ESや面接など選考過程において、志望動機は必須です。
「自分の志望動機はこれでいいのか」
「そもそも添削の仕方がわからない」
志望動機を誰かに添削してもらう前に、まずは自分で添削してみようとしても行き詰ってしまう就活生も多いです。
ここでは、志望動機を添削する際に欠かせないチェックポイントをいくつか厳選してご紹介します。
適切な志望動機の添削方法を学び、不安や悩みを1つ1つ解決していきましょう。
・志望動機を添削して質を上げる意味
・志望動機の添削方法と注意点
・添削ツールを使うメリット
・第3者に添削を依頼する際におすすめな人や場所
・エージェントの有効性
・志望動機の重要性をいまいち理解できていない
・セルフ添削したいが方法が分からない
・志望動機のアイディアが出せず困っている
・就職活動が上手くいかない
・人事に好印象を与えられるようになりたい
目次[目次を全て表示する]
【志望動機の添削方法】志望動機が重要な3つの理由
就活において、志望動機の出来は採否を左右する重要な要素です。
ESや面接などの選考過程において様々な質問をされますが、ほとんどが提出した志望動機を元に行われます。
いくらESを綺麗な字で書いても、面接で上手く受け答えが出来ても、志望動機がありきたりでは採用に至りません。
志望動機は、応募先企業に熱意をアピールするための基盤といえます。
何度も添削して、企業に刺さる質の高い志望動機を追求する必要があります。
自分の入社意欲を伝えるため
志望動機は単純に応募理由を伝えるだけが目的ではありません。
自分がどれだけ入社意欲を持っているかをアピールする役割があります。
人事がNGを出す志望動機の特徴は、どこの会社でも使えて差別化されていないものです。
例えば「御社の経営理念に感銘を受けた」「○○資格を取得したので○○職に就きたい」など、応募理由を伝えているだけで他社でも通用する内容です。
これでは入社意欲をアピールできないだけでなく、仕事に取り組む姿勢にも不安を持たれるでしょう。
企業が重視するのは、なぜ自分の会社を強いて志望するのかという部分です。
就活は何十社も受けるので非常に骨の折れる作業ですが、1社ごとにオリジナリティ性を持たせた志望動機が必須です。
自分の将来性を伝えるため
志望動機に入社後のビジョンを具体的に盛り込むほど、企業は応募者に対して成長イメージを持つことができます。
将来的な目標が明確であれば、入社後に多少の困難があっても乗り越えられるからです。
志望動機を考える過程で、自分がどのように企業で活躍したいか軸を持てれば、面接中の質問にも一貫性を持って答えられます。
選考が不採用になる場合、応募者が入社後に何をやりたいか企業側が最後までイメージできないという理由も多いです。
要するに、人柄やマナーなど表面的な問題はないのだけど、本当にこの人を採用して良いか不明確な場合です。
熱意を認めてもらうには、選考の初期段階から自分の将来性を伝える努力をする必要があります。
自分が企業にマッチすることを伝えるため
学生時代のエピソードが具体的に記載されてる志望動機は、あなたの人柄やスキルが応募先企業の業務といかにマッチしているかを正確に伝えられます。
人材派遣会社アデコグループの調査によると、新卒入社3年以内の離職は「労働条件」「やりがい」「キャリアパス」を理由にしたものが最も多く、次いで「対人関係」という結果でした。
つまり1つの会社に長く定着できるかは、仕事内容以外にも、誰とどのような環境で働くかが大切だと分かります。
志望動機によって社風や業務とマッチしていることを強く伝え、長期的に貢献できる人材とアピールしましょう。
【志望動機の添削方法】主な添削の方法3選
ここでは、志望動機の主な添削方法である以下3つを紹介します。
- セルフ添削
- ツールの利用
- 第三者による添削
どの方法も志望動機の添削には有効ですが、一定のメリット・デメリットがあります。
添削のやり方に正解はなく、3つの添削方法を組み合わせることも可能です。
「どの添削方法が自分に適しているか」「複数のやり方を組み合わせられないか」など見極めていきましょう。
志望動機の作成に苦戦している方は、参考にしてみてください。
セルフ添削
セルフ添削とは、読んで字のごとく自分自身で志望動機の添削を行う方法です。
セルフ添削のメリットは、以下の通り。
- 手軽さと効率性に優れ、応募までの時短につながる
- いつも他人の力を借りなくても添削できるようになる
- 自分のアピールポイントを再認識しやすくなる
逆に客観的な視点で添削できないなど、一定のデメリットもあります。
詳しくは次節の「【志望動機の添削方法】セルフ添削のメリット・デメリット」をご覧ください。
他人に志望動機を見せるのに気が引ける場合やスケージュール的に余裕がない場合に、セルフ添削は有効でしょう。
セルフ添削とこれから紹介する第3者による添削を併用すれば、さらに質の高い志望動機が完成します。
ツールの利用
ツールは以下の場合に使用するのが有効です。
- 文章がどうしても苦手
- 志望動機のアイディアが浮かばない
- 客観的なデータによる自身の強み・弱みを把握したい
ただしツールによってできた志望動機は、あくまでシステム上で作成したものです。
鵜呑みにせず、志望動機を作成するヒントと捉えましょう。
ツールはネット上に多くあります。
無料で手軽に利用できるので、自分に合うツールを見つけてみましょう。
ジョブコミットには、LINE上で10個の質問に答えるだけで、無料で志望動機を作成できるツールがあります。
全ての就活サポートも無料で受けられるので、この機会に登録すれば作成した志望動機のブラッシュアップも可能です。
所要時間もわずか10分なので利用してみてください。
第3者に添削してもらう
就職活動では数多くの選考過程がありますが、あなたを評価するのは全て「他人」である応募先企業の人事や役員です。
したがって選考対策においては、他人の視点から見た自分の長所・短所を客観的に知ることが大切です。
繰り返しますが、志望動機は全ての選考過程に関わる、企業に熱意を伝えるための基盤といえます。
第3者に添削してもらい、主観的な内容が少なく、より納得してもらいやすい志望動機を完成させましょう。
ただし、第3者といっても添削してもらう人はしっかり選ぶ必要があります。
大学のキャリアセンターやエージェントの他、OBOG訪問を利用するなど、転職のプロや現役の社会人から専門的なアドバイスをもらいましょう。
【志望動機の添削方法】セルフ添削のメリット
「自分で添削してもいいのだろうか」「自分の志望動機はこれでいいのか」と思っている方もいると思いますが、セルフ添削にはメリットもいくつかあります。
エージェントの方に提出するのに抵抗ある方・まずは自分で添削してみたいという方必見です。
後の項目でポイントも記載していますので確認してみてください。
・手軽に添削できる
・効率的に添削が行える
手軽に添削できる
メリットは自分で手軽に添削できることです。
自分で添削できることに越したことはありません。
キャリアセンターや添削サービスに依頼すると、返答にもらうのに少なくとも時間がかかってしまうため、ES提出期日が近い方や時間が多く取れない方はセルフ添削の方が効率的です。
その際には何度も読み直し・音読をして徹底的に違和感をなくしましょう。
効率的に添削が行える
最終段階でキャリアセンターや添削サービスを頼る人も多いです。
その際、あらかじめ自分で軽く添削しておくだけで添削作業を効率的に行ってもらうことができます。
サービスに丸投げするよりある程度作っていた方がはるかに効率的です。
キャリアセンターの方々は業界の知識・情報や過去の事例なども教えてくれます。
詳しく書けない方・書いたけど不安な方はそこもふまえてきいてみるのも良いでしょう。
【志望動機の添削方法】セルフ添削のデメリット
メリットもあるようにデメリットもあります。
セルフ添削が完全に良いというわけではありません。
メリットを理解したうえで、デメリットは何か確認していきましょう。
・限界がある
・主観的になってしまう危険性がある
限界がある
自分で添削するのには限界があります。
キャリアセンターや添削サービスなどの添削のプロに依頼するのと比較すると間違いなく質は劣ります。
また、添削を依頼すると、添削されて返答までに多少なりとも時間がかかってしまいます。
添削までの日数も考えて選考に進まなければ遅れる可能性もあるので、依頼する場合には慎重に計画的に行いましょう。
主観的になってしまう危険性がある
限界があるのと同時に、添削するのが自分だけになってしまうと添削にどうしても主観が入ってしまい、偏った志望動機となってしまう危険性があります。
偏ってしまうと結局何が言いたいのか分からない・一貫性がないなどと違和感が生まれてしまいます。
自分で客観視することも大事ですが、第三者に見てもらう方が良いでしょう。
【志望動機の添削方法】セルフ添削する際のチェックポイント
メリットとデメリットを読んだうえで、セルフ添削の際に気を付けるポイントは何かみていきましょう。
繰り返しになりますが、志望動機はESでも面接でも大事な役割になってきます。
1つ1つ丁寧に確認ていきましょう。
それでは重要なポイント4つをご紹介します。
・PREP法で書けているか
・具体的に書けているか
・長期的なビジョンで書けているか
・冒頭で志望理由をはっきり述べているか
・文章に一貫性を持たせているか
・伝わる文章になっているか
・誤字脱字
PREP法で書けているか
まず注目してほしいのが、志望動機の文章全体の構成です。
どのような構成で書いても自由ですが、あくまでも大事なのは読み手に対して伝わるような文章になっているのかどうかなので、そこが大前提になります。
そのため、ここで覚えておいてほしいのがPREP法と呼ばれる書き方を活用することです。
PREP法とは、簡単にいうと物事を伝える際に、簡潔にわかりやすく伝えるための方法になります。
具体的には大きく分けて「結論・理由・具体例・結論」の順に書くことを指し、これによりどんな相手に対しても、効率的に物事を伝えやすくなるのです。
もしすでに志望動機をエントリーシートに書いている場合は、一度この並びで書かれているのかどうかを見直してみてください。
具体的に書けているか
エントリーシートに何か文章を書く時は、どんな内容だったとしても具体性が必要です。
つまり、どこかの要素が曖昧になっていたり、抽象的な表現ばかりになっていたりすると、それだけで何もアピールが伝わらなくなるおそれがあります。
だからこそ、面倒くさくてもできる限り具体的な話を、ここでしておかなければいけません。
なお、誰が読んでも疑問を持たずに納得できるような志望動機になっていなければいけないため、一度自分が書いた志望動機を、他の人に見てもらうのも良いでしょう。
そうすれば、一体どこがダメだったのかが明確にわかるようになります。
客観的な意見は、これからの就活において必ず役立つものになるため、できることなら第三者にも頼るようにしてみてください。
長期的なビジョンで書けているか
志望動機を書く際に1つ意識してほしいのが、長期的なビジョンを描けているのかどうかです。
どんな企業も、本当に採用したい人材は、明確な目標を描いている学生さんです。
そのため、ゴールに向かってどのようなプロセスが必要なのかを、きちんと長期的に理解できている人に対して、採用したい気持ちになる傾向があります。
また、長期的なビジョンがあることを伝えることができれば、企業からすると長く頑張ってくれそうな人材にも見えやすくなるのがポイントです。
どんな企業もせっかく採用した人材がすぐに辞められてしまうのは困るため、強いアピールになる可能性が高いといえるでしょう。
冒頭で志望理由をはっきり述べているか
冒頭で誰が見ても伝わるような志望動機をわかりやすく、簡潔に結論ファーストで述べているかがポイントです。
「〇〇だから志望しました」の〇〇の部分を具体的に述べておくことでその後、読み進めていく際に内容が入ってきやすい文章となります。
逆に内容が明確に分からないと何を伝えたいのか採用担当者の方へ伝わらず、理解するのに時間がかかってしまいます。
文章に一貫性を持たせているか
志望動機の冒頭から最後までのすべての文章で一貫性が保てているかもチェックポイントです。
冒頭で述べていることと最後に述べていることが違っては一貫性がなくなり、説得力に欠ける志望動機となってしまいます。
たとえば、「〇〇だから志望しました」と冒頭で記載したのなら、最後の文章も「以上のことから御社を志望しました」とまとめるのが良いです。
その間の文章は冒頭と最後を繋がるよう、具体的な根拠を記載し一貫性を持たせましょう。
書類選考が通過しない方は特に確認してみてください。
伝わる文章になっているか
伝えたいこと・アピールしたいことが多い場合、様々な難しい単語や文章を入れ込みすぎて、わかりづらい文章となってしまうことはよくあります。
無意識である場合も多いため、1文が長くなってしまうケースもあります。
ただ文章を書くのではなく、いらない部分や重複している部分などを見極めながらブラッシュアップしていきましょう。
難しい場合は、まず伝えたいこと・アピールしたいことを箇条書きにしてみましょう。
そして志望動機にはほとんどが字数制限があると思います。
箇条書きにした中から取捨選択して、構成を考えるとどの字数制限でも端的にまとめることができるでしょう。
誤字脱字
誤字脱字は基本的なことではありますが、万が一あった場合、どんなに良い内容を書いたとしても、社会人である採用担当にマイナスな印象を与えてしまう可能性が大いにあります。
完璧だと思っていても、「ですます」調に統一されているのか・漢字の間違いはないか・言葉遣いは間違っていないかなど誤字脱字があるかどうかを最後にもう1度確認しましょう。
今では誤字脱字チェックのソフトや、Wordであれば「スペルチェックと文章校正」などとチェックできるツールがあります。
自分でチェックしたうえで、ツールを使うのも良いでしょう。
【志望動機の添削方法】添削してもらうメリット
自分で頑張って添削をするのもありですが、自分だけではどんなに頑張っても精度を上げるのは限界があります。
だからこそ、誰かにエントリーシートを添削してもらう手も考えておいた方が良いでしょう。
ここでは誰かに添削をしてもらう際に得られる、具体的なメリットについて6つ紹介します。
もし1つでも良いなと思うものがあったり、必ず就活を成功に導きたいと考えていたりする人は、検討してみる価値があるといえるでしょう。
自分では気づかなかったミスを指摘してもらえる
どれだけ頑張って見直していても、人間である以上はミスに気づかないこともあります。
特に自分の書いたエントリーシートについては、なおさら自分の目だとわからない可能性があるでしょう。
もしも間違った状態でそのままエントリーシートを出してしまうと、もちろん採用に大きく響いてしまうおそれがあります。
それが本命企業であれば、人によっては立ち直れないほどがっかりしてしまうかもしれません。
そのため、できるだけ第三者を通してエントリーシートを添削した方が、安心しやすいといえます。
客観的に見てもらうことで初めて気づくことはよくあるため、恥ずかしいと思わず誰かに頼るようにしてみてください。
そうすれば、あとで後悔することもなくなるでしょう。
完成度が高まる
エントリーシートの完成度は、自分自身が決めるものではないことを覚えておかなければいけません。
なぜなら、最終的にそのエントリーシートを読んで採用するのかどうかを決めるのは、もちろん企業だからです。
そのため、あくまでも第三者の人から見て、わかりやすいエントリーシートである必要があります。
その点を踏まえると、自分だけで完璧だと決めつけるのではなく、誰かにそのエントリーシートを見てもらうようにした方が、圧倒的に完成度の高いものができるといえるでしょう。
本気で入社したい企業がある人なら、なおさら重要視した方が良い部分になるといっても過言ではありません。
アドバイスを受けることができる
人によっては、いくら考えながらエントリーシートを書いても、なかなか手が進まないこともあるでしょう。
また、実際に書き終えた際にも、本当にその文章で良いのかどうかがわからないという状況になるかもしれません。
そんな状態では、いくら自分だけで考えても答えは見つからない可能性があります。
だからこそ、誰かに添削してもらった方がさまざまなアドバイスがもらえるので、何も悩まずに済むのです。
第三者の意見は、自分では思いつかないようなヒントになることも多々あるため、よりいっそう精度の高いエントリーシートができるようになるでしょう。
特に添削してもらう相手が就活を経験している人なら、なおさら良いアドバイスがもらえるかもしれません。
客観的な添削ができる
自分でエントリーシートを見直すのと、他人がエントリーシートを見るのとでは、大きく見え方が変わると思っておいた方が良いでしょう。
その理由は、その内容を判断する基準がまったく違うからです。
エントリーシートが良いものなのかどうかを決めるのは、もちろん企業の採用担当者になります。
つまり、その相手から見てどうなのかをイメージしておくことが重要なのです。
そのため、客観的に判断してもらえる第三者に見せた方が、必然的にエントリーシートのクオリティは上がります。
自分では気づかないダメなポイントを色々指摘してもらうことができれば、どんな人でも理想的なエントリーシートに仕上がるはずです。
差別化につながる
どれだけ良いことをエントリーシートに書いていたとしても、その内容がありきたりなものであれば、それだけで採用担当者からは注目されにくくなるおそれがあります。
なぜなら、ありがちなアピールは何も響かないからです。
特に人気企業であれば応募者もたくさんいるため、他のライバルのエントリーシートに埋もれやすくなってしまうでしょう。
そうなると、いくら頑張ってエントリーシートを書いたところで、無意味な結果になります。
だからこそ、ここで重要になるのが第三者の存在です。
人にエントリーシートを添削してもらうことによって、その人ならではの視点からアドバイスをしてもらえます。
つまり、独自性を出せる内容を作りやすくなるため、大幅に差別化できるのです。
プロによる添削が受けられる
エントリーシートを人に添削してもらえば、それだけでも質の高いエントリーシートを作れるようになりますが、大事なのは誰に添削してもらうのかです。
身近にいる人に見せるのもありですが、もし完璧な内容を実現したいと考えている場合は、就活のプロに添削してもらうことも検討してみると良いでしょう。
実は就活エージェントと呼ばれる、就活を成功させたい人が利用する画期的なサービスが存在します。
就活エージェントでは一般的な求人サービスと同様に、さまざまな優良企業を紹介してもらえるものですが、それに加えて就活におけるさまざまなサポートもおこなっているのが特徴です。
もちろんエントリーシートの添削もしてもらえるので、利用する価値は十分高いといえるでしょう。
もし少しでも気になる場合は、以下の就活エージェントを無料で活用してみてください。
【志望動機の添削方法】無料の添削方法オススメ11選
「志望動機ができたので、第3者に添削してもらおう」と思っても、誰に頼めば良いか迷う人も多いでしょう。
主観的でなく、企業側により納得してもらいやすい志望動機を仕上げるために、家族や友人など自分のことをよく知っている人から就活サポートのプロまで、さまざまな依頼相手の選択肢があります。
ここでは、志望動機添削を依頼するのにおすすめの相手をご紹介しますので、第3者への依頼を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
親や友人
親や友人はもっとも身近で、志望動機添削を気軽に依頼できる相手です。
自分のことをよく知らない人への相談に抵抗を感じる人にも、親や友人はおすすめの依頼相手です。
くわえて、自分よりも人生経験のある親やともに就活に励む友人だからこそ、有力なフィードバックをもらえます。
また、家族や友人は自分のことをよく知っている存在であるため、より的確なアドバイスが期待できます。
自分らしい志望動機か、説得力があるか、企業や業界が求める人物像と志望動機がマッチしているかなどの観点から率直な意見を求めると、自分では気づけなかった視点に気づけるでしょう。
身近な存在だからこそ、厳しい意見も含めてアドバイスを求めてみるのも良い方法です。
大学の先輩
大学の先輩は、自分と同じように就活を経験しているため、志望動機の添削を依頼しやすい相手です。
実際に内定をもらった企業から選考に落ちてしまった企業まで、さまざまな企業への志望動機を作成した経験がある人も多いため、「どのような志望動機であれば選考を突破できるか」についてのコツを掴んでいる先輩もいるかもしれません。
そういった先輩に志望動機添削を依頼すると、選考を突破するためのアドバイスを含めて、有意義な意見がもらえるでしょう。
また大学の先輩であれば、就活をしていた時代から数年しか経っていないケースがほとんどで、近年の就活事情にも詳しいケースがあります。
就活で気になっている点や就活のリアルなど、合わせて質問してみるのもおすすめです。
OB・OG
志望動機添削の依頼相手として、志望する企業のOB・OGもおすすめの選択肢です。
OB・OGの魅力は、なんといっても就活を通して、その企業の選考を突破した人たちである点です。
実際にどのような志望動機で選考を突破したかなどを質問すると、志望動機添削に役立つヒントが得られます。
また、OB・OGは実際にその企業で働いているからこそ、企業が求める人物像やスキルについても理解が深いはずです。
そのため「どういった志望動機であれば企業にマッチするか」の視点でのアドバイスも期待できます。
ただし、志望動機の文章を渡して添削してもらうのは難しい可能性も高いため、OB・OG訪問の際に聞きたいポイントを絞って質問したり、意見を求めたりするのが良いでしょう。
大学のキャリアセンター
大学内にあるキャリアセンターは利用しやすく、無料で志望動機を添削してもらえるケースも多いため、おすすめの依頼先です。
家族や友人、OB・OGなどへの相談が難しい場合にも、活用しやすい方法でしょう。
キャリアセンターでは、広く就活への知識が蓄積されているので、志望動機を含めた就活全般へ有益なアドバイスが期待できます。
また、過去の就職データや就活に関わるさまざまな情報も知れるため、企業や業界研究を深掘りする機会にもなります。
自分の志望する企業ではどのような志望動機が適切なのかなど、ぜひ相談してみてください。
大学によっては事前予約が必要なケースもあるため、事前にキャリアセンターの情報を確認しておくとスムーズに利用できます。
新卒応援ハローワーク
地域ごとに設置されている新卒応援ハローワークは、志望動機添削を依頼するのにおすすめの施設です。
あまり聞き馴染みのない人もいるかもしれませんが、新卒応援ハローワークは新卒で就活する人を応援するハローワークで、厚生労働省の機関です。
一般的なハローワークよりも、若年層向けのサービスが充実しているため、志望動機添削の依頼先に迷う人でも利用しやすいでしょう。
就労支援のプロであるハローワークのスタッフからは、企業がより納得できる志望動機作成に向けたアドバイスが期待できます。
また、志望動機添削から求人検索など、そのほかのサービスも合わせて利用できる点も魅力です。
都道府県ごとに1ヶ所以上設置されているため、自分の住む地域に近い新卒応援ハローワークを探してみてください。
通信講座
通信講座では、志望動機添削をオンラインなどで行ってくれるサービスがあります。
自宅にいながら利用できるのが一般的で、志望動機添削だけでなく、試験対策やエントリーシート、履歴書の添削なども行ってくれます。
「自宅にいながら添削を受けたい」「事前に予約や約束をして添削を受ける時間が取れない」「対面であると緊張してしまう」などの悩みを持つ人でも、利用しやすいサービスです。
一方で、申し込みや志望動機提出の手間がかかってしまったり、有料のサービスが多かったりと注意点もあります。
他の依頼相手と比較しながら、通信講座を利用するかどうか、利用する場合はどのサービスを利用するのが良いか慎重に選ぶ必要があるといえます。
キャリアコンサルタント
おすすめの依頼相手の一つであるキャリアコンサルタントは、国家資格を持ったキャリアの専門家です。
キャリアコンサルタントへの志望動機添削の依頼は、より質の高いフィードバックを求める人に向いています。
オンラインでやり取りできるケースも多く、志望動機添削にくわえて、エントリーシートや面接対策など広く就活について専門的なアドバイスがもらえる点も魅力です。
「キャリアコンサルタント 志望動機添削」「キャリアコンサルタント 相談」などでWeb検索してみると、いくつかのサービスが出てくるので、ぜひ検索してみてください。
ただし、有料で依頼する必要があるため、ほかの依頼相手と比較しながら検討するのが良いでしょう。
Web添削サービス
Web添削サービスは、Web上でやり取りが完結する志望動機添削のサービスです。
手軽に依頼できるのが特徴で、手軽にオンラインで相談をしてみたい人にはおすすめの方法といえます。
そのため「まずは誰かに気軽に志望動機を見てもらいたい」「手間をかけずに簡単に添削をしてもらいたい」などと考える人に向いています。
一方で、個人が運営するサービスから求人サイトが運営するサービスまでさまざまで、どのサービスを使えば良いか判断がつきにくい点はデメリットです。
無料で登録ができますが、一部サービスは有料など、料金体系もサービスによって異なります。
どのサービスを使うかしっかりと下調べをしながら、利用するサービスを検討してみてください。
志望動機作成ツール(無料)
志望動機を添削してもらう方法の中には、志望動機作成ツールを使う手段もあります。
すでにインターネット上には就活生向けにさまざまなツールが出回っていますので、そこから気になる志望動機作成ツールを使ってみるのも1つの手でしょう。
また、志望動機作成ツールはどれも無料で利用できるものばかりです。
そのため、利用料金のことを気にする必要は一切ないのも、これから就活を控えている人にとっては嬉しいポイントだといえます。
すでに志望動機作成ツールを使って品質の良いエントリーシートを作っている人はたくさんいるため、今では当たり前のような存在です。
だからこそ、興味のある人は実際に試してみると良いでしょう。
ここでいくつかピックアップしますが、まずは以下の志望動機作成ツールも一度触ってみて、実際にどんな感じになるのかチェックしてみてください。
ES添削カメラ
まず志望動機作成ツールといえば、ES添削カメラも有名なツールの1つです。
ES添削カメラは、実際に書いたエントリーシートをカメラで撮影してもらい、そのデータを送ることによって、外部の人から添削してもらえるようになっています。
そのため、身近に添削してもらいたい人がいなかったとしても、客観的なアドバイスをたくさんもらうことができるでしょう。
ただし注意点として、ES添削カメラの場合は自己PRの欄のみ対応しています。
つまり他の部分を添削してもらえるわけではないため、そこは期待しないようにしてください。
また、自己PRは400文字程度までが添削の範囲になっています。
つまりそれ以上の長文になっている場合は、思うような添削結果が得られない可能性があるでしょう。
chatGPT
ChatGPTとは、簡単にいうとインターネット上にあるさまざまなデータを参照しながら、特定の質問に対する回答をしてくれるAIのサービスです。
普通にインターネット検索をするのとは違い、ChatGPTはまるで誰かと会話をしているような形式で、ユーザーが求めている回答を返してくれます。
例えば「このエントリーシートを、就活のプロの立場になったつもりで添削してください」と入力すれば、その内容に応じた回答をChatGPTが瞬時にしてくれるのです。
ChatGPT自体は厳密にいうと志望動機作成ツールではありませんが、ユーザーのさまざまな要望に対して柔軟に答えてくれるAIになっているため、十分に活用できるといっても良いサービスでしょう。
ちなみにChatGPTも無料で利用できますが、有料登録をすることでさらに精度の高いAI機能が利用できるようになります。
つまり、より理想的なエントリーシートの添削を、実現できる可能性があるといえるでしょう。
coachee
coacheeは、就活におけるさまざまな相談ができる、スキルシェアサービスです。
就活エージェントのように利用できるサービスで、その人の目的に合った専門のキャリアコーチがつくのが大きなポイントです。
しかも専門の担当者は、実際にやり取りをした上で自ら決めることができるため、人によっては安心して使えるでしょう。
そして、エントリーシートの添削に関しては即日で対応してもらえるため、今すぐにでもなんとかしたい人にとっても、最適なサービスです。
なお一般的な就活エージェントと違って1回につき1000円の費用がかかりますが、その分1人1人に適したサービスが受けられるため、余裕がある人はこちらも使ってみると良いでしょう。
就活SWOT
就活SWOTは、就活対策や企業研究などに役に立つ就活の総合情報サイトで、志望動機添削にもおすすめのサービスです。
就活の始め方や選考対策、企業の分析方法についてなど、幅広いジャンルの記事を無料で閲覧できます。
就活SWOTの「SWOT」はビジネスの場で用いられる分析方法で、企業を取り巻く外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素に分解して分析するものです。
就活SWOTでは、就活生を取り巻く外部・内部環境についてさまざまな情報が得られ、志望動機を添削するのに役立つ学びが多いでしょう。
「エントリーシート自動添削機能・文字カウント機能」もあるため、セルフ添削した志望動機のダブルチェックに活用できます。
就活SWOTについては、こちらからご覧いただけます。
https://swot.jp/
就活エージェント
就活エージェントも、志望動機添削を依頼するのにおすすめの選択肢です。
就活エージェントを活用すれば、志望動機についてプロのアドバイザーからフィードバックを受けられます。
志望動機の添削はもちろん、専属アドバイザーによる内定獲得までの自己分析から面接対策など、手厚いサポートを受けられる点も魅力です。
就活エージェントは、さまざまな業界や職種の情報を持っているため、より効果的な選考の進め方の相談もできます。
また、就活エージェント経由でしか得られない、選考ルートの紹介を受けられるケースもあります。
志望動機添削だけでなく、長期的に効果的な対策についてアドバイスをもらいたい人は、ぜひ活用を検討してみてください。
就活のプロによるサポートについては、こちらからご覧いただけます。
【志望動機の添削方法】添削してもらうときに気をつけること
エントリーシートは、周りにも添削を手伝ってもらうことによって、より良いエントリーシートを完成させることができます。
だからこそ、自分だけで解決しようとはせずに、あらゆる人の力にも頼るようにする方が良いでしょう。
ただし、エントリーシートを添削してもらう際には、あらかじめ理解しておいた方が良い注意点があります。
これからその内容を3つ紹介しますので、もし誰かに添削を依頼しようと考えている場合は、ぜひ覚えておいてください。
サービス利用の際には会員登録をする
すでに世の中には、さまざまな添削サービスが存在しています。
前述にもいくつか有名な候補を紹介させていただきましたが、その中には会員登録が必要になるものも多くあるのが事実です。
そのため、自分の個人情報を入力することになります。
もちろんどのサービスも大手の実績がある企業が運営するものですので、何も心配する必要はありません。
しかし、場合によっては個人情報がなんらかのトラブルによって流出する可能性も、決してないとは言い切れないでしょう。
もしそこに対して不安な気持ちが勝ってしまう人は、最悪の場合利用しないという手もあります。
信頼できる人か確認する
とりあえず最初は、身近にいる人にエントリーシートの添削をしてもらおうとする人も少なくないでしょう。
もちろんまったく問題はありませんが、ここで改めて確認しておいてほしいのは、本当に信頼できる相手なのかどうかです。
いくら人に見てもらうことが大事だからといって、その人が必ずしも求めているようなフィードバックをしてくれるとは限りません。
なぜなら、人によって感じ方は違ってくるからです。
例えば周りにいる友達にエントリーシートを添削してもらったとしても、その人も同じ就活生の場合、同じような目線でしか見ることができない可能性があります。
そのため、エントリーシートを見せる意味がありそうなのかどうかを、最初に判断するようにしましょう。
添削の質を比較してみる
本記事でもさまざまな添削サービスを紹介しましたが、どれか1つに絞る必要はありません。
なぜなら、基本的にはどれも無料で利用できるものばかりだからです。
つまり自分が満足いくまで、気になる添削サービスを利用する方が、より多くのアドバイスを得られる可能性があります。
同じ添削サービスでも、それぞれ返ってくるフィードバックは違ってくることも珍しくないため、エントリーシートの質を上げたいなら色々試してみる方が良いでしょう。
また、それによって本当に自分に合ったサービスを見つけやすくなるのも、大きなポイントです。
これからの就活を理想的な結果に導くためにも重要なプロセスになるため、本気で好きな企業に就職したい気持ちがあるなら、積極的に添削サービスを比較するようにしてみてください。
【志望動機の添削方法】まとめ
いかがだったでしょうか。
「自分でできる」と思えば、セルフ添削で十分ですが、「やっぱり心配」という方はエージェントの方に頼ってみるのも良いと思います。
ただし志望動機はESでも面接でも非常に大事な役割になってきます。
文章の一貫性や具体性・誤字脱字チェックが肝心ですので、今一度確認しておきましょう。
悩んだ挙句、ES提出期限が迫ってきて曖昧な状態で提出しては、せっかくあなた自身に魅力があっても、上手く伝えられなければ意味がなくなってしまいます。
就職活動では志望動機が基板になるため、内容に自信をもって、内定に近づけれるよう徹底的に磨きましょう!