- ・就活における「出遅れている」の基準
- ・出遅れている人がまず行うべきこと
- ・活用したいおすすめの就活エージェント
- ・就活を最近始めた人
- ・就活が上手く進まない人
- ・就活に対して漠然とした不安がある人
はじめに
就活に出遅れてしまったと感じ、どうすれば良いか頭を抱えている人も多いでしょう。
そこで今回は就活に出遅れたと呼べるのはいつからなのか、出遅れてしまった場合はどのような対策をすれば良いのかについて詳しく紹介します。
まずは自分が本当に出遅れているかを確認した後、どのような対策をすれば良いのかについて紹介するため、参考にしてみてください。
【就活に出遅れた】出遅れたと感じたらやるべきこと
就活に出遅れてしまったと感じたらやるべきことを紹介します。
まず「自分は本当に出遅れているのか？」を確認してみてください。
そしてその後、遅れている場合は「どの程度遅れているのか」を数字で確認し、状況別に何から始めれば良いのかについて考えていきましょう。
本当に出遅れているのか確認する
まずは本当に自分が就活に出遅れているのか、客観的に確認することが重要です。
就活の進捗は人それぞれ異なり、自分の周囲と比べて焦るのではなく、全体の傾向を把握することが大切です。
友人の中には早期選考を受けて、すでに内定を獲得している人もいるかもしれませんが、それは一般的な就活スケジュールとは限りません。
就活採用活動に関する調査では6月時点で約9割の学生が内定を得ているとされていますが、これはあくまで統計上の数字です。
秋以降も採用活動を継続する企業は少なくありませんし、内定をもらった人のうち、全員が第一志望から内定をもらっているわけではないため、焦る必要はありません。
参考
https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/index.html
どの程度遅れているのか確認する
実際に確認してみて、自分が遅れていると判断できた場合は、どの程度遅れているのかを確認する必要があります。
「皆がエントリーシートを書き始めている段階で、就活を始めた」くらいならば、そこまで焦る必要はありません。
しかし、皆が最終面接に進んでいたり、内定をもらっている人が半分以上になっているような時期に始めることになった場合、スピーディーに進める必要があります。
自分が一般的な他の就活生と比べてどの程度遅れているのかを確認した上で、次の項目で紹介する「出遅れている状況別にやるべきこと」に取り組んでみてください。
【就活に出遅れた】出遅れている状況別にやるべきこと
では、自分が就活において出遅れていると判断でき、どの程度遅れているのかを理解できたら、状況別にやるべきことを紹介します。
就活を全く始めていない方から、なかなか選考に通過できない人まで、状況はそれぞれでしょうから、自分に当てはまる項目を中心に確認してみてください。
就活を全く始めていない状況
まだ何も始めていない場合は、まず就活のスケジュールを把握し、今からできることを整理してみてください。
就活は大学3年生の3月からエントリーが始まり、4年生の6月以降に本格的な選考が行われることが多いです。
まずは自己分析を行った後、業界・企業研究を進め、自分が興味のある企業や職種をリストアップすることから始めましょう。
次に、まだエントリーを受け付けている企業を探し、できるだけ多くの選択肢を確保することが大切です。
また、就活サイトに登録し、企業説明会や就活イベントの情報を収集すれば、情報を得やすくなります。
就活エージェントを利用すると個別のサポートを受けながら短期間で就活を進めることができるため、出遅れた場合の選択肢として検討しても良いでしょう。
インターンや会社説明会に参加していない状況
就活は行っており、自己分析や業界研究はしているものの、インターンや会社説明会に参加していないという方は実際に企業と接点を持つことから始めてください。
企業の説明会やイベントは会社の雰囲気を知るだけでなく、採用担当者や社員と直接話せる貴重な機会です。
特に就活の序盤ではオンラインの情報だけで企業を選びがちですが、実際に社員と話してみると、企業の実態や働く環境についてより深く理解できます。
また、インターンやOB・OG訪問を活用すれば、選考の裏側や求められる人物像について具体的な情報を得ることも可能です。
夏や冬の長期インターンが終わった後でも、1日〜数日間の仕事体験を提供している企業は少なくないため、参加できるものがないか調べてみてください。
ESやテストを通過できない状況
ESやテストを通過できない場合は対策を見直すことから始めてみましょう。
ESが通過しない場合は自己PRや志望動機の内容など、メインの質問項目への回答を客観的に見直すことが重要です。
自己流で書くと内容が抽象的になったり、企業が求めるポイントとずれてしまったりすることがあるため、キャリアセンターのアドバイザーや就活エージェントに相談してみましょう。
また、Webテストで筆記試験に通過できない場合は志望企業の試験形式を調べ、重点的に対策を行うことが大切です。
SPIの問題集を繰り返し解く、玉手箱やTG-WEBなどの企業ごとの傾向を把握するなどの対策を行えば、効率的にスコアを上げられます。
面接を通過できない状況
面接を通過できない場合は、受け答えや話し方、表情、振る舞いなどを見直してみてください。
基本的な対策としては、模擬面接を繰り返し行い、客観的なフィードバックをもらうことがおすすめです。
学校のキャリアセンターや就活エージェントに頼れば、面接官の視点からアドバイスを受けることができ、自分では気づかなかった課題を明確にできます。
もし、両方何らかの理由で利用できないならば、友人などに面接官役を頼む、または録画した自分の映像を確認してみましょう。
また、企業ごとに求める人物像が異なるため、公式サイトなどで「求める人物像」をしっかりと理解し、それに応じたアピールができているか確認してみてください。
最終面接を通過できない状況
一次面接や二次面接は通過できるのに、最終面接で不採用になってしまう場合は、これまでの最終面接を振り返り、何が問題だったのかを分析してみてください。
最終面接では企業の経営層や役員クラスが担当することが多く、選考基準が一次・二次面接とは異なる場合が少なくありません。
自己PRや志望動機を話して終わりではなく「御社で長く活躍できる人物である」「自分は御社と価値観が合っている人物である」といった点をアピールしましょう。
また、これまでの面接で話してきた内容に一貫性があるかも考えてみてください。
最終面接だからといって気張りすぎてしまい、これまでの面接で話してきた内容と矛盾するようなことを言ってしまうと、嘘をついていると思われてしまいます。
【就活に出遅れた】出遅れを挽回する方法
続いて、出遅れてしまった方が挽回するために、具体的にどのような対策をすれば良いのかについても紹介します。
先ほどは状況別に紹介しましたが、以下はどのような時期においても、出遅れているならば取り組んでおきたい対策です。
忙しい人には「すべて取り組むべき」とは言いませんが、取り組みやすいものから実践してみてください。
他己分析をする
まずは他己分析をすることをおすすめします。
他己分析とは自分以外の第三者の意見を通じて、自分の長所や短所、特徴を正確に把握する分析方法です。
就活において自己分析は非常に重要ですが、自分1人で考えていると主観的になりすぎたり、強みや課題を完璧に整理できなかったりすることもあります。
友人、家族、大学の教授、アルバイトの上司など、できるだけ多くの人に自分の印象を聞いてみると、自分では気づかなかった意外な強みや改善点を発見できるかもしれません。
また、ただ意見を聞くだけでなく「どの場面でそう感じたか」「なぜそう思ったのか」などについて深掘りして質問してみると、より自分に関する細かい、かつ客観的な情報を知ることができます。
OB・OGを頼って業界・企業研究をする
出遅れている方はすべてを1人で行おうとすると間に合わないことが多いため、業界・企業研究はOB・OGを頼るのも選択肢の1つです。
企業の実際の業務内容、入社して感じたギャップ、求められるスキルなどを詳しく聞けば、より具体的な志望動機を作成し、就活の軸も明確にできます。
もちろん、何も調べずにOB訪問をすると失礼ですが、何時間も企業のサイトとにらめっこする時間があるならば、ざっくり公式サイトを確認し、詳しい情報はOB訪問で聞いてみることを推奨します。
また、訪問で相手に良い印象を与えることができれば「あの人を採用した方が良いよ」と人事にアドバイスしてくれる可能性もあるため、ぜひ取り組みたい対策の1つです。
ESを人に添削してもらう
ESを1人で完璧に作り上げられる人はほとんどいません。
むしろ、そのような人ならばこの記事にたどり着くことなく、すでに内定をもらっていることでしょう。
そこで、第三者に添削してもらい、ESのクオリティを高めることをおすすめします。
文章表現に問題はないか、相手に伝わりやすい構成になっているか、企業の求める人物像に合った内容になっているかなどについて、確認してみてください。
キャリアセンターはもちろん、就活エージェントやOB・OG訪問の際に添削を依頼すれば、客観的な視点から改善点を得られます。
ESは人事が初めてあなたに関する情報に触れる場であるため、特にクオリティを意識しましょう。
模擬面接で面接対策をする
面接で緊張してしまったり、うまく回答できなかったりする場合は、模擬面接を繰り返し行い、面接に慣れることが重要です。
質問への受け答えだけでなく、表情や話し方、姿勢、マナーなど、細かい部分も評価の対象になります。
自分では気づきにくい欠点を改善するために、先輩や友人、家族、就活エージェントなどに面接官役をしてもらい、受け答えの練習をし、フィードバックを受けましょう。
実際の面接と同じ環境を想定し、スーツを着て、オンライン面接や対面形式の面接の練習をすると、より実践的な対策になるはずです。
選考をたくさん受ける
選考に進んでいる企業が少ない場合や、経験を積みたい場合は多くの企業の選考を受けることを推奨します。
特に、ESや面接に苦手意識がある場合は、場数を踏んで自信をつける必要があります。
第一志望の企業にこだわるあまり、応募する企業の数を絞りすぎるのではなく、まずは幅広く応募して、選考に慣れることが大切です。
もちろん「少しでも興味があるならば、すべての企業に応募して良い」というわけではありません。
しかし、受ける企業が1つや2つ程度では改善ポイントが見つかりにくいことも多いため、無理の無い範囲で、もう少し多くの企業を受けてみることを推奨します。
やるべきことの優先順位をつける
出遅れた場合、限られた時間の中で効率よく進めるためにも、やるべきことの優先順位をつけることが重要です。
最優先すべきことは、現在も募集を行っている企業を探し、できるだけ早くエントリーを進めることです。
企業によっては採用枠が少なくなってきているため、できるだけ早く応募し、選考に進まなければなりません。
また、優先順位を決める際には「今すぐ取り組むべきこと」と「後回しにできること」を明確にすることも覚えておきましょう。
以下ではやるべきことの優先順位があまり高くないものを紹介するため、参考にしてください。
大規模な説明会に参加する
就活に出遅れている場合、大規模な説明会に参加することの優先度は低いです。
多くの企業の情報を一度に得ることができる説明会は便利ですが、就活の序盤で活用するものです。
出遅れた状態では、より実践的な選考準備に時間を割く方が重要であると言えます。
もし参加する場合でも、1回で十分でしょう。
今から就活を本格的に進める場合、幅広い業界の情報を集めるよりも、すぐに応募できる企業を絞り込み、具体的な対策を進める方が効率的です。
また、オンラインでアーカイブが残っている説明会もあるため、無理にリアルタイムで参加せず、必要に応じて後から視聴するのも選択肢の1つです。
徹底的に企業研究をする
企業研究は確かに重要ですが、出遅れている場合はすべての企業を徹底的に調べる時間はありません。
最初から幅広い範囲でリサーチを行うのではなく、面接を受ける企業に絞って深掘りする方が効率的です。
その企業の事業内容、強み、業界内での立ち位置、求める人物像などを重点的に整理しましょう。
また、余裕があるならば、競合他社と比較しながらその企業ならではの魅力を探し、面接でより説得力のある回答ができるように準備しておきましょう。
公式サイトや採用ページ、IR情報を活用しつつ、OB・OG訪問や口コミサイトを利用して、限られた時間の中で質の高い情報収集を行ってください。
自己分析を深堀する
自己分析は確かに重要で、就活において最も大切な対策の1つです。
しかし、あまりにも時間をかけすぎて、他の対策に時間を割けなくなってしまうと意味がありません。
面接でよく聞かれる「自分の強み・弱み」や「志望動機の根拠となるエピソード」などは明確にする必要がありますが、短所が5個も10個も見つかるほど、深掘りする必要はありません。
「なぜこの業界・企業を目指すのか」「自分の強みをどう活かせるのか」「過去の経験からどのようなことを学んだのか」といった定番の質問に対し、具体的なエピソードを交えながら答えられるように準備しておけば十分です。
WEBテストや筆記試験の対策
Webテストや筆記試験を足切りとして活用する企業もあるため、確かに対策は必要です。
しかし、自己分析や企業研究、ES作成などをおろそかにしてまで取り組む必要はありません。
Webテストの種類は企業によって異なるため、志望企業がどの形式を採用しているのかを調べ、必要な対策に絞って勉強することをおすすめします。
SPIを採用している企業が多いならば、SPIの問題を重点的に解き、他のWebテストはざっくりと対策するというのも選択肢の1つです。
また、これまで数学が苦手だった方は数字に関する問題だけ解くというのも良いでしょう。
「Webテストで毎回落とされる」「全然解けない」という方以外は、まずは面接対策やES作成に力を入れるべきです。
【就活に出遅れた】就活に出遅れた時に持つべき考え
就活に出遅れてしまった時に持つべき考えについても紹介します。
「就活はメンタルがすべて」というわけではありませんが、大きな影響を与える要素の1つです。
マイナスな気持ちを持ったまま内定をもらえるほど、簡単なものでもありません。
そこで、以下のような考えを持っておくことが大切です。
就活を諦めない
出遅れてしまうと「もう就職浪人するしかない」「大学院に進学しようかな」などと、就活を諦めそうになることもあります。
周りが内定を獲得していく中で、焦りを感じる人は多いでしょう。
しかし、夏以降に就活を始める人もいますし「部活に取り組んでいた」「アルバイトで家計を支えていた」などの理由で、あなたよりも遅く就活を始めて、そして内定を獲得する人もいます。
また、中小企業やベンチャー企業では通年採用を行っているケースもあり、大手企業だけにこだわらなければ、まだまだチャンスは十分にあります。
採用枠が埋まらなかった企業が追加募集を行うこともあるため、諦めずに就活を続けてください。
1人で抱え込まない
1人で抱え込まないことは最も重要な対策の1つです。
就活は「自分自身をアピールする場」なので、1人の戦いと思いがちですが、すべてを1人でやり遂げる必要はありません。
友人に相談することで気持ちが少し楽になるかもしれませんし、的確な対策方法を教えてくれるかもしれません。
大学の教授やキャリアセンターのスタッフに相談しても良いですし、就活エージェントを利用するのも選択肢の1つです。
就活エージェントは具体的な選考対策やおすすめ企業の紹介だけでなく、お悩み相談も受け付けています。
人と比べず、自分のペースで進めていくことが重要です。
人と比べない
4年生の段階で内定を得られないと、どうしても他の人と比べがちです。
しかし、人それぞれ進むペースや適した企業は異なるため、他人と比べる必要はありません。
比べ始めると、きりがありません。
早い段階で内定を獲得した友人が多いと焦るかもしれませんが、大切なのは「あなたに合った企業に就職すること」です。
他人の成功体験に影響されて、本来興味のない業界や企業に焦って応募してしまうのは、就活において本末転倒です。
しかし、あなたと同じように、多くの人が悩みを抱えながら就活を進めています。
「先に就活が終わった人」とばかり比較するのではなく「自分と同じように悩んでいる人もたくさん居る」ということを覚えておいてください。
【就活に出遅れた】おすすめの就活エージェント
続いて、おすすめの就活エージェントを紹介します。
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エージェント側の視点で紹介するため、信頼性が高く、いずれのサービスを利用しても手厚いサポートを受けられることでしょう。
ジョブコミット
まずは弊社が提供しているジョブコミットという就活エージェントサービスを紹介します。
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「自分が今、就活においてどの段階にあり、何をすれば良いのかわからない」という方でも利用しやすいでしょう。
https://twing.tokyo/lp/shukatsu/
まとめ
今回は就活に出遅れてしまったと感じている方向けに、具体的な対策方法や持つべき考え方、出遅れている状況別にやるべきことなどを詳しく紹介しました。
最近は昔では考えられないような時期に内定を獲得している就活生も多く、他人と比べると焦りがちです。
しかし、多少出遅れてしまったとしても、適切な対策を行えば挽回は可能です。
ぜひ、本記事で紹介した内容を踏まえた上で、今からでもできることに取り組んでみてください。
「あの時焦ったのは、ただの杞憂だったな」と思えるよう、前向きに一つひとつ、対策を進めていきましょう。
