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・SPIで足切りされることはあるのか
・SPIのレベルが高い企業・業界の傾向
・足切りを突破するための対策方法
・SPIで足切りに合いたくない人
・足切りにならないための対処法を知りたい人
・実際の就活生の体験談を知りたい人
就職活動では企業側が就活生の能力や適性を把握するためにspiを実施することがあります。
就活生の中には「spiにおいて足切りは存在するの?」「何割ぐらいの得点が必要になるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
本記事では、spiの足切りに関して、合否を分けるラインや対策方法まで紹介しているので、志望企業の選考対策に役立ててみてください。
目次[目次を全て表示する]
【spiで足切りはある?】spiによる足切りは存在する
spiによる足切りは実際に存在しています。
spiで足切りを行う目的は、企業側がspiよって就活生の学力・性格を測り、そこから優秀な学生や社風に合った学生を絞り込むためです。
選考ステップの早い段階でspiがあった場合、spiの点数が良くないと足切りされてしまい、面接を行ったり、ESを提出することができなくなってしまいます。
また、spiと履歴書を総合して評価を行う企業もあるので、spiはしっかりと対策しておくことが必要となります。
ベンチャー企業でもspiテストはある
ベンチャー企業ではspiが実施されないというイメージを持つ方も少なからずいるのではないでしょうか。
ベンチャー企業は選考の自由度が高いので企業によって異なりますが、spiが行われることがあります。
ベンチャー企業を志望しているからといってspi対策を疎かにしてしまうと、選考に落ちてしまう可能性があるので、参考書などを使ってしっかり対策をしておくようにしましょう。
SPIの難易度
TG-WEBや玉手箱などのWEBテストと比較すると、SPIの難易度は比較的低いと言われています。
したがって、特別な対策が必要というわけではなく、基礎的な問題に的確に答えられるようになっておけば、対策としては十分です。
しかし、高校で学んだ内容でも、家庭教師や塾などのアルバイトで触れていない限り、大学生活を送る中で忘れてしまうこともあります。
したがって、学習に抜けがないかの確認はしておきましょう。
テストセンターのボーダーは偏差値で判断される
テストセンターのボーダーは偏差値で判断されるということも覚えておきましょう。
SPIテストセンターの出来は「得点率」ではなく「偏差値」で測られています。
つまり、難易度が高い問題に解答できた場合は評価が上がるのです。
自信がなく、「もう何個かわからない問題があったから、すでに内定の可能性は低い」と絶望を感じてしまった場面においても「難しい問題に正解すれば取り返せる」とモチベーションを保ち、最後まで集中力を保って取り組むことが求められます。
【spiで足切りはある?】レベルが高い企業・業界の最新傾向
SPIは多くの企業が採用選考に導入している適性検査であり、一定の得点に達していないと面接に進めない足切りが存在する場合があります。
企業や業界ごとに求められる水準は異なり、人気業界では高めの得点が必要になることも少なくありません。
受験する前に自分が目指す企業の傾向を理解し、適切な目標点を設定して準備を進めることが重要です。
外資系・金融・総合商社など人気業界の目安スコア
外資系企業や金融業界、総合商社など就活生から特に人気の高い業界では、SPIで求められるスコアが非常に高く設定される傾向があります。
総合商社や大手証券会社では正答率7割から8割以上が合格の目安とされる場合が多く、計数と文章理解のどちらもバランスよく得点する必要があります。
外資系コンサルや外資系金融ではさらに厳しく、8割以上の得点が求められるケースもあり、問題を素早く正確に解くスピードが重視されます。
人気業界では応募者数が多いため、企業はSPIの結果を使って早い段階で候補者を絞り込むことが多く、足切りのラインが自然と高くなります。
このような業界を志望する場合は、基礎問題だけでなく応用問題にも慣れ、制限時間内で確実に解き切る練習が欠かせません。
中小企業・ベンチャーの平均ボーダー
中小企業やベンチャー企業では、SPIを通過するために必要な正答率は比較的低めに設定される傾向があります。
多くの場合、6割程度の得点があれば面接に進める可能性が高く、人気業界に比べて足切りが厳しくないのが特徴です。
特に人材確保を重視する成長段階の企業では、SPIの結果よりも面接や志望動機を重視するケースが多いため、学力試験だけで合否が決まることは少なくなっています。
ただし企業によっては採用人数や応募状況によってボーダーが変動することもあり、油断は禁物です。
基礎問題を確実に解けるようにしておけば大きな失点を防げるため、6割から7割を安定して取れる学習を目標にするのが安全です。
近年ボーダーが上昇している業界例(IT・SaaSなど)
IT業界やSaaS関連企業は近年急速に成長しており、採用人数の増加とともに応募者数も増えているため、SPIのボーダーが徐々に上がっている傾向があります。
特にクラウドサービスやAI関連の企業では、論理的思考力や数的処理能力を重視する動きが強まり、計数分野で高得点を求める企業が増えています。
過去には6割程度で通過できた企業でも、現在は7割前後を目標にする必要がある例が報告されています。
IT業界は問題自体が極端に難しいわけではありませんが、時間制限が厳しくスピードを重視する設問が多いため、時間を計った演習で得点を安定させることが不可欠です。
特にSaaS企業を志望する場合は、基本問題の取りこぼしを防ぎながら短時間で処理する練習を繰り返し、最新の出題傾向に対応した学習を早めに始めることが大切です。
【spiで足切りはある?】応募者が多いときによく足切りをされる
足切りを行う可能性が高いのは大企業だと言われています。大企業は、応募者が多くなるためです。
応募者の多い大企業では、面接をするための人員と時間には限りがあります。
ですので、多数の応募者がいるとエントリーした就活生全員と話す機会を持つことは困難となってしまいます。
そのため、応募者が多数いると、企業は優秀な学生や企業が求める人物像を絞り込んでいき、面接に進む前に多くの学生を足切りします。
大企業を目指している就活生にとってはspiの結果がより重視されますので、他の就活生より良い点数が取れるよう対策をしっかり行いましょう。
【spiで足切りはある?】足切りの基準とは?
spiがどれくらい選考に影響しているのか解説していきましたが、ここからは企業が足切りを行うボーダーラインについて解説していきます。
spiのボーダーラインや何を評価しているのか理解してから対策を行うようにしましょう。
「志望する企業のボーダーラインが分からない」と疑問を抱いている就活生は、ぜひ参考にしてください。
ボーダーラインは公表されていない
足切りをするボーダーラインは公表されていません。そのため、正確に基準点を知ることはできません。
企業によっては60%以上の得点率が欲しかったり、30%くらいで良いという企業もあります。そのため、同じ点数でも企業によって対応が異なるので、企業というものは定めることができません。
一般的には70%あれば足切りに引っかからないと言われていますが、基本的には50%あれば良いと考え、極端に正答率が低くならないよう注意しましょう。
あくまで目安ですので、応募数の多い大企業や、高い能力が求められる業界・企業においては70%以上の得点率が求められることもあります。
項目によっても異なる
spiの試験は、言語分野や非言語分野などの項目に分かれて問題が出題されるため、企業によって重視している分野が異なります。
全ての点数を総合して足切りを決める企業もありますが、分野ごとに足切りを設定している企業も多いです。
言葉の意味や要点を捉える力が必要となる企業は言語分野、数的な処理能力や論理的思考能力を必要としている企業は非言語分野を重視しているので、企業が何を大切にしているのかや仕事内容をしっかり調べておくよう
にしましょう。
また、企業によってはspiの適性検査の結果を重視しているところもあります。
spiの能力検査の得点率が高くても、適性検査によって足切りになる可能性があるので、注意しておきましょう。
履歴書のように評価されることがある
spiの結果は、選考で履歴書のように評価されることがあります。
選考では基本的に履歴書や面接などでその人がどのような人なのか、自社に採用するべきなのかを評価しています。
しかし、面接などで他の就活生と同等の評価となった際は、spiの点数を見て合格者を決めることがあるため、企業はspiの結果を履歴書のようにして評価することがあります。
spiの結果が履歴書や面接などの評価に多少なりとも影響しており、選考結果が変わる場合があるということを頭に入れておき、少しでも高い点数が取れるよう対策しておきましょう。
【spiで足切りはある?】内容別ボーダーライン
続いて、SPIにおける内容別のボーダーラインについても紹介します。
気にせず問題に向き合うことが大切であるとわかっているものの、体感で足切りをされていないかは、テストを受けながら知りたいものです。
そこで、自分が通過できるかどうかを、ある程度試験中に判断するためにも、ぜひそれぞれのボーダーラインや概要を確認しておいてください。
言語編
SPIの言語は長文問題や読解問題が中心となっており、特に長文読解の内容一致問題が得点の鍵を握ります。
長文読解は時間配分が重要で、複数選択式の問題が出題されることが多いです。
問題の数や難易度により得点の傾向が変わりますが、長文問題の正答率が高ければ高得点が期待できます。
基本的には言語編での足切りラインは50%程度が目安とされますが、企業によってはそれ以上を要求する場合もあるため、安定した読解力と正確な解答が重要です。
特に大手企業ではSPIの言語編の得点が足切り基準の1つとされることが多いです。
また、読解力が問われる問題が多いと感じた場合は、高い得点を取れていると推測できるため、合格ラインを超えている可能性があります。
非言語編
非言語では推論問題や計算問題、図形問題が出題され、特に推論問題の難易度が高く、得点に直結しやすい部分です。
推論問題が複数出題される場合、難易度が上がることが多く、複数選択式の問題が解ければ高得点が期待できます。
SPIの非言語編は、数字や図形の理解力、論理的思考が問われるため、解答のスピードと正確性が重要です。
一般的な足切りラインは60%前後と言われており、推論問題での得点が高いと全体のスコアを押し上げることができます。
問題数が多い場合、時間との戦いになるため、素早い解答と冷静な判断が求められます。
英語編
英語は長文読解問題が中心となり、特に4つ以上の長文問題が出題される場合は合格ラインを超えている可能性が高いです。
通常、3つ以上の長文問題が出題される場合、読解力が試され、複雑な内容の理解力やスピードが求められます。英語編は、他の分野に比べて得点がばらつくことが多いですが、長文問題に慣れていれば安定したスコアを狙うことが可能です。
一般的な足切りラインは50%から60%程度とされており、企業の求める英語力によって変動します。
語彙力や文法問題に加え、文章の流れを理解する力が得点に直結するため、長文読解の練習も欠かせません。
構造的把握力編
構造的把握力では論理的な思考力が試されますが、問題の形式や難易度は一定であり、個々の問題が足切りラインの判断に直結することは少ないです。
問題自体は解答の難易度に関わらず、同じ形式で出題されるため、解いている最中にボーダーラインを推測するのは困難です。
とはいえ、正確に問題を理解し、論理的に対応できる能力があれば、高得点を狙うことが可能です。
【spiで足切りはある?】足切りにあわないための対策方法
足切りのボーダーラインについて理解したところで、ここからは足切りにあわないための対策方法について解説していきます。
spiで良い結果を出すためには、事前にしっかり勉強を行うことが大切です。
しかし、闇雲に勉強していくのでは効率が悪くなってしまうため、勉強方法も意識する必要があります。
足切りにあわないためにはどのような勉強をすればいいのか対策しておきましょう。
分からなくても解答を残す
spiでは、分からなくても解答を残すようにしましょう。
解答を埋めることで得点できる可能性を高めることもできますし、解答が埋まることで安心感を得ることができます。
spiの問題は、記述のものより選択肢での解答が基本となります。
そのため、分からなくても解答を選択しておき、少しでも得点できる可能性を高くしましょう。
記述で解答するものでも、分からないからといって何も記述しないのではなく、何か記述しておくようにしましょう。
後で再度考えたときに何か少しでも書いておけば思い出すかもしれません。
spiは、解答が合っているか間違えているかだけを見て点数を決めます。
そのため、何も解答せずに提出するのではなく、分からなくても解答を埋めるようにしましょう。
そして、少しでも得点できる可能性を高くするために全ての問題に解答することを心がけるようにしましょう。
時間を意識して対策をする
「時間が足りなかった」「最後まで問題を解くことができなかった」と悔しい思いをする就活生も多いのではないでしょうか。
spiは時間配分がとても重要となります。
spiは時間制限があるため、時間をかければ解くことができる問題でも、そこに時間をとりすぎてしまうと最後の問題までたどり着くことができなくなってしまいます。
そのため、spiの勉強をする際は時間を意識しながら問題を解くようにしましょう。
日頃から時間を意識しながら問題を解くことにより、時間の感覚を身につけることができます。
また、本番でも焦らずに解答することができるようになります。
問題を解く時間を短縮する方法としては、文章の問題は問題文よりも先に設問を読んでから解き始めるなどの工夫をすると良いです。
分かるところから解いていく
spiの問題は分かるところから解答していくようにしましょう。
spiは公式を暗記したり解き方のポイントを知っていなければ解けない問題があります。
そのため、何も分からないという問題はいったん飛ばして次の問題にいくようにしましょう。
分からなかったらすぐに飛ばすようにする、10秒悩んでも分からなかったら飛ばすようにするなど自分だけのルールを作って問題を解くこともおすすめです。
そうすることで、効率的に問題を解くことができます。
分からない問題があった場合は焦らずに次の問題にいくようにし、問題を解く時間を短縮させて最後の問題までたどり着けるようにしましょう。
苦手分野を優先的に勉強する
「spiが全く解けない」「spiが苦手・・・」と不安になっている就活生も多いのではないでしょうか。
spiの勉強をする際は、苦手な分野から順番に始めるようにしましょう。
そのためにも、まずは問題を解いてみて自分の苦手な分野と得意な分野を把握する必要があります。
特に非言語分野である数学の問題が苦手な就活生は多いでしょう。
しかし、苦手だからといってそのままにせず克服するようにしましょう。
spiの問題はきちんと対策をしておけば、それほど難しくないです。
また、苦手な分野の方が伸びしろがあるため、苦手分野を克服することで効率よく点数を上げることができます。
参考書を何周もする
spiは参考書を一通り解いて問題に慣れるようにしましょう。
このとき、多くの参考書に手を伸ばすのではなく、一冊の問題集を完璧に解けるようにすることがポイントです。
参考書を何周もすることにより、どのような問題が出るのかある程度把握することができます。
また、間違えた問題はすぐに解説を読むようにし、分からないままにしないようにしましょう。
間違えた問題をすぐに確認し、正しい解答方法を理解することで記憶に残りやすくなります。
何周も参考書を解いていくと問題文を見たときに瞬時に問題のジャンルや必要な公式などが頭に浮かぶようになり、問題を解く時間も短縮させることができるのでオススメです。
これが本当のSPI3だ!2025年度版(講談社)
就職テストのSPIには受験方式によって様々な違いがありますが、この一冊でテストセンター、ペーパーテスト、WEBテスティングと主要な3方式に対応できるのが魅力的なポイントです。
出題分野や問題の傾向が決まっているそれぞれの方式において、過去の出題傾向を押さえた対策が可能となっています。
受験生の声を元にした再現度の高い問題が並んでいるので、非常に利用しやすいです。
また、出題範囲表も出る順で表示されているため、方式ごとの出題範囲が一目でわかるのも魅力的なポイントであると言えます。
2025最新版史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集(ナツメ社)
SPIは基本的に非言語能力の分野と言語能力の分野が重視されますが、いずれの対策も徹底的に行うことができる点が魅力です。
また、テストセンターの検査が自宅でも受験可能になった点についても詳しく解説しています。
時間を無駄にしないメモの取り方や計算方法など、時間に追われる検査会場において素早く、そして確実に解く方法が非常に詳しく説明されているため、SPIの対策が全くできていない方にもおすすめできます。
また、40分で合格レベルが判定できる模擬テストも収録しているため、自分が現段階でどの位置にいるのかの確認も可能です。
2025年度版ドリル式SPI問題集(永岡書店)
こちらは理系の問題が苦手な方にぜひ利用して欲しい一冊となっています。
解き方のコツが基礎から非常に詳しく説明されているため「小学校から高校まで、ずっと理数系の科目が苦手だった」という人でも理解しやすいでしょう。
また、最新の出題傾向に沿って頻出分野を厳選し、図やイラストを用いて丁寧に解説されているため、効率的に学習できます。
パソコンを使った対策をしておく
spiの試験はパソコンで受検します。
そのため、パソコンに慣れておく必要があります。
spiの問題のなかには入力式のものがあるので、パソコンの操作が分からなかったりタイピングが遅れてしまうと時間がかかってしまいます。
ですから、パソコンが苦手な就活生は普段から練習して慣れておくようにしましょう。
参考書にはwebテスト向けのものもあるので参考にしてみるのも良いでしょう。
パソコンの画面を見ながら問題を解いていくのは手間がかかります。
受検する際は、メモ帳・筆記用具・電卓などを必ず用意し、焦らずに集中して受検ができる環境を整えておきましょう。
Web問題集を活用する
SPI試験対策においてはWeb問題集を活用することを非常におすすめします。
マイナビなどの求人サイトや就活情報サイトでは最新のWeb問題集を提供しており、実際の試験形式に慣れることができます。
Web問題集の利点は、いつでもどこでもアクセスできるため、忙しい就活生でも隙間時間を利用して学習できる点です。
問題集には数的推理や言語理解、論理問題などSPIの各セクションに対応した問題が豊富に用意されており、幅広い問題に取り組むことで自分の苦手分野を特定し、重点的に対策を行えます。
さらにWeb問題集は過去問に基づいて構成されていることが多く、実際の試験で出題される問題の傾向を把握するのにも役立ちます。
解説動画を見てみる
解説動画を見てみるのもSPI対策において非常に有効な対策であると言えるでしょう。
YouTubeやInstagramなどのSNSプラットフォームにはSPI試験の対策動画が数多く投稿されており、動画形式で学ぶことで視覚的に理解を深められます。
解説動画は問題の解き方や考え方を詳しく説明しているため、自分で問題集を解いて理解が難しかった部分を補完するのにも役立ちます。
特に数的推理や論理問題など解法が複雑なセクションにおいては、動画を通じて専門家の解説を聞くことで、ただ読むだけでは理解できなかった解き方も理解できるでしょう。
動画では例題を紹介することも多く、解法をステップバイステップで学ぶことができるため、効率的な学習が可能です。
【spiで足切りはある?】短期間で足切りを突破するには
SPIは多くの企業が採用選考に導入しており、一定の得点に達していないと面接に進めない足切りが設けられる場合があります。
特に人気業界や大手企業では高めのボーダーが設定されることが多く、短期間で得点を伸ばしたい就活生にとって効率的な学習法を知ることが重要です。
限られた時間でもポイントを押さえて取り組むことで、足切りラインを突破する可能性を高めることができます。
1週間で仕上げる直前対策方法
試験まで1週間しかない場合は、学習計画を細かく立てて毎日集中して取り組むことが必要です。
初日はオンライン模試や過去問を1セット解き、自分の弱点を把握します。
2日目から4日目は苦手分野を集中的に演習し、解法パターンを暗記するつもりで繰り返します。
5日目以降は実戦形式で時間を計った総合演習を行い、1問あたりに使える時間を体に覚えさせます。
最終日は新しい問題には手を出さず、これまで解いた問題の復習と計算ミス防止の確認に充てます。
1日2時間から3時間を目安に学習し、短時間でも毎日演習を継続することで得点力を急速に底上げすることが可能です。
頻出分野に絞った時短学習法
短期間で得点を伸ばすには、出題頻度が高く得点に直結しやすい分野に絞った学習が効果的です。
計数では割合、損益計算、表やグラフの読み取りなど基礎計算が多く出題されるため、公式や解法パターンを徹底的に覚えます。
言語では長文読解や空欄補充、文の趣旨を問う問題が中心なので、要点を素早くつかむ練習を重点的に行いましょう。
性格検査は学力ではなく一貫性が重視されるため、過去の回答を振り返りながら矛盾のない答え方を確認しておきます。
苦手な分野に時間をかけすぎず、得点源となる問題から確実に解けるように練習することが短期突破の鍵です。
オンライン模試・アプリの活用術
オンライン模試や学習アプリは短期間で得点を伸ばすための強力なツールです。
本番に近い形式で時間を計って解くことで、制限時間内で問題を処理する感覚を身につけることができます。
模試の採点結果を確認し、正答率が低い分野を集中的に復習することで弱点を効率よく補強できます。
スマートフォンアプリを活用すれば、移動時間や待ち時間を使って短時間の演習を積み重ねることができ、毎日の学習量を確保しやすくなります。
模試とアプリを併用し、模試で弱点を把握してアプリで反復練習を行うサイクルを繰り返すことで、限られた1週間でも安定して足切りラインを突破できる実力を養えます。
【spiで足切りはある?】spiを受けるときの注意点
続いて、SPIを受ける時の注意点についても紹介します。
以下の3つを意識せずに取り組んでしまうと、SPIを受けられない、または失格になってしまう場合があります。
また、答えがわからないからといって空欄で提出してしまうと、100%その問題は0点になってしまうため、もしわからなくとも回答することも覚えておきましょう。
予定調整をしておく
SPIを受ける際には試験の日程をしっかりと把握し、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
就職活動中は他の企業の選考スケジュールや大学の授業、アルバイトなどで日程が重なることがあります。
そのため、試験の予約や調整は早めに行い、万が一の日程変更に備えて、他の予定も柔軟に対応できるよう準備しておくことが大切です。
また、オンライン受検では通信環境の安定性を確認する必要があり、テスト当日にトラブルが起こらないように自宅やカフェ、大学、コワーキングスペースなど、受検場所の選定にも気を配りましょう。
計画的な時間管理が、焦りやミスを避けるための第一歩です。
カンニングはしない
SPIは企業の採用選考において重要な指標となるため、不正行為は厳しく取り締まられています。
回答時間が短すぎたり、不自然に高得点を取ったりすると、企業側が不正を疑い、カンニングが発覚することがあります。
たとえ試験に合格しても、不正行為が発覚すれば内定が取り消される可能性があるだけでなく、ブラックリストに載るリスクもあります。
これは就職活動全体に悪影響を及ぼす可能性があるため、カンニングは絶対に避けるべきです。
カンニングをして、期待値が高まった状態で入社してしまい、期待に応えられないと肩身が狭くなってしまいます。
しっかりと対策をしたうえで、自分の力で試験に挑み、適正な評価を受けることが重要です。
わからなくても解答する
わからない問題が出てきても、必ず解答しましょう。
なぜならば、空欄のまま残しておくと100%得点になりませんが、適当にでも答えることで正解の可能性があるからです。
空欄で提出するのではなく、何かしあらは回答しましょう。
ただし、適当に解答するのではなく、問題の全体像を掴んでから最善の選択肢を選ぶようにすることが大切です。
後で改めて考え直す時間がある場合もあるため、時間を有効に使い、まずは解答を埋めてから再確認するのも選択肢の1つです。
大学受験や資格試験の時にわからない問題が出てきた時と同じように、わからない場合は一旦飛ばし、時間内に答えが出ない場合は、最悪、適当でも良いので回答しましょう。
【spiで足切りはある?】実際に足切りを経験した就活生の体験談
SPIは多くの企業が採用試験で利用しており、一定の得点に届かないと面接に進めない足切りが行われる場合があります。
この仕組みは就活生にとって大きなプレッシャーとなり、実際に足切りを経験した人から学べる教訓は少なくありません。
これらを知ることで、限られた時間の中でも効率的に対策を進め、自分に合った学習計画を立てやすくなります。
合格者が語る学習時間と正答率の目安
合格者の体験から見ると、足切りを突破するためには短期間でも計画的に学習することが重要です。
多くの合格者は1日1時間から2時間の学習を2週間から1か月ほど継続し、過去問や模擬試験を繰り返し解いて出題形式に慣れていました。
正答率の目安としては、人気業界では7割から8割、中小企業では6割から7割を安定して取れる状態が安心ラインとされています。
特に計数分野はスピードが必要なため、公式や解法パターンを暗記して短時間で解けるように練習することが得点アップに直結します。
合格者の多くは知識量よりも時間配分を意識した演習に力を入れ、模試で本番に近い環境を体験することで実力を引き出せる状態を作っています。
不合格者が語る失敗パターンと教訓
不合格となった就活生からは、勉強時間の不足や学習内容の偏りを悔やむ声が多く聞かれます。
ある学生は参考書を1冊終えただけで満足し、復習や模試を行わずに本番を迎えた結果、計数で時間切れとなり得点が伸びませんでした。
別の学生は英語や性格検査に時間を割きすぎ、頻出の計数分野を後回しにしたため基礎問題で失点を重ねたと話しています。
多くの失敗談から見えてくるのは、全分野をまんべんなく学習しつつ時間配分を身につけることの重要性です。
また過去問の復習を怠ったことで、同じ形式の問題を本番で再び間違えたという反省も多く、理解が浅いまま進める危険性が浮き彫りになっています。
面接以降の選考に与える影響
SPIの結果は面接以降の評価にも影響する場合があります。
多くの企業ではSPIのスコアが一定基準に達していないと面接に進めないため、学力試験で落ちてしまえばその時点で選考が終了します。
一方で足切りを突破した場合でも、面接官が参考としてスコアを確認することがあり、特定の分野の極端な低得点が面接での質問につながることがあります。
ただし面接後の合否はあくまで人物評価や志望動機が重視されるため、SPIの点数だけで不合格になることは少ないとされています。
しかし初期段階での通過にSPIが大きく関わるため、十分な得点を取っておくことが面接に進む最低条件となります。
結果として、学力対策をおろそかにせず早めに準備を始めることが選考全体を有利に進める第一歩になります。
【spiで足切りはある?】よくある質問
SPIは多くの企業で採用されている適性検査であり、一定の得点に届かない場合は面接に進めない足切りが行われることがあります。
就活生からは学歴によるボーダーの違いや性格検査の影響、再受験の可否など、選考に直結する疑問が多く出るので、以下で紹介します。
SPIの合格ラインは企業や職種によって異なり、学歴や専攻が直接ボーダーを上下させる明確な基準は基本的にありません。
しかし応募者層の学力や競争率が高い企業ほど自然に得点水準が上がるため、結果的に難関大学の学生が多く受ける外資系や総合商社ではボーダーが高く設定されやすい傾向があります。
理系と文系で問題内容は同じですが、計数分野に強い理系学生が多い業界では平均点が高くなり、実質的に高得点を求められる場合もあります。
学歴による優遇よりも、受験者全体の得点分布によって基準が変動すると理解し、どの企業でも通用する7割以上の得点を目標に学習を進めることが安全です。
SPIの性格検査は知識を問うものではなく、回答の一貫性や企業との適性を測るために実施されます。
極端に矛盾した回答や、企業の求める人物像から大きく外れた結果が出た場合には、学力試験を通過していても不合格となる可能性があります。
ただし性格検査だけで自動的に落とされるケースは少なく、学力試験と面接を総合的に判断する企業がほとんどです。
重要なのは理想の人物像を演じることではなく、質問に対して自分の考えを一貫して答えることです。
回答を無理に合わせようとすると矛盾が生じやすく、かえって評価を下げる恐れがあるため注意が必要です。
SPIには自宅受験型とテストセンター型があり、再受験やスコアの扱いは形式によって異なります。
自宅受験型は企業ごとに受験する形式が多く、案内があればその都度受験できますが、期間内で複数回受験できるかどうかは企業の指定に従う必要があります。
一方テストセンター型は同一期間内で受けたスコアが一定期間保存され、複数の企業に共通して利用される仕組みが一般的です。
この場合は1度受験した結果が他社選考にも適用されるため、短期間で再受験してスコアを上げることはできません。
そのためテストセンター型を受験する際は、必ず模試や過去問で時間配分に慣れてから挑むことが重要です。
【spiで足切りはある?】困ったらエージェントに相談しよう
就活に関して不安があるという就活生はエージェントに相談してみましょう。
就活エージェントとは、就活生一人ひとりに専任の就活アドバイザーが付き、プロの視点から就職活動を全面的に支援してくれるサービスのことです。
一人ひとりの悩みや不安をサポートするだけでなく、模擬面接やES添削などもできます。
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まとめ
spiの足切りについて解説していきましたが、いかがでしたか。
spiは今や就活に必須なものとなっています。
spiは難しい問題が出ることはありません。
参考書を何度も解き直すことで苦手な分野を克服し、点数を大幅に上げることができます。
きちんと対策を行うことで内定に一気に近づくことができるので、なるべく早めに対策を行い、内定を勝ち取りましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
