【例文あり】留学経験を用いたガクチカ例を見たい!おすすめの書き方やメリットを徹底解説!

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ガクチカとは「学生時代に力を入れて取り組んできたこと」を略したもので、多くの企業で質問される項目です。

留学経験をテーマにしたいと考えている人も少なくありませんが、「留学経験はガクチカのテーマとして十分にアピールできるのか」と悩ませる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、留学経験をガクチカのテーマにするときに押さえてほしいポイントや、具体的な書き方などについて解説していきます。

また、本記事の最後には具体的な例文を2つ紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次目次を全て表示する

【留学経験のガクチカ例】留学経験はガクチカになる?

留学経験がガクチカのテーマであっても特に問題ありません。

しかし、留学したこと自体がガクチカになるわけではないので注意しましょう。

留学経験をガクチカにしたいと考える就活生は多く、周りとの差別化が図りにくいのです。

「留学経験でぶつかった壁・生じた課題」「それらに対しどのように行動してきたのか」「そこから何を学べたのか」などを具体的に伝えられると、採用担当者にとって魅力的なガクチカになるとされています。

【留学経験のガクチカ例】企業がガクチカを聞く理由

企業はガクチカから就活生の人間性を見ようとしています。

そして、「自社のイメージに合うのか」「求めている人材であるのか」を見極めます。

このとき、「何を目標にどのように頑張ってきたのか」といった要素が具体的であれば、「仕事でも同じような熱量や意欲で活躍してくれるのでは?」と期待するでしょう。

ガクチカの内容が濃ければ濃いほど、その企業に対する志望度が高いと判断されやすくなります。

ここからは、企業がガクチカを聞く3つの理由について、より詳しく解説していきます。

企業とのマッチ度を見るため
経験をレベルを把握するため
熱意の高さを見るため

企業とのマッチ度を見るため

企業はガクチカを通じて「自社とのマッチ度」を確認します。

その人の考え方や人柄を知ることで、「自社で活躍してくれそうな人材かどうか」を見極めています。

しかし、考え方や人柄が良いだけでは企業とのマッチ度は高くなりません。

たとえば、ガクチカで情報分析力をアピールしたとしても、その企業に情報分析力が優れている人材を必要としていなかったら、高評価につながる可能性は低くなります。

また、入社後にミスマッチを感じてしまえば、その後の仕事に身が入らず、最悪の場合は退職の可能性も考えられます。

企業とのマッチ度が高いと評価されるためにも、事前に企業研究や業界研究を行い、それらの情報を盛り込んだガクチカを作ることが重要と言えるでしょう。

経験のレベルを把握するため

企業はガクチカを通じて「経験のレベル」を把握しています。

その就活生を採用したとして、自社での仕事ぶりのイメージを持つために、目標設定のレベルや行動量を把握しようとしているのです。

目標の内容や行動量は人それぞれですが、企業によっては「それでは足りない」と感じる可能性もあります。

たとえば、「英語力を身につけるために、週に一度英会話スクールに通った」だけでは「もっと勉強しないの?」とマイナス評価をされてしまうおそれがあります。

逆に、良い意味で学生らしくない、非常にストイックな目標を設定して達成させた人なら、「入社後も良い働きをしてくれる」と期待されることになるでしょう。

伝え方によっては、即戦力として期待される可能性もゼロではありません。

熱意の高さを見るため

企業は、学生のガクチカを通じて「熱意の強さ」を見ています。

当たり前ですが、熱意のない人はどんな企業でも相手にされません。

企業によって必要とする人材は異なりますが、積極的に何でも挑戦する人材は、基本的に多くの企業で採用したいと考えています。

熱意の強さをアピールするためには、ガクチカの結論・根拠・具体的に取り組んできたことを端的に伝える必要があります。

これを意識すると、話にメリハリが生まれ、説得力や熱意が感じられるガクチカに仕上げることが可能です。

ガクチカから熱意が感じられないと、「入社したとしてもすぐに諦めそう・辞めそう」などといったネガティブな印象を持たれかねません。

どれだけ強くアピールしても、面接官に響くことはないでしょう。

【留学経験のガクチカ例】留学経験でアピールできること

留学経験のある人は、アピールできることがたくさんあります。

そのため、留学経験がない人に比べて、採用担当者の印象に残るアピールができるでしょう。

ここでは、具体的にどのようなことをアピールポイントに利用できるのか?その例を4つ紹介します。

企業によって刺さるアピールは変わってくるので、きちんとリサーチした上で、それに合ったアピールをしていきましょう。

行動力
対応力
目標設定力
コミュニケーション能力

行動力

まず留学経験がある人は、そうじゃない人と比べても、非常に行動力のある人間だといえるでしょう。

なぜなら、日本から外の世界に出ること自体が、とても大きな冒険になるからです。

どんな国に行くことになっても、日本とは大きく異なる文化がそこにはあります。

そのため、自らそんな未知な世界に足を運ぶことは、間違いなく行動力に優れた人にしかできません。

だからこそ、留学経験がある人は行動力を武器にアピールしていくのも1つの手です。

どんなエピソードと比べても、説得力のあるアピールができるでしょう。

行動力がある人材は多くの企業にとって重宝されるため、うまくいけば採用率は一気に上がります。

対応力

海外留学といえば、ただ机に向かって語学を勉強するだけではなく、実際に地元の人ともたくさんコミュニケーションをすることになるでしょう。

日常的な会話を通じて、文化の違いを感じることになるはずですので、その都度対応力が求められます。

つまり、留学経験が長い人ほど、その地元でのエピソードを伝えることによって対応力のあるところもアピールしやすくなるでしょう。

どのような仕事でも対応力は求められる要素の1つですので、そんなあなたの留学経験を聞いた企業は、思わず「自社でも活躍できそう!」と思ってくれるはずです。

特に事業のグローバル展開をしている企業や、これから海外展開することを考えている企業であれば、ストレートに刺さる経験になるのは間違いありません。

目標設定力

海外留学は、決して誰にでもできる簡単なことではありません。

なぜなら、海外での慣れない環境で、毎日ずっと過ごすことになるからです。

日本でしか生活をしたことがない人にとっては、新鮮さを感じながらもさまざまな不安を抱いたり、思うようにいかなかったりすることも多々あるでしょう。

だからこそ、実際に海外留学を最後まで達成しようと思ったら、きちんと目標設定をしておく必要があります。

つまり留学経験者は、目標設定力のあるところも積極的に企業にアピールできるのです。

仕事においても、あらかじめ目標を定めた上で、適切にこなしていく必要があります。

だからこそ、留学経験のある人材は、それだけでどんな仕事もやり遂げてくれそうな印象を持ってもらいやすいといえるでしょう。

コミュニケーション能力

海外留学における大きな特徴の1つが、知り合いゼロの状態から現地での生活をスタートすることです。

つまり、誰も仲間がいない状態から、新たに人間関係を構築する必要があります。

しかも周りは外国人ばかりの環境ですので、日本で同じように人間関係を作るのとは難しさのレベルが違うといっても過言ではありません。

だからこそ、海外留学ではよりいっそうコミュニケーション能力が試されます。

まったく違う文化で生きている人との交流は、そう簡単に誰にでもできることではないでしょう。

そのため、海外留学に関するエピソードを伝える際には、コミュニケーション能力のアピールも非常に有効的な手段だと断言できます。

多くの企業にとって、思わず欲しくなる人材になりえるでしょう。

【留学経験のガクチカ例】おすすめの書き方

留学経験のガクチカを書こうとしても、何をどのように書き始めていけば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。

しかし、基本の書き方さえ押さえておけば、おおよそ問題なくスムーズに書き進めていくことが可能です。

ガクチカの書き方は、以下に挙げる6つの構成から成り立ちます。

ここからは、留学経験をガクチカにする場合のおすすめの書き方を詳しく解説していきます。

そこまで難しいものではないので、不安な方もぜひチェックしてみてください。

留学中に注力したこと
注力した理由
立てた目標
当時あった課題
課題への施策
学び

留学中に注力したこと

「留学中に注力したことは○○です」と最初に結論を述べましょう。

冒頭部分に結論を書くことで、採用担当者への印象付けが叶います。

また、その後に続く話の内容も頭に入りやすく、理解しやすくなります。

このときの注意点は、何を頑張ってきたのかをイメージできるよう、簡潔に述べることです。

出だしでわかりにくい複雑な表現をしてしまうと、理解できないまま話が進んでいき「結局何を伝えたいのかわからなかった」という事態を招いてしまうため注意が必要です。

注力した理由

次に、なぜその活動に注力したのか、始めたきっかけなどを述べましょう。

ここでは理由や目的をどれだけ具体的に伝えられるかが重要です。

具体的に表現することで、その物事への熱量をアピールできます。

また面接官も、その人が「どのようなことに熱意を向けられるのか」を把握できれば、仕事での活躍をイメージしやすくなります。

しかし、始めたきっかけが自主的でなく受動的なものであれば、積極性のなさを印象付けてしまうので注意しましょう。

立てた目標

続いて、自分が注力してきた取り組みの中で、具体的にどんな目標を立てたのかを丁寧に記しましょう。

この目標設定から、面接官は「この人のモチベーションの源泉は何なのか?」を見極めようとしています。

大きな困難を伴う目標であればあるほど「高い目標に向かって努力できる人」と判断されやすいと言われていますが、非現実な目標や漠然とした目標では「計画性のない人」と判断されてしまうので、現実的かつ具体的な目標を伝えるようにしましょう。

当時あった課題

立てた目標を伝えたうえで、「課題は何か」「なぜその課題に注目したのか」を述べましょう。

ガクチカは、学生時代に力を入れて取り組んできたことについて述べるものなので、そのエピソードの中で困難に感じたことがなければガクチカにはなりません。

しかし、伝え方によってはただ評価を下げる原因になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

「どんな困難にぶつかったのか」「具体的にどのような解決策を講じたのか」などを明確に書くと良いでしょう。

課題への施策

その課題に対し、実際に取ってきた行動について述べます。

面接官がイメージしやすいように、抽象的な表現は避け、「なぜその行動を選んだのか」「その結果は何か」までをできるだけ具体的に記しましょう。

このとき、「数字を用いて述べる」ことを意識すると良いでしょう。

「英会話に慣れるために、毎日2時間オンラインで雑談するように努めた」など具体的な数字があれば、あなたがしてきた努力の過程をイメージしやすくなるでしょう。

このとき、結果的に成功したのか失敗したのかは重要視されません。

実際に行動に移し、どのように困難を乗り越えようとしたのかが大切です。

学び

最後に、これまでの経験から学んだことについて述べます。

このとき、「学んだことを活かし、入社後○○の分野で貢献していきたい」など企業の事業内容と合わせて説明できればなお良いです。

反対に、学んだことが入社後活かせなければ、それまでの内容がどれだけ良くても採用につながらない可能性があります。

そのため、「留学経験で学んだことと=その企業が必要とする能力」となっていることが重要と言えます。

困難を乗りこえて得た学びは自分の強みになるので、仕事に対する熱意が伝わるよう、端的に書くようにしましょう。

【留学経験のガクチカ例】説明するときのポイント

ここまで、留学経験をガクチカとする場合のおすすめの書き方を紹介してきましたが、説明するときのポイントもあります。

そのポイントは、主に「留学自体が目的にならないようにする」「語学力以外のことについて言及する」の2つです。

具体的に説明することはもちろん、留学経験をガクチカにする場合のポイントもしっかりと押さえて、魅力的なガクチカを作成しましょう。

では、その6つのポイントを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

留学自体が目的にならないようにする
語学力以外のことについて言及できると良い
価値観の話題は具体的に
企業にどのように貢献できるかを述べる
独自性を強調する
語学資格を活用

留学自体が目的にならないようにする

ただ留学しただけでは評価の対象とはなりません。

留学先でどのような経験をし、どんな学びを得たのかが重要です。

しかし、ただ留学しただけではなくても、曖昧な表現で伝えてしまえばそう思わせてしまう可能性もあるのです。

「ガクチカのために留学したのか?」「留学経験はウソなのでは?」と感じさせないためにも、曖昧な表現は避けてできるだけ具体的に説明することを意識しましょう。

また、「留学の目的を深く考えていなかった」という場合もあるかと思いますが、その場合は、留学経験について深掘りしてください。

時間をかけて考えれば、きっかけとなったものが見つかるはずです。

「現地の英語に触れて英会話能力を高めたい」「異文化交流をしてみたい」など、自分なりの理由を見つけてみてください。

語学力以外のことについて言及できると良い

ガクチカを留学経験とした場合、語学力をアピールするのはおすすめしません。

留学なのですから、語学力が向上するのはごく自然なことです。

そのため、面接官の心に響く可能性は低いと言えるでしょう。

「語学力向上=学び」にするのではなく、「語学力向上のためにぶつかってきた困難は何か」「その困難をどう乗りこえてきたのか」「それにより学んだことは何か」の構成をもとに、それ以外のスキルや経験について言及することをおすすめします。

留学中は初めての経験や不慣れな出来事が多く、想像以上にさまざまなことを学んでいるはずです。

そのためどれにしようか迷う方も多いですが、一つひとつ深掘りし最も企業とマッチできるものを選択しましょう。

価値観の話題は具体的に

海外留学を実際に経験してみると、人によっては価値観が大きく変わることもあるでしょう。

例えば、どんなに仕事がつらくても頑張らなければいけないと思い込んでいた人が、海外留学を通じて「仕事はあくまでも人生を充実させるための手段に過ぎないから、我慢する必要はない」と思うようになるケースもあります。

もしこのような価値観の変化があった人は、きちんとその内容をガクチカで説明することが大切です。

企業によっては強い興味を抱いてくれることもありますので、間違っても価値観が変わったことを一言で伝えるのではなく、できる限り掘り下げるようにしてください。

そうすれば、評価につながるアピールになる可能性が出てきます。

企業にどのように貢献できるかを述べる

ガクチカを伝える際に、単純に経験エピソードだけをまとめて伝えるだけの人もいます。

もちろん、それは決して間違ってはいけません。

しかし、あくまでもエントリーシートというものは、自己アピールにつなげる必要のある書類です。

そのため、企業視点で考えることも忘れないようにしましょう。

例えば、ガクチカエピソードを踏まえた上で、実際にどのような活躍ができるのかを最後にまとめてみてください。

自分がどんな形で貢献できるのかが明確に書かれていれば、そこに対して企業が反応する可能性が大幅に高まります。

つまり、その内容が採用につながる大きなきっかけになるのです。

採用後の姿をイメージさせることができれば、必ずチャンスをつかむことができるでしょう。

独自性を強調する

留学経験自体は、実際にガクチカとしてアピールする上で非常に役立つものです。

しかし、留学経験は他のライバルも経験している可能性が十分にあります。

そうなってくると、ただ留学経験したことを伝えただけでは、なかなか採用担当者の印象に残らなくなるおそれもあるでしょう。

だからこそ、ここで意識してほしいのが、留学経験を伝える上で独自性を意識することです。

つまり、シンプルに留学経験を伝えるのではなく、細かいところまで掘り下げながらエピソードを語るようにしてみてください。

深掘りすればするほど、どんな人でも独自性の高いガクチカエピソードを書くことができます。

このことを意識するだけでもライバルに差をつけられるので、覚えておいてください。

語学資格を活用

もし海外留学を通じて、語学資格も取得できている場合は、積極的にアピールしていきましょう。

なぜなら、そもそも資格を取得していること自体が、大きな実績になるからです。

きちんと海外留学を達成した証にもなりますし、何より客観的な成果になるのもポイントだといえます。

また企業によっては、語学資格があることが最大のアピールになることも珍しくありません。

例えば、事業を海外にも拡大させることを意識している企業であれば、語学資格を持っているあなたの存在がとても理想的な人材に見えるでしょう。

場合によっては、即決で採用を決めることも出てきますので、語学資格がある人はうまく活用しなければもったいないです。

【留学経験のガクチカ例】留学経験を活用するメリット

留学経験をガクチカにする人は少なくないため、「やっぱり留学経験をガクチカにするのはやめようかな…」と思う方も少なくありません。

しかし、「コミュニケーション能力」「冒険力」が大きなアピール材料として活用できるなど、留学経験をガクチカにするメリットは大いにあります。

たとえば、留学経験のない人と留学経験のある人で、冒険力をアピールした場合、説得力があるのは留学経験のある人でしょう。

ここからは、留学経験をガクチカにした場合のメリットについて詳しく解説していきます。

就活軸と結びつけやすい
コミュニケーション能力や冒険力をアピールできる
目的や困難がイメージしやすい
一貫性を持たせられる
グローバルな企業でアピールできる

就活軸と結びつけやすい

留学経験者の多くは、外資系企業や商社・貿易業界など「グローバルに活躍できること」を就活の軸としています。

このような場合、就活の軸と一貫性を待たせることができます。

たとえば「留学先で○○を経験し、海外で働きたいと考えるようになった」などのケースです。

「海外で働く」という就活の軸と絡めることで、説得力が増します。

留学経験のない人とある人では、留学経験のある人の方が有利になります。

ただし、自分と同じ「海外で働きたい」という軸を持って就職活動をしている人に埋もれないよう、他者との差別化が必要です。

「どの国で働きたいのか」「どんな活動をしたいのか」「なぜ日本だとダメなのか」まで深掘りすることをおすすめします。

コミュニケーション能力や冒険力をアピールできる

留学先では、国籍や文化などが異なる見知らぬ土地で試行錯誤して生活していく必要があります。

当然、幼いころから慣れ親しんだ町ではないため、わからないことも多いでしょう。

そのような環境の中、周囲の人とコミュニケーションを取り信頼関係を築くことができれば、「充実した留学経験」として企業にアピールできます。

特に「コミュニケーション能力」「冒険力」の2つが身についたことを強みとしてアピールすると良いでしょう。

日本にいても身につけることは可能ですが、留学に勝るような取り組みはそこまで多くありません。

志望する企業で「コミュニケーション能力」「冒険力」を重視している場合、高評価を得る可能性は非常に高いと言えます。

目的や困難がイメージしやすい

留学経験は、さまざまな経験の中でも、特に目的や困難がイメージしやすいといえるでしょう。

例えば、そもそも海外留学をする目的の1つによくなるのが、語学を勉強するためです。

これは非常にわかりやすい動機になりますし、自然な目的だといえるので、どんな企業にアピールしてもスムーズに聞き入れてくれます。

また、海外留学での困難なエピソードも、非常に共感されるものだといえるでしょう。

なぜなら、海外は日本とはまったく異なる文化があるからです。

誰に対してもわかりやすい困難なエピソードになるため、特に疑われることなく本当に大変だったことがきちんと相手に伝わります。

【留学経験のガクチカ例】例文紹介

ここまで、留学経験をガクチカにする場合の書き方やポイント、メリットを紹介してきました。

留学で何を経験して何を学んだのかが重要だということがわかったことでしょう。

しかし、実際にガクチカを作成しようとしたとき、ペンが進まず困ってしまう人もいるのではないでしょうか。

最後に、留学経験をテーマにしたガクチカの例文を4つ紹介します。

自分の経験や学びを面接官に最大限アピールできるガクチカを作れるよう、ぜひチェックしてみてください。

留学先のリーダー経験

私が学生時代に力を入れて頑張ったことは、留学先で所属していたバスケットボールクラブでの活動です。私はクラブのリーダーに立候補し、このクラブを強くしたいという想いの中でさまざまな活動に取り組みました。当時のクラブには、メンバー一人ひとりのスキルが足りないという課題がありました。そこでその課題解決のために、試合をビデオで撮影し、試合後に全員で見て良かった点と改善点を話し合うという施策を考え、行動に移すことにしたのです。その結果、メンバー一人ひとりの特徴が可視化され、課題解決のためのトレーニングメニューを組むことができました。その後練習を重ねたところ、地元の大会で優勝することができ、チームメンバー全員で喜びを分かち合うことができたのです。この経験から、リーダーシップを発揮する重要性を強く学びました貴社に入社後は、将来的にチームメンバーをまとめるマネージャーとして活躍できるよう、与えられたノルマをクリアしていきたいと考えています。

留学生のアルバイト経験

私が学生時代に力を入れて頑張ってきたことは、留学先で行っていたアルバイトです。私は近所の日本食店で働いていました。注力した理由は、「日本食の良さを地元の方々にもっと知ってほしい」という想いがあったからです。当時のアルバイト先は、忙しくスタッフが足りていない状況だったこともあり、お客様がゆっくり料理を楽しめる空間ではありませんでした。そこで、メイン以外の料理をバイキング形式にし、席と席の間にパーティションを設けるという施策を考え、実行に移しました。その結果、少ないスタッフでもスムーズに対応できるようになり、お客様がゆっくりできないという課題を解決することができたのです。この経験から、課題を解決するには発想力が重要だということを学びました。貴社に入社後は、私の発想力を活かし、これまではなかった新商品を開発したいと考えています。

半年から1年間の留学経験

私は半年ほど、アメリカ留学をしてきました。留学のきっかけになったのは、もちろん語学力をしっかり磨きたいと思ったからです。そしてただ勉強をするだけではなく、ネイティブに話せる語学力を手に入れたかったため、アメリカへの留学を決意しました。実際に現地では、特にグループ課題に対して力を入れるようにし、日本との文化の違いをしっかり肌で感じることができました。その中でも私がもっとも印象に残っているのが、自分が発言した言葉のニュアンスの認識が違ったことです。納期に間に合うかどうか微妙な課題に対してできるだけ頑張るために「I’ll see what I can do.」と返したのですが、相手はそれをきちんと間に合うように頑張ってくれるものと認識したようで、改めて説明することがありました。このような経験から、伝え方には十分注意しなければいけないことを学ぶことができたので、貴社に入社した際にも自分の伝え方に気をつけながら、仕事を頑張っていきたいと思います。

3ヶ月の留学経験

私は以前、3か月間に渡ってタイへ海外留学していました。元々タイについて興味があったのも動機の1つとしてありますが、その中でも特に現地の文化についての興味が強かったので、実際に留学して確かめようと思ったのが大きなきっかけです。現地では語学を学ぶことに加えて、直接タイの学生さんとも積極的にコミュニケーションをとるようにしました。特に印象的に残っているのが、日本とタイの文化の違いをプレゼンする企画に参加したことです。最初はどうしても同じ国同士でグループになって準備を進めることが多かったのですが、それだとチームとしての連携が取りにくくなってしまうため、お互い積極的に交流して作業を進めるように提案しました。するとお互いの文化に関する内容の濃いプレゼン資料を作ることができたので、最終的には最高のプレゼンとして褒めてもらうこともできました。貴社に入社後も、さまざまな人と円滑にコミュニケーションを取りながら、1つの仕事を最後までこなしたいと思います。

【留学経験のガクチカ例】完成度を高めるために

ガクチカエピソードをエントリーシートに書く際には、少しでも採用率を上げたいところでしょう。

特に本命企業がすでにある人は、どんな人にも負けないエントリーシートに仕上げたいと思っているはずです。

そこで最後に、エントリーシートの完成度を高めるための具体的な方法を紹介します。

これから就活をする人は、ぜひ実践してみてください。

声に出して読んでみる

まず試してみてほしいのが、実際に書き終えたエントリーシートを、きちんと見直すようにすることです。

もちろん目でただ読み進めるのではなく、声に出して読むようにしてください。

なぜなら、声に出して読むだけで、違和感のある場所や間違っている場所を見つけやすくなるからです。

文章を音として認識できる上、実際に口を動かすことにもなるため、どんなに細かいミスでも気づけるようになるでしょう。

人は目視だけではミスに気づかないことが多々あるので、これはやっておいて損しません。

ちなみに、可能であれば録音して客観的に聞いてみるのもおすすめです。

ここまですれば、よりエントリーシートの完成度を高めることができるでしょう。

他の人に添削してもらう

エントリーシートの内容の良し悪しを、自分自身で決めてしまうのは、あまりおすすめしません。

なぜなら、エントリーシートを実際に見て判断するのは、あくまでも企業の採用担当者だからです。

つまり、いくら自分の中で合格ラインにたどり着いていたとしても、それが理想的な結果を出すとは限りません。

そのため、他の人にも添削を協力してもらうようにしてみてください。

そうすれば、初めて客観的な評価を得ることができます。

ちなみに、添削をしてもらう相手はどんな人でもかまいません。

ただし、少しでも質の高いフィードバックをもらいたい場合は、就活経験者に頼むようにすることが大切です。

それさえ意識していれば、きっと完成度の高いエントリーシートができるでしょう。

就活エージェントに相談してみよう

エントリーシートの添削を誰かに頼む際には、もっとも身近な存在である自分の両親や兄妹に頼る人もいるでしょう。

もちろんそれがいけないわけではありませんが、できることならもっと完璧なフィードバックをくれる相手に、エントリーシートを添削してもらいたいと思いませんか?

そんな時にこそ役に立つのが、就活エージェントと呼ばれるサービスです。

実は就活エージェントを利用することで、どんな人でも理想的なエントリーシートを作ることができます。

なぜなら、就活エージェントでは就活のプロが親身になって直接アドバイスしてくれるからです。

どんな業界を志望していても、必ずあなたの役に立つフィードバックが得られるので、試して損はありません。

完全無料で利用できますので、ぜひ検討してみてください。

おわりに

今回は、留学経験をガクチカにした場合のおすすめの書き方や、具体的な例文などを紹介しました。

留学経験をアピールする際は、「どのような壁にぶつかったのか」「どのように乗りこえてきたのか」「それによって得られたことは何か」を具体的に伝えることが重要です。

留学経験をガクチカにしたいと考える人は、決して少なくありません。

内容や伝え方を工夫すれば、採用担当者の心に刺さる魅力的なガクチカを作ることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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