・インターン面接の自己紹介が重要な理由
・インターン面接の自己紹介で話すこと
・インターン面接の自己紹介で気をつけること
・インターンの面接をひかえている人
・インターンの面接で自己紹介に悩んでいる人
・インターン面接の自己紹介の型を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【インターン面接の自己紹介】インターン面接で「自己紹介の場」を設ける目的
・人柄を見られている
・その後の面接で聞く内容を考えられている
・優秀な学生か見られている
・アイスブレイクのため
インターンの面接において、自己紹介は非常に重要視されていますが、なぜそこまで重要なのか、いまいち理解できない方も多いでしょう。
そこで、自己紹介が重要な理由を大きく分けて3つ紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
人柄を見られている
面接官は自己紹介を通して、あなたの人柄、性格を見極めようとしています。
自己紹介では、話し方や表情、態度など、書類からはわからないノンバーバルな情報を得ることができるためです。
例えば、笑顔や目線の配り方、声のトーンなどは、学生の性格やコミュニケーションスタイルを反映しています。
自己紹介の際に、落ち着いて明るく話すことで、面接官に対して前向きで協力的な人物であるという印象を与えられます。
また、自分の経験や趣味を簡潔に話すことで、自分の興味関心や価値観を伝えることも可能です。
これにより、面接官はあなたが企業の文化やチームにフィットするかどうかを判断する材料を得ることができます。
人柄を見られていることを意識して、誠実で親しみやすい印象を与えるように心がけましょう。
その後の面接で聞く内容を考えられている
企業側がその後の面接で何を聞くか考えるためにも、自己紹介は重要です。
自己紹介であなたが話す内容から、面接官は興味深いトピックやさらに掘り下げたいポイントを選別しているのです。
例えば、あなたが自己紹介で大学での研究内容や特定のプロジェクトなどについて話した場合、面接官はそれに関連した詳細な質問をします。
自己紹介で自分が強調したい経験やスキルをあらかじめ伝えておけば、その後の面接がスムーズに進行し、自分の強みを分かりやすくアピールする機会を作れます。
逆に、自己紹介が曖昧で具体性に欠けると、面接官もあなたに興味を持てず、面接全体が平坦なものになってしまう可能性があるでしょう。
したがって、自己紹介で自分のアピールポイントをしっかりと伝え、面接官にその後の質問を引き出させるような工夫が必要です。
優秀な学生か見られている
面接官は自己紹介を通じて、あなたが優秀な学生かどうかを見極めようとしています。
話し方や表情、基本的なマナーがしっかりしているか、そしてあなたが自信を持って自分のことを話せるかどうかを観察しているのです。
自己紹介の中で、自分の強みや過去の実績を簡潔に伝えることで、面接官に対して自信と実績をアピールできます。
また、自己紹介の際に、質問に対して的確に答える能力や相手に興味を持ってもらえるような話し方ができるかどうかも重要なポイントです。
これにより、面接官はあなたがインターンシップを通じてどのように貢献できるか、また将来的に企業にとって有望な人物であるかどうかを判断する材料としているのです。
簡潔にわかりやすく話す能力があるのかを見ている
面接官は、自己紹介を簡潔にわかりやすく伝えられているのかどうかで、あなたの話す能力を見極めています。
ビジネスでは、「短く・明確に・伝わりやすく」話すスキルが極めて重要です。これは、時間を節約し、誤解を防ぎ、他者との信頼関係を強化するための基本スキルです。
ですが、面接で「自己紹介をお願いします」と言われた時、緊張のせいで長々と話し過ぎてしまったり、逆に早口になってしまったりと、質問を回答することに精一杯になってしまう人がほとんどです。
そのため、1分程度で自分を端的に伝える自己紹介文を事前に準備しておくことが重要です。
自己紹介は面接で求められることが多いので、あらかじめ文を考えておくと話す時に落ち着いて回答することができます。
アイスブレイクのため
自己紹介を行うのは、アイスブレイクのためでもあります。
アイスブレイクとは初対面の人たちが緊張しやすい状況で円滑なコミュニケーションを図るために行われるものであり、面接の場面では非常に重要視されています。
応募者と面接官が初めて顔を合わせるインターンの面接は、特に緊張が高まる場面です。
したがって、自己紹介を通じて場を和ませ、コミュニケーションをスムーズに進めるために、アイスブレイクとして自己紹介をしてもらう企業が多いのです。
臨機応変に対応できるかみたいため
面接官が自己紹介を重要視する理由の一つにその場で臨機応変な対応ができるか確認したいという理由があります。
自己紹介は時間制限を設けて唐突な質問にもなるため、焦らずに落ち着いて回答できることが印象を良くします。
インターンの選考を突破するためにも準備をして臨みましょう。
インターン面接の自己紹介で見られている評価ポイント
人柄を見られている
インターン面接では、最初の自己紹介で「人柄」が大きく評価されます。
短時間のやり取りの中で、明るさ、素直さ、協調性など、あなたの印象がほぼ決まるためです。
自己紹介では笑顔やハキハキとした話し方を意識し、自分の性格が伝わるようなエピソードを交えるのがおすすめです。
面接官は「一緒に働きたいか」を見ているので、スキルや経験よりも、親しみや安心感を持ってもらえる話し方を心がけましょう。
基本的なマナー
企業は面接を通じて、社会人としての基本的なマナーが備わっているかを確認しています。
たとえば、正しい敬語、丁寧な挨拶、姿勢、身だしなみ、話すときのアイコンタクトなどは重要なチェックポイントです。
どんなに優秀でも、マナーができていないとマイナス評価になることも。
特にインターンは「育成前提」なので、マナー面が整っていると好印象です。
面接前に基本のビジネスマナーを確認しておくと安心です。
時間配分と対応力
自己紹介には「1分程度でお願いします」といった時間指定があることも多く、その中で簡潔かつ印象に残る内容を伝えられるかが評価されます。
話が長すぎたり、要点がまとまっていなかったりすると、準備不足と見なされる可能性も。
あらかじめ時間を測って練習しておくのがおすすめです。
また、予想外の質問に対しても、落ち着いて対応できるかどうかも見られています。
柔軟な対応力は社会人に必須のスキルです。
インターンシップへの意気込み
企業はインターン生に対して、スキル以上に「やる気」や「熱意」を求めています。
限られた期間の中で成果を出すには、自主的に行動し、積極的に学ぶ姿勢が欠かせません。
そのため、自己紹介の中で「なぜこのインターンに応募したのか」「どんな経験を積みたいのか」を明確に伝えることが重要です。
熱意が伝わる言葉選びや、将来への意欲を語ることで、企業に対する本気度をアピールしましょう。
インターン面接の自己紹介の「基本型」
自己紹介の型は以下の通りです。
以下の型に当てはめた上で自分なりの自己紹介を作成すれば、よほど悪い印象を与える可能性は低いです。
②〇〇大学〇〇学部〇〇学科の名前です
③面接官にアピールしたい内容1つ
④参加理由と意気込み
⑤本日はよろしくお願いいたします
「型に沿って作成すると、定型文のようになってしまうのではないか?」と思う人も多いかもしれませんが、自分の情報を加えればオリジナル感は十分に出ますし、多くの就活生が型に沿って自己紹介をするため、特に問題はありません。
この型はあなたの基本的な情報と魅力を伝えるために最適なものであるため、わざわざ外した回答を用意する必要はありません。
大学・学部・学科・名前
自己紹介の最初に必ず述べるべき基本情報は、大学名、学部名、学科名、そして自分の名前です。
まずは、面接官にこれらの基本的なバックグラウンドを理解してもらえるようにしましょう。
大学名や学部名を述べることで、あなたがどのような学問領域に属しているかが一目瞭然となります。
また、学科名を加えることでさらに具体的な専門分野を伝えることもできます。
これにより、面接官はあなたがどのような専門知識を持っているかを理解しやすくなるのです。
また、名前を述べる際には明確に発音することが大切です。
自己紹介の基本情報をしっかりと伝えることで、面接官に対して信頼感を与えるとともに、その後の質問がスムーズに進むための土台を作れます。
アピール内容
自己紹介は「自分という人間を知ってもらう場」であるため、学生時代の取り組みや活動など、面接官に興味を持ってほしいポイントや深堀りをしてほしい内容を盛り込みましょう。
大学で勉強していること
大学で勉強している内容をさらに具体的に説明することも重要です。
自分の学問的な関心や専門分野を示すために重要なポイントです。
例えば、ゼミや選考について話すようにしましょう。
特に大学院生の方は、研究内容について詳しく説明することで、専門的な知識やスキルをアピールできます。
具体的には、現在取り組んでいるプロジェクトや研究のテーマ、その成果や今後の計画について述べると良いでしょう。
また、学問的な背景を説明する際には、自分がその分野に興味を持った理由や、学びを通じて得た重要な知見についても触れることで、面接官に対して深い理解と熱意を示せます。
大学での勉強内容を具体的に説明することで、自分の専門知識や研究の方向性を明確にし、インターンシップでどのようにそれを活かせるのかも伝えられます。
趣味やサークル活動・高校の部活など
趣味やサークル活動、高校時代の部活などについて話すことも有効です。
これにより、あなたの様々な側面を示せます。
例えば、趣味がある場合、その趣味がどのように自分の生活に影響を与えたか、何を学んだかを説明することで、自分の興味や価値観を伝えることができます。
サークル活動について話す際には、具体的に役割や経験、そこから学んだスキルや教訓についても述べることが重要です。
例えば、リーダーシップを発揮した経験や、チームワークの重要性を学んだエピソードを交えることで、面接官に対してスキルや経験があることをアピールできます。
また、高校時代の部活動について話すことも、自己紹介を豊かにする要素の1つです。
面接官との共通点がある場合、共感を呼びやすく、良い印象を与えられるでしょう。
インターンの参加理由と意気込み
最後に、インターンの参加理由と意気込みを述べて、自己紹介を締めることをおすすめします。
あなたがどれほどインターンシップに参加したいという熱意を持っているかを示せるからです。
参加理由については、どのような経験やスキルを身につけたいのか、インターンシップを通じて何を学びたいのかを明確に伝えることが重要です。
例えば、特定の業務に興味がある、業界のプロフェッショナルと直接関わって学びたい、将来のキャリアに役立つ経験を積みたいなど、具体的な目標を述べることで、面接官に対して真摯な姿勢を示せます。
感謝の言葉を示す
自己紹介の最後は必ず感謝の言葉を表すようにしましょう。
面接官は忙しい業務の時間を割いてまで学生の面接に取り組んでいます。
マナーや礼儀のある学生は好印象ですので、「この度は面接の機会をいただき、ありがとうございます。」と述べましょう。
【場合別】インターン面接の自己紹介例文
ここからはインターンに参加したときに使える自己紹介の例文をご紹介します。
時間別とエピソード別に例文を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分自身に適した自己紹介文を作成して、実際に自己紹介をスムーズにできるように話す構成をしっかりと考えておくといいでしょう。
時間別自己紹介
ここでは、インターンシップでの自己紹介例文を、所要時間別にご紹介します。
自己紹介の時間はそのときの担当者からの指示に従います。
指示がない場合もありますので15秒か30秒、1分バージョンの例文を参考に自己紹介できるようにしておきましょう。
15秒の場合
実際の業務を通じて営業職に求められる能力や、自分に足りない要素についての理解を深めたいと思い、このインターンシップに応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
30秒の場合
大学ではマーケティングを専攻しており、日々データに基づいて最適な広告の制作方法を学んでいます。
学業の他には、イベントサークルでリーダーを務めています。
マーケティングの知識を営業の業務にどれほど活かせるか、理論と実践の差異についても詳しく知りたいと考え、このインターンに応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
1分の場合
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年生の〇〇と申します。
大学ではマーケティングを専攻しており、日々予算を抑えた上でより多くの成約を獲得できる広告の制作に取り組んでいます。
学業の他には、イベントサークルでリーダーを務めています。
100人以上の大規模なサークルのため、リーダーシップや統率力を鍛えることができました。
卒業後はマーケティングの知見を活かして営業職として活躍したいと考えており、特に御社のようなクライアント企業に価値を提供することを重視している企業でこそ働きたいと考えています。
実際の業務を体験することで私の能力がどこまで通用するか、そして業界知識や業務内容についての理解も深めたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
エピソード別自己紹介
以下のエピソード別にインターンシップで使える自己紹介例文を紹介します。
- 学業
- 部活
- アルバイト
- サークル
- 留学
- 趣味
- 座右の銘
今まで経験してきたエピソードとして簡潔にまとめて、このインターンで得ようとしている目的と合わせて伝えていきましょう。
学業
部活
アルバイト
サークル
留学
趣味
座右の銘
インターン面接の自己紹介で「好印象」を与えるためには
自己紹介の概要について理解できたところで、続いて、さらに良い印象を与えるためにはどのような工夫をしなければならないのかについても紹介します。
以下の2点を踏まえて自己紹介を行うことで、より企業の採用担当者に良い印象を与えられる自己紹介ができます。
・1分ぐらいを目安に。
・表情と目線
・言葉遣いに気をつける
・声のボリュームとトーンを上げる
1分ぐらいを目安に。
長くなりすぎないよう気をつける
自己紹介は1分程度を目安にすることをおすすめします。
長々と話すことは避け、簡潔で分かりやすい内容にまとめることが求められます。
面接官は限られた時間の中で多くの学生と面接を行うため、長すぎる自己紹介は逆効果となる可能性もあるのです。
自己紹介の内容は事前にしっかりと準備し、何度も練習しておき、自然に話せるようにしておきましょう。
時間をオーバーしないようにするためには、話す内容は要点を絞り、無駄な情報を省くことが大切です。
また、自己紹介の内容を簡潔にすることで、あなたが効率的に自分の情報を伝えることができ、いわゆる仕事ができる人物であると判断してもらえる可能性も高まります。
表情と目線
面接における自己紹介は、あなたの第一印象を大きく左右します。
話す内容はもちろん重要ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが非言語コミュニケーションです。
メラビアンの法則が示す通り、人の印象は視覚情報に大きく影響されるため、表情や目線、声の出し方にも意識を向けましょう。
表情では「サイレントスマイル」を意識してみてください。
これは歯を見せずに口角を少し上げる微笑みで、落ち着きと余裕を表現できます。
ただし、常に笑顔である必要はありません。
真剣な内容を話す際は、それに合った真剣な表情をすることで、話にメリハリが生まれます。
目線は、面接官の目を見て話すことを心がけましょう。
上目遣いや睨むような視線は、高圧的な印象を与えかねません。
相手の目を見ることで、自信と誠実さが伝わります。
言葉遣いに気をつける
言葉遣いは、あなたの基本的なマナーや知性を判断する重要な要素です。
インターネットスラングや略語、乱暴な言葉遣いは避けましょう。
かといって、難解な言葉を使いすぎるのも逆効果です。
表面的な印象を与え、熱意が伝わりにくくなる可能性があります。
相手に敬意を払い、理解しやすい言葉を選ぶことで、あなたの誠実さが伝わります
声のボリュームとトーンを上げる
声のボリュームは少し大きめを意識しましょう。
元気で快活な印象を与えられます。
また、声のトーンはやや高めを意識すると良いでしょう。
低い声だと聞き取りにくく、自信がないように聞こえてしまうことがあります。
少し高めのトーンで話すことで、ハキハキとした印象を与え、あなたの話がよりクリアに伝わります。
オリジナリティのある内容を目指す
自己紹介は短時間で“らしさ”を伝える絶好の機会です。
就活生なら、職務経験が乏しい分、生活の中で自分を形作った体験とそこから得た学びを使ってオリジナルなアピールをしましょう。
大切なのは「この経験があるから今の私がある」と結論を明確にし、自分だけのエピソードを盛り込むこと。
企業が求める人物像や業務内容に関連付けつつ、面接官に印象を残す自己紹介を目指しましょう。
インターン面接の自己紹介での「注意点」!
自己紹介でより良い印象を与えるためのポイントを2つ確認しましたが、自己紹介をする際には4つ注意点も存在します。
以下の5つのミスは、多くの就活生の方がしてしまいがちなものであるため、全て確認し、本番でミスをしないようにしましょう。
・丸暗記はしない
・口癖に気をつける
・自己紹介は自己PRではない
・話の筋は1つに絞る
・話し方のマナーを守る
・他の学生の自己紹介に耳を傾ける
丸暗記はしない
インターンシップの自己紹介をする際は、丸暗記は避けるべきです。
丸暗記をすると緊張した時に言葉が出てこなくなり、ロボットのように単調な話し方になってしまうことが多いです。
自己紹介の要点は押さえた上で、自然な流れで話せるように練習しましょう。
自己紹介の内容は頭の中でストーリーとして整理し、実際に声に出して練習することで、自分の言葉で伝えることが大切です。
要点のみを覚え、その場の状況に応じて柔軟に話せるようになるためには、何度も繰り返し練習することが重要です。
また、自己紹介に身振り手振りを交えながら話すことで、より自然な印象を与えることができます。
自分の言葉で話すことは、自信を持って面接に臨むための重要な要素であり、面接官に対しても好印象を与えることにつながります。
口癖に気をつける
自己紹介の際に口癖が多いと、思考が整理されていない印象を与えることがあります。
例えば、「何か」といった口癖が頻繁に出ると話の流れが途切れ、面接官の集中が途切れてしまうこともあります。
口癖に気をつけるためには、自己紹介を何度も練習し、自分の話し方を客観的に観察することが重要です。
自分の話し方を録音して聞き返し、どのような部分で口癖が出ているか確認し、それを改善するための具体的な対策を立てましょう。
また、ゆっくりと落ち着いて話すことも、口癖を減らすための効果的な対策です。
焦って話すと口癖が出やすくなるため、深呼吸をしてリラックスし、ゆっくりと話すことを心がけましょう。
自己紹介は自己PRではない
インターンシップの選考における自己紹介は、自分を簡潔に紹介する場であり、自己PRとは異なります。
自己紹介では、自分の基本的な情報や興味関心を伝えることが主な目的です。
先ほど述べたように、名前、大学、学部、専攻、趣味、インターンシップの参加理由などを簡潔に述べることが求められます。
自己PRは自分の強みや成果を詳しく述べる場であり、面接の後半で話すことが一般的です。
また、自己PRについてはこちらから話すのではなく、面接官が聞いてくれることがほとんどです。
自己紹介で自己PRをしてしまうと、話が長くなりすぎてしまい、面接が予定通り進まないこともあります。
また、自己PRを自己紹介の段階でしすぎてしまうと、その後の面接で話す内容が重複してしまう可能性もあるため、気をつけましょう。
話の筋は1つに絞る
自己紹介をする際には、話の筋を1つに絞ることが重要です。
あなたが様々な経験をしていることをアピールしたいがあまり、複数のトピックについて話してしまうと、結局何が言いたいのか伝わらず、要点も分かりにくくなってしまいます。
例えば、趣味が複数ある場合、それら全てについて詳しく話すのではなく、最も重要な1つに絞って話すことで話の流れを明確にし、時間内に収めることができます。
自己紹介の内容を絞るためには、自分が最も強調したいポイントで、面接官に伝えたい情報を事前に整理し、それに基づいて話の筋を決めることが重要です。
また、話の筋を1つに絞ることで、話の流れがスムーズになり、面接官に対してより分かりやすい印象を与えられます。
話し方のマナーを守る
話し方のマナーを守ることは、絶対に忘れてはいけません。
自己紹介は面接の最初に行われるため、特に話し方や言葉遣いが大きな影響を与えます。
面接という場では、ビジネスの場にふさわしい敬語を正確に使うことが求められ、特に尊敬語や謙譲語の適切な使用が重要です。
間違った使い方をしてしまうと、常識がない、無礼だという印象を与えてしまう可能性があるため、事前にしっかりと確認して練習しておきましょう。
例えば「する」の尊敬語は「なさる」「される」ですし「言う」の尊敬語は「おっしゃる」で、謙譲語は「申す」「申し上げる」です。
就活対策を進める中で、しっかりと区別できている人も多いでしょうが、念のため再度確認しておきましょう。
また、口調が固すぎるとリラックスしたコミュニケーションが難しくなり、逆にカジュアルすぎると軽率に見られてしまうため、適度なバランスを意識することが重要です。
他の学生の自己紹介にも耳を傾ける
集団面接の場合、自身の自己紹介だけでなく、他のインターン生の自己紹介にも真剣に耳を傾けることが不可欠です。
面接官は、他の参加者の自己紹介の内容に関連する質問を投げかける可能性があります。
例えば、「〇〇さんの自己紹介について、あなたはどう思いますか?」といった質問が考えられます。
このような場面でスムーズに回答できるよう、他のインターン生の話を注意深く聞くことで、予期せぬ質問にも対応できる準備が整います。
これは、単に質問に答えるためだけでなく、あなたの傾聴力と周囲への関心をアピールする絶好の機会にもなります。
積極的に耳を傾け、面接官に良い印象を与えましょう。
インターン面接の自己紹介で「緊張で何も話せなくなってしまった時」
どれだけしっかりと準備をしてきたとしても、不測の事態などが発生して緊張で何も話せなくなってしまう人は少なくありません。
しかし「緊張しているから」といって、何も話さないと、十分に自分のことをアピールできない可能性があります。
以下の2つの対策に取り組んでみてください。
・素直に緊張していることを伝える
・感謝の気持ちだけでも伝える
素直に緊張していることを伝える
面接で思いがけず緊張してしまい、何も話せなくなった時は、素直に緊張していることを伝えてしまうのも1つの選択肢です。
面接は誰しもが少なからず緊張を感じるものです。
緊張で何も話せなくなってしまった場合、最も重要なのは、場に沈黙を作らないことです。
黙り込んでしまうと「体調が悪いのか?」と心配されてしまう可能性もあります。
面接官も人間ですから、緊張していることを正直に話すことで共感を得られることもありますし「緊張しているのは、インターンに対するモチベーションが高いことの証だ」と好印象を持ってもらえる可能性すらあります。
例えば「すみません、緊張してしまい、頭が真っ白になってしまいました。
30秒ほど考えを整理してもよろしいでしょうか?」などと聞けば、誠実な印象を与えられるでしょう。
感謝の気持ちだけでも伝える
感謝の気持ちを伝えるだけでも、十分に良い印象を与えることができます。
自己紹介中に緊張が高まり、思考がまとまらず、何も話せなくなってしまった場合でも「本日はこのような貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」などと話すことで、面接官に対して誠実さや礼儀正しさを示すことが可能です。
少なくとも、言葉に詰まって沈黙を作ってしまうよりは、感謝の言葉を伝える方が断然良いです。
おそらく、あなたが緊張していることは相手に伝わっているため「この人は緊張しているのだな」と配慮してもらえるでしょう。
自己紹介で完璧に話せなくても引きずらず「後の自己PRや志望動機の部分で挽回すれば十分だ」と切り替えることを推奨します。
コミュニケーションを取ることを意識
面接中に自己紹介の内容を忘れてしまっても、沈黙だけは避けましょう。
黙り込んでしまうと、「暗い性格」「臨機応変に対応できない」というマイナスな印象を与えてしまいます。
たとえ緊張して言葉が出てこなくなっても、まずは面接官の目を見てアイコンタクトを続けることが大切です。
そうすることで、コミュニケーションを途絶えさせず、少なくともあなたの人間性について面接官が疑問を抱くことはないでしょう。
【インターン面接の自己紹介】学生からのよくある質問
自己紹介のネタがないと感じる時は、まず自分の経験を深掘りすることから始めましょう。
部活動、アルバイト、学業、趣味など、どんな小さな経験でも構わないので、「困難だったことは何か?」「そこから何を学んだのか?」「その学びを今後どう活かしたいですか? 」といった問いを自分に投げかけてみてください。
具体的なエピソードに落とし込むことで、話すネタが見つるきっかけになります。
自己分析は面接対策において非常に重要なステップですが、それだけで全てが解決するわけではありません。
自己分析は、あくまで自分の強みや経験を整理し、言語化するためのツールです。
そこから得られた情報を、インターン先企業が求める人物像やインターンシップの目的と結びつけて話すことが重要です。
つまり、自己分析で「自分を知る」ことと、その情報を「相手に伝える」ことの両方ができて、初めて面接は成功すると言えるでしょう。
【インターン面接の自己紹介】インターンの面接対策をしよう
今回はインターンの面接対策の方法や、自己紹介においてどのような点をアピールすれば良いのかなどについて詳しく紹介しました。
インターンシップの面接は、どのようなことが聞かれるのか、ポイントがあるかなどを理解しておくことで本番でもよりスムーズに回答ができます。
ベンチャー就活ナビでは、インターンに関する様々な記事を公開しているため、ぜひ時間に余裕がある方は他の記事も確認し、インターンに関する知識を深めてください。
まとめ
今回はインターンシップの面接における自己紹介の方法や注意点、与えられた時間に応じた自己紹介の例文などを紹介しました。
自己紹介はインターンの面接において、まず初めに行われるものであり、あなたの印象を左右するものであるため、ぜひ本記事の内容を踏まえた上で良い印象を与えられる自己紹介を心がけましょう。
