【玉手箱の答え】解答集の入手方法や実態を理解しよう|リスクについても解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • WEBテストの解答集について 
  • 解答集の注意点
  • 解答集とは何か
この記事をおすすめしたい人  
  • webテストを控えている人 
  • 解答集を使おうとしている人
  • 解答集とは何かを知りたい人

【玉手箱の答えは出回っている?】WEBテストの種類

選考過程のひとつとして、WEBテストを組み込んでいる企業は多くあります。

ほとんどの就活生が一度は受ける適性検査なので、対策をしておいて損はありません。

ここでは、有名なWEBテスト3つの概要をご紹介します。

有名なWEBテスト

・玉手箱

・SPI

・GAB

玉手箱

一つ目の「玉手箱」は、知的能力と性格適性を測定するテストです。

特徴としては問題数が多く、制限時間が短いため、すばやく問題を処理する必要があることが挙げられます。

テスト内容は大きく分けて「言語」「非言語」「性格」の3つの分野から構成されており、このうち言語と非言語の2分野が知的能力を測定するものです。

言語分野では長文読解がメインで出題され、論理的読解力・趣旨判定・趣旨把握の3つの観点から、文章を読み解く力や理解力を測定します。

非言語分野は、四則演算・図表の読み取り・空欄推測の3つの問題が出され、論理的思考力が試されます。

性格分野は上記の2つとは異なり、思考の傾向やモチベーションの根源など、個人の性格と仕事の適性を見る内容です。

また、企業によっては英語分野の出題がなされることもあります。

SPI

多くの企業で採用選考に使用されている適性検査が、SPIです。

対策本も数多くあるので、比較的対策がしやすい試験といえます。

リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査で、性格特性や知的能力の測定を行うテストです。

「言語」「非言語」「性格」の3つの分野から構成されている点は玉手箱と同様ですが、出題内容の範囲がより広くなっているのが特徴です。

たとえば言語分野では、文章読解や内容把握力だけでなく、言葉の関連性や熟語の成り立ちなどの問題も出題されます。

非言語分野では、割引の計算や確率、推論など、幅広い出題に対して対策を講じなくてはなりません。

こちらも、企業によっては上記以外の出題として「英語」「構造的把握力」の問題が出されることもあります。

GAB

GABは、玉手箱と同じSHL社が提供する総合適性検査であり、とくにITやコンサルティング業界の採用選考に使用されています。

玉手箱とGABとでは似ている部分もあるため、GAB対策で行った勉強が玉手箱の受検において役立つこともあります。

「言語」「非言語」「性格」の3分野から構成されており、英語版もあるため、外国出身の就活生も受けられるテストです。

言語分野では、長文を読んで「正しい」「間違っている」「文章からはわからない」の3つの中から回答する試験が出されます。

非言語分野は、計数理解を測定する試験で、主に図表を読み解いて計算を行う能力が試されます。

GABもほか2つのテストと同様、英語の問題が課される場合があるのを頭に入れておきましょう。

【玉手箱の答えは出回っている?】玉手箱の答えは本当に出回っているのか

就活生の間では、「適性テストの答えが出回っている」といったうわさもあります。

実際に、インターネットやSNSを通じて出回っている可能性はありますが、公式のものではないので、これらを利用する際には注意が必要です。

答えを丸暗記して試験に臨んでも、必ずしも高得点を取れるとは限りませんし、それ以前に性格適性がマッチしない可能性もあります。

回答者の考え方や行動決定パターンを分析することで、個人の能力や適性を測る試験なので、答えを丸暗記したからといって、高得点が取れるとは限らないことを覚えておきましょう。

【玉手箱の答えは出回っている?】玉手箱の答えの入手方法

出回っている答えを丸暗記することはおすすめしませんが、見て学ぶことは試験対策として有効です。

そこで、玉手箱の回答を入手する方法についてご紹介します。

いくつかの媒体で出回っているため、回答を入手する手段も複数存在します。

玉手箱の答えを入手する方法

・ネット上で探す方法

・フリマアプリを活用する

・友人や先輩から譲り受ける

ネット

玉手箱の答えを入手する手段として、もっとも多くの方が利用しているのがネット経由です。

オークションサイトやSNSを通じて、玉手箱をはじめとするWEBテストの回答を販売している方は一定数います。

しかし、中には玉手箱の回答集自体は安価で販売し、後から高単価の情報商材を購入させてくるような悪質な出品者もいて、実際に被害も出ているのが現状です。

そして、値段もピンキリなら、内容の正確性も保証はありません。

たとえその答えが役に立って、本番で高得点を獲得できたとしても、不正行為と判断されて後続の選考を受けられなくなったり、内定を取り消されてしまったりしては元も子もありません。

おすすめできる入手手段ではありませんし、使用する際には注意が必要です。

フリマアプリ

玉手箱の答えが書かれた問題集や、回答が記入された模擬試験用紙などが、フリマアプリで出品されていることもあります。

就活生が購入しやすい価格帯に設定されていることも多いため、比較的入手しやすい経路といえるでしょう。

しかし、こちらの場合も、記載されている回答が正しいものである保証はありません。

実際の出題が異なれば、答えを覚えただけでは太刀打ちできません。

不正行為だと判断された場合には、就活をすべて棒に振ることになってしまうので、そのことをよく考えて入手したうえで、答えの利用方法を検討しましょう。

フリマアプリから玉手箱の答えを入手するのも、正確性などの観点からあまりおすすめはできません。

友人や先輩

大学や専門学校の先輩から、玉手箱の答えを教えてもらうことも可能です。

知人から得る情報であれば「信用できるかも」と期待してしまうかもしれませんが、果たしてその回答が正しいものかどうかはわかりません。

もしも、その先輩や友人が不正に入手した答えであった場合、不正行為に加担することになってしまいます。

もちろん、不正行為ではなくその方が考え抜いて導き出した回答で、そこから学べることがあれば、玉手箱の対策として有効でしょう。

しかし、この場合も入手した回答をそのまま信じて暗記するのは禁物です。

その先輩や友人が受験したものと同じ出題がなされるとは限りませんし、手に入れた答えを鵜呑みにするのはリスクがあることを覚えておきましょう。

【玉手箱の答えは出回っている?】玉手箱の答えを使用するリスク

玉手箱の回答は出回っていますが、これを使用する際にはリスクがついて回ります。

下手な使い方をすると、かえって逆効果となり、選考をなかなか通過できなくなってしまうかもしれません。

回答を入手した後は、リスクについて意識することを忘れず、適切に使用することで良い効果を得られます。

ここでは、玉手箱の回答を利用することのリスクを大きく分けて3つ説明します。

玉手箱の答えを使用するリスク

・不正行為に該当する可能性がある

・答えが正しいとは限らない

・入社後のミスマッチにつながる可能性がある

①不正行為に該当する可能性がある

玉手箱の答えを丸暗記して試験に臨んだ場合、カンニングなどの不正行為に該当する可能性があります。

このような不正行為は、WEBテスト式やテストセンター式などの方式によらず、いかなる場合においても許されるものではありません。

不正行為が判明した場合、再試験のような救済措置が取られることはありません。

そのため、採用選考の不合格や内定の取り消しなどの処分が下されることがほとんどです。

バレなければ大丈夫、といった甘い考えを持つことが大きなリスクにつながります。

万が一。

業界内で不正行為のうわさが広まれば、WEBテストが不要なほかの企業の選考においても不利になる可能性があるため、回答を丸暗記してテストに挑むのは避けましょう。

②答えが正しいとは限らない

手に入れた玉手箱の答えが本当に正しいものなのか、保証されていないといったリスクもあります。

せっかく苦労して答えを丸暗記しても、それが誤ったものであった場合、好成績にはつながりません。

ネット上の情報やSNSで拡散されている玉手箱の答えを、そのまま信用して利用するのは、これからの人生を左右する就活においてはあまりにもリスクが高い行為といえます。

また、受検する際の出題がすべて既出の問題というわけではなく、毎回選択肢の順番や細かい数字などを変えて出題されるため、「実際に受けてみたらまるで役に立たなかった」という結果に終わる可能性もあります。

玉手箱の答えを入手したからといって、就活が楽になるわけではないので注意しましょう。

③入社後にミスマッチに繋がる可能性がある

入手した玉手箱の答えを丸暗記したことで高得点を獲得し、希望する企業の内定を勝ち取れたとしても、入社後苦労することになる確率が高いです。

玉手箱は、その方の持っている能力や適性が、企業の求める人物像と適合するかどうかを測定するためのツールであり、純粋に成績のいい方を採用することだけが目的ではありません。

答えを丸暗記しただけでは、本来の実力や適性を反映したものとはいえないため、正確な適性検査ができず、本来ならば価値観の合わない職場とマッチしてしまう可能性があります。

その場合、会社にとっても自分にとっても、損をすることになってしまいます。

入社後のミスマッチを防ぐために実施しているものなので、実力を偽ることになる答えの丸暗記は避けましょう。

【玉手箱の答えは出回っている?】玉手箱を解くポイント

答えの丸暗記は対策にならないことを理解したところで、正しい対策を行うためのポイントを解説します。

このポイントを押さえることで、落ち着いて試験に臨めて、本来の実力を発揮できるようになるでしょう。

ただがむしゃらに過去問や類似問題集を解くのではなく、より効果的に成果を得るために、以下でご紹介する6つのポイントを押さえて取り組みましょう。

玉手箱を解くポイント

・形式を理解する

・問題文を正確に読み解く

・解き方を理解する

・時間配分を意識する

・過去問を解いて慣れる

・模擬試験を受けて自分の実力を把握する

形式の理解

まずは玉手箱の概要、問題形式を把握するところから始めましょう。

どのような試験でも同じことがいえますが、出題傾向を把握することで、試験対策の方針を立てられるようになります。

ここをないがしろにすると、いかに対策をしても思ったような効果が得られず、無駄な時間を過ごすことにもつながりかねません。

玉手箱の特徴は、すばやく設問を処理していく必要があるところなので、試験本番はつい焦ってしまいがちです。

本番のテストの際に落ち着いて対応できるよう、玉手箱の出題方式や問題の傾向をつかみ、それに合った対策をしていきましょう。

問題文を正確に読み解く

限られた時間で多くの問題に回答しなくてはならないからと、適当に回答するのは得策とはいえません。

勘では当たりにくいですし、すべてそのような回答をしたところで得点にはつながりません。

問題文をしっかりと読み、何を問われているのかを把握することが、高得点獲得へのカギとなります。

たとえば言語分野の問題では、長文をすべて読み込む必要はなく、設問で問われている内容を問題文の中からピックアップすれば、正答にたどり着けます。

このように、設問を正しく読み解くことが、得点アップへの近道です。

解き方の理解

こういった試験で高得点を獲得するためには、解き方を理解してしまうのが一番の近道といえます。

つまり、問題文を正確に読み解いた後、どのように情報を処理すれば正答にたどり着けるのか、正しい方法を身につけてしまうことです。

これによって問題を解くスピードが上がったり、すばやく正答を選べるようになったりするようになります。

それだけでなく、パターンから少し外れた応用問題にも対応できるようになるため、他の就活生との差をつけられるでしょう。

解き方の理解については、就活中に身につけておいて損はありません。

時間配分を意識する

短時間に多くの問題を解く必要があるとはいえ、回答が正確でなければ、得点につながらないのは事実です。

とはいえ一問一問じっくり取り組んでいると、後半には時間が足りないことに気づいて、焦ってしまうことになります。

そこで重要なのが、あらかじめ時間配分を意識しておくことです。

先に意識しておくことで、落ち着いて問題と向き合いながら回答できるようになります。

単純に最後まで問題を解けるだけでなく、最後まで集中力を切らさずに試験に臨めるため、本来の実力を発揮できるようになります。

過去問を解いて慣れる

ひととおり問題傾向や解き方、時間配分を把握したら、後は数をこなしていくのみです。

試験対策と銘打ってただ傾向をつかんだだけでは、まだ本番の試験で高得点を獲得できる力を身につけたとはいえません。

実際に過去問を解き、問題の出題傾向や玉手箱ならではの出題に慣れておくことで、設問そのものと向き合い正答を導き出せるようになります。

また、問題傾向に慣れるだけでなく、時間配分やペース配分の取り方が体感できるようになることで、そちらに意識を割くことなく問題に集中して取り組めるという利点もあります。

模擬試験を受験して、自分の実力を把握する

模擬試験を受けることも、本番のWEBテスト対策として有効です。

玉手箱の中で求められるすべての能力を伸ばし、満点を取ることは正直なところ困難です。

模擬試験を受けることで、自分の持てる能力を客観視できるだけでなく、得意分野と苦手分野を発見できます。

模擬試験を通じて見つけた弱点は克服し、長所は伸ばす対策をすることで、本番の試験に臨む際の自信を身につけることが可能です。

自分の現時点での実力を把握するためにも、一度は模擬試験を受験することをおすすめします。

【玉手箱の答えは出回っている?】まとめ

玉手箱の答えは、ネット上やSNSなどで入手できます。

しかし、そこで答えを得たからといって、そのまま丸暗記して挑むのはおすすめできません。

その回答が正しい保証はなく、また実力との差から入社後のミスマッチを招いてしまう可能性があるためです。

本番の試験までにしっかりと対策を講じ、実力を高めることで、自信を持って内定を獲得しましょう。

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