【例文あり】度胸を自己PRに使いたい!おすすめの伝え方やポイントを徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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はじめに

就活に向けて自己PRを考える際、何を強みとしてアピールするかは非常に重要です。

「周りから度胸があるといわれた」「物怖じせずチャレンジできる」などの経験から「度胸」を強みにできないかと考える方もいます。

しかし、自己PRで度胸を強みとして伝えるにあたって、どのような言い回しをしたら良いかは悩むポイントです。

そこで今回は、自己PRで度胸をアピールする際に活用できるおすすめの伝え方やポイントを解説します。

例文もご紹介するので、自己PRの書き方に悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

【度胸をアピールする自己PR】度胸があるとは

自己PRで度胸をアピールする前に、そもそも度胸があるとはどのような特性なのかを押さえておく必要があります。

闇雲に「度胸」とアピールしても、筋の通った話でなければ企業の採用担当者も理解がしにくく、選考を突破できる自己PRとはいえません。

また、度胸の意味を正しく理解していないと判断されると、減点の対象ともなるので注意しましょう。

度胸とは、困難な課題にも果敢にチャレンジし能力を発揮できる力を指します。

大きなポイントは、能力を発揮できる点です。

怖いもの知らずである性格を度胸と呼ぶ方もいますが、ただ単に怖いもの知らずに前へ突き進む特性だけをアピールするのは避けると良いです。

度胸をアピールする際は、困難な課題にチャレンジし、結果を出すためにどのように取り組んできたのかを説明するようにしましょう。

【度胸をアピールする自己PR】他の表現

家族や友人から「度胸がある」といわれたために、強みとしてアピールしたいと考える方もいるでしょう。

そういった場合に自己PRで度胸をアピールする際「度胸」の他の言い回しで表現できないかを考えてみるのも良い方法です。

度胸以外の言葉で表現すれば、より他者に伝わりやすい自己PRになるケースもあります。

たとえば、堂々としている、果敢である、挑戦心がある、勇気があるなどが言い換えの表現です。

誰もが緊張する場面で堂々と振る舞ったエピソードであれば、度胸よりも堂々とした姿勢のほうが強みとして適切といえます。

自己PRで伝えるエピソードや今後への活かし方を踏まえて、度胸が適切な表現か、他の表現に言い換えたほうが良いのかを検討しましょう。

【度胸をアピールする自己PR】おすすめの伝え方

自己PRでアピールする内容が決まったら、構成に沿って具体案を検討していくのがおすすめです。

構成に沿った作成をおこなえば、論理的に文章を組み立てたり、より説得力のある内容に仕上げたりするのに役立ちます。

おすすめの自己PRの構成は、結論に始まり、理由、エピソード、学んだこと、今後にどのように活かすか、再度結論です。

構成に沿って魅力的な自己PRが作成できれば、その分高評価をもらえる可能性も高まります。

ここでは、自己PRの構成と各段階におけるポイントを解説します。

結論

自己PRでは「自分の強みは度胸がある点です」「挑戦心が私の強みです」と結論を最初に話しましょう。

何をメイントピックに話すのかを最初に明確に伝えると、企業の採用担当者もその後に続く話を理解しやすくなります。

また、結論ファーストな話し方は、ビジネスの場でも重宝されるポイントです。

自己PRで結論ファーストな話し方をしておくと、入社後にも活かせるスキルを持っていると印象付ける効果も期待できます。

まずは度胸が強みであると、簡潔に話しましょう。

理由

結論に続いて、なぜ度胸が強みであるといえるのか、端的に理由を話しましょう。

企業の採用担当者に「自分の強みは度胸がある点です」とだけ伝えても、明確な理由がなければ説得力が十分でありません。

なぜ度胸が強みといえるのか、他の就活生と差別化された特徴があるのかを説明する必要があります。

たとえば、強みを発揮して得た実績などは効果的です。

第三者が聞いて納得できるような理由の説明を意識しながら、構成を考えてみましょう。

エピソード

結論と理由を話したら、度胸が発揮されたエピソードを詳しく深掘りします。

度胸が発揮されたエピソードによって、担当者も具体的なイメージを掴みやすくなるのです。

度胸が発揮されたエピソードの具体性や独自性が高いほど、他の就活生との差別化を図れたり説得力が増したりします。

「本当に度胸のある人材なようだ」「入社したら度胸を仕事にも活かしてくれそうだ」など思ってもらえれば、高評価も期待できます。

これまでの経験を振り返り、より効果的なエピソードを抽出しましょう。

学んだこと

エピソードを話したら、そこから学んだことをまとめます。

エピソードはあくまで「何を経験してきたか」を伝えるパートです。

学んだことのパートでは経験から何を学んだのか、一般化してまとめられると良いでしょう。

まとめ方としては、エピソードの中で自分が起こしたアクションやその結果を踏まえて学んだ点を明確にしていきます。

ビジネスの場でも活かせるような学びであると、採用担当者の関心を引く内容になるはずです。

この後のパートで話す「どのように活かすか」にもつながる内容を考えましょう。

今後にどのように活かすか

学んだことの後には、その学びをどのように活かすかが大切なポイントです。

「今後にどのように活かすか」は、入社後にどのような姿勢で仕事に取り組みたいのかにもつながります。

そのため、採用担当者はこのパートを注意深くチェックしている可能性が高いです。

まとめる際には、その企業が求める姿勢やスキルに合致するかの視点を意識するのがおすすめです。

企業や業界の求める人物像など参考に、企業が求める人材に近い内容を話せば、それだけ高評価も期待できるでしょう。

再度結論

最後は、再度結論で締めくくります。

なぜなら、自分は度胸が強みであると採用担当者へアピールする、最後のチャンスであるためです。

自己PRではエピソードや学び、活かし方など、さまざまな情報を盛り込みます。

その中で何が一番大切なポイントであったのかを最後にあらためて話すと、記憶にも残りやすくなるでしょう。

度胸が強みの場合には「強みである度胸を活かして、御社の営業として尽力していきたい」などが再度の結論になります。

冒頭の結論と同様、簡潔かつ具体的に話しましょう。

【度胸をアピールする自己PR】自己PRにぴったりな理由

度胸は自己PRでアピールするのにぴったりな強みといわれています。

なぜなら度胸は、入社後に活躍するイメージにつながる強みであるためです。

「度胸=勇気がある」と仕事に直結するイメージが薄い方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

エピソードや学びをしっかりと話せば、入社後の成長や熱心さにもつなげられる強みであるといえます。

ここでは、なぜ度胸が自己PRにぴったりな強みなのか、具体的に理由を2点ご紹介します。

成長してくれそうだから

度胸が自己PRでアピールするのにぴったりな理由として、成長してくれそうな印象を残せる点が挙げられます。

企業としては、入社後に自社で成長し活躍できる人材を採用したいと考えるのが一般的です。

度胸を活かして成長し、企業に貢献できる人材であると伝われば高評価が期待できます。

とくに新卒社員であると、入社時点でビジネススキルや企業・業界特有の知識を保有しているケースは稀です。

企業側はさまざまなことにチャレンジし、知識やスキルを吸収していってほしいと期待しています。

また、度胸のある社員は物事に果敢にチャレンジできるため、伸びやすいともいわれています。

そのため、度胸を活かして物怖じせずに仕事に挑戦して成長できる人材であれば、企業は積極的に採用したいと考えるのです。

どんな仕事でも熱心に取り組んでくれそうだから

どんな仕事でも熱心に取り組んでくれそうな印象を残せる点も、度胸が自己PRにぴったりな理由のひとつです。

実際に熱心に仕事に取り組める人材の特性のひとつとして、度胸が挙げられるケースも多いです。

企業へ入社すれば、つらい仕事や苦手な仕事に向き合わなければならない場面も発生します。

また新卒社員は初めての仕事ばかりで、苦労する場面も多いでしょう。

そのような場面で、熱心に仕事に取り組める人材は企業で重宝されます。

たとえば、度胸があれば積極的に周りの先輩に助けを求められたり、まずは挑戦してみようと前向きに取り組めたりします。

自己PRでも強みである度胸を粘り強さや熱心さにつなげて「どんな仕事でも熱心に取り組める」とアピールできれば、高評価が期待できるでしょう。

【度胸をアピールする自己PR】自己PRを書くときのポイント

自己PRにおける度胸は、入社後の成長や熱心さにつなげられる強みです。

物怖じせず挑戦して知識をインプットしたり熱心に物事に取り組んだりする特性は、仕事でも活かされるケースが多くあり企業でも評価されます。

一方で、ただ単に度胸をアピールするだけではなく、他の就活生との差別化や再現性があるのかなど留意すべき点も存在します。

高評価を得られる自己PRに仕上げるため、度胸をアピールする際のポイントを押さえておきましょう。

ここでは3つのポイントをご紹介します。

独自性を盛り込む

自己PRで度胸をアピールする際は、他の就活生に負けないような独自性を重視しましょう。

企業は採用活動をおこなうにあたり、1日何十人もの自己PRを確認しているケースもあります。

応募者の大きい企業であればあるほど、独自性の低い自己PRは担当者の記憶からも薄れてしまうのです。

そのため、他の就活生と差別化できるような独自性を盛り込むことが重要になります。

独自性というと「華々しい経験をしていなければならないのか」「とてつもない苦労をしていないといけないのか」と不安に思うかもしれませんが、その心配はありません。

「アルバイト」など一般的な経験だとしても、具体的に何を考え、どのように行動を起こしたのかを深掘りすれば自分だけの自己PRになります。

結果よりも過程に注目

度胸を強みとしてアピールするには、結果よりも過程に注目したエピソードが重要です。

なぜなら、企業が自己PRから知りたいのは、どのように度胸が強みとして発揮されたのかであるためです。

そのため、どれだけ素晴らしい結果を残したかに重きを置くのではなく、結果にたどり着くまでの取り組みをアピールしましょう。

度胸の強みは、入社後の成長や熱心さにつなげられる点です。

「度胸の結果、100点満点が取れた」と結果にフォーカスしただけでは、度胸が入社後に活かされるイメージは伝わりません。

過程を重視した自己PRで、入社後の再現性の高さを伝えましょう。

入社後のイメージにつなげるため、どれだけの期間、どのように取り組み続けられたのかを伝えるのも良い方法です。

再現性を強調する

自己PRでは、度胸が仕事でも活かされる強みであるとアピールしましょう。

企業が人材を採用する基準として、入社後に活躍できるかが含まれるのは一般的です。

華々しい結果やスキルがあったとしても、ビジネスの場で活かせるものでなければ企業にとって魅力的な強みではありません。

「これまでの経験を踏まえて強みをどのように活かすか」など再現性の視点は、重要な要素です。

たとえば「大学時代の経験を活かし、入社後も度胸を発揮し粘り強く営業の仕事に取り組んでいきたい」などの切り口で伝えると、強みの再現性が増します。

どのように強みが発揮されてきたかの過程と合わせ、ビジネスの場での再現性を強調し、入社後に活躍できる人材だと伝えましょう。

【度胸をアピールする自己PR】例文紹介

度胸をアピールする自己PRを作成する際は、その理由や具体的なエピソード、今後に活きる学びや展望を用意しておかなければいけません。

さらに独自性や再現性など、評価を高めるポイントを押さえる必要もあります。

しかし、一から完璧な自己PRを作成するのはなかなか難しいものです。

そこで最後に、これまで出てきた構成やポイントに留意した例文をご紹介します。

選考を突破できる魅力的な自己PRを作成するための参考にしてみてください。

インターンシップで活かした経験

私の強みは、何事にも前向きにチャレンジしていく度胸です。大学2年生の頃に参加したインターンシップでは、積極的に街頭インタビューをおこないデータ分析に役立てました。インターンシップで提示された課題は、家族向けをターゲットにした新しい商品の提案です。ターゲットに近い方々からの意見を集めようと街角インタビューをおこない、3日間で50名近い方々から有益な情報を得ました。「どのような切り口で話しかけると興味を持ってもらえるか」を常に考えながらインタビューしたため、後半はよりスムーズに意見を引き出すことに成功しました。これは、失敗を恐れず、前向きにチャレンジしていくと、成功に向けたヒントが得られると実感した経験です。これからも前向きにチャレンジしていく姿勢を大切にしたいと考えています。貴社の営業においても、強みである度胸を活かして結果に貢献していきたいです。

サークルで活かした経験

私の長所は、度胸があることです。所属している文化祭実行委員会でも、物怖じせずに先輩方と議論をし、文化祭の成功に努めました。実行委員会ではチームに分かれて準備をしていきますが、あるチームの人手が足りず休みの日まで準備をしている状況を目の当たりにしました。そこで、より効率的な人員配置があるのではないかと考え、チーム分けをおこなっている役員の先輩方のところに相談に行ったのです。自分の意見をしっかり伝えたところ、先輩方もそれに応えて一緒に新しいチーム編成を検討してくれました。結果、負担の大きすぎるチームが減り、新しいアイディアも出やすい環境になりました。この経験から学んだ立場に捕らわれずに発言していく姿勢は、仕事をする上でも活かしたい点です。貴社でも企画職で積極的にアイディアを出せる人材になれるよう貢献していきたいと考えています。

堂々としている性格

私は堂々とした性格が強みです。大学時代にアルバイトで勤めたレストランでは、緊急事態でも落ち着いて対応をしました。レストランでは普段キッチンを担当していましたが、あるときホールのスタッフが複数名欠席となってしまい、人手不足となる事態が発生しました。そこで私はキッチンとホールを兼任したいと志願し、急ピッチで引き継ぎを受けて対応した経験があります。不安もありましたが、お客様のため、そして新しい仕事を覚えるチャンスであると前向きに捉えて、接客をおこないました。お客様の喜ぶ顔を見て、無事にお店が回ったことに安心したとともに、逆境をチャンスに変える力の大切さも学びました。ピンチにも焦らず堂々とした姿勢で取り組める点は、仕事でも活かしたいと考えています。貴社の店舗運営業務においても、この性格を発揮していつでもお客様に満足いただける店舗作りをおこないたいです。

挑戦心をアピールする例文

私は挑戦心の高さが強みです。大学時代は1年間アメリカに留学し、さまざまな物事にチャレンジしました。そのひとつが1日10人以上のクラスメイトや教授とコミュニケーションを取ることです。可能な限り違った地域出身の人と、トピックのある会話を心がけました。そのおかげで、癖のある英語の発音が理解できるようになったり、英語で自分の意見を伝えられるようになったりと、1年間で英会話力をぐっと高められました。この経験から学んだ、目標を設けて継続的に挑戦していけば確かな成果につなげられる点は、今後の人生でも活かしていきたいポイントです。貴社に入社した後も目標を持って仕事に取り組み、知識やスキルをいち早く身に付けて業績に貢献していきたいと考えています。

粘り強さをアピールする例文

私の長所は粘り強い性格です。大学時代には、専攻する分野に関連するトピックについて毎日考察をまとめ、卒業論文に関するテーマを絞りました。私は経済学を学んでいましたが、大学3年になっても特定のテーマへの関心が絞れていない状況でした。そこで挑戦したのは、毎日大学の図書館に通って新聞を読み、受講している講義で学んだ内容に近いニュースについて自分なりに考察をまとめることです。だんだんと興味のあるテーマに気が付き、半年ほどで現在着手している卒業論文のテーマのきっかけを掴みました。じっくり粘り強く取り組むと解決の糸口が見えてくると学んだため、今後も大切にしていきたいと考えています。貴社の研究職においても、すぐに結果を求めず、粘り強く結果にコミットしていきたいです。

【度胸をアピールする自己PR】対策が難しいと感じたら

「度胸を強みとしてアピールしたいが、どのような内容に仕上げれば良いかわからない」と感じる方は、就活エージェントの活用がおすすめです。

自己PRの作成は、初めて一人で取り組むにはなかなか難しいものです。

一方、就活エージェントに相談すれば、自己分析から自己PR作成、面接対策まで幅広くサポートを受けられます。

専属アドバイザーが内定獲得までサポートしてくれるので、一連の就活の不安も相談できます。

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まとめ

自己PRでアピールするのにぴったりな強みのひとつに「度胸」が挙げられます。

具体性や説得力の高い内容で伝えれば、それだけ高評価も期待できます。

同時に、誤解を招かないようポイントを押さえてまとめる点も注意できると良いです。

度胸は入社後に活躍するイメージを与えられる強みでもあるため、効果的な構成や表現を活用し、企業に「採用したい」と思ってもらえるような自己PRにつなげましょう。

作成にあたっては、今回ご紹介した構成や例文などをぜひ参考にしてみてください。

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