【例文3選】熱意が伝わる志望動機の書き方|伝える際のポイントや注意点も紹介

【例文3選】熱意が伝わる志望動機の書き方|伝える際のポイントや注意点も紹介

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・志望動機で見られているポイント
・志望動機で熱意を伝える際の注意点
・志望動機の構成
・志望動機の例文

この記事をおすすめしたい人

・これから志望動機を作る人
・志望動機で熱意を伝えたい人
・志望動機の作り方を知りたい人
・例文を見て参考にしたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

就職活動の選考においては、さまざまな質問を企業側から投げかけられます。

質問は就活生の性格や価値観を知るためのものもありますが、採用においてとくに回答が重視される質問のひとつが「志望動機」です。

今回は、入社への熱意が強く伝わる志望動機の書き方やポイント、注意点について例文を交えて紹介します。

志望動機で何を見られるのかをまとめているため、熱意に自信がある人はこの記事を見て志望動機作りの参考にしてください。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機で熱意をアピールするのはあり?

面接や書類選考など、就活において自身をアピールする場所はいくつも考えられますが、この中の志望動機で熱意をアピールするのももちろんありです。

ただ熱意を伝えるだけではなくその熱意を持った理由も話す必要は当然ありますが、熱意があることを伝えられれば意欲的な態度であることは認められるため高評価につながります。

入社して働いてもらう以上、面接官も当然熱意のある人に内定を出したいと感じますし、熱意を持って選考に臨めば志望度の高さも伝わってきます。

逆に、優秀な人であっても熱意を感じ取れなければ落とされてしまうケースも多いです。

熱意をアピールするのであれば、ぜひとも志望動機を伝えるタイミングでアピールするようにしましょう。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機で見られているポイント

志望動機で見られているポイント
  • 志望度
  • 企業とマッチしているか
  • 将来のビジョンを立てているか

書類や面接で必ず志望動機について答える機会がありますが、企業側は応募者の志望動機のどこを見ているのでしょうか。

採用にかかわる大切な質問であるため、ただ聞き流して終わりではありません。

志望動機の内容によって、以下の要素を一定の基準に基づいて判断することが多いです。

志望度

志望動機では当然ながら、その就活生の志望度は最低限見てきます。

企業側も採用活動には一定のコストをかけているため、内定を出した後に辞退されるケースはなるべく避けたいと考えています。

また内定辞退だけではなく、入社した後にすぐ辞められてしまうことも阻止しなければなりません。

しかし、就活生の胸のうちを面接や書類選考だけで正確に読み取ることは難しいです。

そのため、選考を受けに来た時点でどの程度の志望度を持っているかは最低限必ず確認して判断基準にします。

志望動機に熱意がこもっていれば、当然志望度が高いことも企業側には伝わります。

志望動機はとにかく志望度の高さがどれだけ企業側に伝わるかが肝心であるため、これを意識して考えてみましょう。

企業とマッチしているか

自社と就活生がどれだけマッチしているかを確認する意味でも、志望動機は聞かれます。

企業にはそれぞれ社風や方針があるため、それに合った価値観や性格を持つ人のほうが入社してからのパフォーマンスも高く発揮できます。

内定を出す以上、就活生には自社で大いに活躍してもらうことを期待しているため、マッチ度の高さは非常に重要なのです。

逆に、企業とマッチしていない人と感じてしまうと、企業側はその人が早いうちに転職をする可能性も考えます。

これでは採用にかかるコストに見合った人材の確保とは言えないため、マッチしないと判断した時点でどれだけ優秀で合っても採用に難色を示すことがあります。

企業とのマッチ度はそれだけ重要であることを理解しておきましょう。

将来のビジョンを立てているか

多くの企業、特にベンチャー企業においては将来のビジョンを立てているかを重視して志望動機を確認される場合が多いです。

なぜならば、ベンチャー企業ではスキルを身につけ、数年後に別の職業に転職してしまう人が非常に多いからです。

ベンチャー企業は未経験やあまりスキルがない人材でも積極的に採用する傾向があり「ともに成長を目指していこう」という野心に満ちています。

しかし、その分ノウハウだけを学んで出て行ってしまう人材も多いのです。

ぜひ、しっかりと将来のビジョンについて伝え、長く同じ企業に勤める意欲を積極的にアピールするようにしましょう。

いくらあなたが優秀に見えても「この人はうちでノウハウを学んだら転職してしまうのだろうな」と思われてしまったら、内定を得られません。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機で熱意を伝える際のポイント

志望動機で熱意を伝える際のポイント
  • その業界でなければいけない理由を述べる
  • その企業でなければいけない理由を述べる
  • 求められる人物像と一致することをアピール
  • 企業に入って実現したいことを盛り込む

志望動機で熱意を伝える方法はさまざまにありますが、コツを押さえてなければ空回りした回答にもなってしまいます。

以下のポイントを意識して志望動機を述べられれば、企業側にも熱意が伝わる説得力のあるものになるでしょう。

その業界でなければいけない理由を述べる

まずは志望動機の中に、その業界でなければいけない理由を述べるようにしましょう。

業界への理解度も含めて理由を伝えられれば、業界研究を真剣に進めてきたことも企業側に伝わり、熱意として受け取ってくれます。

社会にはさまざまな業界がありますが、なぜこの業界で働くことを選んだのかは企業側にとっても興味があるものです。

業界へ抱く想いで、就活生の働く意欲や志望度も少なからず見えてきます。

自身がこれまでに経験したことや感じたことの中から、業界へ興味を持つに至ったエピソードをうまく織り交ぜられれば、話にも説得力が出て自分の気持ちもより強く伝わります。

これまでの経験を通して、志望動機を論理的に説明できるようにしておきましょう。

その企業でなければいけない理由を述べる

業界へ就職する強い想いを伝えると同時に、その企業でなければいけない理由も述べましょう。

よく面接時の質問で「なぜ数ある企業の中からうちを選んだのですか」と聞かれることがあります。

これは純粋に自社を選んだ理由が気になると同時に、回答で志望度の高さを判断してきます。

企業を選ぶ理由は人それぞれで、経営方針や社風が自分に合っていそうだからという理由で選ぶ方も多いでしょう。

こうした判断のもと選考に進むに至ったのは、企業研究を重ねた結果です。

競合他社と比べてなぜその企業に惹かれたのか、その理由を明確に伝えられれば、志望度の高さもうかがえて高評価につながります。

深い企業研究は熱意の高さにも直結するため、企業にこだわる理由は事前によい回答を考えておきましょう。

求められる人物像と一致することをアピール

企業研究を進めていると、その企業がどんな人物像を求めているのかも自ずと見えてきます。

リーダーシップ力があり周りを引っ張っていける人材、何が起きても冷静に的確な行動を取れる芯のある人材など、企業によっても求める人材はそれぞれです。

しかし、企業に合った人材は長く働いてくれると企業側も期待できますし、就活生側も自分に合った企業を選べることでミスマッチを防げます。

企業が求める人物像と自分が一致することを上手に志望動機でアピールできれば、企業側の印象もよりよくなります。

人物像だけではなく、企業が求める能力などもあわせてアピールできればさらに効果的です。

自分自身が、企業が欲している要素を兼ね備えている人材であることを熱意と自信を持って強くアピールしましょう。

企業に入って実現したいことを盛り込む

入社後に何をしたいかを志望動機の中で述べて、仕事に対する意欲を強くアピールしましょう。

企業研究を進めていると、その企業が持つ課題や今後目標とする展望がある程度情報として仕入れられます。

この点と自分自身が興味関心を持っている分野を合わせて、入社後に活かせられることをアピールします。

内容が具体的であればあるほど説得力も上がり、企業にもその熱意が十分に伝わるでしょう。

何年以内にこの分野の仕事を担当してみたいなど、数字を含めて伝えられれば話にも現実味が帯びてきます。

実現したいことを選考時に具体的に話せる人ほど、企業側も入社後に期待できる人材として注目します。

それだけ選考時の印象もよくなるため、実現したいことは志望動機の終盤に必ず入れるようにしましょう。

志望動機は書き出しと締めくくりが大切

志望動機では書き出しと締めくくりが特に重要です。

書き出しは企業に対する興味や応募の理由を端的に示す部分であり、採用担当者に強い印象を与える役割を果たします。

一方、締めくくりは自分が企業でどのように貢献できるか、また入社後の意欲を明確に伝える部分で、採用担当者に「この人を採用したい」と感じさせるための最後の仕上げです。

志望動機は全体の構成が重要ですが、その中でも書き出しと締めくくりは特に注目される部分です。

この2つの部分をしっかりと練り上げることで、強い印象を残し、自分の意欲を最大限に伝えることができます。

以下の2つの記事では書き出しと締めくくりの重要性やポイントについて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

【志望動機で熱意を伝えよう】面接で熱意を伝えるポイント

面接で熱意を伝えるポイント
  • ハキハキと話す
  • 語尾を言い切る
  • 対話を意識する

続いて、面接で熱意を力強く伝えるためにはどのようなポイントを意識すれば良いのかについても紹介します。

熱意を伝えようと思っている人ならば、既に意識できているポイントもあるかもしれませんが、改めて確認することで、自分が意識できているポイントとできていないポイントを明確にすることが大切です。

ハキハキと話す

ハキハキと話すことは非常に重要です。

話し方の印象は内容以上に面接官に強い影響を与えることすらあります。

特に、声の大きさやトーン、話し方のテンポは性格や自信、コミュニケーション能力を示す要素として捉えられます。

はっきりとした声で話すことで聞き手も内容をスムーズに理解しやすくなり、印象にも残りやすくなるでしょう。

ハキハキと話すためには、話す速度も重要です。

早口になると内容が伝わりにくく、焦っている印象を与える一方で、ゆっくりすぎると相手がもどかしい気持ちになります。

練習の段階で意識的に話す速度を確認し、安定したリズムを保つ練習を繰り返すと良いでしょう。

語尾を言い切る

志望動機を伝える際、語尾を言い切ることを意識することは自信をアピールするために欠かせません。

語尾をはっきりと言い切ることで、内容の説得力が増し、聞き手に安心感を与える効果があります。

語尾を濁したり「〜だと思います」といった曖昧な表現を多用したりすると、自信がないのかと思われてしまいます。

語尾を言い切るためには、話す内容に対する自分の確信を持つことが重要です。

志望動機を伝える前に、自分の考えや思いをしっかりと整理し、自分が伝えたいことを明確に理解しましょう。

対話を意識する

対話を意識することも非常に重要です。

面接は意見をぶつけるドッジボールではなく、やりとりをするキャッチボールです。

一方的に喋るだけにならないように心がける必要があります。

面接官が話に引き込まれるような対話を意識することで、応募者の論理的思考や柔軟性、コミュニケーション能力が伝わりやすくなります。

面接官が質問を挟んだ際には、その内容に適切に応じながら自分の話を展開することが求められます。

また、長々と話しすぎると、一方的に話している印象を与えてしまうため、適度な長さで話を区切り、相手に発言の機会を与える姿勢を持つことが重要です。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機で熱意を伝える際のNGポイント

志望動機で熱意を伝える際のNGポイント
  • 熱意だけになっている
    簡潔になっていない
    漠然としている
    自信過剰な表現

志望動機で熱意を伝えることはとても重要ですが、伝え方には注意しなければなりません。

伝え方が悪ければせっかく述べた熱意も十分に伝わらず、志望動機としても薄いものになってしまいます。

以下の点には気を付けた上で、志望動機で熱意を伝えましょう。

熱意だけになっている

志望動機は自身の経歴やエピソードなどを交えて話すことで、自己PRと同様に自分に関するさまざまな要素をアピールできる場所です。

その中で熱意を伝えることも当然大切ですが、伝える内容が熱意だけになっているのはよろしくありません。

熱意でやる気だけは伝わっても、なぜこの業界・企業を選んだのか、入社後はどういった活躍をしたいかという想いを伝えられなければ志望動機としては弱いのです。

熱意はしっかりと伝えつつも、これまでの経験から導き出した論理的な志望理由もわかりやすく伝えられれば、企業側も就活生に対して好印象を持ちます。

志望動機を考えてみた後は、その内容がただ熱意を伝えるだけになっていないかを見直してみましょう。

簡潔になっていない

志望動機に限らず、書類や面接の場で説明することは簡潔でわかりやすいのが好ましいです。

企業によって採用担当は何十人、何百人の書類確認や面接を対応します。

そのため、一人ひとりの志望動機を確認する時、あまりに内容が複雑すぎるとその就活生に対する志望のイメージも湧きづらくなってしまうのです。

エピソードを交えて伝えることで熱意や志望度もより説得力を持ちますが、長すぎる説明だと何を伝えたいのかがわからずに本末転倒です。

就職活動においては、何事も簡潔かつわかりやすく伝えられることが重要であるため、この点を意識して書類作成や面接に臨みましょう。

頭の中で「この話は余計かな」と少しでも感じた内容は、本当に必要かを冷静に考えてみてください。

漠然としている

簡潔に伝えることは大切ですが、あまりに内容が漠然としているのもNGです。

熱意を持っていても内容が漠然すぎると、企業側に自分の本当の想いが伝わりづらいです。

せっかくその企業に向けた志望動機を作れても、簡潔さを意識しすぎては説得力に欠ける内容となってしまいます。

また、漠然とした内容を伝えてしまうと業界や企業研究が不十分だったのではないかと、かえってネガティブな印象を与えてしまう恐れもあります。

そうなると熱意自体も伝わらなくなってしまうため、志望動機を答える場ではポジティブな印象を与えられるように回答を考えておきましょう。

簡潔ながらも明確で伝わりやすく、かつ具体性のある志望動機を作れるのがベストです。

自信過剰な表現

自信過剰な表現も避けるべきです。

言い切る表現自体は大切ですが「絶対に〇〇します」「〇〇を約束します」といった極端な言葉はかえってマイナスな印象になります。

「自分の能力や実力を過信している」と受け取られ、自己分析ができていないと思われるでしょう。

自信があることは悪くありませんが、それはあくまで根拠に基づいた自信である必要があります。

例えば「入社後、絶対に御社の売上を40%向上させます」などと偉そうなことを言うと「弊社のメンバーが怠けているとでも言いたいのか?」と面接官はイラっとするでしょう。

具体性と現実性のある表現を心がけることが重要です。

例えば「入社後は〇〇の経験を活かし、貴社の〇〇事業で目標達成に向けて努力する所存です」といったように、明確な方向性と意欲を示す「現実的な」表現にしましょう。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機の構成

志望動機の構成
  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論)

熱意が伝わる志望動機を作成するには、その内容を聞いた人が頭に入りやすい構成を意識することが重要です。

ここでは、相手に物事を伝える時に効果的とされる文章構成「PREP法」についてそれぞれの詳細を説明します。

Point(結論)

初めに結論部分を持っていくことで、これから話す内容の要点を先に相手に伝えます。

これは志望動機に限った話ではなく、面接の場では何度も受け答えを行いますが、第一声は結論を述べるようにしましょう。

時間が限られている面接では、企業側もなるべく多くの質疑応答ができるように質問を考えてきます。

それに対して、毎回結論を最後に述べるスタンスで回答を続けてしまうと、企業側にとってもその就活生の想いは伝わりづらいです。

Reason(理由)

結論部分で述べた内容の背景となる理由を伝えます。

結論を裏付けられる背景部分が具体的なほど結論で述べた内容にも説得力が生まれるのです。

その志望動機を抱くに至ったエピソードを述べたり、エピソードを通して抱いた思想を言語化したりしてみます。

これによって企業側も就活生側のイメージを具体化できて、もっと詳しい話を聞いてみたいと好意的な印象を持つようになります。

理由部分は、結論の真実味をより確かなものにする大事な役割を担っているため、回答は工夫してみましょう。

Example(具体例)

結論と理由に至った具体例をここで説明します。

理由部分でエピソードのさわりに触れているのならば、そのエピソードをさらに掘り下げた形で説明しましょう。

話の最初でいきなりエピソードを語られると内容もさっぱりで頭に入ってきませんが、結論と理由を明確に述べた後であれば、面接官側もその具体例を聞いてみたいと興味を持ってくれます。

これによって、最後に再び述べる結論部分を聞いた時にも納得をしてもらいやすくなります。

Point(結論)

最初に述べた結論に対して理由と具体例を述べた上で、あらためて結論部分を強調して説明します。

理由と具体例で説得力のある内容を述べられているほど、この最後に述べる結論の説得力も高いです。

最初に結論を述べることで相手に話を聞いてもらいやすく、そして最後に再び結論を述べることで文章全体にまとまりができるため、聴き終わった後も相手は頭の中で話を整理しやすくなります。

この構成は就職活動の質疑応答では非常に役立つ手法のため、使いこなせるようになっておきましょう。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機作成のポイント

志望動機作成のポイント
  • 具体的な内容を書く
  • その業界が良い理由を伝える
  • その企業が良い理由を伝える
  • 誤字・脱字に気をつける

志望動機を作成するにあたっては、どのような企業を受けるにあたっても共通している重要なポイントが存在します。

以下のポイントはあなたがどのような業界を受けるにあたっても、どのような企業を受けるにあたっても活用できる重要なポイントです。

作成時に意識するのはもちろんのこと、完成時に以下の要素を満たせているか確認するためにも、ぜひ覚えておいてください。

具体的な内容を書く

志望動機において熱意を伝えるためには具体的な経験やエピソードを交えることが重要です。

抽象的で漠然とした表現だけでは面接官に強い印象を与えることが難しく、他の就活生と差別化できません。

具体的なエピソードや実績を紹介することで、ただの言葉にとどまらず、自分の行動や成果を示し、熱意をより効果的に伝えられます。

「自分はチームでの成果を大切にしており、過去のアルバイトで、売上向上を目指した新たな接客方法を提案し、実際に売上が10%増加した経験があります」など具体的なエピソードを入れることで、自己PRの信憑性が増します。

こうした具体的なエピソードは面接官に対して自分がどれだけ積極的に行動し、成果を上げることができる人物かを強く印象づける上で大切です。

その業界が良い理由を伝える

志望動機で熱意を伝えるためには、その業界が自分にとってなぜ魅力的であるのかをしっかりと伝えることが必要です。

ただ「業界に興味がある」や「成長しているから」といった漠然とした理由ではなく、具体的にどの部分に魅力を感じているのか、またその業界で自分がどのように活躍できるかを明確に説明することが重要です。

IT業界を志望すると仮定するならば「技術革新や新しいサービスが日々生まれる中で、消費者のニーズを的確に捉え、改善や提案を行う仕事に魅力を感じています」といった具体的な理由を述べることで、業界に対する理解が深いことを示すことが大切です。

そして、可能であれば自分がどのようなスキルを活かしてその業界で貢献するつもりなのかを述べると、より説得力のある志望動機になります。

その企業が良い理由を伝える

企業がどのような点で自分に合っているのか、なぜその企業でなければならないのかを具体的に説明することが必要です。

「貴社の事業に興味がある」や「成長している企業だから」といった表現だけでは他の企業にも当てはまる一般的な理由になってしまい、印象に残りません。

企業研究をしっかりと行い、他社と差別化を図るためには企業独自の特徴や強みを理解し、その上で自分の強みがどのように活かせるのかを述べることが求められます。

企業が行っている特定のプロジェクトや取り組みに共感したならば「貴社が展開する〇〇プロジェクトに深く共感しており、私の〇〇のスキルを活かしてそのプロジェクトをさらに成功に導きたいと考えています」といった具体的な理由を述べましょう。

企業の理念やビジョンに自分がどう一致し、どのように貢献したいのかを伝えることで、志望動機に説得力を持たせることで、モチベーションの高さが伝わるはずです。

誤字・脱字に気をつける

志望動機を書く際には誤字や脱字に十分に注意することが重要です。

誤字や脱字があると、いくら良い内容を盛り込んでも意味がありません。

面接官は志望動機を通じて応募者のコミュニケーション能力や注意深さ、丁寧さを見ています。

したがって、誤字や脱字があると「注意力が欠けている」「やる気がない」という印象を与えかねません。

志望動機がいかに優れたものであっても、細かい部分にミスがあれば、評価が下がる原因となり得るため、十分な確認が必要です。

家族や友人にも読んでもらい、誤字・脱字や、一度読んだだけではわかりにくい部分がないか、確認してもらいましょう。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機例文3選

熱意が伝わる志望動機はどう書くべきか、悩む方もいるでしょう。

そこで、志望動機で熱意を伝えたい場合の例文を3つ紹介します。

熱意の形は人それぞれであるため、以下の例文で構成等を参考にして自分なりの志望動機を作成してみてください。

例文①:業務内容に対する熱意をアピール

私は長年技術と革新に対して強い興味関心を抱いていますが、中でもこの業界の技術進化に対する情熱は強く、とくに最先端の技術力を持つ企業である貴社に魅力を感じて志望いたしました。
とくにAI技術の発展が業界に与える変革に着目し、さらなる発展の可能性を感じています。
大学時代、私が所属する研究室ではAI技術に関する研究を深く実施しており、AI技術が持つ将来性や魅力、可能性を肌で感じてきました。
IT技術の進歩を一段階進化させる可能性を秘めたAIは、研究として長く学んでいくうちに私にとって技術以上の存在となり、社会や産業、さらには個人の生活に革新をもたらしてくれると信じています。
このような技術の進化に貢献して、ビジネスや社会に役立てることが私の目標です。
貴社への入社後はAI関連のプロジェクトに参加し、新たなビジネスや技術を創出する一助になりたいと考えています。
問題解決に向けてチームと協力しながら、技術と会社の進歩を推進することを楽しみにしています。

例文②:企業に対する熱意をアピール

貴社のビジョンに深く共感し、そのビジョンの実現に貢献したいという想いから志望いたしました。¥
私は大学時代、複数の異なるコミュニティーで活動する中で気づいたことは、共通のビジョンや価値観を持つグループでは高いパフォーマンスを発揮できるということです。
これは社会においても同様で、プロジェクトを成功させるためにはメンバー同士で同じビジョンを持ち、価値観を認め合い共に動いていくことが大切だと感じております。
私は貴社の持続可能な社会の実現というビジョンに強く共感しました。
入社後は自らのスキルや経験を活かして、持続可能な社会を実現するための一翼を担いたいと考えています。
貴社が目指す社会の在り方に近づくために、チームワークを重視して他者との連携や共同作業を通じて、よりよい未来を築くために貢献したいです。
貴社での経験を通じて、自身の成長と共に貴社の持続可能な社会実現の一端を担えることを心から楽しみにしています。

例文③:チームワークに対する熱意

私が貴社を志望したのは、チームでの取り組みに深い関心を持ったからです。
学生生活やアルバイトといったこれまでの経験から、リーダーシップを培い、チームワークによる成果の喜びを強く感じてきました。
その経験を活かして、貴社でのチームの力を最大限に引き出し、トップの成績を達成するチームを育てたいと考えています。
チームワークを重視し、その協力性とリーダーシップ力を融合させることで、チーム全体のパフォーマンスを向上させる方法を学んできました。
適切な方針をチーム全体に示して、各メンバーの強みを活かすことで、共に目標を達成することの重要性を実感しています。
貴社への入社後は、自身がこれまで培ってきたリーダーシップスキルをさらに磨き、目標達成に向けたチームの牽引役となりたいと考えています。
新たな問題にも積極的にチャレンジして成長し、貴社の価値観と合致する方法でチームを育て、成果を上げることが心からの楽しみであり目標です。

【志望動機で熱意を伝えよう】志望動機が完成したらやることリスト

志望動機が完成したら
  • 声に出して読んでみる
  • 周りの人に読んでもらう
  • 就活エージェントを利用してみよう

志望動機が完成したら、そのまま企業に提出するのではなく、しっかりと見直しを行うことが重要です。

見直しを行う際には、ぜひ以下の3点を重視して確認するようにしましょう。

声に出して読んでみる

志望動機が完成したら、まず一度自分で声に出して読んでみることをおすすめします。

音読することで誤字脱字がないか、内容に一貫性があるかを確認できます。

書いた文章と実際に口に出して話す言葉には微妙に違いがあるため、音読することで自然な言い回しや流れができているかについても確認できるのです。

また、面接を意識して読み方にも注意を払いましょう。

声のトーンやテンポ、強調したい部分を意識することで、面接官に自分の意欲や熱意を効果的に伝えられます。

音読を繰り返すことで文章に自信を持ち、面接本番で緊張せずに話せるようにもなります。

また、自分の声で聞くことで内容の理解が深まり、より具体的に説得力のある回答ができるようにもなるでしょう。

周りの人に読んでもらう

完成した志望動機は、ぜひ色々な人に読んでもらい、フィードバックをもらいましょう。

自分1人では気づかない視点や改善点を指摘してもらうことで、より完成度の高い志望動機を作り上げられます。

特に、就活経験者からのフィードバックは非常に有益です。

彼らは実際の面接での経験を踏まえた上で具体的なアドバイスを提供してくれるのです。

また、第三者の視点で内容をチェックしてもらうことで、企業に対するアピールポイントが明確となり、より説得力のある志望動機を作成できます。

このプロセスを通じて、自分の志望動機が面接官にどのように受け取られるかを事前に把握し、必要な修正を加えるようにしましょう。

就活エージェントを利用してみよう

周りに頼れる人がいない場合は、就活エージェントを利用するのも選択肢の1つです。

志望動機以外にも、面接対策など、あなたの就活を徹底的にサポートしてくれる就活エージェントが非常に多くあります。

就活のプロの目線で志望動機を添削してもらい、より質の高いものに仕上げましょう。

特に、ジョブコミットはプロのアドバイザーが徹底的にあなたの志望動機や自己PRなどを添削してくれるだけでなく、面接対策も一緒に行ってくれます。

さらに、モチベーションを保つ方法や優良企業の紹介などもしてくれるため、就活生が欲しい情報が揃う素晴らしいサービスとなっています。

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まとめ

熱意が伝わる志望動機の書き方について、注意点や例文を交えて紹介しました。

志望動機で熱意を上手に伝えられれば、企業側に志望度の高さもアピールできるため効果的です。

ただし、熱意だけを伝えたり簡潔すぎたりしては逆効果となるため、熱意を持つに至ったエピソードなども含めて具体的に話ができれば企業側へも想いが十分伝わります。

熱意をうまく言語化できるよう過去のエピソードを洗い出してまとめてみて、PREP法を使って文章に起こしてみましょう。

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