明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
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はじめに
企業に提出するエントリーシートを作成するにあたり、何を書いたら良いのか悩んでいる就活生の人もいるでしょう。
エントリーシートには、志望動機や自分の長所、ガクチカなど、企業によってさまざまなアピールを書かなければなりません。
この記事では、エントリーシートに書く強みに注目し、強みはなぜ聞かれるのか、構成や書き方のポイントはどこなのか、強み別の例文などについて紹介しています。
ぜひ、書類選考を受ける際の参考にしてみてください。
【ESでの強みの書き方とは】ESで強みは聞かれるの?
そもそも、就活生の基本的な情報を確認するためのエントリーシートで、強みについて聞かれることはあるのでしょうか。
結論として、エントリーシートであっても、就活生の強みは聞かれます。
エントリーシートは、氏名や住所、連絡先といった就活生の基本情報を伝えるだけでなく、就活生のアピールポイントについても確認するための書類です。
そのため、志望動機やガクチカなどと並んで、就活生の強みもよく聞かれる傾向にあります。
中には「わざわざ強みなんて聞いてどうするんだ」と思っている就活生もいるでしょう。
企業が、就活生の強みをエントリーシートなどの選考書類や面接などで、二重三重に確認する理由については、これからの記事の中でご紹介していきます。
【ESでの強みの書き方とは】強みを聞く目的
まずは、なぜ企業が就活生の強みを聞くのかについて見ていきましょう。
企業が強みを聞く理由を知っていれば、文章の中でより自分を魅力的に見せられるようになります。
逆に言えば、この理由が分かっていないと、企業にとって見当違いの返答をしてしまう可能性すらあるのです。
そうなると「話を聞いていない」「適切な返答ができない」として、面接などの対象から外されてしまうため、しっかり企業側の意図を理解しておかなければなりません。
円滑なコミュニケーションが取れるか
企業は、選考を行う際に、まず就活生と円滑なコミュニケーションが取れるかを気にしています。
エントリーシートの内容を通じて、きちんと円滑に基礎的なコミュニケーションが取れる人物なのかを見ているのです。
社会における円滑なコミュニケーションとは、聞かれたことに適切なレスポンスを返せることになります。
極端な例ですが、「今日は何月何日ですか?」という質問に対して「今日の天気は雨です」という返答をする人物とは、円滑なコミュニケーションが取れません。
そのため、「あなたの強みは何ですか?」という質問に対し、「私の強みは○○です」という適切な返答ができるかを確認されています。
したがって、エントリーシートでは質問に対して適切な返答を行い、コミュニケーション能力を示さなければならないのです。
自社で活躍してくれそうか
企業にとっては、就活生が持っている強みそのものも重要なポイントになります。
強みがない人物は基本的に存在しませんが、その強みが自社で活かせるものなのかは別問題です。
就活生がアピールする強みによっては、その企業では活用できないものである場合もあります。
その場合、採用しても企業にとってはうまみがありません。
採用担当者は、就活生が持っている、自覚している強みが自社で活かされるものであるかを確認し、その人を採用したときにきちんと活躍できるかを見ているのです。
つまり、どれだけ素晴らしい強みを持っていたとしても、その企業で活用できるものでなければ意味がありません。
企業に刺さる強みを知るためには、企業研究を入念に行う必要があります。
社風とマッチするか
企業は、就活生が持っている強みや考え方が、自社の社風とマッチするかなども見ています。
これは、想定していた雰囲気との相違などによる、早期離職を防止したいためです。
採用のための選考には、想像以上にさまざまなコストがかかります。
例えば、企業について知ってもらうためのWebサイトや、パンフレットを作成するための費用、求人サイトに求人情報を掲載する費用などです。
さらに、企業説明会や面接を行う会場を確保するための費用、採用活動に取られる人事の担当者の時間など、企業が消費するコストはさまざまです。
加えて、採用した後も教育にコストがかかるため、それらを回収しきる前に離職されるのは困ります。
そのため、就活生が自社とマッチしているか、早々に離職しないかを注意深くチェックしているのです。
【ESでの強みの書き方とは】おすすめの構成
続いて、エントリーシートに強みを書く際のおすすめ構成についてご紹介します。
強みをアピールする際は、自分の強みは何なのかという結論、それを裏付けるエピソード、どう活用して企業に貢献するかというシンプルな構成にするのがおすすめです。
構成がシンプルであるほど、あなたが本当に企業に伝えたいポイントが伝わりやすくなります。
また、一度に取り扱う強みは1つに絞り、文章の内容がごちゃごちゃして複雑にならないよう心がけましょう。
自分の強み
まず、文章の冒頭で、自分の強みを簡潔に述べる必要があります。
つまり、「私の強みは○○です」という結論を持ってくるというわけです。
最初に結論を持ってくれば、採用担当者はストレートにその内容を理解できます。
逆に、この時点から長々とエピソードを語ったりすると、肝心要の強みが何なのか頭に入らなくなってしまうのです。
また、要点の伝わりにくい文章は、最後まで読まずに途中で放棄される可能性があります。
採用担当者の手元には、あなたのもの以外にも、大量のエントリーシートが届いているためです。
要点を簡潔に伝えて担当者の目を惹き、最後まで文章を読んでもらうためにも、まずは結論から始めて、自分の強みが何なのかシンプルな情報を伝達しましょう。
エピソード
続いて、結論として述べた強みに関してのエピソードを述べましょう。
たとえば、その強みに気付いたのはなぜか、どのような場面で発揮したのか、どのように役立ったのか、周りにどのような影響を与えたのかなどです。
その強みが実際に備わっている、根拠になるようなエピソードを選ぶ必要があります。
エントリーシートなど就活で根拠を伝える際は、エピソードも1つに絞らなければなりません。
複数の根拠を挙げようとしてたくさんエピソードを話すと、単純に文章が短くなってしまうほか、複雑化して分かりにくくなるためです。
アピールしたい強みに対し、それを最も発揮できたのはどのような場面なのかを分析して、効率良く企業に伝えられるよう工夫しましょう。
どのように活かせるか
最後に、これまで述べた強みをどのように活かして、企業に貢献ができるのかを書きます。
単純に強みとその根拠を羅列するよりも、実際に企業で活用しているところを想像できたほうが、採用のメリットが分かりやすいです。
また、強みがどのように企業で活用できるかを説明できることは、あなたが企業の業務に関して、深く理解していることでもあります。
企業としては、自社についてしっかり調べて理解している、熱心で意欲の高い人材に働いてほしいと考えています。
そのため、貢献できる内容について造詣の深い人材は、非常に評価が高いです。
逆に言えば、どれだけ素晴らしい強みをアピールしても、貢献できる内容についての理解が甘いと、評価が下がる可能性もあります。
【ESでの強みの書き方とは】ポイント紹介
エントリーシートに書く強みを選ぶ際や、文章を書く際のポイントについて見ていきましょう。
強みを書く際は、ほかの項目と同様に、適当に文章を作成してもあまり効果がありません。
そのため、効果的な文章を作成するためには、8つのポイントを意識する必要があります。
これらのポイントをしっかり意識して文章を作成すれば、企業にとって必要な人材だと判断してもらえる可能性が高まるでしょう。
それぞれのポイントについて、詳しくご紹介します。
1: 結論から話す
先述の構成のとおり、強みについて書く場合は、まず結論から始めるのがポイントです。
結論から話すことで、採用担当者は「この人の強みは○○」と理解でき、文章が分かりやすくなります。
そのような話し方は、社会人としての基礎中の基礎です。
選考書類でそれを発揮することにより、基本的な社会人のマナーが身についているとアピールできるのです。
逆に言えば、結論を書かずにエピソードなどを書き始めてしまうと、マナーがなっていない人物と判断される可能性すらあります。
これを避けたいのであれば、まず結論から始めて、自分の強みについてシンプルな理解を促す必要があるでしょう。
また、面接の際も強みは結論から話し、採用担当者がメモを取りやすいように、工夫する必要があります。
2: なぜそれが強みなのかを考える
強みを書く際は、なぜそれが自分の強みだと言えるのかも考える必要があります。
強みとしての説得力を増すためにも、自分がその性質を強みだと感じている理由を深掘りしましょう。
いつどのようにして身についたのか、またはどのタイミングで気付いた強みなのか、どのような場面で活きるかなど、自己分析によって深掘りします。
これが自分で理解できていないと、根拠となるエピソードが曖昧なものになってしまい、文章を読む相手にとってとても納得のいく文章にはなりません。
相手に「確かにその強みを備えている」と納得してもらうためにも、まずは自分がどうしてその性質が強みだと思っているのかについて深掘りし、その根拠をはっきりさせましょう。
3: 具体性を持たせる
強みについてエントリーシートに書く際は、できる限り具体的な描写を心がけるのがポイントです。
自己分析でピックアップした自分の経験を用いて、採用担当者により具体的なイメージを持ってもらえるようにしましょう。
「私の強みは○○です」「この強みは学生時代の○○で発揮しました」で文章を終えてしまうのでは不十分です。
エピソードの背景や経験の過程、どのような行動で強みを発揮したのか、結果はどうだったのか、周りにどのような影響を与えたなのかをしっかり書くことで、強みを発揮した状況についてより深く理解してもらえます。
逆に、エピソードの部分に具体性がないと、実際にはその経験をしていないのではないか、突き詰めると強みも嘘なのではないかと疑われてしまうのです。
4: 手書きの時は丁寧な字を意識
エントリーシートを手書きで書くのであれば、丁寧な字を意識しなければなりません。
正式な書類である選考書類において綺麗な字を書くことは、真面目さや丁寧さに関する言外のアピールにつながります。
むしろ、読みにくく汚い字で書類を作成してしまうと、「TPOを考えられない」「読み手のことを考えられない」人物として、評価が下がる可能性が高いです。
そのため、まずは鉛筆などで下書きを行い、文字の綺麗さやレイアウトの見やすさなどを確認したうえで、清書する必要があります。
なお、下書きのまま提出してはいけません。
また、パソコンのワープロソフトなどでエントリーシートを作成する際も、誤字や脱字がないよう、提出前に入念にチェックしておきましょう。
5: 強みと経験のずれがないか確認
エントリーシートに強みを書く場合は、結論となる強みと、選択したエピソードにずれがないかしっかり確認しましょう。
アピールしたい強みと選んだ経験がズレており、つながりが薄いと根拠として機能せず、相手に伝わりにくくなります。
そのため、草案を作成して違和感が強い場合は、再度自己分析を行って、より適切な経験を探してみるのも良いでしょう。
強みを発揮した経験、強みが活きた経験として、しっかりつながりのあるエピソードが見つかるまで、じっくり自己分析を行ってください。
自己分析では、今までの人生の中で、とくに印象に残っている出来事をピックアップし、どのような性質が活かされたか確認するのがおすすめです。
自力で探すのが難しい場合は、他人にそのような出来事がないか聞いてみましょう。
6: 第三者の評価や数字を盛り込む
エントリーシートに強みを書く際は、友人など第三者からの評価や数字を盛り込むのがおすすめです。
自分の評価だけではなく、エピソードに立ち会った相手からの評価などより、客観的な評価を盛り込むことで説得力が増します。
また、数字は特定の分野に詳しくない相手でも、ある程度は規模感が理解できる基準です。
そのため、強みによって変化した状況を数字で表現できれば、より強みに対する説得力が増すでしょう。
「周囲の友人からは、○○という形で感謝されました」「結果的に売上が○%上昇しました」「大会で○位の結果をおさめられました」など、具体的かつ客観的な評価を盛り込むと分かりやすいです。
逆に言えば、このような指標がない文章は具体性に欠け、信ぴょう性が落ちる場合があります。
7: 事前に企業の求める人物像を把握する
強みを選ぶ際は、事前に企業が求める人物像をしっかり把握しておかなければなりません。
事前に調べて認識しておくことで、いくつかピックアップした強みの中から、とくにその企業に受けの良い強みをアピールできます。
企業が求める人材像を把握できていないと、企業が必要としていない強みをアピールしようとしてしまう可能性が高く、危険です。
企業にとっては、自社で活かせる強みでなければさほどうまみがないため、あまり良い印象を抱かれないばかりか、しっかり企業研究ができていないと思われてしまいます。
企業の求める人物像は、企業が作成しているパンフレットや公式Webサイト、求人情報などから調べることが可能です。
重要な情報にしっかりアクセスし、十分な調査を行っておきましょう。
8: ありきたりな強みは避ける
エントリーシートに強みを書く際は、ありきたりな表現を避けたほうが良いでしょう。
単に「コミュニケーション能力があります」と述べるだけでは、アピールとして不十分です。
「初対面の人とでも打ち解けられるコミュニケーション能力です」「チームのやり取りを円滑にできるコミュニケーション能力です」など、どのような強みかなどを補足したり、噛み砕いたりして自分なりの表現で述べてみましょう。
このような表現を心がければ、似た強みであっても、しっかり独自性を持たせて個性を発揮できます。
採用担当者の印象に残るためには、独自性が重要です。
「どこかで見た内容だな」と思われないように、具体的で分かりやすい表現ができるよう工夫してみましょう。
【ESでの強みの書き方とは】強み一覧
続いて、実際に強みを書くうえで使える強みをご紹介します。
これらの強みは、社会に出て働くうえで求められるケースが多いものです。
もちろん企業によっては、ここに挙げたもの以外の強みを求めている場合もありますが、おおむねここに挙げた強みを求める人材像にしています。
これらの強みがなぜ企業から求められるのか、どのようにアピールしたら良いのかについて詳しく確認し、実際に自分が備えている強みのアピールやエピソード選びに活用してみましょう。
論理的思考力
論理的思考能力があるという性質は、企業に対して強みとして活用できます。
企業は、応募してきた就活生が、物事を論理的に考えられるかを見ているのです。
特定の課題に対応するような面接を実施する企業では、とくに重視される能力となっています。
ただし、論理的思考能力をアピールするためには、文章もしっかり書かなければなりません。
文章の構成がおかしかったり、納得いかない根拠を書いたりすると、説得力が落ちてしまいます。
協調性
多くの企業では、就活生に協調性を求めています。
企業は、多くの人間の集まりです。
そのような組織の中では、周りの人と協力して、業務に取り組める能力が欠かせません。
協調性がない人物は、自分を中心に据えて行動するため、チーム全体の和を乱す可能性があります。
とくに団体で仕事をする企業において、決して歓迎できないのです。
就活生を採用するか決める際は、その人と一緒に働きたいかも重要な条件となります。
協調性がない人物とは、仕事をしたくないと考える人がたくさんいます。
コミュニケーション能力
どんな職場でも、基本的にコミュニケーション能力が必要です。
これは、そもそも強みを確認する理由に、コミュニケーション能力のチェックが含まれていることからも明らかでしょう。
企業内においては、学生のときよりも、さらに地位や立場などが違う人と話す機会が増えます。
そのため、社会人にとって、コミュニケーション能力は必須と言って良いほど求められる可能性が高い力です。
したがって、過去のエピソードからコミュニケーション能力を実証できれば、より評価が高まるでしょう。
柔軟性
企業では、柔軟性のある人材を求めているケースも多いです。
一度入学してしまえば、大きく環境が変化することの少ない学生と異なり、社会人は転勤や部署移動といった環境の変化が頻繁に起こり得ます。
そのため、新しい環境でも、すぐに結果を出せるようなスキルが求められるのです。
また、仕事はトラブルの連続でもあるため、何かあっても落ち着いて対応でき、適切な策を考えられる人材が求められます。
頑なに1つの方法にこだわったり、柔軟性に欠けたりする対応しかできない場合は、敬遠される可能性が高いです。
提案力
営業や企画などの仕事を受け持ちたい場合は、提案力が求められる可能性があります。
自分の意見を上司や先方に納得してもらうための提案力は、社会人の必須スキルの1つです。
とくに、顧客に対して契約を持ちかける営業職などは、きちんと顧客が抱えている課題などに合わせて、適切なプランを提案する必要があります。
提案がうまくいかないと、どんなに可能性を秘めた意見やプランであっても、日の目を見ることはありません。
そのため、意見を表明する場で、適切に提案する力が大切なのです。
行動力
社会人には、行動力を求められる場合が多く、ベンチャー企業などではそれがとくに顕著です。
単に指示を待つだけでなく、結果を出すために自ら行動する意識がある人は、評価されます。
行動力がなければ新しい案件を開拓したり、より多くの契約件数を取ってきたりといった成果は上げられません。
ベンチャー企業は新規事業の開拓に力を入れているため、新入社員にも積極的に行動できる性質を求めています。
自分が抱えている課題や業務上の課題を解決するためにも、行動力が重要です。
計画性
社会人においては、期限までに仕事を仕上げるための計画性も重要です。
出すべき結果や守るべき締め切りから、逆算して行動できる計画性がある人は、多くの業界において評価されます。
とくに、IT系の企業などでは納期厳守の傾向にあり、プロジェクトを計画的に進めるためのスケジュール管理能力が求められるケースが多いです。
ペース配分がうまく行えないと、途中で困難になる可能性もあるため、最後まで走り通すためにも計画性が求められます。
責任感
企業で働くのであれば、責任感は欠かせません。
失敗が自分1人に帰結する場合が多い学生と異なり、社会人になると自分だけではなく、所属している企業などにもその影響が及びます。
つねに、企業人として自分の行動の責任が問われるので、責任感を持って勤務できる人が重宝されるのです。
そのため、自社の評判を守るためにも、責任感のない人物を採用しようとは思いません。
もし企業から短所を聞かれたとしても、責任感がないこととは答えないようにしましょう。
忍耐力
企業の業務では、忍耐力が求められる場合も多いです。
新卒で働き始めると、業務上分からないことがあったり、失敗が多かったりと、仕事が厳しく感じることもあります。
しかし、そこで諦めてしまうのではなく、粘り強く努力して成長できるような人材こそが重宝されるのです。
資格試験に向けて努力したり、叱られてもへこたれたりせず、自分の糧にした経験などがあれば、強みとして活用できるでしょう。
ただし、耐えすぎて溜め込んでしまいがちになると、すり減ってしまう可能性があります。
適度に発散できることも、盛り込むのがおすすめです。
向上心
社会人として働くうえで、向上心も欠かせないマインドです。
企業の一員として、貪欲な成長意欲がある人は評価されます。
業績を上げるために、どのようなことをするべきなのか考え、しっかり実行に移せなければ社会人としての成長は有り得ません。
現状に満足することなく、より良い状態を目指すためにできることを何でも行う意欲が、社会人には必要なのです。
所属している社員に向上心がなければ、その企業の事業は先細りしてしまいます。
事業を拡大していくためにも、社員一人ひとりの向上心が求められるのです。
主体性
エントリーシートを作成する際に、主体性も強みとして活用できます。
社会では、自ら仕事に注力できる人材が求められるためです。
どれだけ仕事を任されたとしても、それを他人事と捉え、問題の解決を他人任せにするような人物は信用できません。
また、そのような人物は、自分からできることや仕事を探すこともないでしょう。
しっかり主体性を持っていれば、自分にできることはないか責任を持って探し出し、業務を進めてくれます。
そのため、企業は主体性がある人材を必要としているのです。
発信力
企業人として働くうえで、情報の発信力も重要なスキルです。
自分の仕事について外部に適切に分かりやすく伝えられる人は、重宝されます。
例えば、上司に自分の仕事の進捗を報告したり、部署間で連携するためにどのような仕事をしているか伝えたり、広報として社内のことを発信したりと、このスキルを活用できる場面はさまざまです。
発信力が弱いと、仕事について理解が得られず連携が進まなかったり、企業間の取引がうまくいかなくなったりします。
傾聴力
営業活動や窓口業務を担当する場合、傾聴力を求められる場合が多いです。
そもそも、社内外を問わず、いろいろな人の話をしっかり聞ける人は、評価される傾向にあります。
きちんと話を聞いてくれず、発言を遮ってきたりするような人物と、一緒に働きたいと感じる人はそういません。
とくに、営業をかけられた顧客の場合は、そのような対応を不快に感じ、取引が成立しない可能性が高いです。
そのため、しっかり相手の話を聞いて、理解するための傾聴力が求められます。
挑戦心
基本的に、企業はチャレンジブルな人材を求めています。
経験がないことに対しても、怖気付くことなく挑戦できる人は成長が早いとされ、重宝される可能性が高いです。
企業に所属する個人の業務上の成長は、企業そのものの成長でもあります。
成長が早い人材はどんどん企業に貢献してくれるため、企業の業績アップに寄与してくれるでしょう。
そのため、どんなことにも恐れず挑戦できる心を持っている人材は、企業にとって非常にほしい人材となります。
継続力
社会人として、継続力も非常に重要です。
一度は入社したとしても、すぐに仕事を辞めてしまうような人物では話になりません。
逆に、入社してから長く働いてくれるような人は、トータルの貢献度も高くなり、企業から重宝されます。
強みとしてアピールするならば、長くアルバイトを続けた経験や趣味に関する努力、資格の取得に関する長期間の学習など、何かを長期にわたって続けたエピソードを選ぶと良いでしょう。
1つのことをコツコツ続けることは、その分野における専門性を高めるため、企業にとっても望ましいのです。
【ESでの強みの書き方とは】例文紹介
エントリーシートに強みを書くための例文についてご紹介します。
強みの内容によって、どのようなエピソードを選ぶべきかは異なり、それらは自分の言葉で表現する必要があります。
しかし、先に実際の文章をチェックしておいたほうが、どのような形で文章を作成したら良いのかが分かりやすいです。
自分で文章を作成する前に、さまざまな強みに対する例文を確認して、おおまかな文章の流れや書き方を把握しておきましょう。
ただし、書かれている内容を丸写しするのは推奨できません。
論理的思考力
例文
私の強みは、課題を解決するための論理的思考能力です。
この強みは、学生時代のサークル活動において発揮されました。
大学で、私はバスケットボール部のマネージャーをしており、大会への出場に向けて選手のサポートをしていました。
その中に、プレイでの活躍の場が少なく悩んでいる選手がおり、相談を受けたことがあります。
そこで私は、その選手の普段の練習や試合での動きをチェックして、不足している練習メニューを導き出して提案を行いました。
その練習をやってもらった結果、その選手は試合でも活躍できるようになり、チーム内のMVPに選ばれることも多くなりました。
この強みを活かし、貴社への入社後は改善すべき問題をしっかり分析し、課題の解決に向けて努力したいと考えております。
協調性
例文
私の強みは、チーム内の和を保つための協調性です。
この強みは、学生時代のゼミで発揮されました。
私の所属していたゼミでは、数人の学生でまとまって研究を行っていました。
しかし、一部の学生が意見の違いから対立してしまい、研究が進まなくなったことがあります。
そこで、私は持ち前の協調性を活かしてお互いの不満を聞き出し、折衷案を出して納得してもらうことで、そのトラブルを乗り越えました。
結果として研究は再開され、教授から与えられた期限までに必要なプロセスを完了して、成果を上げられました。
貴社への入社後は、この強みを活かしてチームメンバーの和を保ち、滞りなく協力して業務を遂行できる環境を整えたいと考えております。
コミュニケーション能力
例文
私の強みは、どんな相手ともすぐに打ち解けられるコミュニケーション能力です。
この強みは、学生時代のインドへの留学で発揮されました。
私は語学学習のために、大学2年生のときにインドのニューデリーに留学しました。
はじめは、うまく現地の言葉を話すことができませんでした。
しかし、そこでまごついていては学習にならないと考え、拙いながらに現地の学生にたくさん話しかけ、ボディランゲージも含めてどんどんコミュニケーションを取りました。
結果的に、現地で友人をたくさん作ることができ、言語についてもたくさんアドバイスをもらえるようになったのです。
この経験を活かして、貴社への入社後も周りの方とどんどんコミュニケーションを取り、プロジェクトに協力してもらえるよう打ち解けていきたいと考えております。
柔軟性
例文
私の強みは、トラブルに対する柔軟性です。
この強みは、学生時代のアルバイトで発揮しました。
学生時代、私はスーパーマーケットでアルバイトをしていました。
大学3年生のとき、日用品の発注を任されていたパートの方が、桁を間違えて商品を発注してしまい、大量に商品を入荷してしまったことがあります。
その際、私は持ち前の柔軟性を発揮して、店長に特設売り場の作成を提案しました。
商品の活用方法を手書きのPOPに書くなどして、お客様に訴求したのです。
結果的に、発注された商品は2日で捌くことができ、店長からもお褒めの言葉をいただきました。
貴社への入社後も、この強みを活かして、現場で発生した突発的なトラブルを解決できるように努めたいと考えております。
提案力
例文
私の強みは、自分の計画を採用してもらうための提案力です。
この強みは、学生時代のイベント運営で発揮されました。
大学3年生のとき、私は学園祭の実行委員として活動していました。
そのとき、ステージでのイベントに招待する芸能人を決めることになり、実行委員みんなで意見を出し合ったことがあります。
私は、地域にゆかりのあるミュージシャンの方を呼びたいと考え、その方の芸歴や地域との関わりを徹底的に調べ、ほかのメンバーにプレゼンテーションを行い、見事そのミュージシャンの方を呼ぶことができました。
この経験と強みを活かし、貴社への入社後も意見のプレゼンテーションのための事前準備を入念に行い、提案を採用していただけるよう努力したいと考えております。
行動力
例文
私の強みは、状況の打開に積極的に動く行動力です。
この強みは、学生時代の卒業研究で発揮しました。
大学3年生から4年生にかけて卒業研究を行っていたとき、考察に必要なデータが足りなくなったことがありました。
当時の大学の設備では、すぐにそのデータを集めることができませんでした。
関連する分野を扱っている研究所にしかデータがないことが分かり、すぐにその研究所に連絡を取ってデータを送ってもらったのです。
問題に気付いてから迅速に行動に移したため、素早く必要なデータを回収でき、無事に卒業研究を完成させて論文の形にできました。
この強みを活かし、貴社への入社後も自ら素早く行動を起こし、課題の解決に尽力したいと考えております。
計画性
例文
私の強みは、課題を確実に遂行する計画性です。
この強みは、学生時代の学業において発揮されました。
大学2年生のとき、当時履修していた授業において、期限の近いレポートを5つ出されたことがあります。
文字数も1つあたり2,000、合計で10,000文字とボリュームがあったため、すべて書ききるためにどれくらいの時間が必要なのかを計算しました。
情報収集に必要な時間も合わせて、期限の2日前までには完成できるよう計画を立てたのです。
計画にしたがってレポートを作成したところ、ぴったり期限の2日前までに各レポートを完成させ、無事に提出できました。
この強みを活かし、貴社への入社後もいつまでに仕事を終わらせなければならないのか、どれだけ時間がかかるのかを計算して計画を立て、確実に仕事を遂行できるよう努めたいと考えております。
責任感
例文
私の強みは、仕事を最後まで投げ出さない責任感です。
この強みは、学生時代のアルバイトで発揮されました。
私は学生時代、深夜帯まで営業している飲食店で働いていました。
もともと私のシフトは深夜帯ではなかったのですが、ある日私の後に交代で出勤するはずだった方が、高熱によって出勤できなくなったことがあります。
その際、本部から社員の方が都合をつけて応援に来てくださるまで、3時間ほど時間を延長して1人で店舗を切り盛りしました。
たまたまお客様の出入りが多い日だったのですが、最後まで自分の業務をやりきり、応援に来てくださった社員の方と無事に交代できました。
貴社への入社後も、この強みを活かして任された業務に対し、責任を持って最後まで務めたいと考えております。
忍耐力
例文
私の強みは、辛いと感じることにも耐えて結果を出す忍耐力です。
この強みはを発揮したのは、学生時代の部活動の経験です。
私は学生時代、ブラスバンド部に所属していました。
大学に入ってから始めて楽器に触れたため、経験者の人と比べて演奏に必要な肺活量を身につけられておらず、まずはトレーニングから行う必要がありました。
私は毎日走り込みを続け、大学1年生の終わり頃にはなんとか楽器を吹けるようになり、3年生までにはレギュラーメンバーとして、演奏に参加できるようになるまで成長したのです。
走り込みは辛かったのですが、諦めずに続けて良かったと感じています。
貴社への入社後も強みを活かして、スキルや能力に不足があった場合は、それを身につけられるまで努力したいと考えております。
向上心
例文
私の強みは、1つの結果に満足せず、さらに上を目指す向上心です。
この強みは、学生時代に行っていた趣味の油絵で発揮しました。
私は高校生の頃から大学時代までずっと油絵を描いており、何度もコンクールに応募しています。
大学1年生のとき、応募したコンクールで入賞でき、多くの人に自分の絵を見てもらえる機会を持つことができました。
しかし、この結果に満足してはいけないと感じ、技術面での研鑽や構図の研究を重ね、単なる入賞ではなく優秀作品としての受賞を目指したのです。
結果として、大学3年生の終わりに開催されたコンクールでは、最優秀作品としての賞をいただくことができました。
貴社への入社後も、この強みを活かしてより高みを目指し、たくさんの結果を出したいと考えております。
主体性
例文
私の強みは、自らやるべきことを探し出す主体性です。
この強みは、学生時代のボランティア活動で発揮されました。
大学2年生のとき、発生した災害の支援のために、ボランティアとして参加した経験があります。
現場は非常に慌ただしく、誰かの指示を待っていては、満足な活動が行えない状況でした。
そのため、私は周りを見渡して、助けが必要そうなところを探しました。
作業が完了次第、次に手助けが必要なところを探し出して参加するといった行動を繰り返し、主体的にやるべきことを探したのです。
結果的に、周りのボランティアの方からも「よく働いてくれて助かる」という評価をいただけました。
貴社への入社後は、この強みを活かして自分がやるべき仕事を見つけ、現場のお役に立ちたいと考えております。
発信力
例文
私の強みは、自分のやっていることを広く伝えるための発信力です。
この強みは、学生時代のサークル活動で発揮されました。
私は大学の天文学サークルに所属しており、現在その広報担当としてWebサイトの管理を任されております。
大学2年生のとき、サークルメンバーの数が少なく、存続の危機に陥ったことがありました。
そこで、私はWebサイトで自分たちの活動について、積極的に発信しました。
それをSNSでも宣伝して、周りの学生に興味を持ってもらえるように努め、翌年の新入生歓迎会でもサークルの宣伝を行ったのです。
その結果、大学3年生のときには新入部員が10名に増え、サークルは解散の危機を免れました。
この強みを活かし、貴社への入社後はしっかり自分の業務について必要な情報を発信し、部署間の連携に役立てたいと考えております。
傾聴力
例文
私の強みは、他者の話をじっくり聞き取れる傾聴力です。
この強みは、学生時代のアルバイトで培いました。
私は学生時代、電話相談窓口でアルバイトをしていました。
さまざまな方から電話でご相談を受けたものの、中にはご自身の中で話をまとめられていないままご相談いただくケースもあり、その場合は根気良くお話を伺う必要があったのです。
そのため、相手の方が自分の言いたいことをまとめられるまでじっくり耳を傾け、結論が出るまで何十分も対応を行いました。
結果的に、お客様には満足していただくことができ、私自身の聞く力も成長できたと感じています。
貴社への入社後は、この力を活用して窓口業務にあたり、地域の方のお話を伺いながら、適切な対応を行えるよう努めたいと考えております。
挑戦心
例文
私の強みは、これまで経験したことのないことに、積極的にチャレンジできる挑戦心です。
この強みを発揮したのは、学生時代のインターンシップでの経験です。
大学3年生のとき、貴社のインターンシップに参加し、業務の一部を任せていただいたことがあります。
はじめは、アルバイトでもやったことがあるような作業がメインでしたが、後半はより責任が重く、これまでにやったことがない業務を任せていただきました。
私は、これを自身の成長の機会と捉え、臆することなく挑戦し、分からないことは逐一確認しながら失敗しないよう仕事を進めました。
結果として、一緒に参加したメンバーの中で、一番大きな成果を上げられたのです。
貴社への入社後は、この強みを活かして、まだやったことがない業務にもどんどん挑戦していきたいと考えております。
継続力
例文
私の強みは、目標を達成するまで努力を続ける継続力です。
この強みを発揮したのは、学生時代の資格取得です。
私は学生時代、簿記の資格を取得しようと考え、試験に向けて勉強を始めました。
入学したての頃は、資格の名前だけ知っていたものの、詳しい情報は知らなかったため、時間をかけて勉強する必要がありました。
大学1年生の夏から学習を始め、毎日コツコツと勉強を続けた結果、大学3年生のときには簿記2級の資格を取得できたのです。
この経験から、目標を達成するまでに途切れず、努力を続けることの大切さを学びました。
貴社への入社後は、この強みを活かして業務にあたり、成果を上げられるまで努力を続けて、必ず貢献できるよう努めたいと考えております。
【ESでの強みの書き方とは】NG例文紹介
エントリーシートに強みを書くうえで、避けるべきNG例文についてご紹介します。
強みを書く際は、内容を分かりやすくしてマナーを身につけていることをアピールするためにも、適切な構成で文章を組み立てる必要があるのです。
また、構成を守っていても、内容の描写が不十分な場合は、伝えたいことがしっかり伝わりません。
したがって、例文のどのような点が問題なのかを把握したうえで、ESを作成しましょう。
今回は、NGな例文を2つご紹介します。
結論ファーストでない
私は学生時代、100円ショップでのアルバイトを行っていました。
そこではさまざまな業務を覚える必要があり、大学に入るまでアルバイトをしていなかった私は、仕事を覚えるのに苦労しました。
私はなるべく先輩に積極的に話しかけ、仕事を覚えられるよう分からないことをどんどん質問し、自分でも考えて行動に移したのです。
そのため、アルバイトを始めてから2ヶ月程度でおおむね仕事を覚えられ、ほかの従業員と並んで店舗に貢献できるようになりました。
仕事を覚えるために努力をしなかったら、この結果はなかったと思っています。
このことから、私は自分の強みは努力できることです。
貴社への入社後はこの強みを活かして、業務を覚えたいと考えております。
この例文では、冒頭に結論ではなく、エピソードを持ってきてしまっています。
そのため、結論が分かりにくくなっており、最後まで読むのが苦痛な構成です。
シンプルに分かりやすく情報を伝えるためには、結論ファーストで文章を作成しなければなりません。
強みをアピールする際は、きちんと冒頭に結論を配置し、何を伝えたいと考えているのかはっきり明示する必要があります。
エピソードや結論以外のパートから始めてしまうと、内容がまとまらなくなるため注意しましょう。
具体性に欠けている
私の強みは、分析する力です。
この強みは、学生時代のアルバイトで発揮されました。
私は、大学1年生のときから地元の居酒屋で働いており、ある日店舗で大きなトラブルが発生したのです。
私はそのトラブルを解決するために何が起きているのか、どうすべきなのかといった課題を分析し、解決策を提案して実行に移しました。
その結果、トラブルは無事に解決でき、店長やほかの従業員の方からも感謝されました。
この経験から、課題を解決するためには、しっかり問題を分析することが大切だと感じています。
問題を分析して解決策を考えれば、必ず発生したトラブルを解決できるはずです。
貴社への入社後も、この強みを活かして貴社で活躍したいと考えております。
この文章は、全体的に状況の詳細な描写に欠けており、具体性がありません。
実際にどのようなトラブルが発生したのか、問題のどのような部分を分析したのか、提案した解決策はどのようなものか、どういった形で解決できたのかを描写する必要があります。
また、最後の貢献に関しても、どのような形で活躍するつもりなのか具体的に書かれておらず、伝わりにくいです。
エピソードや貢献に関しては、その場にいなかった人でも情景を想像できるよう、具体的に描写しましょう。
【ESでの強みの書き方とは】完成度を高めるには
ここからは、エントリーシート用に強みの草案を作成した後、清書までに完成度を高める方法をご紹介します。
草案を作成した際は、すぐに清書に移るのではなく、内容や文面をチェックすることが大切です。
真っ先に清書して急いで提出してしまうと、誤字脱字や内容の粗さがそのままになってしまう可能性があります。
そのような文章では、企業からの信頼性が低くなってしまい、内定が遠のいてしまうでしょう。
文章の完成度を高めるために何をしたら良いのか、詳しく見ていきましょう。
声に出して読んでみる
エントリーシートに記入する強みの草案が作成できたら、声に出して文章を読んでみましょう。
目で見てチェックもできますが、流し見するだけだと、誤字脱字などのミスを見落としやすくなります。
そこで、実際に声に出して読むと、よりじっくり文章を確認することにつながるため、改善点が見えてくるのです。
また、面接で強みを回答するための練習にもなります。
口頭で強みを説明するために、どのような部分に気をつけたら良いのかもチェックできるため、目で見るだけではなく、声に出して読むのがおすすめです。
また、エントリーシートを提出した後も読み込んで面接の練習ができるよう、必ず書類のコピーを取って手元に控えを残しておきましょう。
他の人に添削してもらう
自分で草案を確認して、一通りミスがないかチェックしたら、次は自分以外の人にも確認してもらいましょう。
自分ではない別の人の視点を借りることで、文章に対する先入観のない第三者の目から、誤字脱字をはじめとするミスなどを発見してもらえます。
また、前提知識を持つ自分にとっては分かりやすいものの、そうでない人にとっては分かりにくい部分に対するアドバイスももらえるでしょう。
さらに、面接の練習も1人でやるのではなく、面接官役を誰かにやってもらったほうが、本番の状況を再現できてはかどります。
添削を依頼するときは、家族や友人など自分をよく知っている人物や、指導教員や大学のキャリアセンターの方など、さまざまな人を頼るのがおすすめです。
就活エージェントに相談してみよう
エントリーシートに強みを書かなければならないのに何も思い浮かばない場合は、就活のプロである就活エージェントに相談してみると良いでしょう。
「ジョブコミット」であれば、どのような強みが使えそうか、どのように文章を組み立てたら良いのかについて、的確なアドバイスが受けられます。
作成した草案の添削もしっかり行ってもらえるため、企業に提出する書類の完成度を高めることが可能です。
また、自分と相性の良い企業を紹介してもらえたり、面接対策を行ってもらえたりします。
さらに、就活が終わって入社準備をする際もサポートを受けられ、就活全体における包括的な支援を期待できるのです。
エントリーシートの作成に限らず、就活で悩みがある場合は、迷わず頼ると良いでしょう。
ジョブコミットに登録する場合は、こちらからどうぞ。
おわりに
エントリーシートの強みは、自己分析と企業研究の結果をもとして、効果的な組み合わせでアピールする必要があります。
企業に対してアピールするべき強みやエピソードの選択を誤ると、十分な効果を発揮しません。
選ぶべき強みに悩んだ場合は、就活エージェントに相談してみると良いでしょう。
実際に文章を作成する際は、分かりやすく伝えられる構成を使用するのがおすすめです。
書類作成のポイントをおさえ、内定に近づけるよう工夫しましょう。