- 経理の仕事内容
- 経理に向いている人の特徴
- 経理の志望動機作成時のポイントと注意点
- 経理の志望動機を書きたいと考えている人
- 自分が経理に向いているのかどうか不安な人
- 例文を参考にしたい人
はじめに
経理職は多くの人が目指す職業ですが、その分企業によっては倍率が高いこともあるため、質の高い志望動機を作成しなければなりません。
この記事では経理の仕事内容や向いている人の特徴、おすすめの志望動機の構成や例文などについて紹介するため、ぜひ参考にしてください。
経理の仕事内容
まず志望動機を書く前に、経理の仕事が何をするものであるのかについて理解をしておかなければなりません。
- 日次業務
- 月次業務
- 年次業務
日頃行う業務と月に一度行う業務、そして年間の活動を総会する業務に分けて紹介するため、参考にしてください。
日次業務
日次業務とは、企業の経理部門において日々の業務の基本となる作業です。
現金や預金の管理などがあげられます。
日々の経済活動における資金の流れを正確に記録し、現金出納や銀行口座の取引明細と付き合わせを付け合わせる作業です。
現金不足や過剰を防ぐため、企業の経済活動を安定させる重要な役割です。
次に伝票の整理が挙げられます。
取引の記録を表した書類が伝票であり、企業の取引活動を正確に記録するために不可欠なものです。
また、経費計算も日次業務の1つに含まれます。
従業員が業務上で使用した費用を申請し、その内容を確認した上で精算するプロセスです。
領収書の確認や規定に基づいた精算を行い、不正利用やミスを防ぐ仕事と言えます。
また、備品の購入も重要です。
企業運営に必要な文房具や機器などを適切に管理し、必要なタイミングで手配することで業務の円滑な進行をサポートします。
月次業務
月次業務では、1か月ごとの取引内容を整理し、経営の全体像を把握するための基礎データを整える作業を行います。
最も重要なのが給与計算です。
従業員の労働時間や残業時間、有給休暇の取得状況をもとに正確な給与を計算し、支払う業務です。
従業員との信頼関係を保つためにも、正確性が求められる仕事と言えます。
勤怠管理も月次業務に含まれます。
従業員の出勤状況や欠勤、有給休暇の使用状況を記録し、給与計算や労務管理の基礎データを整える業務です。
源泉所得税の納付も仕事の1つで、従業員が支払うべき税金を企業が一時的に預かり、税務署に納付する重要な業務です。
社会保険料の納付についても、従業員の健康保険や年金などの福利厚生に関連する費用を企業が管理し、適切に支払う必要があります。
また、取引先への請求および回収業務も重要です。
取引先に対して適切なタイミングで請求を行い、期日内に回収することで企業のキャッシュフローを安定させます。
年次業務
年次業務とは、企業の年間の活動を総括する重要な業務です。
特に注目されるのが決算書の作成及び開示です。
企業の1年間の財務状況を表す決算書は、株主や取引先などの外部関係者に対して信頼を示す役割になります。
したがって、収益や収支、資産と負債の状況を正確にまとめる必要があります。
株主に対して企業の経営状況や今後の方針を説明するための資料を作成し、議案の準備を行います。
年末調整では、従業員が正確な税金を納められるよう1年間の所得税を再計算し、過不足を調整する作業です。
また、社会保険や労働保険の支払いや事務手続きも年次業務に含まれます。
従業員の福利厚生を維持するために、法律に基づいた手続きを適切に進めることが必要です。
最後に源泉徴収税の管理支払いも重要な仕事です。
これらの年次業務は、企業運営の総仕上げとして重要な手続きであり、1年間の成果を正確に反映する責任が伴います。
経理職と経理事務の違い
経理職と経理事務にはどのような違いがあるのかについても簡単に説明しておきましょう。
求人によっては確認されることもありますが、具体的な仕事内容は少し異なるものです。
経理職は、経営会計や財務に関する業務全般を担当する役割です。
企業の資金管理、予算編成、決算業務、財務諸表の作成といった幅広い業務を行います。
企業の経営戦略に直結するような高度な分析力や判断力が求められることも特徴です。
一方、経理事務は経理職の中でも特に事務作業に特化した業務を行います。
伝票の整理、経費精算、データ入力、書類整理など、主に日常的なルーティンワークが中心です。
経理事務は正確性と効率性が重視される仕事であり、細かい確認作業やデータ管理能力が求められると言えるでしょう。
つまり、両者の違いは業務範囲と求められるスキルレベルにあると言えます。
経理職は企業の財務状況全体を把握し、それに基づいて意思決定をサポートする役割であるのに対し、経理事務は日々の業務を円滑に進めるためのサポート役としての性質が強いです。
経理はどういう人に向いている?
続いて、経理という職業はどのような人に向いているのかについても紹介します。
以下の4つの特徴が当てはまる場合は、自信を持って経理職に応募しても良いでしょう。
- 慎重かつ正確性がある人
- PCスキルがある人
- 機密事項を保持できる責任感がある人
- コミュニケーション力がある人
当てはまる項目が少ない場合は、就活本番までに少しでも近づけるよう取り組んでみてください。
慎重かつ正確性がある人
経理の仕事においては、慎重さと正確性が求められます。
企業の財務状況を正確に把握することはもちろん、従業員の給与計算や財務処理などミスが重大な結果を招く場面が多いからです。
給与計算において誤った金額を支払うことは、従業員に不満を招くだけでなく、労務問題に発展するリスクがあります。
また、財務税務処理におけるミスは税務署からの指摘やペナルティの原因となり、企業の信頼を損なうだけでなく余計な出費を発生させてしまいます。
日々の業務において正確なデータ入力や書類の確認を行う上でも、慎重さは重要であるため、自分が慎重かつ正確性があるかどうか考えてみてください。
PCスキルがある人
経理の仕事では、PCを使用する場面が非常に多いため、一定以上のスキルが求められます。
帳簿の記入やデータの管理にはエクセルが活用されることが多く、関数を用いてデータ処理やグラフ作成などの基本操作は必須です。
最近では会計ソフトや専用システムを導入している企業も多いため、これらの操作に慣れていることを求められる場合もあります。
特にエクセルの関数やピボットテーブルなどの操作が重視されます。
これらの技術を使うことで業務の効率化が図れるだけでなく、短時間で多くのデータを処理することが可能になります。
また、パソコンでのタイピング速度も重要です。
日常的に大量のデータ入力を行う場面が多いため、正確かつ迅速な入力スキルがあると業務の質が向上します。
機密事項を保持できる責任感がある人
経理職では、企業の財務情報や従業員の個人情報など、重要な機密事項を扱うため、これらを厳格に守る責任感が必要です。
企業の資金繰りや予算の詳細が外部に漏れると、競合他社に利用される可能性があり、企業の存続に深刻な影響を及ぼすこともあります。
また、従業員の給与情報が漏洩すると、従業員との信頼関係が崩れるだけでなく、法的な問題に発展するリスクもあります。
経理職ではこのような情報を適切に管理するための慎重さと、他者に漏らさない倫理観が重要です。
重要情報を扱う際には、アクセス制限を設け、必要以上に情報を共有しないことを徹底することが求められます。
また、情報漏洩を防ぐためのセキュリティ管理を重視し、常に最新の技術に対応する姿勢も重要です。
コミュニケーション力がある人
経理職においても、コミュニケーション能力は欠かせません。
経理職はデスクワークが中心と考えられがちですが、他部署とのやり取りも頻繁に発生します。
経費精算時に発生した費用の詳細や領収書の不備を確認するため、担当者と直接質問や説明を行う場面も多いです。
また、他の部門から情報を収集し、それを元に正確な会計処理を行う役割もあります。
したがって、相手の話を正確に聞き取る能力や、自分の意図を明確に伝える力が必要です。
さらに、取引先や税務署など外部の関係者とやり取りする場面も多いため、円滑なコミュニケーションが必要です。
このような業務では、ただ情報を伝えるだけでなく、信頼関係を築くことが求められます。
相手の立場や状況を考慮した対応能力も重要なスキルと言えるでしょう。
経理を志望する際にあった方が良い資格
続いて、経理を志望する人が持っておいた方が就活において有利になる可能性が高い資格についても紹介します。
まず、日商簿記検定2級です。
日々の取引を帳簿に記載するための基礎的な知識から、決算書の作成に必要な高度なスキルまでを学べるため、ぜひ取得しておきましょう。
また、給与計算実務能力検定も経理職におすすめの資格です。
従業員の給与計算や社会保険料の控除、源泉所得税の計算といった具体的な実務スキルを身につけられる資格です。
経理業務全般に関する幅広い知識を学べます。
経理の基礎だけでなく、財務分析や予算管理業務にも対応できるスキルを証明できるため、経理職でのキャリアアップを目指す人に適しています。
そして、FP資格も有用です。
資産運用や税金、保険などの知識を学べるため、経理業務における資産管理や財務処理に役立つでしょう。
中小企業やベンチャー企業では、経理担当者が幅広い業務を求められることが多いため、特にベンチャー企業を目指す人は取得しておきたい資格と言えます。
MOSも経理職で必要なパソコンスキルがあることを証明するために有利な資格と言えるでしょう。
Excelの操作スキルは日常業務に直結するため、効率的に作業を進められる能力を示す重要な資格です。
経理の志望動機の構成
経理職の志望動機の構成についても理解しておきましょう。
どのような職種においても共通していることですが、必ずPREP法を活用しましょう。
結論、理由、具体例、再度の結論の順で話を展開することで、簡潔で説得力のある伝え方ができます。
この手法を使うことで、相手に重要なポイントを効率的に伝え、理解されやすい志望動機が完成します。
まず結論の部分で自分が経理職を志望する理由を端的に述べたら、次の理由の部分で結論を裏付ける根拠を述べましょう。
そして具体例の部分では、理由をさらに具体的なエピソードで補強して、最後に再度の結論で経理職についた場合の意気込みについて伝えながら文章を締めくくることが大切です。
このように簡潔に、そして分かりやすくまとめられた構成で志望動機を述べることで、誰が読んでも納得できる質の高い志望動機が作成できます。
質が高くなるだけでなく、テンプレートとして覚えてしまえば時短で志望動機を作成できる点も、この構成の魅力の1つと言えます。
志望動機の構成については以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
志望動機は書き出しと締めくくりが重要
経理の志望動機に限らず、文章全体において書き出しと締めくくりは特に重要な役割を果たします。
これらの部分は面接官や採用担当者に最初と最後に印象を残す部分であり、評価に直結する可能性が高いからです。
書き出しと締めくくりを丁寧に構成することを心がけてください。
書き出しでは自分が経理職を目指す明確な理由や目的を端的に述べましょう。
そして、締めくくりの部分では将来的な目標や貢献意欲をしっかりと伝えることが重要です。
このように書き出しと締めくくりを工夫することで、志望動機全体の流れを整え、相手に強い印象を残す内容になります。
以下の2つの記事では、それぞれ志望動機の書き出しと締めくくりのポイントやコツなどについて詳しく紹介しているため、時間に余裕のある方はぜひ参考にしてみてください。
経理の志望動機の作成ポイント4選
続いて、経理の志望動機を作成する際のポイントを4つ紹介します。
以下のポイントを意識した上で作成すれば、企業の採用担当者はあなたを経理職として自社に迎え入れたいと思う確率が高まるはずです。
- なぜ経理の仕事に就きたいのかを明確にする
- なぜその応募先の企業なのかを明確にする
- 経理に関わる業務経験を洗い出す
- 入社後に実現したいことを明確にする
ぜひそれぞれ参考にしてみてください。
なぜ経理の仕事に就きたいのかを明確にする
経理職を志望する理由を明確にすることは、志望動機を作成する上で最も重要なステップの1つです。
経理職は企業の財務状況を管理し、経営を支える重要な役割を担う職種です。
なぜ自分がこの職種に魅力を感じるのかについて明確に述べましょう。
「数字を扱うことが得意で、正確性や分析力を活かせる業務に興味を持った」「簿記の学習を通じて経理業務の具体的な内容に魅力を感じた」など、自分の過去の経験に基づいて考えると具体性が増します。
経理以外にも職種は数多く存在しますが、その中で経理を選んだ理由が明確でなければ、志望動機全体が説得力を欠いてしまいます。
また、経理職の魅力を具体的に述べることも重要です。
企業の数字を通じて全体像を把握し、経営に貢献できる点や、日々の業務が企業の成長に直結する責任感のある仕事であるなど、自分が魅力を感じた理由をアピールしましょう。
そして最後に、経理職でどのように成長したいか、自分のキャリア目標との結びつきについて考慮しながら説明することで、より質の高い志望動機が出来上がるはずです。
なぜその応募先の企業なのかを明確にする
志望動機では経理職を選んだ理由に加えて、なぜその応募先の企業を選んだのかを明確にしなければなりません。
ただ経理職として働きたいと説明するだけでは「どのような企業でも良いのでは?」と思われてしまうため、その企業ならではの志望動機を述べましょう。
成長中の業界で活躍している企業や、独自の財務管理手法を取り入れている企業であれば、その点に着目して志望動機を述べると具体性が増します。
また、企業の取り組みは事例を挙げることで、なぜ他社ではなくその企業なのかを明確に伝えることが可能です。
そして、応募先企業の文化や働き方などの相性を考えることも重要です。
例えば、良い職場環境で成長できると感じた、社内研修制度が充実しており経理職としてスキルアップが期待できるといった理由を挙げることで、企業との相性をアピールできます。
経理に関わる業務経験を洗い出す
自分がこれまでに経験した業務の中で経理に関連するものを具体的に洗い出すことも重要です。
採用担当者にとっては応募者が求められるスキルや適性を現時点でどれだけ有しているかを確認することがとても重要だからです。
アルバイトでレジ業務を担当した経験があれば、金銭管理の基礎があることはアピールできます。
また、部活動や学生団体での会計業務の経験があれば、数字に関する責任感や正確性を示す具体例として活用できるでしょう。
日報管理や売上報告など、些細な業務でも経理に通じる要素が含まれていれば、それを強調することを推奨します。
自分のこれまでの学生生活の中で、経理に少しでも携わった経験がないか考えてみてください。
入社後に実現したいことを明確にする
実現したいことを明確に述べると、将来的なビジョンを伝えることが可能です。
単に企業の良いところを挙げて終わりではなく、自分が入社後にどのような形で貢献したいと考えているのかを具体的に述べることで、意欲を示せます。
「入社後は正確で効率的な経理業務を通じて、貴社の財務基盤をさらに強化したいと考えています」などといった形で具体的な目標を挙げると、より良い印象を与えられるはずです。
さらに、自分のスキルや経験を活かしてどのように貢献するか具体的に述べると、採用担当者にさらに良い印象を与えられます。
また、将来的なキャリアプランを示すことで、企業にとって長期的に貢献できる人物であることもアピールできるでしょう。
経理の志望動機の注意点4選
続いて、経理の志望動機を作成するにあたって気をつけなければならないポイントを4つ紹介します。
以下のポイントを意識せずに作成してしまうと、マイナスな印象を与えてしまう質の低い志望動機が出来上がってしまう可能性があります。
- 経理の仕事への理解にズレがある
- 採用するメリットが伝わらない
- 内容に具体性、再現性がない
- 条件面にこだわりすぎ
作成前と作成後に、自分の志望動機に当てはまってしまっている部分がないか確認してみてください。
経理の仕事への理解にズレがある
経理の志望動機において、経理の仕事に対する理解が曖昧だったり、ズレていたりする場合、採用担当者に「本当にこの仕事を理解しているのか」「やる気があるのか」と疑問を持たれる可能性があります。
経理職は企業の財務を支え、経営判断をサポートする役割を担う重要なポジションです。
この基本的な認識が欠けていると「経理が第一志望ではないのではないか」「他の職種でも別に良いのではないか」といった印象を与えてしまいます。
志望動機を書く前に、経理の仕事内容を具体的に理解することが重要です。
日常業務として、現金や預金の管理、伝票整理、月次業務として給与計算や取引先への支払い管理、年次業務として計算書の作成や財務税務処理が挙げられます。
これらの業務がどのように企業運営に貢献したのかを把握しておき、それを志望動機に反映させて仕事に対する理解を示しましょう。
採用するメリットが伝わらない
採用する企業があなたを迎え入れた場合、どのようなメリットがあるのかを伝えられない場合、選考を突破することは難しいでしょう。
採用担当者は、応募者が自社にとってどのように貢献できるのかを重視しており、それが不明確な場合、選考において有利に働きません。
企業にメリットを感じさせるためには、自己アピールの中で具体的なスキルや経験を述べて、それが応募先企業の経営業務にどのように役立つのかを示す必要があります。
「大学時代に簿記2級を取得し、アルバイトで売上管理や日報作成を担当しました」「この経験を通じて、正確性と効率性を重視した業務に自信を持っています」などといった形で自分の経験を具体的に伝えることを推奨します。
「この人を採用したら、〇〇な場面で活躍してくれるのだな」と企業の採用担当者が一瞬で想像できるような分かりやすい強みを述べましょう。
内容に具体性、再現性がない
志望動機に具体性や再現性が欠けていると、採用担当者に何を伝えたいのかがよくわからず、評価が低くなってしまう可能性が高いです。
「経理に興味があります」「数字を使う仕事に挑戦したいです」など曖昧な表現では、応募者の適性や志望理由は絶対に伝わりません。
具体性を持たせるために、自分が経理を目指すに至った背景や経験を具体的に述べましょう。
「アルバイトで締め業務を担当し、売上金の集計や帳簿への記録を行いました。この経験で、正確性が求められる業務にやりがいを感じました」などといった形で、具体的なエピソードを盛り込むことで説得力を高められます。
また、再現性も非常に重要な要素の1つです。
あなたがいくら経理に関わる業務を行っていたとしても、入社後に使えなさそうな経験であればアピールの意味がありません。
あなたがこれまで取り組んできた経理関係の経験が、どのように入社後に活用でき、再現できるのかについてわかりやすく説明しましょう。
条件面にこだわりすぎ
志望動機において条件面ばかり強調すると、採用担当者に「この人は条件が合わなければすぐにやめてしまうのではないか」と思われてしまう可能性があります。
福利厚生が充実している点に魅力を感じた、給与が高いので志望した、という理由だけでは熱意が感じられず、評価を下げる原因となります。
条件面にこだわりすぎると、面接官に対して不安を与えやすくなるのです。
「他に良い条件の企業が見つかったらすぐに転職してしまうのではないか」といった懸念を抱かせてしまいます。
志望動機では自分がその企業でどのように貢献したいかを優先して述べることが重要です。
「経理職として貴社の財務管理に貢献し、長期的に活躍したいと考えています」などといった形で、入社後の目標やビジョンを明確に示し、伝えましょう。
経理の志望動機例文
ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で、4つ経理職に関する志望動機の例文を作成しました。
本記事で紹介したポイントのおさらいとして、ぜひ活用してみてください。
例文①
私は学生時代、飲食店でレジ業務を担当し、金銭管理の重要性を実感しました。
レジ締め業務を通じて、金額の正確な把握や伝票の作成を行い、店舗全体の業務効率化に貢献しました。
特に忙しい時間でも正確性を保ちながら迅速に業務を遂行するスキルを見つけ、経理職においても活用できると考えています。
貴社を志望したのは、独自の財務管理システムを取り入れており、常に業務改善を目指している点に共感したからです。
入社後は、これまでの経験をもとに正確かつ迅速な経理業務を行い、貴社の財務管理の効率化に貢献する所存です。
例文②
私は部活の会計担当として活動し、部品の管理や大会予算の計算を行っていました。
メンバー全員が競技に専念できる環境を整えるために、細かい数字の管理やスケジュール調整を正しく行うように心がけました。
特に大会参加時の予算管理では、限られた資金を最大限に活用する方法を考え、無駄がない運営を実現しました。
この経験を通じて、数字を通じたサポートが組織全体の成果につながることを学びました。
貴社の財務部門では、正確で信頼性の高い財務管理を通じて企業の成長を支えたいと考えています。
例文③
私は学生時代、販売業務にアルバイトとして従事し、在庫管理や売上分析に取り組みました。
店舗の売上が低迷している際は売上データを分析して売れ筋商品の補充タイミングを調整するなど行い、業務効率を改善したこともあります。
この提案により、売上が平均して20%程度伸び、店舗全体の目標達成にも貢献することができました。
この経験を通じて、データを活用した問題を分析し、解決策を導き出すことの重要性を学びました。
入社後は、データ分析のスキルを活かし、経理業務において企業価値の向上を目指す所存です。
例文④
私は学生時代、自分のアルバイトとしてデータ入力業務を担当し、大量のデータを迅速かつ正確に処理する経験を積みました。
締め切りが迫る状況でもミスを出さずに業務を完了させることで、事務全体の信頼を得ることができ、自分の能力に大きな自信を持つことができました。
特に、正確性を保ちながらスピードを意識する作業は、経理業務にも活かせる重要なスキルだと考えています。
入社後は、正確性とスピードを両立させた業務遂行を徹底し、ミスが少なく、仕事の早い経理として長年にわたって貢献する所存です。
就活に困ったらエージェントに相談するのがおすすめ
ここまで、経理職を目指す人のために、志望動機の作成方法や意識してほしいポイント、注意点、おすすめの構成など様々な点を紹介しました。
しかし「この記事を読んだだけで質の高い志望動機を、全員が作成できるか?」と聞かれると、そうではないでしょう。
そこでおすすめなのが、就活エージェントに相談することです。
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まとめ
今回は経理職を目指す人のために、経理職の業務の概要について紹介した後に、志望動機を作成する際のポイントやコツを、おすすめの構成や例文などについて紹介しました。
経理職は多くの人が目指す職業であるため、差別化を図りながら質の高い志望動機を作成しないと、内定を得られないこともあります。
ぜひ本記事で紹介したポイントを踏まえた上で、質の高い志望動機を作成し、第一志望の内定を勝ち取ってください。