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- 一次面接で落ちやすい人
- 一次面接で面接官が見ているポイント
- 一次面接の通過率
- 一次面接でよく落ちる人
- 一次面接が不安な人
目次[目次を全て表示する]
はじめに
就職活動が順調に進む方でも、相性が合わない企業だと一次面接で落ちてしまうことはあります。
しかし、どの企業も一次面接で落ちてしまうという場合、それは面接の受け方・質問への答え方に問題がある可能性が高いでしょう。
一次面接になかなか通らないという方は、どこを見直すべきなのでしょうか。
今回は一次面接が通らない方の原因や、その原因を解消するための対策について解説します。
なかなか一次面接に通らず苦戦している方は、ぜひ参考になさってください。
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【一次面接で落ちるのはやばい?】一次面接の特徴
まずは、一次面接にはどのような特徴があるか、理解しておきましょう。
就職面接には一次面接・二次面接・最終面接とさまざまな段階があり、それぞれ見られているポイント・よくされる質問に違いがあります。
一次面接ではあまり高くない評価だった方が、最終面接をすんなりクリアし内定を得る場合も珍しくありません。
しかし、一次面接に通らないと最終面接のチャンスを得ることすらできないので、まずは以下に挙げる一次面接の特徴を理解し、あらかじめ準備しておくことが大切です。
- 基本的な質問が多い
- 若手社員が担当する
- 面接時間が短い
- WEB面接が多い
基本的な質問が多い
一次面接は選考の初期段階であり、まだそれほど突っ込んだ質問をされることが少ないのが特徴と言えます。
志望動機・自己PR・学生時代に力を入れた経験など、どの企業でも聞かれる基本的な質問が中心になる可能性が高いです。
一次面接では、まだ面接官は就活生に関する情報(話し方・性格・価値観など)をほとんど知らない状態で面接に臨みます。
就活生がどんな人かをつかまなければ、合格・不合格を決められません。
基本的な質問を深掘りしていくことで、面接官は就活生のプロフィール情報をより充実したものにすることができます。
一方、選考の後半(最終面接など)では、企業側は就活生がどんな人物かある程度把握したうえで面接を実施します。
就活生が企業とマッチするかなどをより深くチェックするための質問が増えるので、一次面接とは違った対策をしなければなりません。
自己紹介
自己紹介は面接の最初に行われるものであり、応募者がどのような人物であるかを短時間で把握するための重要な場面です。
自己紹介を通じて、面接官はその学生が面接に向けてどの程度の準備を行い、自分をどう表現するかを確認します。
そのため、経歴や所属について簡単に述べるだけでなく、自分がどのような経験をしてきたかを伝えられると理想的です。
また、自分の強みや魅力を短時間でアピールできるかどうかも、面接官が見極めるポイントです。
可能であれば、自己紹介の内容が会社や職種に関連していると、より好印象を与えることができます。
志望動機
志望動機は面接で必ずと言っていいほど聞かれる、熱意を試す質問です。
面接官は応募者がなぜこの企業を選んだのか、他の同業他社と比較しながら説明できるかどうかを重視しています。
そのため、単に「御社に魅力を感じた」という曖昧な説明ではなく、具体的な事実や経験に基づいて志望動機を述べることが必要です。
例えば、その企業が持つ独自の強みや特徴、自分が携わりたい業務内容、そしてその企業で実現したい目標などをしっかり伝えることがポイントです。
長所・短所
長所と短所を問う質問は、応募者が自分の強みと弱みを正確に認識しているか、そしてそれを入社後にどのように活かし、改善していくかを確認するために行われます。
面接官は長所を聞くことを通じて、応募者がどのような業務に適しているか、また、チームの中でどのように貢献できるかをイメージします。
一方で、短所についてはそれが仕事にどのような影響を与えるかを見極めつつ、改善のための努力や対策をしっかり行っているかどうかを重視します。
短所を述べる際には、ただ短所を述べて終わりにするのではなく、その短所を克服するために行っている具体的な行動や努力を伝えることが重要です。
また、短所をポジティブに転換する工夫も評価されます。
例えば「注意深くなりすぎて、決断が遅れる」という短所があれば、それを改善するために「効率的なタスク管理を実践している」と伝えることで、改善への意欲と能力をアピールすることができます。
ガクチカ
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問は、あなたが過去にどのような目標を持ち、それに向かってどのように行動したのかを知るためのものです。
この質問に対する答えは、あなたの価値観や努力する姿勢を面接官に伝える重要な機会です。
回答の際には、具体的なエピソードを盛り込み、取り組んだプロセスとその結果を明確に伝えることがポイントです。
さらに、その経験を通じて何を学び、どのように成長したかを述べることで、面接官に好印象を与えることができます。
自己PR
自己PRは、あなた自身の強みやスキルを企業にアピールする場です。
自己PRが成功するかどうかは、どれだけ自分の強みを具体的に説明できるかにかかっています。
また、その強みが志望企業のニーズに合致しているかどうかも重要なポイントです。
たとえば、「問題解決力」を強みとして挙げる場合、具体的なエピソードを使ってその力を証明する必要があります。
「研究活動で予期せぬトラブルが発生した際、どのように問題を分析し、解決に導いたか」を詳細に説明し、その結果得られた成果を伝えることで、説得力のある自己PRが可能になります。
さらに、そのスキルが志望企業の業務にどう役立つのかを明確に述べることで、企業にとって魅力的な候補者として映るでしょう。
若手社員が担当する
一次面接はまだふるい分けの段階であり、内定・採用に直結する選考ではありません。
内定の最終決定を下す社長や役員が出てくることは少なく、人事の方が担当することが多いです。
また、志望者の多い大企業であれば、普段は採用業務をしていない現場の若手が面接を担当することもあります。
就活生の側に立って考えると、比較的緊張感なく話しやすい面接です。
まだ人事決定権のない若手が合否を決める基準は、「二次面接で人事担当の上司に見てもらうのにふさわしい人物かどうか」という観点になるでしょう。
上司に会わせる価値がないと判断した方を落とし、それ以外の方は二次面接以降でより裁量権のある方に合否を決めてもらうのが、一次面接担当者の仕事と言えます。
面接時間が短い
一次面接はまだ多くの学生が残っており、採用担当者は一人ひとりをじっくり見ていく時間がありません。
そのため、後半の面接に比べると面接時間が少ない傾向にあります。
志望動機などの基本的な質問と、逆質問だけで一次面接が終わってしまうことも珍しくありません。
また、一次面接は集団面接で行われることもあります。
集団面接だと就活生一人にかける時間が限られるので、各質問にできるだけ簡潔に答えなければなりません。
一対一の面接だと2分ぐらい時間をかけられる志望動機の回答も、30秒程度と短い時間を指定される可能性もあります。
集団面接とわかっている場合、基本的な質問に対して短い時間で回答できるよう、事前に準備しておきましょう。
WEB面接が多い
近年、一次面接がWEBで行われる機会が多くなってきています。
WEB面接とは、ZoomやGoogle Meetを用いて面接を行う方式のことです。
対面面接と同様に、髪型や服装に気を配る必要があります。
WEB面接に慣れていない人は、当日に慌ててしまわないために、通信環境や操作方法を事前に確認しておいてください。
また、WEB面接と対面面接とでは、意識すべき点が異なるので注意が必要です。
WEB面接の際には、対面形式のときよりもハキハキと話し、視線や座る姿勢なども意識しましょう。
【一次面接で落ちるのはやばい?】面接官が見ているポイント5選
- 第一印象が良いものになっているか
- 一緒に働きたいか
- 将来のビジョンが明確か
- 就活生のポテンシャル
- コミュニケーション能力はあるか
①第一印象が良いものになっているか
面接官が最初に注目するのは応募者の第一印象です。
第一印象は短時間で相手に伝わる情報は評価に大きく影響を与えます。
清潔感のある服装、丁寧な態度、そして明るい表情が、第一印象を左右する重要な要素です。
特に就活の面接において、第一印象はその人が社会人としての適正や、企業になじむ可能性があるかどうかを判断する1つの基準となります。
また、服装だけでなく、表情、声のトーンなども注意すべき点です。
面接官は応募者がどのような人物かを第一印象から判断しようとしています。
初対面の際に明るく挨拶ができ、落ち着いた動作で自信を感じさせることはポジティブな印象を与えることにつながります。
一方、だらしない態度や、視線を合わせない仕草はネガティブな印象を持たれる原因となるでしょう。
②一緒に働きたいか
履歴書にかかれる能力だけでなく、協調性やコミュニケーション能力も面接官は見ています。
面接では自然と人柄が見えてきます。人柄からこの人はうちの企業に向いているのか、今いる仲間と仲良くすることが出来るのかという面を見ています。
明るく素直に、元気よく面接に望むのが重要です。
③将来のビジョンが明確か
入社後のビジョンを聞くことで仕事に対してのやる気をアピールすることが大切です。
将来のビジョンは自分がどう活躍していくかを伝える場面のため、どの様に活躍してくれる人材であるかをここで判断することができます。
将来のビジョンは目標高く、明確にもっておきましょう。
今将来のビジョンがない場合でもまずはこの様な行動をしていきたいです。などと表現しましょう。
④就活生のポテンシャル
就活生の可能性や将来性を見ています。企業側としては、お金をかけて一緒に働くことを決めるので、成長力が高い人を採用したいと考えます。
新卒の場合は、現在の能力というよりポテンシャル重視で採用をすることがあります。入社意欲がポテンシャルと見られることが多いでしょう。
⑤コミュニケーション能力はあるか
コミュニケーション能力は非常に重要な要素として評価されます。
コミュニケーション能力とは、ただ話すことや聞くことにとどまらず、相手のことを的確に理解し、自分の考えを明確に伝える能力のことです。
面接官は応募者が自分の意思や考えをわかりやすく説明できるか、また、相手の意図を正確に読み取って回答できるかを細かく観察しています。
曖昧な表現や、話のまとまりのない答えはコミュニケーション能力が不足していると判断され、評価が下がる要因となり得ます。
また、言葉遣いや表情、声のトーンなど、言葉以外のコミュニケーション要素も重要です。
自分の意図が正確に伝わり、かつ相手に好印象を与えるようなバランスを取ることが求められます。
【一次面接で落ちるのはやばい?】一次面接の通過率はどれくらい?
一次面接の通過率は、30%前後とされています。
この数字からもわかる通り、一次面接を通過するのは狭き門と言えるでしょう。
したがって、通過できなかったとしても、深く落ち込む必要はありません。
スムーズに気持ちを切り替えられるようにし、次に進むことが大切です。
通過率は、人気のある企業ほど低くなります。
企業別にある程度の確率が予測できるので、志望する企業を調べるのもいいでしょう。
一次面接の通過率について詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてください。
【一次面接で落ちるのはやばい?】落ちるのはやばい?
一次面接は面接の初期段階であるため、ここで落ちてしまうことをスポーツ大会の「予選落ち」のような結果と考える方もいらっしゃいます。
一次面接落ちをそのように捉える方だと、「ここで落ちてしまうのはやばい」「この後もダメではないか」と悲観的になってしまう可能性もあるでしょう。
しかし、一次面接で落ちる確率は、中小企業やベンチャー企業で約40%とされています。
人気のある企業・採用人数が少ない企業だと、一次面接でより厳しく絞り込むところもあります。
残す人数の関係で、最終面接より一次面接の方が合格率の低い企業も多いです。
そのため、一次面接で落ちることは決して珍しいことではなく、落ちたからといってひどく落ち込む必要はありません。
その企業とは縁がなかったと割り切り、次の面接に向けて気持ちを切り替えることをおすすめします。
【一次面接で落ちるのはやばい?】落ちる人の特徴10選
一次面接で落ちるのは恥ずかしいことではありませんが、何度も落ち続けてしまうならどこか改善点を見つけなければいけません。
落ち続ける人には、必ず何かの原因があります。
以下の項目では、一次面接で落ちてしまう可能性が高い方の特徴を紹介します。
よく一次面接で落とされてしまうという方は、自分が以下で紹介する特徴に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
早いうちに悪い癖を直し、一次面接の合格率を上げることが、内定のチャンスをつかむことにつながります。
- 第一印象が良くない
- 正しいマナーができていない
- 入社への熱意を感じられない
- 会話がスムーズでない
- マニュアル感がある
- 企業選びの軸がない
- 話がまとまっていない
- ESとの矛盾が生じている
- 声が小さい・聞き取りづらい
- 質問に対する答えがずれている
①第一印象が良くない
一次面接で落とされてしまう原因のひとつに、「第一印象が良くない」という点が挙げられます。
心理学では、メラビアンの法則というものがあります。
この法則は、第一印象を決定づける言語情報・聴覚情報・視覚情報の割合が7:38:55であるという内容です。
言語情報(何をしゃべったか)よりも、視覚情報(見た目)の方が重要とも言い換えられます。
見た目の次に重要なのが声から得られる聴覚情報で、声色や話す速度・滑舌なども、第一印象に大きな影響を与える要素です。
多くの方は、面接のポイントを質問に対する答えだと考え、その内容をブラッシュアップします。
②正しいマナーができていない
一次面接はふるい分けの段階で、就活生にビジネスマンとなるにふさわしい基礎が備わっているかもチェックされています。
そのため、面接に関するビジネスマナーができていないと大きなマイナスになってしまう可能性が高いです。
面接のマナーと言えば、話し方・言葉遣い(敬語など)が代表的ですが、そのほかにも入退室・挨拶などさまざまなシーンでマナーが問われます。
基本的なマナーができていないと、それだけで大きな減点対象となり、特に営業の仕事を目指す方には致命的と言えます。
③入社への熱意を感じられない
一次面接で落ちてしまう方の特徴として、「入社への熱意が伝わっていない」ということも挙げられます。面接では、志望動機・自己アピールなどで「入社したい」「第一志望である」ということを担当者に伝えなければなりません。
第一志望でない方は、仮に内定を出したとしても、ほかの企業を優先して内定を辞退してしまうことがあります。
本気で入社したいという熱意がないと判断された方は、一次面接ですぐに落とされてしまう可能性が高いです。
また、「本当に入りたい会社なのに一次面接で落とされてしまう」という場合、入社への意欲をうまく伝えられなかったのかもしれません。
④会話がスムーズでない
面接官に悪印象を与えてしまう原因には、「会話がスムーズにつながらない」ことも考えられます。
質問の意図に反する回答をしたり、質問に答えられず極端に言葉に詰まったりすると、「基本的なコミュニケーションスキルが足りない」と判断される可能性が高いでしょう。
どんな業種・職種でも、顧客や同僚や上司とのコミュニケーションは必要です。
会話のキャッチボールができない就活生を採用してくれる企業はほぼありません。
⑤マニュアル感がある
台本やカンペを読んでいるような話し方をする場合も、不自然な印象を持たれてしまう可能性が高いです。
マニュアル感のある話し方は、アドリブができないので「事前に答える内容を丸暗記してきたのではないか?」と思われてしまっても仕方ありません。
最近はコロナウイルスの影響もあって、Webで一次面接を実施する企業が多いです。
Web上での面接でマニュアル感のある受け答えをしてしまうと、「カンペを用意しているのではないか?」と思われてしまうこともあるので気をつけましょう。
⑥企業選びの軸がない
様々な企業を業界問わず受けている人に多く見られます。とりあえず内定を獲得できればいいやなどと思い軸がブレたまま面接にのぞむと自分が何を軸にこの企業の先行に進んだのかが分からなくなってしまい、質問回答がバラバラになってしまう可能性があります。
自分は何がやりたいのか、企業のどこがいいと思って志望をしたのか、将来のビジョンを明確にすることが大切です。
⑦話がまとまっていない
聞かれた質問に対して話がだらだらと続いてしまうのも1次面接で落ちてしまう人の特徴になっています。面接官の方が「要領を得ない答えだ」「何を言っているかわからない」と感じると上手くコミュニケーションが取れずに辞めてしまうこともあるでしょう。
特に緊張していると、話がうまくまとまらなくなってしまうこともあります。
⑧ESとの矛盾が生じている
せっかくそれぞれの内容が素晴らしいものであったとしても、ESと面接での回答が矛盾していては意味がありません。
もちろん、それぞれ嘘ではなく、あなたにとっては真実であったとしても、面接官がESと面接での回答を見比べた際に「ん?」と違和感を抱くようなものであっては、マイナスな印象を与えます。
残念ながら、就活生の中には自分をより良く見せようと嘘をつく人も少なくありません。
面接官はこれまでも何人もの就活生を相手にしてきているため、「この人は嘘をついているのでは?」と疑り深くなっている可能性もあります。
面接において、ESの内容を深掘りする質問をされることは非常に多いです。
それぞれの回答が矛盾しないために、そして深掘りされた際により良い回答ができるよう、自分が提出したESは面接前に読み直しておきましょう。
⑨声が小さい・聞き取りづらい
声が小さいとどうしても自信がなさそうに見えてしまいます。就職活動はどれだけ自分を魅力的に見せ、自分を売り込んでいくかが大切です。
就活生自身が声が小さかったり自信がなさそうに見えると面接官も採用しようとは思いません。適切な声量、話す速さが大切です。
⑩質問に対する答えがずれている
面接では何を言っているのかがわからない場合と、就活の話とずれていて質問の意図がわからない場合が挙げられます。
面接で何を言っているのか分からない、何を聞かれているのか分からなくなるという状況は基本的に話が長くなってしまうと起こります。
また、私生活の話や家族構成など、思いもよらない質問が飛んでくる可能性もあります。
【一次面接で落ちるのはやばい?】一次面接でやりがちなミス
- 企業が求める人物像とは違うことをアピールする
- 自分のことをアピールしすぎてしまう
一次面接では、応募者の基本的な適性や企業とのマッチ度を評価されます。
しかし、準備不足や誤った自己アピールが原因で不本意な結果になることも少なくありません。
ここでは、特に注意したい2つの典型的なミスについて詳しく解説します。
企業が求める人物像とは違うことをアピールする
面接官は、応募者が企業の求める人物像にどの程度合致しているかを重要な基準として見ています。
そこで、企業が求める資質や能力とは異なるアピールをしてしまうと、「この人はうちの会社に適さないかもしれない」という印象を与えかねません。
こうした失敗を防ぐためには、事前の企業研究が不可欠です。
企業のウェブサイトや採用ページ、説明会で得た情報をもとに、企業がどのような人物を求めているかを把握しましょう。
その上で、自分の経験やスキルがどのように企業の求める人物像に合致するのかを具体的に説明する準備を進めることが大切です。
以下の記事で企業研究の方法について詳しく解説しています。
自分のことをアピールしすぎてしまう
面接では自己アピールが求められる場面が多いですが、それが過剰になると逆効果です。
面接官に「この人は自己中心的だ」「協調性に欠ける」といった印象を与えてしまう可能性があります。
このような印象を与えないためには、話の内容にバランスを持たせることが重要です。
個人としての強みや成功体験を語る際にも、それがチームや他のメンバーとの協力の中でどのように活かされたかを明確にすることで、企業に対する貢献姿勢を伝えることができます。
また、面接官の表情や反応を観察し、相手が関心を持っている話題に柔軟に対応することも重要です。
【一次面接で落ちるのはやばい?】一次面接で分かる落ちるフラグ
- 面接官の反応が薄い
- 回答が深堀されない
- 基本的な質問しかない
- 面接官のメモが少ない
一次面接では、面接官の態度や進行の仕方から、合否の可能性をある程度予測できることがあります。
以下では、面接中に見られる「落ちるフラグ」を示す典型的なサインについて4つ解説します。
面接官の反応が薄い
面接官の表情や態度が面接中にほとんど変わらず、反応が薄い場合、それは評価が低い可能性を示しています。
例えば、あなたが話す内容に対してうなずきや笑顔などの肯定的なリアクションが見られない場合、面接官が興味を持っていない可能性があります。
特に、面接官がアイコンタクトを避けたり、視線が資料にばかり向いている場合、あなたの話が十分に伝わっていないか、期待に応えられていないと感じているかもしれません。
こうした状況に気づいたら、話し方を見直し、相手の関心を引くためのエピソードや質問を交える工夫が求められます。
回答が深掘りされない
面接官があなたの回答に対して深掘りせず、そのまま次の質問に移る場合も注意が必要です。
通常、面接官は興味を持ったポイントについて追加で質問をしたり、具体例を求めたりします。
しかし、表面的なやりとりだけで終わる場合は、あなたに対する関心が薄れている可能性があります。
面接官が興味関心をもち、深堀質問をされやすいような回答を心がけることも大切です。
基本的な質問しかない
面接中に自己紹介や志望動機、長所・短所といった基本的な質問だけで終わる場合も、評価が高くない可能性があります。
こうした質問は一次面接ではよくあるものですが、通常はその回答をもとに深掘りしたり、企業や職務に関連する具体的な話題に発展することが一般的です。
しかし、基本的な質問だけで終始する場合、面接官が「次の段階でさらに詳しく話を聞く価値がない」と判断している可能性があります。
このような状況を防ぐためには、基本的な質問にも具体的かつインパクトのあるエピソードを交えて回答することが重要です。
面接官のメモが少ない
面接官があなたの話を聞きながらメモを取る量が少ない場合も、落ちるフラグの一つです。
通常、面接官は印象に残った点や評価ポイントをメモに残します。
そのため、メモを取る動作がほとんど見られない場合、あなたの発言が面接官にとって特に重要なものとして捉えられていない可能性があります。
メモが少ない場合、話の内容が抽象的で具体性に欠けることが考えられます。
面接官に強く印象を残すためには、結論を明確に述べ、その理由や根拠を具体的なエピソードで補強することが効果的です。
【一次面接で落ちるのはやばい?】落ちる特徴の解決策
もし、先ほど紹介した一次面接で落ちてしまう人の特徴に複数あなたが当てはまっている場合、改善しないと就活で成功することは難しいかもしれません。
他にも必要な対策はありますが、真っ先に取り組みたい重要な解決策を4つ紹介するので、参考にしてみてください。
以下の4つに徹底的に取り組めれば、一次面接で落ちる可能性が大幅に下がります。
- 自己分析を見直す
- 業界・企業分析を見直す
- ESを見直す
- 正しい身だしなみとマナーを確認する
- 模擬面接を行う
自己分析を見直す
一次面接で落ちてしまう人は自己分析が足りていないことも少なくありません。
いろいろな場所で「自己分析をしろ」と言われるため、もううんざりしているかもしれませんが、もう一度自分の自己分析が正しい方法で行われていたかについて考えてみてください。
一次面接で落とされる人の多くは企業選びの軸がなかったり、面接とESが矛盾していたりします。
しっかりした自己分析を行っていればこのようなミスは起こらないため、「もしかしたら、自分の自己分析は不十分なのでは?」と一度疑ってみてください。
自己分析を何度も行うことで就活における「自分」という人材がどのようなものであるのか確立しやすくなるため、ぜひ何度も自己分析を行いましょう。
志望する業界や職種を見直す
自己分析を進める中で、志望する業界や職種についても再確認することが必要です。
志望する分野が自分のスキルセットや価値観に合っていない場合、説得力のある志望動機を作るのが難しくなります。
また、志望する企業についての理解を深めることで、企業文化や価値観が自分に合うかを確認し、自信を持って面接に臨むことができます。
業界・企業分析を見直す
業界や企業に関するリサーチ不足が原因で落とされている可能性がある人は、ぜひもう一度業界や企業の分析をし直してみてください。
業界分析ができていないと、求められている能力が何か分かりませんし、将来的に自分がどのようなキャリアを歩むのかもいまいち想像できません。
また、企業分析が足りていないと面接において「この業界ならどの企業でも当てはまるような志望動機だな」と思われてしまうリスクを避けられます。
企業が求めている人材は、しっかりと業界分析を行っており、長くその業界そして企業で働く意欲を持っている人物です。
そして、分析が足りていないことはこれまで何人もの就活生を相手にしてきた人事ならばすぐにわかることであるため、やる気がないと判断されないためにも、業界・企業分析を詳しく行ってみましょう。
ESの内容を見直す
一次面接で落ちてしまう背景には、一次面接での回答とESの回答に一貫性がないことがあげられます。
就活の選考において、一貫性を保つことは非常に大切です。
嘘をつく就活生も多い中で、一貫性がないとあなたの回答が本当のものなのか疑われてしまう可能性が高いです。
一次面接でこうした状況にならないように、一次面接の前にESの内容を見返しておきましょう。
正しい身だしなみとマナーを確認する
「自己分析をしっかり行っており、自分をうまくアピールできた」
「業界や企業に関してもしっかりと分析しており、その企業だからこそ入りたいという強い意欲は伝わったはずだ」
上記のように思っているにもかかわらず落とされてしまう人は、もしかすると身だしなみやマナーがなっていない可能性があります。
男性ならば
・髪の毛が中途半端に伸びている
・ひげを剃っていない
女性ならば
・メイクが濃すぎる
・ネイルが派手すぎる
など、悪い印象を与えてしまう身だしなみをしていないかチェックしてみてください。
また、「きちんと挨拶ができない」「敬語がなっていない」などのビジネスマンとしての素養を疑われてしまうような状態でも落とされる可能性は高まります。
せっかく自分のことをうまくアピールできているにもかかわらず、身だしなみやマナーで落とされてはもったいないため、一度自分を客観的に見てみることをおすすめします。
模擬面接を行う
面接で落ちてしまう人に最も重要な対策は場数を踏むことです。
いくらクオリティの高いESを作成して、面接で聞かれるであろう質問の回答をある程度準備していたとしても、緊張してしまい、半分も話せなければ意味がありません。
特に「学生時代は学業に熱中しており、人と会話することがあまり得意でない」という人はしっかりと対策をしましょう。
あまり人と話すことが得意でない場合、就活という、これまでの人生の中でも非常に重要性が高く、緊張する場面において100%のパフォーマンスを発揮できる可能性は低いです。
また、模擬面接を行うことで、話すスピードや仕草、ボディランゲージや表情、回答の内容などを相手がフィードバックしてくれるため、問題点を炙り出せるのもメリットです。
大学のキャリア担当のスタッフや就活エージェントはもちろん、友人や家族など様々な人に面接官役を依頼して、様々な観点からのフィードバックを得られるようにしましょう。
【一次面接で落ちるのはやばい?】面接を突破するコツを紹介!
一次面接がなかなか突破できない人は、面接のコツを知っておきましょう。
面接では、好印象を残さなければいけません。
これから一緒に働いていきたいと思えるような人物は、適切な言葉遣いやマナーが身についているでしょう。
また、多くの応募者のなかでアピールするには、自分が伝えたいポイントを面接官に正しく届けられるようにする必要があります。
次に、面接を突破するために以下の3つのコツを紹介していきます。
それぞれのコツを踏まえ、面接に備えましょう。
- 言葉遣いなどマナーに気を付けよう
- 会話を意識しよう
- 結論ファーストで話そう
言葉遣いなどマナーに気を付けよう
敬語などの言葉遣いや、面接ならではのマナーに気を付けましょう。
特に言葉遣いに関しては、就活生が頻繁に間違える敬語があるので、しっかりと押さえておかなければいけません。
面接官は話す内容だけではなく、言葉遣いが適切かどうかもチェックしています。
言葉遣いやマナーは、入社後のコミュニケーションにおいても大切です。
敬語は、尊敬語、謙譲語、丁寧語というように、大きく3つに分けられます。
言葉の主体が誰なのかを考え、正しく話せるようにしましょう。
マナーに関しては、こちらも合わせて確認しておくと安心です。
会話を意識しよう
面接では、面接官と会話をしていることを意識して、話すようにしましょう。
話す内容を丸暗記したり、目を合わせないで話したりすると、コミュニケーション能力がないと悪印象を与えてしまいます。
頭のなかで言いたいことを整理してから面接に臨み、本番では面接官の目を見て話せることを意識してください。
くわえて、話し方に抑揚を付けたり、話すスピードに注意したりしながら話すと、暗記した文章をただ読んでいるという印象は避けられるでしょう。
結論ファーストで話そう
結論ファーストで話すことで、面接官はこれから話す内容がイメージしやすくなります。
まずは、一番伝えるべき結論から述べるようにしてください。
もし結論から話さなかった場合、話をまとめる能力がない、伝える能力がないといった印象を与えてしまいます。
面接官に、何をアピールしたいのかがスムーズに伝わりません。
この結論ファーストを心がければ、ESを作成する際にも役に立ちます。
採用担当者に話の展開を理解しやすく伝えることは、必然と良いアピールにつながります。
【一次面接で落ちるのはやばい?】WEB面接をする際の注意点
一次面接は、WEBで行われる場合も多いため、ここではWEB面接をする際の注意点を取り上げます。
よく調べずに本番の日を迎えてしまうと、後悔することがあるかもしれません。
事前に準備しておかなければ、当日必要なものがあった際に間に合わなかったり、スムーズにログインできずに焦ったりしてしまいます。
以下の3つの注意点について詳しく紹介していくので、万全な状態で臨めるようにしましょう。
また、WEB面接の手順やマナーを知りたい人は、こちらも参考にしてみてください。
- カメラを見てしゃべろう
- 照明を用いよう
- 万全な状態で面接に挑もう
カメラを見てしゃべろう
WEB面接では、カメラを見て話すことを意識しましょう。
普段は人の目を見て話すのが当たり前ですが、WEB面接の場合は、視線に気を配らなければ、メモを見て話しているなどと解釈されてしまうかもしれません。
また、メモを用意していても、それに頼りすぎないよう注意しましょう。
まず椅子に座ったときに、カメラの位置と視線が合っているのかを確認してください。
カメラは角度を確認し、見上げたり見下ろしたりしなくても、まっすぐ画面を見られるような場所に配置するのがポイントです。
照明を用いよう
WEB面接を行う際、部屋の照明や陽の光だけでは影ができてしまいます。
顔に影ができると、暗い印象を与えかねません。
そのため、間接照明などを用いて、明るい印象を与えられるよう工夫してください。
自分の顔に対して、斜め上の位置に設置するといいでしょう。
また、部屋の照明だけでは、逆光になる可能性が否めません。
この場合も、ライトの角度を変えられる間接照明が便利です。
部屋の照明や、面接を受ける時間帯により陽の光にも左右されるので、自分で調節できるものを探しましょう。
万全な状態で面接に挑もう
ネットワークや充電など、パソコンの準備をしっかりしておきましょう。
また、面接が始まる前までに、どのリンクから入るのかを確認し、面接に遅れないようにしてください。
アプリのインストールや、アカウントの作成が必要になるケースも考えられます。
WEB面接はスマホやタブレットでも受けられますが、パソコンであれば大きな画面でできるためおすすめです。
ほかにも、イヤホンがあると、周囲の騒音で面接官の声が聞こえないときに安心です。
ただし、可能な限り静かな場所で受けられるように配慮すべきでしょう。
【一次面接で落ちるのはやばい?】一次面接から対面面接を行う企業もある
- 面接官は対面のほうが学生とのコミュニケーションが取りやすい
- 対面面接をする時の注意点
就職活動の面接形式としてオンラインが広く普及している一方で、一次面接から対面形式を採用する企業も少なくありません。
対面面接は、オンラインでは得られない直接的なコミュニケーションや、応募者の細かな人柄、態度を確認する場として企業側が重視しています。
そのため、応募者にとっては、内容だけでなく態度や振る舞いも評価対象となる重要な場面です。
面接官は対面のほうが学生とのコミュニケーションが取りやすい
対面面接では、応募者と面接官の距離が近いため、言葉だけでなく表情や仕草、声のトーンなど、非言語的な情報も自然に伝わります。
これにより、面接官は応募者の人柄や職場での適応性をより深く判断することができます。
対面面接では、事前に準備した内容をただ暗記して伝えるのではなく、その場の雰囲気に合わせて柔軟に対応できる力が求められます。
面接官が安心して「自社に適応できる人材だ」と確信できるよう、自然体でコミュニケーションを取ることが重要です。
対面面接をする時の注意点
対面面接では、オンライン面接以上に応募者のマナーや態度が目に見えて伝わります。
そのため、対面特有のポイントを押さえ、丁寧な準備と振る舞いを心掛けることが求められます。
入退室時のマナーをしっかりとする
面接の第一印象は、入退室時のマナーに大きく左右されます。
ここで好印象を与えることができれば、その後のやり取りもスムーズに進むでしょう。
逆に、入退室の際に慌てたり、不自然な動きをしたりすると、その印象がその後の面接全体に影響を及ぼす可能性があります。
入室時
入室時には、面接室のドアをノックし、「失礼します」と声をかけてから入ります。
ノックは3回が基本です。
ドアを開けたら面接官の顔を見て笑顔で軽くお辞儀をしましょう。
座席に案内されるまでは立ったまま待機し、面接官から「どうぞお座りください」と指示があったら、腰を下ろします。
この際、音を立てないように丁寧に椅子に座ることを心掛けましょう。
退室時
面接が終了したら、椅子から立ち上がり、面接官に向かって感謝の言葉を述べます。
その後、笑顔でお辞儀をしながら退室します。
ドアを開ける前には再度「失礼します」と声をかけることを忘れないようにしましょう。
退室後も廊下を歩く際の姿勢や態度を意識し、最後の最後まで良い印象を残す努力を続けることが大切です。
面接官の目を見て話す
対面面接では、面接官との目線の合わせ方が重要です。
目を見て話すことで、自信や誠実さをアピールできます。
目線を避けると、緊張や不安が強調されてしまい、信頼感を損なう可能性があります。
ただし、ずっと見つめ続けるのではなく、自然に目を合わせる程度を意識しましょう。
また、複数の面接官がいる場合は、全員に視線を配るように心掛けると、全員に対して誠実な印象を与えられます。
表情が硬くならないようにする
対面面接では、応募者の表情が直接的に面接官に伝わります。
緊張して表情が硬くなってしまうと、面接官に「自信がない」「コミュニケーションに難がある」といった印象を与える恐れがあります。
リラックスして自然な笑顔を保つことで、親しみやすさや前向きな姿勢をアピールしましょう。
事前に鏡の前で笑顔の練習をしたり、模擬面接で他人からフィードバックをもらったりするのも有効です。
また、深呼吸をして緊張を和らげることで、表情が柔らかくなりやすくなります。
【一次面接で落ちるのはやばい?】おすすめの面接練習方法を紹介!
最後に、おすすめの面接練習方法をいくつか述べていきます。
面接の対策は、一人で行うよりも第三者の力を借りる方が、上手く進む場合が十分に考えられます。
そのため、親や友達に手伝ってもらったり、キャリアセンターや就活エージェントを利用したりしましょう。
第三者の意見から、面接を受けているときの自分が、客観的にどういった印象を受けるのかを把握できます。
聞き取りやすく話しているつもりでも、相手にはわかりにくいかもしれません。
面接の練習方法をさらに知りたい人は、こちらも見てみてください。
- 親や友達と行う
- キャリアセンターを利用する
- エージェントを利用する
親や友達と行う
面接対策を、誰かに手伝ってもらうことによって、客観的な意見が聞けるのはメリットです。
親や友達と行うと、自分の強みなどの部分でいいアドバイスが期待できます。
くわえて、自己分析では発見できなかった、新たな長所に気づけるはずです。
親や友達は、普段の自分をよく知っているため、気兼ねなく、違和感や改善点を指摘してくれるでしょう。
また、他己分析も効率的にできます。
友達と一緒に就活に励むことで、モチベーションの維持にもつながるでしょう。
キャリアセンターを利用する
就活の対策には、大学のキャリアセンターを積極的に利用してください。
大学は、学生の就職の実績を大切にしています。
キャリアセンターの人に面接を見てもらい、プロからのアドバイスを聞きましょう。
面接で悩んでいることがある場合は、相談も可能です。
多くのキャリアセンターは、企業の人事研修を受けているため、実際の人事視点を踏まえたうえで、面接の練習をしてくれるでしょう。
情報収集の場としても活用できるので、ぜひキャリアセンターを利用してみてください。
エージェントを利用する
面接はさまざまな点を意識して臨まないと突破することができないため、なかなか思うようにはいかないことも少なくありません。
そのため、「面接が怖い」「また失敗するのでは?」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、就活エージェントの活用がおすすめです。
特におすすめの就活エージェントサービスは「ジョブコミット」で、就活のプロが書類の添削・キャリアプランの相談・面接対策などあらゆる形で就活生を支援します。
ジョブコミットで面接練習を行いたい方は、こちらのサイトをご参照ください。
【一次面接で落ちるのはやばい?】もし一次面接に落ちた場合にやるべきこと
- 気持ちを切り替える
- 就活の軸を変える
- 次の選考先である企業の分析をする
- 就活のプロに相談する
もし一次面接に落ちてしまった場合は、どのような取り組みをしなければならないのかについて紹介します。
以下の4つの取り組みや工夫を行えば、一次面接に落ちるような状態であっても、次の選考では内定を獲得できる可能性があります。
ぜひ、それぞれの対策を確認してみてください。
気持ちを切り替える
まず、何と言っても、初めに気持ちを切り替えることが大切です。
一次面接で落とされると、自分の全てを否定されたような気持ちになるかもしれませんが、落ちたことを長く引きずってしまうと、自信を失い、次の選考でも自分の実力を発揮できなくなってしまいます。
面接での振る舞いなどを「反省」する必要はありますが「くよくよと後悔」する必要はありません。
まず、自分の面接のどこが不十分だったのかについて考えてみましょう。
「自己PRが抽象的で伝わりにくかった」「緊張でうまく話せなかった」といった改善点が見えてくるはずです。
反省点を明確にし、どのように改善するかを考えれば、同じ失敗を繰り返さずに済むでしょう。
就活の軸を変える
一次面接で落とされる原因として、就活の軸が明確でない、もしくは企業との相性が悪いことも考えられます。
「なんとなく興味がある」「安定していそうだから」など曖昧な理由で企業を選んでいると、志望動機に説得力が欠け、熱意が伝わりにくくなります。
そこで、自分の就活の軸に問題がなかったかを振り返ってみましょう。
まず、自分がどのような価値観を持ち、どのような働き方や職場環境を望んでいるのかを整理することが大切です。
「成長できる環境」「チームで協力しながら働ける環境」など、自分の希望を明確にすることがポイントです。
軸が明確になれば、企業選びに一貫性が生まれ、志望動機にも説得力が加わるでしょう。
次の選考先である企業の分析をする
自分の回答の改善も大切ですが、次の選考先である企業の分析も欠かせない対策の1つです。
次に受ける企業の事業内容やビジョン、求める人物像をまだ調べていない場合は、入念にリサーチし、対策を練ることを心がけてください。
企業ごとに求めているスキルや人物像は異なるため、事前にしっかりと理解しておくことで、より的確に自己PRや志望動機を伝えられます。
まずは企業の公式サイトや採用ページを確認し、企業理念や事業内容、今後のビジョンなどについて理解を深めましょう。
余裕があれば、説明会やOB・OG訪問などを活用して、実際に働いている社員の声を聞いてみることも大切です。
就活のプロに相談する
就活のプロに相談すれば、一次面接で落ちてしまった理由が明確になるかもしれません。
そこで「ジョブコミット」を活用してアドバイザーに意見を仰いでみてください。
ジョブコミットは、就活のプロがあなたのエントリーシートの添削や面接の練習相手などを行ってくれるサービスです。
あなたのどのような点はすでに良く、どのような点には改善の余地があるのかについて、一緒に考えてくれます。
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まとめ
一次面接は、若手社員が中心となって実施される最初の面接でありながら、半分近い学生が落とされる非常に厳しい選考です。
簡単に通過できるものではありませんが、基本的な受け答えやマナーが問われることが多く、対策自体はやりやすいと言えます。
事前に模擬面接などで練習を積み、合格率を上げておきましょう。
一次面接を通過して二次面接・役員面接のチャンスをつかめるかどうかは、最終的な目標である内定を得られるかどうかに直結するポイントです。