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・観察力を強みにした自己PR作成方法
・自己PRの基本的な構成
・観察力で自己PRを書きたい人
・自己PRが上手く書けない人
【観察力の自己PRはベンチャー企業に使える?】はじめに
自己分析をした時に自分の長所が観察力だった方は、なんだか他の人の長所より印象が薄く感じてしまったのではないでしょうか。
誰でも自己分析をした後に見る自分の長所は、胸を張れるような長所でもないし、平凡だから自己PRに組み込んでも企業の方に関心を持ってもらえないんじゃないかと心配になります。
しかし、観察力というものは社会人にとって非常に需要のあるスキルなのです。
この記事では、観察力が就活で本当に魅力的なスキルであるのか、観察力を自己PRに取り入れる際の秘訣をご紹介していくため、自己PRに観察力を取り入れたい方はぜひ内容を参考にしてみてください。
【観察力は自己PRで使える?】観察力は使える?
結論から述べると、自己PRで「観察力」を使うのはありです。
職場でも、学校や部活動などと同じように周囲の人と協力して目標を達成しなければならない機会が多くあります。
そのため、周囲の人や状況を観察する力は評価されます。
ただし、単に「観察力」と伝えるのではなく具体的にどのような観察力があるのかを説明しましょう。
【観察力の自己PRはベンチャー企業に使える?】観察力の3つの種類
観察力を自己PRするためには、まずは観察力にはどのような種類があるのかを知っておく必要があります。
観察力には大きく分けて3つの種類があり、それによってアピールできる点も大きく変化します。
種類を把握して自分がどうして観察力をアピールしたいのか、どのような経験から観察力をアピールできるのかを考えてみましょう。
1.自己観察力
自己観察力とは、自分自身を客観的に観察する力のことです。
この力がある人は、自分の行動を振り返ったり、性格を分析したりする事が得意です。
その為、自分自身が今どのような状態に置かれており、どのようにすれば問題を解決することが出来るか?と言う事を理解し、思索する事が出来ると人であると思われ、大きな自己PRになります。
2.状況観察力
状況観察力とは、周りの状況を把握し空気を読むことが出来る力の事です。
自分と相手がどのような関係であるか理解することが得意であり、相手と適切な距離感を保って仕事をすることができます。
状況を判断して行動を考えられるということは、周りを見ることがきちんと出来る人と評価され、面接でも有利に働くでしょう。
3.人間観察力
人間観察力とは、相手の行動や表情といった言葉以外も要素を念入りに観察し、情報を読み取ることが出来る力の事です。
人間観察力がある人は相手の性格を読み取ることで、気持ちの変化や真意に気づく事が出来るためにトラブルを回避しやすいです。
【観察力は自己PRで使える?】企業から評価されやすい観察力は?
企業から評価されやすいのは「状況観察力」と「自己観察力」でしょう。
状況観察力があると、業務中の想定外な状況でもトラブルを防げたり、自己観察力があると自己コントロールによって目的達成のために自己磨きをすることができるでしょう。
企業側は業績に貢献できる人を求めています。
そのため、上記の観察力は業務でも再現性が高いため評価されやすいでしょう。
【観察力は自己PRで使える?】観察力のある人が向いている職種3選
観察力は、周囲の状況や人々の行動を的確に把握し、適切な対応をするための重要なスキルです。
この能力を活かせる職種では、観察力がそのまま成果や仕事の質に直結します。
ここでは、観察力のある人が特に向いている職種を3つ紹介します。
1. マーケター
マーケターは、観察力を活かして市場の動向や消費者のニーズを分析し、効果的な戦略を立てる職種です。
顧客の購買行動やトレンドの微妙な変化を敏感に察知する能力が求められます。
たとえば、SNSやアンケートのデータをもとに顧客の潜在的なニーズを見つけ出し、商品やサービスに反映することで、売上を伸ばすことができます。
また、広告のクリエイティブ制作においても、消費者がどのようなメッセージに反応するかを観察し、効果的なコンテンツを作成するためには、観察力が重要です。
細やかな観察をもとにデータを分析し、迅速にアクションを起こせるマーケターは、企業にとって欠かせない存在です。
2. カウンセラー
カウンセラーは、人間観察力を活かせる代表的な職種です。
相手の表情や声のトーン、言葉のニュアンスなど、言語化されない情報を的確に読み取る能力が求められます。
このスキルを活かして、クライアントが抱える問題を深く理解し、適切なアドバイスや支援を提供します。
特に、相手が直接的に言葉で表現しにくい感情や考えを引き出すためには、観察力が欠かせません。
また、会話の中で気づいた小さな変化やヒントを見逃さず、それを基にした対応を取ることで、信頼関係を築くことができます。
観察力を活かしてクライアントの心の健康をサポートできるカウンセラーは、社会的にも大きな役割を果たす職業です。
3. 営業職
営業職では、顧客のニーズを的確に把握し、信頼関係を築くことが求められます。
観察力のある人は、顧客との商談の中で、相手の関心や課題を敏感に察知し、それに基づいた提案を行うことができます。
たとえば、顧客が口に出さない不安や期待を表情や態度から読み取り、適切な解決策を提示することで、契約の成立につなげることができます。
また、観察力を活かして市場の動向や競合他社の動きを分析し、自社の商品やサービスを効果的に提案する戦略を立てることも可能です。
観察力が高い営業職の人は、単なる売上アップだけでなく、顧客満足度の向上やリピート率の改善にも貢献できます。
【観察力の自己PRはベンチャー企業に使える?】観察力を自己PRとしてアピールする際の注意点
企業の興味を惹く自己PRの文章構成がわかったところで、次に押さえておくべきことは、自分の長所を文章に取り入れる際の注意点になります。
手間暇かけて文章構成を意識しながら丹念に自己PRを作成しても、注意点を見落としてしまうとあなたの魅力を最大限伝えることはできません。
ですが、今からご紹介する2つの点に配慮して文章を作るだけで、文章を作ることが不得意な方であっても採用担当の胸を打つような自己PRを作成できます。
文章を作ることが不得意な方は特に、次の注意点に目を向けて自分の自己PRの文章を見直してみましょう。
アピールで人間観察力は辞めておく
観察力には3つの種類があると紹介しましたが、自己PRを行う上では避けた方が良い観察力があります。
それは、人間観察力です。
人間観察能力は人を観察してどのように行動するのか?という事を考える能力であるため、これを自己PRで話すと企業に受動的な印象を与えてしまいます。
企業は主体性がある学生を求めているため、人を見て動く学生ではなく、自分から動ける人材を求めているのです。
また、自分が観察されていると思うと不快に感じる人も一定数存在しています。もし、面接官がそのタイプの人であれば採用は避けられてしまいます。
これらのことから、自己PRで観察力をアピールする際には「自己観察力」「状況観察力」のどちらかを題材に話すことがおすすめです。
洞察力と混同しない
洞察力と観察力という言葉は非常に似ているため、混同してしまう人も多いかもしれませんが、定義が異なるため、しっかりと確認しておく必要があります。
観察力は客観的な情報のみを得るものであり、洞察力は状況の原因を考えるなど、多少主観が入ることもあります。
どちらが就活において良いイメージを与えられるかは、自己PRや志望動機の文章構成やどのように活かすかなどによっても異なってきますが、間違えてアピールをしないように注意することが大切です。
完璧主義な印象を持たれないようにする
観察力が高い人物は、物事を詳しく観察できてしまうがあまり、悪い部分が目についてしまうことも多いです。
よって、観察力をアピールしてくる人物に対して、完璧主義が度を過ぎており、面倒くさい人物であると思われてしまうこともあります。
業務を進めるにあたってあまりにも完璧主義な人物がいると、1つ1つが遅々として進まず、プロジェクトなどが目標の期間内に終わらない可能性もあります。
そこで、観察力は高いけれども、完璧主義ではなく、必要に応じて妥協しながら業務を進めていくことができる人物であることをアピールする必要があると言えるでしょう。
【観察力の自己PRはベンチャー企業に使える?】観察力を自己PRとしてアピールする際の構成
観察力を組み込んでいくと文章の軸が固まったとしても、単に観察力があったと裏付けられる体験談を取り入れても無意味なのです。
何はともあれ、企業に余すことなく自分の魅力を伝えられる自己PRになるとはいえません。
価値のある長所があるのであれば、隙のない構成で自己PRの文章を作ることが肝心となります。
ただエピソードを並べるだけの自己PRから、採用担当の心を掴んで離さないような自己PRの書き方をマスターして、就職活動で周りより1歩先をいきましょう。
まずはあなたが話したい結論を、冒頭で端的に述べてみましょう。
結論を先に示すことで、相手は話の概要を最初に理解できるため、そのあとに続く自己PRの内容が相手に伝わりやすくなります。
そのため書き出しでは、結論からはじめることが有効的なのです。
慣れていないと結論から文章を作ることは、難しく感じるかもしれません。
しかし、文章をうまくまとめるのが苦手な方こそ、はじめに結論を書いてしまうことは話の軸が後半でブレにくくなるため、おすすめになります。
次に、根拠となる具体的な体験談を持ってきましょう。
あなたの長所が観察力であると、第三者にもわかるような体験談を持ってくることが肝心です。
この時に根拠となるエピソードの背景に具体性が加わると、自己PRの説得力が効果的になります。
自分の観察力が実際にどんなふうに活かされたのか経験を交えて伝えることで、採用担当の方にこの人が自分の企業に来たらどうなるのか興味を持ってもらえます。
自分の体験談の部分は、同じ観察力を自己PRに持ってくる人がいても、個性を出せる場所なので持ってくる体験談は、念入りに選びましょう。
次は、体験談の結果から身についたことを書きましょう。
ただ、過去にあった経験を加えるだけでは無駄に終わってしまいます。
肝心なことはその経験により、あなたが何を身につけ進歩することができたのかということです。
ですので、わかりやすい成功体験がないからといって悲観せず、成長に繋がったのであれば失敗体験であったとしても、あなたの魅力を伝えることに不足はありません。
観察力による体験談と、その結果身についたことはセットで考察すると良いでしょう。
最後に、経験から学んだことやあなたの観察力を入社後にどのように活かせるかどうかが肝心な鍵となります。
企業は、あなたが入社後どのように貢献してくれるのか期待をしているため、自己PRの中でも肝心な項目なのです。
密度のある自己PRにするためには、志望先の企業と他企業との差別化を図り、その企業独自の強みを知っておくことが要となります。
他企業との差別化を図るためには、志望先の企業以外にも広く目を向けて、情報を見聞を広げておくことが必要不可欠なのです。
【観察力の自己PRはベンチャー企業に使える?】観察力を自己PRに用いる際の例文7選
ここでは実際に観察力を自己PRに用いた際の例文を7つご紹介します。
今までの文章構成のポイントや注意点に気をつけて実際に自己PRを作成していきましょう。
自分の文章と例文を見比べて足りないところはないか、取り入れられるところはないか念入りに調べてみることも肝心です。
実際に文章を書くことに苦手意識がある方でも、自分の経験などを一度例文に当てはめながら書いてみると、文章作成のコツがわかるためおすすめになります。
観察力の種類別の例文
まずは、自己PRで観察力を強みとするための例文を自己観察力、状況観察力の2つの種類から紹介します。
種類別の例文は状況が限定されにくいので、これを応用して文章を作れるようにしましょう!
私の長所は、自分で物事の優先順位を考えて仕事を効率的に進めることができる自己観察力です。
私は、小学生向けのスイミングスクールのコーチのアルバイトを行っていたのですが、多くの生徒を一人で見ないといけなかったため、元々出来る人には全然ついてあげられていませんでした。
しかし、それでは、同じ月謝を払って頂いているのに良くないと私は考えました。
そこで、何が重要であるか考えて、効率的に教えて行く必要があると思いました。教えていくうえで、優先順位を意識して取り組むべきであると判断することが出来たため、自分の行動を改め、仕事の順番を意識して、全ての生徒に平等に教えられるようになりました。
この経験から、効率よく、仕事を進められるようになったので、貴社でもこの自己観察力を活かして、責任持って仕事をこなしたいと考えています。
私は、周囲の人の表情から相手の感情を読みとることができます。
例えば、友人の表情が暗そうなときに、友人に声をかけて見るとやはり、友人は悩みを抱えており、不安になっていると言う事がわかりました。
このような経験から、状況を観察し、相手が求めていることや不安に思っていることを的確に確認、判断することができます。
このような「状況観察力」を貴社でも活かし、相手について判断、理解し状況に応じた仕事を行って業務を円滑に進めていきたいと考えています。
観察力の経験別の例文
次に、より経験が分かりやすい例文を、4つ紹介します。
インターンやアルバイト等の活用しやすい例文を用意したのでぜひ参考にしてみてください。
私は、自分の観察力を活かして相手の能力や求めることを的確に把握することに長けています。
長期インターンでは、インターン生のマネージメントをさせていただきました。
その際に自分の観察力を活かしてインターン生のモチベ管理や個人の能力向上に貢献ができたと感じています。
実際にマネージメントをしてみることで、自分の観察力により、事前に相手の求めていることを把握できるということは、チーム全体の能力向上や士気をあげることに役立てることがわかりました。
自分の観察力により、相手のスキルアップに必要な部分をアドバイスするといった行動がチーム全体にとって重要なことだと感じました。
この経験を活かして、貴社では私の観察力によって仲間の士気管理を行い、チーム全体で貢献していくことが可能だと思っています。
私は持ち前の観察力を活かし、顧客の要望や同僚の状況を把握することで、貴社に貢献できると考えています。
学生時代に居酒屋のアルバイトにて、広い店舗ではありましたが、観察力を活かすことで
お客さんや従業員の行動を把握することを心がけ、1年でバイトリーダーまで登りつめることができました。
バイトリーダーを経験することで、自分の仕事だけに集中するのではなく、仲間のタスクを把握することでミスを減らし、余裕を持つことができることに気づいたのです。
また特に貴社の顧客の声を大事にしたいという企業理念に共感を抱き、他社ではなく貴社を志望させていただきました。
貴社では、この観察力を活かし同僚と顧客の潤滑油として働き、貢献していきたいと思っています。
私は大学の野球サークルにてサークル長を行い、持ち前の観察力を活かして、サークルの活動を活発にし、部員のサークルへのモチベーションの向上に貢献しました。
私がサークルに入った際には、部員は9人にも満たず野球を行うことすらままならない状況でした。
しかしながら、サークルの状況を観察し、どのようにすれば、部員が集まるのか?という事を考えました。
その結果、野球サークルの方針を本気で野球をするという方針から、草野球のようにスポーツを楽しむということに焦点を置きました。
その結果、サークルに入りたいと考える人との思惑が一致し私が4年生になる頃には部員の数は20人を超えました。
貴社でも、この状況観察力を活かして状況を読み取り、自分で考え提案できる人材になり、貢献していきたいと考えています。
私は、大学2年生の時に一時的に講義について行けず、スランプに陥ってしまった事があります。
そのスランプを脱出する事ができたのは、自己観察力があったからこそだと思います。
私は、大学の講義についていけなかった際にまずは、自分を観察し、何が出来ていないのか、そして何をすべきなのかというのを自己分析しました。
観察した結果、自分の中で講義だけで理解しようとしているという事実を発見し、講義の時間はノートを取ることに集中し、講義が終わった後にノートを見て理解すると言う学習の仕方に変化させました。
その結果、スランプを脱出することができ、2年の最後のテストでは点数が9割まで回復する事ができました。
このように、私は自己観察をし、自分に何が足りておらず何が必要であるかという事を考える力があります。
貴社でもこの自己観察力を活かして、自分に何が足りていないか、何をすべきかという事を考えて行動していきたいと考えています。
私の強みは状況観察力です。 この強みは、地域のイベントでボランティア活動をした際に活かされました。 イベントの来場者が予想を大幅に上回り、受付や案内が混雑し、スムーズに進まないという課題が発生しました。 会場内は多くの人で混乱しており、スタッフ同士の連携もうまく取れていない状況でした。 この課題を解決するために、私は来場者の動きを観察し、特に混雑しているエリアとその原因を特定しました。 また、周辺スタッフの動きを観察し、効率的な配置がされていないことにも気づきました。 そのうえで、動線の変更を提案し、来場者の流れが分散するように案内表示を増やし、スタッフに役割を再分配することで、各エリアの対応を迅速化しました。 結果、会場全体の混雑が改善され、イベントの進行が予定通りに進みました。 主催者からも「スムーズな運営に大きく貢献してくれた」と感謝され、チーム全体のモチベーション向上にもつながりました。 貴社に入社した際も、このような状況観察力を活かして、業務の効率化や予期せぬトラブルの迅速な対応に貢献していきたいと考えています。
私の強みは周囲を観察して適切な対応を取る力です。 この強みは、大学時代のバスケットボール部で副キャプテンを務めていた際に活かされました。 私たちのチームでは、新入部員が練習のペースについていけず、結果としてモチベーションを失って退部してしまうケースが続いていました。 このままではチームの将来が危ぶまれるという課題がありました。 この課題を解決するために、私は新入部員一人ひとりの練習中の動きを細かく観察しました。 その結果、彼らが共通して基礎技術に自信がないことや、ベテラン部員に遠慮して質問や意見を伝えられないことがわかりました。 そこで、新入部員のための特別な基礎練習時間を設けることを提案し、全員が気軽に質問できる環境づくりにも注力しました。 さらに、ベテラン部員には積極的にフォローを行うよう依頼し、練習後には振り返りの場を作るなど、チーム全体でサポート体制を強化しました。 結果、新入部員全員が基礎技術を向上させ、練習に積極的に取り組む姿勢が見られるようになりました。 チーム全体の結束力も高まり、大会では過去最高の成績を収めることができました。 貴社に入社した際も、周囲を細かく観察し、メンバーが効率的かつ意欲的に取り組める環境を整えることで、チーム全体の成果向上に貢献したいと考えています。
私の強みは人間観察力です。 この強みは、大学で陸上競技部のマネージャーを務めた際に発揮されました。 私たちのチームでは、大会直前になると一部の選手が緊張や疲労でコンディションを崩し、大会で実力を発揮できないという課題がありました。 この課題を解決するために、私は練習中の選手一人ひとりの状態を日々観察し、練習内容やスケジュールを細かく記録しました。 その結果、緊張しやすい選手にはリラックスできるメニューを追加し、体力的に負担のかかる選手には休養日を調整するなどの提案を行いました。 また、大会前には選手全員にリラックスのためのメンタルケアプログラムを提供し、日常的なコミュニケーションを通じて信頼関係を築きました。 結果、選手たちのコンディションが整い、全員がベストな状態で大会に臨むことができました。 チームとしても過去最高の成績を収め、監督からも「選手たちの力を最大限に引き出してくれた」と評価されました。 貴社に入社した際も、チームメンバーの状態を適切に把握し、全員が力を発揮できる環境づくりをサポートすることで、組織の目標達成に貢献したいと考えています。
私の強みは自己観察力です。 この強みは、大学受験時に発揮されました。 当初、得意科目に時間をかけすぎ、苦手科目の克服が遅れたことで、模試の成績が伸び悩むという課題がありました。 このままでは志望校合格が難しいと判断しました。 この課題を解決するために、私は自分の学習状況を細かく記録し、分析することに取り組みました。 得意科目では復習時間を短縮し、苦手科目には問題集を分野ごとに分けて集中して取り組む計画を立てました。 また、計画の実行後には進捗を確認し、必要に応じてスケジュールを柔軟に変更することを心がけました。 さらに、短時間で効率よく理解を深めるために、動画教材やオンライン講義を活用するなど、多角的な方法を取り入れました。 結果、模試の成績が着実に向上し、最終的には志望校に合格することができました。 この経験を通じて、自己の状況を冷静に把握し、柔軟に計画を調整する力を磨きました。 貴社に入社した際も、この自己観察力を活かしてタスクの優先順位を的確に判断し、限られた時間で効率的に成果を上げることで貢献していきたいと考えています。
観察力の志望職種別の例文
続いて、ここからは観察力をアピールする際の志望職種別の例文について紹介します。
観察力が活かせる代表的な仕事である営業職、看護・介護職、マーケターに分けて紹介しているため、あなたが目指す職業に最も近いものを中心に参考にしてみてください。
私の強みは観察力です。
この能力は長期インターンで営業の業務をこなした際に身につけることができました。
同じ大学のメンバー3人と参加しましたが、当初は私だけ数日間、1件も契約を勝ち取ることができませんでした。
そこで、私に足りないものは何か、一度落ち着いて残りの2人を分析してみたところ、ゆっくりと話し、堂々と商品を紹介していることに気づきました。
そして私は早口で自信なさげに話していることに気づき、落ち着いたトーンで話すことを心がけました。
これにより、最終的には3人の中で最多の契約を勝ち取ることができ、高い評価を得られました。
貴社の営業職においても、この経験を通して身につけた会話術、そして観察力を活かし、クライアントが何を求めているのかを分析しながら、最適な提案をしていきたいと考えています。
私の強みは観察力です。
この能力はアルバイトを通じて身につけることができました。
飲食店でアルバイトしていた際、出勤するメンバーによって、余裕を持って業務をこなせる人、うまく店が回らない日がありました。
そこで、それぞれの適正を分析することを目的に、私が出勤していなくとも店が回る人数のシフトを組み、他のメンバーの観察をしながら業務に取り組みました。
これにより、配膳が得意なメンバーとテーブル清掃が得意なメンバーを分析することができ、うまく割り当てることで、少ない人数でお店を回せるようになりました。
私はこの観察力を活かし、貴社でも貢献したいと考えています。
具体的には、利用者の方の些細な変化や行動の原因を分析し、的確に対処することで、全ての利用者に満足していただけるように貢献する所存です。
私の強みは観察力です。
この能力は大学のゼミを通じて身につけました。
私たちのゼミは新任の教授が担当していたということもあり、私たちの学年が最初の年でした。
よって、先輩が存在せず、自分たちだけで研究を進める必要がありました。
当然うまく研究は進まず、険悪な雰囲気になることもありましたが、私はそれぞれが学部で何を勉強してきたのか、苦手だった分野は何なのかについて質問し、そして観察し、適材適所にメンバーを割り振れるように分析しました。
これにより、それぞれが得意分野を活かして研究に取り組めるようになり、スムーズにゼミの活動が進み、全員が余裕を持って卒論に取りかかることができました。
私はこの経験を通して身につけた観察力を活かし、市場の分析や流行を捉え、適切な広告を打ち出すことで、貴社の業績を大幅に向上させたいと考えています。
【観察力は自己PRで使える?】完成度を高めるために
ここまで、観察力を自己PRでうまく伝えるための対策や観察力がある人に向いている職業などについて詳しく紹介してきました。
例文なども紹介したため、すでに自己PRを書けた人もいるでしょう。
しかし、完成してすぐに提出してしまうのは非常にもったいないです。
下記の3つの対策を行ってから、より質を高めて提出することで、企業の採用担当者により良い印象を与えられることでしょう。
声に出して読んでみる
自己PRが完成したらぜひ一度声に出して、ゆっくりと読んでみてください。
一つひとつの文章をかみしめるように、誰かに聞かせるつもりで読んでみると、文章展開を理解しやすくなります。
それぞれの文章にしっかりと繋がりがあるか、飛躍しすぎている部分がないかなどについて確認できるため、非常におすすめの対策の1つです。
また、声に出して読むことで誤字脱字をチェックしやすいというメリットもあります。
ベンチャー企業のようなモチベーションが高い人材を採用したいと考えている企業は、誤字脱字が多い、やる気がないとみなされる人物を採用の選択肢から外す傾向にあります。
よって、せっかく時間をかけて作成した自己PRがつまらないミスで悪い評価を受けないよう、何度も誤字や脱字がないかについて確認してみてください。
他の人に添削してもらう
自分で添削をするだけでは限界がある場合もあります。
ぜひ、他の人にも自己PRを検索してもらいましょう。
就活に取り組んでいる友人がいるならば、一緒に確認できれば、お互いの良い点を学ぶことができますし、悪い点を指摘し合えるため、有意義です。
また、目指している業界や職種に就職を果たした先輩がいるならば、確認してもらうことで、現場の立場から自己PRの内容について評価してもらえます。
可能な限り多くの人にチェックしてもらい、誰が読んでも理解しやすい内容になっているかフィードバックしてもらいましょう。
就活エージェントに相談してみよう
確かに、自分で添削を行うことも、多くの人に読んでもらうことも、重要な対策ではあります。
しかし、最も手っ取り早く自己PRのクオリティを高めるためには、就活エージェントへの相談もおすすめです。
ジョブコミットは、忙しくアルバイトをする余裕のない就活生にもおすすめできる、無料の就職エージェントです。
自己PRはもちろん、志望動機やガクチカなどのESを徹底的に検索してくれる上に、面接対策やおすすめ企業の紹介などもしてくれます。
年間何千人もの利用者を内定に導いている信頼性の高いサービスなため、気になる方はぜひ登録してみてください。
【観察力の自己PRはベンチャー企業に使える?】おわりに
自己分析をした際に自分の長所が観察力だったとき、自己PRへの書き方がわからない、印象が薄いのではないかという不安があったと思います。
しかし、観察力という長所は社会人にとってとても重要な要素といえるものであり、企業にとっても必要な人材です。
今回の記事で、観察力は自己PRにも書ける、十分にアピールポイントとなる長所だとわかっていただけたのではないでしょうか。
自己PRの文章構成や注意すべき点に気をつけて魅力的な自己PRを書けるようになりましょう。