明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・社風を入れた志望動機の書き方
・志望動機に用いられる社風
・社風で志望動機を書く際の構成例
・社風を入れた志望動機を書きたい人
・志望動機で悩んでいる人
・社風が就活の軸な人
社風を志望動機に盛り込みたいと考えているものの、なかなかどのように書けば良いのかわからない人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、社風を志望動機に入れる際の注意点やコツなどについて詳しく紹介していきます。
メリットやデメリットなどについても、徹底的に解説しているので是非参考にしてみてください。
【社風を志望動機に入れたい】志望動機を聞かれる理由
まず、そもそも志望動機を作成するにあたっては、なぜ聞かれるのかについて理解しておく必要があります。
相手に好印象を与えるためには、相手がどのような動機で質問や行動をしているのかについて理解しておくことが重要です。
よって、就活においても、なぜ志望動機を聞かれるのかについてあらかじめ理由を確認しておき、相手が求めている回答を用意することができれば、良い印象を与えられるはずです。
入社意欲があるか
志望動機を確認することを通じて、そもそもその就活生に入社意欲があるかを確認している企業も非常に多いことでしょう。
特に、ベンチャー企業の場合は、滑り止めとして受験してくる就活生も多いので、内定を出したとしても蹴られてしまうことがあります。
明らかに入社意欲が低い志望動機を提出してきた人材は、早めにふるいにかけておくことで、本当に入社したいと思っている人材を絞り込むことができます。
入社意欲が低い人材を採用してしまうと、内定自体はもちろんのこと、想像と違うという理由で早期離職されてしまう可能性もあります。
せっかくお金と時間をかけて投入した人材がすぐ辞めてしまっては非常に迷惑なので、入社意欲があるかについて志望動機で確認している企業が多いと言えるでしょう。
自社に合う人材か
いくら能力があり、高学歴で資格を複数持っている人材であったとしても、自社に合わなければモチベーション高く働くことはできませんし、すぐやめてしまう可能性もあります。
例えば、誰もが一度は聞いたことがあるような大学に在籍しており、複数の言語を使いこなすことができたとしても、会社にマッチしていなければ活躍することはできません。
よって、志望動機を通じて会社に対してどのようなモチベーションを持っているのか、そして将来はどのように働きたいのかなどについて確認しているのです。
ベンチャー企業の場合は、即戦力としての活躍を見込めずとも、企業研究をしっかり行っており、成長の可能性が高いと思われる人材は積極的に採用する傾向にあります。
就活生の考え方や価値観を知りたい
就活生の考え方や価値観を知るのも志望動機を聞く目的の1つです。
志望動機とは、なぜその企業を選んだのか、どのようにしてその選択に至ったかを示すものです。
この回答を通じて、企業は就活生がどのような基準でキャリアや仕事を選んだのかを理解し、企業文化や業務内容に適しているかどうかを判断します。
志望動機を聞くことで、どのような価値観を持っているのか、その価値観が企業の目指す方向性や理念と一致しているかを見極めることができます。
例えば、志望動機に「社会貢献を通じて成長したい」と書かれている場合、自社が社会的責任やサステナビリティに力を入れているかどうかを考え、適合性を測ります。
また、志望動機の中で就活生が自分のキャリアビジョンと企業の業務内容をどのように結びつけているかを見ることで、その人が長期的に企業で活躍できるかを判断する材料にもなります。
単にスキルや経歴を見るだけでなく、思考プロセスや意思決定の背景にある価値観を理解し、自社との相性を探ることを目的としているのです。
【社風を志望動機に入れたい】社風とは
社風とは、企業や組織の中で共有されている価値観や行動様式、雰囲気などのことです。
社風は、社員の働きやすさやモチベーション、パフォーマンスに大きく影響します。
また、社風は、企業のブランドイメージや採用力にも関係します。
社風は、企業の公式サイトやSNS、求人情報などで知ることができますが、実際に働いてみないと分からない部分も多いです。
【社風を志望動機に入れたい】社風を志望動機にするのはアリ?
結論として、社風を志望動機にするのは選択肢として悪くはないことでしょう。
しかし、残念ながらいくつか注意点が存在するので、これらを念頭に置いた上で作成していく必要があります。
それぞれ確認した上で、企業の採用担当者に悪いイメージを与えないような志望動機を作成できるよう心がけていきましょう。
働いてみないとわからない
社風を志望動機にする際、実際に働いてみないと分からないという点は大きなリスクであると言えるでしょう。
公式サイトや企業説明会、社員の口コミなどからある程度の情報を得ること自体は可能です。
しかし、全ての情報が正しいとは限りませんし、実際の職場環境や社員間のコミュニケーションスタイルを完全に反映しているわけではないと言えるでしょう。
よって、入社前に得た情報だけで社風を志望動機にしてしまうと、実際に働き始めた後にギャップが生じてしまう可能性があります。
社風は、企業の内部の文化に根ざしていることが多いので、外部から見えにくい側面が多く、入社前にその全貌を理解することがなかなか難しいのです。
例えば、オープンでフラットなコミュニケーションを大切にしていると謳われていたとしても、実際には、所属する部署によって雰囲気が大きく異なる場合などもあります。
差別化ができない
いという点が挙げられます。
特に、ベンチャー企業においては、多くの企業が「チームワークを重視」「風通しが良い」「社員の成長をサポート」といったポジティブな社風を掲げています。
このような社風を用いて志望動機について述べると、他の就活生と述べている内容がかなり重複してしまう可能性が高いです。
よって、自分が企業に対して感じている独自の魅力や、自分とその企業がマッチしているという点についてアピールすることが難しくなってしまうことが多いです。
公式サイトに記載されている情報だけを書いた志望動機を提出してしまうと、表面的なことしか確認していないと思われてしまう可能性があります。
よって、自分なりに社風について解釈し、どのような点が自分とマッチしているのかについて独自の見解を述べていくことが重要であると言えるでしょう。
入社後の活躍イメージが湧かない
社風を志望動機にしてしまうと、場合によっては入社後の活躍イメージが湧かない可能性があります。
社風に魅力を感じていること自体は、その企業で働きたいと思う大きな理由の一つにはなり得ます。
しかしそれだけでは、面接官に対して自分が具体的にどのような貢献を企業にもたらせるのか、どのような役割を果たすことができるのかについて示すことが難しいです。
志望動機はその企業に入りたい理由について説明する場面であり、自己PRで自分の長所を説明すれば良いと考えてる人も多いはずです。
しかし、志望動機においても、あなたが活躍するイメージを与えることは非常に重要なので、社風を志望動機にしつつ、活躍のイメージを与えるためにも、具体的な事業内容や自分が担当する可能性のある業務について言及しながら説明していくことが重要であると言えるでしょう。
【社風を志望動機に入れたい】社風を志望動機に入れるメリット
先に注意点について説明してしまったので、社風を志望動機に入れることはマイナスな点ばかりであると思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、社風を志望動機に入れることでプラスに働くことも多いので、それぞれ一緒に確認していきましょう。
相性の良さが伝わる
志望動機を社風にすることで、企業との相性の良さを明確に伝えることができる可能性が高いです。
企業側は、自社の文化や価値観に合う人材を求めており、あなたが社風にどれだけマッチしているかは重要視しているポイントの一つです。
特に、ベンチャー企業においては、この傾向は強いと言えるでしょう。
社風を志望動機にすることができれば、あなた自身が企業の文化や価値観について深く理解し、共感していることを示すことができます。
スキルや経験だけでなく、人柄や価値観の面でも企業とマッチしているということをアピールすることができるでしょう。
是非これまでの学生時代のエピソードの中で、あなたがその企業の社風に共感するに至った具体的な体験などを交えながら説明していくことをおすすめします。
モチベーションの高さが伝わる
志望動機において社風を軸に据えることで、企業に対する自分のモチベーションの高さを明確に伝えることができるでしょう。
企業の表面的な情報や数字だけではつかみにくい、より深層にある要素について触れているからです。
よって、社風についてしっかりと理解し、それを自分の志望動機として具体的に説明することができれば、企業に対してじっくりとリサーチを行い、深い理解を持っていることを示すことができるでしょう。
当然ながら、入りたくないと思っている企業については時間をかけてリサーチするはずがないので、モチベーションの高さが如実に伝わることは大きなメリットであると言えます。
公式サイトや配られているPDFはもちろんのこと、参加した場合は就職説明会で感じたことなどについても言及しつつ、自分が企業に対して感じている魅力について熱く語ることができれば良いでしょう。
働くイメージを想起させられる
働くイメージを想起させられる
志望動機に社風を据えることは、働くイメージを企業側に想起させられるというメリットがあります。
企業の社風というものは、その企業における働き方やコミュニケーションスタイル、チームワークのあり方などは、働く環境全体を反映しているものです。
よって、社風と自分自身との関連性をうまく伝えることができれば、その環境に自然に溶け込み、活躍する姿を具体的に伝えることができるようになります。
自分がどのような環境で最も輝くことができるのかを、自分の過去の経験や価値観から話すことができれば良いでしょう。
例えば、企業がチームワークを重視する社風を持っている場合、自分が過去にチームプロジェクトにおいて重要な役割を果たし、成果を上げた経験などについて共有することができれば、あなたが活躍するイメージを持ってもらいやすいはずです。
同業他社との差別化を図れる
社風を取り入れることで、同業他社との差別化を図ることもできます。
同じ業界内の企業であっても、もちろん各企業の社風は大きく異なります。
企業は、なぜ他社ではなく自社を選んだのか、応募者の志望動機を通じて理解を深めたいと考えています。
業界や職種自体に魅力を感じるだけでなく、その企業独自の文化や価値観に共感していることを示すことで、他社ではなくその企業でこそ働きたいという強い意欲を伝えることができます。
例えば、総合商社や金融業界などの、多くの企業が存在し、競争が激しい業界では、業務内容や企業規模が似通っているため、単に「事業内容に魅力を感じる」というだけでは他社との差別化が難しくなります。
しかし、社風に関して具体的なポイントを挙げ、その企業の独自性に惹かれていることを示すことで、より説得力のある志望動機となります。
【社風を志望動機に入れたい】社風を志望動機に入れるデメリット
社風を志望動機に入れる際には、注意点だけでなくいくつかデメリットが存在するということも忘れてはいけません。
これから紹介する3つのデメリットは、多くの就活生が犯してしまいがちな間違いに基づいたものなので、適切に対処しつつ、悪い印象を与えないように工夫することが重要です。
どれだけあなたの魅力が伝わるような文章を書いていたとしても、このデメリットを含んだ志望動機を提出してしまうと、総合的にマイナスなイメージを与えてしまう可能性が高いので注意していきましょう。
表面的
社風を志望動機に含めてしまうと表面的になりがちであるという点は忘れずにおきましょう。
多くの企業が公式に発信している社風には多かれ少なかれ美化された側面があり、それに加えてポジティブな表現が用いられていることがほとんどです。
表面的な表現だけを頼りに志望動機を作成してしまうと、他の応募者と内容がほとんど同じになってしまうこともあり、あなたならではの志望動機を伝えることが難しくなってしまいます。
企業の社風というものは、そもそも外部から見て理解することが非常に難しく、実際に働いてみないと実態について確認することはなかなか難しいです。
よって、表面的な情報である社風に頼った志望動機は、実際の企業の働き方や価値観とのミスマッチが生じるリスクもあるので、徹底的にリサーチを行って志望動機を書く必要があると言えるでしょう。
自己中心的
社風を志望動機にした場合、自分が心地よいと思う環境や自分の価値観に合致する企業文化であるということをアピールしすぎてしまい、企業への貢献する姿勢が伝わりにくい可能性があります。
あなたがどのように活躍するのか伝わりにくい文章を提出してしまうと、ただ企業から得るものばかりで自分が与えるものがない人であると思われてしまう可能性もあるでしょう。
企業側は自社の社風を重視する就活生を歓迎しますが、その企業で働くことによって何を成し遂げたいのか、どのように貢献できるのかという点については必ず説明しなければなりません。
「御社の自由で創造的な社風に強く魅力を感じています」と説明したとしても、その環境で自分がどのように成長して具体的にどう貢献ができるのか説明していない場合、採用したいと思う担当者はあまり多くないでしょう。
他の学生と差別化しにくい
他の学生と差別化しにくいことも、志望動機に社風を取り入れることのデメリットの1つです。
社風を理由に志望する学生は非常に多く、差別化しにくくなってしまう可能性は高いです。
社風は企業の公式サイトや採用説明会などで確認できるため、誰でも簡単に述べることができる要素です。
したがって、表面的な理解で「社風に共感しました」と述べるだけでは、他の学生と同じような志望動機に聞こえてしまい、企業に対して強い印象を与えることは難しくなってしまいます。
社風を志望動機に含める就活生が非常に多いため、本当に自社の社風を理解しているのか、なぜ社風に魅力を感じているのかが明確になっていないと、選考で埋もれてしまいます。
表面的な情報だけを使って志望理由を組み立てると、他の応募者との差別化ができず、選考突破の確率が下がってしまうのです。
そこで、なぜその社風が自分に合っているのか、具体的な事例で自分の価値観との一致を交えて説明しなければなりません。
【社風を志望動機に入れたい】志望動機に用いられる社風例
続いて、志望動機に多く用いられる社風の例について紹介していきます。
様々なものがありますが、今回は7つ紹介していきます。
いずれも多くの企業が掲げている社風と似ているものなので、是非確認してみてください。
①若手が活躍できる
多くのベンチャー企業が用いる社風の一つとして、若手が活躍できる環境ということが挙げられます。
このような社風を掲げている企業の多くは、早ければ新卒の段階でプロジェクトリーダーを任されるなど、裁量権を与えられることが多いです。
②働き手の雰囲気が良い
働き手の雰囲気が良いという社風を掲げるベンチャー企業も非常に多いので、志望動機に盛り込むことができれば良いでしょう。
当然ながら、ギスギスしている環境よりもそれぞれが尊重し合う環境の方が働きやすいはずです。
お互いを尊重し合いながら働くことができる環境に関して魅力を感じたという書き方をすることができれば良い印象を与えられるでしょう。
③実力主義
ベンチャー企業の多くは、日本にいまだに残っている伝統の一つである年功序列制を導入していません。
結果を出せば出すほど早く昇進できる企業が多く、実力を発揮することで活躍できる可能性が高まることでしょう。
よって、早く成果を出し、自分が1日でも早く重要なポジションに就くことができる期待を込めた書き方をすることをおすすめします。
④挑戦できる
ベンチャー企業の多くは挑戦できる環境が整っているので、積極的に挑戦したいと感じたことをアピールすることができれば良いでしょう。
自らの意見を形にできる環境が多く、自分がチャレンジしたいと思っていることについて、否定するのではなく後押ししてくれる企業が非常に多いので、自分が感じた魅力として話すことができれば良い印象を与えられるはずです。
⑤教育環境が整っている
教育環境が整っているベンチャー企業は非常に多いので、志望動機に盛り込むことができれば良い印象を与えることができるでしょう。
着実に成長できる素晴らしい環境に魅力を感じ、それを話すことができれば、企業研究をしっかり行っていることも伝えられます。
ただし、受け身の姿勢で教えてもらうという感覚ではなく、自分から知識を身につけに行くという能動的なスタンスを伝えることが重要でしょう。
⑥風通しが良い
ベンチャー企業のほとんどは風通しが非常に良く、新入社員の意見でも責任者に届くことが多いので、志望動機に盛り込むことができれば良いでしょう。
ベテランから新人まで、働いてる年数を問わずに自分の意見を発言できる環境が整っている企業が非常に多いです。
どんどん意見を出し、企業をより良くするために貢献していきたいという話をすることができれば良いでしょう。
⑦顧客ファースト
ベンチャー企業は、そもそもの考え方として社会に価値を提供したいと感じて立ち上げられているところが多いです。
つまり、顧客ファーストの考え方が根付いていると言えるでしょう。
これまで接客業を経験してきた人や、誰かの役に立ちたいという思いを強く持っている人は、顧客ファーストの企業に対して共感している姿勢を示すことができれば良い印象を与えられるはずです。
⑧チームワークを大切にしている
ベンチャー企業の多くは、メンバー同士で協力し合って1つの目標に向かうという社風が根付いています。
特に、規模があまり大きくないベンチャー企業の場合は、部署の垣根を超えてお互いに助け合い、会社全体の利益を追求する姿勢があります。
そこで「チームワークを大切にしているという社風に魅力を感じている」という話を、自分がこれまでチームワークを発揮してきた経験などと交えながら説明すると良いです。
【社風を志望動機に入れたい】社風で志望動機を書く際の構成例
続いては社風を志望動機に据える際の構成例についても詳しく紹介していきます。
就活における志望動機を作成する際は、どのような理由であったとしてもこの構成を活用することをおすすめします。
業界や企業を問わず汎用的に活用できるものなので、もし他の企業を受ける際に社風以外を志望動機に書く際にも是非活用してみてください。
結論
まず、なぜその企業の社風に引かれたのかについてわかりやすく説明していく必要があると言えるでしょう。
なぜならば、企業の採用担当者は1日に無数のESを読むからです。
志望動機だけでなく、自己PRやガクチカ、その他提出を依頼したESに関してはくまなく目を通さなければなりません。
つまり、最初に結論を述べていない、何が言いたいのかわからない文章は、そもそも途中で読むのをやめてしまう可能性があるということです。
当然ながら、途中で読み飛ばされた文章だけであなたの魅力が100%伝わるわけではないので、まずは結論から述べてあなたが企業の社風に引かれているという前提で文章を読んでもらう必要があります。
その社風を重視するに至った原体験
その社風を重視するに至った原体験
続いて、その社風を志望動機において重視するに至った原体験について説明していきましょう。
その社風が自分にとってなぜ重要であり、キャリアを選択するに至った理由になったのかについて詳しく説明していく必要があるのです。
ただ、あなたが企業の社風に引かれているという説明を続けてしまうと、「なぜ?」がわからないので、ESを読んでいる間ずっと企業の採用担当者の頭の上には「?」マークが浮かんでしまうことでしょう。
また、エピソードを用いることで、他の就活生と差別化を図れるというメリットもあります。
社風に共感している志望動機を提出してくる就活生は多いので、誰とも内容が被らないエピソードの部分を分かりやすく説明することが重要なのです。
求める社風が企業にあると感じた経験
エピソードについて説明することができたら、続いてその社風が企業にあると感じた経験について説明していきましょう。
この部分は、「公式サイトに記載されていたから」などと浅い理由を説明してしまうと、企業研究をしっかり行っていない人材であるとみなされる可能性が高いです。
そこで、インターンやOB訪問などを通じて自分が求める社風がその会社にはあるということを理解している旨を述べていく必要があります。
ただ見聞きしたということではなく、実際に経験したことに基づいて説明していくことができれば、他の就活生と差別化を図れるので、良い印象を与えることができるでしょう。
その社風によってどう活躍できるか
最後に、その社風によって自分がどのように活躍することができるのかについても述べていく必要があります。
なぜそのような環境において自分が輝けるのか詳しく説明していきましょう。
ここをいかに詳しく説明できるかで、企業の採用担当者はあなたを採用するべきかそうでないかを判断する可能性があります。
また、この部分を詳しく説明することができれば、企業研究をしっかり行っている人材であるということも併せてアピールすることができます。
モチベーションの高さと会社への親和性を合わせてアピールできる部分なので、可能な限り解像度の高い文章を作成していきましょう。
【社風を志望動機に入れたい】書き方や構成
志望動機には様々な書き方がありますが、一般的には結論から書き始めるPREP法が良いと言えます。
PREP法を使っておけば、よほどおかしな志望動機になることはなく、採用担当者も非常に読みやすいものに仕上げられます。
しかし、PREP法を用いた志望動機の書き方や、志望動機の詳しい構成ポイントなどについては、この記事だけでは紹介しきれないため、以下の記事を参考にしてみてください。
新卒の方向けの志望動機の書き方を、32個の例文とともに紹介しているため、非常に参考になるはずです。
【社風を志望動機に入れたい】社風で志望動機を書く際の5つの注意点
社風を志望動機に据える際、以下の5つの注意点を意識しておくことで、企業の採用担当者にマイナスのイメージを与える可能性が大幅に下がることでしょう。
就活は総合点で判断されるものであり、マイナスなイメージを与えないことも非常に重要なので、下記の5つの点を念頭に置いた上で作成していってください。
実際に会った社員の印象を話す
実際に会った社員の印象を話すことができれば、企業の採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。
企業の社風は、その企業で働く社員の行動やコミュニケーションスタイルに如実に現れるので、直接社員と関わった経験を元に社風について語ることができれば、具体的かつ説得力のある話ができるはずです。
実体験を盛り込むことができれば、公式サイトやパンフレットに記載されている情報よりも、よりリアルかつ信頼性の高い情報源を持っていることが伝えられるでしょう。
企業の説明会や長期インターン、業界のイベントなどにおいて社員との交流、またはOB・OG訪問を通じて得た社員からの話や、その人の働きぶりを見る機会があれば、積極的に話していきましょう。
それを通じて、企業の社風が自分自身の価値観やキャリアビジョンとどのように合致しているのかを具体的に説明することができれば、非常にクオリティの高い志望動機を作成できるはずです。
独自性を出す
多くの就活生が社風を志望動機に掲げるので、独自性を出して差別化を図る必要があると言えるでしょう。
企業の文化について深く理解しており、それを自分の経験やスキル、価値観と結びつけているという説明をしましょう。
表面的な理解だけでなく、その企業の社風を自分なりに解釈し、自分がその中でどのように活躍できるのかについて説明していく必要があります。
企業の公式サイトや説明会、さらには社員との交流を通じて得られた情報をもとに、企業の社風について徹底的にリサーチしていきましょう。
その上で、自分のどのような側面と企業の社風がマッチしているのか、または自分のどの能力や経験がその社風の中で活かせるのかについて考えます。
つまり、自分がどのような価値を提供できるのかについて説明していく必要があるのです。
企業研究の結果を盛り込む
志望動機を作成する際は、企業研究の結果を存分に盛り込むようにしましょう。
企業の社風が自分に合っているという話をするのはプラスではありますが、終始社風だけについて触れている場合、具体的なキャリアのイメージを持っていることや、どのように活躍できるのかについてはうまく説明できないでしょう。
また、社風の良さだけに注目してしまうと、その企業が直面している課題や戦略などより深い理解を持っていることが説明できません。
よって、自分がその企業の事業内容や業界での立ち位置、将来のビジョンについて理解していることを示すために、企業研究の結果も盛り込んでいきましょう。
企業が目指す方向性にどのように貢献できるのかを説明することができれば、早い段階で戦力として活躍してくれる人物であると信頼してもらえることでしょう。
思い込みは良くない
社風を志望動機に取り入れる際、思い込みに基づいて話を組み立てるのは非常に危険です。
企業の公式サイトに書かれている社風を流し読みして「この業界はこういう人物像を求めているだろうから、こういうことを言っているのだろうな」と先入観で判断してしまうと、具体的な根拠や説得力のない志望動機になってしまいます。
例えば「この業界は積極性を重視する」と一般的に言われていたとしても、それが全ての企業に当てはまるわけではありません。
企業によって求める人物像は異なり、実際には異なる要素が重視されていることも少なくないのです。
企業の公式な情報や採用担当者からの説明、OBOG訪問などを通じて正確な情報を集めましょう。
実際の社風に基づいた具体的なエピソードを盛り込むことで、自分がその企業にフィットしていることを明確に示す必要があります。
自らの足で動いてリサーチを行い、その企業固有の価値観や雰囲気を理解した上で志望動機を考えることが重要です。
抽象的な表現は避ける
これは社風を題材にする場合に限ったことではありませんが、志望動機を作成するにあたっては、抽象的な表現を避けるようにしましょう。
可能な限り、具体的で分かりやすいエピソードや事例を用いて話すことが重要です。
企業側に自分の本当に伝えたいこと、つまりなぜその企業で働きたいのか、自分がどのようにその企業文化に貢献できるのかが明確に伝わらない可能性があるからです。
多くの応募者の中からあなたを選んでもらうためには、自分の経験や考え方を具体的に語り、自分の個性や企業への理解度を誰が見ても理解できるような表現で説明する必要があります。
自分がその企業の中でどのように成長していくか、どのようにキャリアを歩んでいくのかについて説明していきましょう。
ネガティブな話はしない
こちらも社風を題材にする場合に限ったことではありませんが、ネガティブな表現は可能な限り避けることが重要です。
これは、志望動機だけでなく、自己PRやガクチカにも当てはまることです。
例えば、転職を目指している人の場合、以前の職場はこのような劣悪な環境であったため、新卒の人でもアルバイト先の環境と比較して目指している企業の社風が素晴らしいと話す場合があります。
しかし、ネガティブな話をしてしまうと、物事の悪い側面にばかり焦点を当てている人物であると思われてしまう可能性がありますし、就職してからもなんだかんだ不平不満だらけの社員になってしまう可能性があると思われます。
よって、自分の価値を下げないためにも、マイナスな表現をするのではなく、ポジティブな側面に焦点を当てるようにしましょう。
限られた文字数の中で、あなたがなぜその企業に入りたいのか、どのように活躍できるのかを説明するためには、そもそも他の職場を下げている余裕などないはずです。
【社風を志望動機に入れたい】志望動機には社風だけでは足りない
ここまで志望動機の題材を社風にする際のポイントや注意点、気をつけておきたいこと、メリットやデメリットなど、さまざまな側面に焦点を当てて解説してきました。
しかし、残念なことに志望動機の題材としては社風を据えるだけでは十分でないことがほとんどです。
そこで、下記の2点を踏まえた上で志望動機を作成していくことをおすすめします。
OB・OG訪問
志望動機の題材は社風だけではどうしても物足りないものになってしまうので、OBOG訪問をして実際に働いている人に色々な意見を聞いてみることをおすすめします。
実際にその人が就活生として、あなたが目指す企業を受ける際にどのような志望動機を説明しており、就職した後はどのような業務を行っているのかなどについて聞いてみましょう。
これにより、どのような志望動機を話す人材が好印象を与えることができるのか、そして実際にどのような仕事を行うのかについて詳しく聞くことができます。
本当にその企業に入りたいのか判断する材料にもなりますし、志望動機に加えるエピソードとすることもできます。
よって、サークルやゼミ、部活の先輩などで、あなたが目指している企業に入った人がいないか色々と聞いてみましょう。
インターンシップ
志望動機を作成するにあたって、最もおすすめの対策はインターンシップに参加することです。
当然ながらインターンシップに参加した就活生とそうでない就活生の場合、明らかに前者の方が印象が良いですし、何より志望動機の具体性が段違いです。
複数の社員に一度に会えるので、社風を感じやすく、誰が読んでも納得できるような文章を作成することができるでしょう。
理想は長期のインターンに参加することですが、もしあなたが入りたい企業が短期のインターンしか行っていない場合はそれでも十分です。
その企業で実際に働くという経験が重要であり、感じた魅力について説明することができれば、あなたが企業に対して感じている魅力を詳しく説明できるでしょう。
【社風を志望動機に入れたい】志望動機には社風だけでは足りない
以上のように、社風を志望動機に入れることは、メリットもあればデメリットもあります。
社風は、志望動機の一部として有効ですが、志望動機の全てとしては不十分です。
社風だけでは、あなたがその企業で何をしたいか、何ができるか、何が期待されるかなどが分からないからです。
志望動機は、あなたがその企業で働くことに対する理由や目的を明確にするものです。
社風はその一つの要素ですが、それだけでは志望動機として弱くなります。
【社風を志望動機に入れたい】印象の良い例文紹介
では、実際に社風を志望動機に入れた例文を見てみましょう。
以下の例文は、それぞれ異なるタイプの社風をアピールしています。
例文①若手が活躍できる
私は大学卒業後、××株式会社で営業職として働いておりましたが、年功序列や上下関係が厳しく、自分の意見や提案が通りづらい環境でした。
そんな中で〇〇株式会社では、**若手が活躍できる**という社風があります。実際に、社員の平均年齢は30歳以下で、若手社員も積極的に意見や提案を出し、プロジェクトのリーダーやマネージャーになることも珍しくありません。また、社内ではメンター制度や研修制度が充実しており、若手社員の成長をサポートしています。
私は、このような**若手が活躍できる**という社風に魅力を感じました。私は、自分の能力やアイデアを発揮できる環境で働きたいと思っています。また、自分のキャリアを積極的に築いていきたいと考えています。〇〇株式会社では、そうした私の志向に合った環境が整っていると感じました。
私は、〇〇株式会社の**若手が活躍できる**という社風に共感し、自分もその一員として貢献したいと思っています。私は、××株式会社で営業職として培ったコミュニケーションスキルやネゴシエーションスキルを活かし、〇〇株式会社の事業拡大に貢献できると自負しています。また、メンター制度や研修制度を利用して、さらに自分のスキルや知識を向上させたいと考えています。
例文②働き手の雰囲気が良い
私は以前、△△株式会社でエンジニアとして働いておりましたが、社内のコミュニケーションが不足しており、仕事に対するフィードバックや評価もほとんどありませんでした。また、社員同士の交流や協力も少なく、孤独感やストレスを感じることが多かったです。
そんな中で〇〇株式会社では、**働き手の雰囲気が良い**という社風があります。実際に、社内ではオープンなコミュニケーションが取られており、仕事に対するフィードバックや評価も定期的に行われています。また、社員同士の交流や協力も盛んで、チームワークや一体感が高いです。さらに、社内では様々なイベントやレクリエーションが企画されており、楽しく働ける環境が整っています。
私は、このような**働き手の雰囲気が良い**という社風に惹かれました。私は、人とコミュニケーションを取ることが好きで、仕事に対するフィードバックや評価を受けることで自分の成長を感じたいと思っています。また、チームワークや一体感を大切にし、楽しく働くことで仕事の質や効率を向上させたいと考えています。〇〇株式会社では、そうした私の希望に沿った環境が提供されていると感じました。
私は、〇〇株式会社の**働き手の雰囲気が良い**という社風に共感し、自分もその一員として参加したいと思っています。私は、△△株式会社でエンジニアとして培った技術力や問題解決力を活かし、〇〇株式会社のプロジェクトに貢献できると信じています。また、社内のコミュニケーションや交流を通して、自分の人間性や視野を広げたいと考えています。
例文③実力主義
私は大学在学中から××分野に関心を持ち、自主的に勉強や研究を行ってきました。その結果、××分野の専門知識やスキルを身につけることができました。しかし、私が就職活動を始めた時、多くの企業では××分野に関する能力や経験を評価してくれませんでした。むしろ、学歴や成績などの形式的な指標に重きを置く傾向がありました。
そんな中で〇〇株式会社では、**実力主義**という社風があります。実際に、〇〇株式会社では、学歴や成績などの形式的な指標ではなく、個人の能力や経験、実績などの実質的な指標に基づいて人材を評価しています。また、社員の能力や経験に応じて、適切なポジションや報酬を与えています。さらに、社内では能力や経験を高めるための教育や研修が充実しており、自己実現の機会が多くあります。
私は、このような**実力主義**という社風に魅力を感じました。私は、自分が持っている××分野の能力や経験を正当に評価してもらいたいと思っています。また、自分の能力や経験に応じて、適切なポジションや報酬を得たいと考えています。〇〇株式会社では、そうした私の希望に応えてくれると感じました。
私は、〇〇株式会社の**実力主義**という社風に賛同し、自分もその一員として挑戦したいと思っています。私は、大学在学中から培った××分野の専門知識やスキルを活かし、〇〇株式会社の事業に貢献できると確信しています。また、教育や研修を通して、自分の能力や経験をさらに高めたいと考えています。
例文④挑戦できる環境
私は以前、△△株式会社で企画職として働いておりましたが、社内の体制や制度が古く、新しいことに挑戦することが難しい状況でした。また、失敗を恐れる風潮があり、リスクを取ることができませんでした。そのため、自分のアイデアや創造性を発揮することができず、不満や不安を感じることが多かったです。
そんな中で〇〇株式会社では、**挑戦できる環境**という社風があります。実際に、〇〇株式会社では、社内の体制や制度が柔軟であり、新しいことに挑戦することが奨励されています。また、失敗を恐れずにリスクを取ることができます。さらに、社内ではチャレンジ精神や創造性を持った人材が評価されており、キャリアアップの機会も豊富です。
私は、このような**挑戦できる環境**という社風に魅力を感じました。私は、自分のアイデアや創造性を発揮できる環境で働きたいと思っています。また、リスクを取って新しいことに挑戦することで自分の可能性を広げたいと考えています。〇〇株式会社では、そうした私の希望に応えてくれる環境があると感じました。
私は、〇〇株式会社の**挑戦できる環境**という社風に共感し、自分もその一員として挑戦したいと思っています。私は、△△株式会社で企画職として培った分析力や企画力を活かし、〇〇株式会社のプロジェクトに貢献できると信じています。また、教育や研修を通して、自分のスキルや知識をさらに高めたいと考えています。
例文⑤教育環境が整っている
私は新卒で△△株式会社に入社し、マーケティング部で働いておりましたが、社内の教育や研修が不十分で、自分のスキルや知識を伸ばす機会が少なかったです。また、上司や先輩からのフィードバックやアドバイスもほとんどなく、自分の成長を感じることができませんでした。
そんな中で〇〇株式会社では、**育成が整っている**という社風があります。実際に、〇〇株式会社では、入社後から定期的に教育や研修が行われており、自分のスキルや知識を向上させることができます。また、上司や先輩からのフィードバックやアドバイスも充実しており、自分の強みや弱みを客観的に把握することができます。さらに、社内ではキャリアコンサルティングやメンタリングなどの制度があり、自分のキャリアプランを立てることができます。
私は、このような**育成が整っている**という社風に魅力を感じました。私は、自分のスキルや知識を高めることで、より価値のある仕事ができるようになりたいと思っています。また、自分の強みや弱みを知ることで、自分に合ったポジションやキャリアを見つけたいと考えています。〇〇株式会社では、そうした私の希望に応えてくれる環境があると感じました。
私は、〇〇株式会社の**育成が整っている**という社風に共感し、自分もその一員として学びたいと思っています。私は、△△株式会社でマーケティング部で培った分析力や企画力を活かし、〇〇株式会社のマーケティング戦略に貢献できると自信を持っています。また、教育や研修を通して、自分のスキルや知識をさらにブラッシュアップしたいと考えています。
例文⑥風通しが良い
この理由を選んだ理由には、私が大学で参加したプロジェクトチームでの経験があります。
チームメンバーが互いにアイデアを自由に出し合い、それぞれの意見が尊重されることで、最終的には予想を超える成果を出すことができました。
この経験から、風通しの良い環境がいかに重要かを実感し、そのような環境で働きたいと強く望むようになりました。
私は、貴社のような環境で自分のコミュニケーション能力とチームワークスキルを活かし、新しいアイデアの提案やプロジェクトの推進に積極的に貢献できると確信しています。
また、常に学び続ける姿勢で、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。
例文⑦顧客ファースト
顧客のニーズを深く理解し、それに応えることを最優先する姿勢は、企業が持続的に成長していく上で不可欠だと私は考えます。
この志望を抱いたのは、貴社の店舗を利用した際の経験からです。
私の複雑な質問にも、貴社のスタッフの方は迅速かつ誠実に対応してくれました。
貴社が顧客満足を何よりも大切にしていることが伝わり、このような環境で働きたいと強く思いました。
私は貴社でお客様の期待を超えるサービスを提供することで、さらなる顧客満足度の向上と企業価値の拡大に貢献できると確信しています。
常に顧客の立場に立ち、細部にまで気を配ることで、貴社の顧客ファーストの精神を体現し、継続的な改善に貢献したいと考えています。
例文⑧チームワークを大切にしている
私は高校まで1人でプログラミング学習に毎週末取り組んでいましたが、大学のサークルでWebサイト制作に取り組むことになり、それぞれの専門知識を活かしてプロジェクトを進めることで、最高の制作物を作れることを学びました。
どのようなサイトを作りたいかを共有し、お互いの専門性を活かすことで、魅力的なビジュアルかつ操作性の良いサイトを作ることができました。
この経験を通じて、協調性を身につけ、チームワークの大切さを学びました。
貴社の中でも、お互いにサポートし合いながら、WebサイトやLPの制作を行い、最高の制作物を作り上げることで貢献したいと考えています。
【社風を志望動機に入れたい】NG例文紹介
良い例文ばかりを読んでいても、うまく自分の中に取り入れることができなければ、企業の採用担当者に良い印象を与えることができない文章を作成してしまう可能性もあります。
そこで、2つのNG例文について紹介したので、自分の志望動機と共通してしまっている点がないか確認していきましょう。
もし、共通点がある場合は、本記事をもう一度読み直して修正してみてください。
①オリジナリティに欠けている
私が貴社を志望する理由は、風通しの良い社風に魅力を感じているからです。
貴社は新進気鋭の企業であり、現場からの声が上層部に届きやすい環境が整っています。
私は以前、アパレルショップで働いていましたが、当初のエリア長は現場に全く顔を出さず、日報で数字に対して喝を入れるだけの人でした。
しかし、新しいエリア長は毎週のように店舗にやって来て、情報を共有することで現場のモチベーション管理と問題発見を的確に行いました。
これにより売上は増加し、やりがいを持って働けるようになり、風通しの良さの重要性を痛感しました。
貴社の社風にも同じものを感じ、強く志望しています。
まず、風通しが良いベンチャー企業などいくらでもあるので、オリジナリティに欠けます。
エピソードは具体的でわかりやすいですが、一部悪口のように感じられる部分もある点がNGです。
また、「貴社の社風にも同じものを感じ」という言い方は、ややアパレルショップから志望する企業を下に見ているように感じられる場合があるので、避けたいところです。
②社風理解が浅い
私が貴社を志望する理由は、社風に共感したからです。
貴社の「誰もがやりがいを持って働ける企業を作る」という社風に強く共感しており、このような環境で働きたいと強く願っています。
私は大学時代、ボランティアサークルのサークル長を務めていました。
学生の中には就活で話せる題材を用意するために用意した人もいましたが、ボランティアの社会に対する貢献などを語り、最終的には「楽しいから」「やりがいがあるから」という理由で、多くのメンバーが楽しみながら取り組んでくれました。
このように、やりがいを持って楽しく働ける環境こそ、自分は輝けると感じ、応募いたしました。
社風の話をしていますが、おそらく「理念」と間違えています。
また、例を出して共感していることを伝えようとしていますが、やりがいについて語っただけで全てのメンバーが納得するとは考え難いです。
また、やりがいを持って働ける環境でなら自分は輝けると言っていますが、やりがいのある仕事はいくつもあるので、その企業を選んだ理由として弱すぎます。
【社風を志望動機に入れたい】志望動機の完成度を高めるために
本記事を参考に志望動機を書いてみたものの、なんとなくまだクオリティに満足できていないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからは志望動機の質をさらに高めるための対策について紹介していきます。
これらの対策をしっかりと行うことで、あなたの志望動機の質を1段階高めることができるはずなので、ぜひ参考にしてみてください。
声に出して読んでみる
志望動機の文章が完成したら、何度も黙読することでしょうが、一度声に出してゆっくりと読んでみてください。
一つひとつの文章を噛みしめるように時間をかけて読んでみましょう。
これにより、それぞれの文章において矛盾点がないか、繋がりがおかしな点がないかについて確認することができます。
また、誤字脱字についてしっかりとチェックできるのも、声に出して読んでみることの大きなメリットの一つです。
いくら素晴らしいクオリティの志望動機を作成できていたとしても誤字脱字だらけの場合、あなたを採用するか担当者は迷ってしまうことでしょう。
そこで、耳からも情報を取り入れてみて、間違っている点がないか再度確認していくことが重要なのです。
他の人に添削してもらう
自分で声に出して読んでみることで、ある程度客観的に自分の志望動機について確認することはできたでしょう。
しかし、当然ながら自分で書いたものなので100%客観的に確認することは難しいです。
そこで、おすすめなのが他の人にも添削してもらうことです。
就活に取り組んでいる友人がいるならば、お互いに添削し合うことで良い点と悪い点がどこであるのか確認することができますし、同じ業界にすでに就職が決まっている、もしくはすでに働いている先輩がいるならば、より質の高いフィードバックが帰ってくることでしょう。
就活は団体戦とも呼ばれるように、一人で何時間も頭を悩ませるよりも、誰かと一緒に取り組む方が効率的に質の高いESが作成できるはずです。
ぜひ色々な人に添削してもらいましょう。
【社風を志望動機に入れたい】エージェントを活用するのもオススメ
プロのエージェントなら自分では思いつかない切り口や就活に有利な情報などを教えてくれる。
内定にコミットする就活エージェントなら、専任のアドバイザーがES作成から面接まで包括的にサポートしてくれます。
あなたが適性のある企業に入社して活躍し、次の世代の就活生から「憧れられる社会人」になるためのサポートを受けられるのです。
専任のアドバイザーは、企業の選定や選考フローごとの最適なアドバイスなど、個人に合わせたサポートを行います。
志望動機に関しても、あなたの強みからどのような内容を書いたら良いのか、随時相談しながら書き進めることが可能です。
【社風を志望動機に入れたい】まとめ
会社の社風について自己PRするときの書き方のコツは、以下の5つです。
2. その社風に自分の志向や希望が合っていることを説明する
3. その社風に共感し、貢献したいという意欲を示す
4. 自分が持っている能力や経験をアピールする
5. その会社でさらに成長したいという姿勢を表す
この内容を理解し再度志望動機を考えましょう