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・ダイエット経験をガクチカにする方法
・ダイエットを使ったガクチカの例文
・ガクチカ作成のコツ
・ガクチカを作成中の就活生
・ガクチカにダイエット経験を使いたい人
・健康管理に自信がある人
はじめに
ガクチカが思いつかず、このページにたどりついた就活生も多いことでしょう。
ガクチカは、エントリーシートや面接で絶対といっていいほど聞かれる定番の質問です。
しかし、そんな重要なガクチカが「ない」と悩んでいる就活生も少なくありません。
そのような場合、見方を変えてみれば必ずガクチカについて答えられるようになります。
今回は、ガクチカの悩みを抱えた就活生のために、ガクチカが絶対に書ける方法を解説していきます。
【ガクチカでダイエット】ガクチカにダイエットや健康管理は使える?
伝え方次第で、ダイエットや健康管理の経験はガクチカとして使うことができます。
企業がガクチカで知りたいのは、結果そのものよりも目標に対してどのように考え、計画し、行動したかや、困難にどう立ち向かい、乗り越えたかという過程です。
ダイエットは、目標設定、計画、実行、改善、継続といった、仕事にも通じる要素を多く含んでいます。
そのため、これらのプロセスとそこから得た学びを具体的に語ることができれば、面接官にあなたの強みを効果的に伝えることができます。
しかし、伝え方によっては自慢のようになってしまい、ガクチカとしてアピールすることができないため、注意が必要です。
【ガクチカでダイエット】ダイエットのガクチカでアピールできること
ダイエットをガクチカとして使うときにアピールできるポイントはいくつかあります。
単なる経験として話すのではなく、過程で培われたスキルを客観的に分析し、言語化することで、あなたのポテンシャルを効果的にアピールすることができます。
特に、目標達成意欲の高い人材を求めるベンチャー企業などでは、自律的に課題を設定し、粘り強く取り組める人材は高く評価される傾向にあります。
ダイエットのガクチカを通じて具体的にアピールできる能力について紹介していきます。
自己管理する能力
ダイエットを成功させる上で不可欠なのが、日々の食事制限や運動習慣の維持、そして様々な誘惑に打ち勝つ強い意志です。
これはまさに自己管理能力があることの証明になります。
毎日摂取カロリーを1000kcal以内に抑える、週に3回、2時間のトレーニングを必ず行うといった具体的な目標を設定し、それを達成するために自身の行動や欲求をコントロールした経験は、評価されるべき点です。
仕事においても、納期管理、タスクの優先順位付け、コンディション調整など、自己管理能力が求められる場面は多く存在します。
ダイエット経験を通じて、目標達成のために必要な行動を計画し、それを着実に実行できること、短期的な誘惑に負けずに長期的な目標を見据えられることを具体的に示すことができれば、あなたが信頼できる人物であることを印象付けられるはずです。
自己管理を徹底することで、体調管理にも繋がり、安定したパフォーマンスを発揮できる人材であるというアピールもすることができます。
課題解決能力
ダイエットの道のりは平坦なものではありません。
頑張っているのに体重が減らない停滞期や、避けられない外食の機会など、計画通りに進まない場面に必ず直面します。
こうした壁にぶつかった時、どのように状況を分析して問題を特定し、具体的な解決策を見つけ出して実行したのかの一連の過程こそが、課題解決能力を発揮した証拠となります。
停滞期に食事内容と運動メニューを記録・分析し、栄養バランスの偏りを発見して改善したことや、外食時には事前にメニューを調べ、ヘルシーな選択肢を選ぶようにしたといった具体的なエピソードを話すことで解決策を導き出せる能力を持っていることを示すことができます。
これは仕事において様々な問題や予期せぬトラブルに対応する上で、重要な能力と言えるでしょう。
継続力・忍耐力
ダイエットは、一夜にして結果が出るものではありません。数ヶ月、あるいは年単位での地道な努力の積み重ねが求められます。
日々の小さな努力をコツコツと続け、なかなか成果が見えない時期でも諦めずに目標に向かっていくダイエットで培われるのが継続力と忍耐力です。
目標体重を達成するまでの間、一度も欠かさずに続けたことや、成果が出ない時期もあったが、専門家のアドバイスを参考に粘り強く続けた結果、壁を乗り越えられたといった経験は、あなたの粘り強さと目標達成への執着心を示す強力なエピソードとなります。
仕事においても、すぐに成果が出ないプロジェクトや、地道な作業が求められる業務は多く存在します。
そうした場面でも、投げ出さずに最後までやり遂げられる人材であることは、企業にとって非常に魅力的な強みであるため、アピールすることができます。
【ガクチカでダイエット】そもそもガクチカとは
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略称であり、就活において重要な質問の一つです。
企業はこの質問を通じて、応募者の価値観や行動特性、課題解決能力を把握しようとしています。
そのため、単に頑張ったエピソードを述べるだけではなく、なぜそれに取り組んだのか、どのように努力したのかを具体的に伝えることが求められます。
ガクチカの題材としては、サークル活動やアルバイト、ゼミ、ボランティア活動、長期インターンシップなどが挙げられます。
【ガクチカでダイエット】なぜガクチカが必要なのか
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を略した就職活動用語です。
文字通り、学生時代に力を入れたことや頑張ったことをアピールするためのものです。
ガクチカは就活生の学生生活を通して、自分の持つ価値観や物事への取り組み方を表すことができます。
また、企業側は就活生のそれらのアピールが自社にどう貢献されるのかを判断しています。
似たような質問で自己PRもありますが、これは企業への貢献能力のみを判断するための質問です。
ガクチカは企業への貢献度に加え、能力を自分で引き出せるのかを判断しています。
つまりガクチカは、問題解決やスキルアップのためのモチベーションが備わっていることをアピールするために書くといえます。
【ガクチカでダイエット】ガクチカがないは勘違い?
ガクチカがないと焦っている就活生は、サークル活動や研究内容に関して、自信を持って答えられないと考えている方が多いと思います。
しかし、それは勘違いです。
ガクチカの内容は学生生活に限定されるわけではありません。
企業側は、就活生の問題解決能力とスキルアップ能力が業務にどう貢献されるのかを見ています。
アルバイトや学業、趣味など身近なところから探ると、必ずガクチカにたどりつくことができるはずです。
小さな経験と思い込んでいることが、ガクチカとして十分書ける内容であることも多いです。
その経験から得られたことや、自分が感じたことを思いのまま書き出してみてください。
必ずガクチカは見つかるので、まず自分の経験してきたことを振り返ってみましょう。
ガクチカは人より優れたものやすごい実績でなくて良い
ガクチカとは、人より優れていることや、印象に残る華やかな実績のことだけを指しているわけではありません。
もちろん結果も大事ですが、プロセスや取り組み方に重点が置かれていることが多いです。
例えば、アルバイトに関しても「売り上げをアップさせた」という事実より、どうやってアップさせたのかという過程が重要になります。
また、それらの経験から自分が何をどう感じたのか、今後にどう活かせるのかを具体的に考えることが大切です。
伝え方次第では、どんなエピソードでも仕事に対する価値観や姿勢、自分の人間性などを効果的に伝えられます。
ガクチカへの固定概念を取りはらって、自分自身の体験に自信を持ってエピソードを考えてみてください。
長期的なものでなくて良い
継続して取り組んできたことがガクチカだと無意識に思い込んでいる方も非常に多いですが、期間の長短はまったく関係ありません。
サークルやアルバイトなど長期の経験を積むことは、ガクチカのアピールポイントになります。
継続的な経験をアピールすることで、根気強さを印象付けることができます。
しかし長期的な活動をしていなくても、他の優れた点を探し出して書くことは可能です。
例えば、2日間のインターンシップに参加した経験があれば、ガクチカとして十分伝えることができるでしょう。
参加期間がたったの2日間しかないからこそ、参加する姿勢や得られた経験が印象的なエピソードとして活きることもあります。
逆に長期的な活動でも、何も考えずに取り組んでいれば、ガクチカとしてアピールできないということになります。
大きな困難を乗り越えた経験でなくても良い
「学生時代に頑張ったこと」と聞くと、つい大きな困難を乗り越えた経験を話さなければならないと考えてしまうことがあります。
しかし、企業が知りたいのは、「どれだけ苦労したか」ではなく、「どのような姿勢で物事に取り組んだか」です。
そのため、困難の有無を判断軸にするのではなく、努力の過程や工夫、成長した点を明確に伝えることが大切です。
例えば、サークル活動での役職経験や、アルバイトでの接客の工夫、学業での研究の継続なども立派なガクチカになります。
【ガクチカでダイエット】ガクチカの企業の評価ポイント
ガクチカを作成する上で気をつけなければならないポイントは、企業がどのような点を評価しているかについてです。
以下の3つはほとんどの企業が重視しているポイントであるため、理解しておきましょう。
どのような努力をしてきたのか
企業は学生時代に力を入れたことについて質問する際、まずどのような努力をしてきたのかについて重視しています。
企業は就活生が具体的にどのような努力をして目標を達成しようとしたか、そのプロセスを知りたがっているのです。
これまでの努力について確認し、就活生の問題解決能力、計画力、持続力などを評価しようとしています。
例えば、スポーツチームのキャプテンとしてチームを全国大会に導いた経験があれば、どのようなトレーニング方法を導入し、メンバーをどのようにやる気づけたのか、目標達成するために具体的にどのようなステップを踏んだのか詳しく説明することが重要です。
応募者の人柄・モチベーション
就活生の人柄やモチベーションを確認するためにも、ガクチカについて聞いていることが多いです。
就活生がどのような性格で、何に対して熱意を持ち、どのように行動するかを見極めるための重要なポイントです。
企業は職場でのチームワークやコミュニケーション能力を重視しているため、就活生が他者とどのように関わり、どのようにモチベーションを維持しているのかを知りたいと考えているのです。
例えば、ボランティア活動に積極的に参加し、リーダーとしてプロジェクトを成功させた経験がある場合、その活動を通じてどのような価値観を大切にし、どのような状況で最もモチベーションが上がったのかについて具体的に説明するようにしましょう。
求める人物像にマッチしているか
求める人物像にマッチしているかどうかも、企業は重視している可能性が高いです。
企業は自社の文化や価値観に合う人材を求めています。
したがって、就活生の過去の経験や価値観が企業の求める人物像とどれだけ一致しているかを重視しているのです。
例えば、想像力や革新性を重視する企業に応募する場合、過去に新しいアイデアを提案し、それを実行に移して成功させた経験を具体的に示すことで、自分が企業の求める人物像に合致していることをアピールできます。
また、チームワークを重視する企業においては、チームでの協力や共同作業の経験を強調するのも良いでしょう。
このように、求める人物像にマッチしていることを意識することが重要なのです。
【ガクチカでダイエット】ガクチカの見つけ方とは?
ここからは具体的に、ガクチカを見つける方法について解説していきます。
先ほどから述べているように、ガクチカは些細な日常の中から必ず見つかります。
ほんの少し視点を変え、深く考えてみるだけで、ガクチカを見つけるきっかけになるでしょう。
「日常的にしていることを考える」「自分がこだわっていることを考える」「行動を深堀していく」の3つをポイントに解説します。
絶対に自信がつくガクチカが見つかるので、諦めないで探してみてください。
①今までの経験からガクチカを見つけて作成する
ガクチカを見つける最も簡単かつ根本的な対策は、今までの経験から見つけることです。
今まで自分がどのようなことを行ってきたのか再度振り返ってみましょう。
②ガクチカになる活動を新たに始める
ガクチカとしてアピールできる活動を新たに始めるのも選択肢の1つです。
確かに就活がすでに始まっており、数日以内にESを提出しなければならない場合は間に合わないかもしれませんが、比較的スケジュールに余裕がある方は以下の5つの対策の中からどれか1つ取り組んでみましょう。
③今行っていることを伸ばす
今行っていることを伸ばすのも、ガクチカを作成するにあたっておすすめの対策です。
今行っているアルバイトやサークル、研究などをガクチカにできるようにさらに努力できれば、わざわざ新しいことを始める必要はありません。
もし今何かに取り組んでいるものの、全力を尽くせている自信がない、いまいちやる気が出ないという方は、ガクチカの題材にするためにという動機付けをしてもう少し努力できないか考えてみてください。
【ガクチカでダイエット】ガクチカでダイエットの話をするメリット
続いて、ガクチカにおいてダイエットの話をするメリットについて紹介します。
ダイエットを題材としたガクチカを提出することで、以下のようなメリットが得られる可能性が高いです。
あなたの「ダイエット」という全力で努力した経験を魅力的にアピールするためにも、理解しておいてください。
差別化ができる
ダイエット経験をガクチカとして活用することで、周囲の就活生との差別化が図れます。
多くの学生が学業やアルバイトの話をする中で、ダイエットという視点からのエピソードは非常に新鮮です。
また、計画性や忍耐力、粘り強さなど、アピールできる能力がいずれも就活で評価されやすい点もメリットです。
得られた経験を具体的に示すことで、ただ「健康管理をした」というだけでなく、仕事に活かせる能力が身についたこともアピールできます。
特にダイエットには自己管理能力が必要であるため、社会人として必須であるこのスキルを持ち合わせていることをアピールすれば、良い印象を与えられるでしょう。
数値で説明できる
数値を活用すると、より説得力が増します。
「体重を5kg減らした」「体脂肪率を10%から7%に改善した」といった具体的な成果が一目でわかります。
成果を数値化することで評価が高まりやすくなるため、数値化できるエピソードを用いることを心がけてください。
数値の推移を示すことで、取り組みの一貫性や成果をより分かりやすく伝えられます。
ただ曖昧に「努力しました」「痩せました」と言うのではなく「〇〇kg痩せました」「〇週間で〇kg落とし、体脂肪率を〇%減らしました」という具体的な説明を心がけましょう。
【ガクチカでダイエット】ガクチカでダイエットを使うときのポイント
- 動機と具体的な計画性を示す
- 目標達成に向けた行動力と継続力を強調する
- 経験からの成長を明確にする
- 数字や客観的な事実を用いて具体性を高める
- 学びをどうやって仕事に活かすのかを説明する
ダイエット経験がガクチカとして有効であることを理解した上で、次に重要になるのはどのように伝えるかです。
同じ経験でも、伝え方次第で面接官に与える印象は大きく変わります。
単なる個人的な体験談で終わらせず、あなたの強みやポテンシャルを効果的にアピールするためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
ここでは、ダイエット経験をガクチカとして語る際に意識するべきポイントを解説していきます。
動機と具体的な計画性を示す
まず、なぜあなたがダイエットに取り組もうと決意したのか、その動機を明確かつ具体的にすることが重要です。
将来の健康に不安を感じた、体力をつけたかった、自分に自信を持ちたかったなど、個人的な背景や価値観に触れることで、あなたの人間性や問題意識が伝わりやすくなります。
動機が明確であれば、目標達成への本気度も伝えることができます。
そして、その動機に基づいて、どのような目標を設定し、それを達成するためにどんな計画を立てたのかを論理的に説明します。
3ヶ月後に10kg減量し、体脂肪率を20%にするといった数値目標や、そのために毎日の摂取カロリーを1000kcalに抑え、週4回の有酸素運動と筋力トレーニングを行うといった具体的な計画を示すことで、あなたの目標設定能力と計画性の高さをアピールできます。
行き当たりばったりではなく、戦略的に物事に取り組める人材であることを示しましょう。
目標達成に向けた行動力と継続力を強調する
素晴らしい計画も、実行されなければ意味がありません。
立てた計画を実際に行動に移し、それを継続したことを具体的に示す必要があります。
計画を実行し続けることの難しさは誰もが理解しているからこそ、それを乗り越えた経験は高く評価されます。
毎日欠かさず1時間のランニングを6ヶ月間続けたことや、スマートフォンのアプリを活用して毎食の栄養バランスを記録・管理し、改善を続けたなど、目標達成のためにあなたが実際に取った行動と、それを粘り強く続けた事実を、具体的なエピソードを交えて話しましょう。
苦労した点や工夫した点を加えることで、話にリアリティが増し、あなたの行動力と、困難にも負けない継続力がより強く伝わります。
これは、仕事において与えられた目標やタスクを着実に実行する能力にも直結します。
経験からの成長を明確にする
ガクチカにおいて企業が最も注目している点の一つが、経験を通じてあなたが何を学び、どのように成長したのかということです。
ダイエットという経験は、単に体重を減らすだけでなく、あなた自身を内面的に大きく成長させる機会となり得ます。
その学びや成長を明確に言語化し、アピールすることが重要です。
この経験を通じて、目標達成のためには日々の地道な努力の積み重ねがいかに大切かを学びましたや、計画通りにいかない時に、原因を分析し、柔軟に計画を修正する力が身につきました、自己管理能力が高まり、学業との両立も以前より効率的にこなせるようになりましたなど、獲得したスキル、変化した考え方や価値観、そしてそれがもたらした具体的な行動の変化などを明確に伝えましょう。
この成長の部分が、あなたの将来性やポテンシャルを示す鍵となります。
数字や客観的な事実を用いて具体性を高める
あなたの努力や成果をより説得力を持って伝えるためには、数字や客観的な事実を用いることが非常に効果的です。
抽象的な表現だけでは、あなたの経験のすごさや努力の度合いが面接官に正確に伝わりにくい場合があります。
頑張って痩せましたと言うよりも、6ヶ月間で計画的に8kgの減量に成功し、体脂肪率も5%削減することができましたと具体的な数字で示す方が、はるかにインパクトがあり、信憑性も高まります。
同様に、毎日運動しましたというよりも毎朝5時に起きて、1時間のランニングを半年間継続しましたと具体的な行動内容と期間を示す方が、あなたの努力がよりリアルに伝わります。
目標値、達成度、期間、頻度、行動量など、定量化できる要素は積極的に盛り込みましょう。
これにより、あなたの話は具体性を帯び、客観的な評価を得やすくなります。
学びをどうやって仕事に活かすのかを説明する
成果を述べるだけでなく、学びをどうやって仕事に活かすのかを説明することも心がけてください。
企業が求めているのは「何を達成したか」ではなく、そのプロセスでどのような力を培い、仕事に活かせるのかです。
目標達成のために日々の食事内容を管理し、運動を継続することは容易いことではありません。
結果が出ない時期を乗り越えた経験などがあれば、それを活かして粘り強さや課題解決力をアピールできます。
また、結果を数値で示すために工夫した方法や、途中で改善策を取り入れた経験があるならば、PDCAサイクルを意識できることを強調できます。
このように、ダイエットで得た経験が仕事にどう応用できるのかについて話すことが大切です。
【ガクチカでダイエット】ガクチカの文章構成
ガクチカの文章構成方法についても簡単におさらいしておきましょう。
ガクチカを作成する際は、まずは他のESと同じように結論ファーストで述べることが重要です。
これにより、あなたが学生時代何に力を入れたのか簡潔に理解できます。
その後、目標や課題について話すことで、よりあなたが何に取り組んだのかについて具体的なイメージをすることもできます。
そして、なぜ取り組んだのかについての説明を行い、実際にどのようなことに取り組んだのか、最終的にどのような結果が得られたのかについて話しましょう。
ガクチカの構成方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
【ガクチカでダイエット】ダイエットをガクチカにするときの注意点
これまで見てきたように、ダイエット経験は効果的なガクチカとなり得ますが、その一方で、伝え方を誤るとかえってマイナスな印象を与えてしまうリスクも存在します。
特に、自己満足的な話になったり、仕事との関連性が見えなかったりすると、面接官の評価を得ることは難しくなります。
ここでは、ダイエットをガクチカとして語る際に、特に避けるべき注意点について解説します。
短期的なダイエットのことを話す
夏までに水着を着るために、1ヶ月だけ集中して痩せたことや、成人式の写真撮影のために、数週間だけ食事を極端に制限したといった、短期的な目標達成のためのダイエット経験は、ガクチカとしてはあまり適切ではありません。
なぜなら、こうした短期間の取り組みからは、企業が重視する継続力や計画性、困難を乗り越える力といった要素が伝わりにくいからです。
むしろ、その場しのぎの行動や、健康を害する可能性のある無理な方法といったネガティブな印象を与えかねません。
ガクチカでアピールすべきなのは、一過性の努力ではなく、長期的な視点を持って目標を設定し、地道な努力を継続し、時には壁にぶつかりながらも工夫して乗り越えた経験です。
もし短期間のダイエット経験しかない場合は、正直に別のガクチカを検討するか、その短期間の経験の中でも、計画性や課題解決の工夫など、アピールできる要素を慎重に抽出する必要があるでしょう。
仕事につながっていない
ダイエットのガクチカを語る上で、最も陥りやすい失敗の一つが、単なる個人的な成功体験談で終わってしまい、「それが仕事にどう活かせるの?」という面接官の疑問に答えられないことです。
いくら素晴らしい努力をし、目覚ましい成果を上げたとしても、その経験から得た学びやスキルが、入社後にどのように活かせるのかを具体的に示せなければ、企業にとっては採用するメリットが見えにくくなります。
自己管理能力が身についたとアピールするなら、「この自己管理能力は、貴社で業務を担当する際に、複数のタスクを効率的に管理し、納期を遵守するために活かせると考えます」といったように、具体的な業務内容と結びつけて説明する必要があります。
継続力なら、「困難なプロジェクトでも粘り強く取り組み、成果を出すことに貢献できます」、課題解決能力なら、「予期せぬ問題が発生しても、冷静に原因を分析し、解決策を提案できます」といった形で、再現性のあるスキルとしてアピールすることを常に意識しましょう。
痩せた自慢や見た目の変化だけで終わらせる
10kg痩せて、周りから綺麗になったねと褒められるようになりましたや、ダイエットに成功して、異性からモテるようになりましたといった、体重の減少や外見の変化、それに対する他者からの評価だけを強調する話し方は、絶対に避けなければなりません。
面接官が知りたいのは、あなたの容姿の変化や、それがもたらした個人的な喜びではありません。
もちろん、目標達成による自信の向上は素晴らしいことですが、それを自慢話のように語ってしまうと、自己顕示欲が強く本質を理解していないといったネガティブな印象を与えかねません。
あくまで焦点を当てるべきは、目標達成に至るまでのプロセス、そこで発揮した能力、そして経験を通じて得た内面的な成長や学びです。
外見の変化は、あくまで努力の結果の一つとして軽く触れる程度に留め、あなたの能力や人となりが伝わるような話に終始するよう心がけましょう。
協調性をアピールしにくい
協調性をアピールしにくいという注意点にも気を配る必要があります。
ダイエットは基本的に個人で取り組むものが多く、チームワークについて話しにくいです。
そのため、協調性を重視する企業や職種においては、ダイエットについてばかり話しすぎると評価されにくい可能性があります。
そこで、特にチームワーク重視の企業を受ける際は、他の人とどう関わったかについて話すことも心がけてください。
1人での取り組みが中心であったとしても、支えてくれた人々やアドバイスをくれた人との関係性を含めることで、協調性を補完できます。
また、健康管理に関する情報を共有したり、同じ目標を持つ仲間と励まし合ったりしたなど、他者と協力した場面があれば、その点を含めて話すと良いでしょう。
継続力や自己管理能力を強調すること自体は全く問題ありませんが、企業側のニーズを考慮して、協調性を示す工夫を意識することも大切です。
【ガクチカでダイエット】ダイエットや健康管理を使ったガクチカの例文8選
ここからは、エピソードが弱くならないように、健康管理にアルバイトやサッカー経験を掛け合わせた例文を紹介します。
さらに詳しいガクチカの書き方は、こちらの記事も参考にしてください。
ダイエット×継続力
目標達成のため「毎日3kmのランニングと摂取カロリー1800kcal以内」をルールとしましたが、雨の日や誘惑も多く、特に最初の3ヶ月は何度も心が折れかけました。
しかし、小さな努力の継続が目標達成の鍵と信じ、地道に取り組みを1年間続けた結果、75kgから65kgへ目標の10kg減量を達成できました。この経験から、困難な状況でも目標を見失わず、粘り強く努力を続ける継続力を培いました。貴社でも、この継続力を活かし、長期的なプロジェクトに粘り強く貢献したいです。
ダイエット×分析力
データを分析した結果、無意識に摂取していた飲料のカロリーと、運動に対するタンパク質摂取量の不足が原因だと仮説を立てました。そこで、飲料を水やお茶に限定し、タンパク質を1日15g増やす食事改善と週2回の筋トレ導入を実行した結果、3ヶ月でさらに3kgの減量に成功しました。
この経験から得た、データに基づき原因を特定し、具体的な改善策を立案・実行する分析力は、貴社の業務改善にも活かせると確信しています。
ダイエット×成長意欲
当初は体重を減らすことだけを目的にランニング中心でしたが、思うように体が引き締まらず、体力も向上しませんでした。そこで、現状の方法に固執せず、より良い成果を求めて専門書や論文を読み、トレーニング経験者の友人に積極的にアドバイスを求めました。
その結果、筋力トレーニングの重要性を学び、週3回のメニューを導入しました。さらに、栄養学も学び、食事内容を大幅に見直しました。試行錯誤を繰り返した結果、体重は5kg減に留まりましたが、体脂肪率は8%削減でき、明らかに体力が向上しました。
この経験から、常に現状に満足せず、学び続け、より良い方法を模索する成長意欲の重要性を学びました。貴社でも、この成長意欲を持って新しい知識やスキルを吸収し、貢献したいです。
ダイエット×アルバイト
ダイエットでは、10キロの体重減少を目標に設定しました。
そのため、定期的な運動を継続し、体重を減らすことに成功しました。
ダイエットを通じて、持続的な努力と自己管理の重要性を認識しました。
この経験はアルバイトの中でも生かされました。
売上5%アップを目標に設定し、その達成のために効率的な作業方法を提案しました。
結果的に目標売上を達成し店舗の売り上げ向上に貢献しました。
この経験から、目標を設定し計画的に取り組むことの大切さを学びました。
貴社に入社後も、具体的な目標を設定し達成に向け行動することで貢献したいと考えています。
筋トレ×サッカー経験
入部当時、体が細くフィジカルの弱さが課題でした。
サッカーの練習に加え、この課題を克服するために筋トレにも積極的に取り組みました。
筋力を高めるトレーニングを行い、フィジカルを向上させることを目指しました。
この継続した努力の結果、体力と筋力が着実に向上し試合でのパフォーマンスが大幅に改善され、チームの勝利にも貢献できました。
この経験から弱点を正面から受け止めて克服するための計画を立て、継続的な努力がいかに重要であるかを深く理解しました。
貴社に入社後も自分のスキルや能力に関する課題に取り組み、組織の成果に貢献したいと考えています。
無遅刻無欠席×健康管理
この目標に取り組むには、健康管理に細心の注意を払う必要があります。
そのため、規則正しい生活を守るための厳格な時間管理と計画的な行動を行いました。
また、予期せぬことにも柔軟に対応できるように準備を怠らないことを常に意識しました。
その結果、高校時代から一度も遅刻や欠席せずに勉学に励むことができました。
この経験から、自己管理能力の重要性と目標を達成するために計画的に行動することの重要性を学びました。
貴社に入社後も、自己管理能力を活かし与えられた任務に対して確実に取り組み、プロジェクトの成功に貢献していきます。
自己管理能力の高さ
大学入学と同時に勉強やサークル活動、アルバイトと多忙な日々が続く中で、体調を崩しやすくなったことから、健康の重要性に気づきました。
そこで、バランスの取れた食事、定期的な運動、十分な睡眠を心がけるようになり、日々の生活に健康管理を組み込むことに努めました。
これにより、自分の体調や日々の活動に応じて食事内容を調整したり、運動計画を見直したりするなど、柔軟な自己管理能力を身につけることができました。
また、時間管理能力も同時に養われ、効率的なスケジュール管理ができるようになりました。
この経験を活かし、どのような状況下でも自分自身をコントロールし、最適なパフォーマンスを発揮したいと考えています。
この能力を活かし、貴社における業務でも高いパフォーマンスを維持し、チームに貢献する所存です。
計画性の高さ
多忙な大学生活の中で、体調を崩しやすくなったことから、健康を維持することの重要性を痛感しました。
そこで、バランスの取れた食事、定期的な運動、充分な睡眠を確保するための計画を立て、それを実行に移すことに専念しました。
食事計画を立てること、運動スケジュールを組み込むこと、そして勉強やその他の活動とのバランスを取ることは、時間管理と優先順位付けのスキルを自然と高める結果となりました。
また、目標達成のための短期的、長期的な計画を立て、それに従って行動する習慣が身につきました。
この経験を通じて身につけた計画性の高さは、健康管理だけでなく、学業や将来のキャリアにおいても非常に重要な能力と考えています。
この能力を貴社での業務に生かし、チームの目標達成に貢献する所存です。
継続力
学業、アルバイト、クラブ活動と多忙を極める中で、体調を崩しやすくなり、それが学習効率や日常活動にも影響を及ぼすことに気づきました。
そこでバランスの取れた食事、定期的な運動、十分な休息を取ることを意識し、自分自身の健康を管理することに注力しました。
この健康管理を続ける過程で継続力が身につきました。
初めは新しい習慣を取り入れるのが難しく感じましたが、小さな目標を設定し、それを一つずつ達成していくことで、徐々に習慣化することができました。
たとえ忙しい日々の中でも、健康管理を続けることの重要性を理解し、日々のルーティンに組み込むことで、体調を崩すことなく活動を継続することができました。
この経験から学んだ継続力は、あらゆる面での目標達成に役立つ重要な資質であると感じています。
この継続力を活かし、貴社においても与えられた課題に対して粘り強く取り組み、成果を出し続けることで貢献したいと考えています。
【ガクチカでダイエット】Q&A
- ガクチカは入学式前の内容でもいい?
- ガクチカは複数あったほうがいい?
- ガクチカでダイエットを使うと好印象な業界は?
- 健康管理をガクチカにするのはアリ?
続いて、ダイエットを主題としたガクチカを作成するにあたって、多くの就活生の方々からいただく質問に回答します。
弊社は就活エージェントを運営しており、就活生の皆さんからいただくことの多い質問を厳選したため、この記事を読んでくれているあなたが気になる項目もあることでしょう。
よりスムーズにガクチカを作成するためにも、疑問点があれば解消しておいてください。
ガクチカは入学前の内容でもいい?
結論として、本当に話すことがないならば大学入学前、つまり高校時代の話をしても良いですが、基本的には大学時代の話をすることが重要です。
なぜならば、あまり大学時代に何もしていなかった人物であると思われてしまう可能性があるからです。
しかし、高校時代の頑張りがなければ今の自分がなかったと言えるほど素晴らしい経験をしている場合は話しても良いです。
ガクチカにおいて高校時代の経験を話す際のポイントについてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ確認してみてください。
ガクチカは複数あったほうがいい?
ガクチカを複数持っていると、企業や業界に合わせて最適なエピソードを選ぶことができます。
例えば、IT業界を志望する場合は、プログラミングの勉強やシステム開発に関する経験が適しています。
一方で、接客業や営業職を希望する場合は、アルバイトでの接客経験や、サークルでのチーム活動のエピソードのほうが効果的です。
また、企業ごとに重視するポイントが異なるため、複数のガクチカがあると選考時に柔軟に対応できます。
もし一つのエピソードがしっかりしていて、どんな企業にも応用できるのであれば、それを軸にして選考を進めることも十分可能です。
ガクチカでダイエットを使うと好印象な業界は?
特に好印象を与えやすい業界はヘルスケア業界やスポーツジム業界、栄養関連業界です。
健康管理や体づくりに関する知識や経験が直接業務に活かされるため、ダイエット経験が評価されやすいでしょう。
いずれも自己管理能力や健康に対する意識が求められます。
特に栄養関連の業界では食事管理の知識や栄養バランスに対する理解が業務に直結することも多いです。
とはいえ、どの業界を受ける際にも、ダイエットはマイナスの印象を与える題材ではありません。
「この業界を受ける時はダイエットの話をして良いのだろうか?」と悩む必要はないでしょう。
健康管理をガクチカにするのはアリ?
健康管理をガクチカにすることは問題ありません。
企業は結果よりも達成過程を重視するため、その過程を正しくアピールすることが大切です。
健康管理は短期的にできることではなく、継続した自己管理が求められる分野です。
そのため、健康管理を行うことは、自己管理能力や継続力の高さ、仕事に対する責任感を持つ人としての良い印象を企業に与えます。
健康管理を実践できる学生は、これらの能力が高いと評価されるでしょう。
健康管理はアピールにはなりますが、エピソードが弱い場合は高く評価されない可能性があります。
「ダイエットで5キロ痩せた」だけでは、評価されにくいということです。
健康管理ができることは社会人として基本的な資質と見なされる場合があります。
健康管理をガクチカに入れる場合は、他の経験も掛け合わせることでより確実なアピールになります。
健康管理をすることで良い結果を得た経験や、健康管理を通じて培った能力を生かして行ったことを伝えましょう。
例えば、規則正しい生活を送るために培った自制心の高さを生かして、アルバイトの業務をルーティン化を行った。
これにより、効率改善になりお客様の評価が改善したことなどです。
【ガクチカでダイエット】ガクチカは自分らしさが大事!
繰り返しになりますが、ガクチカとは派手な経歴や、時間をかけてきたことだけを指しているわけではありません。
物事に対する捉え方や考え方、取り組み方など、その人が今まで培ってきた経験が大事になります。
自分自身の行動を振り返り、自分のこだわりや譲れないことを自分なりに言語化してみましょう。
ガクチカがないと決めつけず、諦めないで考えることが重要です。
答え方次第では、自分の人間性を相手にアピールすることができます。
必ずオリジナリティがあるガクチカが見つかるので、就職活動の自信にもつながります。
人を惹きつけられるような自分らしさを見つけて、うまく就職活動でアピールしましょう。
日常的な行動の中にある「自分らしさ」を見つけてみてください。
書き方がわからない場合はどうする?
ガクチカが絶対に書けるようになる考え方を解説してきました。
それでもまだ書くのが難しそうという方は、ガクチカを作ってみてください。
ガクチカになりそうな経験を実際にしてみるというのも1つの方法です。
「長期のインターンシップに参加」「アルバイトをはじめる」「特技・趣味を作る」などの方法があります。
しかし、ただ経験しただけでガクチカにつながらなければ意味はありません。
解説してきたように、取り組み方や自分の価値観を自覚することが重要になります。
すべての行動に意味があると思い、意識しながら行動してみてください。
それらを意識すると、就活でアピール可能なガクチカを作成することができるでしょう。
また、詳しくは「ガクチカ 書き方」の記事をご覧ください。
就活エージェントに相談してみよう
ここまでガクチカにおいて健康管理能力をアピールする際のポイントや注意点などについて詳しく紹介してきました。
しかし、この記事を読んでもまだまだガクチカの内容に自信がないという方や、自己PR、志望動機などの作成がうまくいかないと悩んでいる人も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのは、就職エージェントの利用です。
何人もの就活生をサポートしてきた、就活のプロにESを添削してもらうことで、よりクオリティが高いガクチカを短時間で作成できることでしょう。
特にジョブコミットは専任のアドバイザーがあなたの就活をサポートしてくれる上に、無料で利用でき、さらには面接対策なども徹底的に行ってくれます。
友人や大学の教授に相談するのも良いですが、就活のプロに相談するのは最も手っ取り早く就活対策ができる選択肢です。
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まとめ
冒頭でも述べたように、ガクチカは絶対に書けます。
華やかな経歴は必要ありませんが、印象的なエピソードであることに越したことはありません。
経験内容よりも伝え方が大事なので、自分の行動ひとつひとつを意識して深堀をしてみてください。
自信を持てない方もいるかと思いますが、目的がはっきりしていれば堂々と伝えることができます。
自分が納得できるガクチカを作成するため、できる限りのことをして後悔をしないようにしましょう。




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