【例文付き】自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには?ポイントや構成を解説

【例文付き】自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには?ポイントや構成を解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

これから就職活動に挑もうとしている学生、あるいはこれから取り組もうとしている学生の中には、まずは自己PRから書く方も多いでしょう。

何をアピールするかは人それぞれ異なりますが、持ち前の好奇心にしようと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、好奇心旺盛なことをアピールするために注意すべきことについて解説していきます。

志望の企業の内定を得るための知識も紹介していきますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・好奇心旺盛な人に向いている職種
・好奇心旺盛さをアピールする際の注意点
・自己PRの書き方

この記事をおすすめしたい人

・好奇心旺盛さを自己PRでアピールしたい人
・自己PRの書き方に悩んでいる人
・例文を見てみたい人

目次目次を全て表示する

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】自己PRで企業は何を見ているのか

就職活動においては、履歴書のほかに成績証明書、場合によっては推薦状など提出すべき書類がいくつもあります。

履歴書だけを郵送したり手渡ししたりするアルバイトとは違い、あらかじめ用意するべきものが複数あることを覚えておかなければなりません。

また、企業によっては履歴書だけでなく、エントリーシートや自己紹介書などを添付しなければならないケースも多いです。

いずれの場合でも、自己PR欄が設けられていることがほとんどです。

企業は、アピールポイントが自社の求めている人物像にマッチしているかという点を見ています。

つまり、他者にはない強みを持っている人でも、その企業で活躍できそうだと思われなければ内定を得ることはできないのです。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】企業が求める好奇心旺盛さとは

好奇心が旺盛であることを強調するのは、決して悪いことではありません。

しかし、実際に企業が採用選考活動において重視しているのはどのようなものなのか、経団連が実施したアンケートの調査結果から確認しておきましょう。

もっとも重視されているものはコミュニケーション能力で、長きにわたり上位をキープしています。

次いで主体性、さらに協調性やチャレンジ精神などと続きますが、上位項目の中に好奇心に関連するものは見当たりません。

つまり、企業が求めているのは「好奇心旺盛」な人ではないということです。

さまざまな分野に関心や興味を持ったうえで、そこからもたらされる積極性や主体性など、自ら行動できる態度や意思があるかなどを判断していると言えるでしょう。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】好奇心旺盛な人の特徴

自己PRで好奇心旺盛さをアピールする前に、まず自分が好奇心旺盛な人物なのか再度確認しておきましょう。

下記の3つの特徴に当てはまらない場合、あなたは好奇心旺盛ではないかもしれません。

別の特徴をアピールした方が良い可能性もあるため、確認しておきましょう。

積極的に挑戦する

好奇心旺盛な人は、その知識欲を満たすために積極的に挑戦を続けるのが一つの特徴であると言えます。

何かについて知ろうとすることは、時折挑戦が求められることもあります。

その挑戦をすることに対して抵抗がない人物は、好奇心旺盛であると言えるでしょう。

また、その挑戦が難しいものであったとしても、その難しいものにチャレンジする抵抗よりも、自分の知識欲を満たすことの方が優先される場合、「自分は好奇心が強い」と断定しても構いません。

一方で知識欲よりも面倒くささや、リスクを考えて挑戦をしない人物は好奇心旺盛かどうか再度考える必要があるでしょう。

物事を深く知ろうとする

物事について深く知ろうとするのも好奇心旺盛な人の特徴です。

色々なことについて知りたいと考え、行動を起こすのも好奇心旺盛な人の特徴です。

そして、その興味を持った対象に対して、より深く知り、知識を深めようとするのも好奇心旺盛な人の特徴の一つです。

新しい知識を身につけようとしたり、スキルを身につけようとしたりするのはもちろんのこと、新しい経験を積むことに対しても積極的である可能性が高いです。

好奇心旺盛な人は物事について広く知りたいと考えるのはもちろんのこと、より深く知ろうとし、自分の世界を広げたいと考えるのです。

人と交流する

人と積極的に交流しようとするのも、好奇心旺盛な人の特徴であると言えるでしょう。

好奇心旺盛は多くの人々と交流を深めることで、さまざまな価値観に触れようとしています。

また、価値観だけでなく、新しい知識や情報を効率的に習得できるので、人と関わることを常に楽しむ傾向にあります。

自分がなぜ人と交流を積極的に取るのかについて言語化したことがない人は多いでしょうが、好奇心旺盛な人の多くは人と交流しようとします。

社交的な場が好きな人や、コミュニケーションを取る場が好きな人は好奇心旺盛であることが多いです。

上記のような条件が当てはまる人は「自分は好奇心旺盛である」と認定しても問題ないでしょう。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】好奇心旺盛が良い自己PRになる理由

好奇心旺盛であることが自分の強みと認識したのであれば、次は評価されるアピール方法を考えなくてはなりません。

どんな強みも、受け取り方によっては弱みとして捉えられることもありますので、伝え方には配慮する必要があります。

自己PRでは、マイナスのイメージを想像させずにアピールしなければなりません。

好奇心旺盛さのうち、どの要素が良い自己PRとして評価されるのかを確認し、好奇心旺盛な人物の何が企業に評価されるのかを理解したうえでアピールの仕方を考えましょう。

意欲の高さをアピールできるため

好奇心旺盛な人の特徴のひとつに、何事にも積極的に挑戦できることがあげられます。

ゆえに好奇心旺盛な強みをアピールすることで「何にでも興味を持ち積極的に取り組める人」というイメージを印象付けられます。

入社してからも、どのような業務にも意欲を持って積極的に取り組んでくれそうな人は、選考において高く評価されるでしょう。

理想を抱いて志望した企業でも、入社後に想定外の業務を担当することになる可能性は少なくありません。

そのような場合でも、与えられた仕事に興味を持って意欲的に取り組める人を企業は求めています。

そのため「好奇心旺盛」という強みを活かすのであれば、まずは仕事に対する意欲の高さをアピールすることが大切です。

どのような仕事にも挑戦し、積極的に取り組めることが伝わるようなものにすると良いでしょう。

成長可能性をアピールできるため

好奇心旺盛な強みは、採用後の成長可能性をアピールできます。

中途採用であれば、即戦力が求められるためそれまでの会社で培った知識や能力が評価さされます。

しかし、社会人経験のない新卒の社員に対しては、企業は現時点のスキルはそれほど期待してはいません。

企業が新入社員に期待しているのは、入社した後に伸びる可能性であり、新卒採用では、ポテンシャルを重視した採用が行われることがほとんどです。

そのためチャレンジ精神や学ぶ姿勢がある人物が高く評価されます。

「積極的に挑戦する」「物事を深く知ろうとする」という好奇心旺盛な人の特徴は、まさに入社後の成長がイメージできる強みです。

同じく好奇心旺盛な人の「人と交流する」という特徴は、周りの先輩社員からも学びを得られるイメージがあり好印象を与えられるでしょう。

何事も前向きにこなせるとアピールできるため

何にでも好奇心を持って取り組める人は、どのようなことに対しても前向きなイメージがあります。

仕事に前向きに取り組める人材はどの企業でも歓迎されますので、その意味でも好奇心旺盛である人は高く評価されるでしょう。

たとえ多くの人が嫌がるような仕事でも、前向きにこなす人がその場にいるだけで、周囲にも良い影響を与えパフォーマンスを上げる効果が期待できます。

その結果、組織全体に貢献することにつながるでしょう。

社会に出れば、自分のやりたい仕事だけをしていれば良いわけにはいきません。

不本意な業務からでも何かしらを学びとるためには、前向きな姿勢で取り組むことが不可欠なのです。

これまでに好奇心旺盛である強みを活かした経験のなかで得た学びや成長があるならば、積極的に伝えましょう。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】好奇心旺盛な人に向いている職種

自己PRにおいて好奇心旺盛さをアピールするための方法や好奇心旺盛な人の特徴について分かったところで、続いて好奇心旺盛な人に向いている職種について考えていきましょう。

自分がどのような仕事に向いているのか確認することで、これまで就活の選択肢に入れていなかった業界も気になってくるかもしれません。

際限なく選択肢を増やしてしまうのは良いことではありませんが、他の業界について深く知ることで、実際には就職しなかったとしても、これからの就活の役に立つかもしれません。

営業職

好奇心旺盛な人に向いている仕事の筆頭として、営業職が挙げられます。

好奇心旺盛な人は積極的に何事にも挑戦していく傾向にあるので、どのような相手にもひるむことなく、アプローチをしていくことができるのです。

つまり、営業職にはぴったりの能力であると言えるでしょう。

営業職は断られる前提で仕事をするくらいのメンタルを持っておくのもダメージを受けないためには良いことですが、あまり及び腰で、自信がなさげでも問題です。

自信を持って、自分が売り込むサービスや商材が素晴らしいものであると、相手を選ばずに積極的に話せる人に向いています。

よって、積極的に、臆することなく、クライアントと会話ができる好奇心旺盛な人は営業職に求められる人材です。

エンジニア職

好奇心旺盛な人は何事においても深く知ろうとします。

ということは、日々変化する情報や技術について積極的に学び取っていく必要があるエンジニア職にはぴったりであると言えるでしょう。

例えば、エンジニアは複数のプログラミング言語を扱うことができると非常に重宝されますし、仕事に役立てることができます。

自分が何かの分野の専門家になった後も、他のプログラミング言語などを学び、積極的に理解を深めていくことで確実に仕事に役立てられます。

こうした知識欲好奇心が強く、新しいことをどんどん学んでいこうという姿勢のある人はエンジニアにぴったりであると言えるでしょう。

企画職

好奇心旺盛な人は、人と交流することでさまざまな知識や情報を得ることを得意にしている傾向があるため、世の中のトレンドやニーズに敏感で、豊富なアイディアを提案することができます。

特に現代において、SNSを活用することは流行の最先端を把握するために非常に重要なことです。

ほとんど全ての流行はSNSから生まれるからです。

好奇心旺盛な人はSNSで流行っている、一見とっつきにくいものや、良さが分かりにくいものでも拒否反応を示すことなく、「なぜ人気なのか」を知りたがります。

人気が出るメカニズムを把握することができれば、それを踏襲した上で企画を練ることができ、いわゆる「バズる」企画を生み出せる可能性もあります。

クリエイティブ職

普段からさまざまなことに興味を持つ好奇心旺盛な人は、新しいものを発見してワクワクするだけでなく、人をワクワクさせるこれまでにないものを作り出すことにも喜びを感じます。

そのため、発想力を活かして0から作り上げるクリエイティブ職に向いていると言えるでしょう。

好奇心旺盛な人は、常日頃からさまざまな物事に興味を持ち、さまざまな情報を収集する傾向があります。

ゆえに、新しいものをいち早く発見することが得意です。

さらに、持ち前の好奇心からそれを追求せずにはいられず、あらゆる物事の知識が豊富になり、その結果新しいものを生み出す発想力も豊かである人が多いのです。

その発想力は、広くクリエイティブな仕事に活かせるでしょう。

マーケティング職

マーケティング職も好奇心旺盛な人に向いている仕事と言えます。

マーケティング職は、市場を調査し、戦略を練る仕事です。

収集した情報を分析する力が求められ、その分析結果に従って戦略を立案します。

好奇心旺盛な人は、いろいろなことに興味を持つだけでなく、興味を持った物事の本質を知ろうとする探究心も備えています。

さまざまな観点からアンテナを張り巡らして情報を収集することが得意であるだけでなく、集めたデータに興味を持って分析し、その本質を探究するのも得意です。

そのため、市場の動向や傾向に敏感で、ニーズを掴むことにも長けている人が多い傾向があります。

立案した戦略を実行するためには、関係部署の他の社員とのコミュニケーションも大切ですので「人と交流する」ことがうまい好奇心旺盛な人の特徴も活かされます。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】好奇心旺盛さをアピールする際の注意点

目新しいものや珍しいものに興味を持つだけではなく、関心を抱いたうえでどのような行動が取れるかを企業は見ています。

そのため、ほかにアピールできる強みがないなど消極的な理由で好奇心を強みにすると、採用担当者の質問に答えられなくなるおそれがあります。

しかし、それではライバルと差をつけられず、どんなに素晴らしい内容であっても選考を突破できずに終わってしまうでしょう。

ここからは、自己PRにおいて好奇心が旺盛なことをアピールするためにはどのような内容に仕上げていくべきなのか、具体的な注意点について解説していきます。

好奇心旺盛であること自体は評価にならない

面白そうなことに関心を持つところが長所だと思っていても、それだけでは効果的なアピールにはなりません。

好奇心旺盛な点そのものではなく、それが入社してからの業務においてどのように役立つのかを伝えないと「単に好奇心旺盛な人」という評価しか得られないからです。

それはどんな職種であっても変わることはなく、営業職でも研究職でも好奇心旺盛の一辺倒では通用しません。

どのような仕事をするにしても、一定の成果を求められます。

そのため、目標に向かってどのように取り組んでいけるのか詳しく伝える必要があります。

たとえば、好奇心旺盛な性格だからこそ自ら積極的に情報収集ができること、そんな行動力を強調するのも良いでしょう。

さらに効果的なのは、主体性があることに加え、得た知識をどのように業務に活かせるかを考えてみることです。

収集した情報を周囲に伝達する能力まであることをアピールすれば、好奇心だけでなく主体性やコミュニケーション力も強みであると判断してもらえるでしょう。

好奇心旺盛はマイナスイメージにつながることもある

就活において、全ての場面で好奇心旺盛さがプラスのイメージになるとは限りません。

当然ながら伝え方によってはマイナスイメージにつながってしまうこともあるので、注意しつつ、対策をする必要があります。

好奇心旺盛な人はさまざまなものに興味を持つ一方で「飽きっぽい」「注意散漫である」

「周りが見えなくなる」といったマイナスイメージを与えてしまう可能性もあります。

そこで一つのことに熱中できる能力や、注意深く周りを観察できる能力なども合わせてアピールできると、魅力をアピールしつつマイナスイメージを与えずに済むことでしょう。

例えば、自分の自己PRを「自分が好きじゃない人が書いたもの」と仮定して、粗探ししてみるのも良いでしょう。

悪いところがより如実にわかるかもしれません。

好奇心旺盛さをより具体的に表す

企業がどのような点に注目しているのかを踏まえたうえで、好奇心があって行動力があることを上手にまとめることは重要ですが、それだけで良いというものではありません。

実際に書類に目を通すのはまだ会ったことのない採用担当者であり、具体性がないと印象に残りにくいからです。

説得力が感じられなければかえって信用度が低くなり、せっかく仕上げたものが無駄になってしまうおそれがあります。

たとえば、リーダーシップがあることをアピールしようとする場合、一言で伝えるのはなかなか難しいため、具体的な数字を含めるなどの工夫が必要になります。

100人規模の部活動において、部長を経験したなどと書くと説得力が増すでしょう。

これに加え、好奇心があることによりどんな行動を取ったのか、具体的なエピソードを添えると良いでしょう。

なお、ストレートに好奇心旺盛と表現するのではなく、新しい知識を貪欲に得ようとする積極性などとニュアンスをアレンジするのもひとつの手です。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】自己PRのポイント

好奇心をアピールして自己PRを書こうとしていた人も、一工夫しなければ通用しないことがわかったのではないでしょうか。

自分の得意なことや長所があることは悪いことでもありませんが、それをしっかり深掘りしておかなければ内定を得ることはできません。

入社してから活躍できるのか、企業にとって役立つ人材かどうかを判断されるものであると認識しておきましょう。

ここからは、実際に自己PRを考えるときに気をつけたいポイントについて詳しく解説していきます。

アピールする強みは1つに絞る

基本的に、自己PRの項目には文字数制限が設けられており、それを超えないようにまとめなければなりません。

また、上限となる文字数は100~200字など、それほど大きな数字ではない場合がほとんどです。

そのため、あらかじめ自分が伝える強みを1つに絞っておく必要があると言えます。

強みは多ければ多いほど良いと勘違いし、箇条書きのようにしてしまうと何をアピールしたいのかが伝わりません。

また、たとえ自分では強みだと思っていることであっても、文字数をオーバーしてしまうと減点対象になります。

さらに、アピールポイントが多いと具体的なエピソードを書けなくなってしまう可能性もあるので、強みは1つに絞るということを押さえておくようにしましょう。

結論から書く

どんなに優れた強みがあっても、それが読み手に伝わらなければ意味がありません。

そのため、なるべく理解しやすい文章に仕上げる必要があります。

自分が思い浮かぶままに書いてしまうと、読む人によっては何が強みなのかわからなくなってしまいます。

このような失敗を避けるために意識しておくことは、最初に結論を打ち出してそこから本文を続けるという手法です。

これによって自分がアピールしたい強みが明確になり、「わかりづらい」と判断される可能性が減ります。

この結論から書くという手法は、就職活動だけではなく社会人になってからも通用します。

仕事を円滑に進めていけるようにするためにも、基本の知識として頭に入れておきましょう。

根拠となるエピソードを盛り込む

自分の強みをよりわかりやすく伝えるためには、結論を書いた後に具体的なエピソードを続けなければなりません。

たとえばスポーツが得意だとアピールした場合、何の競技なのかを書かなければ採用担当者は理解に苦しむことになります。

その競技をいつから始めたのか、練習を積んだ結果として全国大会に出場したなどの経歴があればわかりやすく、面接においてもその話題で盛り上がるかもしれません。

相手の心に刺さる内容にするには、自分自身にどのような影響があったのか、成長に役立ったことなどを具体的に表す必要があります。

もし具体的なエピソードが見つからない場合、友達などに相談すると良いアドバイスがもらえる可能性があるので、周囲の人に連絡を取るのもおすすめです。

周りへの影響を盛り込む

企業は組織である以上、自分ひとりだけで仕事が完結することはありません。

関係部署の人と何かしら関わりながら仕事をすることが求められるため、選考においてその人が組織にもたらす影響も評価の対象となります。

そのため、自己PRを作成する場合には、自分の強みが周囲の人間にどのような影響を与えるかを盛り込んでアピールすることが大切です。

どのような強みをアピールする場合であっても、自己PRを作成する場合には、その強みが自己完結してしまわないように注意しましょう。

これまでの経験で、自身の好奇心旺盛な性格が周りを巻き込んで良い結果をもたらしたエピソードを探してアピールできると効果的です。

企業側がイメージしやすいよう、より具体的に伝えるようにしましょう。

ビジネスの場でどのように貢献できるかを盛り込む

採用選考は、自社に貢献してくれそうな人材を採用するためのものですので、自己PRでアピールする強みは入社後に仕事に活かせるものである必要があります。

自身の強みが、その企業でどのように活かせるのかを考えながら自己PRを作成しましょう。

入社後に好奇心旺盛な強みを活かして、その企業で活躍する自分の姿をイメージしてもらえるように伝えられると良いでしょう。

しかし、どんなに具体的に入社後の自分像を伝えられたとしても、その人物像が企業が求めているものでない場合は、意味がないばかりか逆効果になってしまうこともあります。

ひとりよがりな自己PRにしないためにも、企業研究をしっかり行い、志望企業が求めている人物像を把握したうえで、アピールの仕方を考える必要があります。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】自己PRの構成

結論から書き始め、自分の強みを発揮したエピソードの概要を続けることを確認したうえで、全体的にどのような構成にすべきかを把握しましょう。

特に少ない文字数で書く場合、あらかじめどのような流れで書くのかを決めておかなければ、全体的にまとまりのない自己PRになってしまうおそれがあります。

また、「文字数が足りなくなってしまった」というトラブルも避けたいので、以下のような構成を意識してみてはいかがでしょうか。

まず、強みとエピソードに続き、自身が課題に感じたことを書いておきましょう。

興味を持ってやってみようと思ったものの、自分の能力が足りないことに気づき、すぐに行動できなかったことなどを書くといった具合です。

続いて、その課題をどのように解決したのかを書きます。

具体的には、能力不足を練習や勉強によって補ったなど、自分の経験を端的に述べましょう。

最後に、どんな結果になったのか、会社にどのような貢献ができるのかをアピールすれば、より完成度が高い自己PRとなるでしょう。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】自己PRの例文

最後に実際の好奇心をアピールした自己PRの例文を紹介します。

これらの例文を参考にして、自分だけの自己PRを作れるようにしましょう。

例文①

私の強みは、興味を持ったことに対して「より深く知りたい」という好奇心が旺盛な点にあります。
この強みにより、結果としてビジネス英語レベルとしてもアピールできるハイスコアを在学中に獲得できました。
きっかけは幼いころに見ていた大リーグのテレビ中継で、小学校から野球を始めた私は夢中になって当時活躍していたとある日本人選手を応援していました。
ところがいつしか興味は選手のプレイだけでなく、球場の雰囲気や中継を盛り上げる実況に向けられるようになったのです。
率直に「格好良い」と思った私は実況の真似をしているうちに、どんなことを話しているのか理解したいと思うようになりました。
中学生になって本格的に英語の勉強を始めると、あの実況で使っていた単語や構文だと気づく楽しさがあり、寝食を忘れて勉強したことを今でも忘れられません。
長年培ってきた語学力はグローバルに展開する貴社においても貢献できるはずで、業務に関わりながら見識を広げたいと思い応募することを決意しました。

例文②

私の強みは好奇心旺盛である点です。
大学時代には留学という未知の経験に飛び込み、そこで得た異文化理解は私の視野を一変させました。
特に印象深いのは、留学中に参加した国際的なプロジェクトです。
私たちは多国籍のチームを組んで環境問題に対する意識を高めるキャンペーンを企画しました。
初めての試みであり、言語や文化の壁がありながらも、私はチーム内の情報収集と分析を主導しました。
その過程で、異なる文化的視点から得られる洞察が、企画の質を高める重要な要素であることを学びました。
この経験は、単に新しい知識や技術を迅速に習得するだけでなく、それをチームやプロジェクトに応用する能力も身につけさせてくれました。
貴社においても、私のこの強みを生かして、企画職として活躍できると自負しています。
お客様のニーズを深く掘り下げ、市場のトレンドを敏感に捉えながら、革新的で実行可能な提案をしていくことで、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。

例文③

私の最大の強みは好奇心の深さにあります。
これはさまざまなお客様との日々のやり取りの中で培われてきました。
例えば、アルバイトでカフェの店員をしていた時、一人ひとりのお客様が何を求めているのか、どのようなサービスに価値を感じているのかを理解することに注力しました。
接客の際には、一見すると些細な会話からも顧客の嗜好や背景をくみ取り、それに基づいてきめ細やかなサービスを提供するよう心掛けていました。
ある日、いつも同じブレンドコーヒーを注文される常連のお客様に「今日は別のものを頼んでみたい」とリクエストをいただいたので、季節の特別ブレンドを提案しました。
これ以降そのお客様はさまざまな注文をしてくれるようになり、店長も新しい豆を仕入れるなど、店側、お客様ともに楽しむことができました。
この経験から、私は一人ひとりの言葉に耳を傾け、期待を超える提案をすることで、顧客満足度を高めることができると学びました。
貴社で営業マンとして働くことになれば、この経験を活かして、お客様一人ひとりのニーズを把握し、そのニーズに応じた最適なサービスを提供することができると確信しています。

例文④

興味を持ったことを追求する、好奇心旺盛なところが私の強みです。
私は旅行が趣味で、ガイドブックに載っていないような場所に行き、発見したその土地の魅力をSNSで発信していました。
あるとき訪れた場所は、とても魅力的な場所であるにもかかわらず、その魅力がまったく知られていないばかりか、過疎化が急速に進んでいることにショックを受けました。
その理由が何なのか、魅力を伝えるためにはどうしたら良いのかに関心を持ち、何かわかることはないかとさまざまなデータを収集し、探究し始めたのです。
データ収集のために役所にも何度も通い、1年後には役所の方々と一緒に地域おこしの企画を行いました。
その結果、以前より観光客が増し、企画は功を奏したと感じます。
入社後も御社の企画職でこの強みを活かして貢献したいと考えています。

例文⑤

私の強みは、好奇心旺盛であることです。
学生時代は、異文化交流サークルに所属し外国籍のメンバーと仲良くなりましたが、次第に深く意思疎通することが難しいと感じることが増え、サークル内の雰囲気がギクシャクしているのを感じるようになりました。
原因は文化の違いではないかと考え、実際に異文化を体験すべく、長期休暇を利用してメンバーの祖国を訪れ、さらにその国の歴史を調べるなどして文化理解に努めました。
その結果、メンバー間の親睦が深まり、今ではかけがえのない仲間となっています。
また、持ち前の好奇心のお陰で、知らない文化に触れ、自分を成長させられたと感じています。
入社後は、海外進出が活発な御社でこの経験を活かしたいです。

例文⑥

私の強みは、好奇心旺盛で、どのようなことにも意欲を持って取り組めることです。
私は、高校のときから入りたかったゼミがありましたが、入学してみるとそのゼミは人気が高いため抽選があり、残念ながら私は落選してしまったため、仕方なく第二希望のゼミに入りました。
はじめは残念な気持ちが強かったのですが、堀下げて研究するとまったく別のテーマも興味深く、次第に没頭していきました。
そして結局、このゼミの研究を活かせる仕事に就きたいと思うほどになったのです。
この経験から、どんなことでも関心を持って取り組めば、楽しさや喜びを見つけられることを確信しました。
御社の企画職では、はじめはさまざまな部署を経験する必要があると聞いています。
私の好奇心旺盛な強みは、どの部署での経験も確実に学びにつなげられると考えています。

【自己PRで好奇心旺盛さをアピールするには】自己PRの作成に自信がない人はエージェントの利用がおすすめ

ここまで読んだ学生は、単に好奇心をアピールするだけでは通用しないことが十分に理解できたはずです。

大まかな構成もイメージできて、実際に書き始めようとしている人もいるかもしれません。

その一方で、好奇心を自身の強みとしてアピールするのは難しいと感じる方もいるかもしれません。

伝わりやすい内容に仕上げられるのか、それが正しいかどうかがわからないと悩む人もいるでしょう。

そのようなときは、就職活動のサポートを行っているエージェントに頼りましょう。

自己PRの作成方法をレクチャーしてくれるため、深く悩んだり時間を取られたりすることなく完成させられます。

また模擬面接などのサポートも行っているので、お困りの方は一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自己PRを仕上げることは、就活における最初の難関でもあり、どんなものを書けば良いのかわからないという方も多いでしょう。

好奇心が旺盛なことだけでクリアすることは難しく、自分自身の過去を深掘りしながら内容を考えていかなくてはなりません。

しかし、悩んでいたり迷っていたりするだけでは前に進まず、肝心な対策に手がつけられないという事態になりかねません。

不安な方はエージェントを利用するなどして準備を進め、志望の企業に応募しましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます