明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・早期選考について
・早期選考の探し方
・早期選考に参加するコツ
・早期選考について知りたい人
・早期選考の探し方について知りたい人
・早期選考の参加するコツを知りたい人
【就活生必見】早期選考とは?早期内定の極意を徹底解説!
はじめに
就職活動をはじめると、早期選考に関する情報を目にすることがあります。
早期選考は、やる気がある就活生だけが取り組むものと考えている人が多いでしょう。
しかし、早期選考にはなるべく参加しておいたほうが良い理由があります。
早期選考では、自分で情報を収集して、チャンスを掴まなければ参加できないのも事実です。
この記事では、早期選考は何のために行われるのか、メリットやデメリット、早期選考に参加する方法やよくある質問についてご紹介します。
ぜひ参考にして、早期選考による内定のチャンスを勝ち取りましょう。
【早期選考とは】早期選考とは
早期選考を受けるにあたり、そもそも早期選考とは何かを知っておく必要があります。
早期選考とは、就活の全体的なスケジュールにおいて、一般的に就活情報が解禁され、企業へのエントリーが開始される3月1日以前に行われる選考のことです。
通常の選考は本選考と呼ばれ、3月1日を過ぎてから行われる選考になります。
早期選考は、それだけで本選考と同じ内定を獲得できるものから、事前に就活生をふるいにかけて、本選考の足がかりにするものまであります。
企業によって範囲が異なるため、事前の情報収集なしには参加できません。
早期選考には、実施する企業側と参加する就活生側の双方に、さまざまなメリットがあります。
自分は早期選考でどのような恩恵を受けられるのか、逆にデメリットはないのかなど、詳しく知っておきましょう。
早期選考の合格率
結論として、早期選考に合格できる割合は3割から4割ほどといわれています。
しかし、早期選考で内定をもらえる学生は年々増えている傾向にあるため、あなたが受ける企業によっては、より高い確率で合格できるかもしれません。
しかし、「過半数が合格できる、簡単な試験」というわけではないため、しっかりと対策をしてから望むことが求められます。
業界別選考時期
続いて多くの就活生が目指す代表的な業界におけるそれぞれの選考時期について簡単に紹介します。
自分が目指している企業がある場合はぜひ簡単に目を通しておいてください。
コンサル業界
コンサル業界の選考時期は大学3年生の10月から11月ごろが一般的です。
また、コンサル業界ではサマーインターンシップが重要な役割を果たし、これを通じて内定が決まるケースが少なくありません。
したがって、早期選考の場合は7〜9月、一般の選考を受ける場合は2〜3月に内定が出ることが多いです。
サマーインターンに参加することで企業の業務内容や社風を理解し、自分の適性を見極めることが大切といえるでしょう。
マスコミ業界
マスコミ業界は大学3年生の11月から翌年3月にかけて選考を行うことが多いです。
また、内定は12月から翌年3月に出ることが多いとされています。
ただし、マスコミ業界は幅が広いため、新聞社やテレビ局、出版社など、それぞれの企業が異なるスケジュールで選考を進めます。
あなたが目指している企業がどの時期に選考を行うかは、必ずチェックするようにしましょう。
また、ESや面接では独自の視点や意見を示すことが求められるため、ニュースや社会問題について自分の意見を述べる練習をしておくと良いでしょう。
広告業界
広告業界は比較的選考を始める時期が早く、大学3年生の3月頃に開始されることが一般的で、内定は大学4年生の4月から5月頃に出ることが多いです。
選考においては、まず自分の過去のプロジェクトや活動を整理し、具体的な成果や経験をもとに自己PRを作成するようにしましょう。
特に過去に企業が手掛けた広告キャンペーンやプロジェクトなどについて調べておくことが大切です。
外資系
外資系の企業の選考時期は大学3年生の10月から11月頃が一般的です。
早い場合は3年生の11月から12月頃に内定が出ることもあります。
外資系企業はグローバルな視点を持つ人材を求めており、選考プロセスも国内企業とは異なる部分が多いです。
特にリーダーシップや自主性、問題解決能力が重視されるため、これらの能力を積極的にアピールするように準備しておきましょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は大学3年生の3月頃に選考が始まり、内定は大学4年生の4月から6月頃に出ることが多いです。
しかし、それぞれ柔軟な選考方法を採用しているところも多いため、上記のような枠に当てはまらないことも多々あります。
ベンチャー企業の選考対策としては自主性やモチベーションの高さが重視される傾向があります。
したがって、自分が企業に入ってからどのように貢献するか、そしてどのように成長するかを積極的にアピールすることを心がけましょう。
【早期選考とは】早期選考を実施する理由
そもそもなぜ企業は、わざわざ就活スケジュールを早めてまで早期選考を行うのでしょうか。
本選考まで待っても多くの就活生が集まるのであれば、わざわざ早めに選考を行うからには、何か理由があるはずです。
早期選考には企業にとっても多くのメリットがあり、特に「優秀な学生を確保したい」「選考スケジュールに余裕を持たせたい」といった場合に有効です。
そしてこれらの理由は、学生側が享受するメリットや確認されるポイントなどにも、密接に関わります。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
優秀な学生を確保するため
早期選考を行う企業の目的は、優秀な学生を確保することです。
優秀でやる気がある学生は、早期選考がはじまるより前から、すでに情報収集をはじめています。
そのため、企業に実際に赴くインターンシップなどにも積極的に参加しており、就活に関する情報への感度が高いです。
あえて早期に選考を実施すれば、ほかの企業より目立てそうといった学生の目に留まりやすくなります。
早めに内定を出して人材の囲い込みを行い、ほかの企業に優秀な学生を取られないようにしているのです。
しかし、早期選考で内定をもらった段階で就活を終了する学生は少なく、基本的にはもらった内定を滑り止めにしながら、本命の企業の選考を受ける人が多いでしょう。
優秀な学生にとっては、将来の選択肢が増える選考形態となります。
選考スケジュールに余裕を持たせるため
企業が早期選考を行うのは、就活スケジュールに余裕を持たせるためでもあります。
ほとんどの企業では、毎年非常に多くの学生が応募してくるため、本選考の期間だけで捌ききるのは難しいです。
あの人もこの人もとゆっくり確認していると、時間が足りなくなってしまいます。
しかし、企業は毎年の採用人数をあらかじめ決め、それに合わせて予算を組んでいるため、予定より少ない人数で終わらせるわけにはいきません。
そこで、予定していた人数を採用できるように、選考スケジュールに余裕を持たせておく必要があります。
早期選考であらかじめ内定を出す、あるいは目星をつけておくことで、本選考の際に見なければならない人数が減り、余裕を持って選考を行えるようになるのです。
【早期選考とは】メリットとは
ここからは、早期選考を受ける学生側のメリットを見ていきましょう。
学生側にとっては、本選考の準備期間での選考になるため負担も増えますが、それを取っても大きなメリットが得られます。
早期選考で内定を確実に得られる保証はありませんが、本選考に向けた良い経験になることはたしかです。
本命の企業でないからこそ、早期選考で練習台になってもらおうと考えるのも良いでしょう。
ただし、生半可な気持ちでは、そもそも早期選考の舞台に立てない可能性もあるため、注意が必要です。
早めに内定を獲得できる
学生にとって、特に大きな早期選考のメリットは、早めに内定を獲得できることです。
就活において学生を焦らせる要因は、ほかの就活生が内定を獲得しているにも関わらず、自分だけなかなか内定をもらえない状況にあります。
逆にいえば、本選考に先立って早期に内定をもらってしまえば、余裕を持ってその後の就活に臨めるでしょう。
仮に本命の企業に落ちてしまっても、受け入れてくれる企業があるのは大きな余裕につながり、堂々と行動できるようになるため、結果的に就活の成功率を高めます。
ただし、もしかしたら本当にその企業に入社する可能性もあるため、しっかり自分と相性が良く、働き甲斐がある企業を選んでおく必要があるでしょう。
せっかく早期選考で内定をもらって入社しても、早期退職しては意味がありません。
選考経験を積むことができる
学生にとって早期選考は、選考全体に対する経験を積めるメリットもあります。
早期選考では、本選考さながらの方法で選考を行う場合が多いです。
書類選考、面接など本選考までに実際の選考に触れられる機会は、早期選考のほかには、インターンシップなど限られたものになります。
そのため、早期選考には人前で緊張せずに話すための練習になる、質問に対してどのように答えるべきかがわかるなど、面接のスキルアップやさらに自己分析を深められるメリットがあるのです。
早期選考の結果が芳しくなかったとしても、どこがダメだったのかを反省して工夫すれば、本選考で内定を得られる可能性が高まります。
ただし、早期先行も立派な選考の一種であるため、あまり練習気分で臨まないように気をつけましょう。
本選考が短縮される
早期選考を受けると、その企業の本選考が短縮される可能性があります。
本選考でない早期選考で内定を出している企業も多いものの、単に本選考前のふるい分けを行っているだけの企業も少なくありません。
逆にいえば、これは早期選考で良い成績を収めれば、本選考において優遇を受けられる可能性があることになります。
優遇の結果、書類選考や一次面接などが省略され、一般の本選考よりも選考にかかるフローが短縮されることもあります。
結果的に早めの内定獲得につながるため、ほかの企業への就活対策に時間を使えるようになるでしょう。
直接内定をもらえないなら、受けなくても良いかと流すのではなく、少しでも選考を有利に進められるのであれば、チャレンジしても損はありません。
自分の軸を確立できる
早期選考には、就活における自分の軸を確立させられるメリットもあります。
本格的な就活がはじまる前であるため、何となく自己分析はしてみたものの、まだ就活の目標や大切にしたい軸がふわふわして定まらない人も多いです。
しかし、早期選考を受けるのであれば、今一度しっかり自己分析を行う必要があります。
自己分析を綿密に行い、実際の企業に触れて選考を受け、採用条件などを比較して内定を受けるかどうかを考えるにつれて「就活で自分が大切にしたい」「このような企業に入りたい」という軸が定まるのです。
本選考に入ってからは、早期選考で固まった軸をもとに企業を選ぶようになるため、本選考から軸について考え始めた学生から、一歩も二歩もリードできます。
【早期選考とは】デメリットとは
早期選考を受けるうえで、学生側が被るデメリットにも目を向けてみましょう。
早期選考にはメリットも多いのですが、そのメリットがあるからこそのデメリットも存在します。
このデメリットがあるから選考を受けなくて良いというわけではないものの、どのような懸念があるのかを把握したうえで、早期選考を受けたほうが良いでしょう。
これらのデメリットに対して総じていえる対策は、早期選考だから、内定を得られたからといって、決して油断しないことです。
優秀なライバルが多い
早期選考のデメリットとして大きいのは、優秀なライバルが多いことです。
早期選考に呼ばれるのは、基本的に企業が「ぜひこの人材に来てほしい」「一度でも良いから自社の選考を受けてみてほしい」と感じた肝入りの学生になります。
そのような学生が集まる選考は、そうでない学生もいくらでも参加できる本選考と比べて、レベル感が高いです。
早期選考に参加できる時点で、あなたも優秀な学生であるといえますが、呼ばれただけで胡座をかいていると、あっという間に蹴落とされます。
企業によっては、早期選考に落ちた学生の本選考を断っている場合もあります。
早期選考だから、まだ本選考があるからと油断していると、取れる内定も取れなくなる可能性があるので、注意が必要です。
準備不足で臨むことになりやすい
早期先行は、準備不足の状態で挑むことになりやすいデメリットもあります。
本選考の場合は、情報が解禁されてからさまざまなイベントに参加して情報を集め、対策を練ってから選考に挑める場合が多いです。
しかし、本格的な情報収集ができない状態で、早期選考に向けて十分な情報を集められる学生は多くありません。
早期選考の段階では、学生生活との兼ね合いで時間が足りず、情報収集だけでなく、書類作成や面接対策などの準備が不十分な場合も多いです。
企業側としては、時間を1分1秒でも無駄にできないため、実際に選考を受けると、想像よりもスピーディに進んで驚く場合があります。
そのような状況で準備不足にならないよう、選考で何をすべきかの情報収集は早めに行いましょう。
落ちると本選考が受けられないこともある
上述のとおり、早期選考に落ちた学生の本選考を断っている企業もあります。
これは、早期選考に落ちると、本選考に参加できないという意味です。
どんなに入社したいという気持ちがあっても、早期選考を通過できなければそれ以上は何もアピールできず、該当の企業に対する就活はそこで終わります。
もちろん、早期選考の位置付けは企業によって個別に設定されているため、早期選考に落ちても、あらためて応募できる企業がないわけではありません。
早期選考と本選考を一続きの選考フローと考えている企業も多いため、その企業がどのようなつもりで早期選考を実施しているのかは、しっかり調べておきましょう。
特に、本命企業が早期選考を実施している場合は慎重な検討が必要です。
オワハラを受ける可能性がある
早期選考で内定を獲得できても、喜ぶのは早計の可能性があります。
企業によっては、内定を出したことを引き合いに「就活終われハラスメント」といわれる、通称オワハラを仕掛けてくる可能性があるのです。
これは、自社で内定を出した人材を逃さないために、企業側から就活を終了するように強要してくることを指します。
本来ならば、このようなことをしてくる時点で、入社をためらうような行為です。
学生にとっては、この内定を取り消されたら次はないかもしれないという恐怖が勝ってしまい、従うケースは少なくありません。
しかし、学生側には内定を受ける自由、辞退する自由があります。
現状、オワハラを違法とする法律はありませんが、入りたくない企業への内定辞退を罰する法律もないことを覚えておきましょう。
内定後の就活に身が入らないことがある
就活生側の問題として深刻なのが、早期選考で内定を獲得したことで、その後の就活に身が入らなくなる事象です。
内定を1つ獲得して安心し、油断してしまって「ここに落ちても入れる企業があるから良いか」と思う人も少なくありません。
基本的に早期選考で内定をもらったとしても、より良い環境に身を置くためには、複数の職場を比較して入社を決定する必要があるので、就職活動は続けるべきです。
しかし、あまりに早く内定を獲得してしまったことによりモチベーションが落ち、そのまま妥協して内定先に入社を決めることもあります。
就活がはじまった後、卒業論文の作成など忙しい学生生活が残っていることも、妥協の原因になります。
将来後悔しないためにも、油断せずに選考を受け続けましょう。
【早期選考とは】早期選考の通過率
実際のところ、早期選考を突破できる学生はどれくらいなのでしょうか。
就活関連事業を多く長く手がけているリクルートによれば、早期選考を突破できる学生は、全体の22.6%です。
早期選考を受ける学生は、本選考を受ける学生より少ないものの、だからといって倍率が低いわけではないことが伺えます。
早期選考が、学生のなかでも特に優秀な人を選別するための選考形態であることも、門を狭くしている原因でしょう。
しかし、通過率が低いといっても、誰かは必ず通過しています。
周りの就活生に負けそうだと思っても、あきらめることなく綿密に対策を行えば、22.6%に含まれるのはあなたになるかもしれません。
自己分析や企業研究をしっかり行い、企業に自分が「ほしい人材」だと思わせましょう。
【早期選考とは】早期選考の探し方
ここからは、どのように早期選考を探したら良いのかについて、見ていきましょう。
早期選考は、ボーッと学生生活を送っていても、参加できるものではありません。
もちろん本選考に参加するためにも、積極的で主体性のある情報収集が求められますが、早期選考に求められるのはそれ以上の行動です。
多くの学生は、インターンシップの情報と並行して、早期選考の情報を集めます。
早期選考をはじめ、就活の情報収集にはどのような方法があるのか、詳しく見ていきましょう。
インターンに参加する
早期選考へのチャレンジを考えているならば、積極的なインターンシップへの参加をおすすめします。
インターンや早期選考は必ず実施されているわけではなく、またインターン生といえども、必ず早期選考を受けられるわけではありません。
ただし、インターンで優秀な成績を上げた学生は、選考ルートを省略されたり、本来よりも早い時期に選考を受けられたりすることがあります。
これは企業によって状況が異なるため、一概にはいえませんが、企業の内部から生の情報が得られるインターンは、早期選考を抜きにしてもメリットの多いイベントです。
スケジュールに空きがあるのであればどんどん参加し、社員の人と仲良くなって優秀さを覚えてもらいましょう。
場合によっては、最初から「早期選考あり」と銘打って、インターン生を募集している可能性もあります。
早期選考イベントに参加する
そもそも、最初から「早期選考を行います」と明示しているイベントに参加するのも、1つ手です。
企業説明会など、本来ならばその企業についてよく知ってもらうためのイベントのなかで、早期選考を開催している企業もあります。
この場合の早期選考は、比較的多くの人が受けられる傾向にあり、説明を受けてすぐ面接を受けるといった形式になっている場合も多いです。
ただし、早期選考を銘打ったイベントであるにも関わらず、選考を受けずに説明だけ聞いて帰るのは、印象が良くありません。
しかし、その日説明を受けただけで面接に移られても、何を答えたら良いかわからない人も多いです。
参加する説明会が早期選考を含むものであるかよく確認し、事前にその企業について調べて、自分の回答を用意しておきましょう。
逆求人アプリでスカウトをもらう
通常の求人アプリだけでなく、逆求人アプリを使うと、早期選考を受けられる可能性があります。
一般的な求人サイトやアプリは、企業側が求人情報を公開して、それを見た学生が応募するものがほとんどです。
なかには、学生側が自分のスキルや希望する労働条件を公開して、企業からのスカウトを待っているサイトやアプリもあり、逆求人アプリと呼ばれています。
そのように、企業側から声がかかるサービスもあるので、登録して見てみると良いでしょう。
企業はアプリに登録した学生のなかから、この条件であれば自社にマッチしそうだと感じた学生にメッセージを送るため、早期選考を受けられる可能性が高いです。
思わぬ企業から声がかかり、後の天職になる可能性もあるため、早期選考への参加に関わらず利用しておくと良いでしょう。
リクルーター面談で高評価をもらう
早期選考を受けたい場合、インターンシップ後のリクルーター面談に力を入れるのもおすすめです。
インターンで高評価を得ると、リクルーターと呼ばれる企業側の人物がつくことがあります。
リクルーターは、自社への入社意欲がある学生にコンタクトを取り、選考の情報を送ったり相談に乗ったりしながら、なるべく自社に就職してもらえるよう働きかける役割の人です。
そのため、選考に先立って何度か面談を行う場合があり、そこで入社意欲が高い優秀な人材だと判断されれば、早期選考の案内をもらえる可能性があります。
リクルーターがつけば、必ず早期選考を受けられるわけではありませんが、本選考に向けて不安なことなども相談できるため、就活を進めるうえで心強い存在になるでしょう。
就活エージェントから紹介してもらう
就活のプロである就活エージェントに相談すれば、早期選考を案内してもらえる可能性があります。
早期選考を受けたいと相談すれば、就活エージェントからもやる気のある人材だとみなされて、さまざまな情報を教えてもらえる可能性が高いです。
また、自分一人で企業を探すよりも、相性の良い企業を見つけてもらえる場合もあります。
自分のやる気や興味関心、持っているスキルや性質、考え方など、さまざまな情報を総合して、経験豊富なエージェントから就活に関するアドバイスが受けられるでしょう。
案内された早期選考を受けるうえでの対策もサポートしてもらえるため、なるべく就活の早い段階から、就活エージェントを活用するのがおすすめです。
SNSで情報を集める
就活に関する情報を得られるのは、専用のサービスだけではありません。
近年では、SNSによる情報発信・収集を行う企業や学生も増えてきました。
X(旧Twitter)やLINEなど、多くの人が利用するSNSで、就活の優遇に関する情報を発信している広報アカウントや経営者もいます。
特に、ベンチャー企業などはこの傾向にあり、企業の経営者と直接やり取りをしながら、選考の情報を得られるのが魅力的です。
普段からアカウントをフォローしておけば、就活に関する情報だけでなく、その企業がどのような雰囲気のところなのか、どのような人が経営しているのか、働いているのかがわかります。
SNSで情報収集をする際は、就活用のアカウントとプライベートのアカウントを分け、発言に気をつけるようにしましょう。
就活サイトで情報を集める
就活に関する情報を多く発信しているのは、何といってもさまざまな企業が運営する就活サイトです。
リクナビや外資就活など、複数のサイトに登録して情報収集を行うと良いでしょう。
企業の情報だけでなく、ブログやコラムから、就活に関する基礎的な知識やアドバイスを受けられます。
また、数多くの企業が集まる企業説明会や、早期選考イベントを主催している場合も多いです。
地方でのイベントを行っている場合もあるため、スケジュールに余裕があれば、どんどん参加してみましょう。
就活サイトの種類によって得意な分野が異なるため、幅広い視野を持つためにも、複数のサイトを利用するのがおすすめです。
ただし、複数のサイト経由で、同一の企業に応募するのは意味がないためやめましょう。
【早期選考とは】早期選考に呼ばれるには
主にインターンシップ経由で早期選考に呼ばれるためには、どうしたら良いのかを見ていきましょう。
早期選考は、インターンの成績優秀者が呼ばれる確率が高く、適当に参加していて獲得できる席ではありません。
そのため、インターンに参加する際は、採用担当者の目を意識しておく必要があります。
企業側がどのような目線でインターン生を評価しているのかを知り、限られた期間のなかで、自分を魅力的な人材に見せるためにはどうしたら良いのかを考えてみましょう。
積極的に発言をする
企業は、学生がどれだけ発言するかによって、自主性や積極性を判断しています。
どれだけ良いアイデアを持っていたとしても、発言せずそれが表に出なければ、意味がないためです。
そのため、インターンに参加した場合などは、積極的に発言して自分をアピールしましょう。
インターンに参加するのは学生ばかりとはいえ、基本的に知らない人ばかりです。
加えて、企業側の社員の人もしっかり様子を見ています。
そのような状況でたくさん発言ができる人は、どのような状況でも臆せず自分の意見を表明でき、知らない人ともコミュニケーションを取れる人材として重宝されるでしょう。
わかる範囲のことだけでなく、わからないことがあればしっかり質問をするなど、発言を増やして顔と名前を覚えてもらうことが大切です。
企業研究綿密に行う
早期選考に参加するためには、チャンスを増やすことが大切です。
そのためには、企業研究を綿密に行って、志望先の企業のことをすみずみまで理解しておく必要があります。
毎年どのような時期に選考が行われているのか、どんな人が採用されているのかも含めて企業をリサーチし尽くし、リクルーターなどの面談時における志望動機などに役立てましょう。
また、そもそもインターンに参加するときにも、面談や面接などの選考が行われる企業も多いです。
これを突破できなければインターンに参加する機会を失い、そのまま早期選考のチャンスも逸するため、まずはインターンシップへの切符を掴みましょう。
インターンに参加を希望する学生には、すでに優秀な人が多いため、埋もれないように対策を練る必要があります。
グループワークでの得意なポジションを見つけておく
企業が見ているのは、インターンシップ中の個人での働きだけではありません。
グループワークのなかでどれだけ協力できたか、どれだけ自分の存在感を発揮できたかも重要です。
企業は基本的に複数人で仕事を回していくため、グループ内で協力できない人材は、求められない場合があります。
また、グループ内で流されるだけで自分の意見を持てない、発言できない人材を避ける企業も多いです。
そのため、話し合いや仕事を先導する、出た意見をまとめる、衝突を緩和して雰囲気を良くするなど、何かしらグループのなかで自分ができること、得意なことを見つけておくことをおすすめします。
これは、いざそのときになってはじめて行動しようとしても難しいため、普段の学生生活のなかからイメージをつけておきましょう。
就活エージェントに相談しよう
早期選考を受けたいと思ったら、就活のプロである就活エージェントに相談するのがおすすめです。
ジョブコミットであれば、これまでに蓄積した豊富な情報をもとに、今の自分に合った企業や特別優遇ルートを紹介してもらえる可能性があります。
周りはすでに動き出していると感じたら、将来どのようになりたいのか、どんな分野に興味があるのかだけでも構わないので、相談してみると良いでしょう。
早期選考だけでなく、本選考の情報を教えてもらえたり、選考書類の作成や面接対策をサポートしてもらえたりします。
専属のアドバイザーが二人三脚で就活を支援してくれるため、全期間をとおして、心強いパートナーとなってくれるでしょう。
就活の終了後も、入社準備に至るまで手厚く包括的な手助けを受けられます。
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【早期選考とは】早期選考の対策
早期選考の対策も、基本的には一般的な就活における対策とあまり変わりません。
しかし、早期選考ならではの重要なポイントなども存在するため、ぜひ以下の4点を確認し取り組んでみてください。
自己分析をする
早期選考の対策として、最も重要なのは自己分析を行うことです。
まだ就活を始めたばかりの人は、特に自己分析がしっかりとできていないことが多いため、時間をかけて取り組むようにしましょう。
自己分析は自分の強みだけでなく弱み、そして価値観や将来的に目指すキャリアを明確にできます。
これにより、入社後にどのような形で自分が活躍できるかを具体的にアピールできるようになります。
例えば自己分析を通じて自分がリーダーシップを発揮した経験があり、チームでの協力が得意であることがわかった場合は、ESでチームワークやリーダーシップなどについて話すようにしましょう。
また、自己分析は自分の志望動機を明確にするためにも役立ちます。
その企業や業界を選んだ理由、そしてその企業が自分の価値観やビジョンとどのように一致しているかを論理的に説明できるようになるため、自己分析は非常に重要なのです。
業界研究をする
自分についての理解を深められたら、続いて業界研究もしっかりと行うようにしましょう。
業界研究を通じて志望する業界や企業の動向、特徴、強み、他社との違いなどを詳しく理解することが重要です。
「なぜ弊社を志望したのか」という質問に対して、具体的かつ説得力のある回答をするためには、業界や企業に関する知識が不可欠です。
例えば業界の最新トレンドやその企業が直面している課題、提供しているサービスや製品について詳しく調べることで、面接やESで他の就活生との差別化を図れます。
また、業界研究を通じて得た情報を自己分析と掛け合わせることで、より具体的な志望動機を作成することもできます。
自分のキャリアビジョンと業界の動向がどのように一致しているかを説明することで、面接官に対して、一貫性と説得力のある志望動機を伝えられるのです。
ESの内容を見直す
ESは、完成したらそのまま企業に提出するのではなく、何度も見直すことが非常に重要です。
応募する就活生の第一印象を決定づける最も重要な書類であり、その内容が選考の結果に大きく影響を与えるからです。
志望動機やガクチカなどの項目は特に重要であり、内容を見直して、問題があれば、適宜修正しましょう。
具体的なエピソードや成果を盛り込めているか、文章構成はおかしくないか、誤字脱字がないかなど、徹底的に確認することが大切です。
また、ESの内容は一貫性が求められます。
例えば、自己PRで「積極性」をアピールしているにも関わらず、弱みについて聞かれている部分で「消極的である」などと説明してしまっては、嘘をついているとみなされてしまいます。
必ず、全てのESの内容が一貫しており、矛盾していないかを確認してから提出するようにしましょう。
面接対策をする
就活で成功を収めるためにはESにばかり取り組んでいるだけではうまくいきません。
ESに通過したら、続いては面接が待っているため、徹底的に対策を行うようにしましょう。
面接では、志望動機や自己PRなど基本的な質問に加えて、企業特有の質問や業界特有の質問をされることが多いです。
これらの質問に対して適切に答えるためには、事前にシミュレーションを行い、具体的に回答をあらかじめある程度用意しておく必要があります。
例えば、企業が求める人物や業界のトレンドに関する質問に対し、自分の経験やスキルを元に、具体的かつ実践的な回答を用意するようにしましょう。
これには、模擬面接を行うことが非常に効果的です。
自分の回答に関するフィードバックを受け取り、改善点の把握もできます。
また、コミュニケーションの取り方や表現力を向上させられるだけでなく、簡単なビジネスマナーについても最終チェックが行えるため、ぜひ模擬面接を何度も行うようにしましょう。
【早期選考とは】早期選考についてよくある質問
ここからは、就活の早期選考について、よくある質問を3つご紹介します。
就活市場は年々多様化し、競争が激化しているため、さまざまな不安を抱えた人が多いです。
早期選考に関しては、あまりに選考が早すぎるため、本当に受けて大丈夫なのか疑っている人もいるでしょう。
この場でそうした疑問を解消できれば、就活や早期選考に対する忌避感を払拭して、チャレンジできる可能性が高まります。
まずは、早期選考に対して正しい情報を取り入れ、就活を有利に進めましょう。
受けるべきか
「結局、早期選考は受けるべきなのか?」と聞かれたら、受けることをおすすめします。
早期選考など就活における優遇は、誰でももらえるわけではありません。
一部の優秀な人材限定の特典ともいえるものなので、企業から誘われた場合は機会を活かしましょう。
単純に早い段階で内定を獲得できる可能性が高まるだけでなく、場数を踏んで本命までに選考に慣れるチャンスでもあります。
合否に関わらず、実際の選考に触れることで「こういう雰囲気なのか」と理解でき、落ち着いて選考を受けられる可能性が高まります。
迷っているのであれば、思い切って挑戦してみるのが良いでしょう。
似たスキルの就活生同士が同じ選考を受けた際、くぐってきた選考の現場の差が合否を分ける場合もあります。
落ちても再度エントリーできるか
早期選考に落ちても本選考を受けられるかは、企業によります。
早期選考をあくまで独立した選考だと捉える企業もあれば、本選考につながる一連の選考フローの1つだと捉える企業もあるためです。
前者の場合は、早期先行に落ちても、本選考に応募し直せる可能性があります。
後者の場合は、早期選考に落ちたらチャンスがなくなる場合が多いです。
そのため、もし本命の企業が早期選考の募集をかけている場合は、その早期選考でどのようなことを審査するのか、落ちたらどうなるのかを知っておかなければなりません。
かつて選考を受けたことがある先輩に話を聞く、ネット上にある情報を集めるなど、その企業の早期選考に関する情報を集め、その企業ならではの対策を練って臨みましょう。
内定辞退はできるか
「早期選考でわざわざ内定をもらったのに、辞退しても良いのだろうか」と悩む人も多いです。
端的にいえば、早期選考でもらった内定でも辞退できます。
内定辞退は、法律に違反するような行為でないばかりか、人には自由に職業を選択する権利があるためです。
そのため、仮に自社で内定を出すから就職活動を止めるようにと言われても、従う必要はありません。
ただし、辞退するなら、早めに伝えると企業側も助かります。
内定辞退の連絡が来るまで、入社するものとして準備を進めるため、入社式の会場確保や資料の用意、場合によっては宿泊施設や下宿先の確保など、さまざまな業務が行われており、入社ギリギリの連絡だと大きな損害が出てしまうのです。
連絡をためらう人も多いですが、なるべく早めに伝えて、余分なコストがかからないようにしましょう。
おわりに
早期選考にはメリットが多く、余裕ややる気があるのであれば、ぜひチャレンジしておくべき選考です。
一方で、本命の企業にしろそうでないにしろ、デメリットもあるため覚えておかなければなりません。
また、早期選考は、通常のスケジュールに沿って就活を行う場合は参加できないため、なるべく早めに情報収集を開始して、積極的にインターンシップなどのイベントに参加する必要があります。
早めに滑り止めを確保する、本命企業の本選考フローを省略するなど、目的に合わせて早期選考の機会を活用しましょう。