明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
- SaaS業界の特徴
- SaaS業界の仕事内容
- SaaS業界に向いている人の特徴
- SaaS業界に興味のある人
- SaaS業界の業界研究がしたい人
- SaaS業界をより詳しく知りたい人
はじめに
SaaS業界に興味を持っているものの、果たして何を行っている業界なのか、どのような特徴があり、どのような企業があるのかなどについての研究が進んでいない方も多いでしょう。
しかし、就活生は忙しいものであるため、業界研究にあまり時間をかけていられません。
そこで今回はSaaS業界を目指す人がスムーズに業界研究をできるよう、SaaS業界の概要について詳しく紹介します。
忙しい方は気になるポイントをかいつまむだけでも構わないため、ぜひ参考にしてください。
SaaS業界とは?
まずSaaS業界とは何の業界で、何をしている業界なのか、ビジネスモデルはどのようなもので、市場規模や就職難易度はどのくらいであるのかなどについて紹介します。
SaaS業界に就職を目指す方が最も気になっているポイントの1つでしょうから、ぜひ確認してみてください。
・ビジネスモデル
・平均年収
・市場規模
・就活難易度
ビジネスモデル
SaaSとは「SoftwareasaService」の略で、クラウドを活用してソフトウェアを提供するビジネスモデルを指します。
このモデルでは従来のようにソフトウェアを購入してインストールする必要がなく、インターネットに接続するだけで利用できるのが特徴です。
主にサブスクリプション形式で提供され、ユーザーは月額や年額で料金を支払いながら必要な機能を利用します。
この仕組みは初期コストが抑えられるだけでなく、アップデートやメンテナンスが自動的に行われるため、利用者にとって利便性が高い点が魅力です。
さらに、企業側にとっても、安定した収益基盤を築けるため、持続可能なビジネス運営が可能になるというメリットがあります。
平均年収
SaaS業界の平均年収は600万円台前半とされています。
しかし企業の規模、職種、そして個人のスキルや経験によって大きく変動します。
大手企業や上場SaaS企業では高水準の年収が期待できる一方、スタートアップでは成長による大きなリターンが見込める場合もあります。
営業職は成果次第で高年収を狙え、エンジニアやプロダクトマネージャーも専門性に応じた高い報酬が期待できます。
自身の市場価値を把握し、キャリアパスや福利厚生、評価制度も含めた総合的な待遇を比較検討することが、後悔しない企業選びには不可欠です。
企業説明会や面接時には、年収以外の待遇についても積極的に質問し、自身の希望に合う企業をしっかりと見極めましょう。
市場規模
SaaS業界の市場規模は急激な成長を遂げており、今後も拡大が見込まれています。
2019年には約6000億円だった日本国内の市場規模は2024年には約1兆1200億円に達すると予測されています。
この成長の背景には企業のDX推進が挙げられます。
多くの企業が、業務効率化やコスト削減のためにSaaSを導入する動きが活発化しているのです。
特に、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及したことが市場拡大を後押ししました。
リモート環境で業務を遂行するために必要なコミュニケーションツールやプロジェクト管理ツールへの需要が急増し、これらの需要に応える形でSaaSサービスが進化してきました。
また、従来のオンプレミス型ソフトウェアからクラウド型ソフトウェアへの移行が進んでいることも、SaaS市場の拡大を支える要因です。
就職難易度
SaaS業界への就職は難易度が高いとされています。
その理由の1つは業界自体の成長性と将来性が高く評価されていることです。
市場の急速な拡大に伴い、多くの企業が人材を必要としていますが、競争も激化しており、特にメガベンチャーや急成長中のスタートアップ企業では人気が集中しています。
こうした企業は成長意欲が高く、即戦力となる人材を求める傾向にあるため、求められるスキルや経験のレベルも高くなっています。
しかしながら、準備をしっかり行えば、業界への道は開かれるものです。
業界研究を深めることや、インターンシップを通じて実務経験を積むことが有効な手段と言えます。
また、自己分析を行い、自身のスキルや強みを業界のニーズにどう結びつけられるかを明確にすることが重要です。
このように、SaaS業界は難易度は高いものの、魅力的なキャリアを築くチャンスに満ちた業界なのです。
SaaS業界の特徴は?
続いて、SaaS業界の特徴について紹介します。
以下の3点はSaaS業界特有の特徴であるため、理解しておけば志望動機や自己PRに組み込める内容が見つかるだけでなく、面接で業界について聞かれた際もスムーズに回答できるようになります。
ぜひそれぞれの特徴を確認しておいてください。
・サブスクリプション型収益モデル
・サポートの手厚さ
・初期コストの低さ
サブスクリプション型収益モデル
SaaS業界の代表的な特徴として、サブスクリプション型の収益モデルが挙げられます。
従来のソフトウェア販売では製品を一度購入したら取引が終了する形が一般的でしたが、SaaSでは利用者が月額や年額で料金を支払い続ける仕組みです。
このモデルでは利用者が契約を継続する限り、安定した収益が企業に入るため、長期的なビジネス基盤を築きやすい点が魅力です。
また、収益の安定性は事業の持続可能性を高め、新規サービス開発や顧客サポート強化などへの投資を促進します。
サポートの手厚さ
SaaS業界では顧客サポートの充実が非常に重要な要素とされています。
サブスクリプション型のビジネスモデルに基づいているため、利用者が契約を継続することが収益の安定に直結します。
そのため、顧客満足度を高めるためのサポート体制が整えられている点が特徴です。
導入時の初期設定やデータ移行から始まり、日々の活用支援やトラブル対応に至るまで、一貫したサポートが提供されることが一般的です。
また、SaaS業界のサポートは問題解決だけでなく、利用者がサービスを最大限に活用できるよう促進する役割も果たします。
オンラインでのトレーニングセッションや利用方法を解説するウェビナー、利用データを基にした活用提案など、多岐にわたるサポートが行われます。
これにより、顧客はサービスの真価を実感しやすくなり、契約更新率の向上につながります。
初期コストの低さ
SaaS業界のもう1つの特徴として、初期コストの低さが挙げられます。
従来のオンプレミス型ソフトウェアは購入費用やサーバー設置、保守管理のための設備投資が必要でした。
しかし、SaaSはクラウド上で動作するため、これらのコストが不要です。
利用者はサブスクリプション形式で月額または年額料金を支払うだけで、すぐにサービスを利用できる点が大きな魅力です。
この初期コストの低さは中小企業やスタートアップ企業にとって特にメリットがあります。
限られた予算でも必要な機能を導入して業務効率化を図ることが可能です。
SaaS業界の注目企業5選
続いて、SaaS業界の注目企業について5つ紹介します。
以下のいずれの企業も目指していない方も多いかもしれませんが、注目を集めている企業や成績を残している企業がどのようなものであるのかについて理解しておけば、SaaS業界における大切な考え方が見えてくるかもしれません。
志望動機や自己PRに組み込める要素が見つかることもあるため、確認しておいてください。
・SanSan株式会社
・株式会社ラクス
・Free株式会社
・株式会社SmartHR
・株式会社マネーフォワード
・サイボウズ株式会社
・株式会社エス・エム・エス
・株式会社カオナビ
・Chatwork株式会社
・株式会社ユーザベース
SanSan株式会社
Sansan株式会社は法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」や、個人向け名刺アプリ「Eight」を提供しています。
これらのサービスは名刺情報のデジタル化と管理を通じて、ビジネスネットワークの構築と活用を支援します。
特に「Sansan」は多くの企業で導入されており、営業活動の効率化や人脈管理の強化に寄与しているサービスです。
さらに、クラウド請求書受領サービスなど、事業領域を拡大し、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
また、福利厚生が充実しており、働きやすい環境が整っているのも特徴です。
株式会社ラクス
株式会社ラクスは「ITの力で中小企業の業務を『楽!』にする」をミッションに掲げ、クラウドサービスを提供しています。
代表的なサービスには経費精算システム「楽楽精算」や、電子帳票発行システム「楽楽明細」などがあります。
企業のバックオフィス業務の効率化を支援し、多くの中小企業で導入されているサービスです。
同社は2022年から2026年の5か年中期経営計画で年平均成長率26%~30%を目指しており、積極的な成長戦略を展開しています。
free株式会社
freee株式会社はクラウド会計ソフト「freee」を提供し、スモールビジネスのバックオフィス業務の効率化に注力しています。
特にフリーランスや中小企業をターゲットとしており、確定申告や経理業務の簡略化を支援しています。
近年の働き方改革により、フリーランスとして働く人々が増加しており、このようなサービス需要も高まっています。
社内はフラットな組織文化が特徴で、若手社員にも裁量権が与えられる環境が整っていることが特徴です。
株式会社SmartHR
株式会社SmartHRは人事労務の業務効率化に特化したクラウドサービス「SmartHR」を提供しています。
このサービスは労務管理やタレントマネジメントの分野で活用されており、労働に関する社会課題の解決を目指しています。
同社のミッションは「労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。」であり、革新的なサービス展開を続けています。
急速な成長を遂げている企業として、業界内外から注目を集めている企業です。
株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは経理や人事労務の業務効率化を目指したBtoB向けサービスや、家計や資産を管理できるBtoC向けアプリを提供している企業です。
代表的なサービスには個人向けの「マネーフォワードME」や、法人向けの「マネーフォワードクラウド」シリーズがあります。
同社のミッションは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」であり、ユーザーの金融生活を豊かにすることを目指しています。
多彩なサービス展開とユーザーフレンドリーな設計で、多くの支持を得ている企業です。
サイボウズ株式会社
サイボウズ株式会社は、企業向けのグループウェアを幅広く提供し、多くの企業の業務効率化に貢献しているSaaS企業です。
主力製品として、中小企業向けの定番であるグループウェア「サイボウズ Office」があります。
これは、スケジュール管理、掲示板、ファイル共有など、日々の業務に必要な機能が網羅されており、使いやすさから多くの企業に導入されています。
また、ビジネスアプリ作成ツール「kintone(キントーン)」も非常に有名です。
プログラミングの知識がなくても、自社の業務に合わせたアプリケーションを簡単に作成できるため、部門ごとの細かな業務課題の解決に役立っています。
サイボウズはこれらの製品を通じて、企業の規模や業種に関わらず、コミュニケーションと情報共有を円滑にし、生産性向上を強力にサポートしています。
株式会社エス・エム・エス
株式会社エス・エム・エスは、ヘルスケア分野に特化したSaaSを幅広く展開し、社会貢献と事業成長を両立させている企業です。
医療・介護・ヘルスケア領域における人材不足や情報格差といった社会課題の解決を目指し、多岐にわたるサービスを提供しています。
例えば、医療従事者向けの求人情報サービスや、介護事業所向けの経営支援サービスなどがその代表例です。
これらのSaaSは、病院や介護施設、薬局などが抱える人材確保や業務効率化の課題に対し、デジタル技術を活用したソリューションを提供しています。
そして安定した収益基盤を確立し、売上高も非常に大きいことが特徴です。
社会貢献性の高いビジネスを通じて、着実に成長を続けるエス・エム・エスは、SaaS業界の中でも特に注目すべき企業のひとつです。
株式会社カオナビ
株式会社カオナビは、タレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供しているSaaS企業です。
このシステムは、企業の人事戦略において非常に重要な役割を果たします。
社員の顔写真や名前だけでなく、これまでの経験、評価、保有スキル、資格、研修履歴など、あらゆる人材情報を一元的に管理・可視化できるのが大きな特徴です。
また直感的に操作できるインターフェースも評価されており、人事担当者だけでなく、現場のマネージャーも手軽に利用できる点が導入企業から高く評価されています。
企業の「人」に関するデータを最大限に活用することで、組織全体のパフォーマンス向上に貢献する、現代の企業経営に不可欠なSaaSと言えるでしょう。
Chatwork株式会社
Chatwork株式会社は、ビジネスチャットツール「Chatwork(チャットワーク)」を主力サービスとして提供しているSaaS企業です。
このツールは、中小企業を中心に圧倒的な支持を得ており、ビジネスコミュニケーションの効率化に大きく貢献しています。
Chatworkの最大の特徴は、シンプルで直感的な操作性にあります。
メールや電話に比べて、より手軽に素早い情報共有が可能であり、グループチャット機能を使えば、プロジェクトメンバー間での情報共有もスムーズに行えます。
タスク管理機能やファイル共有機能も充実しており、コミュニケーションだけでなく、業務の進捗管理や情報の一元化にも役立ちます。
また、ビデオ通話機能も備わっているため、離れた場所にいるメンバーとのオンライン会議も手軽に行えます。
このように、Chatworkは単なるチャットツールにとどまらず、中小企業の多様なビジネスシーンにおけるコミュニケーションを最適化し、業務効率を向上させるための強力なツールとして広く活用されています。
株式会社ユーザーベース
株式会社ユーザーベースは、経済情報プラットフォーム「SPEEDA(スピーダ)」、ソーシャル経済メディア「NewsPicks(ニューズピックス)」など、多様なSaaSおよび情報サービスを提供している企業です。
「SPEEDA」は、企業の経営者や事業開発担当者、コンサルタントなどが、国内外の業界動向や企業情報を効率的に収集・分析するための経済情報プラットフォームです。
質の高い情報と使いやすいインターフェースで、意思決定をサポートします。
一方、「NewsPicks」は、経済ニュースを中心に、専門家による解説やユーザーのコメントが活発に飛び交うソーシャル経済メディアとして、ビジネスパーソンに広く利用されています。
深い洞察と多角的な視点を提供し、ニュースを多面的に理解することを可能にしています。
ユーザーベースは、これらのサービスを通じて、ビジネスにおける情報収集から分析、そして実践までを一貫してサポートし、企業の成長を後押しする複合的なSaaS企業として存在感を示します。
SaaS業界の現状・課題
続いて、SaaS業界の現状や課題について紹介します。
SaaS業界がどのような状況にあり、今後どのような課題を解決しなければならないのかについて理解しておけば、より自己PRなどにどう企業に貢献するのかを明確に説明できるようになるはずです。
・競争の激化
・分野別の多様化
・市場拡大
競争の激化
SaaS業界では近年急激な市場拡大とともに競争が激化しています。
新興企業だけでなく、大手IT企業も参入しており、多種多様なサービスが展開されているからです。
その結果、多種多様な競合他社との差別化が非常に重要な課題となっています。
ただサービスを提供するだけでなく、ユーザーエクスペリエンスの向上や独自の機能の開発などを通じて顧客の満足度を高める努力が求められています。
顧客データの分析をもとに、具体的に改善策を提案する機能を持つCRMサービスは特に多くの企業で注目されている要素の1つです。
一方で、競争が激化するほど価格競争に陥りやすく、利益率の低下という課題も生じています。
特にスタートアップ企業では資金力で大手に劣るため、差別化戦略が生命線と言えるでしょう。
分野別の多様化
SaaS業界の成長に伴い、サービスの分野別対応が顕著になっています。
これまで汎用的なツールが主流だった市場も、現在では特定の業界用途に特化したプロダクトが追従しています。
例えば、ERPやCRM企業向けソリューションは製造業や小売業など業界ごとにカスタマイズされたサービスが求められるようになりました。
また、マーケティングオートメーションやカスタマーサポート専用ツールなど、専門性の高い分野が拡大している点も特徴的です。
これにより、企業が自社のニーズに最適化されたSaaSプロダクトを選べる環境が整ってきました。
しかし、多様化が進む一方で、ユーザーがどのサービスを選ぶべきか迷いやすくなるという課題もあります。
市場拡大
政府や企業がDXを積極的に推進する中で、SaaS市場は急速に拡大しています。
この成長は大企業だけでなく、中小企業にも波及しており、これまでIT投資に慎重だった企業も次々とSaaSを導入するようになっています。
特にリモートワークの普及により、クラウドベースのサービスが一層注目されるようになりました。
プロジェクト管理ツールやオンラインミーティングツールはその利便性から導入が進んでいることは、皆さんもご存知でしょう。
一方で、市場の拡大はサービス提供企業にも新たな課題を呼んでいます。
大規模なユーザーベースに対応するためのサーバー運営、セキュリティ対策が一層重要視されているのです。
また、地域や業種ごとのニーズに合わせたローカライズが求められるようになっています。
このように、SaaS業界は今後も市場拡大を続けると予測されていますが、同時に競争力の維持と品質向上が不可欠なのです。
SaaS業界の今後の動向
続いて、SaaS業界の今後の動向についても確認してみましょう。
今後SaaS業界がどのようになっていくのかについてある程度予測を立てることができれば、面接において業界などについて尋ねられた際にクリティカルな回答を提供でき、より良い印象を与えられる可能性が高まります。
ぜひ以下の3点は覚えておいてください。
・AIの活用
・垂直型SaaSの成長
・人材不足
AIの活用
近年、AI技術の進化が凄まじく、SaaS業界でもAIの活用が重要な戦略の1つとなっています。
AIを活用することで、SaaS製品の機能や付加価値を向上させ、より高度なデータ分析や予測モデルの提供が可能です。
CRMにAIを組み込むことで顧客の行動を分析し、パーソナライズされた提案を実現するサービスなども増えています。
また、チャットボットを活用した顧客対応の自動化は迅速かつ正確なサポートを可能にするため、多くの企業で導入が進んでいます。
今後、AIのさらなる進化とともに、SaaS業界でのAI活用は一層進むと考えられます。
これにより、従来の業務プロセスの自動化や効率化だけでなく、新たなビジネスモデルの開発や競争優位性の確立が期待されているのです。
垂直型SaaSの成長
従来のSaaSが幅広い業界に汎用的なソリューションを提供してきた一方で、近年は特定の業界や用途に特化した垂直型SaaSが注目を集めています。
垂直型SaaSは特定の業界のニーズや課題にフォーカスし、その分野に特化した機能やサービスを提供することが目的です。
ヘルスケア業界を例に挙げるならば、電子カルテ管理や患者データの分析を行うSaaSが普及しつつあり、建設業界を例に挙げるならば、プロジェクト管理や現場の進捗状況を可視化するツールが注目されています。
しかし、垂直型SaaSの成功にはその業界に精通した専門知識や顧客ニーズへの深い理解が求められます。
したがって、業界の課題を的確に捉えたソリューションを提供することが競争の鍵となるでしょう。
人材不足
SaaS業界が急速に成長する一方で、深刻な人材不足の問題も浮上しています。
IT人材の不足はSaaS業界に限らず、日本全体の課題とも言えますが、特にSaaS業界では高度な技術スキルを持つ専門人材の需要が急増しているため、その影響が顕著に現れています。
2023年時点で約45万人のIT人材が不足しているとされ、この数は2030年には約79万人にまで拡大すると予測されているのです。
人材不足の背景には急速に進化するテクノロジーと、それに対応する教育体制の遅れがあります。
クラウド技術に精通したエンジニアの育成が追いついていないことや、企業の競争力低下がリスクを生んでいます。
人材不足は短期間で解消することが難しい問題ですが、今後SaaS業界を成長させるためには、企業と教育機関が連携し、次世代のIT人材を育成する取り組みを加速させることが不可欠だと言えるでしょう。
SaaS業界の職種・仕事内容
続いて、SaaS業界の職種と仕事内容についても紹介します。
様々な職種が存在しますが、代表的なものは以下の4つの職種です。
ぜひそれぞれ確認して、自分に向いているものが何であるか考えながら就活を進めてください。
・インサイドセールス
・フィールドセールス
・カスタマーサクセス
・マーケティング
・フロントエンジニア
・バックドアエンジニア
・インフラエンジニア
インサイドセールス
インサイドセールスは対面ではなく電話やメール、オンライン会議ツールを活用して営業活動を行う職種です。
SaaS業界ではインサイドセールスが初期段階の顧客との接触を行い、見込み客の関心を引き出し、ニーズを明確にする役割を果たします。
顧客からヒアリングを行い、必要な情報を収集して、適切なソリューションを提案するための準備を整えるのが仕事です。
顧客の検討段階を進め、次のステップであるフィールドセールスにスムーズに引き渡すことを目標としています。
営業プロセスの中核を担い、リードの質や数がビジネスの成功を左右する重要な職種と言えるでしょう。
フィールドセールス
フィールドセールスはインサイドセールスが獲得した見込み客と直接対面し、契約締結に向けた活動を行う職種です。
特に顧客との関係構築や信頼獲得が重要であり、SaaS業界においても欠かせない職種となっています。
顧客が抱える課題を詳細にヒアリングし、製品の機能や導入後の利点を説明することで、最終的な意思決定を促すのが仕事です。
ただの契約担当者にとどまらず、顧客の成功を支援する役割も果たすのがフィールドセールスの特徴です。
業界や製品についての深い知識と優れたコミュニケーションスキルが求められます。
SaaS企業がより成長していくために最も重要な職種の1つであると言えるでしょう。
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスはSaaS業界で特に注目される職種であり、顧客が製品を最大限に活用できるよう支援する役割を担っています。
顧客がサービスを導入した後も継続して利用するためのサポートを提供し、解約率の低減や顧客満足度の向上を目指すのが仕事です。
顧客の利用状況をモニタリングし、必要に応じて使用方法のトレーニングや課題解決の提案なども行います。
顧客視点での問題解決能力と高いコミュニケーション能力が必要な職種と言えます。
カスタマーサクセスが顧客との長期的な関係を築くことで、企業の信頼が向上し、持続的な成長を支える役割を果たすのです。
マーケティング
マーケティングはSaaS業界においてサービスの認知度を高め、見込み客を惹きつけるための戦略を立案し、実行する職種です。
この職種ではオンライン広告やコンテンツマーケティング、展示会やウェビナーなどの手法を活用して、ターゲット市場でのプレゼンスを強化します。
また、見込み客をリードとして育成し、営業部門に引き渡すことも重要な仕事です。
デジタルツールやデータ分析を駆使して成果を最大化することが求められ、顧客データの分析やターゲット層のニーズを把握して、より質の高いキャンペーンを展開することが求められます。
また、マーケティングは集客だけでなく、ブランド価値の向上や顧客との信頼関係にも寄与します。
そのため、戦略的な視点とクリエイティブな発想力を兼ね備えた人物が求められるでしょう。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、ユーザーがWebサイトやWebアプリケーションを直接操作する部分、つまり見た目や操作性を開発する専門家です。
彼らの仕事は、単にコードを書くだけでなく、ユーザーが快適にサービスを利用できるよう、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を深く考慮することにあります。
具体的には、HTML、CSS、JavaScriptといった技術を駆使して、デザインを忠実に再現し、ボタンの配置やアニメーション、画面遷移の滑らかさなど、あらゆる要素を設計・実装します。
SaaS製品の場合、ユーザーが毎日触れる管理画面や利用画面の使いやすさが、サービスの評価に直結します。
そのため、フロントエンドエンジニアは、デザイナーやプロダクトマネージャーと密に連携を取りながら、ユーザーの視点に立って、直感的で魅力的なインターフェースを追求します。
Webの進化とともに技術トレンドも移り変わるため、常に新しいフレームワークやライブラリを学び続ける探求心も求められる職種です。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、ユーザーからは直接見えない、SaaSの裏側で動作するシステムを開発するエンジニアです。
彼らの役割は、サービスのデータ処理、データの保存、システムの連携、セキュリティ機能の構築など、多岐にわたります。
Webサイトで何か情報を入力した際、その情報がどのように処理され、どこに保存され、どのように表示されるか、といった「見えない部分」のすべてをバックエンドエンジニアが担っています。
具体的には、Ruby、 Python、 Java、 PHPなどのプログラミング言語を用いて、データベースの設計やAPIの開発を行います。
SaaSが安定して稼働し、大量のデータを効率的に処理できるか、そしてセキュリティの状態を保てるかは、バックエンドエンジニアの腕にかかっています。
ユーザーが意識することのない部分だからこそ、高い技術力と堅牢なシステム設計能力が求められる、SaaSの「心臓部」とも言える重要な職種です。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、SaaSが安定して稼働するためのITインフラの設計、構築、運用、保守を行うエンジニアです。
彼らの仕事は、サーバー、ネットワーク、データベース、クラウド環境など、SaaSを提供するために不可欠なITシステム全体を管理することにあります。
SaaSはクラウド上でサービスを提供することが一般的であるため、AWSやGCP、Azureといったクラウドサービスの知識は必須と言えるでしょう。
インフラエンジニアは、サービスの安定稼働を最優先に考え、システムの障害を未然に防ぐための監視体制を構築したり、万が一の障害発生時には迅速に復旧作業を行ったりします。
また、アクセス数の増加に対応するためのスケーラビリティの確保や、セキュリティ対策の強化も重要な役割です。
SaaSが24時間365日安定稼働し、ユーザーに常にサービスを提供し続けられるのは、インフラエンジニアの地道な努力と高度な専門知識に支えられています。
SaaS業界に向いている人の特徴
続いて、SaaS業界に向いている人の特徴について紹介します。
以下の3つが全て当てはまる人は自信を持って自分がSaaS業界に向いていると思って良いでしょう。
一方で、当てはまる項目が少ない場合は他の業界も視野に入れるか、就活本番までに改善できるよう取り組んでください。
・チームワークが好きな人
・課題解決能力がある人
・学習意欲がある人
チームワークが好きな人
SaaS業界では各職種が密接に連携しながら目標達成を目指すため、チームワークを重視する文化が根付いています。
マーケティング部門が見込み顧客を獲得し、その情報をインサイドセールスに引き継ぐ流れが多いです。
また、インサイドセールスからフィールドセールスへのリードの引き渡し、契約後のカスタマーサクセスによるフォローアップなど、各部門でのスムーズな連携が欠かせません。
したがって、他のメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、協力し合える人物が向いていると言えるでしょう。
課題解決能力がある人
SaaS業界では顧客が抱える問題を正確に把握し、それに対する適切な解決策を提案するスキルが重要です。
その顧客の要望をそのまま実行するのではなく、なぜその課題が発生しているのか、本質的な原因を見極める力が求められます。
顧客が「売上を増やしたい」と言っているならば、単にマーケティングツールを提供して終わりではなく、顧客の現状を分析し、どのプロセスでどのような問題が発生しているのかを特定する必要があります。
このような取り組みには課題解決能力が必須であるため、課題解決能力に自信がある人はぜひ自己PRや志望動機に盛り込むことを心がけてください。
学習意欲がある人
SaaS業界を含むITに関する業界は全般的に、技術革新のスピードが非常に早いです。
新しいツールやプラットフォームが次々と登場して競争も激化しているため、常に最新の情報を収集し、それを業務に活かせる学習意欲が必要です。
ビッグデータを活用した製品が増えている中、それらの技術をどのように顧客に提供するかを考える力が求められます。
また、学習意欲がある人は自分自身のスキルや知識を継続的に向上させることを楽しめる傾向にあります。
営業やカスタマーサクセス、プロダクトマネジメントなど様々な職種が高度な専門知識を必要とするこの業界においては、常に学び続けることが必須であるため、それを苦に感じない人こそ向いていると言えるでしょう。
SaaS業界に向いていない人の特徴
SaaS業界は、テクノロジーの進化が速く、市場のトレンドも常に変化しています。
新しい技術が次々と登場し、サービスの機能も頻繁にアップデートされるため、特定の特徴を持つ人はSaaS業界でのキャリア形成が難しいかもしれません。
SaaS企業への就職を検討する際は、自身の性格や価値観が業界の特性と合致するかどうかを事前に確認することが大切です。
・変化への抵抗が激しい人
・安定性を重視している人
・論理的思考が苦手な人
変化への抵抗が激しい人
SaaS業界は、まさに「変化の連続」です。
テクノロジーの進化は日進月歩であり、市場のニーズや競合環境も目まぐるしく変わります。
提供するサービスも、顧客のフィードバックや最新技術を取り入れながら、頻繁にアップデートされるのが一般的です。
このような環境で働くには、新しい技術や手法を積極的に学び、自身の業務内容や役割の変化にも柔軟に対応できる姿勢が不可欠です。
また、顧客の要望に応じてサービスの機能が追加・変更されることも頻繁にあり、それに合わせて自身の業務プロセスを調整する必要が出てきます。
変化を避けたい、慣れたやり方を維持したいという気持ちが強い方にとっては、常に学習と適応を求められるSaaS業界はストレスを感じやすい環境かもしれません。
新しい挑戦を楽しみ、自己成長に意欲的な人こそが、この業界で活躍できるでしょう。
安定性を重視している人
SaaS業界、特に多くのSaaS企業がスタートアップや急成長フェーズにあるため、大企業とは異なるリスクと不確実性が存在します。
大企業のような確立された組織体制や、明確に定められたキャリアパスが常に存在するわけではありません。
事業が急拡大する中で、組織構造や役割が頻繁に変わることや、新たな部署が立ち上がることも日常茶飯事です。
また、事業の成長速度によっては、目標達成へのプレッシャーが大きく、時には厳しい状況に直面することもあります。
安定した職務内容や、長期的かつ確実なキャリアプランを重視する人にとっては、SaaS業界特有のダイナミズムや不確実性は不安材料となるかもしれません。
もちろん、成長企業で働くことには、大きな達成感や自身の貢献を実感できるといった魅力もありますが、それには変化を受け入れ、自ら道を切り開いていく能動的な姿勢が求められます。
安定志向が強い場合は、より成熟した大手SaaS企業や、安定した経営基盤を持つ企業を検討するなど、企業選びの軸を調整することも重要です。
論理的思考が苦手な人
SaaS企業では、サービスの利用状況、顧客行動、営業成績など、あらゆるデータを収集・分析し、それに基づいて意思決定を行う「データドリブン」な文化が深く浸透しています。
そのため、論理的思考が苦手な人はSaaS業界での活躍が難しいといえるでしょう。
営業やマーケティングにおいても、顧客の行動データを分析して施策の効果を測定し、改善点を洗い出すのが一般的です。
顧客サポートの現場でも、よくある問い合わせの内容をデータ化し、FAQの改善や製品機能の拡充に繋げるなど、あらゆる業務でデータが活用されます。
自身の意見を述べる際にも、「なぜそう考えるのか」「どのようなデータに基づいているのか」といった論理的な根拠を明確に提示することが求められます。
感情論やあいまいな表現では、周囲を納得させることは難しいでしょう。
論理的に物事を分析し、課題解決に繋げる能力は、SaaS業界で職種を問わず非常に重要なスキルです。
SaaS業界で求められるスキル
SaaS業界は、テクノロジーの進化や市場の変化が速く、常に新しい価値を生み出し続けるダイナミックな環境です。
そのため、この業界で活躍するためには、特定のスキルや資質が強く求められます。
ここでは、SaaS企業が特に重視するスキルについて解説していきます。
・相手の目線で考えられる力
・コミュニケーション能力
・柔軟性
相手の目線で考えられる力
SaaS業界は、単にソフトウェアを販売するだけでなく、顧客がそのソフトウェアを通じて「成功する」ことを非常に重要視しています。
これを「カスタマーサクセス」と呼び、SaaSビジネスの根幹をなす考え方です。
そのため、顧客が抱える課題を深く理解し、その解決策として自社のSaaSがどのように役立つかを、相手の目線で考えられる力が非常に重要になってきます。
そして、自社のSaaSがその課題をどのように解決し、どのような価値をもたらすかを具体的に提示する必要があります。
カスタマーサクセス担当者は、導入後の顧客がサービスを最大限に活用できるよう、継続的なサポートを提供し、顧客の目標達成を伴走します。
プロダクト開発者も、ユーザーのニーズを深く理解し、使いやすさや機能の改善に繋げる必要があります。
このように、SaaS業界では、職種を問わず、常に顧客の立場に立ち、共感し、課題解決に貢献する姿勢が求められます。
この能力は、顧客との長期的な信頼関係を築き、サービスの継続利用に繋がるため、SaaSビジネスにおいて不可欠なスキルと言えるでしょう。
コミュニケーション能力
SaaS業界では、各部署が密接に連携して一つのサービスを作り上げ、顧客に価値を提供しています。
そのため、円滑なコミュニケーション能力は非常に重要です。
開発、営業、カスタマーサクセス、マーケティングといった多様な職種のメンバーが、それぞれの専門性を活かしながら、共通の目標に向かって協力し合う必要があります。
新機能のリリースには、開発の進捗を営業やマーケティング部門と共有し、プロモーション戦略を練る必要があります。
リモートワークが普及しているSaaS企業も多いため、対面だけでなく、チャットツールやビデオ会議システムを効果的に活用したコミュニケーションスキルも求められます。
相手の意見を正確に理解し、自身の考えを明確に伝えるだけでなく、異なる背景を持つメンバー間の橋渡し役となるような調整力も重要です。
活発な議論を通じてより良いサービスを生み出すためにも、円滑なコミュニケーションはSaaS企業で働く上で不可欠な要素と言えるでしょう。
柔軟性
SaaS業界は変化が激しい業界のため、常に新しい技術や市場のトレンドに適応する能力、すなわち柔軟性が非常に重要になってきます。
テクノロジーは日々進化し、競合サービスも次々と登場します。
顧客のニーズも時間とともに変化するため、一度開発したサービスが永遠にベストであることはありません。
そのため、SaaS企業で働く際には、新しい技術スタックの学習、既存の業務プロセスの見直し、そして予期せぬ課題への対応など、常に変化を受け入れ、適応する姿勢が求められます。
営業職であれば、競合の動向に合わせて提案方法を柔軟に変える必要があります。
プロダクトマネージャーであれば、市場の状況を鑑みてプロダクトロードマップを修正する判断が求められます。
自身の専門性を持ちつつも、固定観念にとらわれず、常に最適な方法を模索し、変化を前向きに捉えられる人材こそが、SaaS業界で長期的に活躍できるでしょう。
SaaS業界の内定を得るためにすべきこと
続いて、SaaS業界の内定を獲得するためにどのような工夫をすべきかについて紹介します。
以下の3つの対策を入念に行えば、業界や企業への理解が深まるだけでなく、質の高いESを作成し、さらに面接での受け答えもスムーズにできるようになります。
・自己分析をする
・業界・企業研究をする
・インターンシップに参加する
自己分析をする
SaaS業界で内定を得るためには、まず自己分析を徹底的に行い、自分の強みや価値観を明確にする必要があります。
自己分析を通じて、自分がどのような仕事に向いているのか、またどのような環境で力を発揮しやすいのかを理解することが重要です。
チームでのコミュニケーションが得意であればカスタマーサクセスやインサイドセールスが向いているかもしれませんし、課題解決や分析に興味がある場合は、プロダクトマネジメントやデータアナリストの職種が向いている可能性があります。
自分の過去の経験や成功体験を振り返り、具体的なエピソードを整理して、どのようなアピールをすれば良いのか考えてみましょう。
以下の記事では自己分析についてさらに詳しく紹介しているため、参考にしてください。
業界・企業研究をする
内定を獲得するためには業界や企業について深く理解していることは必要不可欠です。
業界研究ではSaaS業界の特徴や他のIT業界との違いを明確にしておきましょう。
SaaSはサブスクリプション型のビジネスモデルを採用しており、継続的な収益が期待できるため、カスタマーサポートが重要です。
このような特性を理解することで、業界全体の動向を把握できます。
また、企業研究では各社のサービス内容や強みを詳しく調べることが大切です。
例えば、SanSan株式会社が名刺管理を中心に営業DXを支援しているのに対し、SmartHRは人事や労務の効率化に特化したサービスを展開しています。
こうした違いを理解することで、自分がどの企業で働きたいかを具体的にイメージできるようになります。
以下の記事では業界研究や企業研究についてさらに詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
インターンシップに参加する
実際にその現場に飛び込んでみることが最も有益な就活の対策の1つであると言えるでしょう。
インターンシップに参加することで、業界内容や企業の社風について深く理解できるだけでなく、実際に働く環境を体験することが可能です。
実際に働いてみることで業務の具体的なイメージを持つことができ、さらにその経験を先行本番の面接で具体的なエピソードとして話すことができれば、モチベーションの高さや業界理解の深さも伝えられることでしょう。
インターンシップの情報は大学のキャリアセンターや企業の公式サイト、就活情報サイトなどで収集できます。
以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
適職診断ツールを用いよう
ここまでSaaS業界について詳しく紹介してきましたが、自分がSaaS業界に向いているかどうか、まだ判断できていない方も多いでしょう。
そこでおすすめなのは、弊社が提供している適職診断ツールを用いることです。
ツールが相手であるため、主観が入り込む余地がなく、完全に客観的にあなたがどのような業界に向いており、どのような強みを持っているのかについて分析してくれます。
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就活エージェントに相談しよう
「SaaS業界が自分に合っているのか不安」、「SaaS業界に行くには何をすべきなのかわからない」という悩みは多くの就活生が抱えます。
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おわり
今回はSaaS業界の概要について紹介しつつ、どのような人が向いているのか、内定を獲得するためにはどのような工夫が必要かなどについて詳しく紹介しました。
SaaS業界は近年特に注目を集めており、人気の業界で、競争率は決して低いとは言えません。
しかし、しっかりと対策をすることで内定を獲得することは十分に可能であるため、ぜひ本記事で興味を持った方は、さらに自分でも気になる企業などを調べ、研究を深め、質の高いESを作成し、内定を獲得してください。




