考を受けた企業の人事担当者や、OB・OG、就職エージェントなどにフィードバックを求めるのも良いでしょう。

客観的な意見を取り入れることで、自分では気づかなかった改善点が見つかることもあります。

失敗から学び、次への糧とすることが大切です。

就活マナーの見直し

基本的なことですが、就活マナーの見直しも非常に重要です。

いくら優秀な学生でも、基本的なマナーが守れていなければ、企業からの印象は悪くなってしまいます。

特に、メールの返信速度や文章、電話応対、面接時の入退室、話し方、身だしなみなどは、細かな部分ですが、採用担当者は意外と見ています。

これまでの自分の行動を振り返り、失礼な点がなかったか確認しましょう。

もし自信がない場合は、就活マナーに関する書籍を読んだり、キャリアセンターや就職エージェントで模擬面接を受けたりして、客観的なフィードバックをもらうことをお勧めします。

特にオンライン面接では、背景や照明、カメラ目線など、対面とは異なるマナーも意識する必要があります。

些細なことですが、これらを徹底するだけで、あなたの印象は大きく変わるはずです。

就活イベントへの参加

6月以降も、企業が主催する就活イベントや合同企業説明会は開催されます。

これらのイベントには積極的に参加しましょう。

対面式のイベントでは、企業の雰囲気や社員の方の生の声を直接聞くことができ、企業研究を深める絶好の機会です。

また、採用担当者と直接コミュニケーションを取ることで、顔を覚えてもらい、その後の選考に有利に働く可能性もあります。

オンラインでのWeb説明会や企業セミナーも、場所を選ばずに参加できるため、効率的に情報収集ができます。

これまで知らなかった企業や業界との出会いがあるかもしれませんし、新たな企業を発見するきっかけにもなります。

積極的に足を運び、情報収集と人脈形成に努めましょう。

OB・OG訪問

OB・OG訪問は、企業の内情や仕事のリアルな情報を得る上で非常に有効な手段です。

企業のウェブサイトや採用パンフレットだけでは分からない、実際の働き方や社風、やりがい、苦労話などを聞くことができます。

これにより、企業への理解が深まり、志望動機や自己PRをより具体的に、説得力のあるものにすることができます。

また、OB・OGは採用担当者に直接あなたのことを推薦してくれる可能性もあり、選考に有利に働くこともあります。

大学のキャリアセンターや、OB・OG訪問をマッチングしてくれるサービスなどを活用して、積極的にアポイントを取りましょう。

質問事項を事前に準備し、有意義な時間となるように心がけることが大切です。

逆求人サイト・アプリの利用

これまでの就職活動でうまくいかなかった場合、逆求人サイトやアプリの利用を検討してみてください。

これは、自分のプロフィールを登録しておくと、企業からオファーが届くサービスです。

通常のエントリーとは異なり、企業側があなたのプロフィールを見て興味を持った場合に連絡してくるため、マッチングの精度が高いという特徴があります。

特に、これまで出会えなかった中小企業やベンチャー企業、あるいは思わぬ業界からのオファーが届くこともあります。

自分の強みや経験を最大限にアピールできるようなプロフィールを作成し、積極的に活用することで、新たな選考のチャンスを広げることができます。

大学キャリアセンターの利用

大学のキャリアセンターは、就職活動に関するあらゆるサポートを提供してくれる心強い味方です。

内定が出ていない学生にとっては、改めて自己分析の相談に乗ってもらったり、ESの添削や面接対策をしてもらったりと、非常に役立つでしょう。

キャリアセンターには、長年学生の就職活動をサポートしてきた専門の職員が常駐しており、最新の就職市場の動向や、効果的な選考対策についてアドバイスを受けることができます。

また、大学独自の求人情報や、OB・OGの連絡先を紹介してもらえる可能性もあります。

自分一人で抱え込まず、積極的にキャリアセンターを活用して、専門家のアドバイスを受けましょう。

就活エージェントの利用

就職活動に行き詰まっているなら、就活エージェントの利用を強くお勧めします。

就活エージェントは、あなたの適性や希望に合った企業を紹介してくれるだけでなく、ESの添削、面接対策、さらには企業との日程調整まで、就職活動全般をサポートしてくれます。

特に、一般には公開されていない非公開求人を持っている場合もあり、新たな選択肢を見つけることができます。

また、エージェントは企業の内情にも詳しいため、企業の文化や求める人材像、選考のポイントなどを具体的に教えてもらうことができます。

費用はかかりませんので、積極的に利用して、プロのサポートを受けることで、効率的に就職活動を進めることができるでしょう。

リフレッシュ

就職活動は長期戦であり、精神的にも肉体的にも負担が大きいものです。

特に、内定が出ない状況が続くと、焦りや不安で心が疲弊してしまうこともあります。

そんな時は、思い切ってリフレッシュする時間を設けましょう。

趣味に没頭したり、友人と過ごしたり、運動したりと、気分転換になることを意識的に取り入れてみてください。

心身ともに健康な状態を保つことは、就職活動を乗り切る上で非常に重要です。

少しの間就職活動から離れてみることで、気分が切り替わり、新たな視点やアイデアが生まれることもあります。

メリハリをつけて、効率的かつ健康的に就職活動を続けていきましょう。

月に内定なしの就活生がすべき対策を選考フロー別に解説

「周りは内定を持っているのに、自分だけまだ…」6月に入り、そんな焦りを感じている就活生もいるかもしれませんね。

梅雨空のように気分も晴れないかもしれませんが、まだ諦めるには早すぎます。

大切なのは、現状を正確に把握し、適切な対策を講じること。

選考フローのどこでつまずいているのかを冷静に分析し、一つひとつ課題をクリアしていくことで、道は必ず開けます。

多くの企業が採用活動を継続しており、夏採用や秋採用に向けて動き出しているところも少なくありません。

今こそ、これまでの就職活動を振り返り、弱点を克服する絶好の機会と捉えましょう。

この記事では、選考フロー別に「なぜ落ちてしまうのか」「今から何をすべきか」を具体的に解説していきます。

書類選考(ESや履歴書)で落ちる場合の対策

書類選考でなかなか通過できない場合、まずは提出したESや履歴書を客観的に見直すことから始めましょう。

自分では完璧だと思っていても、採用担当者の視点から見ると改善すべき点が見つかることはよくあります。

例えば、誤字脱字や不自然な日本語表現は、それだけで「注意力が散漫なのかな」「入社意欲が低いのかな」という印象を与えかねません。

まずは基本的な部分を徹底的にチェックしましょう。

内容面では、自己PRや志望動機、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)といった定番の質問に対して、ありきたりな内容になっていないかを確認することが重要です。

企業の求める人物像を理解した上で、自分の経験や強みがどのように貢献できるのかを具体的に示す必要があります。

抽象的な言葉を並べるのではなく、具体的なエピソードを交えながら、あなた自身の言葉で語ることが大切です。

もし一人で見直すのが難しい場合は、大学のキャリアセンターの職員や信頼できる先輩、就職エージェントなどに添削を依頼してみましょう。

第三者の視点を取り入れることで、自分では気づかなかった改善点が見つかるはずです。

志望動機が苦手な場合

志望動機で苦戦している就活生は、「なぜこの企業でなければならないのか」という点が明確になっていないケースが多く見られます。

まずは、徹底的な企業研究が不可欠です。

企業のウェブサイトや採用ページはもちろんのこと、業界全体の動向や競合他社の情報も収集し、その企業ならではの強みや特徴、将来性などを深く理解しましょう。

その上で、自分の経験や価値観、将来の目標と、企業の理念や事業内容、社風などを照らし合わせ、どこに共感し、どのように貢献したいのかを具体的に結びつけることが重要です。

「貴社の〇〇という理念に共感しました」だけでは、他の就活生と差別化できません。

なぜその理念に共感したのか、自身のどのような経験からそう感じたのか、そして入社後にその理念をどのように体現していきたいのか、といった具体的なエピソードや将来像を交えることで、志望動機の説得力は格段に増します。

また、OB・OG訪問や説明会、インターンシップなどに積極的に参加し、社員の方から直接話を聞くことも、志望動機を深める上で非常に有効です。

そこで得たリアルな情報を盛り込むことで、より熱意のこもった、あなただけの志望動機を作成できるでしょう。

ガクチカが苦手な場合

「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」が見つからない、または上手く伝えられないと悩む就活生は少なくありません。

しかし、特別な経験や輝かしい実績だけが評価されるわけではありません。

大切なのは、その経験から何を学び、どのように成長し、それが今後どう活かせるのかを示すことです。

まずは、大学生活を振り返り、些細なことでも良いので、目標を持って取り組んだこと、困難を乗り越えた経験、誰かと協力して何かを成し遂げた経験などをリストアップしてみましょう。

エピソードを選ぶ際は、「結果」だけでなく、そこに至るまでの「プロセス」を重視することがポイントです。

どのような目標を設定し、そのためにどんな課題があり、どのように考えて行動したのか、そしてその結果どうなったのか、というストーリーを具体的に語れるように整理しましょう。

その際、STAR法(Situation:状況、Task:課題、Action:行動、Result:結果)を意識して構成すると、論理的で分かりやすい説明になります。

また、その経験を通じて得た学びやスキルが、入社後にどのように活かせるのかを明確に伝えることで、採用担当者はあなたが自社で活躍する姿をイメージしやすくなります。

自己PRが苦手な場合

自己PRで何をアピールすれば良いか分からない、あるいは自分の強みが分からないという悩みは、多くの就活生が抱えるものです。

自己PRで重要なのは、企業の求める人物像を理解した上で、自分の強みがその企業でどのように活かせるのかを具体的に示すことです。

まずは、自己分析を徹底的に行いましょう。

過去の経験を振り返り、成功体験や困難を乗り越えた経験の中から、自分の強みや得意なことを見つけ出します。

友人や家族、大学の先生などに自分の長所を聞いてみるのも客観的な視点が得られるため有効です。

強みが見つかったら、それを裏付ける具体的なエピソードを準備しましょう。

「コミュニケーション能力が高いです」と言うだけでは説得力がありません。

例えば、「大学のグループワークで意見が対立した際、それぞれの意見を丁寧に聞き取り、共通点を見つけ出すことで合意形成に貢献しました」といった具体的な行動を示すことで、あなたの強みがより鮮明に伝わります。

そして、その強みが応募する企業でどのように貢献できるのかを明確に結びつけることが肝心です。

企業の事業内容や社風、募集職種の仕事内容などを深く理解し、「私のこの強みは、貴社の〇〇という業務でこのように活かせると考えています」と具体的に提示することで、採用担当者はあなたを採用するメリットを感じやすくなります。

自信を持って、あなたならではの魅力を伝えましょう。

Webテストで落ちる場合の対策

Webテストで思うように結果が出ない場合、まずはどの種類のテストでつまずいているのかを特定することが重要です。

言語能力、計数能力、英語、性格検査など、Webテストには様々な種類があり、企業によって出題される形式も異なります。

SPI、玉手箱、TG-WEB、GABなど、代表的なテスト形式を把握し、自分が受験する企業がどの形式を採用しているのかを事前に調べておきましょう。

対策としては、まず一冊の問題集を繰り返し解くことが基本です。

複数の問題集に手を出すよりも、一つの教材を完璧に理解するまでやり込む方が効果的です。

間違えた問題は必ず復習し、なぜ間違えたのか、どうすれば正解できたのかを徹底的に分析しましょう。

時間配分も非常に重要です。

本番を想定し、時間を計りながら問題を解く練習を積み重ねることで、焦らずに実力を発揮できるようになります。

特に計数問題は、解法パターンを暗記するだけでなく、実際に手を動かして計算練習をすることが不可欠です。

また、性格検査については、正直に回答することが基本ですが、企業が求める人物像を意識しすぎるあまり、自分を偽ってしまうのは避けましょう。

むしろ、自己分析を深め、自分自身の特性を理解した上で臨むことが大切です。

多くの企業がWebテストを選考の初期段階で用いるため、ここを突破できないと面接に進むことすらできません。

地道な対策を継続し、確実にクリアできるように準備しましょう。

グループディスカッションで落ちてしまう場合の対策

グループディスカッション(GD)で評価されない場合、単に発言量が少ない、あるいは逆に目立ちすぎているなど、いくつかの原因が考えられます。

GDで見られているのは、結論の質だけではありません。

むしろ、チームの中でどのような役割を果たし、議論にどのように貢献したかというプロセスが重視されます。

協調性、論理性、傾聴力、発信力、リーダーシップなど、多角的な視点から評価されていることを理解しましょう。

対策としては、まず様々な役割を経験してみることが有効です。

常にリーダーシップを取ろうとするのではなく、時にはタイムキーパーや書記、あるいは積極的に意見を出しつつも周りの意見を引き出すフォロワー役に徹するなど、状況に応じて柔軟に立ち回れるように練習しましょう。

他の参加者の意見を最後まで聞き、それを踏まえて自分の意見を述べる「傾聴力」と「発信力」のバランスも重要です。

また、議論が停滞したり、方向性がずれたりした際に、建設的な提案をして軌道修正できるかも評価のポイントになります。

模擬GDに参加したり、友人同士で練習したりする機会を設け、客観的なフィードバックをもらうと良いでしょう。

大切なのは、自分だけが良い評価を得ようとするのではなく、チーム全体でより良い結論を出すために貢献する姿勢です。

与えられたテーマに対して、多角的な視点から意見を出し合い、建設的な議論を進めることを意識してください。

面接で落ちてしまう場合の対策

面接で不採用が続いてしまう場合、その原因は一次面接、二次面接、最終面接といった選考段階によって異なる傾向があります。

まずはどの段階の面接で落ちることが多いのかを把握し、それぞれの段階で求められること、見られているポイントを理解した上で対策を練ることが重要です。

共通して言えるのは、自己分析と企業研究の深さが合否を分けるということ。

自分の言葉で、自分の経験と考えをしっかりと伝えられるように準備しましょう。

面接は、企業があなたという人物を理解し、自社で活躍してくれる人材かを見極める場であると同時に、あなた自身が企業を見極める場でもあります。

緊張するのは当然ですが、自信を持って、誠実に、そして前向きな姿勢で臨むことが大切です。

面接官の質問の意図を正確に汲み取り、結論から簡潔に答えることを意識しましょう。

話が長すぎたり、質問とずれた回答をしてしまったりするのは避けるべきです。

また、身だしなみや言葉遣い、入退室のマナーといった基本的な部分も改めて確認しておきましょう。

面接対策本を読むだけでなく、模擬面接を繰り返し行い、客観的なフィードバックをもらうことで、改善点が見えてきます。

諦めずに、一つひとつの面接を成長の機会と捉え、次に繋げていきましょう。

一次面接で落ちる場合

一次面接で落ちてしまう場合、基本的なコミュニケーション能力や社会人としてのマナー、そして企業への興味関心の度合いが不足している可能性があります。

一次面接は、多くの応募者の中から、企業の求める人物像に合致する可能性のある人材を絞り込むための初期スクリーニングの場と位置づけられていることが多いです。

そのため、奇をてらったアピールよりも、まずは「一緒に働きたい」と思わせるような、明るくハキハキとした受け答えや、相手に失礼のない丁寧な言葉遣いが求められます。

自己紹介や志望動機、ガクチカといった定番の質問に対しては、結論から簡潔に、そして具体的に答えられるように準備しておくことが不可欠です。

ESに書いた内容を丸暗記するのではなく、自分の言葉で補足説明を加えたり、面接官の反応を見ながら話の深さを調整したりする柔軟性も大切です。

また、「なぜこの業界なのか」「なぜこの企業なのか」という問いに対して、自分なりの考えを明確に伝えることで、企業への関心の高さを示すことができます。

企業のウェブサイトを隅々まで読み込み、事業内容や理念、最近のニュースなどを把握しておくことはもちろん、説明会などで感じた企業の魅力や、社員の方の印象などを具体的に話せるようにしておくと良いでしょう。

笑顔を忘れず、相手の目を見て話すといった基本的なことを徹底するだけでも、印象は大きく変わります。

二次面接で落ちる場合

二次面接で不合格となる場合、自己分析の深さや企業・業界への理解度、そして「なぜこの会社で、この仕事がしたいのか」という具体的な志望理由の掘り下げが不十分であるケースが多く見られます。

二次面接は、一次面接よりも個々の能力や適性、価値観などがより深く見られる段階です。

人事担当者や現場の管理職クラスが面接官となることが多く、あなたの経験や考え方について、より具体的な質問が投げかけられます。

例えば、ガクチカについて話す際、「どのような困難があり、それをどのように乗り越え、何を学んだのか」といった具体的なプロセスや、そこから得た教訓が今の自分にどう活きているのか、そして入社後にどう活かせるのか、といった点まで深掘りして答えられるように準備しておく必要があります。

また、志望動機に関しても、企業の事業内容や理念への共感だけでなく、具体的な職務内容を理解した上で、自分のどのようなスキルや経験がその仕事に貢献できるのかを明確に伝えなければなりません。

そのためには、OB・OG訪問やインターンシップなどを通じて、実際に働く社員の方から仕事のやりがいや厳しさについて具体的な話を聞いておくことが非常に有効です。

自分のキャリアプランと、その企業で実現できることとの整合性を示すことも重要です。

表面的な理解ではなく、多角的な視点から企業を分析し、そこで働く自分の姿を具体的にイメージできるようにしておきましょう。

最終面接で落ちる場合

最終面接で落ちてしまう場合、入社意欲の高さや企業文化への適合性、そして将来性といった点が、企業の期待値に達していなかった可能性があります。

最終面接は、社長や役員クラスが面接官となることが多く、「本当にこの学生を採用して良いのか」「自社に貢献してくれる人材か」という最終確認の場です。

能力やスキルももちろん重要ですが、それ以上に「この会社で働きたい」という強い熱意や、企業の理念・価値観への共感が重視される傾向にあります。

これまでの面接で伝えてきた志望動機や自己PRを再度整理し、なぜこの企業でなければならないのか、入社後にどのような貢献ができるのか、そして将来どのように成長していきたいのかを、一貫性を持って、かつ情熱を込めて語ることが求められます。

「内定をいただけたらどこでも行きます」といった態度は、かえって熱意が低いと見なされることもあります。

その企業ならではの魅力や、そこでしか成し遂げられない目標などを具体的に示すことで、本気度を伝えましょう。

また、企業の将来性や課題について自分なりの考えを述べたり、鋭い逆質問をしたりすることも、企業への関心の高さや思考力の深さを示す上で効果的です。

最後まで気を抜かず、企業のトップに「この学生と一緒に働きたい」と思わせるような、強い覚悟と熱意を持って臨んでください。

6月からエントリーできる企業

企業ごとに内定を出す時期は異なります。

経団連によると「3月に採用情報公開」「6月に選考開始」と定められてはいますが、実際は多くの企業が選考の解禁前から採用活動を始めています。

また、徐々に企業の選考時期が早期化しており、実際に6月には7割を超える就活生が内定を獲得しているという状態になっているのです。

しかしながら、6月までに内定が獲得できていないからといって諦める必要はありません。

6月以降に選考を開始する夏採用や、二次募集などをかける企業もあります。

求人数が多い大手企業

実は6月以降も求人を継続している大手企業は意外と多いのです。

求人数が多い大手企業は、内定辞退者がいる、または内定を保留にしたままの就活生も多いため、二次募集を行う可能性があります。

特に、大手企業のグループ会社やBtoB企業はねらい目です。

大手企業でもグループ会社やBtoB企業は就活生に認知度があまり高くないため、認知度の高い大手の本体企業に比べると就活生が集まりにくいという現実があります。

したがって、6月以降も採用を継続する傾向が高いのです。

また、大手企業のグループ会社の場合は、福利厚生や給与面などの待遇が良く、内定が獲得できると安心感や満足感を得られます。

二次募集は6月~7月上旬頃に行われます。

すぐにエントリー可能な企業のリサーチを行い、エントリーに備えて業界や企業研究をして切り替えましょう。

中小企業

中小企業は国内に350万社以上もあり、経団連に加盟していないため、選考時期に縛りはありません。

1年中いつでも採用を行えるので、大企業に優秀な人材をとられてしまう前に大企業の採用に先立って選考を始める企業もあれば、逆に大手企業の内定発表が終わったのちに選考を始める企業も多数存在します。

大手や有名企業だけにこだわらず、エントリーする企業の視野を広げて就活を行うことで、内定獲得の確率も上がるでしょう。

特に6月以降の夏採用は、春採用に比べて求人数は激減するので狭き門とはなりますが、企業側からするとこの時期からの採用は人材を確保しようと特に前のめりになっているとも言えるため、言い換えるとチャンスでもあります。

企業ホームページや就活サイトなどをチェックし、エントリー時期を逃さないようにしましょう。

ベンチャー企業

ベンチャー企業も中小企業と同様に、経団連に加盟していない企業が多いため、選考時期に縛りがありません。

6月以降も採用を継続している企業や、通年採用をしている企業も多く存在します。

こちらも中小企業と同様に、優秀な人材を確保するために大企業の選考スケジュールより前に採用を開始する場合もあれば、大企業の選考が一段落したあとに選考を開始する場合もあるのです。

特に、ベンチャー企業は柔軟で新たな価値観をもっている企業が多いため、一般的な既存のやり方にはあまり左右されず、企業によって選考スケジュールや採用方法なども多岐にわたります。

たとえばベンチャー企業の中には、大学1~2年生のうちから採用を募集していることもあり、この場合は内定後、インターンとして企業で働くこととなります。

気になる企業があれば積極的に採用情報をチェックしましょう。

6月まで内定なしから就活を成功させるコツ

6月までに内定がない場合、どうしても焦りは出てきてしまうと思いますが、とにかく焦りは禁物です。

周りに内定者が増えてくると不安になる気持ちもあるかもしれませんが、焦ってしまうときこそゆっくり休むなどして、心と身体を整えましょう。

周りと比較せず、自分軸を保って就活に向き合っていけば、6月以降でも逆転は可能です。

とにかく最終的には何よりも心と身体の健康管理が大切です。

適度な息抜きをしつつ、自分を信じて自分の就活スタイルを貫きましょう。

内定なしから就活を成功させるコツ
  • 第3者に相談する
  • 落ち着きを保つ
  • 就活エージェントを利用する

第3者に相談する

なかなか思うように内定が獲得できないとき、自分だけで混沌と考えていても、改善点が見つからない場合もあります。

このようなときは、第三者に相談してみることをおすすめします。

就活を終えた先輩や大学のキャリアセンターなどで客観的なアドバイスを聞いたり、体験談を聞いてみたりしてみましょう。

自分1人で考えていると、どうしても視野が狭くなったり、無意識のうちに固定観念などをもっていたりするものです。

客観的なアドバイスを聞くことで、自分がなぜ内定を獲得できないのかという課題や、どうすれば効果的な就活を行えるのかという改善点が見えてくるでしょう。

特に、6月以降の就活は時間が勝負でもあります。

1人で悩まずに、視野を広げ、積極的に相談をしたりアクションを起こしたりすることで、より効果的な就活対策を講じられます。

落ち着きを保つ

6月以降の就活は時間が勝負であることは間違いないです。

繰り返しになりますが、内定がないからといって焦ってしまうと本末転倒です。

焦って就活に取り組むとエントリーシートや企業研究が雑になってしまい、結果的に内定がなかなか取れないという悪循環に陥ってしまう可能性があります。

焦ってしまう時期だからこそ、必ず落ち着きが大切です。

落ち着きを保つために、まずは、就活が長引くという覚悟をしましょう。

大前提として「内定を早く取れたから良い」というわけではありません。

内定の時期は関係なく、最終的には自分が納得のいく、自分に合った企業と巡り合い、内定を獲得することです。

周りの情報に左右されず、自分軸を保つように心掛けましょう。

就活エージェントを利用する

自分1人で就活と向き合う時間も必要ですが、より効率的に、少しでも早く結果を出したいという場合は、就活エージェントを利用してみましょう。

就活エージェントでは専属のカウンセラーがサポートしてくれ、エントリーシートや自己PRのチェックから、面接対策まで細かくアドバイスをもらえるため、一気に内定に近づけます。

おすすめの就活エージェントは、とにかくサポート体制が充実している「ジョブコミット」です。

ジョブコミットでは、就活対策だけでなく、専属のアドバイザーが優良企業を紹介してくれる、または企業別の選考対策や入社準備までサポートしてくれます。

年間1,000名以上をサポートするアドバイザーが二人三脚でサポートしてくれます。

就活に対する悩みから入社に至るまでの相談まで、どんな相談にも本気で向き合ってくれるため、特に不安を抱えている就活生にはとても心強いサポーターとなるのです。

秋採用を視野に入れよう

6月の段階で1つも内定が得られていないからといって、就活を諦める必要は全くありませんが、秋採用を視野に入れる必要があるため、春と夏の採用との違いについての理解を深める必要はあります。

秋採用の概要について簡単に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ秋採用は行われているのか

まず、企業がなぜ秋に採用を行っているのかについてですが、企業の求める人材を探し続けた結果目標採用人数に至らなかったり、内定者自体により補充が必要になったりなど様々なケースが存在します。

全ての企業が実施しているとは限りませんが、秋採用を行っている企業は少なくないため、まだまだ希望は存在するといえます。

秋採用の特徴とは

秋採用の特徴として、春や夏の採用とは異なり、募集する人数が少ないことが挙げられます。

したがって、倍率も高いと言わざるを得ません。

また、諸事情で秋から就活を開始する就活生も存在するため、なかなか内定が得られなかった人だけでなく、突然優秀な人材が応募してくる可能性もあります。

したがって、対策をあまりしていなかった人々だけで争うのではなく、スタートが遅いだけで非常に優秀な人も食い込んでくるということは覚えておきましょう。

秋採用から内定はもらえる?

結論として、秋採用から内定をもらうことは不可能ではありません。

以下の2つの対策をしっかりと実施すれば、十分に内定をもらえる可能性はあるため、時間をかけて取り組みましょう。

情報を収集しよう

秋採用を行う企業は必ず公式サイトに情報を記載しています。

したがって、業界や企業を絞った上で公式サイトを確認し、どのような人物が求められているのか、どのような日程で実施されるのかについて確認しましょう。

これにより、どの企業を受けるか選別できるだけでなく、一つひとつの企業に合わせた自己PRや志望動機の準備ができます。

就活においては、ESを使いまわすのではなく、一つひとつの企業にオーダーメイドのものを作成し、その企業にこそ入りたいと思っていることを伝えることが必要であるため、あらかじめ早い段階から情報収集するようにしましょう。

なぜ秋採用なのか理由を明確にしよう

なぜ秋採用を受けているのかについて聞かれる可能性は非常に高いため、理由を明確にしておきましょう。

人それぞれ事情は異なりますが、安直に「他の企業にことごとく落ちたから」などと答えるのは避けるべきです。

秋採用を受けている時点でなんとなく採用担当者も察している可能性もありますが、そのように正直に伝えてしまっては、「私は本当はこの企業なんて視野に入っていなかったけれども、落ちたから仕方なく受けている」と言っているようなものです。

したがって、可能な限り本音に近く聞こえが良い、秋採用を受けている理由を考えましょう。

まとめ

6月以降に内定を獲得するために大切なことは、危機感を抱きながらも落ち着いて、モチベーションを保ち続けることです。

これまでの振り返りや自己分析や企業研究を深めることなど、就活をより効果的に進めるための対策をできるだけ行いながらも、焦ったり、1人で悩みを抱えこんだりしないようにしましょう。

長引く就活を成功させるためには、最終的にはどれだけ前向きに就活に向き合い続けられるか、またはどうモチベーションを継続できるかという点にかかっています。

とにかく、最後は自分を信じ抜いて、後悔のない就活をやり遂げましょう。

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