はじめに
面接でされる質問の中で、返答に困る問いかけをされるのが「キラー質問」です。
企業は短い時間で、採用すべき人間かを見抜く必要があるため、さまざまな質問をしてきます。
履歴書を見ればわかるような質問では、本当に優秀な人材であるかどうかまでは判断できません。
特に、ベンチャー企業では臨機応変な対応が常に求められる場であることから、キラー質問をされることが多いといわれています。
キラー質問をされたとき、どう対策すれば良いのか、また答えられない質問を受けた場合の対応も含めてくわしく紹介します。
キラー質問とは
キラー質問とは、返答次第ではその場で不合格となってしまう可能性もある鋭い問いかけのことです。
物事の核心を突く質問から、相手の本音を引き出すのが目的です。
就活生が前もって準備できない質問であることも多く、返答に窮してしまうことも少なくありません。
企業側は入社してから「思っていたのと違う」と思われて離職されることのないよう、自社に合う適性のある優秀な人材を獲得するために、キラー質問を用意しています。
対策は難しいといわれるキラー質問ですが、ただ回答ができれば良いわけではないことに注意が必要です。
特にベンチャー企業では、臨機応変に対応できる人材、また現状を打破するための新しい考え方ができる人材を求めているため、キラー質問をされるケースが多いと覚えておきましょう。
【キラー質問】質問例:10種類100選
就活の面接において、学生の真の姿を引き出すために投げかけられる鋭い問いをキラー質問と呼びます。
ここでは、頻出するキラー質問を10のテーマに分類し、合計100個の質問例を一覧としてご紹介します。
あらかじめこれらに目を通し、本番の試験でどのような質問が来るかを想定しておくことが、選考突破に向けた第一のステップとなります。
自分の長所や苦手な部分と向き合いながら確認を進めましょう。
1.過去の経験を見抜くキラー質問例
採用担当者は、学生が過去にどのような体験をし、そこから何を学んだのかを深く知りたいと考えています。
このテーマに対しては、単に出来事を羅列するのではなく、課題解決に向けた具体的な手順や、困難を乗り越えた経験を論理的な流れで説明する力が求められます。
初めて直面した壁に対して自分がどのような役割を果たし、結果としてどう成長したのかを整理しておくことがポイントです。
これから紹介する質問例を参考にして、自分自身の過去を振り返り、説得力のある答え方を練習してみましょう。
・これまでの人生で一番の失敗は何ですか
・チームで意見が対立した際あなたはどのように対処しましたか
・これまでにリーダーシップを発揮した具体的なエピソードを教えてください
・高い目標を掲げて達成した経験について具体的に説明してください
・想定外のトラブルが起きた際どのように対応したか教えてください
・これまでの経験で一番ストレスを感じたのはどのような時ですか
・周囲を巻き込んで何かを成し遂げた経験はありますか
・これまでの人生で最も大きな決断は何でしたか
・理不尽な要求に対してどのように対処した経験がありますか
2.人間性を見抜くキラー質問例
企業は、一緒に働く仲間として信頼できる人かどうかを判断するために、人間性や価値観を探る質問を投げかけます。
ここでは、日々の習慣や最近関心を持っていることなどから、あなたという人物の特徴や本質を見極めようとしています。
飾らない自分の言葉で、誠実に答える姿勢が評価につながります。
回答がうまくまとまらない場合は、本などを読んで語彙力を補うことも有効な対策です。
面接の場において、緊張してうまく喋れない時でも、自分らしさを失わずに素直な受け答えができるよう、以下の質問例を参考に準備を進めてください。
・最近気になったニュースとその理由を教えてください
・友人からはどのような人だと言われますか
・あなたの強みと弱みについて具体的なエピソードを交えて説明してください
・これまでの人生で最も影響を受けた人物は誰ですか
・ストレスを感じたときはどのようにリフレッシュしていますか
・日々の生活の中で大切にしている習慣はありますか
・他人から指摘されて直そうと努力していることはありますか
・あなたが絶対に許せないと思うことは何ですか
・モチベーションが下がるのはどのような状況ですか
3.価値観・仕事への取り組み方を見抜くキラー質問例
仕事に対する向き合い方や、どのような価値観を大切にしているのかを確認する質問です。
入社後、困難な課題に対してどのようにアプローチし、モチベーションを維持するのかが問われます。
ここでのポイントは、自分なりの明確な基準やルールを持っていることを示すことです。
グループ討論などでも問われることが多い内容であるため、他者の意見を尊重しつつ自分の考えを主張するやり方を身につけておく必要があります。
日頃から物事の理由を深く考える習慣をつけ、今後のキャリア形成において何を重視するのかを整理しておきましょう。
・あなたにとって仕事とはどのような意味を持ちますか
・将来どのような社会人になりたいと考えていますか
・お金とやりがいのどちらを重視しますか
・ルールと個人の裁量のどちらが大切だと思いますか
・チームの和と個人の成果のどちらを優先すべきだと考えますか
・理不尽な状況に置かれたときあなたはどう考え行動しますか
・これまでの人生で最も誇りに思える達成は何ですか
・他人の意見と自分の意見が対立した際どう折り合いをつけますか
・困難な課題に直面したとき何があなたを突き動かしますか
4.自社との相性を見抜くキラー質問例
企業文化や社風と、あなたの個性がマッチするかどうかを確認するための重要なテーマです。
企業は、どれほど能力が高くても、組織の風土に合わなければ早期離職につながる恐れがあると危惧しています。
そのため、企業の求める人物像の定義をしっかりと理解し、自分の特徴がどのようにフィットするのかを論理的に説明する力が必要です。
もし相性が合わないと感じた場合、なぜそう思うのかを前向きな言い方で伝える工夫も求められます。
以下の質問を通じて、企業との結びつきをより強くアピールするための実践的な準備を行いましょう。
・当社であなたのどのような個性が活かせると考えていますか
・あなたの価値観と当社の社風が合わないと感じた場合はどうしますか
・当社のサービスで改善すべき点があるとしたらどこだと思いますか
・あなたにとって理想の職場環境とはどのようなものですか
・当社の弱みは何だと分析していますか
・同業他社ではなくなぜ当社で働きたいのですか
・入社後配属希望が通らなかった場合はどうしますか
・当社の社員と接してどのような印象を抱きましたか
・あなたが当社に貢献できる最大の強みは何ですか
5.入社後に活躍できるかを見抜くキラー質問例
単なる意欲だけでなく、実際の業務において成果を出せるポテンシャルがあるかを見極める質問です。
ここでは、具体的な課題解決に向けたプロセスや、実践的なスキルが問われます。
入社後の自分の姿を具体的にイメージし、どのような役割を担いたいのか、どのような目標を達成したいのかを明確に伝えることが重要です。
転職活動においても同様ですが、即戦力としての期待に応えられるよう、これまでの経験をいかに業務に活かせるかという関連づけを意識してください。
以下の質問を参考に、将来のビジョンを語る練習をしましょう。
・当社で成し遂げたい具体的な目標を教えてください
・配属先で成果が出ない時期が続いた場合どのように対処しますか
・苦手な業務を任された際どのような心構えで取り組みますか
・当社の既存事業をさらに成長させるためのアイデアはありますか
・キャリアプランを具体的にどのように描いていますか
・入社後最初にぶつかるであろう壁は何だと想定していますか
・新規事業を提案するとしたらどのような内容にしますか
・自分の能力が業務の要求水準に達していないと気づいた時どうしますか
・チームの成果を上げるためにあなたが果たすべき役割は何ですか
6.コミュニケーションスキルを見抜くキラー質問例
顧客や社内のメンバーと円滑な人間関係を築けるかどうかを確認するための質問です。
面接官の意図を正確に汲み取り、的確かつ簡潔に答える受け答えのスキルが評価されます。
特に二次面接以降では、より深く掘り下げた質問に対して、論理破綻なく説明する話し方が求められます。
言葉に詰まることがあっても、焦らずに自分の考えを順序立てて伝える姿勢が大切です。
30秒程度で要点を簡潔にまとめる練習をしておくと、本番でも自信を持って対応できるでしょう。
以下の質問で、対話のキャッチボールを意識した対策を行ってください。
・世代の違う人と話すときに工夫していることはありますか
・他人に何かを説明する際最も重視しているポイントは何ですか
・苦手なタイプの人とどのようにコミュニケーションをとりますか
・相手に誤解を与えてしまった場合どのように関係を修復しますか
・グループの中で意見がまとまらないときあなたはどのような行動をとりますか
・話を聞く上で大切にしている態度は何ですか
・相手の意見を引き出すためにどのような質問を投げかけますか
・これまでの面接で自分のコミュニケーションに点数をつけるなら何点ですか
・言葉が通じない相手に自分の意図を伝えるにはどうしますか
7.協調性を見抜くキラー質問例
組織の中で他者と協力し、共通の目標に向かって進めるかどうかを問う質問です。
チーム内での自分の立ち位置や、意見が対立した際の解決方法などが焦点となります。
自分勝手な行動をとる人ではないか、あるいは周囲の意見に流されすぎる人ではないかといったバランスが見られます。
過去のグループ活動における成功体験だけでなく、失敗からの反省や振り返りも重要なアピール材料となります。
協調性とは単に仲良くすることではなく、建設的な議論を通じて成果を出すことであるという意識を持ち、以下の質問への回答を準備しましょう。
・グループワークであなたがよく担う役割は何ですか
・モチベーションの低いメンバーがいた場合どう対応しますか
・自分の意見がチームで採用されなかったときどう感じどう行動しますか
・他者のミスでチームに迷惑がかかった際あなたはどのようにフォローしますか
・意見が真っ二つに割れたチームをまとめるには何が必要だと思いますか
・リーダーとフォロワーのどちらが自分に向いていると思いますか
・組織のルールに納得がいかない場合どう行動しますか
・チームの雰囲気が悪いときあなたならどう改善を図りますか
・異なる価値観を持つメンバーと協力する上で最も重要なことは何ですか
8.本心を見抜くキラー質問例
建前ではなく、学生の嘘偽りのない本音を引き出すための鋭い質問です。
想定外の角度からの問いかけに対し、咄嗟にどのような反応を示すかによって、ストレス耐性や素の表情が評価されます。
ここでごまかしたり、取り繕ったりすると、かえって印象を悪くする原因となります。
わからないことは正直にわからないと答える誠実さも、時としてプラスに働きます。
自己紹介の型にはまった回答だけでは通用しないため、日頃から自分の感情や思考に素直に向き合うことが最大の対策となります。
以下の質問で、心の準備を整えておきましょう。
・今日の面接の出来を100点満点で自己採点してください
・もし当社から内定が出なかった場合その原因は何だと考えますか
・就職活動を辞めたいと思ったことはありますか
・これまでについた最大の嘘は何ですか
・本当はやりたくないけれども我慢してやっていることはありますか
・あなたの履歴書の中で一番自信がない部分はどこですか
・今この場で私に質問をして私を驚かせてみてください
・あなたを採用することによる当社のデメリットは何ですか
・当社の選考においてこれまで最も苦労したのはどの段階ですか
9.入社志望度を見抜くキラー質問例
数ある企業の中からなぜ自社を選んだのか、その本気度や熱意を確認する質問です。
他社ではなく自社でなければならない必然性を、論理的かつ情熱的に伝える必要があります。
志望動機が浅いと、第一志望ではないと見なされて選考に落ちる可能性が高まります。
企業研究を徹底的に行い、同業他社との違いを明確に理解した上で、自分のキャリアプランと企業のビジョンがどう交差するのかを語れるようにしてください。
この質問に力強く答えられる受かった人たちの多くは、この部分の準備に最も時間をかけています。
・他社から内定をもらっている場合当社とどちらを選びますか
・当社の志望順位が2番目以下だとしたらその理由は何ですか
・当社に落ちた場合あなたの就職活動はどうなりますか
・当社のビジネスモデルのどの部分に魅力を感じていますか
・当社の競合他社について知っていることを教えてください
・あなたが当社の社長だとしたら今一番に取り組む課題は何ですか
・親や友人はあなたが当社を受けることについて何と言っていますか
・当社で働く覚悟をいまここで言葉にしてみてください
・今日の面接を通して当社の志望度に変化はありましたか
10.コンプライアンス意識を見抜くキラー質問例
社会人として守るべき倫理観や規範意識を備えているかを確認する重要な質問です。
近年、企業の不祥事が社会問題化する中で、採用においてもコンプライアンス遵守の姿勢が厳しく問われるようになっています。
法令を守ることはもちろん、モラルに反する行動をとらないという強い意志を示す必要があります。
少しでもグレーな判断や、自己中心的な考え方を示すと、致命的な評価ダウンにつながります。
基本的なマナーの遵守を前提とし、以下の質問を通じて、誠実で責任感のある社会人としての素養をしっかりとアピールできるようにしましょう。
・会社の備品を私的に持ち帰る同僚を見つけたらどうしますか
・SNSで会社の内部情報を書き込みそうになった経験はありますか
・ルールを守ることと効率を上げることのどちらを優先すべきですか
・あなたの考える社会人としてのモラルとは何ですか
・過去に交通ルールなどの小さな規則を破ってしまったことはありますか
・社内でいじめやハラスメントを目撃した際あなたは誰にどう報告しますか
・情報漏洩を防ぐために個人としてどのような対策が必要だと思いますか
・顧客の利益と会社の利益が相反する場合どう判断しますか
・法令遵守が企業の成長を妨げると感じることはありますか
【キラー質問】質問別の対策方法
キラー質問の意図を理解した後は、それぞれに対する具体的な対策方法を身につけることが重要です。
質問の分類ごとに、どのような思考プロセスで回答を導き出せばよいのか、その手順とコツを解説します。
事前の準備と練習を繰り返すことで、本番での焦りを軽減し、自信を持って面接官と対話できるようになります。
自分の言葉で語れるようになるまで、以下のステップを参考にしながら対策を進めていきましょう。
1.過去の経験を見抜くキラー質問例
過去の経験に関する質問に対しては、出来事の事実だけでなく、その背景にある感情や思考の動きを言語化する対策が必要です。
まずは自分の人生の振り返りを行い、印象に残っているエピソードを洗い出しましょう。
そして、それぞれの経験においてどのような課題があり、それをどう解決したのかという手順を整理します。
当時の自分の行動を客観的に分析し、そこから得た教訓を現在の自分にどう関連づけできるかがポイントです。
面接の入りでつまずかないよう、最初の30秒で話の全体像を提示する構成を意識して練習を重ねてください。
2.人間性を見抜くキラー質問例
人間性を問う質問への対策としては、日々の習慣や行動パターンを見直し、自分らしさを端的に表現できるエピソードを見つけることが有効です。
例えば、最近読んだ本や気になっているニュースについて、自分なりの意見を持っておくのも良いでしょう。
面接官はあなたの価値観を知りたいと考えているため、模範解答を覚えるのではなく、素の自分を知ってもらうための自己開示のやり方を模索してください。
自分の弱みや苦手なことについても、それをどのように受け入れ、克服しようとしているのかを誠実な言い方で伝えられるよう準備しましょう。
3.価値観・仕事への取り組み方を見抜くキラー質問例
価値観を問う質問には、自分の行動の軸となる考え方を明確にしておく対策が求められます。
これまでどのような基準で物事を選択してきたのか、その理由を深く掘り下げてみましょう。
仕事への取り組み方については、困難な状況に直面した際のモチベーションの保ち方や、課題解決に向けたアプローチ方法を整理しておきます。
グループ討論の場を想定し、他者の意見をどのように受け入れ、自分の考えをどうすり合わせていくのかというプロセスを言語化しておくことも、自身の価値観を客観的に伝えるための良い練習となります。
4.自社との相性を見抜くキラー質問例
企業との相性をアピールするための対策は、徹底した企業研究から始まります。
企業の経営理念や事業内容、社風などを深く理解し、それらが自分の価値観や特徴とどのように合致するのかを論理的に説明できるようにしましょう。
OB訪問や会社説明会での体験を通じて感じた、その企業ならではの魅力を具体的な言葉で語れるようにすることが重要です。
もし面接官から自社に合わないのではないかと指摘された場合でも、感情的にならず、自分のどのような面が企業に貢献できるのかを冷静かつ前向きに伝える話し方を意識してください。
5.入社後に活躍できるかを見抜くキラー質問例
入社後の活躍を期待させるための対策としては、企業の抱える課題や今後の展望を理解し、自分がどのように貢献できるかを具体的にイメージすることが不可欠です。
募集要項や企業のIR情報などを参考に、求められている役割やスキルを定義しましょう。
その上で、自分の強みやこれまでの経験が、その役割を果たす上でどのように活かせるのかを説得力を持って伝えます。
転職希望者が即戦力をアピールするように、新卒であっても入社後の目標やビジョンを明確に持ち、そこに向けて現在どのような努力をしているのかを示すことが有効な方法です。
6.コミュニケーションスキルを見抜くキラー質問例
コミュニケーションスキルを高める対策は、相手の意図を正確に理解し、簡潔に答える練習を繰り返すことに尽きます。
質問に対して長々と話すのではなく、結論から先に述べるPREP法などの型を意識した受け答えを身につけましょう。
また、面接官の反応を見ながら話すスピードや声のトーンを調整するなど、非言語のコミュニケーションにも注意を払う必要があります。
友人やキャリアセンターの担当者を相手に模擬面接を行い、第三者からの客観的な評価やアドバイスをもらうことで、本番でもスムーズな対話ができるようになります。
7.協調性を見抜くキラー質問例
協調性を問う質問への対策では、チームにおける自分の役割や貢献の仕方を整理することが重要です。
リーダーシップを発揮した経験だけでなく、縁の下の力持ちとしてチームを支えた経験や、意見の対立を仲裁した経験なども立派なアピール材料となります。
チームで課題に取り組む際、自分がどのような点に意識を向け、どのように他者と関わってきたのかを具体的なエピソードを交えて説明できるようにしましょう。
周囲と協力して成果を出した経験を通じて、自分がチームにとってどのようなプラスの存在になれるのかを明確に伝えてください。
8.本心を見抜くキラー質問例
本心を探る予期せぬ質問への対策は、想定外の事態に対する耐性を高めることです。
すべての質問に対する完璧な回答をあらかじめ用意することは不可能です。
そのため、答えにくい質問が来た場合でも、慌てずに一呼吸置き、自分の頭で考えてから答える習慣をつけましょう。
少し考える時間をくださいと正直に申し出ることも、誠実な対応として評価される場合があります。
取り繕った回答はすぐに見透かされてしまうため、日頃から自分の考えや感情に嘘をつかず、どんな質問に対しても自分なりの言葉で素直に答える姿勢を養うことが最大の対策です。
9.入社志望度を見抜くキラー質問例
志望度の高さを証明するための対策は、なぜその企業でなければならないのかという理由を徹底的に言語化することです。
業界内の他社と比較し、その企業にしかない強みや特徴を明確に理解した上で、自分のキャリアビジョンとどのように結びつくのかを熱意を持って伝えます。
第一志望ですかという直接的な質問に対しては、迷わずはいと答えられるだけの確固たる理由を用意しておく必要があります。
内定をもらって受かった人たちの多くは、この志望動機に強い説得力と独自性を持たせており、それが選考を突破する最大の要因となっています。
10.コンプライアンス意識を見抜くキラー質問例
コンプライアンス意識を問う質問への対策としては、社会人としての基本的なルールやマナーを正しく理解し、常に誠実な行動をとるという強い意志を持つことが大前提です。
企業の不祥事に関するニュースなどを参考に、もし自分が同じ状況に置かれたらどのように行動すべきかを自分事として考えてみましょう。
利益を優先するあまり不正に手を染めたり、ルールを軽視したりする姿勢は厳しく評価されます。
どのような状況であっても、倫理的に正しい判断を下し、責任を持って行動できる人物であることを、具体的な考え方を交えて説明してください。
【キラー質問】回答する際のポイント
面接の合否を分ける重要な局面で投げかけられるのがキラー質問です。
多くの就活生がここで言葉に詰まるなど苦戦しますが、あらかじめ適切な準備と対策をしておけば決して怖くはありません。
面接官はこの質問を通じてあなたの本質や対応力、志望度の高さを深く評価しようとしています。
答えの内容はもちろん重要ですが、それ以上に話し方や態度が採用の決め手になることも多いのです。
まずは基本となる4つのポイントを押さえましょう。
一貫性のある回答をする
最も重要なのはエントリーシートや過去の面接での発言と矛盾しないことです。
回答にブレが生じると面接官は不信感を抱き、嘘をついているのではないかと疑われてしまいます。
これが原因で評価を下げて落ちるケースは少なくありません。
自分の軸をしっかりと持ち、なぜその選択をしたのかという理由を論理的に説明できるようにしてください。
自己分析や過去の振り返りを徹底し、どの角度から質問されても同じ芯の通った答えができるよう準備しておきましょう。
一貫性はあなたへの信頼感に直結する大きな要素です。
結論と具体的なエピソードをセットにする
説得力のある答え方には型があります。
まずは結論から端的に述べることを意識してください。
その上で、その結論に至った根拠となる具体的なエピソードや経験を添えるのが鉄則です。
抽象的な言葉だけでは面接官の心には響きません。
例えば学生時代に直面した困難や、そこで行った課題解決のプロセスを詳しく話すことで、あなたの人柄や能力がリアルに伝わります。
この流れを意識して構成するだけで、話の内容が格段に整理されて聞こえます。
事前にいくつかのパターンの例文を作って練習しておくと、本番でも焦らずに対応できるでしょう。
はきはきと笑顔で回答する
想定外の質問が来て答えがわからなくなっても、決して下を向いたり小声になったりしてはいけません。
うまく喋れないときこそ、笑顔とはきはきとした話し方を意識することが大切です。
面接官は話の内容だけでなく、予期せぬ事態に対するあなたのストレス耐性やコミュニケーション能力も見ています。
最初の30秒の印象や基本的なマナーが、最終的な合否を左右することも珍しくありません。
普段から明るく話す習慣をつけておけば、本番の緊張感の中でも自然な笑顔が出せます。
自信なさげな言い方は避け、ポジティブな姿勢を見せることでピンチをチャンスに変えましょう。
企業の求める人物像にあった回答にする
どれほど素晴らしい経験や能力を持っていても、それが企業の求める人物像と合致していなければ採用には至りません。
キラー質問への回答を作成する際は、常にその企業がどのような人材を必要としているのかを意識することが重要です。
企業のホームページや採用パンフレットなどを熟読し、求める人物像を正確に把握した上で、自分の強みや経験の中でどの部分を強調すべきかを取捨選択しましょう。
自分のアピールしたいことだけを一方的に話すのではなく、企業のニーズに対する最適な提案となるような回答を心がけることが、面接官の心を動かすコツです。
その他にも、面接官に好印象を与える回答ポイントに関する記事を以下に用意いたしましたので、是非チェックしてみましょう。
【キラー質問】回答が思いつかない時の対処法
キラー質問をされた際、回答が思いつかない事態に陥ることも少なくありません。
企業によっては、回答が難しい質問をすることで、応募者がどう対応をするのか反応を見るねらいもあります。
ここで注意したいのは、答えられず黙ってしまうこと、もしくはその場しのぎで思いつきの嘘を言ってしまうなどの誤った対応をしてしまうことです。
キラー質問ですぐ回答できないくても悪いことではありませんが、対応を間違えると自分自身の評価を下げることにもなりかねません。
そこで、どうしても回答を思いつかないときの対処法について紹介します。
考える時間をもらう
回答がすぐに思いつかない場合は、考える時間をもらえないか伝えましょう。
「申し訳ございません、少し考える時間をいただけないでしょうか」と伝えれば、問題はありません。
「面接に対する準備が足りていないと、マイナスの評価をされてしまうのでは」と考えてしまうかもしれませんが、そういったことはありません。
詰まったこと自体より、その状態をどう打破するか、その対応力が見られるからです。
考えたうえでの回答がしっかりとしていれば、むしろプラスの印象になる可能性もあります。
ただし注意したいのは、同じ対応は何度もできないことです。
答えに詰まるたびに「考える時間をください」を繰り返していては、対応力がないと判断されてしまいます。
考える時間を求めるのは、最後の手段と考えておきましょう。
前提条件を確認し整理する
答えられない質問の場合、こちらから前提条件を確認しましょう。
たとえば「この水を1万円で売ってください」という質問をされた場合です。
この質問の回答は、前提条件でさまざまなパターンが考えられるため、問い返すことで時間を稼ぎ、その間に思考を整理してみましょう。
「水は水道水ですか、それとも貴重な水ですか」「売る相手はどんな人でしょうか」「販売している会社の事業内容を教えていただけないでしょうか」といった質問で内容を確認し、整理してから回答に移りましょう。
聞き返したり条件を確認したりすることは、時間稼ぎであることは面接官もわかっています。
それでも、答えられず黙り込んでしまうよりは「対応できている」と見なされます。
時間稼ぎで評価が下がることもないため、堂々と質問して問題ありません。
その他にも、面接の質問に答えられない時の対応に関する記事を以下に用意いたしましたので、是非チェックしてみましょう。
【キラー質問】質問に対するNG行動とは
面接の場でキラー質問を投げかけられた際、無意識のうちにとってしまうNG行動が存在します。
これらの行動は、面接官にマイナスの印象を与え、選考結果に悪影響を及ぼす可能性があります。
せっかくの準備を無駄にしないためにも、どのような行動が評価を下げる原因となるのかを事前に把握しておくことが不可欠です。
ここでは、特に注意すべき4つのNG行動について解説しますので、当日はこれらの行動を避けるよう十分に注意してください。
ごまかす・曖昧に答える
鋭い質問に対して答えに窮した際、話をはぐらかしたり、曖昧な表現でごまかそうとしたりするのは厳禁です。
面接官は多くの学生を見てきたプロであるため、そのような態度はすぐに見抜かれます。
ごまかす行動は、不誠実であるという致命的な印象を与え、信頼関係を損なう原因となります。
もし本当にわからない質問が来た場合は、知ったかぶりをせずに現在の知識不足を素直に認め、入社後あるいは今後どのように学んでいくのかという前向きな姿勢を示す方が、はるかに良い評価につながります。
誠実な対応を常に心がけましょう。
即答しようとして浅い回答をする
質問されたらすぐに答えなければならないという焦りから、深く考えずに思いつきで回答してしまうことも避けるべきNG行動です。
キラー質問は、学生の思考の深さや論理性を確認するためのものです。
そのため、表面的な薄い回答では、物事を深く考える力がないと判断されてしまいます。
予想外の質問に対しては、焦って即答するのではなく、少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうかと断りを入れた上で、頭の中で情報を整理してから答えるようにしてください。
落ち着いて思慮深い態度を示すことも、重要なアピールとなります。
無言になる
最も避けるべきNG行動の一つが、質問に対して完全に無言になってしまうことです。
沈黙が長く続くと、コミュニケーション能力に問題があるとみなされ、面接の雰囲気も悪化してしまいます。
緊張で頭が真っ白になったり、言葉に詰まったりすることは誰にでもありますが、何も反応しないのは大きなマイナスです。
どうしても答えがまとまらない場合は、申し訳ありません、少し緊張しておりましてなどと素直な状況を伝え、会話の糸口をつなぐ努力をしてください。
完璧な答えでなくても、自分の言葉で何かを伝えようとする姿勢が大切です。
話を長くしすぎる
自分をアピールしたいという思いが強すぎるあまり、一つの質問に対してダラダラと長く話し続けることもNGです。
面接は限られた時間の中で行われる対話の場であり、一方的な演説の場ではありません。
要領を得ない長い話は、面接官を疲れさせるだけでなく、論理的に説明する能力が欠けているという評価につながります。
質問に対する結論をまず簡潔に述べ、その後に理由や具体的なエピソードを付け加えるという構成を意識し、長くても1分以内、できれば30秒から40秒程度で簡潔にまとめる受け答えの練習を重ねておきましょう。
その他にも、面接のNG行為に関する記事を以下に用意いたしましたので、是非チェックしてみましょう。
【キラー質問】ベンチャー企業はキラー質問が多い
キラー質問は、ベンチャー企業では特に多いため、事前の対策が必須です。
ベンチャー企業では、やりぬく力や困難に対してくじけない気概である、グリッド力を重視しています。
仕事にどう取り組むか、またピンチに直面した場合にどう対処するのか、面接の短い時間では把握できない人間性を見る必要があるためです。
そのため回答が難しいキラー質問をされることが多々あります。
ベンチャー企業では全員が同列の実力を求められたり、社長や上司に代わって対応したりといったことも多くあります。
キラー質問に戸惑い、口ごもるようでは、どんなに知識や技術を持っていても内定は難しいと言えるでしょう。
ベンチャー企業への就職を考えているなら、企業研究と共に、キラー質問の対策もしっかりしておくことが大切です。
まとめ
就活生を悩ませるキラー質問は、企業がどういった人材を求めているかによって質問内容は変わります。
それでも、事前に企業研究をしておけば、答えられない質問ではありません。
キラー質問で企業が把握したいことを、事前の企業研究で深掘りし、対策しておきましょう。
特にベンチャー企業の場合は、どういった場合にでも対応できる対応力や、仕事に対するグリッド力をキラー質問で把握したいと考えています。
面接の場で臨機応変に対応できるよう、キラー質問の対策をしっかりしておきましょう。


