・IT業界で評価される就活の軸の作り方
・IT業界におすすめの就活の軸45選
・IT業界で避けるべき就活の軸の特徴
・IT業界志望の人
・就活の軸が決まっていない人
・IT業界におすすめの就活の軸を知りたい人
はじめに
IT業界を志望する大学生は、ここ数年で急激に増加しています。
将来性があること、自由な働き方ができること、給与水準が高いことなど志望理由はさまざまでしょう。
情報系の学部に進んだ人に限らず、近年は文系の学生が採用されるケースが増えていることも、人気を後押ししています。
しかしいざ調べてみると、会社の数があまりにも多く、自分に合った企業を見つけるのは至難の業です。
今回、この記事ではIT業界を志望する学生が持つべき就活の軸45選とその考え方や注意点を紹介していきます。
【IT業界の就活の軸】就活の軸とは
就職活動をするうえで“軸”を明確にすることは、どんな業界を目指すにあたっても役立ちます。
そもそも就活の軸とは何なのかというと、数ある企業の中から自分に合う環境を探すための判断基準です。
そして、会社に勤める理由・従事したい仕事の内容・自身の将来像など、入社後の自分を具体的にイメージし、それらを軸として企業を探すのが就職活動です。
つまり軸を明確に定めることで、自ずと自分に合った企業を見つけることができます。
企業側も面接などで就活生に就職活動の軸を聞くことで、その人が企業にマッチしている人物か否かを判断することがあります。
そこに一貫性がなければ、“数撃てば当たる”精神で企業を選んでいると誤解されかねないので注意が必要です。
【IT業界の就活の軸】就活の軸が聞かれる理由
就活において企業が就活の軸を聞いてくる理由には様々なものがありますが、どのような企業にも当てはまる可能性が高い理由には以下の3つが挙げられます。
以下の3点を踏まえた上で、相手が知りたいと思っている情報を提供できるような回答を用意しておきましょう。
学生の価値観を知るため
多くの企業は、就活の軸を聞くことを通じて、学生の価値観を知りたいと考えています。
就活の軸は就職活動において最も譲れない価値観や重視するポイントを指すものであるため、尋ねることで学生がどのような価値観を持っているのか確認できるからです。
学生がどのような基準で企業選びをしているのか理解することで、学生の人間性や仕事に対する考え方を確認できます。
価値観を理解すれば、学生が企業に合っているか、将来的に成長するかどうかを見極める要素ともなるため、価値観を確認しようとしているのです。
企業とのマッチ度を見るため
企業とどの程度マッチしているかを確認するためというのも、就活の軸を聞く理由の1つです。
学生が掲げている就活の軸が企業の理念や業務内容、職場の雰囲気と一致しているかは重要な要素です。
例えば、チームワークを重視している企業に対して「協力して取り組むこと」を就活の軸としてアピールしてきた場合、まさしくフィットした人物であると判断できます。
一方、いくら能力が高い人物だったとしても、企業とマッチしていない場合は最大限の能力を発揮できないだけでなく、早期離職につながってしまう可能性もあります。
企業は自社にマッチしている、そして長く働いてくれる人材を採用したいと考えているため、マッチ度は非常に重要なのです。
志望度を確認するため
「どの程度企業に入りたいと考えているかを知るため」というのも就活の軸を聞く理由の1つです。
学生が重視しているポイントと企業の特徴が合致している場合、しっかりとリサーチを行った上で就活に臨んでいる、つまり自社に対するモチベーションが高いと判断できます。
例えば、社会貢献を重視している企業に対して、社会貢献をするという就活の軸を述べてくる就活生は、しっかりと調べた上で応募している可能性が高いです。
志望度の高さは入社後のパフォーマンスや社内での成長に直結するものであるため、非常に重視されているのです。
業界・企業研究が出来ているかの確認
「応募者がどれだけ業界や企業の研究をしているかを確認したい」という意図も存在します。
就活の軸が明確に定まっているということは、単に自己分析を行っただけでなく、その軸に合致する企業や業界の特徴を深く理解し、自分が求めるものと企業が提供するものが一致しているか判断できる能力があるということです。
特に、IT業界においては、企業ごとに求めるスキルや人物像が異なる場合があるため、適切な軸を持つことが非常に重要です。
例えば、技術力を重視する企業とチームワークやコミュニケーション能力を重視する企業では、求められる人物像が異なります。
軸を持つことにより、自分が応募する企業が本当に自分に合っているのかを見極めることができますし、採用担当者はその軸を通じて応募者がどれだけ自社のことを理解しているか、そして業界の特性を把握しているかを見定められます。
また、軸を通じて、応募者がどのような価値観や目標を持っているのかが明確になるため、企業の求める人物像との一致を判断する手がかりにもなるでしょう。
【IT業界の就活の軸】就活の軸を持っておくメリット
どんな業界を目指す場合でも重要となる就活の軸ですが、当然IT業界を目指すうえでも非常に役立ちます。
重要である主な理由としては、「志望するIT業界を絞り込むことができる」こと、そして「志望動機に活かすことができる」ことの2点が挙げられます。
企業を選ぶ段階ではもちろんのこと、ESの作成や面接対策にも活用できるので、就活の軸は時間をかけて慎重に考えましょう。
以下、それぞれの詳細について詳しく解説していきます。
志望するIT業界を絞り込むことができる
一口にIT業界といっても、従事する領域や職種は多種多様です。
多くの人はIT業界といえば、プログラマーやシステムエンジニアといった開発職をイメージするかもしれませんが、それはあくまで一つの要素にすぎません。
たとえば、IT商品を顧客に提案・販売する営業職、情報技術を用いて顧客の課題を解決に導くコンサルタント職、開発職が従事するプロジェクトを管理するマネジメント職など、ITに関わる職種は数多く存在します。
漠然とIT業界を目指すことだけ考えていては、いざ採用が本格化してから途方に暮れてしまうでしょう。
自分が大事にしたい要素を整理し、それを軸として就職活動を進めることで、自分の理想に近い企業を見つけることができるのです。
志望動機に活かすことができる
上述した通り、就活の軸とは自分に合う企業を探すための判断基準です。
つまり、就活の軸をもとにあなたが志望した企業には、あなたの理想に沿う要素が何かしらあるはずなのです。
その“あなたの理想に沿う要素”がそのまま志望動機として活用できるので、ES作成や面接対策にも役立てることができます。
そのため、より本心に寄り添った志望動機を練り上げるためには、就活の軸はなるべく具体的であることが望ましいでしょう。
就活の軸と志望動機に具体性と一貫性があればあるほど、企業に対してこちらの志望度の高さをアピールすることができるため、高い評価につながります。
理想の就職を果たすためにも、就活の軸を明確に定めて、志望動機を説得力のある内容に仕上げましょう。
志望度の高さをアピールできる
就活の軸を明確に持つことで自分の価値観や仕事に対する考え方を整理でき、企業が求める人材像と自分自身がマッチしている理由を具体的に説明できるようになります。
また、就活の軸が明確であることで、自身の価値観やビジョンを理解している印象を与えることができます。
企業は自社で長く働き、活躍できる人材を求めているため、自分が何を求めて企業を選んでいるのかを言語化する能力は、信頼を得る上で重要です。
また、自分の価値観を明確に持っている人は仕事に対するモチベーションも高いと評価される傾向があります。
そのため、面接官に「この人は本当にうちに入りたいんだな」と感じさせることができるのです。
将来のビジョンを持つことができる
就活の軸を定めることで自分の将来のビジョンが具体化するのもメリットです。
軸を持つことで、自分がどのようなキャリアを目指し、どのような働き方を大切にしたいのかが明確になるため、迷いの少ない進路選択が可能になります。
軸に沿った業界や職種を絞り込むことで、自分がどのようなスキルを身につけるべきかも見えてきます。
また、自分の目指す未来像を企業に伝えられるようになるのもメリットです。
就活の軸が具体的であればあるほど、それに関連する自分の経験や考えを面接で語ることができ、説得力が増します。
「私はこういう理由でこの会社を選び、このような形で将来的に貢献したい」という話をすることで、面接官に自分が企業の中でどのように成長していくかをイメージさせることが可能です。
【IT業界の就活の軸】IT業界向けの就活の軸の方向性
IT業界を目指す人向けに、どのような方向性の就活の軸を考えれば良いのかについて紹介します。
もちろん以下の例はあくまで参考であり、他の就活の軸でも良い印象を与えられる可能性はあります。
しかし、何も思いつかない場合や今自分が考えている就活の軸にしっくり来ていない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
新規開発に携わりたい
IT業界は技術革新が日々進む中で、新規事業の立ち上げが重要なテーマとなっています。
この方向性を就活の軸とする場合、まず企業がどのような新規プロジェクトを手掛けているのかを調べることが重要です。
特にスタートアップ企業やイノベーションを重視する大手企業では、個人の意見を取り入れる機会が多くあります。
そういった環境では新規開発に挑戦する姿勢をアピールすることが求められます。
過去に参加したプロジェクトや大学での研究活動を通じて新しいアイデアを試した経験があれば、それを具体的に述べると良いでしょう。
新しいスキルを身につけたい
IT業界は技術の進歩が早いため、常に新しいスキルを求められる環境です。
「新しいスキルを習得し続けたい」という方向性を就活の軸にするのは非常に適しています。
企業が提供する研修プログラムやプロジェクトを通じて学べる環境に注目し、自分の成長につながる企業を選ぶことが重要です。
特にプログラミング言語やクラウド技術、AI関連の技術など、これからの時代に必要とされるスキルを学びたい場合、企業選びでは具体的な技術支援の体制や、社員のキャリア開発を支援する文化が整った企業を選ぶと良いです。
過去に学んだスキルを活かして取り組んだ経験や、その経験がどのように今後の成長につながるかを語ると説得力が増します。
グローバルな環境で働きたい
IT業界は国境を超えた事業展開が多く、グローバルな環境で活躍する機会が豊富です。
この方向性を就活の軸にする場合、まず企業がどのような国際プロジェクトを抱えているかや、どの国と取引が多いかを調査しましょう。
グローバル環境で働くには、英語力や異文化への適応力が求められます。
これらのスキルを持つことをアピールすることで、採用担当者にその適性を感じてもらえるでしょう。
また、過去に海外留学や、異文化交流プロジェクトに参加した経験があれば、それを具体的に述べることで軸の強さを裏付けられます。
グローバルに展開する企業では現地の文化を理解しながらプロジェクトを進める柔軟性や調整力が重視されるため、これらの能力をアピールポイントとして加えるとなお良いです。
最新技術を使って仕事がしたい
IT業界では最新技術の活用がビジネスの成否を左右します。
したがって「最新技術を駆使して仕事を進めたい」という軸を持つことは非常に自然で、業界の特性に合致しています。
まず企業が採用している技術や、どのような分野で新しい技術を実践しているのかを調査しましょう。
その情報をもとに、具体的にどの技術に関心があるのかを伝えることが重要です。
AIやIoT、ブロックチェーンといった注目の分野での経験や興味を述べることで、採用担当者に対して熱意を示せます。
さらに、自分が学んだ技術をどのように応用して企業に貢献できるかを説明すると、説得力が増すでしょう。
【IT業界の就活の軸】就活の軸の作り方
続いて、就活の軸を作成する際の重要なポイントを3つ紹介します。
以下の3つにしっかりと取り組めば、多くの方が就活の軸をさらに明確なものにできるはずです。
就活の軸を定めることで就活がよりスムーズに進むため、多少時間をかけてでも、しっかりとした就活の軸を作成しましょう。
自己分析を深める
就活において必須といえる自己分析は、就活の軸を定めるにあたっても非常に重要です。
自己分析を通じて自分の興味関心や強み、弱みを把握できれば、どのような業界や職種に合っているのかが明確になります。
自分がどのような活動に情熱を持ち、どのような環境でパフォーマンスを発揮できるかは、企業選びにおいて非常に重要です。
過去の経験や成功体験、失敗体験について振り返ってみることで、自分が仕事だけでなく、人として何を重要としているのかを明確にできます。
そのポイントを元に就活の軸を定めることで、あなたに合っている企業を探し出せる可能性は一気に高まるのです。
IT業界の分析を行う
IT業界での就職活動において、自身にあった就活の軸を見つけるためには、まず業界分析を行うことが必要不可欠です。
この業界ならではのビジネスモデルや企業ごとの特徴、求められる人物像を深く理解することで、自己分析の結果と照らし合わせた具体的な軸を設定することができるからです。
たとえば、技術革新を重視する企業では、挑戦心や学習意欲が求められます。
また、顧客対応を重視する企業では、コミュニケーション能力や柔軟性が評価されるでしょう。
このように、業界分析を通じて企業ごとの価値観や求めるスキルを把握しておけば、自分の強みや価値観にマッチする企業や職種を見極めるために役立ちます。
その結果、自信をもって自己PRや志望動機を伝えられるようになるでしょう。
企業に求めるものを分析する
企業が求めるものを分析することも重要ですが、企業に自分が求めることを分析することも非常に重要です。
あなたが働くにあたって、給料なのか福利厚生なのか、社風なのか勤務地なのか仕事の内容なのか、何を重要にしているのかは明確にしなければなりません。
もちろん、全てが理想通りの企業に入れれば文句はなしですが、全ての条件に完全に当てはまる企業を見つけることは難しいです。
そこで、自分の中で優先順位を決めて、どれが最も譲れないポイントなのかを明確にしておきましょう。
これによりミスマッチを防ぎ、自分にとって最適な職場を見つけられる可能性が高まります。
また、企業のビジョンやミッション、価値観が自分の価値観と一致しているかも重要なポイントです。
企業に求めているものを明確にすることで、選考の過程で自分の希望をしっかりと伝えることができ、相手に対して自分の適性をアピールできるようになります。
将来のビジョンを考える
将来のビジョンを考えることも、就活の軸を定める上では非常に重要なことです。
自分が将来どのように成長していきたいか、どのようなスキルを身につけたいかをイメージすることで、就活の軸を具体化することができます。
5年後、10年後に自分がどのようなポジションで働いていたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのか考えることは非常に重要です。
将来のビジョンを明確にすることで、求められるスキルや経験を積むために何をしなければならないかが定まりやすくなります。
これにより、入社後のミスマッチを防ぐことができ、自分のキャリアを計画的に進められます。
また、将来のビジョンを持てば企業選びの際に自分が成長しやすい環境を選ぶこともでき、長期的なキャリア形成にも役立ちます。
【IT業界の就活の軸】IT業界で評価される就活の軸を考えるポイント
ここまで就活の軸の意義について述べてきましたが、いよいよ内容を考える方法について紹介します。
具体的なプロセスとしては、まず「IT業界について知る」、続いて「なぜIT業界を志望するのかを考える」、最後に「IT業界に就職して何をしたいのかを考える」といった3段階を経て完成させるのがおすすめです。
上述した通り、ESや面接の準備をするうえでも活きてくる内容となります。
以下、それぞれの詳細について具体的に解説していきます。
IT業界について知る
すでに述べている通り、IT業界といっても幅広い職種があります。
自分がどの領域に進みたいのかを考える以前に、そもそもどんな職業があって、それぞれどんな特徴があるのかを理解しないことには、自分の考えをまとめることはできないはずです。
業界を知る方法は、インターネット上の業界解説の記事を読み込む、業界団体のホームページを見る、業界本を買って読む、新聞やニュースを見る、合同説明会や業界研究セミナーに参加する、OB・OG訪問をするなど、家にいながらできることだけでもさまざまな方法があります。
上述した通り、就活の軸は具体的であるほど志望動機に活かしやすく、採用担当者からの評価も良くなるため、情報収集は抜かりなく行いましょう。
以下の記事では、IT業界の特徴や業務内容について分析された内容が記載されているので、ぜひ参考にしてください。
なぜIT業界を志望するのかを考える
業界に関する知識が身に付いたら、続いてはIT業界を志望する理由を考えましょう。
身に付けた知識に加えて、これまでの自身の経験や性格などを踏まえて、IT業界を志望するに至った理由を言語化します。
もしこの段階で志望する具体的な理由が見つからない場合は、もしかしたらIT業界を志望するべきではなく、ほかに向いている業界がある可能性もあります。
重要なのは“IT業界でいいと思った理由”ではなく、“IT業界でなければならない理由”を考えることです。
採用担当に「この人はIT業界にこだわる必要がないのではないか」と思われてしまったら、適性がないため不採用となる可能性が高まってしまいます。
あなたの強い想いが企業に伝わるような志望動機を考えましょう。
IT業界に就職して何をしたいのかを考える
IT業界でなければならない理由が定まったら、いよいよ従事したい仕事内容について具体的に考えていきましょう。
一般的に学生は、正社員として企業に勤めた経験がないため、入社後に何がやりたいのかを伝えることで、活躍できる可能性が高い人材であることをアピールする必要があります。
やってみたい業務やそれによって成し遂げたいこと、なりたい人物像など、具体的に決まっていればそれだけ志望度の高さのアピールにもつながります。
企業の多くは求めている人物像を具体的に持っており、募集要項にその内容が記載されているはずなので、これまでの3ステップで軸が決まったら、それと募集要項を見比べて自分に合った企業を探してみてください。
IT業界に勤めた10年後を想像する
10年後の自分を具体的に想像することもおすすめです。
10年後の自分のキャリアや生活を具体的に描くことで、自分がどのような職場環境で働きたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかが見えてきます。
AI技術を用いた社会貢献を目指しているならばその方向性をサポートできる企業を探すべきですし、プロジェクトリーダーとしてチームを率いる自分を想像しているならば、比較的、小規模の企業が選択肢として有力です。
10年後を想像する際は、漠然とした成功像を思い浮かべるだけでなく、どのような具体的な業務をしているのかや、どのようなスキルを駆使しているのかを意識することが重要です。
自分にとって必要なスキルや経験が明確になり、それが企業選びや就活の軸に反映されるでしょう。
【IT業界の就活の軸】IT業界で評価されやすい軸55選
先ほど、IT業界向けの就活の軸の方向性を4つ紹介しましたが、いざ自分に合った就活の軸を考えるとなると難しく感じる方も多いでしょう。
そこで、IT業界で評価されやすいおすすめの就活の軸を55選紹介します。
ジャンル別に就活の軸を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
やりたいことで選ぶ場合 23選
やりたいことで選ぶ場合は以下のような軸を掲げると良いでしょう。
自分がなぜその取り組みをしたいのか、その取り組みをすることで自分や企業にどのようなメリットがあるのかについて詳しく言及すると、良い印象を与えられます。
・自分の貢献や成果が直接的に社会や世界に影響を与える仕事をしたい
・大学の研究を活かして仕事がしたい
・IT技術で人の生活を便利にしたい
・ユーザーインターフェース(UI)設計をしたい
・セキュリティ対策に関わりたい
・データ分析と戦略策定に興味がある
・アプリ/ゲーム開発に関わりたい
・クラウドコンピューティングに携わりたい
・ブロックチェーン技術に興味がある
・インフラの構築、運用を行いたい
・ソフトウェアテストに興味がある
・Web開発に携わりたい
・データベース設計と管理に関心がある
・組込みシステム開発に興味がある
・VR/AR技術を関わる仕事をしたい
・グラフィックデザインとコーディングに関わりたい
・プロジェクトマネジメントに関心がある
・自動化と効率化に興味がある
・IoTデバイスの開発に関わりたい
・ネットワーク管理と最適化に興味がある
・ヘルステック/フィンテックに関心がある
・SaaSプラットフォームの開発に興味がある
・新しいシステムの開発に興味がある
働く環境で選ぶ場合 20選
働く環境で選ぶ場合は以下のような就活の軸を述べるという印象を与えられることでしょう。
しかし、環境を軸にする場合は、言い方に気をつけないと「より良い環境の企業を見つけた場合、すぐに転職してしまうのでは?」と思われてしまう可能性があります。
「その企業ならではの環境」に言及することを心がけましょう。
・柔軟性がある勤務時間やリモートワークに対応している
・ワークライフバランスを重視したい
・オフィスの雰囲気や社風が自分に合うかを重視したい
・研修制度が充実している場所で働きたい
・キャリアプランや成長支援制度が整っている企業で働きたい
・設備が整っており、快適に仕事ができる環境で働きたい
・ワークプレイスの多様性や包括性がある企業で働きたい
・従業員の声がしっかりと反映されるフィードバック文化がある
・グローバルな環境で活躍できる
・新しいスキルの取得を支援する体制が整っている
・革新的な制度や技術の導入に積極的である
・大規模な組織で多くの社員のフォローを受けられる
・小規模な組織で責任の大きい仕事を早期に任される
・個人が高い自由度とそれに対する責任を担う
・専門的な知識・ノウハウが必要となる
・早いうちから規模の大きい業務を任され成長できる
・経営が安定した環境で働きたい
・新規事業の多い環境で働きたい
・直接消費者の声を聴くことができる。(B to C)
・法人対しての大規模なビジネスに携わりたい(B to B)
自分の適性で選ぶ場合 12選
自分の適性で選ぶ就活の軸として以下の例を参考にしましょう。
自身の強みであると感じる能力と、それを活かしてどのようにIT業界で活躍していきたいのかを深く考え、以下のような就活の軸にあてはめていくことがおすすめです。
・コミュニケーション能力を活かして働きたい
・分析力やクリティカルシンキングを活かして働きたい
・リーダーシップ能力やマネジメントスキルを活かして働きたい
・クリエイティブな思考やアイデア発想力を活かして働きたい
・自分の専門分野を活かして働きたい
・自分の技術スキルや経験を活かして新しいプロジェクトに参加したい
・クリエイティブなデザイン能力やUI/UXスキルを活かして働きたい
・分析能力やデータ処理スキルを活かして、企業の意思決定を支援したい
・プロジェクト管理能力やスケジュール管理スキルを活かして、効率的なプロジェクトの推進に貢献したい
・自分のコーチング能力や教育経験を活かして、新入社員やチームメンバーの成長を支援したい
・専門知識や研究経験を活かして、イノベーションプロジェクトに貢献したい
・課題解決能力を活かして、ITで社会問題を解決するプロダクト開発に貢献したい
【IT業界の就活の軸】IT業界で評価される就活の軸例文3選
IT業界における就職活動では、自分の軸を明確にすることが非常に重要です。
さまざまなキャリアの選択肢があるIT業界においては、自分の強みや価値観を反映した就活の軸をもつことで、企業との相性や求められるスキルが見えてきます。
ここからは、IT業界で評価されやすい就活の軸の具体的な例文をご紹介します。
業務を通じて成長したい
高校時代に初めてプログラミングに触れ、その可能性に魅了されました。
大学に進学後は、より専門的な知識を身につけるために、幅広いプログラミング言語やアルゴリズムを学んできました。
プログラミングは単なる手段ではなく、変化し続ける奥深い分野であり、学びを重ねるごとに新たな発見があります。
将来的には、技術を駆使して社会に貢献できるようなプロフェッショナルになりたいと考えています。
貴社は最新の技術や設備を積極的に導入し、社員のスキルアップを支援する研修や勉強会が充実していると伺っており、私の成長に最適な環境だと感じました。
これまでに培ったプログラミングスキルを活かしつつ、貴社での研鑽を通じてさらに技術力を高め、貴社の発展に貢献したいと考えています。
グローバルな活躍がしたい
IT業界は技術革新が急速に進む一方で、国境を越えて多様な価値観やニーズに対応することが求められています。
私は、多文化の環境でのコミュニケーション能力や異なる視点を受け入れる柔軟性を活かし、グローバルなプロジェクトに携わりたいと考えています。
また、世界各国の技術者と連携しながら新たなソリューションを生み出すことで、より広い視野をもってグローバルな課題解決に貢献したいとも思うようになりました。
とくに海外拠点をもつ貴社において、多国籍のチームでのプロジェクトに参画し、英語を活用しながら業務を遂行することで、国際的なキャリアを築いていきたいです。
新規サービスの開発に携わりたい
とくにアイデアを形にし、それによって社会に新たな価値を提供する過程に強い魅力を感じています。
これまでの学生時代には、プログラミングやプロジェクトの立ち上げを通じて新しいものを生み出す楽しさと、それを利用する人々からのフィードバックを得る喜びを経験しました。
これにより、常に市場のニーズを把握し、変化に柔軟に対応する力を身につけてきました。
今後は、より大規模なプロジェクトやチームでの開発を通じて、自分のスキルを向上させつつ、社会に貢献できるサービスの創出に挑戦したいと考えています。
ユーザー視点を重視し、革新的なアイデアを実現する企業で、自分の経験や知識を活かして成長していきたいです。
【IT業界の就活の軸】IT業界で評価される軸を作る際の注意点
ここまでは、IT業界を志望するうえで就活の軸を決める意義やその方法について述べてきましたが、ここからは決めるにあたっての注意点を2つほど紹介します。
上述した通り、就活の軸は企業を選ぶときだけでなく、志望動機にも直結するため、その後の採用フローにおいても共通して役立てられるものです。
つまり、あなたの就職活動のほぼすべてを決定づけるといっても過言ではないため、以下で紹介する注意点を守って慎重に考えましょう。
志望企業に合わせすぎない
企業の求める人物像に合わせることばかりを意識し、自分の考えや価値観を反映しない軸を設定してしまうと、面接の際に説得力のある説明が難しいです。
軸が薄っぺらく見える原因として、自分の経験や信念に基づいていない点が挙げられます。
志望企業が「挑戦を重視する社風」をアピールしていると仮定してみましょう。
自分がそれを意識して「挑戦心が就活の軸です」と答えたとしても、自分の経験や価値観と一致していなければ、深堀りされた質問に答えられなくなる可能性があります。
そして、企業側に「本当に挑戦心があるのだろうか」「適当なことを言っていないか?」と疑念を抱かれるリスクが高まるのです。
また、企業に合わせすぎることで納得できる就職につながりにくく、入社後のミスマッチや早期離職の原因にもなり得ます。
世の中には無数の企業があります。
企業の求める人物像に無理やり寄せるのではなく、自分の軸に合う企業を中心に選びましょう。
軸は複数考えておく
就活の軸を1つに絞ってしまうと、選考の場面でその軸にこだわりが強すぎる印象を与えてしまうかもしれません、
また、志望する企業や職種に合わせて軸を柔軟に活用する余地もなくなり、面接の際に相手企業が求める姿勢や考え方と乖離してしまう可能性もあるのです。
軸を複数持つことで、自分が様々な面から自分をアピールできるようになります。
「技術への興味」と「社会貢献の意識」「働きやすい環境の重視」という3つの軸を設定すると仮定すると、それぞれを補完的に組み合わせることで、志望理由や自己PRの幅を広げられます。
このように、多角的に自分を表現することで、企業側もあなたが多面的に考え、行動する人材であると感じるでしょう。
軸に具体性を持たせる
業界内の大抵の企業にあてはまってしまうような軸では、満足のいく就職活動をするのは難しいでしょう。
就職活動において、自身の気持ちが曖昧なまま採用フローに進むのは非常に危険です。
少しでも自分の理想と近い企業と出会い、その企業への志望度の高さをアピールするためには、なるべく具体的な軸が必要となります。
採用フロー全体を通して役立つ就活の軸を決めるためには、自身のこれまでの経験などを踏まえて、従事したい業務や扱ってみたい技術などを少しでも限定して述べましょう。
そうすれば、ESや面接で話す内容にも説得力が生じますし、入社後のミスマッチも起こりづらくなるはずです。
業界研究を念入りに行い、自分に合った職種を軸に据えて就職活動を進めましょう。
待遇面の軸をアピールしない
一度社会に出ると、基本的には何十年もの期間を仕事についやすことになります。
そのモチベーションを保つうえで、収入や職場環境は非常に大切な要素です。
しかし、採用されるために必要なのは、企業が求める人材に自分がマッチしているか否かであり、それは志望動機や自己PRをもとに判断されます。
就活の軸は志望動機のもととなるため、その中で語るべき内容は業務に従事することで活躍したいという想いです。
年収や福利厚生などの待遇面を中心とした内容の軸にすると、企業での業務における活躍よりも、自分の欲求しか考えていないと捉えられてしまう危険性もあります。
下手に評価を下げないためにも、基本的には業務に関わる内容に仕上げることを心がけましょう。
利己的な軸は控える
就活の軸が利己的なものだと評価が大きく下がってしまいます。
利己的な軸とは、例えば「自分のスキルを伸ばしたい」「高収入を得たい」といった、自分の利益や成長だけを重視するものです。
もちろん、自己成長や報酬は仕事を選ぶ上で大切な要素ですが、企業が求めるのはそれ以上に「自社にどのような貢献ができるか」という視点です。
利己的な軸はどちらかというと「本音の軸」と呼ばれるものであり、企業に対して示す「建前の軸」がそのようなものであってはなりません。
「自分本位であり、チームワークがなく、会社の成長への貢献に対する意欲があまりない人材である」と思われてしまうと、採用される可能性が大幅に下がってしまうことでしょう。
自分の目標と企業の利益が一致する軸を示すことを推奨します。
志望動機との一貫性を意識する
IT業界を目指す上での就活の軸を考える際に限ったことではありませんが、志望動機との一貫性を意識することが非常に重要です。
志望動機とは、自分が「なぜその業界や企業で働きたいのか」といったことを明確にするものであり、それがしっかりと就活の軸と一致していることが求められます。
たとえば、志望動機で「最先端の技術に関わって社会を変革したい」と述べている場合、その軸として「技術革新に積極的な企業」を重視しているのが自然です。
一方で、志望動機と就活の軸が矛盾していると、企業側から志望度の低さを疑われてしまうことにもなりかねません。
そのため、自分の目指すキャリアや価値観を再確認し、志望動機と一貫性のある就活の軸を設定することが、IT業界での就活を成功させるコツといえるでしょう。
【IT業界の就活の軸】ITベンチャーでアピールできる就活の軸
IT業界は比較的若い業界であることから、新進気鋭のベンチャー企業も多く存在します。
そこで、ITベンチャー企業を志望する際におすすめできる就活の軸を紹介します。
ITベンチャーは、とくに最新のIT技術を用いた新規事業が展開されている企業が多いです。
そのため「自己成長」や「やりがい」という言葉を盛り込んだ軸に仕上げれば、会社の雰囲気に適した人材と評価してもらえるでしょう。
また、ベンチャー企業では自身の成長だけでなく、会社も一緒に育てていく意識が求められます。
大企業と比べると若いうちからさまざまな業務に従事できるチャンスが豊富にある環境であると思うので、入社後はいろいろな職種にチャレンジし、会社に大きく貢献したいという気持ちをアピールしましょう。
【IT業界の就活の軸】困ったら就活エージェントに相談しよう
ここまでIT企業を目指す人が就活の軸を定めるにあたって重要なポイントや、定めるメリットなどについて紹介してきました。
しかし、この記事を読んだだけで完璧な就活の軸を定められる人ばかりではないでしょう。
そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。
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まとめ
この記事の中でも繰り返し述べましたが、就活の軸は会社を選ぶときに限らず、志望動機の内容に直結し、ES作成や面接対策に至るまで役立てることができます。
満足のいく就職を果たすためには、まず具体的な就活の軸を考えるところから始めましょう。
ここまでで紹介した軸を考えるプロセスや具体的な例などを参考にして、自分なりの考えをまとめてみてください。
就活の軸さえうまく決めることができれば、その後の就職活動もうまくいくはずです。