【例文あり】IT業界向けの就活の軸45選!軸を考えるポイントや注意点を徹底解説

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IT業界を志望する大学生は、ここ数年で急激に増加しています。

将来性があること、自由な働き方ができること、給与水準が高いことなど志望理由はさまざまでしょう。

情報系の学部に進んだ人に限らず、近年は文系の学生が採用されるケースが増えていることも、人気を後押ししています。

しかしいざ調べてみると、会社の数があまりにも多く、自分に合った企業を見つけるのは至難の業です。

今回この記事ではIT業界を志望する学生が持つべき就活の軸45選とその考え方や注意点を紹介していきます。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・IT業界で評価される就活の軸の作り方
・IT業界におすすめの就活の軸45選
・IT業界で避けるべき就活の軸の特徴

この記事をおすすめしたい人

・IT業界志望の人
・就活の軸が決まっていない人
・IT業界におすすめの就活の軸を知りたい人

目次目次を全て表示する

【IT業界の就活の軸】就活の軸とは

就職活動をするうえで“軸”を明確にすることは、どんな業界を目指すにあたっても役立ちます。

そもそも就活の軸とは何なのかというと、数ある企業の中から自分に合う環境を探すための判断基準です。

そして、会社に勤める理由・従事したい仕事の内容・自身の将来像など、入社後の自分を具体的にイメージし、それらを軸として企業を探すのが就職活動です。

つまり軸を明確に定めることで、自ずと自分に合った企業を見つけることができます。

企業側も面接などで就活生に就職活動の軸を聞くことで、その人が企業にマッチしている人物か否かを判断することがあります。

そこに一貫性がなければ、“数撃てば当たる”精神で企業を選んでいると誤解されかねないので注意が必要です。

【IT業界の就活の軸】就活の軸が聞かれる理由

就活において企業が就活の軸を聞いてくる理由には様々なものがありますが、どのような企業にも当てはまる可能性が高い理由には以下の3つが挙げられます。

以下の3点を踏まえた上で、相手が知りたいと思っている情報を提供できるような回答を用意しておきましょう。

学生の価値観を知るため

多くの企業は、就活の軸を聞くことを通じて、学生の価値観を知りたいと考えています。

就活の軸は就職活動において最も譲れない価値観や重視するポイントを指すものであるため、尋ねることで学生がどのような価値観を持っているのか確認できるからです。

学生がどのような基準で企業選びをしているのか理解することで、学生の人間性や仕事に対する考え方を確認できます。

価値観を理解すれば、学生が企業に合っているか、将来的に成長するかどうかを見極める要素ともなるため、価値観を確認しようとしているのです。

企業とのマッチ度を見るため

企業とどの程度マッチしているかを確認するためというのも、就活の軸を聞く理由の1つです。

学生が掲げている就活の軸が企業の理念や業務内容、職場の雰囲気と一致しているかは重要な要素です。

例えば、チームワークを重視している企業に対して「協力して取り組むこと」を就活の軸としてアピールしてきた場合、まさしくフィットした人物であると判断できます。

一方、いくら能力が高い人物だったとしても、企業とマッチしていない場合は最大限の能力を発揮できないだけでなく、早期離職につながってしまう可能性もあります。

企業は自社にマッチしている、そして長く働いてくれる人材を採用したいと考えているため、マッチ度は非常に重要なのです。

志望度を確認するため

「どの程度企業に入りたいと考えているかを知るため」というのも就活の軸を聞く理由の1つです。

学生が重視しているポイントと企業の特徴が合致している場合、しっかりとリサーチを行った上で就活に臨んでいる、つまり自社に対するモチベーションが高いと判断できます。

例えば、社会貢献を重視している企業に対して、社会貢献をするという就活の軸を述べてくる就活生は、しっかりと調べた上で応募している可能性が高いです。

志望度の高さは入社後のパフォーマンスや社内での成長に直結するものであるため、非常に重視されているのです。

業界・企業研究が出来ているかの確認

「応募者がどれだけ業界や企業の研究をしているかを確認したい」という意図も存在します。

就活の軸が明確に定まっているということは、単に自己分析を行っただけでなく、その軸に合致する企業や業界の特徴を深く理解し、自分が求めるものと企業が提供するものが一致しているか判断できる能力があるということです。

特に、IT業界においては、企業ごとに求めるスキルや人物像が異なる場合があるため、適切な軸を持つことが非常に重要です。

例えば、技術力を重視する企業とチームワークやコミュニケーション能力を重視する企業では、求められる人物像が異なります。

軸を持つことにより、自分が応募する企業が本当に自分に合っているのかを見極めることができますし、採用担当者はその軸を通じて応募者がどれだけ自社のことを理解しているか、そして業界の特性を把握しているかを見定められます。

また、軸を通じて、応募者がどのような価値観や目標を持っているのかが明確になるため、企業の求める人物像との一致を判断する手がかりにもなるでしょう。

【IT業界の就活の軸】就活の軸を持っておくメリット

どんな業界を目指す場合でも重要となる就活の軸ですが、当然IT業界を目指すうえでも非常に役立ちます。

重要である主な理由としては、「志望するIT業界を絞り込むことができる」こと、そして「志望動機に活かすことができる」ことの2点が挙げられます。

企業を選ぶ段階ではもちろんのこと、ESの作成や面接対策にも活用できるので、就活の軸は時間をかけて慎重に考えましょう。

以下、それぞれの詳細について詳しく解説していきます。

志望するIT業界を絞り込むことができる

一口にIT業界といっても、従事する領域や職種は多種多様です。

多くの人はIT業界といえば、プログラマーやシステムエンジニアといった開発職をイメージするかもしれませんが、それはあくまで一つの要素にすぎません。

たとえば、IT商品を顧客に提案・販売する営業職、情報技術を用いて顧客の課題を解決に導くコンサルタント職、開発職が従事するプロジェクトを管理するマネジメント職など、ITに関わる職種は数多く存在します。

漠然とIT業界を目指すことだけ考えていては、いざ採用が本格化してから途方に暮れてしまうでしょう。

自分が大事にしたい要素を整理し、それを軸として就職活動を進めることで、自分の理想に近い企業を見つけることができるのです。

志望動機に活かすことができる

上述した通り、就活の軸とは自分に合う企業を探すための判断基準です。

つまり、就活の軸をもとにあなたが志望した企業には、あなたの理想に沿う要素が何かしらあるはずなのです。

その“あなたの理想に沿う要素”がそのまま志望動機として活用できるので、ES作成や面接対策にも役立てることができます。

そのため、より本心に寄り添った志望動機を練り上げるためには、就活の軸はなるべく具体的であることが望ましいでしょう。

就活の軸と志望動機に具体性と一貫性があればあるほど、企業に対してこちらの志望度の高さをアピールすることができるため、高い評価につながります。

理想の就職を果たすためにも、就活の軸を明確に定めて、志望動機を説得力のある内容に仕上げましょう。

【IT業界の就活の軸】就活の軸の作り方

続いて、就活の軸を作成する際の重要なポイントを3つ紹介します。

以下の3つにしっかりと取り組めば、多くの方が就活の軸をさらに明確なものにできるはずです。

就活の軸を定めることで就活がよりスムーズに進むため、多少時間をかけてでも、しっかりとした就活の軸を作成しましょう。

自己分析を深める

就活において必須といえる自己分析は、就活の軸を定めるにあたっても非常に重要です。

自己分析を通じて自分の興味関心や強み、弱みを把握できれば、どのような業界や職種に合っているのかが明確になります。

自分がどのような活動に情熱を持ち、どのような環境でパフォーマンスを発揮できるかは、企業選びにおいて非常に重要です。

過去の経験や成功体験、失敗体験について振り返ってみることで、自分が仕事だけでなく、人として何を重要としているのかを明確にできます。

そのポイントを元に就活の軸を定めることで、あなたに合っている企業を探し出せる可能性は一気に高まるのです。

IT業界の分析を行う

IT業界での就職活動において、自身にあった就活の軸を見つけるためには、まず業界分析を行うことが必要不可欠です。

この業界ならではのビジネスモデルや企業ごとの特徴、求められる人物像を深く理解することで、自己分析の結果と照らし合わせた具体的な軸を設定することができるからです。

たとえば、技術革新を重視する企業では、挑戦心や学習意欲が求められます。

また、顧客対応を重視する企業では、コミュニケーション能力や柔軟性が評価されるでしょう。

このように、業界分析を通じて企業ごとの価値観や求めるスキルを把握しておけば、自分の強みや価値観にマッチする企業や職種を見極めるために役立ちます。

その結果、自信をもって自己PRや志望動機を伝えられるようになるでしょう。

企業に求めるものを分析する

企業が求めるものを分析することも重要ですが、企業に自分が求めることを分析することも非常に重要です。

あなたが働くにあたって、給料なのか福利厚生なのか、社風なのか勤務地なのか仕事の内容なのか、何を重要にしているのかは明確にしなければなりません。

もちろん、全てが理想通りの企業に入れれば文句はなしですが、全ての条件に完全に当てはまる企業を見つけることは難しいです。

そこで、自分の中で優先順位を決めて、どれが最も譲れないポイントなのかを明確にしておきましょう

これによりミスマッチを防ぎ、自分にとって最適な職場を見つけられる可能性が高まります。

また、企業のビジョンやミッション、価値観が自分の価値観と一致しているかも重要なポイントです。

企業に求めているものを明確にすることで、選考の過程で自分の希望をしっかりと伝えることができ、相手に対して自分の適性をアピールできるようになります。

将来のビジョンを考える

将来のビジョンを考えることも、就活の軸を定める上では非常に重要なことです。

自分が将来どのように成長していきたいか、どのようなスキルを身につけたいかをイメージすることで、就活の軸を具体化することができます

5年後、10年後に自分がどのようなポジションで働いていたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのか考えることは非常に重要です。

将来のビジョンを明確にすることで、求められるスキルや経験を積むために何をしなければならないかが定まりやすくなります。

これにより、入社後のミスマッチを防ぐことができ、自分のキャリアを計画的に進められます。

また、将来のビジョンを持てば企業選びの際に自分が成長しやすい環境を選ぶこともでき、長期的なキャリア形成にも役立ちます。

【IT業界の就活の軸】IT業界で評価される就活の軸を考えるポイント

ここまで就活の軸の意義について述べてきましたが、いよいよ内容を考える方法について紹介します。

具体的なプロセスとしては、まず「IT業界について知る」、続いて「なぜIT業界を志望するのかを考える」、最後に「IT業界に就職して何をしたいのかを考える」といった3段階を経て完成させるのがおすすめです。

上述した通り、ESや面接の準備をするうえでも活きてくる内容となります。

以下、それぞれの詳細について具体的に解説していきます。

IT業界について知る

すでに述べている通り、IT業界といっても幅広い職種があります。

自分がどの領域に進みたいのかを考える以前に、そもそもどんな職業があって、それぞれどんな特徴があるのかを理解しないことには、自分の考えをまとめることはできないはずです。

業界を知る方法は、インターネット上の業界解説の記事を読み込む、業界団体のホームページを見る、業界本を買って読む、新聞やニュースを見る、合同説明会や業界研究セミナーに参加する、OB・OG訪問をするなど、家にいながらできることだけでもさまざまな方法があります。

上述した通り、就活の軸は具体的であるほど志望動機に活かしやすく、採用担当者からの評価も良くなるため、情報収集は抜かりなく行いましょう。

以下の記事では、IT業界の特徴や業務内容について分析された内容が記載されているので、ぜひ参考にしてください。

なぜIT業界を志望するのかを考える

業界に関する知識が身に付いたら、続いてはIT業界を志望する理由を考えましょう。

身に付けた知識に加えて、これまでの自身の経験や性格などを踏まえて、IT業界を志望するに至った理由を言語化します。

もしこの段階で志望する具体的な理由が見つからない場合は、もしかしたらIT業界を志望するべきではなく、ほかに向いている業界がある可能性もあります。

重要なのは“IT業界でいいと思った理由”ではなく、“IT業界でなければならない理由”を考えることです。

採用担当に「この人はIT業界にこだわる必要がないのではないか」と思われてしまったら、適性がないため不採用となる可能性が高まってしまいます。

あなたの強い想いが企業に伝わるような志望動機を考えましょう。

IT業界に就職して何をしたいのかを考える

IT業界でなければならない理由が定まったら、いよいよ従事したい仕事内容について具体的に考えていきましょう。

一般的に学生は、正社員として企業に勤めた経験がないため、入社後に何がやりたいのかを伝えることで、活躍できる可能性が高い人材であることをアピールする必要があります。

やってみたい業務やそれによって成し遂げたいこと、なりたい人物像など、具体的に決まっていればそれだけ志望度の高さのアピールにもつながります。

企業の多くは求めている人物像を具体的に持っており、募集要項にその内容が記載されているはずなので、これまでの3ステップで軸が決まったら、それと募集要項を見比べて自分に合った企業を探してみてください。

【IT業界の就活の軸】おすすめの就活の軸45選

就活の軸を考える方法についてなんとなく分かったものの、いざ自分で考えるとなると難しく感じてしまう人もいるでしょう。

そこでIT業界志望の学生が持つべき就活の軸を43選紹介していきます。ジャンル別に就活の軸を紹介しているので、ぜひ参考にしましょう。

やりたいことで選ぶ場合

自分のやりたいことで選ぶ就活の軸として以下の例を参考にしましょう。

・自分の志向やパッションに合った社会貢献活動を行いたい
・自分の好奇心や探求心を満たす、新しい技術や分野に挑戦したい
・自分のアイデアやクリエイティビティを活かせる職場環境で働きたい
・人間関係やチームワークを重視したい
・自分のライフスタイルやワークライフバランスに合った企業で働きたい
・キャリア目標やビジョンに合致する成長可能性のある企業で働きたい
・影響力やリーダーシップを発揮したい
・コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルを発揮したい
・自分の経験や実績を評価してくれる企業で働きたい
・語学力や国際性を活かせる企業やポジションで働きたい
・独立心や自己管理能力を発揮したい
・コンピュータスキルやテクニカルな能力を活かしたい
・自分の貢献や成果が直接的に社会や世界に影響を与える仕事をしたい
・新しいシステムの開発に興味がある

働く環境で選ぶ場合

働く環境で選ぶ場合の就活の軸として以下の例を参考にしましょう。

・柔軟性がある勤務時間やリモートワークの可能性がある企業で働きたい
・ワークライフバランスを重視したい
・オフィスの雰囲気や社風が自分に合うかを重視したい
・研修制度が充実している場所で働きたい
・チームメンバーや上司とのコミュニケーションが円滑に行える環境で働きたい
・キャリアプランや成長支援制度が整っている企業で働きたい
・ワークスペースや設備が整っており、快適に仕事ができる環境で働きたい
・チームワークや協力体制が整っている企業で働きたい
・イノベーションや新しいアイデアが歓迎される企業文化を重視したい
・コンフリクト解決や意見交換が促進される環境で働きたい
・継続的なトレーニングやスキルアップの機会が提供される企業で働きたい
・自己表現が尊重される環境で働きたい
・フラットな組織構造や意思決定の透明性が高い企業で働きたい
・メンターシップやキャリアアドバイスが受けられる環境を重視したい
・ワークプレイスの多様性や包括性がある企業で働きたい
・従業員の声がしっかりと反映されるフィードバック文化がある企業で働きたい
・イノベーションや改善提案が積極的に受け入れられる企業環境を重視したい

自分の適性で選ぶ場合

自分の適性で選ぶ就活の軸として以下の例を参考にしましょう。

・コミュニケーション能力や人間関係構築のスキルを活かして働きたい
・分析力やクリティカルシンキングを活かして働きたい
・リーダーシップ能力やチームマネジメントスキルを活かして働きたい
・クリエイティブな思考やアイデア発想力を活かして働きたい
・自分の専門分野を活かして働きたい
・自分の技術スキルや経験を活かして新しいプロジェクトに参加したい
・自分の経験を活かして、メンターシップやトレーニングを提供する立場で働きたい
・クリエイティブなデザイン能力やUI/UXスキルを活かして働きたい
・分析能力やデータ処理スキルを活かして、企業の意思決定を支援したい
・プロジェクト管理能力やスケジュール管理スキルを活かして、効率的なプロジェクトの推進に貢献したい
・自分のコーチング能力や教育経験を活かして、新入社員やチームメンバーの成長を支援したい
・専門的な知識や研究経験を活かして、イノベーションプロジェクトに貢献したい
・自分の業界経験や専門的なネットワークを活かして、ビジネス開発や顧客関係の構築に貢献したい
・課題解決能力を活かして、ITで社会問題の解決に貢献したい

【IT業界の就活の軸】IT業界で評価されやすい軸

先ほど、IT業界で評価されやすいおすすめの就活の軸を45個紹介しましたが、すべてを確認した上で「どれが結局良いのかわからない」「多すぎて選ぶのが難しい」と感じる方も多いでしょう。

そこで、IT業界の中でも特に評価されやすいおすすめの軸について紹介します。

以下の3つは「これを選んでおけば間違いない」といういわゆる「テッパン」のものであるため、著しく自分の考えと異なる場合を除いて、どうしても選べない場合は、以下の3つのいずれかから選ぶことを推奨します。

業務を通して成長したい

業務を通して成長したいという軸は、IT業界で非常に評価されやすい軸の1つです。

IT業界は技術の進化が速く、常に新しいトレンドや技術が生まれ、それに対応するために企業だけでなく個人も成長し続ける必要があります。

よって、企業は変化のスピードに適応できる柔軟で向上心のある人材を求めています。

自ら成長意欲を持ち、日々の業務を通じてスキルアップや新しい知識の習得を目指す姿勢は、企業側の求める人物像と一致しやすいです。

この軸を持つことで、単に与えられた業務だけを淡々とこなすのではなく、常に自分を高めるための努力を惜しまない姿勢が評価されます。

また、IT業界では新しい技術やプログラミング言語、ツールが次々と登場するため、現状に満足せず、常に自己研鑽を続けることが求められます。

業務を通じて成長したいという軸を持つ人は、環境の変化に対応する力や課題に直面した際の問題解決能力が高いと評価されることが多く、企業にとって非常に魅力的な人材と判断されるでしょう。

この軸を明確に持ち、面接やエントリーシートでアピールすることで、企業に対して自分が常に成長し続ける存在であることを強く示し、選考を有利に進められます。

グローバルな活躍がしたい

グローバルな活躍がしたいという軸も、IT業界で高く評価されるものの1つです。

IT業界は世界中で利用される技術やサービスを提供しており、国内だけでなく海外市場への進出を狙う企業も多く存在します。

特に多国籍チームとのプロジェクトや海外拠点との連携が必要な企業において、国際的な視野や異文化への適応力が求められます。

そのため、グローバルで活躍を目指すという軸を持っていることは、企業にとって非常に魅力的です。

英語力や多言語のスキルを持っている場合はもちろん「異文化理解や国際感覚を活かしたい」という強い意欲を示すことで、企業の求めるグローバル人材としての評価が高まります。

さらに、IT業界ではグローバル展開を視野に入れたサービス開発や海外市場向けのマーケティング戦略など、国際的なビジネスチャンスが多くあります。

こうした環境で自分の軸を発揮できる人材は、企業の海外展開を支える重要な存在として期待されるでしょう。

企業側としても、グローバルな視点を持ち、世界を舞台に活躍していく意志を持つ人材は、自社の成長に貢献できると感じるため、選考においても評価が高くなるのです。

新規サービスを開発したい

新規サービスを開発したいという軸は、IT業界の革新性と一致するため、非常に評価されやすいです。

IT業界は常に新しいサービスや技術を生み出すことで発展しており、企業もまた次々と新しい価値を創造することに注力しています。

そのため、サービス開発や新しいアイデアの提案に積極的な姿勢を持つ人材は企業にとって欠かせない存在です。

この軸を持つことで、単に既存の業務をこなすだけでなく、新たな価値を生み出すことに挑戦する意欲をアピールでき、選考での評価も高まります。

新規サービスの開発においては、ユーザー視点でのアイデア発想や技術的な知識、そして市場のニーズを的確に捉える力が求められます。

このようなスキルを持ち、新しいことに挑戦したいという軸を持っていると、企業の成長に直結する貴重な人材として判断されるでしょう。

また、この軸を持つ人は既存の枠にとらわれず、自由な発想で物事を考える柔軟性があるため、イノベーションを生み出す原動力ともなり得ます。

「自分のアイデアを具現化し、企業とともに成長したい」という姿勢を明確にすることで、IT業界の中で一歩先を行く存在として認められることでしょう。

【IT業界の就活の軸】IT業界で評価される就活の軸例文3選

IT業界における就職活動では、自分の軸を明確にすることが非常に重要です

さまざまなキャリアの選択肢があるIT業界においては、自分の強みや価値観を反映した就活の軸をもつことで、企業との相性や求められるスキルが見えてきます。

ここからは、IT業界で評価されやすい就活の軸の具体的な例文をご紹介します。

業務を通じて成長したい

私の就職活動の軸は、常に最新の技術を学びながら、自己成長を追求することです。
高校時代に初めてプログラミングに触れ、その可能性に魅了されました。
大学に進学後は、より専門的な知識を身につけるために、幅広いプログラミング言語やアルゴリズムを学んできました。
プログラミングは単なる手段ではなく、変化し続ける奥深い分野であり、学びを重ねるごとに新たな発見があります。
将来的には、技術を駆使して社会に貢献できるようなプロフェッショナルになりたいと考えています。
貴社は最新の技術や設備を積極的に導入し、社員のスキルアップを支援する研修や勉強会が充実していると伺っており、私の成長に最適な環境だと感じました。
これまでに培ったプログラミングスキルを活かしつつ、貴社での研鑽を通じてさらに技術力を高め、貴社の発展に貢献したいと考えています。

グローバルな活躍がしたい

私の就職活動の軸は、グローバルな活躍ができる環境で自身のスキルを伸ばし、世界中の人々に貢献することです。
IT業界は技術革新が急速に進む一方で、国境を越えて多様な価値観やニーズに対応することが求められています。
私は、多文化の環境でのコミュニケーション能力や異なる視点を受け入れる柔軟性を活かし、グローバルなプロジェクトに携わりたいと考えています。
また、世界各国の技術者と連携しながら新たなソリューションを生み出すことで、より広い視野をもってグローバルな課題解決に貢献したいとも思うようになりました。
とくに海外拠点をもつ貴社において、多国籍のチームでのプロジェクトに参画し、英語を活用しながら業務を遂行することで、国際的なキャリアを築いていきたいです。

新規サービスの開発に携わりたい

就職活動において私が軸として考えているのは、新規サービスの開発に携わることです。
とくにアイデアを形にし、それによって社会に新たな価値を提供する過程に強い魅力を感じています。
これまでの学生時代には、プログラミングやプロジェクトの立ち上げを通じて新しいものを生み出す楽しさと、それを利用する人々からのフィードバックを得る喜びを経験しました。
これにより、常に市場のニーズを把握し、変化に柔軟に対応する力を身につけてきました。
今後は、より大規模なプロジェクトやチームでの開発を通じて、自分のスキルを向上させつつ、社会に貢献できるサービスの創出に挑戦したいと考えています。
ユーザー視点を重視し、革新的なアイデアを実現する企業で、自分の経験や知識を活かして成長していきたいです。

志望動機との一貫性を意識する

IT業界を目指す上での就活の軸を考える際に限ったことではありませんが、志望動機との一貫性を意識することが非常に重要です。
志望動機とは、自分が「なぜその業界や企業で働きたいのか」といったことを明確にするものであり、それがしっかりと就活の軸と一致していることが求められます。
たとえば、志望動機で「最先端の技術に関わって社会を変革したい」と述べている場合、その軸として「技術革新に積極的な企業」を重視しているのが自然です。
一方で、志望動機と就活の軸が矛盾していると、企業側から志望度の低さを疑われてしまうことにもなりかねません。
そのため、自分の目指すキャリアや価値観を再確認し、志望動機と一貫性のある就活の軸を設定することが、IT業界での就活を成功させるコツといえるでしょう。

【IT業界の就活の軸】IT業界で評価される軸を作る際の注意点

ここまでは、IT業界を志望するうえで就活の軸を決める意義やその方法について述べてきましたが、ここからは決めるにあたっての注意点を2つほど紹介します。

上述した通り、就活の軸は企業を選ぶときだけでなく、志望動機にも直結するため、その後の採用フローにおいても共通して役立てられるものです。

つまり、あなたの就職活動のほぼすべてを決定づけるといっても過言ではないため、以下で紹介する注意点を守って慎重に考えましょう。

軸に具体性を持たせる

業界内の大抵の企業にあてはまってしまうような軸では、満足のいく就職活動をするのは難しいでしょう。

就職活動において、自身の気持ちが曖昧なまま採用フローに進むのは非常に危険です。

少しでも自分の理想と近い企業と出会い、その企業への志望度の高さをアピールするためには、なるべく具体的な軸が必要となります。

採用フロー全体を通して役立つ就活の軸を決めるためには、自身のこれまでの経験などを踏まえて、従事したい業務や扱ってみたい技術などを少しでも限定して述べましょう。

そうすれば、ESや面接で話す内容にも説得力が生じますし、入社後のミスマッチも起こりづらくなるはずです。

業界研究を念入りに行い、自分に合った職種を軸に据えて就職活動を進めましょう。

待遇面の軸をアピールしない

一度社会に出ると、基本的には何十年もの期間を仕事についやすことになります。

そのモチベーションを保つうえで、収入や職場環境は非常に大切な要素です。

しかし、採用されるために必要なのは、企業が求める人材に自分がマッチしているか否かであり、それは志望動機や自己PRをもとに判断されます。

就活の軸は志望動機のもととなるため、その中で語るべき内容は業務に従事することで活躍したいという想いです。

年収や福利厚生などの待遇面を中心とした内容の軸にすると、企業での業務における活躍よりも、自分の欲求しか考えていないと捉えられてしまう危険性もあります。

下手に評価を下げないためにも、基本的には業務に関わる内容に仕上げることを心がけましょう。

利己的な軸は控える

就活の軸が利己的なものだと評価が大きく下がってしまいます。

利己的な軸とは、例えば「自分のスキルを伸ばしたい」「高収入を得たい」といった、自分の利益や成長だけを重視するものです。

もちろん、自己成長や報酬は仕事を選ぶ上で大切な要素ですが、企業が求めるのはそれ以上に「自社にどのような貢献ができるか」という視点です。

利己的な軸はどちらかというと「本音の軸」と呼ばれるものであり、企業に対して示す「建前の軸」がそのようなものであってはなりません。

「自分本位であり、チームワークがなく、会社の成長への貢献に対する意欲があまりない人材である」と思われてしまうと、採用される可能性が大幅に下がってしまうことでしょう。

自分の目標と企業の利益が一致する軸を示すことを推奨します。

【IT業界の就活の軸】ITベンチャーでアピールできる就活の軸

IT業界は比較的若い業界であることから、新進気鋭のベンチャー企業も多く存在します。

そこで、ITベンチャー企業を志望する際におすすめできる就活の軸を紹介します。

ITベンチャーは、とくに最新のIT技術を用いた新規事業が展開されている企業が多いです。

そのため「自己成長」や「やりがい」という言葉を盛り込んだ軸に仕上げれば、会社の雰囲気に適した人材と評価してもらえるでしょう。

また、ベンチャー企業では自身の成長だけでなく、会社も一緒に育てていく意識が求められます。

大企業と比べると若いうちからさまざまな業務に従事できるチャンスが豊富にある環境であると思うので、入社後はいろいろな職種にチャレンジし、会社に大きく貢献したいという気持ちをアピールしましょう。

【IT業界の就活の軸】困ったら就活エージェントに相談しよう

ここまでIT企業を目指す人が就活の軸を定めるにあたって重要なポイントや、定めるメリットなどについて紹介してきました。

しかし、この記事を読んだだけで完璧な就活の軸を定められる人ばかりではないでしょう。

そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。

ジョブコミットではESの添削や面接対策だけでなく、就活の軸を定めるサポートなども行っているため、ぜひ気になる方は利用してみてください

完全無料で利用できるため、アルバイトをする余裕がない、忙しい就活生にもおすすめできるサービスです。

まとめ

この記事の中でも繰り返し述べましたが、就活の軸は会社を選ぶときに限らず、志望動機の内容に直結し、ES作成や面接対策に至るまで役立てることができます。

満足のいく就職を果たすためには、まず具体的な就活の軸を考えるところから始めましょう

ここまでで紹介した軸を考えるプロセスや具体的な例などを参考にして、自分なりの考えをまとめてみてください。

就活の軸さえうまく決めることができれば、その後の就職活動もうまくいくはずです。

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