・面接の流れ
・入室から退室までの流れ
・面接中のマナー
・26卒で面接慣れしていない人
・面接で失敗したくない人
面接の流れをしっかりと押さえておくことで本番はもちろん、模擬面接にも落ち着いて取り組めるようになります。
練習を始める前に確認して、心に余裕を持って取り組みましょう。
面接は入室、面接、退室の流れで進みます。
【面接の流れ】受付までの流れ
面接の受付までの流れを確認しておくことで本番でも緊張せずに済みます。
基本的に受付に5分から10分前程度に到着するようにしましょう。
遅刻するのはもってのほかですが、早く着きすぎると他の就活生の面接を担当している場合や他の仕事をしている場合が多いので迷惑をかけてしまいます。
20分以上早く着くのは避けましょう。
受付では学校と名前と目的を端的に伝えることが重要です。
受付での挨拶例
こんにちは。
本日15時に面接のお約束をさせていただいております、〇〇大学の〇〇と申します。
〇〇部のご担当者様をお願いできますでしょうか。
受付までで気をつけること
面接の受付までに気をつけるべきこととして、お手洗いを必ず済ませておくことをおすすめします。
受付が終わってから行ける可能性もありますが、多少早く着いた場合でも「もう準備ができているので、どうぞ入室してください」と言われる可能性があります。
先に済ませておきましょう。
また、お手洗いでは身だしなみもチェックしておくことが重要です。
受付の人にきちんと挨拶ができない人も稀にいますが、当然ながら受付の人への対応も確認されているポイントの1つであり、何より入社することになった場合は受付の人も来年からは先輩であるため、丁寧な対応を心がけましょう。
【面接の流れ】待機中
面接における待機中において気をつけなければならないポイントとして、スマホをいじったりキョロキョロしたりせずに落ち着いて静かに待機することをおすすめします。
ベンチャー企業の場合、意外と許されるかもしれませんが、本や雑誌を読んだりパソコンをいじったりするのも、念のためやめておきましょう。
前を向いて、頭の中で面接のイメージトレーニングをしながら待機することをおすすめします。
【面接の流れ】入室の流れ
続いて面接における入室の流れについて紹介します。
まず、入室する際はドアを3回ノックして相手からの返事を待ちましょう。
「失礼いたします」と言ってドアを開けます。
部屋に入ったらドアの方を向いてドアを閉めるようにしましょう。
後ろ手で閉めると雑な印象を与えてしまいます。
続いて面接官の方を向いてお辞儀をします。
30度ぐらいの角度を意識しておきましょう。
お辞儀の際に「よろしくお願いします」と述べることをおすすめします。
続いて椅子に向かって待ちましょう。
面接官に「どうぞ」と言われるまでは座らないことが重要です。
その後「学校名と名前をお願いします」と言われるため、「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
どうぞよろしくお願いします」と述べ、その後45度程度の深いお辞儀をすることをおすすめします。
そして「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」という浅めのお辞儀、だいたい15度程度を意識してバッグは椅子の横に置いて座りましょう。
【面接の流れ】面接中の流れ
続いて面接中の流れについても紹介します。
全ての面接が以下の通りに進むとは限りませんが、多くの場合は以下の通りに進みます。
流れを押さえておき、良い印象が与えられるような回答を心がけましょう。
自己紹介
自己紹介は面接の最初に行われる最も重要なステップであり、第一印象を形成する場です。
自己紹介で相手に与える印象が面接全体の8割を決定するといわれるほど、その重要性は高いです。
名前と大学名をはっきりと伝えることが求められます。
その後、簡潔に自分の経歴や趣味を述べるようにしましょう。
この際、話の内容が面接官の関心を引くように意識しながら話すと良いでしょう。
後から面接官が気になったことについて質問する可能性が高いため、自己紹介は面接の方向性を決める大事な要素となります。
元気に話すことを心がけ、自信を持って臨むことが成功の鍵です。
自己PR
自己PRは自分の強みを具体的なエピソードと共に伝える場で、自分がどのような人物であり、どのような価値を提供できるかをアピールする重要な機会です。
PREP法を活用することで、話の内容の構成を明確にして伝わりやすくなります。
まず、主張するポイントを明確に述べ、その後強みを支える理由を説明します。
次に具体的なエピソードを交えてその強みが発揮された場面を紹介し、最後に再度ポイントを強調して締めくくりましょう。
このようにして自己PRを行うことで、面接官に強い印象を与え、自分の価値を効率的に伝えられるようになります。
志望動機
続いて、志望動機を聞かれることが多いです。
なぜその会社を選んだのか、他社との比較を交えながら伝えることをおすすめします。
志望動機を明確にするためには、まずその企業に特有の魅力を把握し、それを自身の価値観や経験と結びつけて説明することが重要です。
過去の経験や考え方を織り交ぜることで、信憑性を高めることもできます。
例えば、過去のプロジェクトで得た経験がその企業でどのように役立つかを具体的に説明することが重要です。
このようにして志望動機を述べることで、面接官に自分がその企業に対して真剣であること、そしてその企業で働くことに対して具体的なビジョンを持っていることをアピールできるようになります。
その他質問
面接官は自己紹介や自己PR、志望動機以外にも、様々な質問を通じて人間性や適性を図ろうとしてきます。
例えば学生時代に力を入れたことや、自分の長所や短所、趣味について質問されることも多いです。
これらの質問に対しても具体的なエピソードを交えながら回答するように心がけましょう。
また、自己紹介で面接官が興味を持った内容についても深掘りされることがあるため、事前にしっかりと準備をしておくことが重要です。
こうした質問に対して、自分の言葉で誠実に答えることが面接官に好印象を与えるポイントとなります。
逆質問
面接の最後の場面では、就活生から面接官への逆質問の時間が設けられることが非常に多いです。
この時間を活用することで、自分の関心を示すだけでなく、企業への理解を深めることも可能です。
逆質問も事前に考えておくことはもちろん、面接中に出てきた疑問点についてもこの機会に質問することをおすすめします。
逆質問が何もない場合、準備不足で、企業への関心が低い人物であると疑われてしまう可能性があるため、注意が必要です。
例えば、企業のビジョンや今後の展望、具体的な業務内容などについて質問することで自分の積極性と興味をアピールすることも可能です。
このように逆質問の時間を有効に活用することが面接の成功につながります。
ただし、用意しておいた逆質問に関する話題が面接中に出てしまい、疑問が解決された場合は正直に話しましょう。
「〇〇についてお伺いしようと思っていたのですが、先ほどご説明をいただいてしまったので、質問はありません」と述べれば、問題ありません。
【面接の流れ】退室の流れ
面接が終わったら、退室となります。
面接官から「本日の面接は以上です」と言われたら、面接が終了します。
「本日はお忙しい中ありがとうございました」と深々とお辞儀をしましょう。
また、椅子の横に立った際も、再びお辞儀をしてから椅子を離れることが重要です。
そして最後に退出する前にドアの前で一礼することも重要です。
最後まで気を抜かずに、良い印象を与えられるように心がけましょう。
退室で気をつけること
退室において気をつけなければならないポイントとして、「建物を出るまでが面接である」ということを覚えておきましょう。
他の社員の方も見ているため、最後までスマホをいじったり、雑に振る舞ったりせず、礼儀正しく背筋を伸ばして歩きながら建物を出ることをおすすめします。
また、社員の方とすれ違う際は、元気よく挨拶しましょう。
【面接の流れ】面接の頻出質問を対策しておこう
面接の流れについては、本記事で理解できたことでしょう。
そこで次におすすめしたいのは、面接の頻出質問を確認しておくことです。
こちらでは面接でよく聞かれる質問や回答方法について詳しく紹介しているため、より良い印象を与えるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は面接の流れについて詳しく紹介しました。
面接本番までにチェックしておきたいのはもちろんのこと、面接練習を行う前にこの記事をもう一度おさらいしておけば、より本番に近い環境で模擬面接に取り組めるようになります。
可能な限り本番に近い環境に慣れておくことで、当日も緊張せずに済むため、しっかりと準備して練習しておきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート