明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・面接で聞かれる事
・面接時のポイント
・面接前にやるべきこと
・面接の練習方法
・面接対策をしたい人
・面接時のポイントを知りたい人
・面接前にやるべき事を確認したい人
・面接の練習方法を知りたい人
これから企業の早期選考や冬インターンシップを控えている大学生の方は、提出する書類の書き方などとともに、面接への対策に頭を悩ませているかもしれません。
「そもそもどのようなことを聞かれるのかがわからない」「質問に対してどのように答えればよいのか知っておきたい」と考えている方も多いでしょう。
そこで本記事では、面接に臨む前にしておくべき準備に加え、具体的にどのように練習すべきか、よくある質問をとりあげながら解説します。
目次[目次を全て表示する]
【面接で聞かれる質問一覧】面接で聞かれる質問一覧
はじめに、面接においてよく聞かれる定番の質問をいくつか確認していきます。
もちろん必ず聞かれるものであるとはいえないものの、内容によって大まかに分類することが可能です。
それを把握しておけば、事前の準備もスムーズになるため、企業の特性が反映された質問にも答えやすくなります。
面接の対策や準備を進める前に、傾向を知っておくことが重要です。
適切な対策を行うためにも、まずは質問される内容の傾向を知っておきましょう。
自己紹介に関わる質問
自己紹介に関する質問は、就活における面接でよく出題される重要なものです。
相手に与える第一印象を形成し、面接官に自身のバックグラウンドや志向を伝えるチャンスでもあります。
企業の面接官は自己紹介の段階で、ただ基本情報を知りたいわけではないことも理解しておきましょう。
たとえば「何分以内にお願いします」と制限をつけられることがありますが、それは簡潔かつ効果的に物事を伝えるスキルを見るためです。
また、「なぜその大学学部に進学したのか」という質問をされることがありますが、そこでは応募者の意思決定までのプロセスや将来の志向を把握しようとしています。
面接官は、学生が自分の進路をどのように選び、その選択がキャリアにどのような影響を与えるかを知りたいのだと理解しておきましょう。
ガクチカに関わる質問
学生時代に力を入れて取り組んできたこと、いわゆる「ガクチカ」も、面接においてよく聞かれる質問です。
それがなぜ聞かれているかというと、面接官が学生生活や経験からその人の価値観や行動力を理解しようとしているためです。
なぜ特定の活動に力を入れたのかに加え、それによってどのような意味を見出し、しっかりと目標を持って行動できたのかなどを聞かれます。
大変だったことや直面した課題、それをどのように乗り越えたのかを知ることにより、適応力や問題解決能力を判断する材料としています。
したがって、これらの質問に答える際には具体的な事例や経験を挙げて、なぜそれに力を入れたのか、困難をどのように乗り越えたのかを説明するよう心がけましょう。
ガクチカに関わる質問の具体例は以下のようなものです。
・学生時代力を入れたことはなんですか?
・大変だったことや課題はなんですか?
・どのように行動し、その結果はどうなりましたか?
・学んだことはなんですか?
・それをどのように社会人として活かしていきたいですか?
・もう一度やり直せるならなにをどのようにしますか?
自己PRに関わる質問
企業が応募者の個性や適性を理解し、組織に適した人材かどうかを評価するために行われるのが、自己PRに関わる質問です。
強みや弱みについての質問は、応募者が自分を客観的に見られているか、自己認識を正しく持てているかどうかを確認することも目的のひとつといえるでしょう。
なぜなら自己認識を正しく持てている人は、チームでの協力や成長に貢献する可能性が高いためです。
あるいは、どのようにして克服または活用したかを尋ねることで、問題解決能力や学習能力を評価します。
それらを知ることにより、採用担当者としては仕事に対する適性や、適切なポジションを特定しやすくなります。
そうした適材適所の配置が企業の成功につながるため、自身の強みや弱みを明確に把握しておくことは欠かせない準備のひとつです。
自己PRに関わる質問の具体例は以下のようなものです。
・強みや弱みはなんですか?
・その強みや弱みが発揮された経験はなんですか?
・どのようにしてその強みを得たのですか?
・自分を動物にたとえるとなんですか?
志望動機に関わる質問
面接においては志望動機に関わる質問があり、企業が応募者の意欲や適合性を評価するためによく行われます。
これは応募者の職業観や価値観、さらに企業への理解度を確認するためであり、応募者が自身のビジョンと会社のミッションや文化にどの程度適合しているかをあらかじめ知っておきたいためです。
場合によっては競合他社との比較を通じて、応募者の洞察力や研究能力をテストすることもありますが、それは競合他社との違いを理解しているかを確認するためだけではありません。
なぜ自社を選ぶべきだと考えるのかを尋ねることで、個別の研究と分析の結果を評価できます。
そのため、書類提出などの準備とあわせて、しっかりと企業研究に取り組んでおかねばなりません。
志望動機に関わる質問の具体例は以下のようなものです。
・なぜ〇〇業界を志望しているのですか?
・弊社への志望理由を教えてください。
・弊社に対してどのようなイメージを持っていますか?
・興味を持ったきっかけはなんですか?
・もし内定を出したらどうしますか?
・就職活動の軸はなんですか?
将来の質問
自己紹介や志望動機と同じように、将来に関する質問もよくされますが、その背景にもしっかりとした理由があります。
それは将来のビジョンと志向性を探ることにより、自己啓発や組織の成長に貢献できるかどうかを理解しようとしているためです。
将来の目標に関連して、尊敬する人について尋ねられることもありますが、それは価値観や影響を受けた人物を通じてその人が持つ特性や価値観についての洞察を得るためのものです。
尊敬する人物にどのような特徴を見出し、それを自身のキャリアにどのように活かすつもりかを示すといいでしょう。
いずれにしてもこれらの質問に答える際には、自身のビジョンや価値観を明確にし、具体的な計画や目標を示すことを意識しましょう。
将来に質問の具体例は以下のようなものです。
・どのような社会人になりたいですか?
・尊敬する人はいますか?
・〇年後はどのようなキャリアを歩みたいですか?
・そのキャリアは弊社で実現できると考えますか?
【面接で聞かれる質問一覧】面接時のポイント
自己紹介や志望動機など、よくある質問の答えは誰もが用意している場合が多いですが、すらすら答えられればそれでよいというものではありません。
どのようなことを聞かれるのかを知るだけではなく、それが質問される理由や背景を理解しておくことが対策につながります。
得意なことを話すだけでは選考突破にはつながらず、それを将来どのような場で活かせそうかをアピールしなければなりません。
そのために、どのように話せば伝わりやすいのかに加え、好印象につながる方法を確認しておきましょう。
結論ファースト
面接対策は重要なステップであり、質問に対する的確な回答は、成功の鍵といえます。
面接ではまず結論ファーストの原則を守り、質問に対する答えを簡潔に、先に述べることを意識してください。
そうすることにより面接官に明確に伝わるだけでなく、その後に詳細を説明するうえでも自分の考えや経験を裏付けられます。
さらに具体的な事例やエピソードを交えることが効果的であり、抽象的な回答よりも実際の経験から得た具体的な事例を示すことで、自分の能力や成果を客観的に証明できます。
いずれにしてもよくある質問に対する答えを事前に考えておき、練習しておくことが大切です。
自己分析をしっかりして質問への準備に取り組みつつ、コミュニケーション能力を向上させることで、面接での成功をより確かなものにできるでしょう。
具体的に話す
結論から先に述べるだけではなく、全体を通して重要なのは内容に具体性を持たせることです。
具体性は信頼性を高めて印象を深める要素なので、質問に答える際には具体的な経験や事例をできるだけ使って話すようにしましょう。
経験に基づく話は抽象的な話よりもずっと印象に残りやすいため、プロジェクトの成功について話す場合にも、成功要因や取り組んだ課題、または達成した成果を具体的に挙げてください。
さらに結果や期間を数値で示すことも効果的であり、それを示すことで実績を証明しやすくなります。
プロジェクトをどれくらいの期間で遂行したかを示すことで、スキルやタイムマネジメント能力をアピールできるためです。
自信を持って面接に臨むためにも、具体的で数値的な要素を取り入れた回答をするように心がけましょう。
自信を持って話す
結論から述べることや具体的な数字を内容に含めること、それとともに重要なのは、自信を持って話すことです。
それにより面接官に対する印象が大きく変わりますが、実行するためには事前の準備が欠かせません。
しっかりと自己分析を行い、自分自身をよく知ることで、自信を持って自己紹介や経歴について語れるようになります。
質問に対する具体的な例やエピソードを用意しておくことも大切であり、抽象的な回答ではなく具体的な実績や経験を交えることが自信につながります。
また、背筋を伸ばしてはっきりと話すことで自信を持っている印象を与えられるため、姿勢や声のトーンにも注意して練習しておくとよいでしょう。
声のトーンは、通常の会話のときよりもワントーン上げて話すと効果的です。
【面接で聞かれる質問一覧】面接の前にやるべき準備
面接の前に適切な準備をしっかりと行うことは成功への第一歩であり、その結果によって将来に大きな影響を与える可能性があります。
準備を怠ってしまえば選考通過の確率を下げてしまうので、ここからは自信を持って面接に臨むための準備をご紹介します。
あらかじめなにをするべきかを知り準備に取り組むことで、自分の能力や経験を最大限に活かして面接に臨めるでしょう。
理想のポジションを手に入れる可能性をぐっと高めるためにも、準備すべき項目を確認しておきましょう。
自己分析
面接対策を始める前には自己分析することが非常に重要であり、自分自身を深く理解しておけば自信を持って面接に臨めます。
どういったスキルや経験があり、ほかの応募者とどう差別化するのかを考えて、自分の特徴や強みをはっきりと明確に示しましょう。
自己分析を行う際には、具体的なエピソードや実例を思い出し、それを通じて自分の特徴を示す準備をしておかなければなりません。
具体的な事例を挙げることで強みに信頼性も持たせられ、自身の価値観やキャリアプランについてもアピールしやすくなるはずです。
最終的に面接で自己分析を活かすために、自分の特徴や強みを簡潔な言葉で伝えられるように練習しておきましょう。
模擬面接や友人とのロールプレイを通じて、自己分析の結果を具体的な言葉で表現できるスキルを磨いておくのが大切です。
企業分析
企業分析は、面接での印象を大いに左右する要因のひとつなので、あらかじめしっかり行っておかなければなりません。
企業分析は、企業について詳しく調べることであり、志望度の高さが面接官に伝わりやすくなります。
まずは企業の背景と歴史を把握しておくためにも、設立年や創業者など、成長の歴史を調査して企業の基盤を理解しましょう。
さらに最新の業績やニュースも確認し、事業内容やサービスについても詳しく調べておくのが好ましいです。
どのようなサービスを提供しているのか、競合他社と比べてどのような強みがあるのかを把握し、それに基づいて自分の志望動機を考えましょう。
また、業界のトレンドや将来の展望について知識を持つことは、面接での議論や質問に対応するためにも役立ちます。
ESを見返す
ESに書かれている情報は、面接官が応募者について理解するための重要な手がかりとなります。
そのため、面接前に提出したESは、面接前に再度入念に見返しておきましょう。
自分の職務経歴や志望動機を今一度確認することで、面接官からの質問に備えられるようになります。
エントリーシートに書いたことについて質問された場合、記入事項と回答が一致していなければ、信頼性に欠けてしまうため注意しましょう。
また、エントリーシートから面接官がどのような質問をするか予測をし、それに対する回答を準備しておくのも効果的です。
提出した書類は面接の出発点であり、面接官に自身の強みなどを理解するための情報源です。
ESを見返したうえで面接の準備を行い、自分の強みや成長を示すストーリーを用意しておきましょう。
【面接で聞かれる質問一覧】面接の練習方法例
面接においては緊張してしまったり不安がよぎってしまったりして、「思ったように自分を表現できなかった」と後悔してしまうケースも少なくありません。
そのため面接は、ぶっつけ本番で行うのではなく、ある程度実践に近い形で練習しておくのが望ましいです。
そこでここからは、面接の練習方法を具体的な手順とあわせて詳しくご紹介します。
ご紹介した練習方法のなかから、自分にあったやり方があるかどうか確認してみてください。
友達
もっとも気軽な方法として挙げられるのは、友人を誘って練習相手をしてもらうという方法です。
特に親しい友人であれば、自分の強みだったり改善すべき点だったりをわかってくれているでしょう。
強みをどのように表現すべきなのか、適切なアドバイスをもらえる可能性もあります。
また、採用のプロフェッショナルでない友人に見てもらうことが、よい方向に働くこともあります。
対策マニュアルには書かれていなかったような、予想外の質問をされるかもしれず、そこで対応力が磨かれるためです。
突然の事態にも対応できる力が身につくほか、同級生であればお互いを刺激し合えるというメリットもあります。
情報を交換しながら練習を繰り返すことにより、お互いのモチベーションがキープできるというのは、ほかの方法にはないメリットといえます。
先輩
友人にアドバイスをもらいながらという方法とともに、同じ大学に通っていた先輩などに手助けしてもらうのも有効な手段です。
先輩は企業・業界のカルチャーや価値観など、選考プロセスについて深い知見を持っていることが多く、それを共有してもらえることで面接の成功に向けて的確な戦略を練る手助けとなります。
特に面接で行われる質問の傾向や、難しいポイントについてのアドバイスは、自信を持って本番に臨むためには不可欠です。
練習相手になってもらうだけではなく、内定を獲得するためにどのようなアプローチを取ったか、また失敗した場合はなにが原因だったかについて聞いておくといいでしょう。
先輩の成功と失敗の事例から学びながら、自分の面接における戦略をさらに磨けます。
就活エージェント
あらかじめ行うべき重要な準備として、友人や先輩だけでなく、就活のプロにアドバイスを受けておくことをおすすめします。
就活のプロである就活エージェントであれば、どのような質問が頻繁に出題されて、どのような回答が効果的であるか、成功するためのヒントや戦略を知り尽くしています。
就活生一人ひとりに専任のアドバイザーが選出されるため、個々の強みや弱みにあわせたアドバイスを受けることも可能です。
また、模擬面接やESの添削だけでなく将来のキャリアプランなど、就活に関する悩みを網羅的にサポートしてもらえます。
就活について不安を感じている人は、一度就活エージェントに相談してみるといいでしょう。
聞かれた質問に答えられないと、多くの人は緊張や不安を引き起こしてしまうでしょう。 しかしながら、それをうまく乗り越える方法をあらかじめ学んでおけば、あわてることなく回答できます。 即座に完璧な答えを返すのは難しいかもしれませんが、そのような瞬間をうまく扱う方法を心得ておくことは非常に重要です。 ここからは、面接で質問に答えられない場面にどのように対処すべきか、実用的な対処法をご紹介します。 参考にしつつ、自信を持って難関を乗り越えましょう。 面接の場において、質問に答えられないときにもっとも効果的なのは、まず思考時間を確保することです。 面接では、質問に対する答えを即座に行わなければいけないと思いがちですが、少し間をおいて答えても問題ありません。 そのときは面接官に対して、「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」などとあらかじめ伝えておき、落ち着いて考えられる状況を作っておきましょう。 ただし長すぎると面接官に不信感を与えかねないため、考える時間は最大1分程度に制限しましょう。 考える時間をもらったら深呼吸をして冷静になり、質問の要点を頭のなかでしっかりと確認することが重要です。 自分の経験やスキルに関連する事例や、具体的な例を思い浮かべて、それをもとに答えを探していきましょう。 聞かれた質問にどうしても答えられない場合、正直に「わかりません」と伝えても構いません。 その場合は、面接官が少しかみ砕いて質問をし直してくれたり、別の質問をしたりしてくれることがほとんどです。 質問の意図を把握できないままちぐはぐな回答をするよりも、「わからない」と素直な姿勢を示すことにより、面接官に誠実さを評価してもらえる場合もあります。 ただし、「わからない」と答えるだけでは不十分であり、質問に対する興味を示しつつ、「次回の機会に答えられるようにしたい」などといった意欲を伝えなければなりません。 正直さを持ちながら積極的に対処する姿勢を見せることで、成長意欲をアピールすることにもつながり、評価を巻き返せるでしょう。 面接はESなど書類上の選考と異なり、自己表現の機会でもありますから、自分を深く知ったうえでしっかりアピールすることが成功の鍵といえるでしょう。 また企業は応募者の人格も重要視するので、面接では単なるテクニックだけでなく、人間性も大切です。 そのため、誠実さや礼儀正しさを意識して、相手を尊重する姿勢を持たなければなりません。 就活は人生の重要なステップのひとつなので、努力と準備を怠らず、今後のキャリアを切り拓いていきましょう。【面接で聞かれる質問一覧】面接で聞かれた質問に答えられない時は
思考時間をもらう
わからないことを伝える
おわりに