【例文5選】人見知りは自己PRになる？おすすめ構成やポイントを紹介！

はじめに

自己PRにおいて書くことがなく、反対に人見知りであるということをうまく長所としてアピールできないものかと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は自己PRに人見知りという特徴を採用する際のポイントや文章の構成方法、注意点などについて詳しく紹介していきたいと思います。

【人見知りのアピール方法】自己PRになる？

まず結論として、人見知りであることは自己PRにすることが可能です。

ただし、皆さん想像できている通り、短所とも捉えられやすいので、注意が必要です。

自己PRにおいてはさまざまな能力をアピールできる人が多い中で、わざわざ人見知りをという特徴を選ぶ人は少ないと言えるでしょう。

よって、ある程度クオリティの高い自己PRの文章を作成しなければ、最初に与えてしまう悪い印象を挽回することはできません。

「他の特徴をアピールする際よりも、さらにクオリティの高い自己PRを作成しなければならない」ということは念頭に置いておく必要があると言えるでしょう。

【人見知りのアピール方法】自己PRで見られていること

自己PRを作成する前に、そもそも企業は自己PRにおいてどのような点を重視しているのかについて考えていく必要があります。

相手の立場になって考えて、どのような文章を提出すれば良い印象を持つのかについて理解できると良いでしょう。

これにより、志望している企業から良い印象を持ってもらえる文章を作成できるはずです。

円滑なコミュニケーションが取れるか

自己PRにおいて、企業は就活生が円滑なコミュニケーションをとれるかどうかについてしっかりと確認しています。

どのような仕事においても、日々の業務においてはコミュニケーションを取ることが必須です。

チーム内外の関係者との協力を促進してプロジェクトを進行させ、課題の解決やアイディアの共有、意思決定のプロセスなどにおいて重要であるからです。

確かに、自己PRを文章で提出する際は一方的に読んでもらうだけなので、「コミュニケーション」とは厳密には言えないかもしれません。

しかし、分かりやすく誰にでも理解できる内容と言い回しを使うだけでも、コミュニケーション能力があるかどうかはある程度理解してもらえるはずです。

自社で活躍してくれそうか

結局、企業は入社した後に活躍してくれる人材を採用したいと考えています。

よって、自己PRにおいても、就職した後、活躍してくれる人物かどうかを優先して確認しています。

就活生のスキルや経験、価値観などを確認して、自社の業務や文化、目指す方向性と合致しているかをしっかりと確認しているのです。

この部分がどれだけ適合しているかによって、就職した後活躍できる人材かどうか確認していると言えるでしょう。

よって、企業についてしっかりと研究した上で、自分のスキルを活かして活躍できるという内容を盛り込めると良いです。

これにより、企業研究をしっかりと行っている、就職後に活躍してくれる可能性が高い人材であると判断してもらえる可能性があります。

社風とマッチするか

企業は自己PRを通して、就活生が社風とマッチするかという点についてもしっかりと確認したいと思っています。

新たに加わるメンバーが既存のチームやプロジェクトの方向性にしっかりと溶け込み、長きにわたって活躍できるかを見極めようとしています。

企業にはそれぞれ独自の文化や価値観や働き方が存在しており、これらが就活生の性格や価値観と一致しない場合、やりがいを持って働けない可能性があります。

やりがいを持って働けないということはベンチャー企業にとって致命的であり、早期離職につながる可能性もあるでしょう。

よって、企業研究をしっかりと行い、自分が志望している企業の雰囲気に合致している人材であるということも積極的にアピールできれば良いでしょう。

【人見知りのアピール方法】人見知りの人の特徴

自己PRにおいて人見知りであるということを話す前に、そもそも人見知りな人にはどのような特徴があるのかについて考えておく必要があります。

人見知りな人は初対面の人とのコミュニケーションに苦手意識を持つことが多く、緊張してしまうことが多いです。

よって、消極的に見られがちで、自分を表現する機会を逃してしまうことも少なくありません。

しかし、聞き上手である、他者の話に注意深く耳を傾けることができる、など裏を返せばさまざまな長所もあるので、あながち人見知りであることが悪いわけではありません。

【人見知りのアピール方法】長所にするためのポイント紹介

では、そんな人見知りという特徴を長所にするためのポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。

下記の内容を踏まえた上で自己PRを作成することで、企業の採用担当者に良い印象を与えられる自己PRを作成できるはずです。

それぞれ一緒に確認していきましょう。

改善に向けた取り組みを入れる

人見知りという特徴は、本来短所であると捉えられることが多いです。

よって、その特徴を自己PRにおける長所に変えるためには、改善に向けた取り組みを入れることが重要であるとされています。

単に人見知りであるという事実を述べるだけではただの短所に過ぎません。

それを乗り越えるために、どのような努力をしているかを示すことで、前向きな姿勢や成長意欲をアピールすることができるでしょう。

例えばコミュニケーションスキルを向上させるために参加したこと、何かに取り組んだことなどについて述べることができれば良いでしょう。

普段から知識的に取り組んでいる人との会話の機会の増やすなど、具体的な活動改善に向けた取り組みについて話すことができれば、仕事においても、何か問題が発生した際に改善するために取り組むことができる人材であるとアピールすることができるでしょう。

ポジティブな要素を入れる

人見知りという特徴はマイナスな要素で捉えられがちなので、ポジティブな要素を入れることが重要になってきます。

例えば、人見知りな人の特徴として「慎重で細やかな注意を払える」「深い洞察力を持っている」ことが多いです。

これらの特徴・スキルはチームやプロジェクトにおける緻密な計画やリスク管理、深い分析や熟考を要する状況で非常に価値のあるものとなります。

また、他人とのコミュニケーションは慎重に進める傾向があるので、深い関係を築き、仲良くなった人とは良い関係を築けることも多いです。

新しい環境の人々に対しても注意深く観察する傾向があるので、これまで企業が取り組んでいなかったことなどについても、何か新しい風を吹き込むことができるかもしれません。

業界によってはアピールしない

人見知りという特徴は場合によってアピールすることもできますが、業界によってはどう頑張ってもアピールポイントとなり得ないこともあるので、そもそも他の長所を挙げる方が良いかもしれません。

特に営業やマーケティング、カスタマーサービスなど顧客との頻繁なコミュニケーションやチーム内での活発な意見交換が求められる業界においては、人見知りの特性を全面に押し出すことは避けた方が賢明と言えるでしょう。

こういった業界、分野では積極的なコミュニケーション能力、迅速な意思決定、柔軟な対人スキルが重視されるため、人見知りアピールすることで「そもそも企業研究を行っていないのでは？」と思われてしまう可能性すらあります。

【人見知りのアピール方法】おすすめの構成

続いて、人見知りの自己PRにする際においておすすめの構成について詳しく紹介していきます。

ちなみにこの構成はどのような長所をアピールする際においても使える構成なので、他の能力をアピールする際にもぜひ活用してみてください。

本記事を本記事でマスターしてしまいましょう。

結論

自己PRにおいてはまずは結論を一言で先に述べる必要があります。

今回の場合は人見知りであることに起因する自分の長所について一言で述べます。

これにより、企業の採用担当者はあなたの結論を念頭に置いた上で自己PRを読むことができます。

就活の時期になると採用担当者は忙しく、志望動機やガクチカに加えて自己PRを読まなければならないため、隅から隅まで落ち着いて読む時間はありません。

そこで、先に結論を述べ、わかりやすい文章を提出することが重要なのです。

理由

自己PRについてまずは一言で述べることができたら、続いてなぜそのスキルが長所であると言えるのかについてわかりやすく説明していくことが重要です。

あなたがなぜ人見知りであることに関連する長所をアピールしているのか、分かりやすく説明していきましょう。

この部分は「結論」と「エピソード」という自己PRの中でも重要な部分をつなぐところなので、簡潔かつ分かりやすく説明することが重要です。

エピソード

自己PRについて理由を説明できたら、続いてエピソードについて述べていきましょう。

あなたの長所がどのような場面で発揮されたのか、またはどのような場面、どのような経験を通じて身につけたのかについて詳しく説明していきます。

このエピソードの部分は可能な限り客観的な分かりやすい経験を採用することが重要です。企業の採用担当者はあなたのことを何も知らない人なので、誰が読んでも分かりやすい文章を提出するようにしましょう。

あなたがどのような経緯で能力を発揮したのか、もしくは身につけたのかについてわかりやすく紹介していきます。

貢献

最後に自分のスキルがどのように企業において発揮できるのか、どのように貢献できるのかについて説明していく必要があります。

これにより、企業の採用担当者はあなたが入社した後、実際に活躍しているイメージをすることができるでしょう。

また貢献することが想定できているということは、企業研究もしっかり行っているということです。

モチベーションが高い魅力的な人材だと思ってもらえるよう、貢献の部分も分かりやすく説明していくようにしましょう。

【人見知りのアピール方法】自己PRにするための言い換え例

人見知りという特徴はそのまま伝えてしまうとマイナスイメージを与えかねません。

よって、うまく言い換えて自己PRにしていくことが重要であると言えるでしょう。

人見知りであるということを自己PRにするための言い換えについては大きく分けて3つあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。

信頼関係構築が得意

人見知りな人は往々にして信頼関係の構築が得意です。

誰とでも仲良くなれるというわけではありませんが、一度有効な関係を築くことができると相手のことを深く信頼し、理解を寄せるのはもちろんのこと、長期的な関係を築くことができる可能性が高いです。

人見知りの人は打ち解けるまでに時間がかかるかもしれませんが、一度信頼関係を築いてしまえば、その関係は強固なものになります。

信頼関係を構築することが得意ということは、チームワークや顧客との関係構築、プロジェクトの長期的な成功など、ビジネスの多くの場面において重宝される人材であるということもアピールできます。

特に営業職など、顧客と関係を長く続ける必要のある仕事においては、積極的にアピールしたい能力の一つです。

観察力が高い

人見知りな人は積極的に相手と交流することはしませんが、その代わり相手をじっくりと観察することができます。

社交的な場面においても控えめな態度を取ることが多いため、周囲の人々や態度をじっくりと観察する傾向があるのです。

観察することにより、非言語的なコミュニケーションの細かなニュアンスや相手がどのようなことを考えているのか意図を読み取る力を養っていることが多いです。

観察力を持っていると、チーム内の雰囲気が少し変わったり、ギスギスしていたりする場合にも対応することができます。

また、顧客の潜在的なニーズの把握や、プロジェクトにおける潜在的な問題点の早期発見などにも役立てられることでしょう。

観察力が高い就活生は多くの企業が求めているものなので、積極的にアピールしていくのが重要です。

リスク管理ができる

人見知りな人は慎重であり、リスク管理ができるという長所があります。

新しい環境や新しい人々との交流において、自然とリスクを避けるような行動を取る傾向があります。

これにより、潜在的な問題や危険を事前に見抜いて、適切な対策を講じる能力があるとも言えるでしょう。

リスク管理能力はプロジェクトの計画段階で不測の事態を予測し、それに対する対応策を準備することはもちろんのこと、日々の業務の中で起こりうる問題を未然に防ぐことにも役立ちます。

自分自身を守るために、自然と周囲の状況を注意深く観察し、リスクを慎重に評価することが多いので、こうしたスキルを業務に活かすことも可能であると言えます。

【人見知りのアピール方法】人見知りをポジティブに伝える例文紹介

ここまで人見知りな人が自己PRを作成する際のポイントについて詳しく紹介してきました。

ここからは人見知りをポジティブに伝える例文について詳しく紹介していきます。

それぞれ「人見知り」という言葉をうまく言い換えつつ、ゼミ、アルバイト、部活動、サークル、インターンの5つの経験をアピールしているので、あなたがアピールしたい経験に当てはまるものがあればそれを中心に参考にしてみてください。

ゼミ

アルバイト

部活動

サークル

インターン

【人見知りのアピール方法】より完成度を高めるために

例文を確認し、自己PRの作成に早速取り組んでみようと思っている方も多いでしょう。

ここまで紹介してきた内容を参考にした上で作成するだけでも十分なのですが、完成した後は一度、これから紹介する対策も行ってみてください。

これにより、あなたが作成した自己PRの完成度をより高めることができるはずです。

声に出して読んでみる

自己PRが完成したら、一度声に出して読んでみることが重要です。

これにより、あなたの自己PRを客観的に確認することができます。

これまでは文章で読むだけだった情報を耳から得ることにより、問題がある場合は違和感を感じることもできるはずです。

特に文脈がおかしい、それぞれの文章に因果関係がないなどの問題点は自分では気づきにくいものなので、

一つひとつ、ゆっくりと読んでみるようにしましょう。

また、声に出して読むことで、誤字脱字をチェックをしっかりできるのも重要なポイントです。

誤字脱字が多い自己PRは当然ながらマイナスな印象を与えてしまうので、しっかりと確認しておくようにしましょう。

他の人に添削してもらう

自分では素晴らしい自己PRを作成できたと考えていても、意外と他の人に確認してもらうと問題点が複数あるということも少なくありません。

よって、他の人に添削してもらうことが重要であると言えるでしょう。

もし、あなたに就活に取り組んでいる友人が複数いるならば、お互いに自己PRを確認し、参考にできるところは参考にしつつ添削を行うようにしましょう。

これにより、客観的な視点を導入することができ、あなたの自己PRは誰が読んでも理解できる内容に改善できるはずです。

どうしても自分一人では客観的な視点を導入することは難しいので、可能な限り多くの人に読んでもらうのが重要と言えるでしょう。

就活エージェントに相談してみよう

友人に相談するのも非常に効果的な対策ではあるのですが、そもそも就活のプロに相談してみるというのも効果的な対策の一つです。

就活エージェントにはさまざまなものがありますが、おすすめは完全無料で利用できるジョブコミットです。

自己PRはもちろんのこと、志望動機やガクチカなど企業に提出するESの作成を徹底的にサポートしてくれます。

毎年何人もの就活生を企業に送り込む就活のプロがサポートしてくれるので、非常に信頼性が高いです。

また面接対策なども行ってくれるので、就活において不安な点がある人はとりあえず登録してみてほしい、非常に有料なサービスの一つです。

おわりに

今回は人見知りであるという特徴を自己PRにおいてアピールする際のポイントや注意点、構成方法などについて詳しく紹介してきました。

人見知りであることは一見短所に捉えられがちですが、うまく言い換えれば企業の採用担当者に良い印象を与えられる長所に切り替えることも可能です。

ぜひ本記事を参考に自己PRを作成し、第一志望への合格を目指してください。