- 志望動機に「思いました」は不適切なのか
- 志望動機で「思いました」を使うデメリット
- 「思いました」を言い換える方法
- 志望動機作成のコツ
- 志望動機作成中の人
- 言葉遣いで他の就活生と差をつけたい人
- 志望動機の作り方を知りたい人
- 例文を見て参考にしたい人
はじめに
就職活動において、志望動機の書き方は内定を左右する重要な要素です。
特に、「思いました」という表現を多用してしまうと、企業に与える印象が弱まることがあります。
では、なぜ「思いました」が不適切とされるのでしょうか?
また、どのように言い換えることで、より説得力のある志望動機にできるのでしょうか?
この記事では、「思いました」の使い方や適切な表現への言い換えについて詳しく解説します。
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【志望動機に「思いました」はNG?】志望動機に「思いました」は不適切?
志望動機で「思いました」を使うのは極力避けましょう。
志望動機で、「思いました」という言葉は、あいまいな印象を与え、意志の強さや根拠の明確さが伝わりにくくなる可能性があります。
企業が志望動機を通じて知りたいのは、「なぜその企業なのか」「どのように活躍したいのか」「入社後にどう貢献できるのか」といった具体的な内容です。
「思いました」という表現は、自分の考えをふわっとした形で伝えるため、企業側に「本当にこの会社で働きたいのか?」「他社でも同じことを思うのでは?」といった疑念を抱かせてしまいます。
【志望動機に「思いました」はNG?】企業が志望動機を聞く理由
- 人柄を知るため
- 入社意欲度を測るため
- 入社後に活躍できそうかを知るため
企業が採用選考の場で志望動機を尋ねるのには、明確な理由があります。
ただ単に「なぜこの会社を選んだのか」を知りたいのではなく、応募者の人柄や価値観、企業との相性、さらには入社後の活躍の可能性までを見極めようとしています。
ここでは、企業が志望動機を聞く主な理由について詳しく解説していきます。
人柄を知るため
企業は、応募者の能力だけでなく、人柄や価値観を重視しています。
同じスキルを持つ人が複数いた場合、最終的な判断材料となるのは「この人と一緒に働きたいかどうか」です。
志望動機の内容から、応募者がどのような経験をしてきたのか、どのような考え方を持っているのかを知ることで、社風や既存の社員との相性を判断します。
入社意欲度を測るため
企業は、応募者が本当に自社で働きたいと考えているのかを知りたいと考えています。
特に、新卒採用では長期的に働ける人材を求めるため、「志望動機の熱意」は非常に重要な判断材料になります。
入社後に活躍できそうかを知るため
企業は、採用した人材が入社後にどのような形で活躍できるのかを見極めようとしています。
そのため、志望動機の中に「これまでの経験をどう活かせるのか」「どのような形で貢献したいのか」が盛り込まれていることが重要になります。
【志望動機に「思いました」はNG?】志望動機で「思いました」を使うデメリット
- 単調な印象を与える
- 受け身な印象になる
- 他の候補者との差がつきにくい
志望動機を書く際に「思いました」という表現を多用すると、企業に対して曖昧な印象を与えてしまう可能性があります。
特に、志望動機は応募者が企業への熱意や自分の強みを伝える場面であるため、説得力のある言葉選びが求められます。
「思いました」は便利な表現ですが、使い方によっては単調になったり、受け身な印象を与えたりするため、他の候補者との差別化が難しくなることがあります。
それでは、具体的なデメリットについて詳しく見ていきましょう。
単調な印象を与える
「思いました」という表現を繰り返すと、文章全体が単調になり、読み手に強い印象を残すことが難しくなります。
文章にメリハリをつけるためには、より具体的な表現を使うことが重要です。
「貴社の企業理念に共感し、働きたいと強く考えるようになりました」と言い換えたり、「この業界に興味を持ち、自分の経験を活かせる環境だと確信しました」と書いたりすることで、表現に力強さが生まれます。
こうすることで、企業側にも意志の強さや熱意がより伝わりやすくなります。
受け身な印象になる
志望動機の中で「思いました」を多用すると、主体性が弱く、受け身な印象を与えてしまうことがあります。
企業が求めるのは、自ら考え、行動できる主体的な人材です。
他の候補者との差がつきにくい
志望動機の中で「思いました」を頻繁に使うと、他の応募者と似たような表現になり、差別化が難しくなります。
多くの就活生が「貴社のビジョンに共感し、働きたいと思いました」「○○の事業に魅力を感じ、挑戦したいと思いました」といった書き方をするため、企業側からすると、どの志望動機も似たように見えてしまうのです。
採用担当者は、数多くのエントリーシートや履歴書に目を通すため、印象に残る文章であることが重要です。
【志望動機に「思いました」はNG?】「思いました」を言い換える方法
- 動詞を具体化する
- 行動を加える
- 企業の特徴に合わせる
志望動機の文章をより説得力のあるものにするためには、「思いました」を具体的な表現に言い換えることが重要です。
「思いました」は便利な言葉ですが、曖昧であり、熱意や確信の強さが伝わりにくくなります。
そのため、より明確な表現を使うことで、企業に対して強い印象を残すことができます。
ここでは、効果的な言い換え方法を紹介します。
動詞を具体化する
「思いました」という言葉は、考えや感情を表すものですが、それだけでは応募者の意志や行動の裏付けが弱くなってしまいます。
そこで、「考える」「確信する」「実感する」「意識する」など、より具体的な動詞に言い換えることで、文章の説得力を高めることができます。
「貴社の成長性に魅力を感じ、働きたいと思いました」という表現では、「成長性に魅力を感じる」という部分がぼんやりしており、志望度の高さが十分に伝わりません。
「貴社の成長戦略を知り、そのビジョンに共感しました」と言い換えることで、より具体的で説得力のある文章になります。
行動を加える
志望動機に説得力を持たせるためには、「思いました」だけで終わらせるのではなく、その考えに至るまでの行動を加えることが効果的です。
実際に何かを経験した結果としての気付きや学びを述べることで、単なる感想ではなく、応募者の主体性や積極性をアピールできます。
志望動機に至るまでのプロセスを明確にすることで、企業側も応募者の考えに納得しやすくなります。
「貴社の製品に興味を持ち、働きたいと思いました」と書くよりも、「大学の授業で○○業界について学ぶ中で、貴社の製品が市場に与えた影響を知りました。その後、実際に貴社の製品を利用し、技術力の高さを実感しました」といった表現にすることで、より具体的な経験と結びつけることができます。
企業の特徴に合わせる
志望動機を書く際には、企業ごとの特徴に合わせた表現を使うことも大切です。
どの企業にも当てはまるような漠然とした志望動機では、応募者の熱意が十分に伝わりません。
「思いました」という表現を避けるだけでなく、その企業独自の魅力を盛り込むことで、志望動機の質を向上させることができます。
企業の事業内容や理念と自分の経験やスキルを関連付けることで、他の応募者との差別化が可能になります。
「貴社のグローバル展開に魅力を感じ、働きたいと思いました」と書くのではなく、「貴社が展開する○○事業が、海外市場でどのように成長しているのかを調べるうちに、その戦略の独自性に強く惹かれました。その環境の中で自分の語学力と○○の知識を活かし、貢献したいと考えています」と表現すれば、より企業に特化した内容になります。
【志望動機に「思いました」はNG?】「思いました」を言い換えた例
- 企画・マーケティング職
- エンジニア職
- 営業職
- コンサルタント職
- 販売職
「思いました」という表現は便利ですが、志望動機に使うと意志の弱さや曖昧さを感じさせてしまいます。
より説得力のある志望動機を書くためには、具体的な経験や行動を交えながら、企業への熱意を伝えることが重要です。
企画・マーケティング職
企業の成長戦略やサービスの展開に関わる企画職やマーケティング職では、論理的な思考力や創造力が求められます。
また、過去の経験や学びを活かしてどのように企業に貢献できるのかを具体的に示すことが、採用担当者に強い印象を与えるポイントとなります。
NG例:「貴社の商品企画に興味を持ちました。
私もアイデアを活かしたいと思いました。」
改善例:「貴社の商品企画に共感し、実際に貴社の商品を購入・分析しました。
その結果、消費者視点とデータ分析を活かした企画力が重要だと理解しました。
私の〇〇の経験を活かし、より魅力的な商品開発に貢献したいと考えています。」
企画職の志望動機例文
マーケティング職の志望動機例文
エンジニア職
エンジニア職の志望動機では、技術に対する興味関心だけでなく、どのようなスキルを持ち、それをどのように活かしたいのかを明確に伝えることが求められます。
NG例:「貴社の技術力の高さに感動しました。
そして、自分もその環境で働きたいと思いました。」
改善例:「貴社の技術力の高さに魅力を感じ、実際に貴社のサービスを利用し、そのUXの優れた設計に関心を持ちました。
さらに、〇〇の技術がどのように活用されているか調査し、自分も〇〇分野で貢献できる可能性を確信しました。」
エンジニア職の志望動機例文
営業職
営業職では、コミュニケーション能力や問題解決力、顧客のニーズを把握する力が求められます。
NG例:「貴社の営業スタイルに魅力を感じました。
私もクライアントに価値を届けたいと思いました。」
改善例:「貴社の営業スタイルに共感し、実際に〇〇のビジネスモデルを研究しました。
その結果、お客様との信頼関係を構築する力が重要であると学びました。
私は大学で培った〇〇の経験を活かし、顧客に寄り添った提案を行い、貴社の成長に貢献したいと考えています。」
営業職の志望動機例文
コンサルタント職
コンサルタント職では、クライアントの課題を分析し、最適な解決策を提案する能力が求められます。
NG例:「貴社の課題解決力に魅力を感じました。
私も企業の成長に貢献したいと思いました。」
改善例:「貴社のコンサルティング手法を研究し、実際のプロジェクト事例を分析しました。
その結果、クライアントの課題を深く理解し、最適な解決策を提示する力が求められると認識しました。
私は大学での〇〇の研究経験を活かし、論理的思考力と分析力を武器に、企業の成長支援に取り組みたいと考えています。」
コンサルタント職の志望動機例文
販売職
販売職では、顧客とのコミュニケーション能力や、商品の魅力を伝える力が重要視されます。
NG例:「貴社の接客スタイルに共感しました。
私もお客様に喜ばれる仕事をしたいと思いました。」
改善例:「貴社の店舗を訪れた際、スタッフの対応から『顧客満足を第一に考える姿勢』を感じました。
その後、〇〇の事例を調べ、貴社の接客ポリシーの深さを理解しました。
私は大学時代の〇〇の経験を活かし、お客様に寄り添った接客を実践し、貴社のブランド価値向上に貢献したいと考えています。」
販売職の志望動機例文
【志望動機に「思いました」はNG?】志望動機を強化するフレーズ例
- 共感を強調する表現
- 行動を強調する表現
- 決意を強調する表現
志望動機をより説得力のあるものにするためには、「思いました」といった曖昧な表現ではなく、具体的な経験や考えを伝えるフレーズを活用することが重要です。
特に、企業への共感、行動の裏付け、そして入社に向けた決意を明確にすることで、志望度の高さや自分の適性をしっかりと伝えることができます。
ここでは、志望動機を強化するためのフレーズ例を紹介します。
共感を強調する表現
「強く惹かれました」
「深く共感しました」
「感銘を受けました」
企業の理念や事業に共感していることを伝える際、「思いました」では単なる感想にとどまり、応募者の熱意が十分に伝わらないことがあります。
そこで、「強く惹かれました」「深く共感しました」「感銘を受けました」といった表現を使うことで、より強い印象を与えることができます。
行動を強調する表現
「~を学びました」
「~を実践しました」
「~を経験しました」
企業への関心や志望動機を強く伝えるためには、単なる感想ではなく、それに至るまでの行動を示すことが効果的です。
「~を学びました」「~を実践しました」「~を経験しました」といった表現を用いることで、応募者の主体性や積極性をアピールできます。
決意を強調する表現
「挑戦したいと考えました」
「○○を実現したいと強く思いました」
「将来○○に貢献したいと決意しました」
志望動機の中で、最も重要なのは「なぜこの企業で働きたいのか」という強い意志を伝えることです。
「挑戦したいと考えました」「○○を実現したいと強く思いました」「将来○○に貢献したいと決意しました」といった表現を使うことで、企業への熱意を明確に示すことができます。
【志望動機に「思いました」はNG?】志望動機作成のコツ
- その業界を志望している理由を説明する
- その企業でないといけない理由を説明する
- 自分が入社するメリットを伝える
- 独自性を持たせる
- 具体性を持たせる
志望動機は、単に「この企業に興味がある」「この仕事をしてみたい」という気持ちを伝えるだけでは不十分です。
企業が知りたいのは、なぜその業界を志望するのか、なぜその企業でなければならないのか、そして応募者がどのように貢献できるのかという点です。
また、他の候補者と差をつけるためには、志望動機に独自性や具体性を持たせることが重要です。
ここでは、魅力的な志望動機を作成するためのコツを紹介します。
その業界を志望している理由を説明する
志望動機を書く際、まず明確にしなければならないのは「なぜその業界なのか?」という点です。
業界に対する興味や関心が単なる憧れではなく、具体的な経験や知識に基づいていることを示すことが大切です。
企業は、応募者が本当にその業界に適性があり、長く働いてくれるかを見極めたいと考えています。
そのため、過去の経験や学びを活かしながら、なぜその業界を選んだのかを論理的に説明することが重要です。
その企業でないといけない理由を説明する
「その業界で働きたい」というだけでは、多くの企業に当てはまるため、説得力に欠けます。
企業が求めているのは、「なぜ他社ではなく、自社を選んだのか?」という明確な理由です。
その企業ならではの魅力を語るためには、企業研究が欠かせません。
事業内容、経営方針、競合との違いなどを理解し、自分の考えと結びつけることが大切です。
自分が入社するメリットを伝える
企業は、応募者が自社でどのように活躍できるのかを知りたいと考えています。
単に「貴社で成長したい」と書くだけでは不十分で、「自分がどのような価値を提供できるのか」を明確に伝えることが重要です。
企業は、新入社員に対して即戦力を求めることも多いため、自分のスキルや経験がどのように企業に貢献できるのかを伝えることが大切です。
独自性を持たせる
志望動機が他の応募者と似たような内容になってしまうと、企業に強い印象を残すことが難しくなります。
そこで、オリジナリティを持たせるために、自分ならではの経験や視点を取り入れることが重要です。
独自性を出すためには、過去の経験を振り返り、自分にしか語れないエピソードを盛り込むことがポイントです。
具体性を持たせる
志望動機は、抽象的な表現ではなく、具体的な事例を交えて書くことで、より説得力のあるものになります。
具体的なエピソードを取り入れることで、応募者の経験と企業の求める人物像が一致しやすくなり、採用担当者の印象に残りやすくなります。
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まとめ
志望動機は就職活動において、自分の熱意や適性を企業に伝えるための重要な要素です。
しかし、「思いました」という表現を多用すると、単なる感想のように聞こえてしまい、意志の強さや論理的な思考が伝わりにくくなります。
そこで、「思いました」をここで紹介したような別の表現に言い換えることで、より説得力のある志望動機にしましょう。
志望動機は、自分の言葉で明確に伝えることが求められます。
ただ企業に憧れているだけではなく、自分の経験をもとに「なぜその業界・企業なのか」「どのように活躍したいのか」を論理的に組み立てることが大切です。
「思いました」を適切な表現に置き換えながら、具体性と独自性を意識した志望動機を作成し、企業に対して強い印象を残せるようにしましょう。