【例文あり】「志望動機なんてねーよ」と悩む人必見!志望動機を書く方法を5つ紹介!

【例文あり】「志望動機なんてねーよ」と悩む人必見!志望動機を書く方法を5つ紹介!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • 志望動機がないと悩む理由
  • 志望動機の作成方法
  • 志望動機のおすすめの型
この記事をおすすめしたい人  
  •    
  • 志望動機がなくて悩んでいる人
  • 志望動機の作り方を知りたい人
  • 評価される志望動機を作成したい人

就職活動が始まり、ESの提出の締め切りが迫る時期になると続出する悩みのひとつが、志望動機をどう書くかです。

書くことがたくさんあってまとまらないのであればまだ良いのですが、何も見当たらないという悩みを持っている方も少なくありません。

志望度が高くない企業に明確な志望動機がないのは仕方のないことかもしれませんが、それでもESの締め切りは確実にやってきます。

今回は「志望動機なんてねーよ」と悩んでいる就活生に向けて、志望動機がない場合の対処法について解説します。

目次目次を全て表示する

【志望動機なんてねーよ】志望動機なんてねーよと悩む人は多い

ESに書くほどの志望動機が見つからず、「志望動機なんてねーよ」と悩んでいるのは、決してあなただけではありません。

事実、この検索キーワードだけでも月に数千回検索されているほど就活においてはよくある悩みです。

特に就活が始まったばかりで、「とりあえず見つけた企業にエントリーしてみた」という方は苦労することになるでしょう。

しかし、志望動機は特に重要な質問事項であり、ここが弱いと相手に志望度の低さを見透かされてしまうでしょう。

志望動機を何社も考えているから

志望動機を思いつけない理由のひとつに、数多くの会社の志望動機を考えてなくてはならないことが挙げられます。

就職活動では、おおよそ20~30社にESを提出する学生が多く、それぞれ異なった内容にすれば必然的に数十社分の志望動機を考えることになります。

また、ESを提出する企業の中には同業他社も含まれていることが多く、志望動機の内容を変えてESを作成するのは簡単なことではありません。

一社の志望動機を完成させるだけでも大変なのに、同じようなことを数十回繰り返すのは多くの方にとって苦痛でしかないはずです。

そして、いくつもの志望動機を考えるのに疲れてしまい、大切なESの締め切りに間に合わなくなってしまうのです。

そこまで志望度が高くない

当たり前のことですが、就職活動中に受ける企業のすべてが自分の第一志望ではありません。

あまり志望度が高くない企業でも、面接に場馴れする目的や第一志望に落ちてしまったときの保険としてエントリーする場合があります。

そのため、そこまで志望度が高くない企業の志望動機に悩んでしまうこともあるのです。

志望度が高くないということは、その企業に魅力を感じておらず、理念などにも特に共感していないということでしょう。

こういった企業の志望動機を作る場合、なかなか思いつかなくても不思議ではありません。

しかし、確実に内定を得られるかどうかはわからない就職活動では、第一志望に落ちたときの保険は必要であり、志望動機を考える必要はあると言えます。

言語化が難しいから

「言語化が難しい」というのも志望動機がないと思う理由の1つです。

志望動機は頭の中で軽く思い浮かんでも、それを文字として表現することが難しく、考えるのをやめてしまう人も多いです。

この場合は、友人や先輩を頼ることも大切です。

なぜなら、第三者視点は非常にフラットに物事を見ることができますし、意見・アドバイスも的確な言葉で表現してくれます。

自分が誰かに相談した時に「そう!それが言いたかった!」と思われた経験はありませんか。

その場合、聞き手はフラットに物事を見ていますし、感情的な部分も当事者である本人よりも、程よくドライな状態であるため的確な返答ができます。

ぜひ周りの友人や先輩を頼ってみてください。

【志望動機なんてねーよ】そもそも企業が志望動機を書く理由

就職活動中の学生の頭を悩ませてしまう志望動機ですが、企業はなぜ応募者に志望動機を書かせようとするのでしょうか。

「志望動機さえなければ楽にESを作成できるのに」とぼやきたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、これには明確な理由があります。

また、志望動機を書くのは学生側にとっても決して無意味なものではありません。

ここからは、企業が志望動機を書かせる理由について詳しく解説していきますので、大事なポイントを押さえておくようにしてください。

自社へのマッチ度を知るため

企業が学生に志望動機を書かせるのは、自社と学生のマッチ度を知るためです。

自社と学生のマッチ度が高ければ、入社後に長期的に働いてくれる可能性が高いですが、マッチ度が低ければ早期退職にもつながりかねません。

ですから、企業の雰囲気や仕事内容がマッチしているかどうかは非常に重要なことであり、企業側はそれを学生の志望動機から判断します。

チームワークが重視されていたり、上下関係がフランクだったりするなど、企業にはさまざまな社風があります。

仕事内容にも向き不向きがありますが、自分に合わない社風の企業を志望してしまう学生も少なくありません。

マッチ度が高い学生を採用すれば、企業・学生ともに良い結果につながると言えるでしょう。

学生の熱意を知るため

志望動機は、企業に対して学生が持っている熱意がわかる部分であることも、ESに志望動機の項目がある理由のひとつです。

企業は、入社後の活躍ぶりをイメージするために学生の熱意を聞くことがあります。

前述したように、学生は数十社を受けているのが当たり前であり、優秀な学生は複数の企業から内定をもらいます。

しかし、実際に入社できるのは1社しかないので、ほかの会社からいただいた内定は辞退しなければなりません。

もし内定辞退者が出てしまうと、企業は費用と労力をかけて採用活動を再開することになります。

学生側は、志望度が高くない企業に対してもそこが第一志望であるかのように振る舞うので、人事担当者は学生の志望度を見分けるのに力を入れています。

学生の人柄を知るため

学生が書いた志望動機からは、その人の考え方や価値観が垣間見えるものです。

企業はそれらを見て応募者の人柄を判断し、自社の方針に適した人材かどうかを知ろうとしています。

人間である学生にはもちろん、企業にもそれぞれ個性があるため、どうしてもお互いに合う合わないがあるのです。

優秀でまじめな学生であっても、自社の方針に合わなければ活躍できずにくすぶってしまうかもしれません。

さらに、既存社員との相性も考慮する必要があります。

せっかく入社した会社に居場所がなければ、学生もその会社に入ったことを後悔することになります。

そういったことを避けるために、学生の人柄を知り、自社に合った学生を入社させる必要があるのです。

【志望動機なんてねーよ】志望動機を適当に書くとどうなる?

数十社分の志望動機を書くのは、学生にとって大変なことで、「本に書いている内容を真似して書こう」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、「書くことが見つからない」「たくさん書くのは大変だから」といって手を抜くのはおすすめできません。

どれだけ大変であっても、きちんと自分の頭で考えて自分の言葉で志望動機を作りましょう。

ここからは、志望動機を適当に書いたときのデメリットについて解説していきます。

書類選考に通過できない

志望動機を適当に書いてしまうと、まず書類選考に通過できないと考えられます。

適当な志望動機を書いても、企業の人事にはすぐにバレてしまうでしょう。

なぜなら、企業の人事は幾度となく学生が作成した志望動機を見ているからです。

これまでにESを書いた経験があれば、適当に書いてもある程度体裁を保てるかもしれません。

しかし採用担当者にとっては、数え切れないほどのESに目を通した経験から手を抜いている学生を見抜くのは容易なことです。

そうなると、書類選考を通過するのは難しくなってしまいます。

本気ではない志望動機で書類選考を通過できるほど、就職活動は甘くありません。

何通もESを作成するのは大変かもしれませんが、気を抜かずに作成しましょう。

面接での深掘り質問に対応できない

志望動機を適当に書き、運良く書類選考に通過できたとしても次は面接が待っています。

面接ではESの内容を深掘りして質問されるため、志望動機に自分の熱意が込められていないと対応できないかもしれません。

書類選考と同じく、面接も簡単に乗り切れるものではありません。 中身のない発言は、すぐにその浅さを見透かされてしまうでしょう。

突っ込んだ質問をされたときにしどろもどろになってしまうほか、ESの内容と面接での回答が矛盾してしまうこともあります。

内定には到底手が届かないことをしっかりと認識し、採用選考のスタートであるESの作成から手を抜かずに真摯に取り組みましょう。

もちろん、誰かの真似をしてはいけないことも頭に入れておくようにしてください。

入社後のモチベーションを維持できない

適当に書いた志望動機で内定をもらっても、それは良い結果とは言えないかもしれません。

明確な志望動機を持てないまま入社しても、その後のモチベーションを維持できない可能性があるのです。

きちんとした志望動機がないということは、入社してから挑戦したい仕事や興味のある業務内容もないということになります。

何をするために入社したのかわからなくなり、モチベーションを維持できず、自然にパフォーマンスが落ちていくようになります。

逆に、志望動機がうまく書けている企業であれば、入社後もやりたい仕事に邁進してモチベーションを保ち続けられるはずです。

就職活動で特に大切である志望動機を適当に書いても、良い結果を得ることはできません。

その企業の良いところを探し、採用担当者の心に残る志望動機を作成しましょう。

【志望動機なんてねーよ】志望動機なんてねーよと悩む際の対処法

適当な志望動機では良くないということがわかっていても、「書けないものは書けない」と悩んでいる方も多いでしょう。

特に第一志望以外の企業を受ける場合は、うまく志望動機を作れないのも無理はありません。

締め切りに間に合わないと焦ってしまうかもしれませんが、そのような場合の対処法があるのでご安心ください。

以下の項目で具体的な対処法について解説しますので、志望動機が思いつかず悩んでいる方はぜひ試してみてください。

自己分析を行う

志望動機が見つからないのは、自己分析が足りていないせいなのかもしれません。

就職活動では、多くの方は自己分析から始めますが、自分のことを理解するのは実はとても難しいことです。

結局、「自分がどういう人間なのかわからなくなってしまった」という経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もし自己分析が足りずに志望動機が思い浮かばないのであれば、再度自己分析を行ってみるのをおすすめします。

「将来自分はどうなりたいのか」「就職活動の軸は何なのか」を見つけることで、志望動機が見えてくる可能性があるのです。

その企業で自分の目標が達成できるかもしれませんし、自分の見つけた新しい軸と合致する企業が新たに見つかる可能性もあります。

企業研究を入念に行う

志望動機が思いつかない理由のひとつとして、まだその企業に対する理解が不十分である可能性も考えられます。

どういう企業なのかイメージがつかめていないため、自分がそこで働くイメージも浮かばないのかもしれません。

そういうときは、企業のホームページを調べる、またインターンやOB訪問に参加するなどして、企業研究をより入念に行ってみましょう。

そうすることで、その企業にしかない魅力がわかり、それは志望動機となる可能性を秘めています。

インターンで実際に社員が働いている姿を見たり、一緒に働いたりすることで、それまでは見えていなかった新たな一面が見えてくるかもしれません。

OB訪問などで何かヒントを得られるかもしれないので、志望動機に困ったら積極的に情報収集してみてください。

企業が求める人物像に寄せる

企業が求める人物像から志望動機を考えるという方法もあります。

自分の長所と企業が求める人物像が被っていれば、その企業では活躍の場が多く、自分らしく働けるかもしれません。

働きやすい環境で自分の良さを伸ばしてくれる企業だと思うのであれば、それは立派な志望動機となるでしょう。

長く働くには、職場環境が充実していることが大前提であり、一緒に働く人たちとの相性も職場環境に含まれます。

ただし、無理やりに自分を企業が求める人物像に寄せるのはおすすめできません。

自分を偽っても、企業側に見抜かれてしまう可能性が高く、選考を突破できるとは考えにくいからです。

企業が求める人物像に寄せていく場合、ある程度自分らしさを残すように意識しましょう。

例文を参考にする

他人の例文を参考にすることも手段の1つです。

就活サイトでは過去に選考を通過した先輩のESが見れるサイトがあります(ワンキャリアやユニスタイルなど)。

それらの例文を参考にすれば、伝えるべき内容が見えてくるでしょう。

もちろん内容を完全にパクるのはダメですが、文章の流れや構成は大いに参考になりますので積極的に真似ていきましょう。

また、いくつか例文を読んでいると自分が言語化できなかったことが既に言語化されたサンプルが見つかるかもしれません。

自分がしっくりくる志望動機をいくつか参考にして文章を作ってみましょう。

ざっくりとで構いませんので、なるべく自分の言葉で書いてください。

相手に良く思われたいために表現をこね回した文章ではなく、自分の言葉でストレートに書く方が熱意は伝わります。

就活エージェントを利用する

どうしても志望動機が作れない場合、一人で悩んでいても時間がもったいないです。

そのようなときは、就活エージェントの力を借りましょう。

就活エージェントを利用すると、志望動機の作成をサポートしてもらえるほか、ES通過後の面接対策も可能です。

自分の中で考えあぐねているよりは、第三者の意見をもらう方が賢明です。

就活のプロがそろっている就活エージェントは、就職活動で困っている方の味方なので、興味がある方は一度利用することをおすすめします。

ジョブコミットを利用しよう

「ジョブコミット」は、専任のエージェントがあなたの就職活動をサポートします。

ESの作成・企業ごとの面接対策など、内定獲得まで手厚いサポートを受けられます。

いずれも無料で利用できるため、安心して登録できるのではないでしょうか。

志望動機でつまずいてしまっている方でも、最短1週間で内定を獲得できるのが魅力です。

3年連続で就活生から「就活相談に本気で向き合ってくれる会社第1位」に選ばれた実績を持つジョブコミットを、ぜひご利用ください。

エントリーをやめる

上記の対処法を試しても志望動機が思い浮かばないのであれば、エントリー自体を取り消すことをおすすめします。

「そんな選択は考えられない」と思うかもしれませんが、そもそも志望動機が思い浮かばないような企業に入社して長続きするのかを考えてみてください。

「どうしてもわからない」「入社したい気持ちにならない」といった企業では、入社しても長く続けられない可能性が高いです。

そのような企業はエントリー自体をやめて、自分が興味を持てる企業を探した方が建設的というものです。

思いつかないものはいくら考えても仕方ありません。

世の中に企業はたくさんあるため、頭を切り替えて志望動機が思い浮かぶような企業を見つけて志望した方が賢明と言えるでしょう。

【志望動機なんてねーよ】志望動機のおすすめの型  

志望動機は企業にとって学生の熱意や人柄、さらに自社とのマッチ度を知るために重要な項目です。

学生にとっても自身の将来像をイメージするために重要な機会なので「志望動機なんてねーよ」と諦めてしまわないことが大切です。

何も思いつかないと困っている方は、どのような企業かを知ることに加えて、志望動機の型を元に自身の考えをまとめてみることをおすすめします。

ここからは志望動機におすすめの型をいくつかご紹介します。

「志望動機なんてねーよ」と頭を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。

将来像

志望動機を考えるときは、まず将来像や挑戦したいことについて述べるのがおすすめです。

将来像や挑戦したいことは面接の際に企業側から質問されやすい項目です。

企業は応募者の仕事に対するビジョンや意識の高さ、伸びしろなどを知りたい目的があります。

突然聞かれてもうまく答えられない可能性があるので、事前にしっかり考えておくことが大切です。

自分がなりたい将来像や挑戦したいことについて述べるときは具体性が求められます。

まずは応募する企業について知り、いつ、どのようになっていたいのかを考えましょう。

イメージが湧かない方は、先輩社員の話を参考にするのもおすすめです。

OB訪問で情報を集めたり、同じ業種の企業で働く先輩にインタビューしたりする方法もあります。

その企業でしか実現できないこと

つぎに、その企業でしか実現できないことを元に志望動機を考えてみるのもおすすめです。

「当社でなければならない理由を教えてください」という質問も面接で聞かれやすく、しっかり答えられれば企業への大きなアピールポイントとなります。

自分の理想としている将来像や挑戦したいこと、環境が応募する企業でしか実現できないことを伝えましょう。

その企業でしか使えない動機を考えるときは、他社と比較してどのような点が魅力的なのかを具体的に述べるのがおすすめです。

まずはその企業の経営者や商品、顧客層など特徴を理解し、自身の価値観とマッチする点を探してみます。

もしくは応募者自身や家族との接点を交えて語る方法もあります。

この企業でなければならない理由を熱意を持って伝えられれば、志望度の高さを評価してもらいやすいです。

貢献

志望動機を考えるときは、その企業に就職できた場合に自分がどのような点で貢献できるのかを述べるのもおすすめです。

どのような貢献ができるのかは面接でも聞かれやすいポイントで、面接官にとっては業務や会社に対する理解度を把握したり、入社後の姿をイメージしたりするのに役立ちます。

さらに企業のウィークポイントを挙げ、どのように改善したいかなどを述べると問題解決能力や自分を採用するべき理由をアピールすることにもつながります。

また、貢献について語るときはその根拠を述べることが大切です。

まず自分の強みやスキルを述べ、そのスキルを得たときや活用できたときの具体例もあわせて伝えれば説得力が出ます。

これまでにどのような努力をしてきたのか、学生時代にどのような貢献ができたかなどを振り返ってみましょう。

【志望動機なんてねーよ】志望動機を作成する際のポイント

ここまで志望動機がないと思う理由や、そのための対処法を解説してきましたので、ある程度カタチの整った志望動機を書くことはできると思います。

次のステップでは「選考を通過する」ための効果的な作成ポイントを解説します。

選考を通過するためには、他の就活生と差別化して、より充実した内容の志望動機を作成することが必要です。

効果的な志望動機を作成する具体的なポイントは下記2点です。

・原体験を含める
・強調表現を駆使する

詳しく解説していきます。

原体験を含める

効果的な方法のひとつは「原体験」を含めた内容にすることです。

数多くの応募者がいる中で単に志望動機だけを見ると、どうしても似た内容のものになりますが、その原体験は十人十色違います。

原体験があることで、志望動機の信憑性が増しますし、その人の人柄や考え方も理解できます。

志望動機を深堀りしてエピソードを思い出したり、考えを整理することで「なるほど、だから自分はこの企業に興味があるんだ」と自分で認識することができます。

志望動機にはその企業を志望することに至った背景が必ずあるはずです。

原体験を深堀りすることは、自分が志望するに至った背景を明確にするための作業なのです。

強調表現を駆使する

効果的な方法の2つ目は「強調表現」です。

例えば、自分が特に強調したい単語には「」を使うなどして工夫することです。

こうすることで他の学生と差別化しやすく、企業側にも印象に残りやすいでしょう。

強調表現を使うことで、文章にメリハリができてさらに読みやすくなります。

普通に書いた文章でも大丈夫なのですが、一字一句読まないと内容を理解できません。

特に一文が長文だと何が言いたいのかボヤけてしまい、最悪読まれないまま終わってしまうこともあります。

企業の採用担当者も人間です。

一日に何十通と目を通していると、ちょっとクドい文章を見ただけで読む気が失せます。

先述のとおり構成で文章をスッキリさせた上で、強調表現を使いながら読みやすく理解しやすい志望動機を作りましょう。

【志望動機なんてねーよ】志望動機の回答例文

志望動機の構成を理解した後は、実際に作成してみましょう。

ただし、志望動機を書くスペースや文字数は限られています。

結論は簡潔に述べ、エピソードの方に具体性を持たせましょう。

その際には、抽象的な言葉は可能な限り使用せず、わかりやすい文章を心がけてください。

また志望動機は、自分のことだけではなく相手のことも把握していなければうまく作成することができません。

以下に、企業の理念や事業などを志望動機とした例文を紹介していきます。

例文を参考にし、魅力的な志望動機を作ってみてください。

企業理念を取り上げた例文

私は、貴社の「顧客ファースト」という企業理念に深く共感したため、貴社を志望しました。
常に顧客のことを考えて行動するという点に、特に魅力を感じています。
私は過去に、マーケティングのインターンに参加したことがあります。
そこで、ターゲットに寄り添ったコンテンツを提供することが何よりも大切だと知りました。
一方的にではなく、顧客一人ひとりと向き合わなければ、顧客が本当に求めているものはわかりません。
貴社は顧客の満足度の高さを重視し、顧客に対して丁寧なサポートをしています。
インターンで学んだことを活かし、貴社の一員として、入社後も顧客に寄り添ったアプローチをしていく所存です。
そして、新規の契約を結び、貴社の売上に貢献できるよう尽力していきます。

事業内容を取り上げた例文

私が貴社を志望する理由は、貴社の海外への事業展開に将来性を感じたからです。
貴社は、少子高齢化が進み、マーケットが縮小しつつある今の日本の中で、アジア地域への海外展開に注力しています。
私は大学で、英語のほかに中国語を学びました。
中国や東南アジアに語学留学をした経験もあり、中国語や英語でコミュニケーションを取ることができるまで語学力が向上しました。
また、留学先で貴社の商品を実際に目にし、現地への強い影響力が見受けられ、今でも貴社の将来性に惹かれています。
貴社に入社した際には、得意の語学力を活かし、海外展開に携わっていきたいと考えています。
国内だけではなく、現地の文化に合わせて柔軟に対応し、海外で成果を上げられるように努めていく所存です。

社風を取り上げた例文

私は、貴社の明るく活気にあふれた社風に魅力を感じています。
貴社のインターンに参加した際、社員の人柄に触れ、入社したいと強く思いました。
また、私は大学1年生のときから飲食店のアルバイトをしています。
アルバイトを始めた当初、まじめに取り組まない社員に影響された人が多く、ミスの目立つ時間帯がありました。
私は、「どのような立場であっても目標を持って取り組むべき」と考え、積極的に意見を述べ、改善できるようにコミュニケーションを図りました。
その結果、スタッフのやる気が高まり、ミスの発生率が減るようになったのです。
私は働くうえで、向上心のある社員と働けることが大切だと考えています。
貴社に入社後は、魅力あふれる先輩たちと協力し合い、企業の成長に貢献していきたいと考えています。

【志望動機なんてねーよ】志望動機を作成する際の注意点

志望動機を作成する際には、いくつか注意しなければいけない点があります。

たとえば、企業の印象に残るような志望動機にするために、嘘をついてしまったり、過剰に自分をアピールしてしまったりすることです。

また、明確な志望動機がない状態で作り始めると、ほかの企業にも該当するような内容になってしまうかもしれません。

以下に、注意すべきポイントを3つ紹介しますので、自分の志望動機を見ながらチェックしてみてください。

・どの企業にも使える志望動機は控える
・自分中心の志望動機は控える
・嘘をつかない

どの企業にも使える志望動機は控える

志望動機は、その企業でなくてはいけない理由を述べなければ、自分の熱意が伝わりません。

理由が漠然としたものだと、企業は本当に入社したいのかがわかりません。

その企業である必要性をアピールするためには、前もって企業の研究をすることが重要です。

志望動機が思い浮かばない場合でも、企業を知っていくことで、興味を持てる仕事内容などが徐々に見えてきます。

さらに、企業研究によって、その会社で働く姿がイメージできたり、やりたいことが明らかになったりすることも少なくありません。

ただし、その企業の独自性であるとはいえ、待遇面などを意識しすぎると良い印象にはつながりません。

働く場所や時間、金銭面は、応募者にとって無視できない要素ですが、なるべく事業内容や企業理念の方に意識を向けて志望動機を作成するようにしてください。

自分中心の志望動機は控える

自己PRと違い、志望動機は実績やスキルを前面に押し出すものではありません。

自分の成長や、自分の夢の実現を軸にした志望動機は、面接官の心に刺さる内容とは言えません。

会社に貢献できる人材であることを伝えるのは大切ですが、志望動機の軸は自分ではなく相手にあるということを忘れないようにしてください。

過去の実績だけでなく、入社後の取り組みをきちんと伝えることができれば、内定に一歩近づくことができます。

自分自身のアピールは、自身の強みを企業にどのように活かせるのかを伝えることで十分です。

なお、身につけたスキルや経験も、企業の求めている人材と一致しているものかどうか一度確認してください。

これらが合致していない場合、企業にとって魅力的な志望動機にならなくなってしまうおそれがあります。

嘘をつかない

志望動機がないからといって、嘘はつかないように気をつけてください。

嘘をついてしまうと、面接の際の深掘り質問に答えられなくなってしまいます。

また、嘘がバレてしまったときは一気に信頼を失ってしまうということも頭に入れておくようにしてください。

採用担当者は、日々多くのESに目を通し、面接をして就活生の合否を決めています。

本心とかけ離れた志望動機は見透かされてしまうので、自分の気持ちを素直に述べましょう。

また、目立った出来事がないために、過去の体験などを過剰に盛って述べるのも好ましくありません。

実際の自分とは異なる人物像になり、たとえ入社できたとしても苦労してしまうので、将来の自分のためにも嘘はつかないようにしましょう。

【志望動機なんてねーよ】志望動機例文

志望動機に必要な内容自体が素晴らしいものであっても、文章の構成次第で「長々と述べてわかりにくい」などの問題が発生する可能性があります。

文章をどのように構成したら面接官にわかりやすく伝わるのかを知るためにも、志望動機の例文を読んでイメージを掴む方法もおすすめです。

文章の構成や長さなどを参考にして、自分だけの志望動機を考えてみましょう。

ただし応募する業種によって志望動機は大きく変わります。

ここからは「志望動機なんてねーよ」と頭を抱えている方向けに、志望動機の例文をIT業界、食品業界、公務員、インフラ業界に分けてご紹介します。

IT業界

私が貴社を志望する理由は大きく分けて2つあります。
まず1つ目は、ITの力を使って生活が便利になるサービスを提供している点に感銘を受けたからです。
私は在学中におこなっていた家庭教師のアルバイトでビデオ通話を用いて勉強を教えた経験があります。
相手が理解できてうれしそうな表情を見ることがやりがいとなっており、離れた場所に住んでいる人の役に立てることに感動したことがきっかけでIT業界で働きたいと考えるようになりました。
これからは少子高齢化で人手不足が懸念されており、よりITの力が必要になります。
貴社はシェア率も高く、そのような魅力的なサービスを制作する現場に社員として携わりたいと考えております。
2つ目は、貴社は若手でも大きなプロジェクトに関われる機会があるからです。
入社後は基本的な業務内容を理解するとともに、第一線で働く社員の方々の姿を近くで見ながら経験を積み、貴社の発展に貢献したいと考えております。

食品業界

私が貴社を志望したのは、高齢者向けの商品を開発し販売している点に魅力を感じたからです。
高校生のときに私の祖父が病気で食事制限をしなければならなくなったことがありました。
食べたいものをおいしく食べられないだけで気分が落ち込んだり活力がなくなったりするのを見て、食の大切さを実感したのです。
祖父でもおいしく食べられる食事を作って喜んでもらったことがきっかけで、食品業界での就職を通して世の中の役に立ちたいと考えるようになりました。
貴社は病気や高齢化の影響で食べられるものに制限のある方向けの商品を数多く開発し、実際に多くの施設や家庭で選ばれています。
貴社に入社したら、祖父に喜んでもらえるメニューを考えたときの気持ちを忘れずに世の中の人が食を通して幸せを感じられる商品を作りたいと考えております。

公務員

私が地元である○○市の職員に志望したのは、子育てのしやすい街づくりに力を入れている取り組みに感銘を受けたからです。
私は1歳の子どもがいる姉が毎日寝不足になりながらも初めての育児に励む姿を身近で見ていて、子育て世代へのサポートがいかに大切かを実感しました。
在学中に子育て支援センターでのボランティアをおこなったときは、育児の悩みを相談しあうお母さん同士の姿を見てなくしてはいけない場所だと感じました。
○○市は子育て支援センターの数が充実していたり、子育ての先輩に相談できるサービスを作ったりと育児を頑張る市民のことを考えた取り組みを数多く提供しています。
○○市に就職できたら、子育て中の市民が孤独にならない取り組みを考えたいと考えております。

インフラ業界

私が貴社を志望しているのは、お客様のニーズに合わせたプランをわかりやすく提案する姿勢に感銘を受けたからです。
また、お客様の理解度に合わせて対応をおこなうことを大切にしている点にも魅力を感じました。
私の祖母が電気とガスをどこの企業と契約するかを迷っていて貴社に問い合わせをおこなった際、訪問してくれた担当者の方が最適なプランを丁寧にわかりやすく提案してくれました。
そのおかげで祖母は納得したうえで契約ができ、安心して生活を送れています。
入社後は営業部に所属し、お客様の家庭環境に合わせたプランをわかりやすく説明できる社員になりたいと考えております。
そして多角的な視点で事業に携わり、社員教育やマネジメントにも貢献できる人材に成長したいです。

【志望動機なんてねーよ】ベンチャー企業には熱意をアピールしよう

ベンチャー企業を志望している方は、自分の熱意が伝わる志望動機を作りましょう。

ベンチャー企業には、熱意ややる気をアピールすると刺さりやすいという特徴があります。

なぜなら、ベンチャー企業は組織としての成長が著しく、自分も常に成長していこうという姿勢が大切になるからです。

自分と一緒に企業も成長させる気概を見せることが内定につながります。

ベンチャー企業が気になっている方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

【志望動機なんてねーよ】どうしても思いつかない場合は

おすすめの型や例文を見ても志望動機が思いつかず困っている方は、就活のプロフェッショナルである就活エージェントに相談するのもおすすめです。

就活エージェントは企業が求める人材や就活に必要な準備について深い知識を持っており、一人ひとりに合わせた対策をアドバイスしてくれます。

本番に向けた模擬面接をしてもらうなどさまざまなサポートをしてもらえるので、応募期限が近いのに準備が進んでいないと焦っている方はぜひ相談してみてください。

まずはこちらから登録をして情報収集をおこなってみましょう。

まとめ

志望動機が思いつかずESの作成が停滞してしまった場合は、自己分析や企業研究を再度行いましょう。

また、企業が求めている人物像に寄せていくのもひとつの方法です。

それでも思いつかない場合は、就活エージェントを利用して第三者からのアドバイスを受けても良いでしょう。

それでも思い浮かばないようであれば、エントリー自体をやめてしまっても問題ないでしょう。

たとえ入社できても長続きする可能性は低いので、本当に自分に合う企業かどうかよく検討してみてください。

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