【例文あり】Web業界の志望動機の書き方は?Web業界の詳細や書き方のポイントを徹底解説!

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はじめに

近年勢いを伸ばしつつある業界のひとつに、Web業界があります。

就活にあたって「なるべくなら今後もシェアを伸ばし続けられる業界が良い」と考え、志望先としてWeb業界を検討している人もいるでしょう。

しかし、普段触れる機会が多いWeb関係の仕事と言っても実際に何を行っているのか、どのような志望動機が刺さるのかまでは分からない場合があります。

この記事では、Web業界の概要や志望動機の効果的な書き方、Web業界を目指す人向けの志望動機例文などをご紹介します。

【Web業界の志望動機の書き方】Web業界とは

Web業界は、インターネットを介して生活を便利にする、さまざまなサービスを提供している業界です。

インターネットを通して利用できるサービスがほとんどであるため、インターネット業界とも呼ばれます。

Web業界の仕事には、企業向けにホームページの作成や広告の配信などを請け負うBtoB事業や、消費者向けにアプリケーションを配信するなどのBtoC事業があり、内容は非常に幅広いです。

市場規模は年々拡大傾向にあり、今後もシェアの成長が見込めます。

ただし、急速に市場が拡大しているため、サービスを提供する側の人材不足が懸念されており、働き手への需要が高いです。

一方でAI技術も急速に発達しており、単純なデータ収集や顧客との受け答えの一部は、今後自動化されていく可能性があります。

【Web業界の志望動機の書き方】Web業界サービスの種類

Web業界の志望先を決めるにあたって、まず企業がどのようなサービスを提供しているかを知っておかなければなりません。

一口にWebサービスと言ってもその内容はさまざまであり、企業によっては複数のサービスを手がけている場合もあります。

どのようなサービスがあるかを知り、その中で自分にとって興味深いものはどれなのかを知っておくと、企業選びや志望動機の作成にも役立つ可能性が高いです。

主なWeb業界のサービスについて、8つのタイプを見ていきましょう。

WEB業界サービスの種類

Eコマース

ポータルサイト

SNS

WEB広告

ソーシャルゲーム

キュレーション

電子書籍

Eラーニング

Eコマース

消費者や企業など、さまざまな人にインターネットが浸透したことにより、実際の店舗で買い物するようにインターネット上のWebサイトで商品を購入する人が増えました。

このように、インターネットを通じて物品を買ったり売ったりできる取り引き全般のことを、Eコマースと言います。

Eコマースのサービスを提供している企業の例は、AMAZONや楽天市場などです。

大手企業以外にも、自社の商品販売用サイトを持っていたり、個人間で品物をやり取りできるフリマサイトが運営されていたりします。

ポータルサイト

気になった言葉やお出かけ先の候補など、調べ物をインターネットで済ませる人は多いです。

ポータルサイトの運営会社は、消費者が調べ物をする際に検索エンジンを提供して、多くのサイトへのアクセスを促す役割を持ちます。

そのような多くのWebサイトと消費者をつなぐポータルサイトの例は、GoogleやYahoo!などです。

これらのサイトは、無料で利用できる代わりに表示される広告から収益を得ています。

また、一般に広く知られているポータルサイトの他にも、地域や専門分野に特化したサイトも需要が高いです。

SNS

電話や手紙、メールなどのように、人と人がインターネット上でつながり、メッセージをやり取りできる環境を提供しているのがSNSです。

企業や著名人による情報発信のプラットフォームでもあり、そのようなSNSの例にはインスタグラムやTwitterなどがあります。

世界中の多くの人が目にするツールであるため、企業によるマーケティング利用が増加しており、需要が高いです。

また、LINEなどのように個人間のメッセージのやり取りに特化したSNSも存在し、一種の社会インフラとも呼べる業界になっています。

Web広告

ポータルサイトや個別のWebサイト、SNSなど、オンライン上で表示される広告全般をWeb広告と言います。

企業によってはこの広告を表示する、あるいは消費者がクリックして詳細情報にアクセスすることで、配信主からの報酬として収益を得ている場合も多いです。

たとえば、リスティング広告やアフィリエイト広告などがそれにあたります。

文章や画像などさまざまな形態があり、いかに消費者の目を引くか、いかにクリックされやすいタイミングで表示するかなどが重要です。

ソーシャルゲーム

インターネットを介してWeb上で提供される娯楽のひとつに、SNSなどをプラットフォームとしてアクセスできるソーシャルゲームがあります。

主な例はパズドラやモンスターストライクなど、簡単な操作方法で、誰でも楽しめるライトなゲームが多いです。

サービスを提供しているSNSに登録されたアカウントと、Webブラウザがあれば、いつでもどこでも遊べる設計になっています。

個別にアプリケーションを配信しているゲームも多く、端末の種類ごとに異なるプラットフォームからダウンロードすればプレイ可能です。

キュレーション

インターネット上で調べ物をする人が多いのは、さまざまな情報に簡単にアクセスできるためです。

とくに、欲しい情報をピンポイントで紹介しているキュレーションサービスは、調べ物をする際には非常に役立ちます。

これは、インターネット上に存在する膨大な情報を収集し、人の手で選別、編集したのちに提供するサービスです。

主な例には、LINEニュースやSmartNewsなどがあります。

社会的なニュースや生活に役立つ情報など、サイトの傾向によってさまざまな内容が提供されているのが特徴です。

電子書籍

紙の本に代わり、読書体験を提供するサービスとして注目を集めているのが、電子書籍サービスです。

これは、スマートフォンやタブレットなどの電子機器上で雑誌や小説、漫画など、さまざまな本を読めるサービスです。

主な例としては、kindleなどが挙げられます。

インターネットを通じて電子書籍を購入、購読できるため、物理的に本を購入する必要がなくかさばりません。

ただし、該当のサービスが終了してしまうと、購入した書籍が読めなくなるという課題も抱えています。

Eラーニング

教育の新しい形として、Eラーニングというサービスが近年注目を集めています。

Eラーニングとは、インターネットを介してオンライン上で学習ができるサービスです。

パソコンやスマートフォンなど、インターネットに接続できる電子機器があれば、さまざまな学習に取り組めるため、利便性の高さが評価されています。

それだけではなく、紙などで物理的な教材を作成したり、購入したりするコストを抑えることも可能です。

講師側から学習する人の進捗を管理することもでき、学習効率の向上にも一役買っています。

【Web業界の志望動機の書き方】Webサービスの職種

提供しているサービスの中から、興味のあるものを絞ったら、Web業界の職種について見ていきましょう。

同じWeb業界と言っても、従事しているすべての人が同じ仕事をしているわけではありません。

サービスの大枠を考える人や、実際にサービスを組み立てる人など、さまざまな仕事を分担しながら作業しています。

そのため、実際に志望動機を考える際は、どのような内容の仕事がしたいかを具体的に思い描きながら作成すると良いでしょう。

Web業界の職種について、4つご紹介します。

WEBサービスの職種

Webプロデューサー

Webプランナー

Webディレクター

Webデザイナー

Webプロデューサー

プロジェクトの取りまとめ役とも言えるのが、Webプロデューサーの仕事です。

Webプロデューサーは、Webサイト制作の統括を行います。

プログラミングなどで実際に手を動かすよりも、プロジェクトに携わるメンバーをまとめ、クライアントとのコミュニケーションを取り、納期や予算などを管理しながら業務を進めるマネジメントなどの役割を任されている職種です。

チームの中でもとくに責任が重い役割であり、Webの専門知識やさまざまなスキルが求められます。

Webプランナー

現場とクライアントの橋渡し役となるのが、Webプランナーの仕事です。

制作を依頼したクライアントと相談しながら、Web制作における方向性を決め、サービスの企画と設計を行います。

プロジェクト全体の中間的な立場から、プロジェクトの管理を行う職種です。

サービスの方向性を決定するため、クライアントの要望や課題を、細部までくみ取るヒアリング力が求められます。

同時にヒアリングした内容を現場に落とし込み、サービスの内容を実現可能なものにする力も必要です。

Webディレクター

Web制作における現場監督的な立ち位置が、Webディレクターの仕事です。

Webディレクターは、プロジェクトの監督、指揮、管理を行います。

プロジェクトに関わって実際に作業するメンバーをまとめ、クライアントのニーズに合ったコンテンツを作り上げることが求められる職種です。

現場のメンバーをまとめるためのコミュニケーション能力や、クライアントの要望を理解して必要な提案をする論理的思考能力が重視されます。

現場で起きたトラブル解決の矢面に立つことも多く、メンバーをまとめて課題解決に取りかかる行動力や統率力なども必要です。

Webデザイナー

Web制作において、他者にはないセンスや技術を求められるのがWebデザイナーです。

企業のイメージカラーや押し出したい印象など、クライアントのニーズに合わせてWebサイトのデザインを作成します。

そのため、目を引く配色やフォントなど、デザインに関わるスキルやセンス、知識が必要です。

また、クライアントと相談しながらデザインを練るためのコミュニケーション能力や、実際にデザインを制作するツールを使いこなす技術も欠かせません。

【WEB業界の志望動機の書き方】WEB業界の現状

WEB業界を志望するのなら、業界の現状を把握しておくと良いでしょう。

WEB業界の市場規模は拡大し続けており、5.9兆円(2022年)と、190もの数がある業界のなかで、46位という順位になっています。

そのため、成長業界ではあると言える一方、現状では大きな問題も抱えています。

たとえば、人材不足や物流網の圧迫などが代表的です。

現代社会において、WEB業界は欠かせないものであり、改善していかなければいけない点は常に存在します。

次に、WEB業界の問題について説明します。

人材不足

WEB業界では、消費者のニーズに迅速に対応することが求められており、WEBエンジニアの需要が高まっています。

しかし、WEB業界の多くの企業が、人材が足りていないとしています。

情報の入れ替わりが激しく、常に変化し続けている業界です。

コロナ禍以降は、よりWEB業界の必要性が生じました。

IT業界も同様に、人材不足の問題を指摘されています。

急速に拡大した需要の対応をしなければならず、とくに最先端の技術が必要とされる職や、情報のセキュリティ分野の職などで人材が不足しているのが現状です。

人工知能の技術も発展しており、この先あらゆる場面で利用されることが見込まれます。

WEBエンジニアやITエンジニアは、将来性のある職業です。

人材不足は、解決するまでに時間のかかる問題となっています。

物流網の圧迫

WEB業界ではECサイトが活発化しており、利用するユーザーが大勢います。

そのEC活発化によって、配達量は莫大なものになりました。

配送業者の負担が増加しているのは、現在の大きな課題のひとつです。

物流業界では全体が激務化してしまい、労働者一人に対する負担を減らしていかなければいけません。

ところが、配送に関わる人々の拘束時間を削減することは、物流の停滞が生じる可能性につながります。

一人ひとりの負担を減らさなければいけない一方、物流量は増加していくため、賃金などの待遇、業務の効率化などといった対策を行わなければなりません。

物流網を圧迫しているのは、宅配における不在再配達率の高さが原因です。

このように、WEB業界について考えるときは物流業界で抱えている問題にも目を向ける必要があります。

web業界の展望

WEB業界で働いていくのなら、ぜひ業界の今後を視野に入れて志望しましょう。

WEB業界は、将来性のある業界です。

IT業界が発展しており、インターネット技術が社会インフラに欠かせないものとなっています。

AIやIoTといった新技術に、ますます注目が集まってきています。

さらに、DX化が世界的に進み、デジタル技術によって、企業の製品やサービスなどが変革していくでしょう。

老若男女問わずライフスタイルに密接に関わり、また企業にとってもWEBは切り離せないものです。

このような点から、WEB業界は今後も成長していくと考えられ、将来性は有望であると言えます。

開発に携わったり、高度な技術を扱えたりする人材の需要が拡大しており、そのような知識を持っている人は大いに活躍できる場です。

【WEB業界の志望動機の書き方】WEB業界に向いている人

どの業界でも、人によって向き・不向きがあります。

WEB業界においては、論理的に考えられる人や変化に強い人が向いています。

また、継続力やコミュニケーション力といった、他の場面でも役立つ力も必要です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

WEB業界に向いている人

論理的に考えられる人

継続力がある人

変化に強い人

Webデザイナー

論理的に考えられる人

論理的に考える力は、WEB業界に必要不可欠なものです。

根拠を追究し、因果関係を明確にして結論から説明できるような人は、論理的思考力のある人といえます。

課題解決のためには、論理的に道筋を立てて目標を掲げたり、施策を考えたりしなければなりません。

情報やデータを分析することも多いため、論理的思考力が大切です。

論理的思考力は、本を読んだり問題を解いたりしても養えます。

WEB業界では、感性だけで仕事をするのは難しいです。

客観的な視点を持ち、クライアントのイメージを再現できるようにしましょう。

効率よく目的を達成するためには、自分の頭のなかで理解する必要があります。

日頃から事実と感想を区別し、矛盾のないように物事を伝えられるのが望ましいです。

継続力がある人

WEB業界は、地道な仕事を行うことが多いです。

細かい作業を続けていくことが求められるので、地道に継続していく力を持っていることが重要です。

とくに、プログラマーやエンジニアなどは継続する力が備わっている傾向があります。

一日中、パソコンと向き合って仕事をすることが珍しくありません。

したがって、地道な作業にコツコツと取り組むことが苦痛ではない人には、向いていると言えます。

加えて、些細な点まで意識できると、ミスを避けられます。

注意点としては、こだわりを持って作業を続けていくうえで、時間をかけすぎないようにすることです。

仕事では納期が設定されており、限られた時間のなかでこなしていきます。

集中力も継続できる人は、生産性のある働きができるでしょう。

コミュニケーション力がある人

論理的思考力や継続力以外に、コミュニケーション能力も求められます。

WEB業界はクライアントと取引をし、チームで仕事に取り組むため、コミュニケーションを求められることが多いです。

円滑なコミュニケーションは、高いパフォーマンスを引き出します。

クライアントの要望を正しく汲み取るには、相互理解が大切です。

相手の伝えたいことを明らかにし、自分が考えていることと一致しているのかを見極めます。

すべてのクライアントが、最初から目的を明確に把握しているとは限りません。

目的を引き出すスキルも、コミュニケーション能力に含まれます。

そして、チームでスムーズに作業ができるように、会話の内容だけではなく、表情やメールのやり取りにも気を配りましょう。

変化に強い人

WEB業界では、変化に強い人も求められます。

WEB業界のトレンドや技術などは、めまぐるしいスピードで変わり続けています。

勉強すべきことも多いため、常に学び続け、変化に対応しようとする人には向いているかもしれません。

また、そのような適応力は、働くうえで欠かせないものです。

適応力が乏しいと、ストレスや不安を抱きやすくなってしまいます。

変化の多い業界において、新しい情報を取り入れ続けることを負担に感じる可能性が否めません。

アンテナを張り、常に情報を集められる人にはおすすめです。

好奇心が強く、新しいことを知るのが楽しいのであれば、トレンドをおさえるのも容易でしょう。

その結果、斬新なアイディアや企画を提案したり、あまり知られていない情報を共有したりできるので、企業の貢献につながるはずです。

【WEB業界の志望動機の書き方】志望動機で見られるポイント

志望動機には、企業が注目しているポイントがあります。

たとえば、志望度の高さはどうか、会社とマッチしているのか、人柄はどうかといった点です。

企業かどこを見ているのかを知れば、評価される志望動機を作成しやすいです。

では、そのポイントを確認していきましょう。

志望動機で見られるポイント

志望度の高さ

会社とマッチするか

応募者の人柄

志望度の高さ

志望動機では、もちろん志望動機が見られています。

企業は高いコストをかけて、採用活動を行っています。

そのため、内定辞退者が出てしまうと、再度採用を行わなければいけないため、志望度の高さが重視されるのです。

志望度の高さをアピールするには、どの企業にも当てはまるような内容にならないように気をつける必要があります。

業界研究や企業研究を行うと、そのような事態を避けられます。

企業研究では、志望する企業だけでなく、競合相手なども調べられると好ましいです。

他にはないその企業の魅力を把握できるので、自分のなかでもその企業の志望度が上がります。

また、入社後の目標を伝えることもアピールになります。

ぜひ企業研究を行い、業界、企業の理解を深めましょう。

会社とマッチするか

応募者が会社とマッチしている人材なのかどうかも、企業は重視しています。

たとえ優秀な人であっても、会社の社風や働き方、業務内容などが合っていなかったら、その人の力を発揮させられません。

また、入社後にミスマッチが起きると、早期退職につながってしまい、応募者・会社ともに損をしてしまうことになります。

応募する前に、入社後の自分の姿をイメージするようにしてください。

志望する企業は、自分のしたいことが実現できるのか、自分の性格と合っている環境なのかを考えてみましょう。

自分のスキルや強みが求められている企業なら、思い描いた形で働けるはずです。

インターンや説明会などに参加し、会社の雰囲気を掴められると、マッチ度もわかるでしょう。

応募者の人柄

志望動機では、応募者の人柄も見られています。

人柄は採用の基準でも重視されており、WEB業界ではとくにコミュニケーションを取ることが多いので、人柄を重視しています。

志望動機のなかで、自分の人柄が伝わるように作成していくと良いです。

人柄は、志望動機で述べるエピソードの内容に表れます。

使用するエピソードは、志望理由に関連性のあるものにしましょう。

自分が決めた目標に向かって、どのように取り組み、その結果、何を得たのかを伝えます。

一緒に働いていきたいと思えるかどうかは、仕事に対する姿勢で判断できます。

評価されるためには、エピソードで過程を述べることに力を入れてみてください。

困難の乗り越え方や、問題の解決方法がわかると、企業は仕事の取り組み方を想像できるからです。

【Web業界の志望動機の書き方】志望動機の基本的な書き方

続いて、Web業界を志望する上での、志望動機の書き方についてご紹介します。

志望動機を書く際は、なぜその企業を志望しているのかという結論に加えそこに至るまでのエピソード、取り組みの結果と学んだこと、入社後どのように活かすつもりか、という順番にするのが基本です。

筋道を立てて動機に説得力を持たせれば、その企業をどれだけ本気で志望しているのかを伝えることにもつながります。

それぞれのパートで何を書くべきなのか、詳しく見ていきましょう。

結論

Web業界への志望動機を書く際は、まず結論から述べるようにしましょう。

「志望動機は〇〇です」と言ったように、その企業を志望する動機を簡潔に述べます。

その志望動機に至った理由も、あわせて簡潔に述べられると効果的です。

ただし、あまりに長い文章になってしまうと、くどくなってしまうため注意しましょう。

スムーズに次のパートに移るためにも、結論部分は簡潔に、理由も一文で終わる程度にまとめるのが重要です。

また、これ以降のパートを書く際に、冒頭で述べた結論と矛盾する内容になると説得力が落ちるため、骨子を定めてブレないように気をつけましょう。

書いてある内容の矛盾や齟齬が大きいと、嘘を書いているのではと疑われることにもなりかねません。

エピソード

結論として志望動機を述べたら、それを裏付けるようなエピソードを作成します。

つまり、結論を補強するために、その結論に至った過程を根拠として加えるのです。

その際に、その出来事で生じた課題や目標、課題への施策について書くようにしましょう。

この部分は、面接などの選考で深掘りされやすい傾向にあります。

そのため、実際に経験していないことを聞こえが良いように書いても、後からボロが出る可能性が高いです。

嘘のエピソードを書いたとバレた場合、あなた自身の信用が落ちて選考通過はほとんど期待できなくなるため、エピソードは実際の経験をもとに書きましょう。

また、課題への施策は「○○だから○○した」のように、多くの人が納得できるよう論理的な理由を添えると、説得力が高まります。

結果と学んだこと

エピソードで直面した課題に対する自分の施策について記入したら、次はその結果と学びを書きましょう。

自分が起こした行動でどのような結果を導いたのか、またその経験から何を学んだのかを述べます。

行動に対する結果と学びは、今後それをどのように社会で活用していくかにつなげるための重要な情報です。

エピソードとして挙げた分野によっては、専門外の人には内容が分かりにくい場合もあるため、なるべく数値など誰でも分かりやすいような基準を添えて説明すると良いでしょう。

結果や学びを具体的に述べられると、自分の行動が周囲に与える影響を客観視できるイメージも与えられるため、論理的な思考能力のアピールにもなります。

また、学んだことが企業の理念などとマッチしていれば、より高い評価を得られるでしょう。

入社後にどのように活かせるか

Web業界への志望動機は、入社後に学んだことをどう活かすつもりかを記入して締めます。

志望動機では、採用担当者にあなたが自社で活躍できる人材だと思わせることが大事です。

公開されているWebサイトやパンフレットの情報、OB訪問などで得たデータなどから、企業が求める人物像をリサーチしつつ、自分の強みや経験と結びつけてアピールしましょう。

企業の求める人材とマッチしていれば、その分企業研究をしっかり行っていると見なされ、本気で志望していることが伝わります。

逆に求める人材像からかけ離れている場合は、どれだけ表面上良いことを言っていても、自社についてのリサーチは甘いと判断される可能性が高いです。

リサーチ不足は、志望度が低い証拠として扱われるため注意しましょう。

【Web業界の志望動機の書き方】志望動機作成時に含めるべき内容

Web業界への志望動機から企業に本気度を伝えるためには、いくつかのポイントを盛り込む必要があります。

そのポイントとは、Web業界を志望する理由とその企業を選んだ理由、業界で活かせるスキルや技術はあるのか、どのように活躍したいかという将来の展望の4つです。

これらは、Web業界に就職するために就活期間中、どれだけ本気で取り組んだかを示す集大成のような存在になります。

これからの人生において、本気で業界に向き合う覚悟があることを示すようにしましょう。

志望動機作成時に含めるべきポイント

なぜWeb業界で働きたいのか

なぜその企業を選んだのか

WEB業界で活かせる経験やスキル

WEB業界でどのように活かしたいか

なぜWeb業界で働きたいのか

まず、Web業界全体に対する志望動機を考えてみましょう。

数ある業界の中から、なぜWeb業界を選んだのか、その理由を述べます。

具体的な理由が思いつかない場合は、逆にWeb業界以外ではダメな理由を考えてみましょう。

この部分があいまいな場合や、具体性が伴っていない場合は、どの業界でも良いのではないかと思われてしまいます。

それを避けるためには、どうしてもWeb業界で働きたい理由に説得力を持たせる必要があるのです。

人生の中でWeb業界に感銘を受けた出来事や、自分で成し遂げたいことなどから、Web業界で働きたい理由をしっかり述べられるようにしましょう。

Web業界そのものを志望する理由は、書類選考だけでなく、面接などで深掘りされる可能性もあります。

なぜその企業を選んだのか

志望動機の中でもとくに重要視されるのが、その企業を志望する理由です。

選んだ企業のどこに魅力を感じているのか、なぜその部分を魅力的だと判断したのかを述べましょう。

企業は、応募者がなぜ自社を選んだのかを知りたがっています。

これは、消費者から自社がどのように見えているかを知る手掛かりになるだけでなく、応募者がどれだけ自社について調べているのか、本気度を分析するのにも役立つためです。

そのため、しっかり志望先にコミットした理由を述べられないと、「どこの企業にも当てはまることだ」「自社でなくとも良いのではないか」と判断されてしまいます。

企業に合わせて適切な志望動機を打ち出すためには、ていねいな企業分析が必須です。

採用担当者を納得させるためにも、事前の情報収集は怠らないようにしましょう。

Web業界で活かせる経験やスキル

志望動機から高い評価を得るためには、入社後に自分が即戦力になれるというアピールも重要です。

とくに、Web関連の制作経験や、求められるソフト面での強さをアピールすると効果があります。

アプリケーションなどの制作実績や、Webを通じて他者の役に立った経験があれば、すぐに業務を任せられる人材として採用の可能性が高まるでしょう。

ただし、エピソードと同じくスキルや技術も、嘘をついてまで無理やり作成する必要はありません。

仮に誇張した内容で選考に通ったとしても、実際に入社して業務にあたれば、技術レベルはすぐにバレてしまいます。

社内での立場が悪くなり、自分の首を絞めることにもつながるため、スキルや技術に関しても正直に申告するようにしましょう。

Web業界でどのように活かしたいか

持っている能力をWeb業界でどのように活用したいか、企業内でどのように活躍したいかといった、具体的なプランも評価の対象です。

入社後のキャリアパスが見えているかどうかは、その企業内でどのような働き方ができるか知っている、つまり企業研究をしっかり行っているというアピールにもなります。

また、Web業界でどのように活躍していきたいか、将来のことを具体的な業務に絡めて伝えれば、将来的に企業に貢献できる人材であることが伝わります。

企業の採用担当者に、あなたが入社した後の働きぶりを、具体的にイメージさせることが重要です。

そして、ここで伝えたプランは、Web業界全体の傾向や企業の指針に沿った内容である必要があります。

どのように活かしたいかのプランを伝え、「この人なら活躍してくれそう」「この人となら一緒に仕事がしたい」と思わせられるようにしましょう。

【Web業界の志望動機の書き方】志望動機作成時に意識すべきポイント

志望動機には、構成以外にも意識すべきポイントがあります。

ダラダラと長い文章を書いても、企業の採用担当者が全文を読んでくれるとは限りません。

志望動機を書く際は、言いたいことを明瞭に、読みやすい文章で適切な長さにまとめる必要があります。

そして、読んでいて内容を想像しやすいような、具体性のある志望動機に仕上げることが重要です。

Web業界に刺さる志望動機を書くためのそれぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

志望動機作成時に意識すべきポイント

PREP法を意識する

具体的なアピソードを盛り込む

適切な長さを心がける

PREP法を意識する

志望動機を書く際は、文章を分かりやすくするためのPREP法を意識してまとめましょう。

これは、結論(Point)・理由(Reason)・例(Example)・結論(Point)の順番で説明する方法です。

つまり、志望動機の結論とその理由となるエピソード、取り組みの例、入社後にどう活躍したいかという結論でまとめる必要があります。

この順番で文章を組み立てることで、その企業に入社したい理由が、初対面の人にも伝わりやすくなるのです。

逆にこの順番が乱れると、途中で何が言いたいかが分からなくなり、採用担当者に伝わりにくくなります。

スムーズに志望動機を理解してもらうためにも、結論・理由・例・結論の順に文章を考えて、説得力を持たせるようにしましょう。

具体的なエピソードを盛り込む

志望動機に盛り込むエピソードは、極力具体的な内容である必要があります。

細部までイメージしやすい具体的なエピソードを盛り込むことで、その志望動機に独自性や納得感が生まれるのです。

志望動機自体は他の応募者と被ることも多く、独自性を出して他の候補者よりも一歩抜きん出るためには、自身の経験をあなたの言葉で書くしかありません。

自分が実際に経験した出来事の範囲内で、細部まで具体的に描写できるエピソードを選んで、志望動機を組み立てましょう。

適切な長さを心がける

志望動機など、選考書類の設問に答える場合は、適切な長さを心がける必要があります。

採用担当者は、多くの候補者のESに目を通すため、長過ぎる文章の全文を見ているほどの時間はありません。

そこで、なるべく読み切りやすい文字数で文章をまとめ、最後まで読む気を起こさせる必要があるのです。

ひとつの目安として、300〜400文字程度でまとめると、簡潔で分かりやすい印象を与えられます。

設問ごとに、企業からの文字数指定がある場合は、指定文字数の8割は書くようにしましょう。

文字数によっては、文章に盛り込む内容の優先順位を決めて、文章全体の整合性が取れるよう取捨選択する必要があります。

内容を詰め込めばいいというわけではなく、読み手を意識した文章を作成しましょう。

 

【WEB業界の志望動機の書き方】例文

最後に、WEB業界のそれぞれの職種の志望動機の例文を紹介します。

本記事の内容を踏まえた上で作成している例文であるため、あなたが目指している職種以外の例文も、おさらいという意味で参考になるはずです。

ぜひ、自分の能力や目指している職業と照らし合わせて、自分が書く際はどのように組み立てるのか考えながら読んでみてください。

WEBプロデューサー

貴社を志望する理由は、高品質なWEBコンテンツを制作したいからです。

私は大学時代にWEB制作のプロジェクトに参加した際、いかにユーザーエクスペリエンスを重視したサイト構築が重要であるかを学びました。

貴社は業界内での高い評価と実績を持ち、特にユーザビリティとデザインに優れたWEBコンテンツを提供している点に強い魅力を感じています。

貴社においては、自身のWEB制作スキルとプロジェクトマネジメントの経験を活かし、貴社のプロジェクトをさらに成功に導くことができると考えています。

ユーザーのニーズを的確に捉えたサイト構築やコンテンツ企画を行い、貴社のブランド価値を高めるとともに、多くのユーザーに愛されるWEBサイトを作り上げる所存です。

WEBプランナー

貴社を志望する理由は、クライアントの理想通りのWebコンテンツを制作することを大切にしている姿勢に共感したからです。

私はインターンとして高校の先輩が運営しているWeb制作会社で働きましたが、プロの感覚を押し付けるのではなく顧客の理想を叶える考え方に強く共感しました。

貴社は非常に歴史があるWeb制作会社でありながら、企業の理想を叶えつつ、最大限の集客効果を実現するために日々工夫を凝らしていると説明会で伺いました。

貴社のような企業でこそ、クライアントの求める理想のWeb制作に取り組めると考えています。

貴社に入社した暁には、クライアントから徹底的なヒアリングを行い、どのようなサイトを求めているか言語化し、理想通りのサイトを制作することで貢献したいと考えています。

WEBディレクター

貴社を志望する理由は、革新的なWEBコンテンツを提供することで企業の成長に貢献できると確信したからです。

私は大学時代に複数のWEBプロジェクトに携わり、データ分析を基にした戦略的なサイト運営や、SEO対策を通じてアクセス数を大幅に向上させた経験があります。

この経験を通じて、WEBサイトのパフォーマンスを最大化するための様々なスキルを身につけました。

貴社の取り組むデジタルマーケティング戦略や綿密なデータ分析に基づいたサイト運営に共感し、自分のスキルを活かして貢献したいと強く思いました。

貴社に入社できた暁には、SEO対策やコンテンツ最適化を通じて、より多くのユーザーに貴社の魅力を伝えることを目指し、業務に取り組みます。

WEBデザイナー

私はクライアントに寄り添い、限りなく要望に近い形でプロジェクトを実現する貴社で、Webデザイナーとして働きたいと考え志望しました。

学生時代は、デザインが見る人に与える影響について研究しており、とくに色とイメージの相関関係について取り組んできました。

所属していたサークルでは、Webページをリニューアルする際のデザインも行っています。

参加を考えている新入生向け、すでに所属しているメンバー向け、卒業したOB・OGや地域の方向けそれぞれに、サークル全体の活動イメージが伝わりやすいデザインを考案しました。

結果として、リニューアル前よりも30%アクセス数が向上し、サークルの活動内容の広報につながりました。

貴社への入社後も、クライアントに本当に必要なデザインはどのようなものかを分析し、要望に合わせたデザインを考案していきたいと考えております。

 

就活エージェントを利用してみよう

今回はWEB業界を目指している方向けに志望動機の作成方法について紹介しましたが、この記事だけで完璧な志望動機を作成できる人ばかりではないでしょう。

そこでおすすめしたいのは、志望動機の添削をしてくれる就活エージェントを利用することです。

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おわりに

ここまで、Web業界の主なサービス形態や職種、志望動機の書き方やポイント、例文について解説しました。

Web業界は人材不足も手伝って、人に対する需要が高く、即戦力ともなれば高い評価を得られます。

そのため志望動機でも、どれだけ自分がその企業に対して有用な人材であるかをアピールすることが重要です。

さまざまなサービスを提供しているWeb業界の中でも、興味のある分野ややりたい仕事を絞って、具体的なエピソードをもとに志望動機を書くと良いでしょう。

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