明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・コンサル業界で使える就活の軸の見つけ方
・コンサル業界の就活の軸の構成
・コンサル業界の就活の軸の具体例
・コンサル業界で使える就活の軸について知りたい人
・コンサル業界の就活の軸の構成について知りたい人
・コンサル業界の就活の軸の具体例について知りたい人
就職活動を進める上では就活の軸を定めることが非常に重要であり、特にコンサル業界を目指している人にはその傾向は顕著です。
そこで今回は、コンサル業界を目指す人が就活の軸をどう答えれば良い印象を与えられるのか、面接でおさえるべきポイントや構成などについても紹介します。
目次[目次を全て表示する]
【コンサルの就活の軸】コンサルティングとは何か?

コンサルティングとは、企業が抱える経営上の様々な課題を解決に導くため、専門的な知見に基づきアドバイスや支援を行うことです。
コンサルタントと呼ばれる専門家が、客観的な第三者の視点で企業の現状を分析し、問題の特定から解決策の策定までを担います。
扱うテーマは経営戦略、業務プロセス改善、組織改革、M&A、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進など多岐にわたります。
かつては戦略や方針を「提言」することが主な業務でしたが、近年はクライアント企業と深く連携し、具体的な施策の「実行支援」まで伴走するケースが増加しています。
企業の「外部パートナー」として、持続的な成長や変革を実現させることが、その本質的な役割と言えます。
【コンサルの就活の軸】コンサルタントの業務内容とは?
コンサルタントの業務は、多くの場合プロジェクト単位で遂行されます。
クライアントの課題に応じてチームが編成され、数ヶ月から時には1年以上にわたり集中的に課題解決に取り組みます。
業務の基本的な流れは、現状分析、課題特定、仮説構築、情報収集と分析、解決策の策定、クライアントへの提言、そして実行支援です。
こうしたプロセスの中で、具体的にどのような役割を担うかは、コンサルティングファームにおける職位(ランク)によって大きく異なります。
以下で、その代表的なステップを紹介します。
ステップ1:アナリスト
新卒や第二新卒で入社した際、最初に就くのが「アナリスト」です。
多くの場合、マネージャーや上位のコンサルタントの指導を受けながら、プロジェクトの基礎を支える役割を担います。
主な業務は、市場調査や競合分析といった情報収集、収集したデータの整理・分析、分析結果をまとめる資料作成(議事録やプレゼンテーション資料の一部作成など)です。
この段階では、情報を正確かつ迅速に処理する能力、論理的思考力の基礎、そして上位者の指示を的確に理解し実行する素直さが求められます。
コンサルタントとしての基礎体力とプロフェッショナルな仕事の進め方を徹底的に叩き込む、重要な育成期間と言えます。
ステップ2:コンサルタント
アナリストとして経験を積むと、「コンサルタント」に昇格します。
引き続きマネージャーの指揮下にはありますが、アナリスト時代とは異なり、プロジェクトにおける特定のタスクや論点(モジュール)の主担当として、自律的に業務を遂行することが求められます。
アナリストに指示を出して小規模なチームを動かしたり、クライアントへのインタビューや分析結果の報告を任されたりすることも増えます。
基本的な情報収集や分析スキルに加え、自ら仮説を立てて検証する能力、タスクの進捗を自己管理する能力、クライアントに対して分かりやすく説明するコミュニケーション能力など、より高度なコンサルティングスキルが要求されるポジションです。
ステップ3:マネージャー
コンサルタントの上位職が「マネージャー」です。
この職位からは、個別のタスク遂行者というよりも、プロジェクト全体の現場責任者としての役割が中心となります。
クライアントとの主要な窓口として折衝を行い、プロジェクトの進捗管理、品質管理、予算管理に責任を持ちます。
また、チーム内のコンサルタントやアナリストのタスクを設計・配分し、彼らの成果物のレビューや指導・育成も行います。
プロジェクトを成功に導く実行力と、クライアントとの強固な信頼関係を構築するリレーションシップ・マネジメント能力が不可欠です。
ステップ4:パートナー、プリンシパル
コンサルティングファームにおける最終的なステップが「パートナー」や「プリンシパル」です。
彼らはプロジェクトの最終的な品質と成果に責任を持つと同時に、ファームの共同経営者として新規プロジェクトの獲得(営業)も担当します。
企業の経営トップ層(CXO)に対して、潜在的な課題を提示し、自社のサービスを提案します。
また、ファームの経営戦略の策定、特定領域におけるソートリーダーシップ(知見の発信)、人材採用や育成方針の決定など、オフィスマネジメントにも深く関与します。
プロジェクトの実行責任者から、ファームの経営責任者へと役割が大きくシフトする職位です。
【コンサルの就活の軸】就活の軸とは?
まず、就活の軸とは何であるのかについて、定義を理解しておきましょう。
就活の軸とは、「就職活動する上で、あなたが絶対に譲れない条件」のことです。
選考対策を進めていく上での方向性を定めるにあたって、非常に役立ちます。
就活の軸を明確にできれば、自分に合った企業を見つけやすくなるだけでなく、選考プロセスにおいても一貫性のある志望動機を伝えられるなど、様々なメリットが存在します。
効率的に就職活動を進めるためにも、早い段階で定めておきたいものの1つです。
【コンサルの就活の軸】就活の軸を持っておくメリット
では、なぜ就活の軸が必要であるのかについて理由を考えてみましょう。
必要である理由について納得できた上で就活の軸について考えることで、よりスムーズに定められるだけでなく、納得した上で就活を進められます。
- 企業を絞るための基準になる
- 将来のビジョンを立てられる
- ESや面接などの選考対策になる
企業を絞るための基準になる
まず、企業を絞るための基準になることが、就活の軸を定めなければならない理由の1つです。
戦略系、総合系、IT系など多様な企業が存在し、それぞれに特有の文化や強みがあるコンサル業界を目指す就活生は、早い段階で企業を絞り込まなければ、大量の企業にエントリーすることになってしまいます。
そこで、あらかじめ就活の軸を定めておくことで自分の価値観やキャリアビジョンにあった企業を選ぶことが大切です。
情報収集や企業分析を効果的に行い、自分に最適な企業をピックアップすることにもつながります。
将来のビジョンを立てられる
将来のビジョンを立てられるのも、就活の軸を定めておきたい理由の1つです。
自分が将来どのように成長し、どのようなスキルを身につけたいのかについて明確にできます。
コンサル業界では将来のビジョンやキャリアプランについて質問されることが多く、明確なビジョンを持っていることが非常に重要です。
例えば「3年後にはプロジェクトマネージャーとして大規模なプロジェクトをリードしたい」「データ分析の専門家としてクライアントに貢献したい」などの具体的な目標を話すことで、面接官に対して強い印象を与えることができます。
就活の軸を設定し、自分がどのようにキャリアを形成し、どのような価値を提供したいのかについて明確に伝えることが大切なのです。
ESや面接などの選考対策になる
就活の軸を定めておくことは、ESや面接などの選考対策にもなります。
企業側は就活生がどのような価値観や目標を持っているのか知りたいと考えており、就活の軸をしっかり持っていることを伝えることで企業へのマッチ度の高さをアピールできます。
例えば、顧客の問題解決を通じて自身のスキルを磨きたいといった具体的な軸を持っていることを示すことで、面接官に対して強い志望意欲を伝えることができます。
さらに、就活の軸に基づいたエピソードを交えることで説得力のある自己PRや志望動機を作成することも可能です。
このように、企業側があなたのビジョンや価値観が自社に適しているか判断しやすくなり、内定獲得の可能性が高まるのです。
【コンサルの就活の軸】就活の軸の見つけ方
- 自己分析で重視したい価値観を探す
- 他己分析で客観的に考える
- 企業を比較して譲れないポイントを分析する
続いて、コンサル業界で活用できる就活の軸の見つけ方について3つ紹介します。
これらの対策はいずれも時間をかけて行って欲しいものであり、一見遠回りに見えるかもしれませんが、しっかりと行うことで強固な就活の軸を作成できます。
自己分析で重視したい価値観を探す
まず、コンサル業界で使える就活の軸を見つけるためには、自己分析をしっかりと行い、重視したい価値観を探すことをおすすめします。
自己分析を通じて、これまでの経験や行動から自分が大切にしている価値観を見つけ出せます。
例えば、大学でのアルバイトやサークル活動などを振り返り、その中で特にやりがいを感じた場面や反対にストレスを感じた場面などについて洗い出してみましょう。
これにより、自分がどのような環境や状況で力を発揮しやすいか、どのような価値観を重視しているかを理解できます。
チームで結果を出すこと、新しいチャレンジをすることなど様々ありますが、それが就活の軸となり企業選びの基準になるのです。
自己分析を深めることで、自分が本当に求めるものを明確にし、企業選びにおいて何を最も重要視すべきかを理解できます。
他己分析で客観的に自分を分析する
自分で自分を分析することは就職活動において非常に重要な対策の1つではあるのですが、他の人に分析してもらうこともおすすめです。
親や友達、先輩など身近な人に自分の印象や強み、弱みについて尋ねることで自己理解を深めることができます。
自分では気づかなかった部分や他人との認識の差を理解することができ、客観的な視点から自分を見つめ直せます。
例えば、友人からリーダーシップがあると評価されている場合、自分でもリーダーシップを発揮する場面が多かったのかについて振り返ることで、それを強みとして認識でき、就活の軸に据えることも可能です。
他己分析で得られた情報は自己分析を補完し、自分の就活の軸を明確にするための重要な手がかりとなります。
企業を比較して譲れないポイントを分析
それぞれ自分が入りたいと思っている企業を比較して、譲れないポイントは何であるのかについて分析してみることをおすすめします。
それぞれの企業について分析してみることで、自分が魅力を感じる部分が何であるのか、なぜそれらの企業に入りたいと感じているのかについて明確にできます。
例えば、社員の成長を促している社風である可能性もありますし、顧客を最優先にする方針に共感しているのかもしれません。
いずれにおいても自分が魅力を感じる企業の共通点を洗い出すことができれば、あなたが就活において大切にしているポイントを明確にできます。
【コンサルの就活の軸】答える際のおすすめ構成
続いて、コンサル業界において面接やESで就活の軸について聞かれた際におすすめの構成を紹介します。
この答え方はどのような企業を受ける場合でも、あなたがどのような就活の軸を定めた場合でも汎用的に活用できるものです。
ぜひ本記事でマスターして面接で聞かれた際もスムーズに答えられるようにしましょう。
1. 結論
就職活動においてはどのような場面においても結論ファーストが最も大切です。
相手に伝わりやすい文章を作成しようとする際には、まずは結論から述べなければならないのです。
最初に結論から伝えないと、相手も何が重要なポイントなのかを認識しにくく、せっかく内容が良くても伝わらない恐れもあります。
特に就職活動において採用担当者は何人もの就活生のESを読み、そして面接を担当するため、ダラダラと述べられている、結論がよくわからない話は集中して読む、または聞くことができません。
したがって、まずは結論から述べ、その後の展開について明確な方針を示してから説明することが大切なのです。
2. 理由
結論について説明できたら、続いてあなたがなぜその就活の軸を定めたのかについて理由を伝える必要があります。
具体的なエピソードと共に、なぜその部分を重要視したいと思うようになったのかについて相手が納得できる説明を心がけましょう。
特にこのエピソードの部分は誰にも真似できないあなただけの経験であるため、他の就活生との差別化を図るためにも、可能な限り具体的で、分かりやすく話すことが重要です。
初対面の相手でも伝わるような、前提知識が必要のない話し方を心掛けましょう。
3. 企業と共通している部分
続いて、あなたが説明した就活の軸が企業にどのように一致しているのかについてわかりやすく説明する必要があります。
OB訪問や企業のイベントなど実際のエピソードをアピールできると、さらに説得力が増します。
いくらあなたが素晴らしい就活の軸を定めており、企業にとって魅力的に映るものであっても、企業とどのようにマッチしているのかについてうまく説明できなければ意味がありません。
最悪の場合、「企業研究をしっかり行っていない人材である」とみなされてしまう可能性もあります。
したがって、あなたの就活の軸がどのように企業と合致しているのかについて、分かりやすく説明することが大切です。
4. 入社後のビジョン
その就活の軸を大切にした上で、入社後にどのように企業に貢献していきたいのかについて詳しく説明しましょう。
「お客様の成長をサポートする」「常に成長を続け、企業に最大限の貢献をする」など、様々な就活の軸がありますが、自身の強みを活かして何ができるのかについて伝えられると効果的です。
企業の採用担当者は活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、どのように企業に貢献するのかを具体的に想像しやすい説明を心がけるようにしましょう。
【コンサルの就活の軸】面接で就活の軸を答えるポイント
- 企業に合った就活の軸を伝える
- 他企業と差別化した内容を伝える
- 就活の軸の元になる具体的なエピソードを伝える
- 志望度の高さをアピールする
続いて、面接において就活の軸について聞かれた際におさえておきたいポイントを4つ紹介します。
以下の2点を踏まえた上で就活の軸について答えることで、より良い印象を与えることができ、内定に近づきます。
企業に合った就活の軸を伝える
企業にあった就活の軸を伝えることは、特に面接において重要なことです。
志望企業の特徴に合わせた話し方をしましょう。
企業の特徴や文化、求める人物像をあらかじめ分析しておき、それにマッチする内容の軸を提示することで、面接官に対して強い印象を与えられます。
例えば、志望する企業が成長を重視し社員の自己啓発をサポートする文化がある場合は、自己成長を重視するという軸を設定し、その軸に基づいた具体的なエピソードを話しましょう。
これにより、企業に対する理解が深いことを示すとともに、企業が求める人物像に自分がマッチしていることを的確にアピールできます。
他企業と差別化した内容を伝える
いくら素晴らしい就活の軸を設けていたとしても、「それは他の企業にも当てはまることではないか」と突っ込まれてしまうような話し方をしてしまっては、マイナスな印象を与えてしまいます。
就活の軸は他の企業にも当てはまってしまうことが多いため、なぜ他の会社ではなくこの会社なのかを分かりやすく伝えられる回答をしましょう。
志望企業の独自の魅力をしっかりと分析し、それを軸に絡めて伝えることが重要です。
例えば、先ほど説明した「成長機会を重視する」という軸であったとしても、志望企業に特別な研修プログラムや業界特有のプロジェクトがあることを強調すれば、他の企業と差別化を図ることが可能です。
就活の軸の元になる具体的なエピソードを伝える
「就活の軸」を伝える際、その軸が形成されるきっかけとなる原体験をセットで話すことが重要です。
例えば、「課題解決がしたい」という軸だけでは抽象的ですが、「部活動で困難な目標に対し、データを活用して戦略を立て、仲間と実行した結果、目標を達成できた」というエピソードを添えれば、なぜ「データ分析を通じて企業の課題解決(成長支援)に関わりたい」のか、その背景が明確になります。
過去の事実に基づいたエピソードは、話に説得力を持たせるうえで欠かせません。
面接官も、あなたがどのような状況でモチベーションを感じ、どう行動する人物なのかを具体的にイメージできるため、入社後の活躍や自社とのマッチ度を判断しやすくなるのです。
志望度の高さをアピールする
就活の軸は、単に自分の大切にしたい価値観や活かせる能力を話すだけでは不十分です。
面接官が知りたいのは、「数ある企業の中でなぜ自社を選ぶのか」という点です。
したがって、あなたの就活の軸が、応募先企業のどのような特徴(事業内容、社風、ビジョン、強みなど)と一致しているのかを明確に伝える必要があります。
例えば、「多様な業界の経営課題解決に関わりたい」という軸に対し、「御社は特に〇〇業界のDX支援に強みを持ち、私の△△の経験が活かせると考えた」と具体化することで、他の企業ではなく、その企業に入りたいという熱意と志望度の高さが伝わります。
この「軸と企業のマッチング」の言語化こそが、面接官の印象に残るアピールとなります。
【コンサルの就活の軸】コンサル向けの就活の軸一覧
ここまで、就活の軸の決め方や伝える際の構成を解説してきましたが、実際にコンサル業界を受ける際にどのような就活の軸がマッチしているのか分からない人も多いでしょう。
そこで、以下にコンサル業界志望者向けのおすすめの就活の軸を10個紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- お客様の問題解決に貢献したい
- 多様な業界・職種の人と関わりながら働きたい
- 社会への影響力が大きい仕事に携わりたい
- 若手のうちから裁量権のある環境で活躍したい
- 戦略の実行・定着まで、顧客に長期的に伴走したい
- 専門的なスキルを身に付けたい
- 新しい技術や知見を常に学び続ける文化に身を置きたい
- コミュニケーション能力を活かしたい
- 理念に強く共感できる企業で働きたい
- DX推進の最前線で企業の変革をリードしたい
【コンサルの就活の軸】具体例4選
続いて、コンサル業界を目指す就活生が多く活用する就活の軸を4つ紹介します。
いずれも多くのコンサル系企業に対して良い印象を与えられる就活の軸であるため、参考にしながら、あなたが目指している企業に合わせてカスタマイズしつつ、より魅力的に伝えられるように工夫してください。
顧客の成長をサポートをしたい
コンサルタントとしての業務は、自身の持っているノウハウを活用して企業の成果を上げるためのアドバイスをすることが中心です。
したがって、コンサルティング業界を志望する上では、顧客の企業の成長をサポートすることにモチベーションを持っていることをアピールしたいところです。
顧客に寄り添うことを就活の軸にする際のポイントはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ併せて確認してみてください。
幅広い業界の人と関わりながら働きたい
コンサルは多種多様な業界の企業を担当することになるため、幅広い業界の人と関わり、事業に関する知識を得られるのが魅力です。
それぞれの企業について理解を深めた上でサポートすることが求められるため、おのずと様々な業界の人と関わることになるのです。
したがって、幅広い業界の人と関わりながら働きたいという就活の軸は非常に良い印象を与えるものです。
様々な課題を解決する仕事がしたい
コンサルティング業務は一言で言うならば、顧客企業の現状を理解し、適切に経営課題を解決するための施策を考えることです。
したがって、業務を通して様々な課題解決に取り組みたいという就活の軸は、まさしくコンサル業界を目指す人に最適な就活の軸の1つであるといえます。
課題解決を就活の軸に据える場合は、これまであなたが学生生活において問題解決に取り組んだ過程や結果について触れることも重要です。
コミュニケーション能力を活かしたい
コンサルティング業務は一言で言うならば、顧客企業の現状を理解し、適切に経営課題を解決するための施策を考えることです。
したがって、業務を通して様々な課題解決に取り組みたいという就活の軸は、まさしくコンサル業界を目指す人に最適な就活の軸の1つであるといえます。
課題解決を就活の軸に据える場合は、これまであなたが学生生活において問題解決に取り組んだ過程や結果について触れることも重要です。
【コンサルの就活の軸】ケース別例文4選
最後に本記事で紹介した内容を踏まえた上で、コンサル業界の就活の軸の例文を4つ作成しました。
いくら本記事でポイントを押さえていたとしても、どのように書けば良いのかはなかなかイメージがつかない人も多いはずです。
ぜひ、以下の4つの例文を参考にしつつ、あなたの目指す企業に合わせてカスタマイズしながら質の高い文章を作成してください。
例文1. 顧客の成長をサポートをしたい
インターンシップを通じて顧客の業績改善に関わり、その過程で大きなやりがいを感じたからです。
インターン先で顧客の業績分析を行い、改善策を提案しました。
その結果、顧客の売上が増加し、感謝の言葉をいただきました。
この経験を通じて、顧客の成長をサポートすることの重要性とやりがいを実感しました。
貴社も「顧客の成功を通じて社会に貢献する」というビジョンを掲げており、私の就活の軸と強く共通しています。
入社後は、まずはコンサルタントとしてのスキルを磨き、顧客のニーズを深く理解し、最適な解決策を提供できるよう努めたいと考えています。
例文2. 幅広い業界の人と関わりながら働きたい
私は多様な視点や知識を得ることが好きで、それが自身の成長につながると信じているからです。
コンサルティング業界では様々な業界のクライアントと関わり、それぞれ異なる課題に取り組む機会が豊富にあります。
インターンシップで様々な業界のクライアントと協力し、課題解決に取り組む中で、多くの人と関わりながら働く楽しさを学びました。
貴社は「多様な業界に対する深い理解と専門知識を持ち、クライアントに最適なソリューションを提供する」という理念を掲げており、私の就活の軸と一致しています。
入社後はまずはコンサルタントとして幅広い業界のプロジェクトに積極的に参加し、多くの経験を積みたいと考えています。
例文3. 様々な課題を解決する仕事がしたい
私は問題解決に対する強い情熱を持っており、複雑な課題に挑戦し、それを解決する過程で得られる達成感にやりがいを感じるからです。
インターンシップコンサル業務に関わり、様々な課題に取り組む中で、問題解決のスキルを磨き、その重要性を実感しました。
貴社も「顧客企業の課題解決を通じて、持続可能な成長を支援する」というミッションを掲げており、私の就活の軸と一致しています。
入社後はコンサルタントとして多様なクライアントの課題解決に全力を尽くし、実績を積み重ね、将来的にはプロジェクトリーダーとして、チームを率いて貴社の成長に貢献したいと考えています。
例文4. コミュニケーション能力を活かしたい
なぜならば、私は他者との対話を通じて問題を解決し、信頼関係を築くことに大きなやりがいを感じるからです。
インターンシップでの経験を通じて、クライアントと密接に連携し、ニーズを深く理解することで効果的な提案ができることを実感しました。
貴社は「クライアントとの強固なパートナーシップを通じて、最適なソリューションを提供する」という理念を掲げており、私の考えと一致しています。
入社後はクライアントとの信頼関係を築くことに注力し、ニーズに応じた最適なソリューションを提供することで多くの顧客と良好な関係を築きたいと考えています。
就活の軸を作ってコンサル業界の内定を獲得しよう
今回はコンサル業界を目指す人向けに、就活の軸の定め方や面接でおさえるべきポイント、構成などについて紹介しました。
就活の軸を定めておくことで、就職活動がスムーズに進むだけでなく、面接で質問された際もスムーズに回答でき、良い印象を与えられます。
ぜひ本日の内容を参考にし、質の高い就活の軸を作成して、就活を効率良く進めてください。

