採用担当者に響く!志望動機400字の極意
・志望動機を聞かれた時の対処法
・志望動機のおすすめ構成
・人事ウケする400字の志望動機の書き方
・400字程度の志望動機の書き方を知りたい人
・自分の志望動機に不安がある人
・400字の書き方のコツを知りたい人
志望動機を作成しようとは思っているものの、書き方から全くわからない、志望動機を400字にまとめるのは難しい、全く何も思いつかないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は最も一般的な文字数である400文字程度の志望動機の書き方をメインに、おすすめの構成や例文などについて徹底的に紹介していきます。
また、本記事は志望動機を作成するにあたっての基本的な記事になるので、他の文字数の志望動機を作成する人にも有用です。
就活生の皆さんは、採用担当者に響く自分だけの400字志望動機を完成させましょう。
【400字の志望動機の書き方】志望動機を聞く意図
志望動機を作成する前に、そもそも企業側がなぜ志望動機を聞いてきているのかについて意図を理解しておく必要があります。
なぜならば、就活においては志望動機はもちろんのこと、自己PRやガクチカなど、それぞれ企業がなぜ聞いてきているのかについて理解しておくことが重要だからです。
相手側の意図を理解することができれば、それに応じた回答を用意することができ、相手が求めている、質の高い回答を用意することができるはずです。
入社意欲
企業が志望動機について確認する理由の一つとして、そもそも入社意欲があるのかどうかというのを確認している場合があります。
当然ながら、就活において「一つの企業にしか応募しない」という人はいないでしょう。
となると、それぞれ企業において優先順位というものが存在しますし、志望度のランキングも存在するはずです。
しかし、滑り止め程度に、適当に受けている人を採用したいと思う人はあまり多くないでしょう。
モチベーションを重要視するタイプの企業ならなおさらです。
よって、志望動機をしっかりと確認し内定を出した場合に、しっかりと就職をしてくれる人物であるのかどうかを確認している場合があります。
人柄や考え方
志望動機から、その就活生の人柄や考え方を面接官は見ています。
これは、「入社後に一緒に働きたいか」を考えているため、志望動機でも面接でもよく見られているものです。
また、入社後に自分の社員と相性が良いかを見極めています。
学歴や経歴、エントリーシートで見た際はとても印象が良かったのに、実際に会ってみると清潔感がない、自社の雰囲気に合わないということになりかねません。
自社に合う人材
いくら志望動機がしっかりとしており、モチベーションが高そうな人物に見えたとしても、自社に合わなければせっかく採用をしても意味がありません。
例えば、比較的ゆるい雰囲気の会社に、冗談が通じない、非常に真面目な方が入ってきても、雰囲気が合わず、すぐに仕事を辞めてしまう可能性が高いでしょう。
このように、企業にはそれぞれ文化や社風というものが存在しており、それに全く適合していない場合、本人も居心地が悪いです。
また、現存の社員も新入社員に対してどう接して良いのかわからなくなってしまいます。
それ以外にも、そもそも持っているスキルが企業で活躍できるものではないなど、合っていない場合は早い段階で選考から外すのも企業側の配慮の一つです。
まずは、志望動機を通じて自社にそもそも合う人物かというのを確認しているのです。
【400字の志望動機の書き方】志望動機を書く前にやること
続いて、400文字の志望動機を作成し始める前に取り組んでおきたい対策を3つ紹介します。
それぞれのポイントを踏まえた上で対策を行いましょう。
自己分析をする
まずは自己分析を徹底的に行うようにしましょう。
志望動機においてはその企業を志望したきっかけや入社後、自分には何ができるかを伝える必要があります。
したがって、あなたがなぜその企業に入りたいと思っているのか、そして企業にどのように貢献できるのかについては言語化しておきましょう。
また、自己分析をすることで自分の強みや弱み、やりがいを感じるときなどについても言語化できるため、志望動機以外の自己PRなどのES作成にも役立てられます。
自分の中で軸を決める
自分の中での就活の軸を決めることも、志望動機を作成する前に是非行ってほしい対策の1つです。
就活においては自分の中で絶対に譲れない軸を1つ設けておくことが大切です。
これにより、それに合致していない企業は就活の選択肢から外すことで、企業を絞り込むことができ、スムーズに就活が進みます。
また、企業の方針と軸が合致している場合は、志望動機に含めることもできるため、様々な理由から軸を定めることは非常に重要なのです。
業界・企業研究をする
業界と企業の研究を行うのも、志望動機を作成する前にぜひ行ってほしい対策の1つです。
なぜならば、企業の採用担当者は志望動機を通じて就活生が業界や企業に関して理解があるかについて確認している場合が多いからです。
志望動機が本当に業界や企業の研究を行った上で作成されているかは、何人ものESを読んでいる担当者ならばすぐに理解できます。
業界や企業について深く理解しており、しっかりと対策を行っている、モチベーションが高い人材であると思われるためにも、業界・企業研究は欠かせません。
【400字の志望動機の書き方】志望動機の練り方
続いて、志望動機をより練ったものにするために取り組むべき、おすすめの対策について紹介します。
以下の対策にしっかりと取り組んでおけば、最初の段階で質の高い志望動機を作成でき、修正の際もスムーズに作業を進められます。
成し遂げたいこと
志望動機を作成する際、まず重要なのはその企業で何を成し遂げたいかという自分の目標を具体的に示すことです。
入社希望を述べるだけではなく、自分がその企業でどう成長し、どのような形で貢献していきたいのかを明確に伝えることが求められます。
これには自己分析が必要であり、自分の強みや過去の経験を見直して、自分が何に熱意を持って取り組めるのかを考えることが大切です。
例えば、自分のスキルを企業で活かしたいと考える場合、そのスキルを発揮できる具体的な場面や業務についても言及することで、企業研究をしっかり行っていることを伝えられます。
成し遂げたいことを具体的にすることで、企業側もあなたの姿勢や熱意を評価しやすくなります。
成し遂げたい理由
成し遂げたいことが定まったら、その目標に対する具体的な理由を述べることも大切です。
成し遂げたい理由をしっかり示すことで、企業側はあなたの志望動機が本物であると感じ、高いモチベーションを持っていることが伝わります。
この際、過去の経験を通じて得た気づきや成長のプロセスに触れると、なぜその目標が自分にとって特別な意味を持つのかが伝わりやすくなります。
たとえば、ゼミのプロジェクトでリーダーシップを発揮した経験がある場合、その経験から得た学びが現在の志望動機にどのように影響しているかを述べると、説得力が増します。
また、成し遂げたい理由をしっかりと示すことは志望動機における一貫性を保つためにも重要です。
理由が具体的であるほど、あなたの価値観や行動原理が企業の目指す方向性と重なっていることが強調されるのです。
その企業を選んだ理由
志望動機を完成させるためには、なぜ他社ではなくその企業を選んだのかを具体的に述べることが欠かせません。
他の企業の特徴を踏まえた上で、その企業ならではの魅力や強みに着目し、志望動機に反映させると良いでしょう。
企業研究を通じて得た知識をもとに、企業のビジョンや理念、事業戦略に共感した点を具体的に述べると、あなたの志望動機に一貫性が生まれます。
例えば、企業が行っている社会貢献活動や先進的なプロジェクトが自分の目指す方向と一致していることを説明すると、その企業で成し遂げたいこととリンクし、面接官が理解しやすくなります。
この際、企業の採用ページや過去の社員インタビューなどを調べ、企業独自の文化や価値観について具体的に触れると、他の応募者との差別化が図れるでしょう。
【400字の志望動機の書き方】意気込みを伝えきる構成4ステップ
続いて、志望動機において意気込みを分かりやすく伝えるための構成の4ステップを紹介します。
以下の4ステップを参考にした上で、ぜひ志望動機を作成してみてください。
Step 1 志望動機を簡潔に伝える
400字の志望動機を書く際、まず最初に志望動機を簡潔に伝えることが重要です。
字数に制限があるため、長々とした説明や冗長な表現は避け、要点を絞って分かりやすく伝えることが求められます。
志望動機の冒頭では、なぜこの企業を選んだのかという基本的な問いに対する答えを明確に示すべきです。
この際、自分がその企業に対して抱いている期待や共感するポイントを具体的に述べることで、読み手に伝わりやすくなります。
また、志望動機は単なる表面的な理由にとどまらず、自分の価値観や目指す方向性と企業のビジョンが合致していることを示すことで、信憑性が高まります。
この段階では、複雑な背景説明や過去の経験に深入りする必要なく、シンプルかつ効果的に志望の理由を伝えることがポイントです。
Step 2 興味のある業務内容を伝える
次に、入社後に取り組みたい業務内容について具体的に伝えることが求められます。
企業側は応募者がどのような業務に興味を持ち、どのように貢献したいと考えているのかを知りたがっています。
ここでは自分が特に関心を持っているプロジェクトや業務領域を明確にし、その理由を示すことが重要です。
例えば「企業の製品やサービスに対する興味」「特定の技術やスキルを活かしたいという思い」など、具体的な業務内容に対する意欲を伝えることで、採用担当者に自分のモチベーションの高さを伝えることができます。
また、この段階で企業が提供する機会やリソースをどのように活用したいと考えているかを述べることで、入社後の積極的な姿勢をアピールすることも可能です。
Step 3 志望したきっかけを伝える
志望動機に説得力を持たせるためには、志望したきっかけを伝えることが欠かせません。
「なぜこの業界や業種に興味を持ったのか」という背景を明確にすることで、志望動機に深みが増し、読み手に納得感を与えることができます。
きっかけとなった経験や出来事を具体的に説明しながら、現在の志望にどのように結びついているかを示すことが重要です。
例えば、過去の経験や学びを通じて得た洞察や企業との出会いが自分に与えた影響などを具体的に述べることで、志望動機が単なる希望や憧れにとどまらないことを示せます。
このステップでは、志望動機が偶然や漠然としたものではなく、しっかりとした根拠に基づいていることを示すことで、信頼性の高いアピールが可能となります。
Step 4 入社後のビジョンを伝える
最後に、入社後のキャリアビジョンや「どのように活躍したいか」を具体的に伝えることで、志望動機を締めくくります。
企業は応募者がどのような目標を持ち、将来どのように成長していくのかを重視しています。
したがって、入社後のキャリアビジョンを明確に示し、自分が企業にどのように貢献したいと考えているかを伝えることが重要です。
ここでは、自分の強みやスキルをどのように活かして企業に貢献するか、また将来的にどのような役割を担いたいかを具体的に述べることが求められます。
このビジョンが企業の方向性や目標と合致していることを示すことで、採用担当者に「この応募者は長期的に貢献できる人材である」という印象を与えられます。
入社後のビジョンを明確に伝えることは、応募者の意欲やコミットメントを強く示す要素となり、志望動機全体の説得力を高めるために不可欠です。
【400字の志望動機の書き方】志望動機を伝える際のポイント
ここまで400文字で志望動機を書く際の構成などについて詳しく紹介してきました。
ここからはさらに1段階クオリティの高い志望動機を作成するために、伝える時のポイントについて詳しく紹介していきます。
ここまで紹介してきた内容だけでも十分質の高い志望動機は作成できることでしょうから、時間に余裕のある方に行って欲しい対策であると言えます。
具体的なエピソードを述べる
志望動機を話す際は、可能な限りエピソードは具体的にするようにしましょう。
これは構成の部分でも詳しく紹介したことなので、もうすでに理解ができている方は飛ばしても構いません。
なぜ具体的なエピソードを述べる必要があるのかというと、企業の採用担当者は基本的にあなたのことは全く知らないからです。
たまたま知り合いであるという奇跡的な確率を除き、企業の採用担当者とあなたはせいぜい就職説明会で会ったことがある程度でしょう。
よって、あなたに対する前提知識が全くないので、エピソードが具体的でないと、よくわからないのです。
あなたがなぜその企業は志望しているのか、誰が読んでもわかる、客観的で分かりやすい説明をしていく必要があると言えます。
数字など定量的なものを用いて説明するのもおすすめです。
人柄や価値観がわかるものを使おう
エピソードは様々あるとは思いますが、自分自身の人柄や価値観がわかり、説明できるエピソードを使用しましょう。
企業側は就活生のことを知りたくて、質問をしています。
具体的なエピソードの過程から人柄や価値観が分かることができれば、自分が企業とマッチしているのだとアピールすることができます。
キャッチーな表現を用いる
全ての志望動機に盛り込むことができるものではないので、無理に行う必要があるものではありませんが、もしできるならばキャッチーな表現を用いるのも選択肢の一つであると言えるでしょう。
志望動機が他の就活生と差別化されているものであると、他の企業の採用担当者もあなたにあなたの志望動機が目に止まるはずです。
就活において無理に差別化を図ろうとしてマイナスな印象を与えるのはおすすめしませんが、もし可能であればキャッチーな表現を盛り込んで、他の就活生と差別化を図っていきましょう。
特にあなたの志望動機が他の就活生と似たようなものである場合は、特に差別化を図る必要があります。
自分の長所を用いる
志望動機の部分は、自分がなぜその企業を志望しているのかについて述べる部分なので、長所については話さなくて良いと思っている人も多いのではないでしょうか。
自己PRや長所などについて聞かれることも多いので、志望動機では長所について全く話さない人もいるはずです。
しかし、自分がその企業に入りたいと考えていることだけについて400文字で述べているだけでは、企業の採用担当者はあなたを採用したいと思ってくれません。
自分がどのような長所を持っていて、それをどのように業務に活かすことができるのか盛り込むことができれば、一気に企業の採用を担当者に良い印象を与えることができるはずです。
ただ「貴社に入りたいです」と言っているだけでは、入社後、その後どう貢献してくれるのかよく分かりません。
しかし、「私の長所である〇〇を活かして貢献したいと考えています。」などと述べることができれば、企業の採用担当者はあなたが活躍してくれるイメージをすることができ、自社に迎え入れたいと考えてくれるはずです。
その企業でしか使えない理由を述べる
企業によってはなかなか難しいかもしれませんが、可能な限りその企業でしか使えない理由を述べることが重要であると言えます。
その業界において、その企業しか行っていない取り組みなどがあれば、積極的に志望動機に盛り込んでいきたいところです。
もしそれが難しい場合でも、例えば「営業職に魅力を覚えたから」「接客が好きだから」など、どの企業でも当てはまるような、あまりにも汎用性の高い志望動機を述べることはおすすめしません。
企業側も「この会社にこそ入りたいと思っている人材」を採用したいと思っているはずです。
よって、志望する企業についてしっかりと調べ、独自の魅力について述べ、それが志望動機と関連していることを説明することができれば良いでしょう。
一文は短めに書く
志望動機を書く際には一文を短めにまとめることがポイントです。
文章が長くなると、何が言いたいのか分からず、伝えたいことが埋もれてしまうでしょう。
理想的な長さは一文あたり50~70文字程度であり、簡潔に表現することを意識することで、読みやすさが格段に向上します。
企業側は大量の志望動機を短時間で確認するため、情報を短く、そして的確に伝えることが求められます。
一文を短めにすることで、文章全体のリズムも良くなり、読み手がストレスなく内容を理解しやすくなります。
段落ごとに内容をはっきり分けることで、文章全体が整理され、伝えたいメッセージがより分かりやすくなるでしょう。
【400字の志望動機の書き方】文字数を増やす方法
続いて、志望動機において文字数を増やす方法について紹介します。
指定の文字数を満たせていない場合、そのまま提出するのは当然ながら避けるべきことです。
以下の4つの工夫を参考にして、なんとか文字数を増やせないか取り組んでみてください。
将来のビジョンを加える
志望動機の文字数を増やす最も効果的な方法は、将来のビジョンを加えることです。
志望を述べた後に、将来、入社後どのようなキャリアを築きたいのか、どのように企業に貢献したいのかといった将来のビジョンを追加することで、内容に深みが増し、説得力が高まります。
企業は、応募者がどのような目標を持ち、長期的にどのような役割を果たそうとしているのかを重視しています。
したがって、将来のビジョンを明確にすることで、企業側は「この人と一緒に働けばこのような成果が期待できる」と具体的にイメージしてもらいましょう。
また、将来のビジョンを加えることで、あなたが企業とともに成長していく姿勢を強調することができ、志望動機の完成度がさらに高まります。
エピソードには「なぜ」を加える
「志望動機の文字数が300字程度までは完成しているが、もう少し分量を増やしたい」と考えている場合、具体的なエピソードに「なぜ」を加えることが効果的です。
つまり、行動や選択の理由を示すことで、エピソードに深みと説得力を持たせることができるのです。
例えば、なぜその行動を取ったのか、なぜその選択をしたのかといった動機を加えることで、応募者の価値観や思考プロセスがより明確に伝わります。
企業は単に結果だけでなく、その背後にある考え方や姿勢を知ることで、応募者が自社にどのようにフィットするかを判断しています。
したがって、エピソードに「なぜ」を加え、文字数を増やしながら企業が求める人物像との一致度を高め、志望動機の内容を充実させましょう。
より具体的に書く
志望動機をさらに充実させたい場合、抽象的な部分を具体的に書くことが効果的です。
例えば、成し遂げたいことや取り組みたいことについて、どのようにそれを実現しようと考えているのか、具体的な方法やアプローチを明確にするようにしましょう。
抽象的な表現は読み手にとって分かりにくく、印象に残りにくいことが多いため、具体性を持たせることで志望動機に説得力が増します。
例えば「顧客満足度を向上させたい」という目標を述べる際には、「顧客の声を積極的に収集し、それを基にした改善策を提案する」といった具体的な行動計画を付け加えることで、目標が現実的であることを示すことができます。
このように、抽象的な部分を具体的な内容に変換することで、志望動機の内容が豊かになり、文字数も自然に増えるため、短い志望動機を補強するために非常に効果的な手法であると言えるでしょう。
「です・ます」調にする
志望動機の文章を「です・ます」調に変更することで、自然に文字数を増やすことができます。
丁寧に書くことで文章が長くなり、短い文章に比べて、よりしっかりとした印象を与えられます。
特にビジネスの場面では、「です・ます」調を使用することで礼儀正しく丁寧な印象を与えることができ、読み手に対する配慮を示すことも可能です。
また、「です・ます」調は文書が柔らかく感じられるため、読み手に対してより親しみやすい印象を与える効果もあります。
「です・ます」調を使うことで、文章が自然に長くなり、しかも丁寧な表現が加わることで読み手に対して信頼感を与えることができるため、文字数を増やす手段として非常に有効です。
【400字の志望動機の書き方】文字数が多すぎる時の対処法
文字数を増やす方法については理解できましたが、反対に「増やしすぎて削らなければならない」となった場合には、どのような対処をしなければならないでしょうか。
以下の2つの方法を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
他の言葉で言い換える
志望動機の文字数が多すぎる場合、まずは長い表現や冗長な言い回しを簡潔で短い言葉に言い換えることを考えてみましょう。
例えば、「〇〇することができる」という表現は「〇〇できる」に置き換えることで文章をすっきりさせられます。
また、カタカナや専門用語を使う場合、それらが本当に必要か見直し、可能ならば短い日本語に置き換えることも検討してみてください。
さらに、同じ意味を繰り返し表現している箇所があれば、それらを削除し、1つの表現でまとめることでも字数を減らせます。
このように、冗長な表現や言葉を短くシンプルに言い換えることで、文章全体がコンパクトになり、伝えたい内容がより明確に伝わるようになるでしょう。
言い換えを行い、文章が無駄なく引き締まり、志望動機としての説得力を損なわずに指定の文字数に収めることを推奨します。
伝えたい情報を絞る
文字数が多くなりすぎる原因の1つとして、盛り込む情報が多すぎることが挙げられます。
志望動機を書く際には、伝えたい要点を明確にして、それに絞った情報を記載することが重要です。
内容を再確認して、最も強調すべきポイントがどこにあるか見極め、それ以外の部分を削っても意味が通じるならば、削ってみても良いでしょう。
自分の経験やスキルをいくつも羅列するのではなく、最も企業にとって有益であり、自分の強みを最もよく表している1つに焦点を当てることで、効果的な志望動機が作れます。
また、関連性の低い情報や必要以上に詳細な説明が含まれていないかもチェックし、それを削除することで文字数を減らすことが可能です。
伝えたい情報を絞ることで、内容が整理され、よりクリアなメッセージにもなります。
無駄な表現を削る
最も簡単な対処法は「無駄な表現を削ること」です。
丁寧に書こうとして「そのため」「さらに」などの接続詞を多用していると、かえって文章が長くなり、読みづらくなります。
必ずしも必要でない場合も多いため、文章の流れを考えながら減らしていきましょう。
また「〜だと思います」や「自分は〜と感じました」などのあいまいな表現も、削るか、より簡潔な表現に置き換えると、内容が一層クリアに伝わります。
また、同じ内容を異なる言葉で繰り返していないかも確認しましょう。
たとえば「自分の強みとして、粘り強さがあり、最後までやり抜く力があることです」という場合は「粘り強く、最後までやり抜く力があります」と短縮できます。
企業を選んだ理由を重点的に
文字数が多い志望動機は、その企業を選んだ理由を中心に構成し直すことで、大幅に整理できます。
志望動機で最も重要なのは「なぜこの企業なのか」を伝えることです。
そのため、エピソードやアピールが重複している場合は、企業を選んだ理由に関係するものだけを選び、簡潔にまとめると良いでしょう。
企業研究を通じて得た情報から、その企業ならではの特徴や魅力を具体的に記述し、他の企業との違いに言及することで、印象に残りやすくなります。
また、企業が求める人物像やミッションに共感した理由を中心に据えると、企業とマッチしていることを強調できます。
例えば、企業が重視する姿勢に対して自身の経験や価値観がどう合致するのかを具体的に示すことで、志望の理由が「憧れ」ではなく現実的であることを強調できるでしょう。
【400字の志望動機の書き方】ワンランク上の志望動機にしよう
続いて、ワンランク上の志望動機に仕上げるための対策についても紹介します。
ここまで紹介してきたポイントを踏まえるだけでも十分質の高い志望動機は作成できますが、以下の点を意識すればさらに良い志望動機になるでしょう。
志望動機に関連したエピソードを入れる
志望動機をさらに魅力的にするためには、自分の経験や価値観がなぜその企業や業界への志望に結びつくのかを示す、具体的なエピソードを加えることが重要です。
例えば「大学時代に取り組んだプロジェクトで問題解決能力が培われた」「アルバイトで培った顧客対応力を、企業で活かせると感じた」など、その具体的な状況や、自分が得た教訓を述べることで、強い説得力を持つ志望動機に仕上がります。
関連度の高いエピソードが加わると、あなたの適正や人となりを理解してもらいやすくなります。
また、エピソードは企業の求める人物像に沿った内容であることが大切です。
自分の経験が企業の価値観や目指す方向性と合致している点を示すことで、企業研究をしっかり行っていることも伝えられます。
企業との繋がりを示す
企業とのつながりを明確に示すことで、その企業への思い入れや理解度を伝えられます。
企業の製品やサービスを利用した経験や、その企業に対して抱く独自の視点がある場合には、そうした具体的な体験を交えながら、志望の熱意を表現すると良いでしょう。
例えば、その企業の製品が日常生活に与えた影響や、その商品がどれだけ自分にとって価値のあるものかを述べると、他の志望者との差別化が図れます。
また、企業が進めているプロジェクトやビジョンに共感していることを説明できれば、企業研究がしっかりと行われていると感じてもらいやすくなります。
「自分はこの企業だからこそ志望している」という理由を具体的に述べることで、採用担当者も「この応募者はうちの本質を理解している」と好意的に受け止めるでしょう。
【400字の志望動機の書き方】例文
ここからはここまで紹介してきた内容をもとに、400文字の志望動機の例文について紹介していきます。
さまざまな業界に関しての志望動機を紹介していくので、あなたが入りたいと思っている業界があればその例文を中心に参考にしてみてください。
また、本記事で紹介した構成や注意点、ポイントなどについて踏まえた上で作成されている例文なので、時間に余裕のある方は自分と関係のない業界の例文もぜひ併せて読んでみてください。
コンサルティング業界
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IT業界
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保険業界
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メーカー
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食品
建築
エンジニア
総合職
【400字の志望動機の書き方】どうしても書けない時は
今回は志望動機を作成するにあたってのポイントはもちろんのこと、注意点やおすすめの構成方法について詳しく紹介してきました。
本記事を読んだだけで質の良い志望動機が作成できた方もいるかもしれません。
しかし、なかなか一つ記事を読んだだけで完璧なものを作成できるという人はいないでしょう。
そこで、おすすめなのは就活エージェントを利用することです。
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本記事の趣旨は志望動機を作成することですが、もし自己PRや面接対策など、他に不安なところがある場合は、そちらも併せて相談することができるので、ぜひ一度気になる方は登録してみてください。
おわりに
今回は志望動機を400文字で作成するにあたってのポイントや構成、注意点などについて紹介しつつ、業界別に豊富な例文を紹介してきました。
確かに志望動機を作成することは大変かもしれませんが、就活において最も重要なものの一つなので、質の高いものを作成する必要があります。
本メディアでは他にも志望動機の作成方法について詳しく紹介している記事が複数あるので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。