ご経歴と設立背景を教えてください
子供の頃からお金持ちになりたいと思っていましたが、具体的な夢はパイロットやCM関係の仕事など変遷しました。
最終的に社長になりたいと決意し、当時の学歴社会に対する反発から学歴を取得しました。
大学院進学後、社長をやるために必要なスキルが全くわからなかったため、会社運営のスキルを学ぶためにリクルートの冊子で見つけた法人営業の求人に応募し、入社しました。
1000万円を貯め、起業して何をやろうかと考えたところ、諸々ありましたが自分自身が理系出身だったこともあり、エンジニアさんが優遇されていないという時の流れ(※当時会社の社長は基本文系出身者ばかり)に疑問を持っていました。
理系の地位向上とエンジニアの楽園を作りたいと考え、エンジニア派遣事業をスタートさせました。
最初は苦戦しましたが、努力の末に軌道に乗せることができました。
創業から軌道までに苦労したこと
特に大きな苦労は感じておらず、運の良さと人との出会いに恵まれてきました。
(※しかし雨男。建物を出たら雨降って、着いたら雨やむ。雲まで引き寄せます笑)
人生において運が良かったこと
人との出会いや繋がりが最も大きな運の良さだと感じています。
車の開発時に協力してくれるパートナーや前職での事務担当者との出会いなど、多くの場面で運命的な出会いがありました。
考え方が身についた経緯について教えてください
大学時代は本当に働く気がなかったんです。
「良い大学を出て、良い会社に入れ」という風潮に反発していました。
貧しい家庭環境で育ち、全て自分で判断する力を身につけました。
親からは「自分たちで自分たちのことをやらなきゃいけない」と言われ続け、その影響が大きかったです。
事業を始める際の葛藤や今後の思いを教えてください
初めて製品を形にするまでには8年かかり、スピード感を持って進めたいという思いと葛藤をしました。
これからは、就活アプリのような製品以外のサービスも作り上げていきたいですし、教育や研修などといったフォロー面のところもやっていきたいと思っています。
シナジーが生めるような、今のリソースをもっと活かせるようなものを広げていきたいです。
引退したらヨーロッパで串カツ屋をやっていきたいですね笑
普段から、自分で考えたり、周りのメンバーの発想からヒントを貰ったりすることもすごく大切にしています。
なんでも楽しい部分とやらないといけないことの大変さが絶対あります。
社長として日々意識していることは何かありますか
会社の代表としては、利益を出すことが最優先です。
継続的に利益を出すためには新しいことに挑戦し、人の成長と変化を促す必要があります。
今後会社として力を入れていきたいことや目標はなんですか
エンジニア派遣領域で1番を取ることはあくまでも通過点に過ぎません。
今後は車以外の製品を作り、世界展開や人を結びつける仕組みを作っていきたいと考えています。
新卒採用を行う背景について教えてください
新卒採用は学生市場を活用するためのものであり、正直なところ新卒採用の風潮には疑問を感じています。
自分は11ヶ月ほど研究の手伝いをしていたこともあり新卒で入社することを経験していませんし、周りからは奇異の目で見られ、当時は「お前大丈夫なん?」と心配され、変な世の中だと違和感を感じておりました。
だからこそ、自分のタイミングで入社すれば良いのに…と思ってしまうんですよね。
実際、25卒メンバーから卒業後に1年間ドイツに行った後に26卒として入社できないかと相談され許可したことがあります。なのでタイミングを合わせる必要はないんです。
きまって皆で4月に一斉入社することに違和感を感じていて、その風潮が無くなれば良いのになと思っています。
個人的には大学を中退して入社しても良いですし、卒業後に海外を見て周って、半年後〜数年後に入社しても良いと思っていますね。
学生さんに向けて伝えたい自社の強みを教えてください
考えることが多かったり、任される業務範囲が広かったりと、入社3日目に面接入ってとか、入社後数ヶ月ほどで責任者やグループ会社の社長になったりするので、自分自身の可能性を広げたい学生さんや全力でやってみたい学生さんには、力貸してもらえると思っています。
今の形が常に正しいとは私自身も当然思っていないので、新しい取り組みや新しい事業をやってみようという動きの変化が日々この会社にはあるので、変化に対して溺れてしまうメンバーもいますが、それはそれでやり直せばいいと思っています。
変化していくことが自信の成長に繋がるので、そういうところに面白さや楽しさを感じる学生さんには来ていただきたいですし、自分の可能性を広げていって欲しいと思いますね。
貴社で活躍しているメンバーの特徴
20卒のメンバーがグループ会社の社長を務め、新卒1年目のメンバーが責任者を務めるなど、若手が活躍しています。
経営理念「ものづくりを通じて新しい価値を創造する」の設定背景・思い
「世の中を楽しくしたい」という理念から、「正当に評価され、新しい価値を生み出す会社を目指す」に進化しました。自己成長のために努力し、悩みながらも成長することが大切です。皆に可能性があることを信じ、自信を持って行動してほしいです。
「何のためにやりたいのか」と聞かれ、「世の中を面白くしたい」という話をしました。
6.7年前に「世の中を楽しくしたい」というキャッチコピーでやっていたところ、3年ほど前に「楽しい会社にしたい」という会社のコピーに代わったのです。だからこそ世界一面白い会社を目指したく、自分たちが出したものを手に取った人が「面白いよね」とか「便利だよね」と言ってもらえるようなものをやっていきたいと思っています。
しかし、自分たちが楽しむのは意味が違っていて、自分たちは運用の苦しみや努力といった誰もがやっていないことへのチャレンジをした上で生み出したものを手にした人が面白いと言ってもらえるような会社を目指したいです。
「自分たちは死ぬほど努力するんだ」と、そういった会社を目指すような趣旨がはき違えられていたので、半年くらい毎日修正していたことがあります。
それまでは「世界一面白い会社を目指す」でしたが、今は訂正を加えました。私自身は一言もしゃべっておらず、「生み出したものを手に取った人が世の中を楽しくしたい」というだけでした。
そして理念を「自分たちが努力して成長して正当に評価されて、新しい価値を生み出すような会社を目指していく」という風に戻していきました。
時間を楽しみたいという価値観の方ではなく、その中で自己成長のために努力や勉強し、自己研鑽のために時間を使えるようなところと結果や納期に対してきちんとコミットし、そのために何をすべきか考えることが必要ですし、悩み方をどうすればいいのかという発想と行動力さえあればビジネスマンとして成長出来ると思っています。
だからこそ、皆可能性があるので自信をもって行動していってほしいと思いますね。
入社前・入社してからの期待
大学時代に何が役立ったかと考えると、色々な仲間に出会えたことです。
今になって価値が上がってきていると思うのが、入社したての時は貧乏だったため色々なバイトやっていたのですが、その経験が活かせていることです。
色々な方と働いたり、外国の方と働いたりと面白い人や価値観が異なる人に出会うことができました。
大学時代に変人と出会えていることが今の仕事に結びついているので、大学に行ってて良かったなと今ではすごく思っています。
社会人になってから出会う人は社会的な立場としての出会いになるためフラットではないですが、大学時代の仲間はフラットです。
なのでとにかく人との出会いは大切だと思いますね。
今まで属していたコミュニティは、どちらかというと自分が行きたい場所・居やすい場所・好みのところばかりでしたが、違うところに行ってみたり、年配の方が多いところや留学に行く等することによって、自分自身の幅が広がったり、価値観が変わってくるので、そういったことをやっておけば必ずプラスになると思っています。
身につけることを含め、自分の可能性は思い込みでも良いから無限大だと思ってやってみてほしいですね。
今の学生さん達は自分たちの時代と比べて間違いなく優秀です。
情報処理能力や分析する能力が圧倒的に長けています。
それにも関わらず、その能力を皆感じておらず、勿体ないんです。
高い能力を発揮することにもっと自信を持てたら良いのになと思っています。
これから入社してくる方へのメッセージ
入社してからにも繋がることですが、何事も全力でやって欲しいと思っています。
勉強するにしても遊びにしても、やらなきゃいけないことは手を抜きがちです。
社会人になっても「これって何でやる必要あるのかな」ということも全力でやってみたら、新しい発見があったり、自分なりの判断がついてきたりするものです。
それを入口の段階で「これ無駄だから」「嫌だから」と思ってしまうと、そこから得るものが極端に減ってしまうのですごく勿体ないんですね。
私自身、学生時代は贅沢に時間を使っていましたが、その贅沢さをもう少し全力でやることによって贅沢+有意義なものになるので、得るものはすごく大きくなってくるんです。
特に社会人になってからはやるべきことも全力でやってみたら自分なりに足りないことを勉強したり、新しい発見や気付きが沢山あるので、全力でやってもらって、そこから色々な発見をしたり、それをやることによって自分の可能性を増やしてしてもらいたいと思っています。頑張ってください。
会社に入った当初、飛び込み営業のような形で「ビルの上から下まで名刺100枚回収するまで帰ってくるな」と上司に言われ、周りはどんどん辞めていきましたが、私は「やってみよう!」と思いやり続けました。すると、お客さんの微妙な変化が分かるようになったり、「ここならいけるかも!」という判断ができるようになったんです。
お昼の時間帯は回収できると分かるようになったりして、新しい発見があると誰かにそれを伝えることができますし、最終的に「これは無駄だった」とか「もっと効率的な方法あったな」と思うようになったり、それを3ヶ月ほどやった結果、どんどん契約が入り始めたんです。
そこから全力でやってみることは無駄じゃないんだと気付くことができました。なので、迷ったなら止まらずに全力で行動していって欲しいと思います。
会社概要
会社名 | 株式会社アスパーク |
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本社 | 〒530-0014 大阪市北区鶴野町1-9 梅田ゲートタワー10F TEL.06-7711-0578(代表) FAX.06-7711-0843 |
設立 | 2014年01月14日 (創業2005年10月) |
資本金 | 5000万円 (2020年3月31日現在) |
従業員数 | 4,168人 (2024年4月1日現在) |
代表者名 | 代表取締役 吉田眞教 |
事業内容 | 労働者一般派遣事業 27-302033 経過措置に伴う旧届出番号 特27-306175 電気自動車開発 機械・電気・電子の構想開発設計 実験・生産技術業務 製薬・科学分野の合成 分析業務のアウトソーシング業務 プログラミング開発 採用支援事業 Webサイト制作 Webアプリ開発 医療に特化した有料職業紹介事業 27-ユ-301690 (※ 事業拡大に伴いグループ会社ファル・メイトに業務移管) |
URL | https://www.aspark.co.jp/ |