就活に有利なバイト7選！得られるスキルやアピール方法を解説

就職活動の準備を始めるうえで、学生がガクチカや自己PRを作成する際に頻繁に用いられるエピソードが、アルバイトです。バイトには様々な種類があり、その中には就活で役立つ経験を得られるものもあります。

この記事では、就活で有利になるおすすめバイトや、身につくスキル、そのアピール方法を解説しています。バイト選びに悩んでいる方や、就活でバイト経験をどのように伝えたら良いかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

【就活に有利なバイト】バイト経験は就活で有利になるの？

就職活動のエントリーシートや面接でよく聞かれる質問として、「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」があります。

そこで、バイト経験はあなたの強みを効果的にアピールするためのネタになります。

自身のバイト経験の中で、どのような成果を残したか、どのような役回りをしていたかなどのエピソードを話すことで、今まで取り組んできたことをアピールできるだけでなく、あなたの人柄も伝えることができます。

また、社会にでて働く経験を積めるため、他の活動よりも企業に入社後のイメージをしてもらいやすく、高評価につながる可能性が高いという利点があります。

【就活に有利になるバイト】志望業界・職種に繋がるバイトは有利になる

目指している業界や職種につながるアルバイトの経験がある人は、就活において非常に有利となる可能性が高いです。

例えば、IT業界を目指している人の場合はエンジニアとしてインターンに参加したことや、事務職を目指している人の場合はコールセンターで働いた経験などが非常に有利な経験となります。

したがって、もし就活までに時間のある場合、自分が目指している業界につながるアルバイトをして、実務経験を積んでおくようにしましょう。

【就活に有利なバイト】自己PRやガクチカで企業が評価しているポイント

自己PRでは、あなたの人柄や強みがその企業にマッチするかを判断しています。

印象的なエピソードを持っていたり、大きな成果を残していたとしても、企業側が求めている能力と合致していなければ採用はしてもらえません。

そこで、企業の特徴や文化などをよく知って、それに合った強みを伝えることが大切です。

ガクチカでは、あなたの物事へ取り組む姿勢や、そこで得た経験やスキルをどのように入社後の業務に活かすことができるのかを評価しています。

そこで、自己PRを考えるときと同様に、企業の求めている能力に合わせてガクチカを考える必要があります。

【就活に有利なバイト】バイト未経験だと不利になる？

バイト経験は、就活で自分をアピールするうえで役立ちますが、未経験だからといって不利になることはありません。

留学やボランティア、部活動など、他に力を入れて取り組んでいることに基づいて、あなたの強みを伝えることができれば特に問題はありません。

その経験において、あなたが直面した困難や、それを乗り越えるための工夫などについてアピールできるようにしましょう。

【就活に有利なバイト】単発バイトは不利になる？

単発のアルバイトは、「長続きしない人である」とみなされるのではと不安に感じている人も少なくないでしょう。

しかし、結論から言うと、単発バイトの経験を話すからといって、不利になることはありません。

とはいえ、短期間のアルバイトでは、長期間のアルバイトよりスキルが身につかないことが多いことが懸念点として挙げられます。

また、伝え方によっては「継続力がない」と捉えられてしまうこともあります。

したがって、単発バイトの経験をアピールする際は、なぜ単発で働いていたのか、どのようなことに注力していたのかについてわかりやすく説明することが重要です。

たとえば「家業を手伝うため」「授業の日程が変更になることが多かったため」など、単発バイトを選んだ理由を一言添えると、悪い印象を与えにくくなります。

【就活に有利なバイト】就活に有利なバイト7選

バイトには様々な職種があり、それぞれで得られる経験や身につくスキルは多岐にわたります。

そこで、あなたが将来就きたい仕事に合ったバイトや、幅広く使えるスキルを学べるバイトを選ぶと、就活で効果的にアピールできる経験を入社前に積むことができます。

ここからは、就活に有利なバイト7選をご紹介します。

1.企業インターン（長期）

1つ目は、企業の長期インターンです。

入社前に実務経験を積むことができ、専門的なスキルを身に着けることができます。

学生のうちからこれらのスキルを身につけることは難しく、他の学生と差別化することができます。

また、既に将来の希望業界や職種が決まっている場合は、同業種の長期インターンをすることで、就活時の強いアピールポイントになります。

長期インターンは、企業理解や就業体験を目的とした短期インターンとは異なり、実際に企業に入社して社員の方と共に実際の業務に取り組むことができます。大学1年生からインターンを募集・採用している企業も多く、早い段階から社会人としての力をつけることが可能です。

長期インターンは就活で役に立つ？探し方や就活に活かすコツも解説！

営業

営業職のインターンは数あるアルバイトやインターン経験の中でも、非常に有利な経験としてアピールできるものです。

法人営業では企業や団体に対して商談を行い、長期的な取引関係を築くことが求められます。

個人営業では個人の顧客に対して商品やサービスを提案し、購入を促す活動が主な業務となります。

いずれにおいても、交渉力やコミュニケーション能力、問題解決能力や傾聴力を養うことができ、どのような業界においてもアピールしやすい能力を身につけられます。

また、営業成績や達成目標の具体的な数字を示すことで、自分の成果を明確にアピールできるのも有利な理由の1つです。

マーケティング

マーケティングのインターンシップ経験も、就職活動で強力なアピールポイントとなります。

マーケティングはWebマーケティングとリアルマーケティングに分類され、それぞれ異なるアプローチが求められます。

ウェブマーケティングではデジタルプラットフォームを活用した集客施策が主な業務です。

SEO対策、SNS対策、コンテンツマーケティング、メールマーケティングなどを通じてターゲット顧客を引きつけ、販売につなげます。

一方リアルマーケティングではイベントの企画運営や店舗でのプロモーション活動を行い、直接的な顧客接点を通じてブランド認知を高めます。

いずれにおいても市場分析やデータに基づいた戦略立案、効果測定のスキルを習得できるため、企業の成長戦略に直結する重要な要素であり、就職活動において大きな強みとなります。

エンジニア

エンジニアを目指す人に限らず、IT業界を目指す人ならば誰にとってもエンジニアのインターンシップ経験は非常に価値があるものです。

エンジニアの業務内容には企画や設計、コーディング、チームでプロジェクトを進めることなどが挙げられますが、いずれもIT業界において非常に役立つ能力です。

エンジニアとしての就職を目指している人はもちろんのこと、IT業界の他の職種を目指している人にとっても強力なアピール材料となります。

特に、チームで何かプロジェクトに取り組んだ経験がある人は、コミュニケーション能力や協調性が高いとみなされる可能性が高いです。

IT業界ではチーミで業務に取り組むことが多いため、活躍が期待できる人材であるとみなされるでしょう。

2.コールセンター

2つ目は、コールセンターです。

実際の業務を始める前に、企業でマナーに関する研修がある場合が多いため、適切な言葉遣いやビジネスマナーなどの社会人に必要なスキルを身に着けることができます。

基礎的なビジネススキルを入社前に身に着けておくと、企業からの高評価に繋がります。

また、お問い合わせ対応でお客様からの疑問や要望に応える必要があるため、顧客に合わせて対応する柔軟性や即座に相手の状況を把握して提案する能力、意図を分かりやすく相手に伝える言語化能力が身につきます。

3.塾講師・家庭教師

3つ目は、塾講師・家庭教師です。

塾講師や家庭教師は、様々な生徒に対して勉強を教えますが、生徒によって学習の進捗状況や、得意・不得意などが異なります。

そこで、生徒の学習状況を管理して適切な進め方を考えることで、マネジメント能力が身につきます。

また、生徒の学習状況を理解し、その人のレベルに合わせた授業を行う必要があるため、個人の状況やレベルに合わせた適切な対応の仕方を身に着けることができます。

4.ホテルスタッフ

4つ目は、ホテルスタッフです。

ホテルで働く際には、飲食店などでの接客よりも質の高い接客が求められます。

お客様に対応し、細やかな気配りをする必要があるため、正しいビジネスマナーや相手を気遣い配慮する力、周りを見る力が養われます。

ホテルでのアルバイトは、ホテル業界に就職したいと考えている学生だけでなく、社会人としての高いビジネススキルを学びたいと考えている方にもとてもおすすめです。

5.飲食店・アパレルの接客業

5つ目は、飲食店・アパレルの接客スタッフです。

お客様やスタッフなど多くの人とコミュニケーションを取り、周りを見て積極的に行動することが必要とされるため、対応力やコミュニケーション能力が身につきます。

また、バイトリーダーを任された場合は、他のアルバイトをまとめて指示を出す必要があり、リーダーシップやマネジメント能力を身につけることができます。

接客経験を通して培われた協調性やコミュニケーション能力は、就活時にアピールポイントになります。しかし、飲食やアパレルでのバイト経験をアピールする就活生は多いため、エピソードの印象が弱くなる場合があります。

そのため、バイト経験の中で主体的に取り組んだ事を、あなただけのエピソードとして伝えることが重要です。

6.事務・データ入力

6つ目は、事務・データ入力のバイトです。

ExcelやWordなどの基礎的なPCスキルや、業務を効率よく正確に処理するスキルが身につきます。

PCスキルは社会人になった後も、幅広い業務で必要とされるため、将来的にオフィスで働きたいと考えている方におすすめのアルバイトです。

また、PCスキルは実際の業務にすぐに活かすことができる能力のため、企業の即戦力として活躍することができそうという印象を与えることができます。

7.受付

7つ目は、受付です。

受付のアルバイトでは、会社に訪れたお客様に丁寧に対応することが求められます。また、お客様が分からないことや、トラブルが発生した場合は、受付が疑問点を解消したり、トラブル対応をする必要があります。

そのため、業務を通してビジネスマナーやお客様への対応力を身につけることができます。

また、受付はその会社の顔となる存在のため、相手に好印象な表情やふるまい方も学ぶことができます。

【就活に有利なバイト】バイト探しで悩んでいるなら企業インターンがおすすめ

特にやりたいと考えているバイトがなければ、企業インターンが最もおすすめです。

企業インターンでは、他のアルバイトとは異なる貴重な経験ができ、就職活動で企業側の印象に残るガクチカや自己PRを作成するうえで、非常に役立つ経験ができます。

以下に、企業インターンをすることのメリットを3つご紹介します。

メリット1　実務経験が積める

他のアルバイトとは異なり、学生のうちからオフィスで専門性の高い実務経験を積むことができます。

実際に業務を経験しているため、志望企業に入社後も活かせるスキルを培うことができます。

また、企業もあなたが入社後に活躍しているイメージがしやすくなるでしょう。

さらに、社会人の方々と関わる機会が増えることで、様々な考え方、キャリアプランについて知ることができ、自身の視野が広がることに繋がります。

メリット2　業界や企業への理解が深まる

実際に興味のある企業・業界の業務に携わることで、企業や業界への理解が深まり、入社したときのイメージがしやすくなります。

業界について自分で調べて、知識をつけるだけでは分からないことは多くあります。

そこで、実際に業務を経験する中で、本当にその業界・職種が自分に合っているのかを吟味し、あなたの将来就きたい職業について深く考える機会になります。

メリット3　他の学生と差別化できる

アルバイトでは、通常マニュアルに従って行動をする必要があり、社員とは仕事内容が異なっていて裁量がない場合が多いです。

しかし、企業インターンでは社員の方々と同じような業務を扱うため、自分の仕事に責任を持ち、主体的に考えて行動するという経験ができます。

【就活に有利なバイト】バイト経験を就活でアピールするときのポイント

就職活動で企業から高い評価を得るために、あなたのバイト経験をアピールするときのポイントを知っておきましょう。

まだ就職活動を始めていない方も、後にバイト経験をアピールできるように、以下のポイントを意識して目的をもって働くようにすると、エピソードを作りやすくなります。

ここでは、あなたが今まで取り組んできたバイト経験を就活で効果的にアピールするための方法を解説します。

バイトで何を学んだのかを伝える

まず、自分のバイト経験から、何を学んだのかを伝えましょう。

その学びを効果的なアピールポイントにするために、志望している業界や企業で活かすことができそうな学びを探しましょう。

その学びを得るまでの過程を伝える

その学びを得るまでにどんな苦労や困難があったかなどの経緯を伝えましょう。

それを乗り越えるためにどんな工夫をしたのかを伝えることで、あなたの人柄や物事に取り組む姿勢も企業側に知ってもらうことに繋がります。

学びを企業でどう活かすのかを伝える

あなたのバイト経験から培った学びを活かして、あなたが企業にどのように貢献できるのかを伝え、自分の学びや強みが企業の理念や事業内容に一致しているということをアピールしましょう。

【就活に有利なバイト】バイトのエピソード例

バイト経験を就活で用いるうえで、どのような経験や学びをアピールすることができるのか、エピソード例を参考にして理解を深めておくことが大切です。

そこで、自己PRやガクチカを考える際に使える、バイト経験に関するエピソードの例をそれぞれの職種に合わせてご紹介します。

自分のバイト経験に当てはめて考えてみてください。

企業インターンのエピソード

コールセンターのエピソード

塾講師・家庭教師のエピソード

ホテルスタッフのエピソード

飲食店・アパレルの接客業のエピソード

事務・データ入力のエピソード

受付のエピソード

エージェントに相談しよう

アルバイトの経験を自己PRやガクチカで魅力的に伝えたいと考えているものの、どうすればうまく書けるかわからないと考えている人も多いでしょう。

そこでおすすめは就活のプロに相談することです。

就活エージェントを利用することで、どのような準備をすれば良いか、どうすれば良い印象を与えられるかなどについてのアドバイスを受けられます。

書類選考や一次選考免除の特別選考ルートへの案内をしてくれることもあります。

ジョブコミットは完全無料で利用できるサービスであるため、気になる方は以下のリンクから登録してみてください。

まとめ

ただバイトをしていたからと言って、就活に有利な経験ができるわけではありません。

しかし、以上のアルバイトを始めることで、より就活でアピールできるエピソードが作りやすくなります。

目的意識をもって、そこで身につくスキルについて考えたうえで、あなたのバイト経験を活かして就活を有利に進めましょう。