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・吹奏楽の経験からアピールできること
・吹奏楽の経験からアピールする際のポイント
・自己PRの構成
・吹奏楽の経験をアピールしたい人
・例文を参考にして自己PRを作成したい人
はじめに
自己PRで吹奏楽の経験をアピールしたいと考えている方も多いでしょう。
しかしどのようなポイントを紹介すれば良いのか、どうしたらよい印象が与えられるのか、わからないと考えている方も多いはずです。
そこで今回は自己PRにおいて吹奏楽の経験をアピールするにあたってのポイントや構成について詳しく紹介していきます。
【自己PRで吹奏楽の経験をアピール】吹奏楽の経験はアピールになるの?
まず一言まず結論として、自己吹奏楽の経験はアピールになると考えておいて良いでしょう。
吹奏楽の経験から何をアピールすることができるのか、吹奏楽部でどのような役回りをしていたのかなどについて詳しく述べられると良いでしょう。
基本的に、就活において吹奏楽のスキルそのものが役に立つことはあまりありません。
では何が役に立つのかというと、これまで吹奏楽部での経験を通じて身につけてきたスキルや経験、努力の仕方などです。
自分がどのような経験をしてきて、どのような能力を身につけることができたのかについて、詳しく述べることができると良いでしょう。
【自己PRで吹奏楽の経験をアピール】吹奏楽の経験でアピールできることとは?
吹奏楽の経験を通してアピールできる能力には大きく分けて4種類あります。
下記の中で自分が最も当てはまると思う能力を中心にアピールできれば良いでしょう。
計画力
計画的に練習をすることができなければ、吹奏楽のスキルはなかなか向上しません。
よって、吹奏楽の練習をするにあたって、どのような目標を立てて取り組んできたのかについて詳しく述べることができれば良いでしょう。
例えば、「能力を伸ばすために、何月までに〇〇をマスターする」といった細かいスケジュールを立てていったということを述べることができれば、入社してからも目標達成に向けて一つひとつ目標を細かい段階を設けることができる人材であると考えてもらえます。
こうした計画性はどのような企業においても役に立つものなので、ぜひアピールするようにしましょう。
継続力
音楽は上達をするまでに多くの時間を要するので、自分が吹奏楽部を通じて計測力を身につけることができたというアピールもできれば良いでしょう。
「継続して練習することでできないことができるようになった」などと成功体験をアピールすることができればより良いです。
継続力はどのような職場においても役に立つものです。
初めは即戦力として活躍することができなかったとしても、毎日諦めずに工夫して取り組むことでスキルを向上させることができ、会社に貢献できるようになります。
ぜひあなたの継続力をアピールして、長年働くことができる人材であることをアピールしましょう。
忍耐力
音楽はコツコツ練習をすることで上達していくので、忍耐力が必要であるとも言えます。
よって、自分に忍耐力があることをアピールできることが多いでしょう。
忍耐力はどのような企業においても必要とされる能力であり、なかなかうまくいかない際にも諦めずに取り組むことができる、忍耐力がある人材は必要とされます。
特に時期によっては残業が多い時や、なかなかプロジェクトが進まない時などもあります。
そういった際に投げ出して、投げやりになるような人物ではなく、継続して努力を続けることができるような人材の方が求められるといえます。
行動力
行動力も吹奏楽部を通じて身につけることができたとアピールできる能力の一つでしょう。
吹奏楽では基本的にチームで動くため、チーム内でどのような行動をとったのかをアピールできると良いでしょう。
例えばまとまりがないと感じた際に「みんなでレクリエーションを行った」などと述べるのも選択肢の一つです。
このように、チームが良い方向に動くために自分がどのような工夫をすることができたのかついても述べることができると良いでしょう。
自分が身につけるべきスキルをより磨くために、「積極的に先生や顧問の先生などに意見を仰いだ」などといった、自分で行動を起こした経験をアピールすることができれば、魅力的な人材であるとみなされる可能性が高いです。
【自己PRで吹奏楽の経験をアピール】吹奏楽の経験をアピールする際のポイント
ここからは吹奏楽部を通じて経験をアピールする際のポイントについても詳しく紹介しておきます。
下記の3点を抑えておくことで、より魅力的な自己PRが作成できますので、参考にしてみてください。
周りと差別化をする
まず1つ目に周りと差別化をすることが非常に重要です。
自己PRにおいて部活での経験をアピールする人は非常に多いです。
吹奏楽部は多くの方が所属する部活でもあるので、同じような経験をアピールする人は多いでしょう。
つまり、うまく差別化を図ることができなければ、あなたの魅力が伝わらない可能性もあるのです。
そのため、自己分析をしっかりとして自分だけの魅力がしっかりと伝わるような自己PRを作成することが大切です。
自分がどのような取り組みをしていたのか、どのような工夫をしていたのかが詳しく伝わるような内容で書いていくようにしましょう。
アピールポイントを複数羅列しない
アピールポイントを複数羅列しないというのも、自己PRを作成する上で非常に重要なポイントであると言えます。
自己PRを複数羅列してしまうと、あなたの魅力が結局どこにあるのかが伝わりにくくなってしまいます。
たくさんの強みを持っていることは確かに魅力的ではあるのですが、あれもこれもと欲張ってしまうと、1つひとつのエピソードの文字数が少なくなってしまいます。
よって、なかなか魅力が伝わりづらくなってしまうことでしょう。
一つに焦点を絞ってアピールをすることが大切なのです。
企業側はどのように仕事に活かせるのか知りたいと考えていることから、あなたが使用する企業に最も活かせそうであると感じるスキルを重点にアピールすることが大切です。
企業が求めている人物像に合っているかを意識する
企業が求めている人物像に合っているかを意識するのも非常に重要なポイントです。
企業が求めていない人物像に沿った自己PRをしてしまうと、採用される可能性は非常に低くなってしまいます。
まず、そもそも求めていない人物像である場合は採用したいと思いませんし、何より企業研究はあまりしていないのではないかという疑念も抱かせてしまいます。
どの就活生も、本当に魅力を感じており、「絶対に合格したい」と考えている企業ならばしっかりと企業研究を行い、それに沿った人物像をアピールしようとしてくるはずです。
それは多少なりとも面接官に伝わるはずなので、それを全く行っていないということは「滑り止めで受けている」または「就活にそもそもやる気がない、魅力のない人物」であると考えられてしまう可能性が高いのです。
【自己prで吹奏楽の経験をアピール】自己PRの構成
自己PRの構成についても詳しく考えていく必要があります。
自己PRは基本的に吹奏楽をアピールする場合に限らず、どの場合においても結論を先に述べる必要があります。
その後、その結論で述べたあなたの魅力がより伝わりやすいようなエピソードを書くことが大切です。
あなたの強みが活かされた場面や、あなたの強みを身につけるに至ったエピソードなどを詳しく紹介することが重要であると言えるでしょう。
そして最後に、その強みをどのように企業で活かすのかについても述べていく必要があります。
企業は活躍してくれる人材を採用したいと考えているので、どのように活かすことができるのか、具体的にイメージしてもらえるような文章を書くようにしましょう。
また、実際に働いているイメージができているということは志望度も高いということなので、内定を出した場合、高い確率で就職してくれるという信頼性も出ることでしょう。
【自己prで吹奏楽の経験をアピール】例文
ここからは、ここまで紹介してきた内容を下に、吹奏楽部での経験をアピールする例文を紹介していきます。
自己PRは、まっさらな状態から自分で作成する必要はありません。
色々な文章を参考にして作成することでクオリティも上がりますし、時間も削減できます。
ぜひ下記の3つを参考に、あなたも自己PRを作成してみてください。
行動力.例文1
吹奏楽部での経験は、計画を立て、実行する力を身につけさせてくれました。
部活動でのコンクール準備を通じて、この力が育まれました。
当時、コンクールに向けた対策をするには、従来の練習メニューでは不足していると感じていました。
とはいえ、吹奏楽部の顧問の先生は厳格であることで知られ、意見を伝えることに躊躇しました。
しかし、私が吹奏楽に取り組む理由は「先生に怒られないこと」ではなく、「皆と努力して上達し、良い成績を残すこと」でした。
いざ練習メニューについて論理的に説明すると先生は納得してくれ、関係も改善し、最終的には初めて県大会にも出場を果たしました。
この経験を通して身につけた、目的を達成するための行動力は貴社の業務にも活かせると考えています。
貴社のプロジェクトが停滞した際には、この行動力を活かして停滞を打破する一助となる所存です。
行動力.例文2
私は学生時代、吹奏楽部でトランペットを担当していました。
演奏のクオリティを高めるため、部員一人ひとりの演奏技術や協力体制が重要でした。
しかし、初めのうちは全員が同じ方向に向かっていないと感じ、私は自ら積極的に行動することを決意しました。
自主的に練習の計画を立て、部員に提案し、個別練習やパート練習の仕組みを整えました。
この行動がきっかけで部員全員が協力し合い、最終的にはコンクールで優秀な成績を収めることができました。
この経験を通じて、私は自ら行動を起こす力を養いました。
入社後もこの行動力を活かし、貴社のプロジェクトで主体的に貢献していきたいと考えています。
継続.例文1
継続力は目標に向かってコツコツと努力を積み重ねることで育まれる資質であり、私は吹奏楽部での経験を通じてこれを深く身につけました。
吹奏楽部では、毎日の練習を欠かさず続けることが求められます。
特に難易度の高い楽曲に挑戦する際、一つの部分を何度も反復練習し、完璧に演奏できるようにするまでの過程は強い継続力を必要としました。
このように長期間にわたる厳しい練習を乗り越える経験は、私に「何事も諦めずに最後までやり遂げる力」を養いました。
私は吹奏楽部で身につけたこの継続力を活かし、企業の目標達成に向けて、途中で諦めることなく貢献できると自負しています。
継続.例文2
私は中学から大学までの10年間、吹奏楽に取り組んできました。
特に大学時代、毎日欠かさず練習を続け、演奏技術を向上させるための努力を惜しみませんでした。
練習では壁にぶつかることも多くありましたが、そのたびに目標を設定し、達成するまで諦めることはありませんでした。
結果として、大学4年次には部長として部をまとめ、コンクールでは目標としていた金賞を獲得することができました。
このように、一つの目標に向けて継続的に努力を続ける力は、入社後の仕事でも必ず役立てることができると考えています。
忍耐力.例文1
忍耐力は困難や挫折に直面した際にも諦めずに目標に向かって努力を続ける能力であり、私は吹奏楽部での活動を通じてこの力を強化しました。
吹奏楽部では一つの曲を完成させるまでに数ヶ月を要し、その間、毎日、長時間の練習を休むことなく続けることが求められます。
特に、コンクールなどの重要なイベントの前では、さらに厳しい練習を乗り越えなければなりませんでした。
これらの経験から、「どんなに困難な状況でも諦めずに続ける忍耐力」が身につきました。
現代のビジネス環境では、予期せぬ困難や長期にわたるプロジェクトが多く、これらを乗り越えるためには忍耐力が不可欠です。
私はこの忍耐力を活かし、どのような困難も乗り越えながら、貴社の目標達成に向けて貢献できると確信しています。
忍耐力.例文2
吹奏楽部での活動中、特に大会に向けた準備期間では、長時間の練習や厳しい指導を受けることも多く、精神的にも肉体的にも厳しい日々が続きました。
しかし、その中で私は決して諦めず、常に前向きに取り組みました。
特に、合奏の際に思うように演奏できないメンバーがいた時、私はそのメンバーとともに課題に取り組み、解決策を見つけるまで粘り強く指導しました。
その結果、メンバー全員で目標を達成することができました。
この忍耐力を活かし、貴社でも長期的な課題に対して粘り強く取り組み、チームを成功へ導いていきたいと考えています。
計画力.例文1
吹奏楽部では、大会に向けて練習スケジュールを立て、計画的に演奏の質を向上させることが求められました。
私は部長として、全体練習と個別練習のバランスを考え、効率的に時間を使えるような練習計画を立案しました。
また、大会直前には合奏やパート練習の頻度を調整し、メンバーそれぞれが弱点を克服できるよう配慮しました。
その結果、メンバー全員が計画通りに実力を発揮し、大会での成功を収めることができました。
この計画力は、仕事でもプロジェクト管理やタスクの遂行において役立つと確信しています。
計画力.例文2
大学時代、吹奏楽部の副部長として、定期演奏会の企画運営を担当しました。
演奏会は部員全員が一丸となって準備する必要がありましたが、限られた時間の中で効率的に準備を進めることが課題でした。
そこで私は、全体のスケジュールを逆算し、各パートの練習や舞台設営、広報活動など、細かくタスクを分けてスケジュールを立てました。
また、進捗を可視化するために、定期的にミーティングを実施し、課題が発生した際にはその都度計画を見直す柔軟さも意識しました。
その結果、全員が時間通りに準備を終え、演奏会は大成功を収めることができました。
この経験で培った計画力は、プロジェクト管理や業務の効率化に貢献できると考えています。
【自己prで吹奏楽の経験をアピール】就活エージェントに相談する
自己PRは就活を進める上で非常に重要なものです。
あなたの「強み」をアピールするものなので、クオリティの高いものを提出したいところでしょう。
しかし、誰もが一人で完璧な自己PRを作成できるわけではありません。
そこでおすすめしたいのが、「ジョブコミット」です。
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まとめ
今回は自己PRで吹奏楽部での経験をアピールしたい人向けにメリットや注意点を詳しく紹介してきました。
吹奏楽部は多くの学生が所属する部活であり、自己PRに使う人も多いです。
しかし、しっかりと対策さえできれば、十分にあなたの魅力を、他の就活生と差別化しつつアピールすることは可能です。
ぜひ本記事を参考に、あなたの魅力が適切に伝わり、第一志望への内定を叶えられるような自己PRを作成してみてください