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・面接で感動したことについて聞かれた時の対策
・感動したことを聞かれた際の例文
・感動したことについて聞く意図
・これから面接対策する人
・感動したことについて答える自信がない人
・感動したことの例文を知りたい人
企業の面接を受ける際に、相手からさまざまな質問をされることになるでしょう。
その中でも、これまでの人生で感動したことについて聞かれるケースがあります。
この時に、一体どんな答え方をすれば良いのか悩んでしまう人もいるかもしれません。
そこで本記事では、面接でどのように感動したことを伝えれば良いのかを詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
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【面接時に感動したことについて聞かれたら?】面接官が感動したことをたずねる意図7選
まず面接官は、なぜ志望者に対して感動したことを聞くのでしょうか?
もちろん、そこにはさまざまな理由があります。
ここではその具体的な理由について、大きく3つに分けて紹介しましょう。
対応力を測るため
面接では、志望者の対応力を計ることも少なくありません。
なぜなら、想定外の出来事が起こった際にも、柔軟に対応できる人材を採用したいと考えるからです。
どんな仕事場においても急なトラブルが起こることはありえるため、そこに適応できなさそうな人は、採用されにくくなります。
だからこそ、もし感動したことを聞かれた時は、あまり考えすぎずに答えるのがベストです。
些細なことでも良いので、決して言葉を詰まらせないようにしましょう。
ここでは内容よりもスピーディーに答えることが、大きな評価につながります。
人柄
これから一緒に仕事をするとなると、どんな企業も人柄の良さそうな人材を選びたいと思うものです。
そのため、感動したことを聞いて普段から何に対して興味を持っているのか?そしてどんなことに心を動かされるのか?などを、詳しく知ろうとすることもあります。
また、感動した話からその人の価値観も、ある程度わかるのがポイントです。
自社の人間と同じような考え方ができるかどうかで、お互いに仕事のやりやすさは大きく変化します。
だからこそ、この質問を通して仕事での相性まで計ろうとするのです。
もしこれから企業の面接を受ける予定がある場合は、その会社に務めている人にどんな人がいるのかを、事前に調べておくと良いかもしれません。
学生の価値観を聞くため
この質問には「学生の価値観を深く知るため」という意図もあります。
例えば、社会的な出来事に感動したと答える学生は他者への配慮や社会貢献に興味を持っていると解釈されます。
一方、個人的なエピソードに触れる学生からは、自分自身の経験や近しい人々との関わりに重きを置く価値観が見えてくるでしょう。
このように、感動した出来事からは学生の人間性や考え方の根底にある価値観が浮かび上がり、企業が求める人物像に合致しているかを判断する材料となります。
また、この質問を通じて、学生がどのように感動を受け取り、それをどのように言語化して表現するのかを見ることで、コミュニケーション能力や感受性の豊かさも確認されています。
学生の興味関心ごとを聞くため
「最近感動したこと」を問うことで、学生がどのような分野に興味や関心を持っているのかを把握することも面接官の目的の1つです。
例えば、映画や音楽に感動したと答える学生はクリエイティブな感性を持ち、新しいアイデアを発想する力があると推測できます。
また、学生の興味関心が自社の業務やカルチャーに合致している場合、入社後のパフォーマンスや満足度が向上することも期待できます。
したがって、学生が自社に適した資質を持っているかどうかを確認しているのです。
わかりやすく伝える力があるか測るため
企業が志望者の能力を計る際に、よく重視しがちなのが「伝える力」です。
どんな職場においても人とのコミュニケーションは必須なので、自分の伝えたいことをどれだけうまく表現できるのかが重要になります。
そのため、企業は志望者がいかに伝える力を持っているのかを計ろうとするのです。
もし伝える力に自信がない場合は、結論から話し始めることを意識してみてください。
例えば「私が感動したことは○○です」のような出だしからスタートすることで、その後に話すことが明確に伝わりやすくなります。
なお、これはどんなシーンでも使えるテクニックの1つなので、覚えておいて損はないでしょう。
アイスブレイクとして聞かれることも
面接は企業によってさまざまな質問がありますが、必ずしも何か裏があるわけではありません。
例えば志望者が面接で緊張しすぎないように、世間話のような感覚で感動したことを聞くケースもあります。
そのため、あまり考えすぎずに答えても問題ないことは多いでしょう。
また、面接中にこのようなアイスブレイクを挟むことによって、企業としては志望者の本来の姿を見やすくなるメリットもあります。
もしアイスブレイクなのかどうかを判断したい場合は、相手がどんな状況で、かつどんなトーンで質問しているのかを、きちんと観察しておきましょう。
その雰囲気から、真剣に聞いているのか?それとも雑談のつもりで聞いているのか?を、判断しやすくなります。
応募者の日頃の過ごし方を知るため
採用担当者は応募者の素直な内面や日頃の過ごし方を知りたがっていますが、直接そのことを質問すると、意図的に作られた内容が回答されてしまう場合があります。
そこで役に立つのが「感動したこと」についての質問です。
感動したことについて聞くことによって、普段どんなことをしているのか、誰と会っているのかといった日常の姿が間接的に見えてきます。
無理にウケが良い回答を作り出す必要はありませんが、答えた内容から日常生活が判断される可能性がある点については意識しておいたほうが良いでしょう。
身の回りのことに関心を持っているか確認するため
この質問は学生が日常生活や身の回りの出来事にどれだけ関心を持ち、それを主体的に捉えているかを確認する意図も含まれています。
例えば、何気ない出来事に感動したと答える学生からは観察力や細やかな感受性が読み取れ、大きな出来事に感動したと話す人は目標を持って行動する力や社会性があると考えられます。
このように、どのような内容を感動と捉えたのかを通じて、学生の物事に対する視点や興味の幅を理解できるのです。
【面接時に感動したことについて聞かれたら?】感動したことを考える際のポイント
感動した話について、そこまで深く考える必要はないケースもありますが、とはいえ面接では少しでも良い印象を残したいと思う人もいるでしょう。
そんな人に向けて、感動したことを考える際の重要なポイントを2つ紹介します。
これさえ押さえておけば、ひとまず安心です。
感動したことから得た学びや気づきを書こう
感動したことを聞かれた時に、ストレートに感動した話だけをしてしまう人もいます。
もちろん答えにはなっていますが、あくまでも面接ではどれだけ自分をアピールできるのかが重要です。
そのため、感動した話をするだけではなく、その中で自分がどんなことを得たのか?何を学べたのか?のような気づきも、必ず盛り込むようにしましょう。
すると、面接官の質問に答えながら自己アピールまでできるため、プラスの評価につながりやすくなります。
面接官によってはむしろそこに注目していることもありますので、どこで面接を受ける場合でも意識しておいた方が良いでしょう。
特別なエピソードである必要はない
面接の場では、とにかくすごいことを言わないといけないと思いがちではありませんか?
もちろんアピールにつながることは、できる限り伝えた方がポイントが高くなります。
しかし、必ずしもその必要はありません。
なぜなら、面接官は特別なエピソードを聞きたいから質問をしているわけではないからです。
どちらかというと、志望者がどういう人間なのか?その経験から何を得たのか?などを知るために、このような質問をする傾向があります。
そのため、無理やりすごい話をするのではなく、日常で経験した些細な感動エピソードを話すだけでもまったく問題ないでしょう。
【面接時に感動したことについて聞かれたら?】感動したことを考える時の注意点
これから面接対策のために、感動したことに関するエピソードを考えておきたい人もいるかもしれません。
では主に、どんなことを前提に考えておけば良いのでしょうか?
ここでは感動エピソードを伝える上で、注意してほしいポイントを3つまとめます。
嘘はつかない
まず大前提として、嘘の感動エピソードを創作して話すことだけはやめましょう。
その理由は、いずれ何らかの形でバレてしまうおそれがあるからです。
また、面接官は感動エピソードを聞いた際に、その話をさらに掘り下げてくることもあります。
もし話したことがすべて嘘だとしたら、相手の質問に対してうまく答えられなくなってしまうでしょう。
それは大きく評価を落とすことにつながるかもしれませんので、逆に自分を追い詰めることになります。
だからこそ、下手に話を盛ったりせずに、本当に合った出来事だけを素直に伝えるようにしてください。
感動したことが思いつかない時はどうすればいい?
人によっては「感動した話」と言われても、すぐに思いつかない場合があるでしょう。
もしかすると、時間をかけて考えてもわからないかもしれません。
そんな時は「感動した話」を「嬉しかった出来事」に変換して、もう一度考えてみてください。
なぜなら、嬉しかったことは感動したことにもなりうるからです。
嬉しかったことであれば、おそらくすぐに思いつく人もいるのではないでしょうか。
その内容を感動したエピソードとして伝えても、違和感を抱かれることなく聞いてもらえるはずです。
例えば学生時代の部活で何かやり遂げたことでも良いですし、誰かから褒めてもらえたことでもかまいません。
それらはすべて嬉しかったことであり、かつ感動した話にもなるでしょう。
「感動したこと」を紹介するだけにならないようにする
前述でも解説しましたが、面接官は感動した話からその人の人柄や能力などを探ろうとする傾向があります。
そのため、単純に感動しただけの話をしても、あまり意味がありません。
感動した話をする際には、必ずそこから自分が得たものまで伝えるようにしましょう。
相手がアイスブレイクで質問している場合はそこまで気にしなくても良いですが、そうじゃないケースも当然あります。
だからこそ、気づきや学びもセットで伝えることは、必要不可欠なポイントだと思っておいてください。
そうすれば、失敗してしまうことはなくなるでしょう。
無難すぎるエピソードにしない
無難すぎるエピソードを選ぶと他の学生との差別化が難しく、採用担当者に強い印象を与えられない可能性があります。
多くの学生が似たようなエピソードを語る傾向があり、その中で目立つためには自分の経験を通じて何を学び、それがどのように自身を成長させたのかを具体的に伝える必要があります。
単なる「感動の共有」ではなく、その出来事が自分にとってどのような意味を持つかを深掘りすることが重要です。
抽象的な内容にしない
内容が抽象的すぎると採用担当者に正確に伝わらず、印象に残らない回答になってしまいます。
抽象的な表現を避け、具体的なエピソードや数字を用いた説明を心がけることが重要です。
例えば「人を助けることに感動しました」という回答は非常に抽象的で、どのような状況で感動したのか、何を学んだのかが分かりません。
しかし「ボランティア活動で地域の清掃イベントを主催し、参加者が50人以上集まり、多くの感謝の言葉をいただいた際に感動しました」と具体的に説明すると、面接官はその場面をよりリアルに想像できるようになります。
面接官が反応に困る回答にしない
面接官が反応に困る内容は避けましょう。
特に、宗教的な内容や極端にプライベートな話題は控えるべきです。
企業の採用面接という場においては、感動した出来事がどのように自分の価値観や行動に影響を与えたのかを適切に伝えることが求められます。
場にそぐわない内容は評価を下げる原因となるため、注意が必要です。
他にも、家族内の非常に個人的な出来事は面接官がどう反応して良いか分からず、会話が広がりにくくなる場合があります。
また、政治的な話題やセンシティブなテーマも、企業文化や面接官の価値観によって受け取り方が異なるため、リスクを伴います。
面接官がその内容について深掘りしやすく、かつポジティブな話題を選ぶことが重要です。
【面接時に感動したことについて聞かれたら?】「感動したこと」に返答できない理由
ここまでは「感動したこと」について尋ねられる理由や解答のコツについて解説しました。
しかし、いざ自分なりの回答を考えてみようとすると、なかなか適切な答えが思い浮かばない方もいるでしょう。
「感動したことに」ついての質問は、答えるために特別な経験を必要とするものではないので、返答できない場合はなんらかの原因があるかもしれません。
今回は、想定される原因を3つピックアップしました。
自身の経験と照らし合わせて該当するものがないか確認し、必要であればなんらかの対策を実施すると良いでしょう。
身の回りに気を配れていない
感動とは、自分の外側で起こる事象や事物に自身の内面が動かされることです。
そのため、意識が内側にばかり向いていたり、周囲をしっかりと認識できていなかったりすると、そもそも感動する可能性がある対象に気づけません。
なにかに夢中になっていたり、忙しい日々を過ごしていたりすると、周囲に気を配る余裕がなくなってしまう場合もあります。
日々の生活のなかでどのような場所に出向いているか、どのような人と会っているかをあらためて確認し、意識的に目を向けるようにすると新たな感動に出会えるケースも多いでしょう。
感情が刺激されにくい
同じものを見ても感動するかどうかには個人差があり、他人が感動するものにとくに心動かされないケースや、その逆のケースも多く見られます。
これは、物事に対する価値観が違うだけでなく、感情の刺激されやすさにも差があるためです。
感動しやすければ良いわけではありませんが、あまりにも感動する機会が少ない場合は、自身の感情に蓋をしてしまっている可能性があるでしょう。
感情の蓋を取り去って感度を上げるためには、事あるごとに自身の内面について考え、今どのような感情を抱いているのか確認する対策が有効です。
外出をする機会が少ない
「感動したこと」についてすぐ答えられないのは、単純に外出する機会が少ないからなのかもしれません。
なにかに感動するためには、その対象に接触する必要があります。
極端な話、ずっと家にこもって寝ているだけでは、新たな感動に出会うことはないでしょう。
近年はインターネットなどを使い家にいながら新しい情報を得ることも可能ですが、直接体験する場合に比べると、どうしても感動にはつながりにくくなります。
普段から家にこもりがちで外出する機会が少ない場合は、気分転換に外に出てみることをおすすめします。
【面接時に感動したことについて聞かれたら?】感動したことの回答を組み立てる5ステップ
続いて、感動したことを聞かれた際にどのような回答をすればよいか、回答を組み立てる5ステップを紹介します。
以下のステップに沿って作成すれば、スムーズかつ相手が納得できる、起承転結がきちんとしている文章が出来上がるはずです。
ぜひ、参考にしてみてください。
ステップ①モチベーショングラフを使い感情が動いた瞬間を書く
第一歩はモチベーショングラフを活用して、自身の感情の変化を整理することです。
モチベーショングラフとは自分の気持ちや意欲がどのように上下したかを時系列で視覚化したものです。
これを用いることで、過去の出来事における感情の動きを明確にし、それを言葉にしやすくなります。
ここ数カ月から半年間の出来事を振り返り、それぞれのイベントや経験における感情の高まりや低下をグラフ上に描きます。
例えば、大学でのゼミ発表で成功を収めた瞬間や、友人と協力して何かを成し遂げた場面など、心が動いた出来事を記録しましょう。
感情の高まりを示す部分に焦点を当てることで、自分が「感動した」と言える具体的な瞬間を見つけやすくなります。
ステップ②書き出したなかで「感動」と言えるものに絞る
次のステップはモチベーショングラフに書き出した感情の動きの中から「感動」と呼べる瞬間を選び抜くことです。
すべての出来事が適しているわけではないため、感動の質を客観的に評価し、自分らしさを表現できるエピソードを選ぶことが求められます。
感動とは自分の内面に大きな影響を与えた出来事や、自分の価値観や考え方を変えるきっかけとなった瞬間を指します。
そのため、ただ楽しかったり嬉しかったりしただけのエピソードではなく、心に深く刻まれるような経験に焦点を当てるべきです。
例えば、チームで協力して困難を乗り越えた経験や、誰かに感謝されたことで自分の存在価値を感じた瞬間などが挙げられます。
ステップ③感動した瞬間をエピソードとして言語化する
感動した瞬間を選んだら、それをエピソードとして具体的に言語化する作業に進みます。
「いつ、どこで、誰が、どのように、どうして」といった5W1Hを活用して、感動した状況を明確に伝えることを目指しましょう。
まず、感動の背景となる状況を簡潔に説明します。
例えば「大学のゼミで、初めてチームプレゼンに挑戦しました」といった形で、話の導入部分を明確にします。
その後、具体的な出来事の流れを、5W1Hに沿って順序立てて説明しましょう。
「プレゼン準備の際、意見がまとまらず、全員が苦労しましたが、最後に全員で協力し、教授から高評価を得た瞬間に感動しました」というように、状況や行動を具体的に示すと良いです。
ステップ④感動を通じて得られたものでまとめる
感動したエピソードを語った後は、その出来事を通じて何を得たのかをまとめることが大切です。
感動そのものを伝えるだけでは面接官に響きにくいため、その感動が自分自身の成長や価値観にどのような影響を与えたのかを具体的に述べることで、エピソードに深みと意味を持たせましょう。
例えば「仲間と協力してプレゼンを成功させた」というエピソードであれば「他者の意見を尊重し、意見の違いをまとめる力が重要であると学びました」といった形で、学びを明確にします。
このように、感動が自分のスキルや価値観にどのように影響を与えたかを具体的に述べることで、感動の意義を面接官に伝えやすくなります。
ステップ⑤得られたものを仕事にどう活かすかでまとめる
最後のステップでは、感動を通じて得たものを応募先の企業や業務にどのように活かすかを述べることで、面接の回答を完結させましょう。
例えば「ゼミのプレゼン経験で培った意見調整能力を活かし、御社のチームプロジェクトにおいてメンバー間の調整役を担い、成果を最大化したいと考えています」といった具体的な活用方法を述べると効果的です。
このように、エピソードで得たスキルや価値観を企業の業務に結びつけることで、回答の説得力を高めることができます。
また、活かし方を述べる際には企業の業務内容や求める人材像をしっかりと理解した上で、それに合致するスキルや経験を強調することが重要です。
例えば「チームワークが重視される環境で、自分が貢献できるポイントを明確にしたい」といった形で、応募先の企業の特徴に合わせた内容を盛り込むと良いでしょう。
【面接時に感動したことについて聞かれたら?】例文12選紹介
コツを理解していても、すぐに感動した話が思いつかないと悩む人もいるかもしれません。
そこで最後に、感動エピソードに関する例文を2つピックアップします。
いくら考えても難しいと思っている人は、こちらを参考にしてみると良いでしょう。
その上で「自分ならこんなことを話せるかも?」と、一度イメージしてみてください。
ボランティア活動
まずボランティアに参加したこと自体褒めてもらえることが多かったのですが、食べ物を次々と受け渡す際に、必ずちょっとした会話をするように意識していました。
「大丈夫ですか?」「もう心配しないでくださいね」「これを食べて温まってくださいね」など、老若男女問わず1人1人に対して声をかけていました。
そのため、多くの人から「ありがとう」や「とても助かります」といった感謝の気持ちを直接聞くことができたので、すごく感動しました。
そして何より、自分のような平凡な人間でも、できることは色々あるんだなと気づけたことも本当に良かったです。
これからも人から感謝されるようなことを、もっと積極的にしていきたいなと思いました。
入社後も、周りのことを考えて行動できる人間になれれば良いなと考えています。
文化祭
当時、サークルの皆と話し合った結果、飲食の屋台を出すことになったのですが、その際にたまたま私が責任者として動くことになりました。
あまり人の上に立って行動する経験がなかったので最初は何から始めれば良いのかわからずに悩むことが多かったのですが、周りの仲間と何度も話し合ったことで次々と新しいアイデアが出るようになり、気づいたらとても良い屋台になったのを覚えています。
来てもらったお客さんにも大変喜んでもらえましたし、この経験を通じてチームワークの大切さにも気づくことができました。
御社に入社後も、周りの仲間と積極的に協力して、難しい仕事でも頑張って取り組んでいきたいと思います。
アルバイト
私は、スポーツジムでインストラクターのアルバイトとして働くなかで、利用者さんからかけてもらった感謝の言葉に感動しました。
ジムのインストラクターは運動やトレーニングに関する知識だけでなく、相手と一緒に歩んでいく共感力や、コミュニケーション能力も必要とされます。
大会の優勝など明確な目標を持ったうえでジムに通われている方も多く、そういった方のためにトレーニングプランを考えたり、成果をチェックしたりするのはやりがいが感じられました。
そして目標を達成した利用者さんから「一緒にトレーニングしてもらえたから優勝できました」と言われたときは、一緒に泣いてしまうほど感動したことを覚えています。
誰かの願いを叶えるために一緒になって行動することに感動したこの経験は、社会人になってからも大切にしていきたいです。
部活動
私がこれまでの人生でもっとも感動したのは、高校時代にバスケットボール部の皆で県大会に優勝できたことです。
自分の所属していたバスケットボール部はお世辞にも強い部活ではなく、少し前までは初戦敗退の常連でした。
しかし、入部してすぐの新人戦で惨敗した際、同学年の仲間たちと必ず強くなると約束し、県大会の優勝を目標に決めました。
この決断を当時の部長に伝えたときは、応援の言葉をかけてもらいアドバイスをもらえたのもうれしかったです。
その後、長期的な練習目標を立てて、先輩や後輩とも協力して練習を続けた結果、最後のチャンスで目標が達成できました。
周囲を巻き込んで大きな目標を立て、その実現のために長期的に堅実に取り組める力は、社会人となってからもチームでの業務に活用できると考えています。
舞台
私は舞台鑑賞を趣味としており、毎年多くの演劇やミュージカルを見に行くのですが、とくに感動したのは昨年ウィーンで見たロミオとジュリエットの舞台です。
友人との旅行で初めて訪れたウィーンはそれまで見たことのないものや初めての経験であふれており、日々が感動の連続でした。
しかし、ウィーン旅行の最大の目的であり帰国前日に見た舞台は、別格とも言えるほど心に響いたのです。
はなれた舞台が身近に感じられるような役者の圧倒的な存在感、セットから照明まで徹底的にこだわった舞台上の再現度、すべてが妥協なく1つの世界を作り上げていました。
その体験は単なる感動にとどまらず、帰国後勉強やスポーツなどあらゆるモチベーションに良い影響を与えてくれました。
妥協なく取り組み人の心を動かす、自分もそんな仕事をしたいと考えています。
読書
私が最近とくに大きく心を動かされたのは、松下幸之助氏の著書である「道をひらく」を読んだ体験です。
パナソニックホールディングスの創業者であり、経営の神様とも呼ばれる松下氏のことは知識としては知っていましたがあまり強い興味はなく、その著書を手に取ったのも友人から勧められたためでした。
最初は単なるビジネス書かと思っていたのですが、実際は「自信を失ったときに」「困難にぶつかったときに」「運命を切りひらくために」といった汎用的な教訓が多数含まれている本でした。
そして読み進めるうちにその言葉がダイレクトに心に響き、自身が抱えていた漠然とした不安や疑問を解決する光が見えてきたのです。
社会人となった後も松下氏の教えを自分なりの道として昇華しつつ、常に確固たる意志を持って仕事に臨みたいと思います。
山登り
私がこれまででもっとも感動したのは、富士山の山頂で一緒に登ったサークルの仲間にかけてもらった言葉です。
自分は登山サークルのなかではあまり体力があるほうではなく、次の登山目標が富士山に決まった際はバックアップに徹して登山は辞退するつもりでした。
しかし、進路の決定や必要な物資の準備、スケジューリングなどを進めていくなかでメンバーから一緒に登りたいと誘われ、サポートを受けながら登ることになったのです。
無事全員で山頂まで登りきった際に仲間から言われた「登山は一人で登るものじゃない、いつも支えてくれている仲間を自分たちも支えたかった」という言葉は、山頂からの景色と同じぐらい心に響きました。
社会人となった後はこの経験を活かし、周囲のサポートも受けながら一丸となってプロジェクトを進めていきたいと思います。
交友関係
最近感動したことは、友人が夢を実現するために困難を乗り越える姿を目の当たりにしたことです。
彼は長年の目標としていたデザインコンテストでの優勝を目指し、日々努力を重ねていましたが、何度応募しても結果が伴いませんでした。
それでも友人は諦めることなく、課題を冷静に分析し、作品の改良に取り組む姿勢を見せてくれました。
その努力が実を結び、先日のコンテストでは見事優勝を果たし、私は友人の粘り強さと挑戦する姿勢に強く心を動かされました。
この経験を通じて、目標達成において重要なのは才能だけでなく、諦めずに行動を続ける姿勢だと学びました。
この学びは入社後の仕事にも活かせると考えています。
新たな挑戦や困難なプロジェクトに直面した際、諦めずに取り組み続ける姿勢を持ち続ける所存です。
親からの言葉
最近感動したことは、親からの言葉を通じて自身の成長を実感した出来事です。
先日、帰省した際、親と久しぶりに話をする機会がありました。
その際「すっかり大人になって、へこたれなくなったね」と言われた瞬間、感動しました。
親は私の幼少期から挫折に対して弱い面を心配してくれていましたが、その言葉は私の成長を認めてくれるものでした。
この経験から、相手が成長した時や、本人は気づいていないような良い側面を見つけた時は、本人に伝えることで、相手にもポジティブな影響を与えられると痛感しました。
入社後は親からの言葉で得た気づきを基に、常に成長意欲を持ち続けるとともに、周囲の人々にも前向きな影響を与えられる人材を目指します。
旅行
最近感動したことは大学時代の旅行先で現地の人々の温かさに触れたことです。
友人と訪れた小さな町で道に迷ってしまった際、地元の方が丁寧に道案内をしてくれただけでなく、地域の歴史や文化についても熱心に教えてくれました。
その後、その方が紹介してくれた場所で体験した美しい景色と人々の親切心が重なり、この町全体の温かさに感動しました。
この経験から、コミュニケーションの大切さと、自分の殻を破り、他者と積極的に関わることの意義を学びました。
特に、相手を理解しようとする姿勢が信頼関係の構築につながると感じました。
この学びを活かし、入社後は周囲の人々と信頼関係を築きながら、顧客や同僚の皆様に対して親身に向き合い、支え合う姿勢で貢献する所存です。
新しいことへの挑戦
最近感動したことは、新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げられた経験です。
大学で開講されていたボルダリングのサークルに誘われ、未経験ながら挑戦することを決めました。
これまでスポーツにはほとんど触れてこなかったため、最初は壁を登る際に筋力やバランスが足りず、失敗を繰り返しました。
しかし、練習を重ねる中でコツをつかみ、一つひとつ目標のルートを攻略できるようになり、ついには初級者用の壁を制覇することができました。
努力の結果が形となる達成感を味わい、新しい挑戦がもたらす喜びに感動しました。
この経験を通じて、未知の分野に挑む際には失敗を恐れずに継続して取り組むことが成長につながると学びました。
この経験は入社後にも活かせると考えています。
新しい業務や未知の課題に直面した際、たとえ最初は困難に感じても諦めず、継続的に取り組む姿勢を持つ所存です。
大学受験
最近感動したことは、大学受験を通じて努力の大切さを実感した経験です。
私は志望校の難易度が高く、初めは模試の成績E判定の中でも、特に下位でした。
特に英語が苦手で、模試の点数は平均を大きく下回る状態でした。
それでも、毎日2時間の英単語学習と過去問の徹底的な反復を続けた結果、徐々に成績が向上し、本番では得意科目の点数を引き上げるまでに至りました。
合格発表の日、合格の通知を目にした瞬間、努力が報われたと感じ、涙が出ました。
この経験から、目標達成には粘り強く努力を続けることが不可欠だと学びました。
また、自分の弱点を正確に分析し、それを克服するための計画を立てることの重要性を実感しました。
この学びを活かし、入社後、困難な課題に直面した際も、計画的に取り組み続ける姿勢を貫く所存です。
どのような状況でも弱点を克服し、成果を出せるよう努力を重ね、組織の成長に貢献したいと考えています。
まとめ
今回は面接で感動したことを聞かれた際に、どう答えれば良いのか?について解説しました。
面接対策といえば一般的に自己紹介だったり、長所や短所、キャリアプランなどを考えていきがちですが、時には想定していないことを聞かれる場合もあります。
特に感動した話について急に聞き出してくるケースは、少なくありません。
だからこそ、その時のためにあらかじめ考えておく方が良いでしょう。
まったく派手なエピソードがなくても問題ありませんので、その場合は身近にあった小さな出来事から持ってくるようにしてみてくださいね。