はじめに
就活のために業界研究を進めていく中で、メーカーに強い関心を持つようになった就活生もいるでしょう。
メーカーは、国内のさまざまな人の生活を支える業界であり、働きがいのある仕事です。
同時に人気のある職業でもあり、就活を勝ち残るためには印象に残りやすい志望動機が重要です。
今回は、主なメーカーにはどのような業界があるのか、メーカーに対して就活でアプローチするための志望動機の書き方をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
【メーカーの志望動機】メーカーとは
志望動機に取り掛かる前に、まずはメーカーとはどのような存在なのかを確認してみましょう。
メーカーとは、市場に流通する製品を生産する企業のことです。
原料の仕入れから製品の流通を自社で担っているところもあり、大企業から中小企業までさまざまな規模の企業があります。
メーカーの現状
中小企業を中心に、メーカー業界は日本を支える根幹産業です。
しかし、その現状は決して楽観できるものではありません。
日本は慢性的にマンパワーが不足しており、工場の規模などの面からも世界的に見て競争力が低下している状況です。
国内のみならず激しいコスト競争が行われており、いかに低廉な価格でより良い製品を作れるかが求められ、利益につながりにくくなっています。
そのうえで人件費や材料費が高騰しており、人材不足によるさらなるマンパワーの低下、全体的な人口の減少による国内市場の縮小など、乗り越えなければならない課題は多いです。
とくに、製造の原料を輸入に頼っている業界も多く、世界情勢によって材料費が上下するためときには大きな打撃を受けます。
メーカーの将来性
メーカーの将来性は、どれだけラインを最適化できるかにかかっていると言えます。
国内だけでなく国外の市場開拓や、人件費と原料の輸送費などのコスト削減を狙った生産拠点の海外への移転が求められており、日本企業の製品でも製造は海外という物品が増えています。
また、価格は高額でも付加価値が高い新製品の開発や、AIやIoTといった技術の導入によるデジタル化で生産ラインの効率化・高収益化を狙っていく必要があるでしょう。
そのような中でのデジタル化による工場の自動化は、第4次産業革命とも言われています。
とは言え、どれだけラインを最適化しても、コロナウイルス感染症をはじめ、未曽有の出来事が起こる可能性は排除しきれません。
そのような不測の事態にも、柔軟に対応することが求められます。
【メーカーの志望動機】メーカーの業種
続いて、国内に存在するメーカーにはどのような業種があるのか見ていきましょう。
一口にメーカーと言っても業種によって仕事の内容は大きく変わるため、志望動機の内容も変化します。
自分が行きたいメーカーはどのような製品を取り扱っているのか、しっかりチェックしておくことが必要です。
食品・飲料メーカー
国内外の多くの人にとって欠かせないのが、生存に関わる食品を取り扱う食品・飲料メーカーになります。
食品・飲料メーカーは、国内外から仕入れた原材料から食品を製造し、小売店や飲食店などに売り込んで最終的に消費者のもとへ届ける企業です。
人々の日常的な生活への関連性が高く、フィードバックが大きいためメーカーの中でもとくにやりがいを感じやすい業種になります。
テレビなどでのCMで自社の製品が目に付きやすいため、社会の役に立っている実感が大きいほか、災害時の支援などでより大きな社会的役割を求められる場合が多いです。
ただし、国内では人口減少による市場縮小の影響が大きく、今後はさらに海外展開を進めていく必要があります。
食品業界の志望動機についてより詳しく知りたい場合はこちらからどうぞ。
自動車メーカー
国内の産業の中で、世界的に評価が高い分野の1つが自動車メーカーになります。
自動車メーカーは、素材メーカーから仕入れた部品を組み立てて自動車を完成させ、消費者に販売する企業です。
素材メーカーや部品メーカーなど、複数の工程ごとに企業が分かれており、親会社の統率のもと、1つのグループを形成しているケースも少なくありません。
日本における主要自動車メーカーの累計売り上げは68兆円と言われており、日本のGDP全体の約10%を占める規模を誇る超巨大市場です。
自動運転技術など新しい技術の開発により、さらなる成長が見込まれる業種でもあります。
使用されている素材には希少なものも多く、現在は解消傾向と言われている半導体不足の影響も少なからず残っている状態です。
また、人々の安全に直結する仕事のため、1つのミスで大きなリコールにつながる可能性もあり、大きな責任があります。
自動車メーカーの志望動機について、より詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
精密機器メーカー
自動車メーカーと並び、国内外で高い評価を得ている日本の産業の1つが精密機器メーカーになります。
精密機器メーカーとは、医療機器や光学機器、計測機器など、設計段階から製造までわずかなミスも許されないような精密機器を製造している業界のことです。
代表的な例として、カメラや時計などが挙げられます。
カメラや時計など、スマートフォンで機能を代用できる製品は業績を落としているものの、替えのきかない医療機器は高齢化の影響もあり業績を伸ばしているのが現状です。
血圧計や体温計など、家庭でも利用できる医療機器の市場は今後も伸びていくでしょう。
さまざまな種類がある精密機器の中でも、ニーズが増加しているものや逆に落ちているものがあるため、企業ごとにどの分野に力を入れていくかが重要になってきます。
化粧品メーカー
現在、国外企業とも競争が激しくなりつつあるのが化粧品メーカーです。
化粧品メーカーは、化粧水や乳液などの基礎化粧品やポイントメイクのアイテムなど、さまざまな化粧品の開発や製造、販売を手がける企業です。
化粧品と言うと、現代の日本では女性が使うイメージが強いと思いますが、近年はSNSでの流行などもあり、メンズコスメ市場も拡大しつつあります。
男性側の美意識の高まりや、個人が持っている端末からアクセスできるECサイトで気軽に購入できるようになったことなどから、メンズコスメ市場に伸びが見られるのが最近の化粧品メーカーの動向です。
ただし、国外のメーカーの製品を気軽に個人輸入する消費者も増えているため、競争率が高いうえ流行に左右されやすい業種でもあります。
化学メーカー
化学メーカーとは、簡単に言えば原料同士の化学反応を利用して市場に流通する製品を生み出す企業のことです。
人体や環境などに作用する薬品や化粧品、石油を原料とする紙やプラスチック、合成繊維、パルプ、ゴム、洗剤など、さまざまな分野の化学製品を製造しています。
2021年までは2019年の米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、自動車関連の製品出荷が減少して売り上げが下がっていました。
2021年以降は半導体不足が緩和され、自動車関連の需要が回復したことで業界全体の売り上げが回復傾向に転じています。
とくに半導体は近年注目を集めている自動車の機能向上や家電などのIoTの普及、スマートフォンの高機能化や通信技術の発展などに大きく関連しているため、今後も市場を伸ばしていくと予想されます。
医療品メーカー
国内向けには、医薬品メーカーの需要が安定しています。
医薬品メーカーは、人が服用したり表皮に塗布したりする医薬品の研究や開発、効果や安全性の確認、販売などを行う企業です。
主に薬局や病院で医師や薬剤師の判断をもとにしか処方されない医療用医薬品と、一般的な消費者でもドラッグストアで購入できる一般用医薬品の2つの医薬品を取り扱っています。
日本では安全性に対する基準が厳しく、1つの薬を市場に出すまでに10年単位で時間がかかるケースも少なくありません。
そのため、国内では日本企業が販売する医薬品の安全性が高く評価されています。
しかし、医療費を抑制しようという政策方針による薬価の引き下げや、政府のジェネリック医薬品の推奨を背景に大幅な減収と国内市場の縮小が起きているのが現状です。
【メーカーの志望動機】メーカーの職種
続いて、メーカーで主に採用されている職種について見ていきましょう。
一口にメーカーと言っても、どのような働き方をしているかはその企業内の職種によりけりです。
ベンチャー企業のように職種の区分を超えて業務を請け負う場合もありますが、多くの場合は職種ごとに役割が細分化されているため自分が何をやりたいのか、どう製品に関わりたいのか考えておく必要があります。
営業職
どのような企業にも設置されている場合が多いのが、対外的に自社の製品を売り込む営業職です。
メーカーの場合、消費者に直接販売するBtoCよりも企業相手のBtoB営業が基本になります。
これは、自社製品の流通先である小売店などに対して、新商品の取り扱いや販売戦略の提案をすることが主な仕事となっているためです。
市場に対する販売窓口となる小売店に自社の商品を採用してもらえなければ売り上げを出せないため、メーカーの中でも重要なポジションになります。
断られても諦めない精神力や、客先をあちこち回る体力、取引先と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力などが求められる仕事です。
企業の製品について、より広く広めていきたいと考えている人に向いています。
マーケティング職
製品の販売戦略や自社ブランド開発の方向性などを決めるため、多くの企業にはマーケティング部門が設けられています。
顧客目線でどのようなアイテムが欲しいかを考えて商品を開発し、広告や流通のシステムなどを通じて売れる仕組みを作ることがマーケティング職の役割です。
顧客目線に立つためには、アンケート調査やSNSの動向調査など入念な市場調査が求められます。
そして、分析の結果から商品の企画や提案、製造、価格設定などの一連の流れを担うのです。
そのため、企画職がマーケティング職と一緒になっている場合もよくあります。
企業の製品を浸透させるにあたって、新しいアイデアやひらめきを活かしたい人や分析が好きな人に向いています。
研究職
製品の開発には、さまざまな研究職も欠かせません。
メーカーにおける「研究職」とは、製品開発のために新しい技術を生み出すための研究や開発を主とする職種です。
研究職は、自社製品の品質や機能を向上させるために新しい技術の導入試験や素材の開発を行っています。
また、新製品の開発だけでなく、消費者の声を反映させながら既存製品の機能改善などの業務も担当しており、自社製品に対する知識が豊富です。
専門的な知識や技術のほか、探求心が旺盛で、新しいことにチャレンジできる精神性が求められています。
また、何度も実験を繰り返して結果を探る忍耐力なども必要です。
企業の製品をより良いものにしていきたい、洗練させていきたい人に向いています。
研究管理職
研究職とも似ていますが、少し役割の異なる職種に研究開発職があります。
メーカーにおける「研究開発職」は、専門的な知識や技術を活用して製品を生み出すこと、そして学術的なものを日常生活の中に取り込むのが仕事です。
研究開発職は、単純な技術や知識を活用するだけでなく、市場のトレンドや消費者のニーズを理解し、アイデアを生み出し、形にしていく必要があります。
そのため、専門的な知識や技術だけでなくマーケティングの知識や経験があるとより有利になるでしょう。
さまざまな角度から企業の製品を眺め、より市場に求められる商品を開発したい人に向いています。
研究職同様忍耐力が求められるほか、マーケティング職のようなひらめきなども必要です。
生産管理職
安定した製品の流通に欠かせないのが、各メーカーにおける生産管理職です。
生産管理職は、製品の製造に必要な資材や出荷の時期、一定の品質や製造量に留意したうえで、可能な限り予算を抑えつつ、安価に仕入れを行うことが業務にあたります。
そのため、出荷のスケジュール管理や営業職同様の取引先企業との交渉が重要です。
自社に有利に取引を進めるような交渉力や、円滑に商談を進めるコミュニケーション能力に長けている人が好まれます。
製品の価値や自社のブランド力を落とさない程度の量を生産し、かつ市場に十分な量を供給しなければならないためバランス感覚も求められる職種です。
企業の製品がどれだけ市場に出回るかコントロールする仕事に興味がある人に向いています。
【メーカーの志望動機】志望動機で見られるポイント
続いて、メーカーに志望動機を提出するうえで採用担当者からチェックされるポイントを見ていきましょう。
志望動機は企業に対するアピールであるため、相手からどのように見られるかを意識して書く必要があります。
企業にとって就活生のどのようなポイントが大切なのか押さえておきましょう。
志望度
企業にとって大切なのは、就活生の自社への志望度です。
新しい人材を採用するにあたって、どれだけ優秀でも志望度が低いと意味がありません。
なぜならば、志望度が低い人材は仮に入社しても仕事に対してやる気を持ってくれない可能性が高いためです。
そのため、志望動機を確認する際は、まず志望度が見られています。
また、企業は人的コストや金銭的コストをかけて採用活動を行っているため、できる限り内定の辞退者を出したくありません。
志望度が低い就活生は条件次第で別の企業に行ってしまい、内定を辞退する可能性があるため、志望度の高さを重視しています。
自分はその企業にどうしても入りたい、その企業で働きたいと思っていることを強くアピールする必要があるのです。
企業とマッチしているか
その企業で長く働き続けるためには、志望度だけでなく企業と人材のマッチ度も重要です。
いくら優秀な人でもともと志望意欲が高くても、会社の社風や働き方が肌に合わなければ、早期退職につながってしまいます。
そのため、志望動機全体の考え方から、その就活生が企業とマッチしているかも見られているのです。
早期退職は、応募者にとっても企業にとっても大きなデメリットになります。
退職後すぐに次の仕事が見つかるとは限らないうえ、これまでかけた時間や労力、コストはすべて無駄になってしまうのです。
長くいきいきと働いてくれる人材を採用するためにも、企業はマッチ度を重視しています。
また、社風に合わない人材は現場の空気を乱す異分子にもなりかねません。
従業員が一丸となって働くためにも、相性が重要なのです。
応募者の人柄
企業は、提出された志望動機を通して応募者の人柄も見ています。
人材を採用するならば、担当者自身や現場の人が一緒に働きたいと思える相手を採用したいのが本音です。
とげとげしい雰囲気で周りと打ち解けるつもりのない人や、相手の話を聞かない人などはあまり一緒に働きたいとは思えないほか、現場の和を乱す原因になってしまいます。
そのため、志望動機を通して、チームの中でも円滑にやっていけるかを中心に応募者の人柄がどのようなものなのかを見ているのです。
考え方や志望動機の中で何を大切にしているかによって、ある程度応募者の人柄はわかります。
取り繕っても人事のプロである採用担当者にはバレてしまう可能性が高いため、なるべく素直な考え方や気持ちを書きましょう。
【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機を書く際のポイント
続いて、実際にメーカー向けの志望動機を書くためのポイントについて見ていきましょう。
志望動機を書く際は、その企業が自分にとって唯一の存在であること、自分もその企業にとって唯一の人材になれることをアピールする必要があります。
そのために、どんなことを盛り込んだら良いか知っておくと文章を書きやすいです。
メーカー業界でなければいけない理由を明確にする
志望動機を書く際は、どうしてもメーカー業界でなければいけない理由も入れることが大切です。
企業は志望動機を通して、就活生が持つ業界への理解や志望度を見ています。
業界への理解が浅いことは、つまり企業がどのような仕事をしているのかもわかっておらず、総じて志望度も低いことになります。
そこで、業界の特徴をとらえつつ、その業界に興味を持った理由を具体的なエピソードを用いて志望動機を作り、業界への理解度をアピールすると良いでしょう。
人事に熱意や志望度が伝わるため、人材としての注目度が高まる可能性があります。
自分にとってこの業界が唯一の存在であること、どうしてもメーカー業界で働きたい理由を志望動機で述べましょう。
その企業でなければいけない理由を明確にする
志望動機を書く際は、業界だけでなくその企業でなければいけない理由も入れましょう。
企業は志望度が高く、内定辞退をしないような学生を求めています。
そのため、どうして自社を選んだのかというポイントも重視しているのです。
競合他社と比べつつ、その企業に惹かれた理由を述べられると良いでしょう。
このときに述べた理由が的外れなものだと、自社について理解しておらず志望度も低いとみなされる可能性が高いです。
「どうしてもこの企業に入りたい」「この企業は自分にとって唯一の存在である」ことを伝えるのに、土台の理解から間違っていては意味がありません。
文章を書く前にあらためてしっかり企業研究を行い、志望動機でつまずかないように気を付けましょう。
求められる人物像と一致することをアピール
メーカー相手に志望動機を書くときは、どの企業に対しても企業が求める人物像と一致する人物であるとアピールすることがとても重要なポイントです。
つまり、この企業にとっても自分が唯一の価値を持つ人材である、採用するメリットがあることを伝えます。
多くのメーカーは、作った商品が最終的に消費者に届くため、人々の生活に大きな影響を与える業界です。
そのため、その企業の製品を通して人の生活を豊かにしたい、社会を良くしていきたいといった意識は高評価につながります。
とは言え、それだけでは決定打に欠けるため、どうしてそのように考えるようになったのかを盛り込んで独自色を出さなければ埋もれてしまうでしょう。
自分のどういう点がその企業にふさわしいのか、明確にアピールしなければなりません。
企業に入って実現したいことを盛り込む
志望動機を採用担当者の印象に残すためには、入社後の活躍について明確なビジョンを提示しておくのが効果的です。
その企業に入社後、どのような仕事やプロジェクトに携わりたいかを述べ、仕事への意欲をアピールしましょう。
より具体的な内容を書くためには、志望先の企業の課題や今後の展開などの情報を収集する必要があります。
自分自身にとって興味関心がある分野を挙げ、現状持っているスキルなど活かせることを記入してもアピールポイントになっておすすめです。
どのような仕事がしたいかを書けるということは、しっかり情報収集を行っていることになるため、志望意欲の高さを示せます。
また、企業内で働く姿をイメージしてもらうことで、一緒に働きたいという感覚を持ってもらいやすくなるでしょう。
【メーカーの志望動機】志望動機の構成
続いて、志望動機を書く際におすすめの構成をご紹介します。
志望動機を書く際は、PREP法を用いるとわかりやすく伝わりやすい文章を作成できるでしょう。
それぞれのパートで何を書いたら良いのか、詳細を見ていきましょう。
Point(結論)
志望動機を書く際は、まずPoint、つまり結論からはじめましょう。
冒頭に結論を書くことで、文章を読む相手も今から伝えることの要点がつかめます。
「私は〇〇のため、貴社を志望しております。」「私が貴社を志望しているのは、○○が理由です。」というように、簡潔に一文程度で書きましょう。
長くしすぎると逆に伝わりにくくなってしまうため、読みやすい配分を考えることが大切です。
また、冒頭を結論からはじめると、自分でも何について話そうとしているのか整理しやすくなります。
Reason(理由)
次は、Reason、すなわち理由を記入します。
冒頭に結論を書いたら、その根拠を書きましょう。
つまり、なぜその業界や企業に興味を抱いたのか、どこに魅力を感じたのかというきっかけを書きます。
学生時代の出来事など、志望動機を補強するエピソードを簡潔に説明し、採用担当者の興味を引き込む必要があるのです。
「きっかけは○○の出来事です。」など、なるべくわかりやすくシンプルに伝えましょう。
詳細についてはこのあと述べるため、このパートで書く必要はありません。
Example(具体例)
次はExample、すなわち具体例を記入しましょう。
このパートでは、その業界や企業を志望するに至った具体的なエピソードを書きます。
どのような出来事が起きたのかわかりやすくするために、起承転結を意識しましょう。
できるだけ具体的に書くことで企業側はイメージしやすくなり、志望理由を理解しやすくなります。
より広範な人の理解を得るためには、数字など誰にでもわかりやすい基準を用いることが大切です。
専門用語を用いるとわかりにくくなってしまうため気を付けましょう。
Point(結論)
最後は再びPoint、つまり結論で締めましょう。
文章全体の締めくくりとして、再び結論を書きます。
それに加えて、自分の能力を活かして企業にどう貢献できるのかを書きましょう。
これまでの経験やスキルから貢献できることをアピールすれば、企業側にとても良い印象を与えられます。
具体的な業務内容と絡めるとよりポイントが高く、志望度の高さをアピールできるためおすすめです。
しかし、ここでその企業では実際にできないことを書いてしまうと逆効果になってしまいます。
【メーカーの志望動機】業種別メーカーの志望動機例文5選
ここからは、メーカーの業界別に具体的な志望動機の例文をご紹介します。
メーカーによって取り扱っている製品は異なるため、志望動機の毛色も異なるものになるでしょう。
自分がどのような製品を扱いたいのか、どのようにその製品に関わりたいのかを考え、文章を考えるようにしましょう。
例文1:食品・飲料メーカー
例文2:自動車メーカー
例文3:精密機器メーカー
例文4:化粧品メーカー
例文5:化学メーカー
【メーカーの志望動機】志望動機を作るなら就活エージェントがおすすめ!
メーカー向けに刺さる志望動機を作る際は、就活のプロである就活エージェントを利用すると効率的です。
「ジョブコミット」の就活エージェントでは、志望動機を含めたエントリーシート作成のサポートだけでなく、その前段階にあたる自己分析のサポートも受けられます。
また、書類選考に合格したあとの面接対策から内定獲得後の入社準備のサポートまで、就活に関わることなら何でも包括的に支援してくれるため1人で進めるよりも適切な行動を選択できます。
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まとめ
メーカー向けの志望動機を作成する際は、自分が進もうとしている業界がどのような製品を取り扱っているのか、自分がその製品とどう関わりたいのかを考えておく必要があります。
そして、文章の中でその業界や企業が自分にとって唯一の価値を持つこと、その企業に対して自分が唯一の価値を提供できることをアピールしなくてはなりません。
そのためには、入念な業界研究や企業研究、自己分析が欠かせません。
どれか1つでも欠けていると志望度が低いとみなされる可能性があるため気を付けましょう。