【例文あり】冷静さは自己PRになる?自己PRの構成やアピールする際の注意点まで詳細解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・自己prで冷静さをアピールする方法
・冷静さをアピールする際の注意点
・企業が自己prを聞く理由
・自己prの構成方法

この記事をおすすめしたい人

・冷静さをアピールする自己prを作成したい人
・冷静さが面接官に与える印象を知りたい人
・自己prの書き方・ポイントを知りたい人
・冷静さをテーマにした自己prの例文を知りたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

多くの就活生が、自己PR の作成に苦手意識を持っています。

内定を得るためには、企業が求める人材として自分を売り込まなくてはいけないので、大変なのは事実です。

ほかの就活生との差別化も意識する必要があるため、余計に難しく感じるかもしれません。

しかし、構成やアピールすべきポイントなどを押さえれば、企業うけする自己PRを作成することが可能です。

アピールしたい内容や志望する企業によって、注意点は異なります。

ここでは、冷静さをアピールしたい場合についてご紹介します。

【自己PRで冷静さをアピール】企業が自己PRを聞く理由

多くの企業が、就活生に自己PRを聞いています。

企業に刺さる自己PRにするためには、企業がその質問を通して何を知ろうとしているのかを把握することが大切です。

企業は、自己PRから志望度の高さや就活生がどのような人物かを知ろうとしています。

このような企業が知りたい内容について、分かりやすく答えている自己PRに企業は好印象を抱きやすいです。

面接の場合は、話し方や表情なども見られています。

話した雰囲気と自己PRの内容が合致していないと説得力を失うので、話し方にも気を遣いましょう。

志望度を見極めるため

企業は、本当にその企業で働きたいと思っている学生に、内定を出したいと考えています。

内定辞退や入社後の早期離職は企業にとって不利益になるため、やる気を重視するのは当然です。

自己PRの内容によっては、志望度が低いと判断される恐れがあるため注意しましょう。

入社後にやりたい仕事内容や目標などビジョンを伝えると、志望度が高いと判断されやすくなります。

自分のことを理解し、ほかの質問項目も含めて矛盾がないよう、自分についてプレゼンすることが大切です。

また、志望する企業について深く調べることも重要です。

基本的な情報だけでなく、企業の最近の取り組みや実績など詳しいことまで把握していると、その企業に高い関心があり、志望度が高いとみなされます。

どのような人かを簡潔に知るため

自己PRには、自身の強みと強みを発揮したエピソードを書くため、その人の性格や考え方、行動の仕方が分かります。

とくに、会社に馴染めるかどうかや、困難にぶつかったときの考え方、行動の仕方などが見られています。

他人任せにするのではなく、自分で考えて行動し、困難を乗り越えた経験をアピールしましょう。

入社後の仕事でも、その経験や強みを活かして前向きに取り組んでいけると判断されれば、内定をもらえる確率が高くなります。

また、面接では表情や話し方なども重要な判断材料になります。

冷静さをアピールするのなら、焦って早口になったり、落ち着きのない素振りを見せたりしないよう気を付けましょう。

自己PRは、短時間の面接の中で、その人の性格を把握するための大きな判断材料になっています。

企業とのマッチ度を見るため

企業が自己PRを聞く理由は、自己PRを通じて、志向性や価値観、職務に対する意欲などを確認し、応募者と企業のマッチ度を確認するためです。

自己PRは、応募者の経験、能力、価値観などを明確に伝える重要な手段で、これにより、企業が求める条件や文化に適合しているのかを確認し、相性がいいのか判断することができます。

自己PRを通じて応募者のアピールポイントを理解しつつ、マッチ度を正確に判断することで、採用担当者も採用の判断材料とすることができます。

自己分析ができているかを見るため

自己PRが就職活動の面接や履歴書で必要な理由は、自分自身をアピールし、自分の価値や魅力を採用担当者に伝えるためです。

採用担当者は応募者がしっかりと自己分析を行い、自らの強みや成果を的確に伝えてくれることを望んでおり、自己ブランディングを強化する重要な手段となります。

自己PRを通じて、自分の特性を理解して、自己をアピールして、就職活動の成功につなげるためにも質の高い自己PRを制作していく必要があります。

【自己PRで冷静さをアピール】自己PRが冷静さなのはあり?

自己PRで冷静さをアピールするのは、ありです。

冷静さを欠いた判断や行動はミスを生みやすく、リスクも発見しづらくなります。

ミスの早期発見やリスク回避は、どの職業でも大切です。

比較的企業うけの良い強みですが、気を付けなくてはいけないことがあります。

冷静さのみをアピールするだけでは、不十分です。

冷静さを活かしてどんなことができたのか、あなたの成功体験をできるだけ具体的に盛り込むことが大切です。

冷静なだけでは、仕事で成果を生むことはできません。

自分自身で深く考え、試行錯誤していく行動力を示しましょう。

また、同じ企業を志望しているほかの就活生も、冷静さを強みにして自己PRを作成しているかもしれません。

その可能性も考慮して、できるだけ差別化できるよう工夫する必要があります。

冷静さはベンチャー企業に刺さる!

ベンチャー企業へのアピールとして、冷静さはうってつけの強みです。

ベンチャー企業は、少人数の社員で多くの業務をこなすという特徴があります。

それぞれの業務の正確さや進捗状況をチェックする人数も少ないため、ミスを発見できないこともあり、大きな損害につながってしまうリスクもあるのです。

そのため、業務を正確に進行できる冷静な人材は重宝されます。

また、冷静な人は周囲にも良い影響を与えます。

周囲の人が焦っていても、課題や解決方法を発見し、提案できる人物がいれば、周囲の人も落ち着きを取り戻すことが可能です。

冷静さは、ひとりで仕事を遂行するときにも必要ですし、チームで動くときにも役立ちます。

ひとりで多くのタスクを担当し、急なチームで動くことも多いベンチャー企業に、冷静さは刺さります。  

冷静さから連想されるイメージ

では冷静な人から連想されるイメージとは、具体的にどんなものなのでしょうか?

一般的に多くの人が持つ印象について、詳しく紹介します。

実は良いところがたくさんあるため、その特徴を理解していないと損です。

落ち着いて行動することができる

冷静な人ほど、どんなことが起こったとしても落ち着いて行動できるのが、大きな特徴だといえるでしょう。

そのため、さまざまな人から頼ってもらいやすい存在になりがちです。

これはどんな企業にとっても、ありがたい存在だといえます。

仕事においてトラブルはつきものですので、必ず救世主になりうるでしょう。

また、冷静だからこそ、余計なことをせずに安定した行動を続けられるのもポイントです。

落ち着きのない人だとつい周りが見えなくなって空回りしてしまうことが多々あるため、誰にとっても扱いやすく、好かれやすい存在でいられます。

そのため、十分に強みとして発揮できる特徴だといえるでしょう。

慎重に判断をすることができる

私生活だけではなく、仕事の場においても、時には大事な判断を下さなければいけないことがあります。

そんな時でも、冷静なタイプの人は慎重に判断して行動できるのがポイントです。

その場の勢いで何かを決めてしまうことはなく、常にさまざまなリスクを考えながら状況に適した判断ができるため、会社に対して損害を与えてしまうこともあまりないでしょう。

だからこそ、どのような企業にとっても安心して採用できますし、安心して重大な仕事を任せられる存在になりえます。

何事も感情的にならず、常に慎重に行動できるのであれば、必ずどこに就職しても貢献できるはずです。

周りに流されない

いつも冷静でいられる人ほど、他人や周りの状況に流されないのも大きな特徴の1つだといえます。

そのため、物事を考えたり行動に移したりする際には、基本的に自分の考えがもとになるケースが多いでしょう。

つまり自分の芯を強く持っていることになるため、常に一定のペースで仕事を進めることができる傾向があります。

1つの目標に向かって走り続けられることは、間違いなく強みとしてアピールできる内容だといっても過言ではありません。

だからこそ、周りから冷静だとよく言われる人は、もっと自分に自信を持って良いでしょう。

【自己PRで冷静さをアピール】冷静さのタイプ

冷静さとは広い意味を持つ言葉なため、中にも色々なタイプが存在します。

特に冷静という言葉が当てはまる人のタイプには3つの特徴があるため、それぞれ一緒に確認していきましょう。

慎重タイプ

慎重な人は行動や決断を下す前に、状況を丁寧に分析し、潜在的なリスクや結果を考慮できる傾向にあります。

直感よりも論理的な思考や証拠に基づく判断を重視し、状況の全体像を把握した上で様々な可能性を想定してから最適な行動計画を立てられるのが特徴です。

また、急な判断や即座の行動よりもしっかりと考え、計画することを望み、提案されたアイディアやプロジェクトの問題点などについても指摘でき、早い段階で問題を防ぐことが可能です。

また、軽率な行動を避ける傾向にあるため、信頼性が高いとみなされることが多く、計画通りに物事を進めるにあたって重宝されるタイプと言えます。

落ち着きタイプ

落ち着きがある人は、プレッシャーとなる状況や想像できないトラブルに直面した場合でも冷静に対処する能力を持っています。

混乱が起こりかねない状況においても感情をコントロールして理性的な判断を下せるため、緊急時や困難な状況において特に重視される傾向にあります。

また落ち着きがある人は高い忍耐力やストレス耐性を持っていることが多く、周囲の人々を落ち着かせ、安心感を与えられることも大きな特徴です。

よってリーダーシップを兼ね備えている場合があり、チームワークが必要とされる状況において特に価値を発揮できます。

また、落ち着きがある人は、問題解決能力にも優れており、緊急事態が発生した際にも問題なくシーンを迅速に分析し、最適案を導き出してくれるため、事態を早く収束させられるのも大きな特徴の1つです。

周りに流されないタイプ

周りに流されないタイプの人は、他人の意見や集団の圧力に左右されることなく、自分の価値観や判断の基準に基づいて行動できます。

自己認識が高く、自分の信念や目標に対して明確な理解を持っているのが大きな特徴です。

自分の意見を持ち、それに従って行動するため、周囲の影響を受けずに自分ならではの判断ができる強みを持っています。

社会的な状況や集団の中で同調圧力に対しても強い抵抗力を持っており、自分の指針に従って論理的で合理的な選択ができます。

間違った情報や一過性の人気に流されることなく、正しいと信じる道を選べるため、多くの人から信頼を獲得する傾向にあります。

【自己PRで冷静さをアピール】冷静な人に企業が求めること

採用担当者が冷静な人に求めることは以下4つあります。

  • 客観的な判断

  • 計画性のある行動

  • 社風とのマッチ性

  • 柔軟な対応

企業が冷静な人に求めていることについて理解を深め、自己アピールできるように、是非、参考にしてみてください。

それでは、それぞれについて詳しく解説をしていきます。

客観的な判断

客観的な判断ができる人材は、トラブルが起きた場合でも客観的に状況を把握し、情報収集することができるため、このような人材は重宝されます。

トラブルが発生した際には、事実やデータに基づいた客観的な観点から状況を理解しようとします。

そして、トラブルの要因や根本原因を特定するために、関係者と協力をしながら対応をすることができます。

客観的な判断ができる人材は、感情的な反応に流されず、客観的な視点から問題を把握し、適切な解決策を導き出す能力があるといえます。

計画性のある行動

計画性のある行動をする人材は、組織の目標に向けて明確な計画を策定し、それを実行する力があります。

このような人材は予測と対策の能力にも長けており、急なトラブルや変化にも適切に対応をしてくれるでしょう。

さらに、タスクやプロジェクトを達成するために必要な手順、スケジュール把握など、進捗をモニタリングしながら適切な調整を行ってくれます。

計画を立て、それを着実に実行することで、組織全体が効率的かつ効果的に目標を達成できるため企業側も必要としている人材です。

社風とのマッチ性

企業は自身の社風を大切にし、その社風にマッチする人材を採用することで、企業全体の活力や成果を効果的に達成しようとしています。

社風とのマッチ性が求められる理由の1つとして、組織の一員として円滑なコミュニケーションや協力がおこなえるかです。

社風に適応できる人材は、組織内でのコミュニケーションや関係性を円滑に構築し、効果的なチームワークを形成してくれるでしょう。

そのため、社風とのマッチ性が高い人材は、会社に長期間貢献し、成長することが期待できます。

柔軟な対応

市場の変化や技術の進化などの入れ替わりは激しいです。そのため、企業は柔軟性を持ち、変化に適応できる人材を求めています。

ビジネス環境の変化に迅速に対応し、新しい情報や要件に適応する能力は、組織の競争力を維持するために不可欠です。

さらに、採用面接を受ける時には、事前に準備していた回答とは違い、珍しい質問を受けることもあります。

そのため、このような時でも臨機応変に対応できるようにしておくといいでしょう。

結果にこだわれるか

就活においては結果にこだわれる人物であるかどうかが非常に重視されます。

なぜならば、多くの仕事において具体的な成果を生み出す能力が不可欠であるからです。

企業は成長を目指すにあたり、目標達成と成果の実現に貢献できる人材を採用したいと考えています。

そのため、あなたが過去にどのようにして具体的な成果を出してきたのか、そしてそのプロセスでどのようなスキルや資質が役に立ったのか、結果にこだわってきたのかについて、企業の採用担当者は確認している可能性が非常に高いです。

目標達成から計画の立案、実行、そしてフィードバックというプロセスを通じて目標を達成するために取り組める結果にこだわれる人物は多くの企業から採用したいと思われる可能性が高いです。

入社する意欲があるかどうか

入社する意欲がどのくらい強いかというのも、就活における自己PRでは重視されているポイントの1つです。

企業は単にスキルや経験が豊富な人材を求めているのではなく、その企業で働きたいと本当に思っている熱意のある人を採用したいと思っています。

モチベーションが高い従業員は仕事に対する責任感を持ち、そして長く働いてくれる可能性が高いです。

よって自己PRではその企業への強い入社意欲を明確に示すために、企業のビジョンや価値観に対する理解、具体的な業務内容へのモチベーション、その企業で働くことを通じて実現したい目標や夢などについて語ると良いです。

【自己PRで冷静さをアピール】冷静さを自己PRとしてアピールする際の構成

自分で一から文章を考えるのは大変ですが、自己PRに使われる構成はテンプレがあるので利用してみてください。

分かりやすく伝えることが大切なので、前置きを長くしたり、まわりくどい言い回しにしたりするのはやめましょう。

採用担当者の目に留まるために、構成の奇をてらう必要はありません。

構成は、スタンダードなものの方が伝わりやすいです。

まわりくどい言い回しなどはコミュニケーション力や説明能力が低いと判断され、低評価につながる恐れもあります。

余計な減点をされないよう、以下の構成に従ってください。

結論

結論は、最初に話しましょう。

理由から述べると、前置きが長くなるため、聞き手にとって分かりづらい説明になります。

できるだけ短い文言で簡潔に言い切ってから、理由などを説明してください。

また、面接だと緊張するため、話していて何を言いたいのか分からなくなってしまう事態も発生します。

1番伝えたい内容を結論とし最初に述べれば、そうした事態を回避できます。

難しい文言は使わずに「私の強みは冷静さです」のように、簡単な言葉で伝えてください。

エピソード

結論として述べた強みを補足説明するために、エピソードを用います。

自己PRに説得力と独自性を持たせるため、強みを活かした成功体験を伝えましょう。 個人的な体験であれば、ほかの就活生と被る可能性が低いため、差別化にもなります。

たとえば、同じアルバイトの体験をテーマにしていても、業務内容や職場、起きたトラブル、解決方法などは人によって異なるはずです。

どのような困難に直面して、冷静さを発揮してどのようなことができたのか、具体的に説明してください。

結果学んだこと

困難を乗り越えたエピソードから、学んだことを述べます。

何に対してモチベーションを持っているのかなど、あなたの価値観が表れるため、ここでもほかの就活生との差別化が図れます。

冷静さを発揮して取り組んだことで、やりがいを感じたことやこれからも取り組んでいきたいことについて述べるのが一般的です。

冷静な指摘が周囲の人の考えや行動を変えられることに感動したことや、あらためて冷静さが大切だと気づいたことなど、あなたの価値観や感想を表現しましょう。

入社後にどのように活かせるか

その成功体験からの学びが、入社してからどのように活かせるのかをプレゼンします。

企業に刺さる内容にするためには、事前に企業研究をしっかりと行っておく必要があります。

企業理念や事業内容はもちろん、入社後にどのような仕事をすることになるのかなど、業務内容についても調べておきましょう。

「企業に貢献したい」という曖昧な表現ではなく、何の仕事にどのように取り組んでいきたいのか、できるだけ具体的なビジョンを伝えることが大切です。

【自己PRで冷静さをアピール】冷静さを自己PRとしてアピールする際の注意点

自己PRでは、単に強みをアピールするだけでは不十分です。

企業が知りたいのは、その強みを活かしたあなたの考え方や行動の仕方、どのように企業に貢献できるのかなど、仕事に対するモチベーションや将来のビジョンです。

冷静さを強みとしてアピールする場合、この一連のプレゼンの流れが少々難しくなります。 矛盾が生じたり、弱いアピールになったりしないように、注意点をご紹介します。

工夫を凝らした自己PRが無駄にならないよう、以下のことに気を付けましょう。

冷静さがゴールにならないようにする

冷静なだけでは、仕事などで成果を出すことはできません。

また、冷静さは無関心や熱量の低さをイメージさせやすいことにも配慮しましょう。

あなたが熱意を持って物事に向き合える人材だということが伝わるよう、どんな考え方や行動をする人物なのかを説明する必要があります。

冷静なだけではなく、それに伴った能力を発揮できることをアピールしてください。

ただし、冷静さ以外の要素が前に出過ぎてもいけません。

冷静さに伴って発揮した課題発見能力や、判断力が目立ってしまう場合もあります。

そうすると要点がまとまらず、何を言いたいのか分からない自己PRになってしまいます。

表現方法やバランスが難しいポイントです。

あくまでも、冷静さによって達成できた成果だということを伝えるよう、意識しましょう。

今後の貢献につなげる

企業にどのように貢献していくつもりなのか、仕事への向き合い方や希望する業務内容などを自己PRの最後に述べます。

必ずしも、近い将来である必要はありません。

入社直後の目標について言及しても良いのですが、将来の自分のなりたい姿や、そのときの企業とのつながりについて言及する方法もあります。

将来の自分についてしっかりと考えを持っている人物は、企業からも魅力的に見られます。

自分自身の意見を述べることも大切ですが、企業理念に反する考えや、その企業とは関係ないことへの取り組みなどを述べてはいけません。

方向性や関係性がマッチしている場合に、高評価が期待できます。

将来やりたいことやなりたい姿について考え、さらに志望する企業とwinwinの関係になれることを自分なりの言葉でプレゼンしてみましょう。

慎重すぎると思われないようにする

冷静な人は、どんな時でも慎重に動けるタイプですので、どんな時でも真面目にかつ丁寧な仕事ができるのが魅力です。

そして、計画的に行動できる人材であることも、イメージしてもらえます。

そのため、企業からは高く評価されやすいといえるでしょう。

ただし、慎重な性格は必ずしも良いところばかりではありません。

例えばよくあるのが、慎重に行動しすぎることによって、すべての物事に対して効率的に動けないんじゃないかと思われる可能性もあります。

つまり、冷静さを強くアピールしすぎてしまうと、逆にマイナスな印象を抱かれてしまうリスクもあるのです。

だからこそ、冷静さを全面的に押し出すことには注意してください。

協調性がないと思われないようにする

冷静さを企業にアピールするエピソードを伝える際に、「周りと意見が合わなかったから1人で物事を進めてきた」と伝えてしまう人もいます。

しかし、このようなアピールの仕方は、たとえ良い結果につながっていたとしても、高く評価されることはないでしょう。

なぜなら、協調性がない人材だと思われてしまうからです。

企業での仕事は、基本的に人と人が協力しながら進めていくことが多いため、1人でなんでも判断して行動するタイプよりも、協調性のある人の方が、採用したいと思ってもらえる可能性があります。

そのため、1人でもなんとかできることをアピールしすぎるのは、避けて置いた方が良いでしょう。

【自己PRで冷静さをアピール】冷静さの言い換え一覧

「冷静さ」という言葉は以下の10つに言い換えることが可能です。

  • 落ち着き

  • 冷静沈着

  • 平静

  • 淡々としている

  • 鎮静さ

  • 穏やかな態度

  • 冷静な判断

  • 冷静な対応

  • 落ち着いた態度

  • クールな振る舞い

これらの言い換えは、「冷静さ」をポジティブな特徴と強調し、自己PRをより魅力的にするための手段です。

自己PRを行う際には、適切な言葉を選びながら自分の強みをアピールしていくことが大切になります。

自身の過去の経験から伝えやすい言葉を選択し、自己PRの質を高めていきましょう。

【自己PRで冷静さをアピール】冷静さを自己PRに用いる際の例文

冷静さを強みとしてアピールする、自己PRの例文を二つご紹介します。

先に紹介した基本的な構成で、シチュエーションやテーマも学生にとってはありがちなものかもしれません。

しかし、発見した課題や解決方法、考え方などを具体的に書き、ほかの就活生との差別化ができるように工夫しています。

同じく冷静さや似たような強みをアピールしてくる就活生がいたとしても埋もれないように、エピソードや考え方で差別化することを意識して自分なりに工夫してみましょう。

アルバイト

私の強みは、冷静な性格です。
私がアルバイトをしている飲食店では、スタッフの当日欠勤や急なお客様とのトラブルなど多くのハプニングにみまわれる日がありました。
通常通りに対応していてはとてもこなしきれない業務の量でしたが、私は冷静に業務に優先順位をつけ、少ないスタッフ間で仕事を再分配し、無事に時間内に業務を終えることができたのです。
あらかじめ決められている仕事でも、自分自身で考え工夫することによって、効率を上げられたことにやりがいを感じました。
入社後も、どうすれば効率よく仕事ができるのかを考え、私だけでなく周囲の人も働きやすくなるよう工夫していきたいです。
急なトラブルの際にも、頼られる人材になりたいと考えています。

学業

私の強みは、冷静さです。
大学のゼミで共同研究をした際に、議論が白熱しすぎてしまい、メンバーがそれぞれの意見を一歩も譲らないという状況になってしまったことがあります。
一時は共同研究をやめる話も出たのですが、私は冷静にお互いの意見を聞き、双方が妥協できる点はないかを探しました。
熱くなってしまったメンバーは気づかなかったのですが、よく分析してみると、共通する意見や並行してできる内容がありました。
それらを指摘することで、無事に妥協案を見つけ、共同研究を成功させることができたのです。 和解し、前向きに取り組むメンバーの顔を見たときに、両者の妥協案を見つけることができて本当に良かったと感じました。
御社でも、クライアントの意見をよく聞き、正確に情報を分析するための冷静さを大切にしていきたいです。

ゼミ

私の長所は、常に冷静に物事を判断できるところです。
私が所属するゼミでは、以前ビジネスコンテストに出ることがありました。
その時に私自身もすごく興味があったため、積極的に参加することを決意しました。
ところがコンテストの審査員の多くは、大企業の役員ばかりで、初めて出たメンバーの中には緊張しすぎて体調不良を起こした人も出たのを覚えています。
でもなんとかして結果は残したいと私は思っていたので、緊張してしまうメンバーには最低限の仕事だけを任せるようにし、私が率先してメンバーを引っ張る形をとることにしました。
すると、うまくビジネスコンテストを切り抜けることができ、最終的には上位5組の1組に入ることに成功したのがとても嬉しかったです。
貴社に入社した際にも、常に冷静な気持ちで目の前の状況を判断し、周りを引っ張っていける存在として活躍できればと思っています。

ボランティア

私の長所は、どんな時でも冷静に判断できる力があることです。
以前に近所の保育施設で、私はボランティア活動をしていました。
その際にさまざまな児童とコミュニケーションをとっていましたが、時には児童同士が喧嘩をしてしまうこともあったのを覚えています。
しかし、私は初めてそんな状況に出会っても、落ち着いて対処することができました。
周りの同じボランティアに参加している人から「すぐ仲直りさせるなんてすごいね~」と褒められたことはもちろん、保育施設に勤める人たちからも、その冷静な行動を褒めてもらうことができたので、本当に嬉しかった記憶があります。
貴社に入社した際にも、自分の身に降りかかった出来事を、常に冷静に処理していければ良いなと考えております。

サークル

私の強みは、常に冷静な対応ができることです。
私は大学4年生の時にテニスサークルのキャプテンを努めていました。
テニスサークルでの競技経験から、プレッシャーの中でも冷静に対応し、状況を客観的に判断する能力を身につけました。
試合中の緊張や予期せぬ状況にも動じず、常に冷静なマインドで対応することで、チームメイトや相手選手とのコミュニケーションを円滑に保ち、最良の戦略を練ることができました。
また、冷静さを保ちながらも、的確なアドバイスや指示を出すことで、チーム全体の成績向上に貢献しました。
私の冷静な判断力と落ち着きのある態度は、プレッシャーの中でも最良の結果を導き出すことができます。
このような経験から、仕事においても急な問題が発生しても冷静に対処できるのではないかと考えています。

おわりに

自己PRで、冷静さをアピールするのはありです。

ミスの発見やリスク回避、課題や解決策の考案などに役立つため、冷静な人材は企業から重宝されます。 とくに、ベンチャー企業には求められる要素のため、興味を持ってもらいやすいです。

ただし、高評価を得るためには分かりやすい構成を意識し、冷静さがゴールにならないよう、注意して作成する必要があります。

冷静さによって何ができるのかを具体的にアピールし、あなたが企業に合う人材であることをプレゼンすることが大切です。

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